JPH1080454A - マッサージ機 - Google Patents

マッサージ機

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JPH1080454A
JPH1080454A JP30492096A JP30492096A JPH1080454A JP H1080454 A JPH1080454 A JP H1080454A JP 30492096 A JP30492096 A JP 30492096A JP 30492096 A JP30492096 A JP 30492096A JP H1080454 A JPH1080454 A JP H1080454A
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hot air
seat
hot
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、迅速に適温に達して身体を暖めつつ
マッサージできるとともに、そのマッサージ上での電気
的な諸不具合を解消できるマッサージ機を得ることにあ
る。 【解決手段】施療子11〜15が設けられた椅子本体(マッ
サージ機本体)1の背凭れ部3と、この背凭れ部3に設
けられた温風導入口21と、この温風導入口21に連通して
背凭れ部3内に設けられこの正面(使用者を受ける面)
側に温風を導く導風手段(導風チャンバ22、導風チャン
バプレート23、温風出口24)と、温風導入口21に温風を
供給する温風供給装置25とを具備する。それにより、温
風導入口21から背凭れ部3内に導入された温風を、前記
導風手段を通して背凭れ部3の正面側に導いて、この温
風の熱量で使用者を暖めながら施療子11〜15の動作でマ
ッサージすることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば施療子を機
械的に動かして、或いは袋体からなる施療子を膨脹・収
縮させることにより、使用者の身体に刺激を与えてマッ
サージをする椅子式或いはマット式等のマッサージ機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマッサージ機は、そのマッサージ
効果を施療子の動作のみによって行っている。つまり、
使用者の身体に対して例えば叩く、揉む、延ばすなどの
マッサージ動作を与えるように施療子を機械的に動かし
たり、或いは袋体からなる施療子を膨脹・収縮させるよ
うに構成されている。
【0003】また、マッサージ機ではないが、単なる椅
子もしくはマット等において、それらの内部に線状の電
気ヒータを蛇行させて組み込んだり、面状の電気ヒータ
を組み込んだりして、使用者を暖めるようにしたものが
ある。
【0004】ところで、使用者の身体を暖めるのと身体
がリラックスして軟らかくなるので、その状態でマッサ
ージを行なえば、マッサージ効果が高められる。しか
し、このような機能を有したマッサージ機はいまだに提
供されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、前記の機能を
得るために既存のマッサージ機の身体を受ける面側に電
気ヒータを組み込むことが考えられる。しかし、使用者
の身体を受ける面は、使用の都度使用者の体重が加わる
ところであり、体重は前記面に配置される電気ヒータに
対する負荷となるから、その継続的な作用によって電気
ヒータに断線などの電気的損傷を生じる恐れが考えられ
る。したがって、長期間にわたる使用において、使用者
の身体を暖める機能を安定して保持することが困難であ
るという問題があるとともに、断線の場合には断線部分
での発熱による影響が周囲に波及する恐れも考えられる
という問題もある。
【0006】その上、電気ヒータはその芯をなす発熱線
等のヒータ部の周囲を包んで設けられる電気絶縁被覆を
有している。そして、この絶縁被覆自体の熱容量は比較
的大きいので、使用者の身体を受ける面が適温になるま
でに多少の時間が掛かり、迅速に適温に達して使用者の
身体を暖めることができないという問題も考えられる。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、迅速に適温に達して身体を暖めつつマッサ
ージできるとともに、そのマッサージ上での電気的な諸
不具合を解消できるマッサージ機を得ることにある。
【0008】本発明が解決しようとする第2の課題は、
エアーマッサージにおいて前記第1の課題を解決できる
とともに、そのマッサージ効果をより向上できるマッサ
ージ機を得ることにある。
【0009】本発明が解決しようとする第3の課題は、
前記第1の課題を解決できるとともに、使用者が暖めら
れた感触を速やかに得やすい椅子式マッサージ機を得る
ことにある。
【0010】本発明が解決しようとする第4の課題は、
前記第1の課題を解決できるとともに、背凭れ部のリク
ライニング動作に拘らず温風を無駄なく確実に背凭れ部
内に導くことができる椅子式のマッサージ機を得ること
にある。
【0011】本発明が解決しようとする第5の課題は、
前記第1の課題を解決できるとともに、使用者の胴を速
やかに暖め易く、かつ、温風供給装置への負担を少なく
できる椅子式のマッサージ機を得ることにある。
【0012】本発明が解決しようとする第6の課題は、
前記第5の課題を解決するにあたり、一つの温風供給装
置から供給される温風で背凭れ部および座部の双方から
使用者の胴を暖めることができる椅子式のマッサージ機
を得ることにある。
【0013】本発明が解決しようとする第7の課題は、
前記第5の課題を解決するにあたり、特に、使用者の胴
を座部側から暖める機能を保証できる椅子式のマッサー
ジ機を得ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
るために、請求項1の発明は、施療子が設けられたマッ
サージ機本体と、温風を供給する温風供給装置と、前記
マッサージ機本体内に設けられこの本体の使用者を受け
る面側に前記温風を導く導風手段と、を具備したことを
特徴とするものである。
【0015】この請求項1の発明において、温風供給装
置は温風を発生してマッサージ機本体に供給し、導風手
段は供給された温風をマッサージ機本体の使用者を受け
る面側に導く。そのため、マッサージ機本体内に導入さ
れた温風が導風手段を通してマッサージ機本体の正面等
の使用者を受ける面側に導かれて、マッサージ機本体の
正面側等が暖められるので、前記温風の熱量で使用者を
暖めながら、その状態での施療子の動作により使用者を
マッサージできる。このように温風を媒体としてマッサ
ージ機本体の使用者を受ける面側を暖めるから、即熱性
に優れる。しかも、電気ヒータを用いないで温風により
マッサージ機本体の使用者を受ける面を暖めるから、使
用上において繰り返し加えられる使用者の体重に拘ら
ず、熱源の電気的損傷の恐れがなく、使用者の身体を暖
める機能を安定して長期間にわたり保持できる。
【0016】前記第2の課題を解決するために、請求項
2の発明は、前記マッサージ機本体が有する表布の裏面
側に配設された前記施療子が圧縮空気の給排気に伴い膨
脹・収縮する袋体からなるとともに、前記表布と施療子
との間に前記導風手段を通って温風が導かれるようにし
たことを特徴とするものである。
【0017】この請求項2の発明において、施療子をな
す袋体はそれへの圧縮空気の給排気により膨脹・収縮を
繰り返して使用者の身体を押圧し弛緩させてマッサージ
を行い、また、温風はマッサージ機本体の表布と施療子
との間に導かれて、これら施療子とマッサージ機本体の
表布の温度を上昇させる。それにより、使用者の身体を
暖めながら、しかも、温風で暖められた袋体製の施療子
を使用者の身体に対し広い面積をもって押圧させてエア
ーマッサージをする。
【0018】前記第3の課題を解決するために、請求項
