JP3198299U - 建築材料搬送用台車 - Google Patents

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保男 相川
保男 相川
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Abstract

【課題】大型の被搬送部材の搬送に適した建築材料搬送用台車を提供する。【解決手段】台車1は、被搬送部材を搭載可能な荷台10、荷台10の底面に設置されるキャスター14、および、荷台10に支持される箱型のフレーム100を備える。被搬送部材を荷台10に搭載するための空間はフレーム100により囲まれている。このため、被搬送部材が荷台10に搭載された状態で台車1が移動する場合、被搬送部材が荷台10から落ちることなく搬送される。台車1はさらに、フレーム100を構成する一部の部材を回転可能な状態で支持する複数のヒンジ30、その部材の回転を規制する複数のロック機構40、および、フレーム100を構成する部材同士を連結する複数の連結ファスナー50を備える。【選択図】図1

Description

本考案は建築現場等において使用される建築材料搬送用台車に関する。
マンション等の大型の建築物に関する一般的な施工方法によれば、ガラスおよびサッシが個別に建築現場に搬送され、建築物における窓の取り付け箇所の寸法が測定され、その結果に合うようにガラスが加工され、加工されたガラスとサッシとが組み合わせられる。これは、設計図上における建築物の寸法と実際の建築物の寸法とが一致しない場合でも、実際の寸法に応じて窓の寸法を柔軟に決めることを意図している。
このような施工方法では、複数枚のガラスを搬送するために専用の台車(以下では「ガラス搬送用台車」)が使用される。ガラス搬送用台車は、複数枚のガラスを搭載可能な荷台、荷台と繋がり、ガラスを支持する背もたれ、および、受台を備える。特許文献1は従来のガラス搬送用台車の一例を開示している。特許文献1に開示されるガラス搬送用台車は、上記の各要素に加え、背もたれの位置を調節するための構造をさらに備える。
特開平09−24838号公報
建築現場ではガラスを加工するための十分な環境が整わないことがある。例えば、建築現場が強風に晒される場合、または、作業のための十分なスペースが確保されない場合などが考えられる。その場合には、ガラスを加工する作業に手間がかかるため、作業効率の点から改善することが望ましい。
そのための施工方法として、建築現場にガラスおよびサッシを搬送せず、先に建築物における窓の取り付け箇所の寸法を測定し、その結果に基づいて工場等の作業環境が整えられた場所においてガラスを加工し、加工されたガラスとサッシとを組み合わせて窓を製造し、その窓を建築現場に搬送する方法が考えられる。
この施工方法によれば、ガラスよりも重量が大きい窓が建築現場に搬送される。このため、ガラスの搬送のために設計された従来のガラス搬送用台車を流用した場合には、台車の強度が不足し、窓を安定して搬送できないおそれがある。そこで、ガラス搬送用台車の強度を高め、その台車を窓の搬送に利用することが考えられるが、その場合には強度の増加にともなう台車の重量の増加により作業者の負荷が大きくなることが懸念される。
本考案の目的は大型の被搬送部材の搬送に適した建築材料搬送用台車を提供することである。
本考案に従う建築材料搬送用台車の一形態は、被搬送部材を搭載可能な荷台と、荷台の底面に設置されるキャスターと、荷台に支持される箱型のフレームとを備える。
上記建築材料搬送用台車は箱型のフレームを備えるため、ガラス搬送用台車よりも強度が高い。このため、窓および扉のような大型の被搬送部材が搭載された場合、その被搬送部材を安定して搬送できる。また、フレーム構造を備えるため、例えば強度を高めるために荷台等に代えてコンテナが搭載される場合と比較して、台車の重量が軽い。このため、建築材料搬送用台車の作業者に大きな負荷がかかりにくい。このように本建築材料搬送用台車によれば、大型の被搬送部材を搬送しやすい。
上記建築材料搬送用台車によれば大型の被搬送部材を搬送しやすい。
