JPH1080979A - 生分解性フィルム及びその袋 - Google Patents
生分解性フィルム及びその袋Info
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- JPH1080979A JPH1080979A JP25761696A JP25761696A JPH1080979A JP H1080979 A JPH1080979 A JP H1080979A JP 25761696 A JP25761696 A JP 25761696A JP 25761696 A JP25761696 A JP 25761696A JP H1080979 A JPH1080979 A JP H1080979A
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- JP
- Japan
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- water
- film
- biodegradable
- bag
- resistant
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】使用用途の拡大が図れると共に、容易に廃棄す
ることができ、かつ公害の問題が発生しない。 【解決手段】生分解性フィルム１は、一方の片面が水溶
性生分解性フィルム２よりなり、他方の片面が耐水性生
分解材料３よりなる。
ることができ、かつ公害の問題が発生しない。 【解決手段】生分解性フィルム１は、一方の片面が水溶
性生分解性フィルム２よりなり、他方の片面が耐水性生
分解材料３よりなる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、生分解性フィルム
及びその袋に関する。
及びその袋に関する。
【０００２】
【従来の技術】通常、ポリビニールアルコールやポリビ
ニールアルコールと澱粉又は澱粉系高分子、シリカ等の
混合体でできた水溶性のフィルムは広く知られている。
また耐水、耐湿度を必要とする紙袋は、内部に収納され
た品物を外部の水や湿度等から遮断するために、紙袋の
内面には、ポリエチレン等の石油化学系合成樹脂のフィ
ルムが使用されている。
ニールアルコールと澱粉又は澱粉系高分子、シリカ等の
混合体でできた水溶性のフィルムは広く知られている。
また耐水、耐湿度を必要とする紙袋は、内部に収納され
た品物を外部の水や湿度等から遮断するために、紙袋の
内面には、ポリエチレン等の石油化学系合成樹脂のフィ
ルムが使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記した水溶性のフィ
ルムは、全体が水溶性であるため、使用用途が限定され
ている。また紙袋の内面に石油化学系合成樹脂のフィル
ムを設けたものは、使用済の紙袋の廃棄、再生の際、紙
袋とフィルムの分離等にコストがかかるという問題があ
った。
ルムは、全体が水溶性であるため、使用用途が限定され
ている。また紙袋の内面に石油化学系合成樹脂のフィル
ムを設けたものは、使用済の紙袋の廃棄、再生の際、紙
袋とフィルムの分離等にコストがかかるという問題があ
った。
【０００４】本発明の課題は、使用用途の拡大が図れる
と共に、容易に廃棄することができ、かつ公害の問題が
発生しない生分解性フィルム及びその袋を提供すること
にある。
と共に、容易に廃棄することができ、かつ公害の問題が
発生しない生分解性フィルム及びその袋を提供すること
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の生分解性フィルムの手段は、一方の片面が水
溶性で、他方の片面が耐水性よりなり、かつ全ての材料
が生分解性よりなることを特徴とする。
の本発明の生分解性フィルムの手段は、一方の片面が水
溶性で、他方の片面が耐水性よりなり、かつ全ての材料
が生分解性よりなることを特徴とする。
【０００６】上記課題を解決するための本発明の生分解
性フィルム袋の手段は、前記手段の生分解性フィルムを
使用した袋であって、前記耐水性生分解材料側を外面と
し、前記水溶性生分解材料側を内面としたことを特徴と
する。
性フィルム袋の手段は、前記手段の生分解性フィルムを
使用した袋であって、前記耐水性生分解材料側を外面と
し、前記水溶性生分解材料側を内面としたことを特徴と
する。
【０００７】
【発明の実施の形態】図１に示すように、生分解性フィ
ルム１は、厚さ５μｍ〜１ｍｍのポリビニールアルコー
ルやポリビニールアルコール混合体等の水溶性生分解材
料よりなるフィルム２に耐水性生分解材料３が０．５μ
ｍ〜５００μｍの厚さでコーティングされている。この
ような生分解性フィルム１は、例えば防水シート、エア
パッキン等として使用する。
ルム１は、厚さ５μｍ〜１ｍｍのポリビニールアルコー
ルやポリビニールアルコール混合体等の水溶性生分解材
料よりなるフィルム２に耐水性生分解材料３が０．５μ
ｍ〜５００μｍの厚さでコーティングされている。この
ような生分解性フィルム１は、例えば防水シート、エア
パッキン等として使用する。
【０００８】そこで、耐水性生分解材料３側を耐水とし
て使用することにより、耐水性生分解材料３側からの水
や湿度等を遮断し、水溶性生分解性フィルム２を保護す
る。また使用後に廃棄する場合には、生分解性フィルム
１を水に浸けると、水によって水溶性生分解性フィルム
２が溶解する。水溶性生分解性フィルム２が溶解する
と、耐水性生分解材料３は水溶性生分解性フィルム２の
基材がなくなるので、微粒子となって分解し、経時変化
で消滅する。また焼却した場合でも臭気、ガス、煙等は
紙と大差がない。
て使用することにより、耐水性生分解材料３側からの水
や湿度等を遮断し、水溶性生分解性フィルム２を保護す
る。また使用後に廃棄する場合には、生分解性フィルム
１を水に浸けると、水によって水溶性生分解性フィルム
２が溶解する。水溶性生分解性フィルム２が溶解する
と、耐水性生分解材料３は水溶性生分解性フィルム２の
基材がなくなるので、微粒子となって分解し、経時変化
で消滅する。また焼却した場合でも臭気、ガス、煙等は
紙と大差がない。
【０００９】このような生分解性フィルム１を袋として
使用する場合には、図２に示すように、水溶性生分解性
フィルム２を内面とし、耐水性生分解材料３を外面とし
て袋４を作る。このような生分解性フィルム袋４として
は、例えばセメント袋、各種粉体やペレット等の袋とし
て使用する。これにより、外部からの水や湿度等は耐水
性生分解材料３で遮断して内部の品物５を保護する。使
用後に廃棄する場合には、袋４の内部に水を入れると、