3の発明は、前記マッサージ機本体が座部と背凭れ部と
を有する椅子本体であって、前記背凭れ部の下部に前記
導風手段を設けたことを特徴とするものである。
【0019】この請求項3の発明においては、マッサー
ジ機本体をなす椅子本体を備えるから、椅子式マッサー
ジ機として、その座部に腰掛けるとともに背凭れ部に寄
り掛かった使用者の少なくとも背中を、背凭れ部内に導
入される温風の熱量で暖めながら施療子を動作させてマ
ッサージすることができる。しかも、温風は背凭れ部の
下部に導かれて、その位置に対応する使用者をその腰部
を中心として暖めるから、使用者に身体全体が暖められ
たような感触を速やかに与え易い。
【0020】前記第4の課題を解決するために、請求項
4の発明は、前記マッサージ機本体が座部とリクライニ
ング動作が可能な背凭れ部とを有する椅子本体であり、
前記温風供給装置はその温風吹出し口に接続された可撓
性を有する温風供給ホースを有し、このホースの先端部
を前記導風手段に連通して前記背凭れ部に設けられた温
風導入口に接続したことを特徴とするものである。
【0021】この請求項4の発明において、マッサージ
機本体をなす椅子本体を備えるから、椅子式マッサージ
機として、その座部に腰掛けるとともにリクライニング
可能な背凭れ部に寄り掛かった使用者を、椅子本体内に
導入される温風の熱量で暖めながら施療子を動作させて
マッサージすることができる。しかも、温風供給装置は
その温風吹出し口と背凭れ部の温風導入口とに渡って設
けられる可撓性の温風供給ホースを有して、このホース
を通して背凭れ部内に温風を導入するから、供給される
温風を無駄なく確実に温風導入口に導入できるととも
に、この導入機能を、リクライニング動作による背凭れ
部の位置変更に拘らずに、それに応じた温風供給ホース
の可撓変形により保持できる。
【0022】前記第5の課題を解決するために、請求項
5の発明は、前記マッサージ機本体が座部と背凭れ部と
を有する椅子本体であって、温風供給装置から温風が供
給される背部用の前記導風手段を前記背凭れ部に設ける
とともに座部用の前記導風手段を前記座部に設け、これ
ら両導風手段を前記背凭れ部から前記座部に渡る導風ホ
ースにより連通したことを特徴とするものである。
【0023】この請求項5の発明においては、マッサー
ジ機本体をなす椅子本体を備えるから、椅子式マッサー
ジ機として、その座部に腰掛けるとともに背凭れ部に寄
り掛かった使用者を、椅子本体内に導入される温風の熱
量で暖めながら施療子を動作させてマッサージすること
ができる。
【0024】この場合、温風供給装置によって供給され
る温風は、椅子本体に対して、背部用導風手段に供給さ
れて、そこから背凭れ部に導入され、この背部用導風手
段に対応する位置を中心として使用者の上半身を暖め
る。これとともに、背部用導風手段内に供給された温風
の一部が導風ホースを介して座部用導風手段に導かれ
て、そこから座部に導入され、この座部用導風手段に対
応する位置を中心として使用者の尻および腰部をその下
側から暖める。
【0025】しかも、背部用導風手段から背凭れ部内へ
の温風の導入は、背凭れ部に寄り掛かった使用者の背に
よって邪魔され易いが、背部用導風手段内の温風は導風
ホースを介して座部用導風手段に抜けるので、背部用導
風手段からの温風の逃げ道を多く確保できる。
【0026】前記第6の課題を解決するために、請求項
6の発明は、前記温風供給装置から温風が供給される前
記背部用導風手段は導風チャンバを備え、このチャンバ
に設けられた温風導入口の軸線延長上から外して、前記
導風ホースの入口部を前記導風チャンバに接続したこと
を特徴とするものである。
【0027】この請求項6の発明においては、背部用導
風手段の導風チャンバに対する温風導入口と導風ホース
の入口部との位置関係により、温風供給装置から背部用
導風手段の導風チャンバ内に供給された温風全体が、そ
のまま直接的に導風ホースに通り抜けることを極力少な
くできる。それにより、背部用導風手段の導風チャンバ
内に温風を滞留させて、そこから背凭れ部内への温風の
導入を確実にでき、その一方で導風チャンバ内の温風の
一部を導風ホースを介して座部用導風手段に導いて、座
部内に導入できる。
【0028】同様に、前記第6の課題を解決するため
に、請求項7の発明は、前記温風供給装置から温風が供
給される前記背部用導風手段は導風チャンバを備え、こ
のチャンバに接続された温風供給ホースの風路断面積に
比較して、前記導風チャンバに接続された前記導風ホー
スの風路断面積を小さくしたことを特徴とするものであ
る。
【0029】この請求項7の発明においては、温風供給
ホースと導風ホースとの風路断面積の関係により、温風
供給装置から背部用導風手段の導風チャンバ内に供給さ
れた温風が導風ホースを流通する際に絞られる。そのた
め、温風供給ホースから導風チャンバ内に供給された温
風の全量が、そのまま直接的に導風ホースを通り抜ける
ことを極力少なくできる。それにより、背部用導風手段
の導風チャンバ内に温風を滞留させて、そこから背凭れ
部内への温風の導入を確実にでき、その一方で導風チャ
ンバ内の温風の一部を導風ホースを介して座部用導風手
段に導いて、座部内に導入できる。
【0030】前記第7の課題を解決するために、請求項
8の発明は、前記座部用の導風手段が有した前記座部上
方への温風出口を、前記座部の後部外周位置に対応して
設けたことを特徴とするものである。
【0031】この請求項8の発明においては、座部に対
する座部用導風手段の温風出口の位置関係により、この
出口全体が座部に腰掛けた使用者の尻部で塞がれること
を少なくして、座部用導風手段から座部内への温風の導
入が損なわれないようにできる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図1および図2を参照して
本発明の第1の実施の形態を説明する。図1(A)
(B)は椅子式マッサージ機Aの構成を前後方向から見
て示す斜視図であって、この図中1はマッサージ機本体
としての椅子本体である。
【0033】この椅子本体1は、座部2と、この座部2
の後側に配設されて座部2に対して所定の角度傾斜して
設けられた背凭れ部3と、座部2の両側に位置して設け
られた肘掛け部4等を備えている。座部2は支持枠5を
備えている。背凭れ部3は支持枠5の後端部にリクライ
ニング動作が可能に図示しないリクライニング機構を介
して連結され、肘掛け部4は支持枠5の幅方向両端に夫
々連結されている。
【0034】支持枠5は、座部2の座面の下方に位置し
て左右方向に延びる水平な第1支持板5aを有している
とともに、後方に突出する水平な第2支持板5bを有し
ている。これら両板5a、5bはいずれも支持枠5の枠
部に対してねじ止めや溶接止め等により連結されてい
る。
【0035】図2に示されるように背凭れ部3は、使用
者の背中を受ける背凭れベース6を備え、このベース6
の前面にクッション材7を配置するとともに、全体を柔
軟性を有した包布8で覆って形成されている。背凭れベ
ース6は硬質な板材等で形成されている。クッション材
7は、通気性が良好でかつ緩衝性能を有し、しかも緩衝
後に復元性能が高い材料、例えば目の粗いスポンジ、或
いは大きめの通気孔を多数開けた目の細かいスポンジ等
で形成されている。
【0036】包布8は背凭れベース6の前側部分を覆う
表布8aと後側部分を覆う裏布8bとを縫製してなるも
のであって、その少なくとも表布8aは通気性を有して
いる。この表布8aはマッサージ機Aの使用者を受ける
正面を覆っており、その面に寄り掛かった使用者の背中
が接するようになっている。包布8は、例えば袋状に縫
製されていて着脱自在であり、必要により取外して洗濯
できるようになっている。
【0037】図1(A)に示されるように座部2には、
その幅方向に延びる腿用施療子9および尻用施療子10
が配設されている。これら施療子9、10は、気密性を
有した軟質なシートを熱溶着等で袋状に加工して形成さ
