JPH1080623A - 脱硝装置 - Google Patents
脱硝装置Info
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- JPH1080623A JPH1080623A JP8238064A JP23806496A JPH1080623A JP H1080623 A JPH1080623 A JP H1080623A JP 8238064 A JP8238064 A JP 8238064A JP 23806496 A JP23806496 A JP 23806496A JP H1080623 A JPH1080623 A JP H1080623A
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- catalyst layer
- seal
- denitration catalyst
- duct
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- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
Abstract
るようにする。 【解決手段】 内面に断熱材30を取付けられ、内部に
排ガス59を通すようにしたダクト本体外板28の内部
に、脱硝触媒層34を、側部に断熱材30に対する間隙
35を有して配置し、脱硝触媒層34の前面37と側面
38とのコーナー部39と、該コーナー部39に対応す
るダクト本体外板28との間に、脱硝触媒層34側部の
間隙35からの排ガス59の漏れを防止するためのシー
ル58を設けると共に、該シール58を、ダクト本体外
板28側に取付けられたシール材収納用外溝部60と、
脱硝触媒層34側に取付けられた、前記シール材収納用
外溝部60に対して脱硝触媒層34の幅方向へ摺動可能
に嵌合されたシール材収納用内溝部62と、シール材収
納用外溝部60とシール材収納用内溝部62の間に介装
された脱硝触媒層34の幅方向へ伸縮可能な伸縮性シー
ル材57とによって構成し、更に、ダクト本体外板28
とシール材収納用外溝部60との間に部分的高温化防止
用断熱材61を介在させるようにする。
Description
ものである。より詳しくは、ダクト本体外板の部分的な
高温化を防止し得るようにした脱硝装置に関するもので
ある。
に、排ガスダクトなどのダクト部の途中に脱硝装置が設
けられている。
断面図に示すように、ダクト本体外板1の内面に断熱材
2を取付けた内面断熱構造のダクト部3となっており、
ダクト部3の内部には、脱硝触媒を充填した脱硝触媒層
4が配置されて、脱硝装置5を構成している。
3に排ガス6が流されると、排ガス6は脱硝触媒層4に
よって脱硝されるが、この時、ダクト本体外板1は内面
に取付けられた断熱材2によって低温に保たれ、脱硝触
媒層4は直接排ガス6に晒されるので高温化され、熱膨
張を起こす。
得るように、ダクト部3と脱硝触媒層4との間に所要の
間隙7を持たせる必要がある。反面、ダクト部3と脱硝
触媒層4との間に間隙7を持たせると、間隙7から排ガ
ス6が漏れて脱硝効率が低下することとなるので、上記
間隙7にシール8を取付けて可能な限り排ガス6の漏れ
を抑えるようにする必要がある。
の側面9との間のシール8は、図3の部分拡大図に示す
ような構造としていた。
して垂直となるよう、スタッドボルト10を溶接により
立設し、スタッドボルト10に断熱材2と内装シール材
11を挿通させてナット12で締結固定することによ
り、前記ダクト部3を構成する。
の各方向に熱膨張するので、脱硝触媒層4の前面13を
延びの基点として定め、ダクト部3における脱硝触媒層
4の側面9と前面13とのコーナー部14に対応する位
置に、断熱材2のないシール座15を紙面に垂直な方向
へ延びるよう形成し、ダクト本体外板1の内面における
シール座15の部分に脱硝触媒層4の前面13と平行方
向(脱硝触媒層4の幅方向)へ延びる一対のシール材収
容板16,17を所定の間隔を有して溶接固定し、シー
ル材収納用外溝部を形成する。
材11の端部18,19をシール材収容板16,17の
外面に沿い内側へ曲げて断熱材2を気密に包囲させるよ
うにする。
とのコーナー部14近傍に、前記一対のシール材収容板
16,17の内面に対して摺動可能な一対のシール材支
持板20,21を配置し、前方側のシール材支持板20
をシール材保持部材22及びボルト23,24を介して
脱硝触媒層4のコーナー部14に形成した取付部27に
取付けると共に、後方側のシール材支持板21を脱硝触
媒層4のコーナー部14に形成した取付部27に溶接固
定して、シール材収納用内溝部を形成する。
収納用内溝部との間に形成されるシール空間25に、セ
ラミックウールなどの伸縮性シール材26を充填する。
のシールは、上記とは異なるシール構造を取っているた
