JP3423583B2 - 輸送荷物の荷積み台 - Google Patents

輸送荷物の荷積み台

Info

Publication number
JP3423583B2
JP3423583B2 JP21047597A JP21047597A JP3423583B2 JP 3423583 B2 JP3423583 B2 JP 3423583B2 JP 21047597 A JP21047597 A JP 21047597A JP 21047597 A JP21047597 A JP 21047597A JP 3423583 B2 JP3423583 B2 JP 3423583B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
columns
loading platform
horizontal member
horizontal
truck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21047597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1148855A (ja
Inventor
仁吉 合澤
Original Assignee
仁吉 合澤
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 仁吉 合澤 filed Critical 仁吉 合澤
Priority to JP21047597A priority Critical patent/JP3423583B2/ja
Publication of JPH1148855A publication Critical patent/JPH1148855A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3423583B2 publication Critical patent/JP3423583B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Of Machine Parts And Wound Products (AREA)
  • Pallets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、輸送される荷物を
積み込むために使用する荷積み台に係り、例えば、トラ
ックの荷台やコンテナの内部に設置されて使用されるも
のである。
【0002】
【背景技術】室内機と室外機からなるセパレート型の空
気調和機をリース契約、レンタル契約の対象物とし、こ
の空気調和機を例えば建築現場の仮設事務所等の建物に
トラックで運ぶ場合、あるいは、老朽化した空気調和機
を処理場所にトラックで運ぶ等の場合には、従来におい
て、複数の空気調和機を上下に積み重ねてトラックの荷
台に積載すると、空気調和機の外側ケーシングの強度は
それ程大きくなく、変形、破損するおそれがあるため、
トラックの荷台に空気調和機を上下に積み重ねずに平積
みして運んでいた。また、新品の空気調和機、あるいは
中古品の空気調和機であって再利用されるものについて
は、輸送中に損傷するのを防止するため梱包箱に入れる
等して梱包することが必要であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これによると、もとも
と空気調和機の室内機、室外機は大きな体積を有するも
のであるため、1台のトラックで輸送できる空気調和機
の台数は少なくなり、このため、従来では高い輸送効率
を得られず、結果的に輸送コストが高くなってしまうと
いう問題が生じていた。
【0004】本発明の目的は、空気調和機等の輸送荷物
をトラック等で輸送する場合、輸送荷物を同時に多数積
載できるようになり、輸送効率を高めることができる輸
送荷物の荷積み台を提供するところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る輸送荷物の
荷積み台は、前後方向と左右方向に少なくとも2本ずつ
間隔を開けて設けられた支柱と、左右方向に対向配置さ
れた2本の前記支柱の間に架設される水平材と、2本の
前記水平材に支持される棚とを有し、輸送荷物が載せら
れるこの棚は、下地材と、この下地材の上に敷設固定さ
れた面材とからなり、それぞれの前記水平材は前後方向
に突出固定された受け材を備えており、これらの受け材
に前記下地材の端部が嵌合されることによって前記棚は
前記水平材に取り外し自在に支持され、前記受け材が輸
送荷物が立て掛けられる側とは反対側となっている前記
水平材は、前記受け材の向きを逆にして前記2本の支柱
に架設可能となっていることを特徴とするものである。
【0006】この輸送荷物の荷積み台によると、棚の下
と棚の上とに輸送荷物を上下に段積みできるため、同時
に多数の輸送荷物を運ぶことができ、輸送効率を向上さ
せることができる。また、輸送荷物は梱包箱に入れる等
して梱包しなくてもよい。
【0007】ここで、前記水平材を介して前記支柱に支
持される棚は1個でもよく、上下に離れた複数個でもよ