れた袋体からなるものであって、それへの圧縮空気の給
排気に伴い膨脹・収縮をして、座部2に腰掛けた使用者
の下半身に、膨脹に伴う押圧を与えるとともに、収縮に
伴う弛緩を起こさせ、それにより、マッサージをするも
のである。
【0038】図1(A)および図2に示されるように背
凭れ部3における背凭れベース6の前面には、表布8a
の裏面に対向して施療子11〜15が夫々背凭れ部3の
幅方向に延びて配設されている。これら施療子11〜1
5も、気密性を有した軟質なシートを熱溶着等で袋状に
加工して形成された袋体からなるものであって、それへ
の圧縮空気の給排気に伴い膨脹・収縮をして、背凭れ部
3に寄り掛かった使用者の上半身の腰部、背中部および
首部等に、膨脹に伴う押圧を与えるとともに、収縮に伴
う弛緩を起こさせ、それにより、マッサージをするもの
である。そして、施療子11〜15は例えば前記クッシ
ョン材7で覆われることなく設けられていて、その膨脹
・収縮の影響をクッション材7で減衰されることなく表
布8aを介して使用者の上半身に及ぼすようになってい
る。
【0039】前記第1支持板5a上には座部2で覆い隠
されてユニット化された圧縮空気給排気装置16が配置
されている。この装置16は、エアーコンプレッサ、フ
ィルタータンク、ロータリーバルブ、および制御部など
を有している。エアーコンプレッサは空気を圧縮して供
給するエアー供給器として設けられ、フィルタータンク
はエアーコンプレッサから供給される空気の脈動を平滑
にするために設けられている。ステッピングモータによ
り動作されるロータリーバルブは、前記各施療子9〜1
5をなした袋体に個別に図示しない空気配管を介して接
続されており、これら施療子9〜15に対する空気の給
排気を選択的に行わせるために設けられている。
【0040】各種のマッサージモードが設定された制御
部は、それへの入力信号に基づいて、エアーコンプレッ
サの起動・停止と、指定されたマッサージモードにした
がってロータリーバルブの動作を制御して、選択された
必要な数の施療子9〜15を同期して或いは非同期に膨
脹・収縮させるために設けられている。この制御部には
例えばリモート式のコントローラ17が接続され、この
コントローラ17の操作により、種々のマッサージモー
ドの中から選択されたモードが、前記制御部に指定され
るようになっている。なお、このコントローラ17を出
し入れ可能に収容する収容部18が一方の肘掛け部4の
外側面に設けられている。
【0041】前記椅子本体1には温風導入口21と導風
チャンバ22とが設けられている。詳しくは、図1
(B)および図2に示されるように背凭れ部3における
背凭れベース6の裏面には導風チャンバプレート23が
取付けられており、これと背凭れベース6との間に導風
チャンバ22が形成されている。導風チャンバプレート
23の後面部は背凭れ部3の背面に突出されており、そ
の部分に例えば背凭れ部3の幅方向に延びる互いに平行
な複数の開口を設けることによって、これら開口からな
る温風導入口21を形成している。温風導入口21は椅
子本体1外からその内部例えば背凭れ部3内に温風を導
入するためのものである。
【0042】そして、導風チャンバプレート23および
導風チャンバ22は、この第1の実施の形態では背凭れ
部3に寄り掛かった使用者の腰部に対応する背凭れ部3
の下部に、その幅方向略全体にわたって設けられてい
る。しかし、これに代えて本発明では、背凭れ部3の下
部以外の場所に設けてもよく、或いは背凭れ部3の下部
とそれの両端部から背凭れ部3の上方に向けて夫々延び
るように凹状をなして設けるなど任意形状に設けて、使
用者に対して加温領域をより多く確保できるようにして
もよい。
【0043】背凭れベース6の導風チャンバ22に臨ん
だ部分には、このベース6を厚み方向に貫通する温風出
口24が設けられている。温風出口24は例えば多数の
小孔によって形成されている。そのため、施療子11〜
15が取付けられた背凭れベース6の前面と表布8aと
の間は、温風出口24を介して導風チャンバ22に連通
されており、導風チャンバ22内に導かれる温風が温風
出口24を通って背凭れベース6の前面と表布8aとの
間に導かれるようになっている。したがって、導風チャ
ンバ22、導風チャンバプレート23および温風出口2
4は、背凭れ部3の前面、言い換えれば、椅子本体1の
使用者の身体を受ける面、つまり、マッサージ機本体A
の正面側に温風を導く導風手段を形成している。
【0044】背凭れ部3の下方に位置された前記第2支
持板5b上には温風供給装置25が配置されている。背
凭れ部3の背面と対向する下方空間は通常デッドスペー
スとなるが、そこを利用して温風供給装置25を配置し
たから、デッドスペースを有効利用できるとともに、こ
の供給装置25をその上方から覆った背凭れ部3で保護
できる。
【0045】この温風供給装置25は、図示しない少な
くとも一つの電気ヒータ(熱源)と、全体の発熱量を複
数段階に選択するワット数切替え手段を含む制御部と、
送風機などを有している。温風供給装置25はその制御
部に前記コントローラ17での操作によって与えられる
指令に基づいて動作され、選択されたワット数で電気ヒ
ータを発熱した状態で送風を行うことにより温風を生成
して吹き出すものである。この温風供給装置25は背凭
れ部3の背面に対向する上面にグリル状の温風吹出し口
26を有している。この吹出し口26を通って温風は前
記温風導入口21に向けて吹出されるようになってい
る。
【0046】なお、図1(B)および図2に示されるよ
うに温風導入口21の回りに、2点鎖線で示す導風ガイ
ド27を設けてもよい。このガイド27は、例えば温風
導入口21の上縁から斜め下方に突出する庇部の幅方向
両端に、温風導入口21の左右側縁に沿う三角形状など
の側板部を設けてなるものである。こうした導風ガイド
27を背凭れ部3の背面に設ける場合には、温風供給装
置25から吹出される温風が、温風導入口21の周囲に
逃げる無駄を少なくして効果的に温風を温風導入口21
に吹込ませることができる点で優れている。
【0047】前記第1の実施の形態において、椅子本体
1に取付けられた袋体からなる各施療子9〜15は、マ
ッサージ機Aの非使用状態では略偏平状をなしている。
そして、コントローラ17の操作に従い圧縮空気給排気
装置16が動作されることにより、所望のマッサージモ
ードにしたがって膨脹・収縮を繰り返す。つまり、圧縮
空気が供給される袋体からなる施療子は、それへの圧縮
空気の供給にしたがって徐々に断面が楕円形状となるよ
うに膨脹し、最大膨脹時にはその断面が略円形状に膨脹
され(図2中2点鎖線参照)、そして圧縮空気の排出に
したがって略偏平な状態に萎むものである。
【0048】それにより、各施療子9〜15が膨脹する
過程で、使用者の背中などの被治療部を徐々に押圧し
て、この被治療部をストレッチできるとともに、各施療
子9〜15の収縮により前記ストレッチを解放して被治
療部を弛緩させることができ、こうした繰り返しによっ
てマッサージができる。
【0049】そして、こうしたマッサージ動作ととも
に、前記マッサージ機Aは前記コントローラ17により
温風供給装置25を動作させて使用できる。そうする
と、例えば椅子本体1外に設置された温風供給装置25
は、その内部で温風を生成し、この温風を温風吹出し口
26から背凭れ部3の背面に露出された温風導入口21
に向けて吹出す。
【0050】そのため、温風導入口21を通って導風チ
ャンバ22に入り込んだ温風は、このチャンバ22内に
広がり温風出口24を通って、背凭れベース6の前面と
これを覆った表布8aとの間に吹出し、そこにある施療
子11〜15を暖めるとともに表布8aを暖めながら、
表布8aを前方に通過する。
【0051】したがって、使用者は温風により暖められ
た表布8aを介して背中を暖められる。それにより、使
用者の身体をリラックスさせて軟らかくした状態で、施