め、説明を省略する。
を流した場合、シール8によって、ダクト部3と脱硝触
媒層4の側面9との間から排ガス6が漏れることが防止
される。
と、脱硝触媒層4が排ガス6の熱によって脱硝触媒層4
が熱膨張し、脱硝触媒層4の側面9とダクト部3との間
隙7が狭くなるが、この場合、ダクト部3側に溶接固定
された一対のシール材収容板16,17と、脱硝触媒層
4側に取付けられた一対のシール材支持板20,21と
の嵌まり合いが大きくなり、両者間に介在させたセラミ
ックウールなどの伸縮性シール材26が収縮することに
より、シール性を保持したまま熱膨張が吸収される。
来の脱硝装置には、以下のような問題があった。
ール材収容板16,17がダクト本体外板1に直接溶接
固定され、シール材収納用内溝部を構成するシール材支
持板20,21がシール材収容板16,17に面接触さ
れているため、脱硝触媒層4の熱がシール材支持板2
0,21及びシール材収容板16,17を介してダクト
本体外板1へ伝えられてしまい、ダクト本体外板1が部
分的に高温化するという問題がある。
外板の部分的な高温化を防止し得るようにした脱硝装置
を提供することを目的とするものである。
30を取付けられ、内部に排ガス59を通すようにした
ダクト本体外板28の内部に、脱硝触媒層34を、側部
に断熱材30に対する間隙35を有して配置し、脱硝触
媒層34の前面37と側面38とのコーナー部39と、
該コーナー部39に対応するダクト本体外板28との間
に、脱硝触媒層34側部の間隙35からの排ガス59の
漏れを防止するためのシール58を設けると共に、該シ
ール58を、ダクト本体外板28側に取付けられたシー
ル材収納用外溝部60と、脱硝触媒層34側に取付けら
れた、前記シール材収納用外溝部60に対して脱硝触媒
層34の幅方向へ摺動可能に嵌合されたシール材収納用
内溝部62と、シール材収納用外溝部60とシール材収
納用内溝部62の間に介装された脱硝触媒層34の幅方
向へ伸縮可能な伸縮性シール材57とによって構成し、
更に、ダクト本体外板28とシール材収納用外溝部60
との間に部分的高温化防止用断熱材61を介在させたこ
とを特徴とする脱硝装置にかかるものである。
られる。
ス59は、脱硝触媒層34を通って脱硝される。
けられた断熱材30によって低温に保たれるが、脱硝触
媒層34は直接排ガス59に晒されるので高温化され、
熱膨張を起こす。
容し得る程度の間隙35をダクト部に対して持たせるよ
うにする必要がある。反面、ダクト部と脱硝触媒層34
との間に間隙35を持たせると、間隙35から排ガス5
9が漏れて脱硝効率が低下することとなるので、上記間
隙35にシール58を取付けて可能な限り排ガス59の
漏れを抑えて、脱硝効率が向上されるようにする必要が
ある。
構造のシール58を設けて、以下のような作動を行わせ
ている。
た場合、シール58によって、ダクト部と脱硝触媒層3
4の側面38との間から排ガス59が漏れることが防止
される。上記シール58は、構造上、間隙35への入口
を完全に遮断することができるので、ほぼ完全なシール
性が得られる。
って熱膨張し脱硝触媒層34の側面38とダクト部との
間隙35が狭くなった場合、ダクト部側に設けられたシ
ール材収納用外溝部60と、脱硝触媒層34側に設けら
れたシール材収納用内溝部62との嵌まり合いが大きく
なり、両者間に介在させたセラミックウールなどの伸縮
性シール材57が脱硝触媒層34の幅方向に収縮するこ
とにより、シール性を保持したまま熱膨張が吸収され
る。
60がダクト本体外板28に対し部分的高温化防止用断
熱材61を介在させた状態で固定されているため、脱硝
触媒層34の熱がシール材収納用内溝部62及びシール
材収納用外溝部60を介してダクト本体外板28へと伝
えられるのが部分的高温化防止用断熱材61によって阻
止され、ダクト本体外板28が部分的に高温化すること
が防止される。
示例と共に説明する。
る。
図2と同様であるため、必要に応じて図2を参照する。
垂直となるよう、スタッドボルト29を溶接により立設
し、スタッドボルト29に断熱材30と内装シール材3
1を挿通させてナット32で締結固定することにより、
ダクト部33を構成する。
た脱硝触媒層34を間隙35を有して配置することによ
り、脱硝装置36を構成する。
方向に熱膨張するので、脱硝触媒層34の前面37を延
びの基点として定め、ダクト部33における、脱硝触媒
層34の側面38と前面37とのコーナー部39に対応
する位置に、紙面に垂直な方向へ延びるシール座40を
形成する。
37と平行な方向(脱硝触媒層34の幅方向)に断熱材
30を突出させて成る一対の断熱材突出部41,42を
備えている。
突出部41,42の相対向面に脱硝触媒層34の前面3
7と平行な一対のシール材収容板43,44を所定の間
隔を有して配置し、一対のシール材収容板43,44の
ダクト本体外板28側の端部間に連結板45を溶接固定