い。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】前記水平材は互いに対向する2本の支柱に
直接かつ固定的に、あるいは直接かつ支柱に対して高さ
位置調整自在に架設してもよく、また、支柱に高さ位置
が異なって複数設けるブラケットあるいは支柱に対して
高さ位置調整自在に設けるブラケットを介して水平材を
2本の支柱に架設してもよい。
【0016】本発明に係る輸送荷物の荷積み台は荷物を
輸送するための任意な輸送手段に適用でき、その一例は
トラックであり、また他の例はコンテナである。荷積み
台をトラックに適用する場合には、荷積み台はトラック
の荷台に設置され、コンテナに適用する場合には、荷積
み台はコンテナの内部に設置される。
【0017】荷積み台をトラック、コンテナに適用する
場合において、荷積み台を構成する前記支柱をトラック
の荷台、コンテナに固定的に結合することにより、荷積
み台をトラックの荷台、コンテナと一体化されたものと
してもよく、また、支柱等からなる荷積み台をトラック
の荷台、コンテナとは別になった個別体として形成し、
トラックの荷台、コンテナの内部に搬入、搬出自在とし
てもよい。
【0018】本発明に係る荷積み台は任意な荷物を輸送
するために利用でき、例えば、空気調和機、パソコン、
その他冷蔵庫等の家庭電器製品である。空気調和機は室
内機と室外機からなるセパレート型でもよく、非セパレ
ート型でもよい。
【0019】また、本発明に係る荷積み台は任意な場所
から任意な場所に荷物を輸送するために利用でき、例え
ば、リース契約、レンタル契約の対象物を倉庫から契約
相手先へ、またはこれの逆へ、製造工場から販売店等
へ、老朽化した物品を廃棄等する処理場所へ、リサイク
ルされる物品を再使用する場所へ等である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る荷積み台
10が荷台2に設置されたトラック1の全体側面図で、
図2はその平面図、図3は縦断面図である。荷積み台1
0は図2で示す合計8本の支柱11〜18を含んで形成
され、これらの支柱11〜18は、図3に示されている
ように、トラック1の荷台2の左右の側壁(「アオ
リ」)3にボルト4、ナット5で垂直に固定されてい
る。これらの支柱11〜18は、ボルト4、ナット5に
よらず、締付具等の取付部材で左右の側壁3に取り付け
てもよい。図2に示されている通り、支柱11〜14お
よび15〜18は各1列をなして前後方向に間隔を開け
て配設され、各列における支柱11と15、12と1
6、13と17、14と18は、左右方向に間隔を開け
て互いに対向している。
【0021】それぞれの支柱11〜18は同じ長さにな
っているとともに、図3に示されているように、互いに
対向している側面にはブラケット19が溶接等で固設さ
れており、このブラケット19は、図4で明らかなよう
に、両側部19Aと底部19Bとを有する上向きに開口
した縦断面コ字形状である。ブラケット19はそれぞれ
の支柱11〜18について複数個あり、1本の支柱に高
さ位置が相違して設けられているこれらのブラケット1
9は、それぞれの支柱11〜18では互いに同じ高さ位
置で配置されている。このため、全部の支柱11〜18
は同じ形状、構造となっている。
【0022】左右方向に間隔を開けて対向配置されてい
る2本の支柱には水平材20が架設され、この水平材2
0は、本実施形態では左右方向に間隔を開けて対向配置
されている2本で1組をなす支柱は11と15、12と
16、13と17、14と18の4組あるため、図2に
示されている通り合計4本ある。それぞれの水平材20
は2本で1組をなす支柱の間隔と対応した長さを有し、
その両端部が、図4に示すように、これら2本の支柱の
同じ高さ位置に設けられているブラケット19に嵌合さ
れ、そしてボルト21、ナット22でブラケット19に
結合されることにより、2本の支柱間に掛け渡されるよ
うになっている。
【0023】それぞれの水平材20は、支柱11〜1
4、15〜18の並び方向である前後方向に突出固定さ
れた受け材23を備えており、この受け材23はブラケ
ット19と同じく両側部23Aと底部23Bを有する上
向きに開口した縦断面コ字形状である。また、受け材2
3は水平材20の長さ方向に複数個設けられているとと
もに、それぞれの水平材20における受け材23の配置
位置は同じである。このため、全部の水平材20は同じ
形状、構造となっている。
【0024】前記荷積み台10は、以上の支柱11〜1
8と水平材20の他に、棚24を含んで形成されてい
る。この棚24は、合計8本の支柱11〜18のうち、
互いに隣接している前後方向と左右方向の各2本の支柱
11,12,15,16に水平材20を介して支持され
るものとなっている。このため、棚24の前後寸法は支
柱11と12間、15と16間の寸法と対応し、棚24
の左右寸法は支柱11と15間、12と16間の寸法と
対応している。
【0025】棚24は、図4で明らかなように、骨組み
材である下地材25と、その上に敷設固定された面材2
6とからなり、下地材25は前後方向と左右方向に延
び、前後方向に延びる複数の下地材のうち、左右両端を