療子11〜15の膨脹・収縮によるマッサージをするこ
とができるから、マッサージ効果を高めることができ
る。
【0052】そして、以上のように椅子本体1の正面側
にある表布8aを暖めるのに温風を媒体として行うか
ら、椅子本体1内において電気ヒータの発熱を利用する
場合に比較して、絶縁被覆等による温度上昇の遅延がな
く、即熱性に優れる。しかも、以上のように電気ヒータ
を用いないで温風により暖めるから、使用上において繰
り返し加えられる使用者の体重に拘らず、熱源となる電
気ヒータを有した温風供給装置25の電気的損傷の恐れ
がなく、使用者の身体を暖める機能を安定して長期間に
わたり保持できる。
【0053】しかも、前記温風により背凭れベース6の
前面とこれを覆った表布8aとの間にある袋体製の施療
子11〜15も暖められ、これら暖められた施療子11
〜15を使用者の背中に対し広い面積をもって押圧(こ
れは袋体が圧縮空気の流入により膨脹することで実現さ
れる。)できるから、よりマッサージ効果を高めること
ができる。その上、表布8aは暖かいだけではなく、そ
こを温風が通過するから、この通過した温風によっても
使用者を暖めることができるので、よりマッサージ効果
を高めることができるとともに、こうした温風の流動に
より表布8aおよび各施療子11〜15を暖かい温度に
保持できる。
【0054】さらに、背凭れ部3に導入された温風はそ
の下部に設けた温風出口24を通して前方に導かれるの
で、その位置に対応する使用者の腰部を集中して暖める
ことができる。そのため、使用者は身体全体を暖められ
たような感触を受けるものであり、結果的に、使用者を
暖め易く、速くリラックスさせることができる。
【0055】図3〜図5は本発明の第2の実施の形態を
示している。この第2の実施の形態は、温風導入口およ
び温風供給装置等の構成が前記第1の実施の形態とは異
なり、それ以外の構成は図3〜図5に図示されない部分
を含めて図1および図2に示された前記第1の実施の形
態の椅子式マッサージ機と同一ないしは同様な構成であ
る。そのため、図示されない構成については図1および
図2をもって代用するとともに、図示される同一ないし
は同様な構成部分には第1の実施の形態と同一の符号を
付して、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効
果の説明については省略するが、これら同一ないしは同
様な構成部分についても第2の実施の形態に係る椅子式
マッサージ機の構成の一部をなすものである。
【0056】この第2の実施の形態において、温風導入
口121は導風プレート23の背面から一体に突設され
た筒部によって形成されており、この導入口121は図
4および図5等に示されるように背凭れ部3の背面から
突出されている。
【0057】温風供給装置125は、前記各袋体からな
る施療子9〜15を膨脹・収縮させる圧縮空気給排気装
置と一体化されたユニットとして形成され、背凭れ部3
の下方において椅子本体1の下端部から突設された一対
の支持ロッド105の上に、背凭れ部3の背面と対向し
て取外し可能に設置されている。なお、この第2の実施
の形態では前記第1の実施の形態において設けた第1、
第2の支持板は省略されている。
【0058】そして、この装置125が備える温風供給
部125aは、図示しない少なくとも一つの電気ヒータ
と、全体の発熱量を複数段階に選択するワット数切替え
手段を含む制御部と、送風機などを有している。温風供
給装置125は、その制御部に前記コントローラ17で
の操作によって与えられる指令に基づいて動作され、選
択されたワット数で電気ヒータを発熱した状態で送風を
行うことにより、温風を生成して吹き出すものである。
【0059】さらに、温風供給部125aは例えば上面
に円形状の温風吹出し口126を有しているとともに、
この吹出し口126に差し込み接続された温風供給ホー
ス127を有している。このホース127は可撓性を有
したもので形成され、例えば蛇腹ホースを採用してい
る。この温風供給ホース127の先端部は比較的硬質な
筒状をなしていて、前記筒状の温風導入口121に着脱
可能に嵌合して接続されるようになっている。
【0060】また、図4に示されるようにユニットから
なる温風供給装置125はその周面例えば前面に空気配
管のコネクタ128を有している。このコネクタ128
は椅子本体1の背面部に設けられた空気配管のコネクタ
129に着脱可能に接続され、その接続により、温風供
給装置125内の図示しない圧縮空気給排気部で生成さ
れる圧縮空気の各施療子9〜15に対する給排気が可能
になっている。
【0061】温風供給装置125は、その底面に前記2
本の支持ロッド125に渡って載置されるベース板13
0を有し、これを支持ロッド125上に位置決めして載
せた状態で、コネクタ128を椅子本体1のコネクタ1
29に接続するとともに、温風供給ホース127の先端
部を椅子本体1の温風導入口121に接続して使用され
る(図3参照)。なお、この状態において温風供給装置
125は背凭れ部3の下方空間のデッドスペース内に配
置されるから、スペースを有効利用できる。また、必要
に応じて、前記各接続を解除して椅子本体1から温風供
給装置125を分離できる(図4参照)。しかも、その
コネクタ128、129の着脱に際しても、ベース板1
30の曲がった両端縁が一対の支持ロッド105に係合
して幅方向に位置決めされるので、この位置決め下にお
いて支持ロッド105の軸方向に沿って温風供給装置1
25をスライドさせて、容易に行うことができる。
【0062】このように温風供給装置125を椅子本体
1に対して着脱できるので、この椅子式マッサージ機A
を持ち運ぶ場合に、椅子本体1と温風供給装置125を
個別に持ち運びことができる。したがって、運搬重量が
軽くなって容易に運搬を行うことができる。
【0063】前記構成の第2の実施の形態においても、
温風で椅子本体1に座った使用者の背中を腰部を中心と
して暖めながら施療子9〜15の膨脹・収縮によりマッ
サージするので、前記第1の実施の形態と同じ作用を得
ることができ、したがって、本発明の第1〜第3の課題
を解決できる。
【0064】その上、温風供給装置125が、その温風
吹出し口126と背凭れ部3の温風導入口121とに渡
って設けられる温風供給ホース127を有して、このホ
ース127を通して背凭れ部3内に温風を導入するか
ら、供給される温風のすべてを無駄なく確実に温風導入
口121に導入させることができる。しかも、背凭れ部
3はリクライニング動作をするが、蛇腹ホースからなる
温風供給ホース127は可撓性があるから、温風導入口
121への前記無駄のない温風導入機能を、リクライニ
ング動作による背凭れ部3の位置変更に拘らずに、それ
に応じた温風供給ホース127の可撓変形により保持で
きる。
【0065】図6および図7は本発明の第3の実施の形
態を示している。この第3の実施の形態は、マット式マ
ッサージ機Bに適用した例を示している。
【0066】この第3の実施の形態において、マッサー
ジ機本体としてのマット部201には、図6に示すよう
に下面側に硬質な発泡ポリウレタンフォームからなる方
形な板状の台部材210が設けられ、この台部材210
の上面部には図7に示されるように台部材210の幅方
向に延びる施療子211a〜211hが取付けられてい
る。これら施療子211a〜211fの構成は前記第1
の実施の形態において説明した施療子と同じであるの
で、ここでの説明は省略する。
【0067】施療子211a〜211hには夫々折り曲
げ可能なエアーホース212a〜212hの一端が接続
され、これらホース212a〜212hの他端はマット
部201の縁部に設けた接続部214に接続されてい
る。これら施療子211a〜211hおよびエアーホー
ス212a〜212hは通気性を有する布等からなる包
布213で覆われている。包布213は表布213aと
裏布213bとを縫製してなる。