して、シール材収納用外溝部60を形成し、シール材収
納用外溝部60のダクト本体外板28と連結板45との
間に部分的高温化防止用断熱材61を介在させるように
する。
ボルト29よりも強度の高いスタッドボルト46を立設
して、スタッドボルト46により連結板45を強固に支
持させるようにする。スタッドボルト46と連結板45
との接続部分は、溶接固定としてもナットを螺着して締
結固定するようにしても良い。又、ダクト本体外板28
から長尺のスタッドボルト47を立設して、スタッドボ
ルト47により断熱材突出部41,42を保持させるよ
うにしても良い。
31の端部48,49は、断熱材突出部41,42に沿
って立ち上げた後、シール材収容板43,44の外面に
沿い内側へ曲げて断熱材30を気密に包囲させるように
する。
37とのコーナー部39近傍に、前記一対のシール材収
容板43,44の内面に対して摺動可能な一対のシール
材支持板50,51を配置し、前方側のシール材支持板
50をシール材保持部材52及びボルト53,54を介
して脱硝触媒層34のコーナー部39に形成した取付部
55に取付けると共に、後方側のシール材支持板51を
脱硝触媒層34のコーナー部39に形成した取付部55
に溶接固定して、シール材収納用内溝部62を形成す
る。
ル材収納用内溝部62との間に形成されるシール空間5
6に、セラミックウールなどの伸縮性シール材57を充
填し、シール58を構成する。
排ガスである。
下間のシールは、上記とは異なるシール構造を取ってい
るため、説明を省略する。
ガス59が流されると、排ガス59は、脱硝触媒層34
を通って脱硝される。
けられた断熱材30によって低温に保たれるが、脱硝触
媒層34は直接排ガス59に晒されるので高温化され、
熱膨張を起こす。
容し得る程度の間隙35をダクト部33に対して持たせ
るようにする必要がある。反面、ダクト部33と脱硝触
媒層34との間に間隙35を持たせると、間隙35から
排ガス59が漏れて脱硝効率が低下することとなるの
で、上記間隙35にシール58を取付けて可能な限り排
ガス59の漏れを抑えて、脱硝効率が向上されるように
する必要がある。
構造のシール58を設けて、以下のような作動を行わせ
ている。
流した場合、シール58によって、ダクト部33と脱硝
触媒層34の側面38との間から排ガス59が漏れるこ
とが防止される。上記シール58は、構造上、間隙35
への入口を完全に遮断することができるので、ほぼ完全
なシール性が得られる。
って熱膨張し脱硝触媒層34の側面38とダクト部33
との間隙35が狭くなった場合、ダクト部33側に設け
られたシール材収納用外溝部60と、脱硝触媒層34側
に設けられたシール材収納用内溝部62との嵌まり合い
が大きくなり、両者間に介在させたセラミックウールな
どの伸縮性シール材57が脱硝触媒層34の幅方向に収
縮することにより、シール性を保持したまま熱膨張が吸
収される。
溝部60がダクト本体外板28に対し部分的高温化防止
用断熱材61を介在させた状態で固定されているため、
脱硝触媒層34の熱がシール材収納用内溝部62及びシ
ール材収納用外溝部60を介してダクト本体外板28へ
と伝えられるのが部分的高温化防止用断熱材61によっ
て阻止され、ダクト本体外板28が部分的に高温化する
ことが防止される。
定されるものではなく、その他、本発明の要旨を逸脱し
ない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論であ
る。
によれば、ダクト本体外板の部分的な高温化を防止する
ことができるという優れた効果を奏し得る。
る。
た概略全体断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内面に断熱材(30)を取付けられ、内
部に排ガス(59)を通すようにしたダクト本体外板
(28)の内部に、脱硝触媒層(34)を、側部に断熱
材(30)に対する間隙(35)を有して配置し、脱硝
触媒層(34)の前面(37)と側面(38)とのコー
ナー部(39)と、該コーナー部(39)に対応するダ
クト本体外板(28)との間に、脱硝触媒層(34)側
部の間隙(35)からの排ガス(59)の漏れを防止す
るためのシール(58)を設けると共に、該シール(5
8)を、ダクト本体外板(28)側に取付けられたシー
ル材収納用外溝部(60)と、脱硝触媒層(34)側に
取付けられた、前記シール材収納用外溝部(60)に対
して脱硝触媒層(34)の幅方向へ摺動可能に嵌合され
たシール材収納用内溝部(62)と、シール材収納用外
溝部(60)とシール材収納用内溝部(62)の間に介
装された脱硝触媒層(34)の幅方向へ伸縮可能な伸縮
性シール材(57)とによって構成し、更に、ダクト本
体外板(28)とシール材収納用外溝部(60)との間
に部分的高温化防止用断熱材(61)を介在させたこと