除いた下地材における前後両方の端部25Aは面材26
から突出している。この突出端部25Aを支柱11と1
2間、15と16間に架設した水平材20の受け材23
に嵌合することにより、棚24は水平材20を介して4
本の支柱11,12,15,16に支持されるようにな
っている。
【0026】前記荷積み台10は、トラック1に積載さ
れる全部の輸送荷物を覆うための図1、図3で示されて
いる幌27を有している。この幌27は、細径のパイプ
材等による線材で形成された前後方向と左右方向に延び
る骨組み材28と、この骨組み材28および前記トラッ
ク1の側壁3から上方に突出している支柱11〜18の
全体を覆う防水シート29(図1参照)とからなり、骨
組み材28は、トラック1の運転席の屋根まで達してい
る前方延長部28Aを備え、図2にはこの前方延長部2
8Aだけが想像線で示されている。
【0027】骨組み材28は支柱11〜18と同じ本数
の下向きに延びる脚部28Bを有し、これらの脚部28
Bの下端には、図3で示されている支柱11〜18の上
端に被せられる蓋部30が設けられ、これらの蓋部30
が支柱11〜18の上端にボルト31、ナット32で結
合されることにより、骨組み材28が支柱11〜18に
固定されるようになっている。
【0028】次ぎに、荷積み台10を使用して輸送荷物
をトラック1の荷台2に積載し、輸送する場合の作業を
説明する。輸送荷物には、図1、図2で示した上下寸法
の小さい荷物Aと、上下寸法の大きい荷物Bとがある。
上下寸法の小さい輸送荷物Aは、セパレート型空気調和
機の壁掛け式室内機や天井吊り式室内機、さらには室外
機等であり、上下寸法の大きい輸送荷物Bは、業務用セ
パレート型空気調和機の床置き式室内機等である。
【0029】先ず、8本の支柱11〜18をトラック1
の側壁3にボルト4、ナット5あるいは前記締付具等の
取付部材で垂直に立てて固定し、この後、2本ずつ左右
方向に離れて対向している4組の支柱11と15間、1
2と16間、13と17間、14と18間に水平材20
を掛け渡し、これらの水平材20の両端部を支柱11〜
18のブラケット19に嵌合し、ボルト21、ナット2
2で固定する。この固定状態が図5で示されている。
【0030】なお、4組の支柱11と15間、12と1
6間、13と17間、14と18間に水平材20を掛け
渡す際、支柱11と15間および支柱12と16間に架
け渡す2本の水平材20は、これらの支柱11,12,
15,16に設けられている複数のブラケット19のう
ちの輸送荷物Aの上下寸法よりも高い位置にあるブラケ
ット19に両端部を嵌合する。一方、支柱13と17間
および支柱14と18間に架け渡す残りの2本の水平材
20については、これらの支柱13,14,17,18
に設けられている複数のブラケット19のうちの輸送荷
物Bの上下寸法よりも低い位置にあるブラケット19に
両端部を嵌合する。
【0031】次いで、支柱11と15間および支柱12
と16間に架設された2本の水平材20の受け材23に
棚24の下地材25の端部25Aを嵌合し、これによ
り、棚24を互いに隣接する2本の水平材20とブラケ
ット19を介して4本の支柱11,12,15,16に
支持させる。水平材20の受け材23に棚24の下地材
25の端部25Aを嵌合した状態が、図6に示されてい
る。
【0032】この後、図1に示されているように、棚2
4の下のトラック1の荷台2の上に輸送荷物Aを載せる
とともに、棚24の上にも輸送荷物Aを載せ、これらの
輸送荷物Aをゴムひもやロープ等で支柱や棚、水平材等
に結び付ける。また、支柱13と17間および支柱14
と18間に架設された2本の水平材20には、輸送荷物
Bを立て掛け支持させ、この輸送荷物Bを水平材20や
支柱にゴムひもやロープ等で結び付ける。
【0033】なお棚24を互いに隣接する2本の水平
材20とブラケット19を介して4本の支柱11,1
2,15,16に支持させる作業は、トラック1の荷台
2に輸送荷物Aを載せた後に行ってもよい。また、支柱
13と17間および支柱14と18間に2本の水平材2
0を架設する際には、これらの水平材20に設けられて
いる受け材23が、輸送荷物Bが立て掛けられる側とは
反対側となるようにする。
【0034】以上の作業後、支柱11〜18の上端に幌
27の骨組み材28を取り付け、そして骨組み材28に
防水シート29を被せて紐等で結合する。
【0035】以上の本実施形態によると、トラック1の
荷台2に設置される荷積み台10は支柱11,12,1
5,16で支持される棚24を有しているため、トラッ
ク1には、棚24の下の荷台2上と、棚24の上とにお
いて輸送荷物Aを積載できるようになり、体積は大きい
が外側ケーシングの強度が小さくて上下に積み重ねるこ
とができない空気調和機等でも、上下に段積みした状態
で輸送できるため、輸送効率を高めることができる。ま
た、輸送荷物は梱包箱等で梱包しなくてもよい。
【0036】また、支柱11,12,15,16には高
さ位置が異なる複数のブラケット19が設けられている
ため、ブラケット19に水平材20を介して支持される
棚24の高さ位置はブラケット19の選択によって変更