【0068】施療子211a〜211hは、夫々エアー
ホース212a〜212hを介して後述のエアー供給部
からの圧縮空気の給排気によって膨脹・収縮して、マッ
ト部201上の使用者の被施療部を押圧・弛緩してマッ
サージするものである。
【0069】マット部201の前記接続部214が設け
られている近傍の縁部には温風導入口215が設けら
れ、この導入口215には温風ガイド本管216aが接
続されている。温風ガイド本管216aからは複数本の
温風ガイド分岐管216bが分岐されていて、これら本
管216aおよび分岐管216bは折り曲げ可能であ
る。
【0070】温風ガイド本管216aはマット部201
の側縁に沿って延びて配置されている。温風ガイド分岐
管216bはマット部201の幅方向に沿って延びて配
置されているとともに、これら分岐管216bの夫々は
上向きの温風噴出口216eを複数有している。温風ガ
イド分岐管216bの内の一つは、マット部201上に
寝た使用者の腰部に対応させて配置することが望まし
い。温風ガイド本管216aおよび温風ガイド分岐管2
16bは、使用者の身体を受けるマット部201の正面
側、この場合上面側に温風を導いて噴出する導風手段2
16を形成している。
【0071】なお、図7中217はマット部201の脚
部が位置される部位に設けられた電床体であって、この
電床体217に与えられる所定の電位によって脚部の血
行を促進させるようになっている、この電床体217に
リード線217aを介して接続されたコネクタ217b
は、前記接続部214の近傍に配置されている。
【0072】また、図7中202はマット部201の外
部に配置される温風供給装置である。この装置202
は、内部に圧縮空気給排気部と、温風供給部とを有して
いる。
【0073】圧縮空気給排気部は、空気を圧縮して供給
するエアー供給器としてのエアーコンプレッサ、エアー
コンプレッサーから供給される空気の脈動を平滑にする
ためのフィルタータンク、ステッピングモータにより動
作されるロータリーバルブ、および制御部などを有して
いる。ロータリーバルブは、前記各施療子211a〜2
11hをなした袋体に対する圧縮空気の給排気を選択的
に行わせるために設けられている。各種のマッサージモ
ードが設定された制御部は、それへの入力信号に基づい
て、エアーコンプレッサの起動・停止と、指定されたマ
ッサージモードにしたがってロータリーバルブの動作を
制御して、選択された必要な数の施療子211a〜21
1hを同期して或いは非同期に膨脹・収縮させるために
設けられている。この圧縮空気給排気部はその制御部に
与えられる指令にしたがって動作されるようになってい
る。
【0074】温風供給部は、少なくとも一つの電気ヒー
タと、全体の発熱量を複数段階に選択するワット数切替
え手段を含む制御部と、送風機などを有している。この
供給部は、その制御部に与えられる指令に基づいて動作
され、選択されたワット数で電気ヒータを発熱した状態
で送風を行うことにより、温風を生成して吹き出すもの
である。
【0075】これら圧縮空気給排気部および温風供給部
の制御部には、温風供給装置202が有した筐体220
の前面に設けられた操作部222、またはこの操作部2
22に着脱自在に取付けられるリモートコントローラ2
24の操作によって、種々のマッサージモードの中から
選択されたモードが与えられるようになっている。
【0076】温風供給装置202の筐体220の側壁に
は、圧縮空気配管用コネクタ225、温風吹出し口とし
ての温風配管用コネクタ226、および電気コネクタ2
27が夫々設けられている。コネクタ225には可撓性
を有するエアーホース群203の一端の接続口204が
着脱可能に差し込み接続され、このホース群203の他
端の接続口205は前記接続部214に着脱可能に差し
込み接続されるようになっている。この接続により、温
風供給装置202は、その圧縮空気給排気部で生成した
圧縮空気を、エアーホース群203を介して前記エアー
ホース212a〜212hを経て施療子211a〜21
1hに給排気することができる。
【0077】温風供給装置202は可撓性を有する温風
供給ホース206を有している。このホース206の一
端はコネクタ226に着脱可能に接続され、他端は前記
温風導入口215に着脱可能に接続されるようになって
いる。この接続により、温風供給装置202は、その温
風供給部で生成した温風を、温風供給ホース206を介
して前記導風手段216に導いて、施療子211a〜2
11hを間において対向する台部材210と包布213
の表布213aとの間に送風することができる。
【0078】なお、前記電気コネクタ227にはリード
線207の一端が差し込み接続され、この他端が前記コ
ネクタ217bに着脱可能に接続されて、その接続を介
して電床体217への通電がされるようになっている。
【0079】前記構成の第3の実施の形態においても、
温風供給装置202で生成した温風を、マット部210
内に導いて、台部材210と包布213の表布213a
との間に導入し、この表布213aの上方に通過させる
から、マット部201上に寝た使用者を暖めながら、施
療子211a〜211hの膨脹・収縮によりマッサージ
するので、前記第1の実施の形態と同様の作用を得るこ
とができる。
【0080】したがって、マット部201に電気ヒータ
を埋め込むことなく、このマット部201の内側から温
風により使用者を暖めるので、使用上において繰り返し
加えられる使用者の体重に拘らず、マッサージ上での電
気的な諸不具合を解消できて、使用者の身体を暖める機
能を安定して長期間にわたり保持できる。しかも、使用
者の身体を暖める温風で施療子211a〜211hも暖
められるので、これら膨脹・収縮する施療子211a〜
211hで使用者の身体の面積を押圧してエアーマッサ
ージをするので、マッサージ効果をより向上できる。
【0081】さらに、温風供給装置202が、その温風
吹出し口としてのコネクタ226とマット部201の温
風導入口215とに渡って設けられる温風供給ホース2
06を有して、このホース206を通してマット部20
1内に温風を導入するから、供給される温風のすべてを
無駄なく確実に温風導入口215に導入させることがで
きる。
【0082】図8〜図13は本発明の第4の実施の形態
を示している。この第4の実施の形態は、背凭れ用およ
び座部用の互いに連通された第1、第2の導風手段を備
える点、および温風供給装置等の構成が前記第1の実施
の形態とは異なり、その以外の構成は図1および図2に
示された第1の実施に形態に係る椅子式マッサージ機と
同一ないしは同様な構成である。そのため、同一ないし
は同様な構成部分には第1の実施の形態と同一の符号を
付して、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効
果の説明については省略するが、これら同一ないしは同
様な構成部分についても第4の実施の形態に係る椅子式
マッサージ機の構成の一部をなすものである。
【0083】この第4の実施の形態において、背凭れ部
3の一部例えば使用者の腰部に対応する下部には、背部
用の導風手段が設けられ、また、座部2の一部には使用
者の腰部に対応して座部用の導風手段が設けられてい
る。
【0084】背部用導風手段は、既述のように背凭れベ
ース6に形成された温風出口24と、この出口24と対
向して背凭れベース6の裏面に取付けられた導風チャン
バプレート23と、これらプレート23と背凭れベース
6との間に形成された空間からなる導風チャンバ22と
を有して構成されている。
【0085】導風チャンバプレート23は、開口された
一面を含んで中空直方体構造の箱形をなしていて、背凭
れ部3の幅方向に延びて設けられている。このプレート
23の一壁、例えば長手方向の一端壁には温風導入口3
11が設けられているとともに、前記一端壁とは別の壁
例えば下壁の略中央部にホース接続口312が設けられ