前記生分解性フィルム１の場合で説明したと同様に、水
によって水溶性生分解性フィルム２が溶解する。水溶性
生分解性フィルム２が溶解すると、耐水性生分解材料３
は水溶性生分解性フィルム２の基材がなくなるので、微
粒子となって分解し、経時変化で消滅する。また焼却し
た場合でも臭気、ガス、煙等は紙と大差がない。
使用する場合には、図２に示すように、水溶性生分解性
フィルム２を内面とし、耐水性生分解材料３を外面とし
て袋４を作る。このような生分解性フィルム袋４として
は、例えばセメント袋、各種粉体やペレット等の袋とし
て使用する。これにより、外部からの水や湿度等は耐水
性生分解材料３で遮断して内部の品物５を保護する。使
用後に廃棄する場合には、袋４の内部に水を入れると、
前記生分解性フィルム１の場合で説明したと同様に、水
によって水溶性生分解性フィルム２が溶解する。水溶性
生分解性フィルム２が溶解すると、耐水性生分解材料３
は水溶性生分解性フィルム２の基材がなくなるので、微
粒子となって分解し、経時変化で消滅する。また焼却し
た場合でも臭気、ガス、煙等は紙と大差がない。
【００１０】前記耐水性生分解材料３としては、次のよ
うなものを使用する。微生物で作る高分子、植物及び動
物由来の高分子、合成高分子等である。微生物で作る高
分子には、セルロース、プルラン、カードラン、ザンタ
ンガム等の多糖類、ポリグルタミン酸、ポリリグニン等
のポリアミノ酸、ポリヒドロキシアルカノエート、その
共重合体のポリエステルがある。植物及び動物由来の高
分子としては、セルロース、リグニン、キチンキト酸、
アルギン酸等がある。合成高分子としては、脂肪族ポリ
エステル、ポリ乳酸、ポリエチレングリコール等があ
る。
うなものを使用する。微生物で作る高分子、植物及び動
物由来の高分子、合成高分子等である。微生物で作る高
分子には、セルロース、プルラン、カードラン、ザンタ
ンガム等の多糖類、ポリグルタミン酸、ポリリグニン等
のポリアミノ酸、ポリヒドロキシアルカノエート、その
共重合体のポリエステルがある。植物及び動物由来の高
分子としては、セルロース、リグニン、キチンキト酸、
アルギン酸等がある。合成高分子としては、脂肪族ポリ
エステル、ポリ乳酸、ポリエチレングリコール等があ
る。
【００１１】
【発明の効果】本発明によれば、生分解性フィルムは、
一方の片面が水溶性で、他方の片面が耐水性よりなり、
かつ全ての材料が生分解性よりなるので、使用用途の拡
大が図れると共に、容易に廃棄することができ、かつ公
害の問題が発生しない。
一方の片面が水溶性で、他方の片面が耐水性よりなり、
かつ全ての材料が生分解性よりなるので、使用用途の拡
大が図れると共に、容易に廃棄することができ、かつ公
害の問題が発生しない。
【図１】本発明の生分解性フィルムの一実施の形態を示
す説明図である。
す説明図である。
【図２】本発明の生分解性フィルム袋の一実施の形態を
示す説明図である。
示す説明図である。
１ 生分解性フィルム ２ 水溶性生分解性フィルム ３ 耐水性生分解材料 ４ 生分解性フィルム袋
Claims (3)
- 【請求項１】 一方の片面が水溶性で、他方の片面が耐
水性よりなり、かつ全ての材料が生分解性よりなること
を特徴とする生分解性フィルム。 - 【請求項２】 請求項１の生分解性フィルムを使用した
袋であって、前記耐水性生分解材料側を外面とし、前記
水溶性生分解材料側を内面としたことを特徴とする生分
解性フィルム袋。 - 【請求項３】 前記水溶性生分解材料は、ポリビニール
アルコールやポリビニールアルコール混合体よりなり、
前記耐水性生分解材料は、微生物で作る高分子、植物及
び動物由来の高分子、合成高分子等よりなることを特徴
とする請求項１又は２記載の生分解性フィルム及びその
袋。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25761696A JPH1080979A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 生分解性フィルム及びその袋 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25761696A JPH1080979A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 生分解性フィルム及びその袋 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080979A true JPH1080979A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17308740
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25761696A Pending JPH1080979A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 生分解性フィルム及びその袋 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1080979A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005051659A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | The Pack Corporation | 離解性フィルムとこれを用いた窓付き封筒 |
| JP2010525962A (ja) * | 2007-04-30 | 2010-07-29 | エバプ エンバイロンメンタルズ リミテッド | 生分解性多層高分子フィルムおよびそれから製造された包装材 |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP25761696A patent/JPH1080979A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005051659A1 (ja) * | 2003-11-28 | 2005-06-09 | The Pack Corporation | 離解性フィルムとこれを用いた窓付き封筒 |
| JP2010525962A (ja) * | 2007-04-30 | 2010-07-29 | エバプ エンバイロンメンタルズ リミテッド | 生分解性多層高分子フィルムおよびそれから製造された包装材 |
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