でき、輸送荷物の上下寸法や形状等に応じて棚24の高
さ位置調整を行うことにより、上下寸法等が異なる各種
輸送荷物を積載できるようになる。
【0037】さらに、複数の棚24と、これらの棚24
を受け材23で受けるための複数の水平材20とを用意
しておくことにより、同じ支柱11,12,15,16
に複数の棚24を高さ位置を異ならせて支持させること
が可能になるため、一層多くの輸送荷物を積載できるよ
うになる。
【0038】また、支柱には、棚24を支持するための
支柱11,12,15,16だけではなく、輸送荷物B
を立て掛ける水平材20を支持するための支柱13,1
4,17,18もあるため、上下寸法の小さい輸送荷物
Aだけではなく、上下寸法の大きな輸送荷物Bもトラッ
ク1の荷台2に積載して輸送できるようになる。
【0039】特に、本実施形態によると、上下寸法の小
さい輸送荷物Aと上下寸法の大きい輸送荷物Bは、同じ
形状、構造の8本の支柱11〜18と、同じ形状、構造
の少なくとも4本の水平材20とを使用してトラック1
の荷台2に積載でき、このため、多種類の輸送荷物を積
載して輸送できるにも拘わらず、必要な部材の種類は少
なくてすみ、この結果、本実施形態に係る荷積み台10
は、構造の簡単化と組立作業の容易化を達成できるもの
となっている。
【0040】そして、上下寸法の大きな輸送荷物Bを積
載せず、図2で示したこの輸送荷物Bの代わりに図7で
示す上下寸法の小さい輸送荷物Cを積載する場合には、
支柱13と17間、支柱14と18間に架設する水平材
20の向きを、これらの水平材20の受け材23が互い
に向かい合うように直した後、これらの水平材20に棚
24と同様な構造で形成されている棚24’を支持さ
せ、この棚24’の下のトラック1の荷台2の上と、棚
24’の上とに輸送荷物Cを載せることにより、トラッ
ク1に積む全部の輸送荷物を上下寸法の小さいなものに
できる。
【0041】一方、トラック1に積む全部の輸送荷物を
上下寸法の大きいものにする場合には、4組の支柱11
と15間、12と16間、13と17間、14と18間
に架設した全部の水平材20から棚24,24’を取り
外し、これらの水平材20に上下寸法の大きな輸送荷物
を立て掛け支持させてこの輸送荷物を水平材20等にゴ
ムひもやロープで結び付ければよい。
【0042】このように本実施形態では、棚24,2
4’は水平材20から取り外し自在になっているため、
水平材20に棚24,24’を支持させたときには、棚
24,24’の上に上下寸法の小さい輸送荷物を載せる
ことができ、水平材20から棚24,24’を取り外し
たときには、水平材20に上下寸法の小さい輸送荷物を
立て掛け支持させることができ、水平材20を兼用化に
よって上下寸法の異なる輸送荷物を輸送できる。
【0043】図8の実施形態では、図1〜図7の実施形
態における支柱11〜18の代わりとして、トラック1
の荷台2の内側に開口部を向けた溝型鋼による支柱41
が使用されている。この支柱41に設けられるブラケッ
ト49は両側部49Aと底部49Bとを有する縦断面コ
字形状であるとともに、このブラケット49の後部は支
柱41の内部に挿入され、支柱41に形成された孔50
と、ブラケット49の後部に形成された孔51とにボル
ト52を挿入し、ボルト52の突出端部にナット53を
螺合することにより、ブラケット49は支柱41に固定
される。
【0044】支柱41の孔50は高さ位置が相違して複
数個設けられており、このため、ボルト52、ナット5
3を取り外した後、ブラケット49を支柱41に沿って
スライドさせることができ、ブラケット49の孔51を
支柱41の任意な孔50と一致させると、ボルト52、
ナット53でブラケット49を孔50が設けられた支柱
41の任意な高さ位置に固定できる。
【0045】このため、ブラケット49を介して支柱4
1に支持される水平材20の高さ位置、および水平材2
0に支持される棚24,24’の高さ位置を調整でき、
トラック1の荷台2に積載する輸送荷物の上下寸法に合
わせて水平材20、棚24,24’の高さ位置を変更で
きる。
【0046】なお、同じ支柱41に複数のブラケット4
9を高さ位置を異ならせて設けてもよく、この場合に、
これらのブラケット49の全部を支柱41に対して高さ
位置調整自在とすることもできる。
【0047】図9の実施形態に係るトラック1’は、荷
台2の全体が金属製の板材で覆われて箱形になっている
タイプのもので、その内部に支柱41と、水平材20と
同様にブラケット49で支柱41に支持され、受け材2
3を備える水平材70と、棚24と同様な構造で形成さ
れた棚44等からなる荷積み台60が設置されている。
この実施形態では、上下寸法の異なる多数種類の輸送荷
物D〜Kが積載されているとともに、水平材70に立て
掛け支持されている2番目に上下寸法の大きな輸送荷物
Fの上に棚が設けられ、この棚の上にも上下寸法の小さ
い輸送荷物Eが載せられるようになっている。
【0048】図10の実施形態は、荷積み台60をコン
テナ80の内部に設置した場合である。このように、輸
送荷物を輸送するために使用される荷積み台60は輸送
手段であるコンテナ80にも適用できる。荷積み台60