は実施の形態1の台車の斜視図である。 は図1の台車の底面図である。 は図1の台車の上面図である。 は図3の台車のX−X線の断面図である。 は図1の連結ファスナーの側面図である。 は分解された台車の側面図である(a:右側面、b:左側面)。 はサブフレームが取り外された台車の上面図である。 は腰窓が搭載された台車の正面図である。 は図8の台車のY−Y線の断面図である。 は掃き出し窓が搭載された台車の正面図である。 は扉が回転した台車の正面図である。 は分解された台車の正面図である。 は分解された部材が荷台に載せられた台車の正面図である。 は図13の台車の側面図である。 は分解された柱および梁の上面図である。 は図13の台車が積み重ねられた状態の正面図である。 は図16の台車の側面図である。 は実施の形態2の台車の正面図である。 は図18の台車の背面図である。 は図18の台車の上面図である。
(実施の形態1)
図1は建築材料搬送用台車の一例である台車1の斜視図である。台車1は、被搬送部材Pの一例である掃き出し窓(図10参照)を搭載可能な荷台10、被搬送部材Pを支持する背もたれ20、および、荷台10により支持される箱型のフレーム100を備える。荷台10の形状は長方形状であり、荷台10の大きさは複数枚の被搬送部材P(図10参照)を横置き可能な大きさである。被搬送部材Pの横置きとは、被搬送部材Pの長辺が荷台10の長辺に沿うように被搬送部材Pが寝かせられる搭載形態である。
被搬送部材Pを荷台10に搭載するための空間はフレーム100により囲まれている。このため、被搬送部材Pが荷台10に搭載された状態で台車1が移動する場合、被搬送部材Pが荷台10から落ちることなく搬送される。
台車1はさらに、フレーム100を構成する一部の部材を回転可能な状態で支持する複数のヒンジ30、その部材の回転を規制する複数のロック機構40、および、フレーム100を構成する部材同士を連結する複数の連結ファスナー50を備える。
図2は荷台10の底面図である。荷台10は、被搬送部材Pが載せられる板11、板11を補強する補強フレーム12、補強フレーム12に取り付けられる2枚の固定用板13、および、各固定用板13に取り付けられる複数のキャスター14を備える。補強フレーム12は、板11の縁を支持する枠12A、および、枠の間に架け渡される複数の荷台梁12Bにより構成される。各固定用板13は、それぞれ板11の長手方向の端部に取り付けられる。一対のキャスター14が一方の固定用板13に取り付けられ、別の一対のキャスター14が他方の固定用板13に取り付けられる。
図1等を参照して、フレーム100の詳細な構成について説明する。
図1に示されるように、フレーム100は、台車1の高さ方向に伸びる複数の柱200、および、複数の柱200の間に架け渡される複数の梁300を含む。複数の柱200は、荷台10の四隅に配置される第1の角柱201、第2の角柱202、第3の角柱203、および、第4の角柱204を含む。
複数の柱200はさらに、第1の角柱201と第2の角柱202との間に配置される第1の中柱211、第2の中柱212、第3の中柱213、および、第4の中柱214、ならびに、第3の角柱203と第4の角柱204との間に配置される第5の中柱215および第6の中柱216を含む。第1の中柱211、第2の中柱212、第3の中柱213、および、第4の中柱214の長さは各角柱201〜204の長さと実質的に同じである。
複数の梁300は、第1の中柱211と第2の中柱212との間に架け渡される3本の梁である第1の梁301、第2の梁302、および、第3の梁303を含む。複数の梁300はさらに、第3の中柱213と第4の中柱214との間に架け渡される3本の梁である第4の梁304、第5の梁305、および、第6の梁306を含む。複数の梁300はさらに、第2の中柱212と第3の中柱213との間に架け渡される2本の梁である第7の梁307および第8の梁308を含む。
複数の梁300はさらに、第3の角柱203と第5の中柱215との間に架け渡される2本の梁である第9の梁309および第10の梁310と、第4の角柱204と第6の中柱216との間に架け渡される2本の梁である第11の梁311および第12の梁312と、第5の中柱215と第6の中柱216との間に架け渡される第13の梁313および第14の梁314を含む。
第9の梁309および第10の梁310は一対の連結部材により連結され、一対の連結部材とともに枠を構成している。第11の梁311および第12の梁312は一対の連結部材により連結され、一対の連結部材とともに枠を構成している。
複数の梁300はさらに、第1の角柱201と第3の角柱203との間に架け渡される2本の梁である第15の梁315および第16の梁316と、第2の角柱202と第4の角柱204との間に架け渡される2本の梁である第17の梁317および第18の梁318とを含む。
複数の梁300はさらに、第2の中柱212と第5の中柱215との間に架け渡される第19の梁319と、第3の中柱213と第6の中柱216との間に架け渡される第20の梁320とを含む。第19の梁319は第7の梁307の一方の端部と連結され、その連結部分まわりで第7の梁307に対して回転可能である。第20の梁320は、第6の中柱216の端部と連結され、その連結部分まわりで第6の中柱216に対して回転可能である。
図3は台車1の上面図である。フレーム100により形成される複数の面のうち、荷台10の長辺の一方に対応する面が正面101であり、荷台10の長辺の他方に対応する面が背面102であり、荷台10の右側の短辺に対応する面が右側面103であり、荷台10の左側の短辺に対応する面が左側面104である。
第1の角柱201、第2の角柱202、第1の中柱211、第2の中柱212、第3の中柱213、および、第4の中柱214、ならびに、第1の梁301、第2の梁302、第3の梁303、第4の梁304、第5の梁305、第6の梁306、第7の梁307、および、第8の梁308は、フレーム100の正面101を形成する。
第3の角柱203、第4の角柱204、第5の中柱215、および、第6の中柱216、ならびに、第9の梁309、第10の梁310、第11の梁311、第12の梁312、第13の梁313、および、第14の梁314(図11参照)は、フレーム100の背面102を形成する。
第1の角柱201および第3の角柱203、ならびに、第15の梁315および第16の梁316は、フレーム100の右側面103を形成する。第2の角柱202および第4の角柱204、ならびに、第17の梁317および第18の梁318は、フレーム100の左側面104を形成する。
図4は図3のX−X線の断面図である。背もたれ20は、フレーム100の高さ方向に対して傾斜するように、固定具21により第5の中柱215および第6の中柱216(図7参照)に取り付けられる。荷台10と背もたれ20とのなす角θは鈍角である。
フレーム100は機能の面から大きくは8つのグループに区分される。その内容は、複数の扉410である第1の扉411および第2の扉412、中央背面支持部420、右背面支持部430、左背面支持部440、右側方支持部450、左側方支持部460、ならびに、サブフレーム470である。
図1に示されるとおり、第1の扉411および第2の扉412はフレームの正面101に配置され、被搬送部材Pがフレーム100の正面101から外側に落下することを妨げる。第1の扉411は、第1の中柱211、第2の中柱212、第1の梁301、第2の梁302、および、第3の梁303により構成される。第2の扉412は、第3の中柱213、第4の中柱214、第4の梁304、第5の梁305、および、第6の梁306により構成される。
複数のヒンジ30の1つは、第1の角柱201に取り付けられ、第1の扉411を回転可能に支持する。複数のロック機構40の1つは、第2の中柱212に取り付けられる。そのロック機構40の一部が荷台10に挿入されることにより、第1の扉411の回転が規制され、その一部が荷台10から抜かれることにより、第1の扉411の回転が許容される。
中央背面支持部420は、第5の中柱215、第6の中柱216、第13の梁313、および、第14の梁314により構成され、被搬送部材Pがフレーム100の背面102から外側に落下することを妨げる。
右背面支持部430は、第9の梁309、第10の梁310、および、これらの梁309、310を連結する一対の連結部材により構成される枠である。左背面支持部440は、第11の梁311、第12の梁312、および、これらの梁311、312を連結する一対の連結部材により構成される枠である。
サブフレーム470は、第7の梁307および第19の梁319により構成され、図5に示される連結ファスナー50により第2の中柱212と連結される。連結ファスナー50は、サブフレーム470に取り付けられるボディ51、および、第2の中柱212に取り付けられるフック52を備える。フック52がボディ51に引っ掛けられることによりサブフレーム470と第2の中柱212とが連結され、フック52がボディ51から外されることによりサブフレーム470が第2の中柱212から分離される。
図6(a)は右側方支持部450が分解された台車1の側面図である。
右側方支持部450は、第1の角柱201、第3の角柱203、第15の梁315、および、第16の梁316により構成され、被搬送部材Pがフレーム100の右側面103から外側に落下することを妨げる。図示されるとおり、第1の角柱201は2本の柱である第1の上部角柱201Aおよび第1の下部角柱201Bに分離可能である。第3の角柱203も同様に第3の上部角柱203Aおよび第3の下部角柱203Bに分離可能である。第1の下部角柱201Bおよび第3の下部角柱203Bはそれぞれ荷台10に取り付けられる。
第1の角柱201および第3の角柱203が分離されることにより、右側方支持部450は、右側方支持部本体451と第1の下部角柱201Bおよび第3の下部角柱203Bとに分離される。右側方支持部本体451は、第1の上部角柱201A、第3の上部角柱203A、第15の梁315、および、第16の梁316により構成される。
図6(b)は左側方支持部460が分解された台車1の側面図である。
左側方支持部460は、第2の角柱202、第4の角柱204、第17の梁317、および、第18の梁318により構成され、被搬送部材Pがフレーム100の左側面104から外側に落下することを妨げる。図示されるとおり、第2の角柱202は2本の柱である第2の上部角柱202Aおよび第2の下部角柱202Bに分離可能である。第4の角柱204も同様に第4の上部角柱204Aおよび第4の下部角柱204Bに分離可能である。第2の下部角柱202Bおよび第4の下部角柱204Bはそれぞれ荷台10に取り付けられる。
第2の角柱202および第4の角柱204が分離されることにより、左側方支持部460は、左側方支持部本体461と第2の下部角柱202Bおよび第4の下部角柱204Bとに分離される。左側方支持部本体461は、第2の上部角柱202A、第4の上部角柱204A、第17の梁317、および、第18の梁318により構成される。
図7を参照して、台車1の動作について説明する。被搬送部材Pを台車1に搭載するときは、作業者がサブフレーム470を、第2の中柱212および第3の中柱213から切り離す。第2の中柱212および第3の中柱213とサブフレーム470とは、連結ファスナー50(図5参照)により接続される。サブフレーム470を取り外し、作業者が第20の梁320を回転させて荷台10の上方から移動させる。ロック機構40(図1参照)を外し、第1の扉411をR1方向に移動させ、第2の扉412をR2方向に移動させる。このため、第2の中柱212と第3の中柱213とが被搬送部材Pの荷台10への搭載の障害とならず、被搬送部材Pが大きい場合でも荷台10に被搬送部材Pを搭載することができる。
第2の中柱212および第3の中柱213の移動後は、被搬送部材Pを搭載する。図8および図9を参照して、被搬送部材Pの一例である腰窓を台車1に搭載する場合を説明する。腰窓の高さの一例は1500mmである。腰窓を2列に重ねて荷台10に搭載し、背もたれ20に立てかけて固定する。固定方法の例として、固定用バンドの一例であるポリプロピレンバンドB、および、保護材の一例であるストレッチフィルムSが挙げられる。
図10を参照して、被搬送部材Pの一例である掃き出し窓を台車1に搭載する場合を説明する。掃き出し窓の高さの一例は2200mmである。掃き出し窓を横に倒し、1列に重ねて荷台10に搭載し、背もたれ20に立てかけて、ポリプロピレンバンドB、または、ストレッチフィルムSにより固定する。
図7を参照して、被搬送部材Pの搭載後の動作について説明する。作業者が第1の扉411をR1方向の逆方向に移動し、第2の中柱212をロック機構40(図1参照)により荷台10に固定する。第2の扉412をR2方向の逆方向に移動し、第3の中柱213をロック機構40により荷台10に固定する。サブフレーム470を第2の中柱212と第3の中柱213とに接続し、第19の梁319を第5の中柱215に接続し、第20の梁320を回転させてサブフレーム470と接続する。このため、フレーム100は箱型の形状に戻り、台車1が補強される。
図11を参照して、被搬送部材Pの搬送終了後に実施する台車1の分解動作について説明する。まず、サブフレーム470(図7参照)を、第2の中柱212および第3の中柱213から切り離す。次に、第1の扉411を地面と垂直な方向であるZ方向に抜いて、第1の角柱201から切り離す。同様に、第2の扉412をZ方向に抜いて、第2の角柱202から切り離す。そして、背もたれ20を固定具21(図7参照)から切り離す。右背面支持部430を、右側方支持部450および中央背面支持部420から切り離す。さらに、左背面支持部440を左側方支持部460および中央背面支持部420から切り離す。
そして、図12に示されるように、中央背面支持部420をZ方向に移動させ、荷台10から切り離す。中央背面支持部420と荷台10とは、連結ファスナー50で接続されており、連結ファスナー50を外すことにより切り離し可能である。
図6(a)に示されるように、右側方支持部本体451をZ方向に抜き、第1の下部角柱201B、および、第3の下部角柱203Bから切り離す。
さらに、図6(b)に示されるように、左側方支持部本体461をZ方向に抜き、第2の下部角柱202B、および、第4の下部角柱204Bから切り離す。
図13〜図15に示されるように、図6(a)、図6(b)、図11、および、図12にて分解されたフレーム100の部材の集合である分解された部材110を、荷台10に搭載する。搭載順の一例は、荷台10に近い順に、右側方支持部本体451と左側方支持部本体461、背もたれ20、第1の扉411と第2の扉412、右背面支持部430と左背面支持部440、および、中央背面支持部420である。分解された部材110は、ポリプロピレンバンドBにより荷台10に固定される。
図16および図17に示されるように、台車1によれば、分解された別の台車1を台車1の荷台10に積み重ねて搬送できる。図示される例では、台車1の荷台10に3台の別の台車1が積み重ねられている。別の台車1はそれぞれ、自身の下方に配置される台車1または別の台車1の第1の下部角柱201B、第2の下部角柱202B、第3の下部角柱203B、および、第4の下部角柱204B(図6(b)参照)により支持される。
実施の形態1の台車1によれば、以下に示される効果が得られる。
(1)台車1は箱型のフレーム100を備える。この構成によれば、被搬送部材Pの荷重がフレーム100により受けられるため、大型の被搬送部材Pが荷台10に載せられた場合でも被搬送部材Pを安定して搬送できる。
(2)フレーム100は複数の柱200および複数の梁300により構成される。この構成によれば、コンテナ等のように複数の壁を有する箱が荷台10に搭載される場合と比較して台車1の重量が軽い。このため、台車1を使用する作業者の負荷が軽減される。
(3)台車1は複数の扉410を備える。このため、扉410を開放することにより被搬送部材Pを荷台10の上に載せやすい。
(4)フレーム100は分解可能な構造を備える。このため、使用後にフレーム100を分解して荷台10に搭載でき、作業現場からの撤収時に狭い通路を容易に移動できる。
(5)荷台10と背もたれ20との角度が鈍角である。この構成によれば、搬送時における被搬送部材Pの姿勢が安定する。また、荷台10と背もたれ20との角度が鋭角である場合と比較して、複数の被搬送部材Pが荷台10に搭載された場合における複数の被搬送部材Pの重心の位置が低い。このため、搬送時における被搬送部材Pの姿勢がより安定する。
(実施の形態2)
図18〜図20に示される実施の形態2の台車2は、第3の扉413をさらに備える点、第3の扉413を支持するヒンジ30をさらに備える点、および、第19の梁319に代えて第24の梁324を備える点において実施の形態1の台車1と相違し、その他の点において実施の形態1の台車1と実質的に同じ構成を備える。
図18は、実施の形態2の台車2の正面図である。第3の扉413は、第2の中柱212の隣に配置される第7の中柱217、第3の中柱213の隣に配置される第8の中柱218、第21の梁321、第22の梁322、および、第23の梁323により構成される。
第1の扉411、第2の扉412、および、第3の扉413は、被搬送部材Pが荷台10の正面側に落下することを妨げる。第2の中柱212に取り付けられた2つのヒンジ30は、第3の扉413を回転可能に支持する。
図19は実施の形態2の台車2の背面図である。実施の形態2の台車2の背面には、第3の角柱203、第4の角柱204、第5の中柱215、および、第6の中柱216が設置されている。中央背面支持部420は、第5の中柱215、第6の中柱216、第13の梁313および第14の梁314により構成される。右背面支持部430は、第3の角柱203と第5の中柱215とを接続する第9の梁309および第10の梁310を含む。左背面支持部440は、第4の角柱204と第6の中柱216とを接続する第11の梁311および第12の梁312を含む。第20の梁320は第13の梁313の上部分に連結され、第6の中柱216を中心に回転可能である。また、第2の中柱212(図18参照)と第5の中柱215とを接続する第24の梁324は、第5の中柱215を中心に回転可能である。
図20を参照して、実施の形態2の台車2の動作について説明する。被搬送部材Pを台車2に搭載するときは、まず作業者が第20の梁320を第6の中柱216を中心に移動させ、第24の梁324を第5の中柱215を中心に移動させる。次に、第2の扉412をR4方向に移動させ、第1の扉411と第3の扉413とをR3方向に移動させる。このため、第2の中柱212と第3の中柱213とが荷台10から切り離され、被搬送部材Pを荷台10に搭載できる。
また、別の方法で搭載することもできる。第2の扉412をR2方向に移動させた後、第3の扉413を第2の中柱212を中心にR5方向に移動させる。次に、第1の扉411を第1の角柱201を中心にR6方向に移動させる。第1の扉411と第3の扉413とを同時にR3方向に移動させる場合よりも、第1の扉411および第3の扉413の回転半径を短くすることができる。
実施の形態2の台車2によれば、実施の形態1の台車1により得られる(1)〜(5)の効果に加えて、以下に示される効果がさらに得られる。
(6)第3の扉413が第2の中柱212に連結されており、第3の扉413が台車2から分離しない。このため、実施の形態1のサブフレーム470に相当する部材である第21の梁321がフレーム100から分離して紛失する可能性を低減し、管理が容易となる。
(7)第3の扉413を移動させ、次に第1の扉411を移動させることにより、第3の扉413と第1の扉411とを同時に移動させる場合に比較して、扉410の回転半径を短くすることができる。このため、被搬送部材Pの搭載動作に必要な作業空間の増加を抑えることができる。
(変形例)
上記各実施の形態に関する説明は本考案に従う建築材料搬送用台車が取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本考案に従う建築材料搬送用台車は実施の形態以外に例えば以下に示される上記各実施の形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・変形例の台車1および台車2は、荷台10の上面に取り付けられる弾性シートをさらに備える。弾性シートは、被搬送部材Pの滑り止めおよび保護を意図して配置される。弾性シートの一例はゴム板である。
・台車1および台車2により他の台車1および台車2を搬送する場合における他の台車1および台車2の搭載台数は任意に変更可能である。一例では、1台〜3台、または、5台以上のいずれか台数である。
1 :台車
2 :台車
10 :荷台
14 :キャスター
20 :背もたれ
100:フレーム
200:柱
300:梁
410:扉
P :被搬送部材
θ :なす角

Claims (8)

  1. 被搬送部材を搭載可能な荷台と、
    前記荷台の底面に設置されるキャスターと、
    前記荷台に支持される箱型のフレームとを備える
    建築材料搬送用台車。
  2. 前記フレームは扉を含む
    請求項1に記載の建築材料搬送用台車。
  3. 前記フレームは、前記荷台の四隅に配置される複数の柱、および、前記複数の柱の間に架け渡される複数の梁を含む
    請求項1または2に記載の建築材料搬送用台車。
  4. 複数の前記柱は着脱可能な柱を含む
    請求項3に記載の建築材料搬送用台車。
  5. 複数の前記梁は着脱可能な梁を含む
    請求項3または4に記載の建築材料搬送用台車。
  6. 前記扉は、前記複数の柱のうちの少なくとも1本の柱、および、前記複数の梁のうちの少なくとも1本により構成される
    請求項2を直接的または間接的に引用する請求項3〜5のいずれか一項に記載の建築材料搬送用台車。
  7. 2枚の前記扉を備え、
    前記2枚の扉は前記フレームの一面に配置される
    請求項2、または、請求項2を直接的または間接的に引用する請求項3〜6のいずれか一項に記載の建築材料搬送用台車。
  8. 前記被搬送部材を支持する背もたれをさらに備え、
    前記背もたれと前記荷台とのなす角が鈍角である
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の建築材料搬送用台車。
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