ている。したがって、ホース接続口312は温風導入口
311の軸線延長上から外れて位置されている。このよ
うにホース接続口312を導風チャンバプレート23の
下壁に設ける構成は、後述の導風ホースを配管する上
で、このホースがプレート23の一部を迂回する必要が
なく配管長さを最小にできる点で優れている。
【0086】座部用導風手段は背部用導風手段と同様構
成である。つまり、図10等に示されるように座部2の
ベースとなる支持枠5に形成された温風出口313と、
この出口313と対向して支持枠5の裏面に取付けられ
た導風チャンバプレート314と、これらプレート31
4と支持枠5との間に形成された空間からなる導風チャ
ンバ315とを有して構成されている。
【0087】導風チャンバプレート314は、開口され
た一面を含んで中空直方体構造の箱形をなしていて、座
部3の幅方向に延びて設けられている。このプレート3
14の長手方向両端部は座部2の後部の幅方向両端部、
言い換えれば、座部2の後部外周位置の一部に配置され
ており、これら両端部の上面に位置される開口315a
を夫々有している。これらの開口315aの真上には前
記温風出口313が設けられている。
【0088】なお、図10に示されるように座部2の座
面は、通気性を有する目の粗いスポンジ等のクッション
材317を、柔軟性および通気性を有した表布319で
覆って形成されている。それにより、前記座面は通気性
を有していて、温風出口313から放出される温風の上
方への通過が可能になっている。
【0089】座部用導風手段の導風チャンバプレート3
14の側壁には、蛇腹ホース等の可撓性を有した導風ホ
ース318の一端が接続されている。この導風ホース3
18の他端部からなる入口部318aは、前記背部用導
風手段のホース接続口312に接続されている。それに
よって、導風ホース318は、座部2から背凭れ部3に
渡って設けられて、両導風手段の導風チャンバ22、3
15を連通させている。
【0090】導風ホース318を図10等に例示される
ように導風チャンバプレート314の後壁に接続する構
成は、導風ホース318を配管する上で、このホース3
18の配管長さを最小にできるとともに、導かれた温風
を直接的に温風出口313に集中させて、そこから吹き
出させることなく、導風チャンバプレート314の前壁
で反射させた後に温風出口313から平均して吹き出す
ことができる点で優れている。なお、椅子本体1の背凭
れ部3がリクライニング動作することなく固定して設け
られたものである場合には、導風ホース318には硬質
管を用いてもよい。
【0091】また、この第4の実施の形態における温風
供給装置321は、前記各袋体からなる施療子9〜15
を膨脹・収縮させる圧縮空気給排気装置と一体化された
ユニットとして形成され、背凭れ部3の下方において椅
子本体1の下端部から突設された一対の支持ロッド32
2の上に、背凭れ部3の背面と対向して取外し可能に設
置されている。なお、この第4の実施の形態では前記第
1の実施の形態において設けた第1、第2の支持板は省
略されている。
【0092】この装置321が備える温風供給部は、図
示しない少なくとも一つの電気ヒータと、全体の発熱量
を複数段階に選択するワット数切替え手段を含む制御部
と、送風機などを有している。この温風供給装置321
は、その制御部に前記コントローラ17での操作によっ
て与えられる指令に基づいて動作され、選択されたワッ
ト数で電気ヒータを発熱した状態で送風を行うことによ
り、温風を生成して吹き出すものである。
【0093】図12等に示されるように前記温風導入口
311側に対応位置された温風供給装置321の一側面
には、図示しない温風吹出し口が形成され、この吹出し
口には温風供給ホース323が着脱可能に嵌合して差し
込み接続されている。このホース323は可撓性を有し
たもので形成され、例えば蛇腹ホースが採用されてい
る。温風供給ホース323の先端部323aは、比較的
硬質な筒状をなしていて、背部用導風手段の温風導入口
311に嵌合して接続されている。
【0094】図9に示されるように温風供給装置321
の周面例えば前面には複数本の可撓性空気配管324の
束が導出され、その先端部にはコネクタ325が取付け
られている。このコネクタ325は椅子本体1の背面部
に設けられた空気配管のコネクタ326に着脱可能に接
続され、その接続により、温風供給装置321内の図示
しない圧縮空気給排気部で生成される圧縮空気の各施療
子9〜15に対する給排気が可能になっている。
【0095】この温風供給装置321は、その底面に前
記2本の支持ロッド322に渡って載置されるベース板
327を有し、これを支持ロッド322上に位置決めし
て載せた状態で、コネクタ325を椅子本体1のコネク
タ326に接続するとともに、温風供給ホース323の
先端部を椅子本体1の温風導入口311に接続して使用
される。この温風供給装置321は、ベース板327の
曲がった両端縁が一対の支持ロッド322に係合するこ
とにより、椅子本体1の幅方向に位置決めされるように
なっている。なお、この状態において温風供給装置32
1は背凭れ部3の下方空間のデッドスペース内に配置さ
れるから、スペースを有効利用できる。
【0096】また、必要に応じて、前記各接続を解除し
て椅子本体1から温風供給装置321を分離できる。こ
のように温風供給装置321を椅子本体1に対して着脱
できるので、この椅子式マッサージ機Aを持ち運ぶ場合
に、椅子本体1と温風供給装置321を個別に持ち運び
ことができる。したがって、運搬重量が軽くなって容易
に運搬を行うことができる。
【0097】前記構成の第4の実施の形態においても、
温風で椅子本体1に座った使用者の腰部を中心として暖
めながら施療子9〜15の膨脹・収縮によりマッサージ
するので、前記第1の実施の形態と同じ作用を得ること
ができ、したがって、本発明の第1〜第3の課題を解決
できる。
【0098】しかも、その使用において使用者の腰部を
背面側のみならず下方からの温風によって暖めることが
できる。
【0099】詳しくは、温風供給装置321で生成され
た温風は、温風供給ホース323を通って、背部導風チ
ャンバ22内にその温風導入口311から供給される。
それにより、前記第1の実施の形態の場合と同様に、背
部用導風チャンバ22内に広がった温風は、通気部24
を通って背凭れベース6の前面とこれを覆った表布8a
との間に吹出し、そこにある施療子11〜15を暖める
とともに表布8aを暖めながら、この表布8aを前方に
通過して、背凭れ部3に寄り掛かった背中をその腰部を
中心に暖めることができる。
【0100】これと同時に、導風チャンバ22内の温風
の一部は導風ホース318からも流出して、このホース
318により座部用の導風チャンバ315に導かれる。
【0101】この場合、導風ホース318が接続された
ホース接続口313が、温風導入口311の軸線上から
外れて設けられているから、温風導入口311に導かれ
た温風の殆どがそのまま風の勢いでホース接続口313
から流出することがない。このように導風チャンバ22
内に供給された温風全体が、そのまま直接的に導風ホー
ス318に通り抜けることを極力少なくできるため、温
風導入口311から導入された温風を導風チャンバ22
内に一定時間確実に滞留させて、前記通気部24を通し
ての背凭れ部3前方への温風の放出を確実ならしめるこ
とができる。
【0102】そして、座部用の導風チャンバ315に導
入された一部の温風は、この導風チャンバ315の開口
315aおよびこの真上に連通して配設された支持枠5
の温風出口313を通って、支持枠5の上面とこれを覆
った表布319との間に吹出し、そこにある施療子9、
10等を暖めるとともに表布319を暖めながら、この
表布319を上方に通過して(なお、通過部を図13中
斜線を付して示す。)、座部2に座った使用者の尻部
(図13中2点鎖線参照)および腰部を下方から暖める
ことができる。
【0103】しかも、開口315aおよび温風出口31
3は座部2の周部に配設してあるから、これらが座部2
に座った使用者の尻部により塞がれることが防止され
る。それにより、使用者の胴を下方から暖める機能を保
証でき、尻部および腰部を主としてその周部に沿って上
昇する暖気によって暖めることができる。
【0104】以上のように温風供給経路が一つの温風供
給装置321から両導風チャンバ22、315に個別に
設けられたものではなく、背部用導風チャンバ22を経
由させて座部用の導風チャンバ315に温風を導くにも
拘らず、これら両チャンバ22、315の双方から夫々
確実に温風を背凭れ面および座面に吹き出させて、使用
者の胴、特に、腰部を背面側のみならず下方からも温風
によって暖めることができる。
【0105】したがって、この第4の実施の形態に係る
椅子式マッサージ機Aによれば、使用者の胴、特に、腰
部を速やかに暖め易く、使用者の胴をより一層リラック
させて柔らかくして、施療子9〜15の膨脹・収縮によ
るマッサージをすることができる。
【0106】しかも、使用者が背凭れ部3に寄り掛かっ
た際には背中によって導風チャンバ22の通気部24が
塞がれ易いにも拘らず、導風チャンバ22に連通して座
部用導風チャンバ315を設けたから、このチャンバ3
15から座部2上への温風の放出によって、導風チャン
バ22の通気部24が塞がれた際における温風の逃げ道
を確保できる。こうした逃げ道によって、既述のような
椅子本体1上の使用者を温風で暖めるのに必要な温風の
送風圧力を高く設定する必要がないから、温風供給装置
321への温風生成上の負担を少なくできる。
【0107】また、この第4の実施の形態においては、
温風供給装置321で生成した温風を温風供給ホース3
23を通して背部用導風チャンバ22内に導入し、つい
で導風ホース318を介して座部用導風チャンバ315
内に導入するから、供給される温風のすべてを無駄なく
確実に背凭れ部3および座部2内に導入させることがで
きる。しかも、背凭れ部3はリクライニング動作をする
が、蛇腹ホースからなる温風供給ホース323および導
風ホース318は可撓性があるから、前記無駄のない温
風導入機能を、リクライニング動作による背凭れ部3の
位置変更に拘らずに維持できる。
【0108】図14および図15は本発明の第5の実施
の形態を示している。この第5の実施の形態は、背部用
導風チャンバに対する温風供給ホースと導風ホースとの
配置と両ホースの太さの点が前記第4の実施の形態とは
異なり、その以外の構成は図14および図15に示され
た第4の実施に形態に係る椅子式マッサージ機と同一な
いしは同様な構成である。そのため、同一ないしは同様
な構成部分には第4の実施の形態と同一の符号を付し
て、それらの構成の説明およびそれに基づく作用効果の
説明については省略するが、これら同一ないしは同様な
構成部分についても第5の実施の形態に係る椅子式マッ
サージ機の構成の一部をなすものである。
【0109】この第5の実施の形態において、背凭れベ
ース6に固定された横長な導風チャンバプレート23の
相対向する側面には、同一軸線P上に位置して温風導入
口311とホース接続口312とが夫々相対向して設け
られている。温風導入口311の径に比較してホース接
続口312の径は小さく形成されている。こうした径差
に応じて温風導入口311に接続された温風供給ホース
323には太い蛇腹ホースが使用され、ホース接続口3
12に接続された導風ホース318には細い蛇腹ホース
が使用され、それにより導風ホース318の風路断面積
を温風供給ホース323の風路断面積よりも小さくして
ある。なお、こうしたホース径の違いに代えて、両ホー
ス318、323の径は同じでも、導風ホース318の
一部に絞りを設けて、その風路断面積を温風供給ホース
323の風路断面積よりも小さくしてもよい。
【0110】こうした構成を備える第5の実施の形態に
係る椅子式マッサージ機Aによれば、以上のような風路
断面積の差により、温風供給装置321から背部用導風
チャンバ22内に導かれた後、導風ホース318を通る
一部の温風は、このホース318によって絞られる。そ
のため、温風導入口311とホース接続口312とが相
対向して同一軸線P上に設けられているにも拘らず、温
風供給ホース323から背部用導風チャンバ22内に導
かれた温風の全量が、そのまま直接的に風の勢いで座部
用導風チャンバ315に接続された導風ホース318を
通り抜けることを極力少なくできる。
【0111】したがって、温風導入口311から導入さ
れた温風を導風チャンバ22内に一定時間確実に滞留さ
せて、通気部24を通しての背凭れ部3前方への温風の
放出を確実ならしめることができる。なお、この点を除
いて第5の実施の形態に係る椅子式マッサージ機は、前
記第4の実施の形態に係る椅子式マッサージ機と同様の
作用を得て、本発明の第1〜第7の課題を解決できるも
のである。
【0112】前記各実施の形態は夫々以上のように構成
したが、これらの形態に本発明は制約されるものではな
い。例えば、本発明は、施療子が圧縮空気の給排気で膨
脹・収縮する袋体からなるのではなく、被治療部を揉ん
だり叩いたりするのに適するローラ等を施療子として用
い、それを適当な駆動機構で機械的に動かすことによっ
てマッサージを行う非エアーマッサージ式のマッサージ
機にも適用できる。また、本発明を前記各実施の形態の
ようにエアー式において実施する場合には、温風供給装
置で生成される温風を、以上のように使用者を暖めるだ
けではなく、袋体からなる施療子に給排気して、温風供
給装置の構成を簡単化してもよい。
【0113】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0114】請求項1の発明によれば、使用者を受ける
マッサージ機本体の使用者を受ける面側を温風で暖める
ので、迅速に適温に達して身体を暖めつつ施療子でマッ
サージできるとともに、マッサージ機本体に電気ヒータ
を埋め込むことなく温風により使用者を暖めるので、使
用上において繰り返し加えられる使用者の体重に拘ら
ず、マッサージ上での電気的な諸不具合を解消できて、
使用者の身体を暖める機能を安定して長期間にわたり保
持できる。
【0115】請求項2の発明によれば、施療子をなす袋
体の膨脹・収縮で使用者の身体を押圧し弛緩させてエア
ーマッサージにおいて前記第1の課題を解決できるとと
もに、温風で暖められる施療子で使用者の身体を押圧し
てエアーマッサージするので、マッサージ効果をより向
上できる。
【0116】請求項3の発明によれば、座部に腰掛ける
とともに背凭れ部に寄り掛かった使用者の少なくとも背
中についてのマッサージを行うから、椅子式マッサージ
機において前記第1の課題を解決できるとともに、温風
を背凭れ部の下部に導いて使用者をその腰部を中心に暖
めるから、使用者に身体全体が速やかに暖められたよう
な感触を与えながら、施療子を動作させてマッサージで
きる。
【0117】請求項4の発明によれば、座部に腰掛ける
とともに背凭れ部に寄り掛かった使用者の少なくとも背
中についてのマッサージを行うから、リクライニング動
作が可能な椅子式マッサージ機において前記第1の課題
を解決できるとともに、背凭れ部のリクライニング動作
に拘らず温風を無駄なく確実に背凭れ部内に導いて、マ
ッサージすることができる 請求項5の発明によれば、背凭れ部および座部を温風で
暖めながらマッサージする椅子式のマッサージ機である
から、本発明の第1の課題を解決できるとともに、使用
者の胴を速やかに暖め易い利点があり、しかも、背部用
導風手段から座部用導風手段への温風の流れを、背部用
導風手段の温風出口が使用者により塞がれ多彩の温風の
逃げ道として確保したので、温風供給装置の負担を少な
くできる。
【0118】請求項6の発明によれば、背凭れ部および
座部を温風で暖めながらマッサージする椅子式のマッサ
ージ機において、一つの温風供給装置から背部導風手段
に至る温風供給ホースの温風導入口と、背部導風手段か
ら座部導風手段に至る導風ホースの入口部との位置関係
により、本発明の第5の課題を解決するにあたり、温風
供給ホースを介して導かれる温風を背凭れ部および座部
の双方に確実に導入して、これら双方から使用者の胴を
暖めてマッサージすることができる。
【0119】請求項7の発明によれば、背凭れ部および
座部を温風で暖めながらマッサージする椅子式のマッサ
ージ機において、一つの温風供給装置から背部導風手段
に至る温風供給ホースと、背部導風手段から座部導風手
段に至る導風ホースとの風路断面積の関係により、本発
明の第5の課題を解決するにあたり、温風供給ホースを
介して導かれる温風を背凭れ部および座部の双方に確実
に導入して、これら双方から使用者の胴を暖めてマッサ
ージすることができる。
【0120】請求項8の発明によれば、背凭れ部および
座部を温風で暖めながらマッサージする椅子式のマッサ
ージ機において、座部に腰掛けた使用者の尻部で座部導
風手段の温風出口が塞がれることを少なくしたから、本
発明の第5の課題を解決するにあたり、使用者の胴を座
部側から暖める機能を保証してマッサージすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る椅子
式マッサージ機の構成を前側から見るとともに表布の一
部を切り欠いて示す斜視図。(B)は第1の実施の形態
に係る椅子式マッサージ機の構成を後側から見て示す斜
視図。
【図2】第1の実施の形態に係る椅子式マッサージ機の
背凭れ部の構成を示す縦断側面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る椅子式マッサ
ージ機の構成を後側から見て示す斜視図。
【図4】第2の実施の形態に係る椅子式マッサージ機の
構成をその椅子本体から温風供給装置を分離した状態で
後側から見て示す斜視図。
【図5】第2の実施の形態に係る椅子式マッサージ機の
背凭れ部の構成を示す縦断側面図。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るマット式マッ
サージ機のマット部の一部の構成を示す断面図。
【図7】第3の実施の形態に係るマット式マッサージ機
全体の構成を分解して示す斜視図。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る椅子式マッサ
ージ機の構成を前側から見るとともに包布の一部を切り
欠いて示す斜視図。
【図9】第4の実施の形態に係る椅子式マッサージ機の
構成をその椅子本体から温風供給装置を分離した状態で
後側から見るとともに包布の一部を切り欠いて示す斜視
図。
【図10】第4の実施の形態に係る椅子式マッサージ機
の後部の構成を示す縦断側面図。
【図11】第4の実施の形態に係る椅子式マッサージ機
の温風の流通経路回りの構成を示す斜視図。
【図12】第4の実施の形態に係る椅子式マッサージ機
の温風の流通経路回りの構成を示す平面図。
【図13】第4の実施の形態に係る椅子式マッサージ機
の座部の温風出口と座部に腰掛けた尻部との関係を示す
平面図。
【図14】本発明の第5の実施の形態に係る椅子式マッ
サージ機の構成を前側から見るとともに包布の一部を切
り欠いて示す斜視図。
【図15】第5の実施の形態に係る椅子式マッサージ機
の背部用導風チャンバ回りの構成を示す断面図。
【符号の説明】
A…椅子式マッサージ機、 1…椅子本体(マッサージ機本体)、 2…座部、 3…背凭れ部、 8…包布、 8a…包布の表布、 11〜15…施療子、 21…温風導入口、 22…導風チャンバ(背部導風手段)、 23…導風チャンバプレート(背部導風手段)、 24…温風出口(背部導風手段)、 25…温風供給装置、 26…温風吹出し口、 121…温風導入口、 125…温風供給装置、 125a…温風供給部、 126…温風吹出し口、 127…温風供給ホース、 B…マット式マッサージ機、 201…マット部(マッサージ機本体)、 202…温風供給装置、 206…温風供給ホース、 211a〜211h…施療子、 213…包布、 213a…包布の表布、 215…温風導入口、 216…導風手段、 216a…導風手段の導風ガイド本管、 216b…導風手段の導風ガイド分岐管、 216e…導風手段の温風噴出口、 226…コネクタ(温風吹出し口)。 311…温風導入口、 312…ホース接続口、 313…温風出口(座部用導風手段)、 314…導風チャンバプレート(座部用導風手段)、 315…座部用の導風チャンバ(座部用導風手段)、 318…導風ホース、 318…導風ホースの入口部、 321…温風供給装置、 323…温風供給ホース。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施療子が設けられたマッサージ機本体と、
    温風を供給する温風供給装置と、前記マッサージ機本体
    に設けられこの本体の使用者を受ける面側に前記温風を
    導く導風手段と、を具備したことを特徴とするマッサー
    ジ機。
  2. 【請求項2】前記マッサージ機本体が有する表布の裏面
    側に配設された前記施療子が圧縮空気の給排気に伴い膨
    脹・収縮する袋体からなるとともに、前記表布と施療子
    との間に前記導風手段を通って温風が導かれるようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
  3. 【請求項3】前記マッサージ機本体が座部と背凭れ部と
    を有する椅子本体であって、前記背凭れ部の下部に前記
    導風手段を設けたことを特徴とする請求項1または請求
    項2に記載のマッサージ機。
  4. 【請求項4】前記マッサージ機本体が座部とリクライニ
    ング動作が可能な背凭れ部とを有する椅子本体であり、
    前記温風供給装置はその温風吹出し口に接続された可撓
    性を有する温風供給ホースを有し、このホースの先端部
    を前記導風手段に連通して前記背凭れ部に設けられた温
    風導入口に接続したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のうちいずれか1項に記載のマッサージ機。
  5. 【請求項5】前記マッサージ機本体が座部と背凭れ部と
    を有する椅子本体であって、温風供給装置から温風が供
    給される背部用の前記導風手段を前記背凭れ部に設ける
    とともに座部用の前記導風手段を前記座部に設け、これ
    ら両導風手段を前記背凭れ部から前記座部に渡る導風ホ
    ースにより連通したことを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のうちいずれか1項に記載のマッサージ機。
  6. 【請求項6】前記温風供給装置から温風が供給される前
    記背部用導風手段は導風チャンバを備え、このチャンバ
    に設けられた温風導入口の軸線延長上から外して、前記
    導風ホースの入口部を前記導風チャンバに接続したこと
    を特徴とする請求項5に記載のマッサージ機。
  7. 【請求項7】前記温風供給装置から温風が供給される前
    記背部用導風手段は導風チャンバを備え、このチャンバ
    に接続された温風供給ホースの風路断面積に比較して、
    前記導風チャンバに接続された前記導風ホースの風路断
    面積を小さくしたことを特徴とする請求項5に記載のマ
    ッサージ機。
  8. 【請求項8】前記座部用導風手段が有した前記座部上方
    への温風出口を、前記座部の後部外周位置に対応して設
    けたことを特徴とする前記請求項5ないし請求項7のう
    ちいずれか1項に記載のマッサージ機。
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