をコンテナ80の内部に固定的に設置する場合には、支
柱41をコンテナ80の側板にボルト、溶接等で結合す
る。
【0049】図11は、コンテナ80の平断面図であ
る。コンテナ80の内部には、コンテナ80の扉71か
ら出入りできる通路72が形成されている。このような
通路72をコンテナ80の内部に設けるためには、長さ
の短い水平材70’を通路72の両側に配設する構造と
し、この短い水平材70’を支持するために、コンテナ
80の側壁に固定される支柱41以外に、コンテナ80
の天井と床とに両端が結合される支柱41を設ける。
【0050】以上のように荷積み台60をコンテナ80
の内部に設置し、コンテナ80をトラックや貨車、船舶
等に載せて運ぶことにより、輸送荷物を輸送元から輸送
先に直接輸送できるようになり、また、輸送元または輸
送先において、コンテナ80を、輸送荷物を内部に収納
した保管箱としても使用できるようになる。
【0051】コンテナ80をこのような保管箱として使
用する一例は、輸送荷物がリサイクル品または廃棄等さ
れる処理品であって、このリサイクル品または処理品が
出る場所に、コンテナ80の内部に所定量のリサイクル
品または処理品が収納されて溜まるまでコンテナ80を
置き、それからコンテナ80をリサイクル品を利用する
場所または処理品を処理する場所へ運ぶことである。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、輸送荷物を同時に多数
積載できるようになり、輸送効率を高めることができる
という効果を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る荷積み台が荷台に設
置されたトラックの側面図である。
【図2】同トラックの平面図である。
【図3】同トラックの縦断面図である。
【図4】棚を支柱間に架設された水平材に支持させる構
造を示す斜視図である。
【図5】図4で示された支柱のブラケットに水平材の端
部を嵌合して固定した状態を示す縦断面図である。
【図6】図4で示された水平材の受け材に棚の下地材の
端部を嵌合した状態を示す縦断面図である。
【図7】図1、図2で示された上下寸法の大きい輸送荷
物に代わって棚に上下寸法の小さい輸送荷物を載せた状
態を示す図2と同様の図である。
【図8】支柱に設けるブラケットを支柱に沿ってスライ
ド自在とした実施形態を示す図4と同様の図である。
【図9】幌付きではないトラックの荷台に荷積み台を設
置した実施形態を示す一部破断の図1と同様の図であ
る。
【図10】荷積み台をコンテナの内部に設置した実施形
態を示す一部破断のコンテナの側面図である。
【図11】図10のコンテナの平断面図である。
【符号の説明】
1,1’ トラック 2 荷台 10,60 荷積み台 11〜18,41 支柱 19,49 ブラケット 20,70,70’ 水平材 23 受け材 24,24’,44 棚 80 コンテナ A〜K 輸送荷物

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向と左右方向に少なくとも2本ず
    つ間隔を開けて設けられた支柱と、左右方向に対向配置
    された2本の前記支柱の間に架設される水平材と、2本
    の前記水平材に支持される棚とを有し、輸送荷物が載せ
    られるこの棚は、下地材と、この下地材の上に敷設固定
    された面材とからなり、それぞれの前記水平材は前後方
    向に突出固定された受け材を備えており、これらの受け
    材に前記下地材の端部が嵌合されることによって前記棚
    は前記水平材に取り外し自在に支持され、前記受け材が
    輸送荷物が立て掛けられる側とは反対側となっている前
    記水平材は、前記受け材の向きを逆にして前記2本の支
    柱に架設可能となっていることを特徴とする輸送荷物の
    荷積み台。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の輸送荷物の荷積み台に
    おいて、前記水平材は前記支柱に対して高さ位置が調整
    自在となっていることを特徴とする輸送荷物の荷積み
    台。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の輸送荷物の荷積み台に
    おいて、前記水平材を支持するそれぞれの前記支柱には
    高さ位置が異なる複数のブラケットが設けられ、これら
    のブラケットに前記水平材が選択的に支持されることに
    より、この水平材の高さ位置が調整されることを特徴と
    する輸送荷物の荷積み台。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の輸送荷物の荷積み台に
    おいて、前記水平材を支持するそれぞれの前記支柱には
    支柱に対して高さ位置が調整自在となったブラケットが
    設けられ、これらのブラケットに前記水平材が支持され
    ることによりこの水平材の高さ位置が調整自在となって
    いることを特徴とする輸送荷物の荷積み台。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の輸送荷