を特徴とする脱硝装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23806496A JP3794065B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 脱硝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23806496A JP3794065B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 脱硝装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1080623A true JPH1080623A (ja) | 1998-03-31 |
JP3794065B2 JP3794065B2 (ja) | 2006-07-05 |
Family
ID=17024625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23806496A Expired - Fee Related JP3794065B2 (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | 脱硝装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3794065B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7144560B2 (en) * | 2002-05-10 | 2006-12-05 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Frame structure for high-temperature denitration apparatus |
JP2011163304A (ja) * | 2010-02-15 | 2011-08-25 | Babcock Hitachi Kk | ダクトシール構造と該シール構造の形成方法 |
CN107511074A (zh) * | 2017-10-12 | 2017-12-26 | 中国华电科工集团有限公司 | 用于烟气脱硝反应器内的催化剂模块固定装置及固定方法 |
JP2019128106A (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | シール装置およびこれを備えた排熱回収ボイラならびに排熱回収ボイラのシール方法 |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP23806496A patent/JP3794065B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7144560B2 (en) * | 2002-05-10 | 2006-12-05 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | Frame structure for high-temperature denitration apparatus |
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CN107511074A (zh) * | 2017-10-12 | 2017-12-26 | 中国华电科工集团有限公司 | 用于烟气脱硝反应器内的催化剂模块固定装置及固定方法 |
CN107511074B (zh) * | 2017-10-12 | 2023-12-05 | 中国华电科工集团有限公司 | 用于烟气脱硝反应器内的催化剂模块固定装置及固定方法 |
JP2019128106A (ja) * | 2018-01-25 | 2019-08-01 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | シール装置およびこれを備えた排熱回収ボイラならびに排熱回収ボイラのシール方法 |
CN110081409A (zh) * | 2018-01-25 | 2019-08-02 | 三菱日立电力系统株式会社 | 密封装置及具备该密封装置的废热回收锅炉及其密封方法 |
CN110081409B (zh) * | 2018-01-25 | 2021-01-26 | 三菱动力株式会社 | 密封装置及具备该密封装置的废热回收锅炉及其密封方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3794065B2 (ja) | 2006-07-05 |
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