    物の荷積み台において、トラックの荷台に設置されてい
    ることを特徴とする輸送荷物の荷積み台。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の輸送荷
    物の荷積み台において、コンテナの内部に設置されてい
    ることを特徴とする輸送荷物の荷積み台。
JP21047597A 1997-08-05 1997-08-05 輸送荷物の荷積み台 Expired - Fee Related JP3423583B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21047597A JP3423583B2 (ja) 1997-08-05 1997-08-05 輸送荷物の荷積み台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21047597A JP3423583B2 (ja) 1997-08-05 1997-08-05 輸送荷物の荷積み台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1148855A JPH1148855A (ja) 1999-02-23
JP3423583B2 true JP3423583B2 (ja) 2003-07-07

Family

ID=16589967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21047597A Expired - Fee Related JP3423583B2 (ja) 1997-08-05 1997-08-05 輸送荷物の荷積み台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3423583B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3677004B2 (ja) * 2002-01-09 2005-07-27 隆 加藤 側面開放車の荷台構造
JP2009184528A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Kitamura Seisakusho:Kk 荷物集配車両の荷箱構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1148855A (ja) 1999-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9669773B2 (en) Rack and tray device
US8511486B2 (en) Overhead rack storage system
CN104883930B (zh) 集装箱的铺开仓储系统
US20020153747A1 (en) Full access modular utility trailer
US5273337A (en) Article rack
WO2020225755A1 (en) Vehicle stacking crate
US20020046520A1 (en) Fragile article transportation, display and storage system
JP3423583B2 (ja) 輸送荷物の荷積み台
US3506136A (en) Removable rack for cargo containers
US5544765A (en) Collapsible garment support rack
US20030049089A1 (en) Vinyl siding transport rack and method of construction
WO2021117012A1 (en) Stackable storage crate
US20030192841A1 (en) Hat and uniform caddy
US4613263A (en) Vehicle mounted shipping rack
KR20090010533A (ko) 부품 저장용 팔레트
KR200343650Y1 (ko) 화물차용 적재함
KR100556708B1 (ko) 자동차부품 저장용 조립식 팔레트
JPH07257437A (ja) トラックの収納箱構造
JP4462906B2 (ja) パレット及び住宅部材の配送方法
US6851555B1 (en) Stackable pallet bracket, package, and method
JPS581475Y2 (ja) 補助床を兼ねる煽を備えたフラツトラツクコンテナ−
JPH08318946A (ja) 浴室ユニット用部材の輸送用収納ボックス
JPH0961048A (ja) 可搬式プレハブ冷蔵庫
KR20100123282A (ko) 조립식 다변형 박스
KR0129094Y1 (ko) 텐트 하우스의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees