JPH1079267A - 圧接端子及びその形成方法 - Google Patents

圧接端子及びその形成方法

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JPH1079267A
JPH1079267A JP8233376A JP23337696A JPH1079267A JP H1079267 A JPH1079267 A JP H1079267A JP 8233376 A JP8233376 A JP 8233376A JP 23337696 A JP23337696 A JP 23337696A JP H1079267 A JPH1079267 A JP H1079267A
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JP
Japan
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plate
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contact
pressure contact
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JP8233376A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Okabe
敏明 岡部
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2枚重ね形式の圧接板の圧接スロットの位置
ずれを防止する。 【解決手段】 一枚の金属薄板をプレス成形することに
より、一対の圧接刃11と圧接スロット12とを備えた
圧接板28を、前後方向に延びる底板25に対して起立
姿勢で設けた圧接端子20において、底板25を構成す
る主板部25の上面に、主板部25の一側縁に連設した
第1、第2の副板部26、27を折り曲げて重合した二
重板を配設し、該二重板の少なくとも前後いずれかの端
部に圧接板28を折り曲げ形成し、該圧接板28に、二
重板の状態で打ち抜き形成した圧接刃11並びに圧接ス
ロット12を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁被覆電線を圧
接刃間に圧入することにより、絶縁被覆を剥ぎ取ること
なく、内部の芯線と導通させることのできる圧接端子、
およびその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の圧接端子1の斜視図、図8
はその展開図である。
【0003】この圧接端子1では、底板3の両側縁より
左右側壁4を立ち上げ、左右側壁4の前後端部分を内側
に折り曲げて圧接板4aとし、左右側壁4の圧接板4a
を相互に重合させることで、前側の圧接部10Aと後側
の圧接部10Bを構成している。各圧接板4aには、展
開状態で圧接刃11と圧接スロット12が形成されてお
り、圧接板4aを重合させることで、圧接スロット12
同士が重なると共に圧接刃11同士が重なっている。
【0004】この圧接端子1では、前後に間隔をおいて
圧接部10A、10Bが配置されている上、各圧接部1
0A、10Bがそれぞれに2枚の圧接板4aにより構成
されているので、電線Wとの接触面積や接触点数が増大
して、接続の信頼性が向上する。また、圧接板4aが重
合しているので、圧接刃11間に電線Wを圧入する際の
圧接刃11の開きを防止できる等の利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、左右側壁4
に形成した圧接板4aを重合させる構造であること、ま
た圧接スロット12を打ち抜き加工した後で圧接板4a
を重合させざるを得ない構造であるため、重合させた圧
接板4aの圧接スロット12の相互間に位置ずれが発生
しやすく、実質的な圧接スロット12の幅寸法の管理や
維持が困難であった。そのため、圧接後の電線Wに対す
る圧接刃11の食い込み量が不安定になる可能性があっ
た。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、二重に圧接
板を重ねる形式において、圧接スロットの位置ずれを極
力なくし、圧接スロットの幅寸法の精度向上を図ること
のできる圧接端子とその形成方法を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一枚
の金属薄板をプレス成形することにより、一対の圧接刃
と圧接スロットとを備えた圧接板を、前後方向に延びる
底板に対して起立姿勢で設けた圧接端子において、前記
底板の上面に、底板の一側縁に連設した板を折り曲げて
重合した二重板を配設し、該二重板の少なくとも前後い
ずれかの端部に前記圧接板を折り曲げ形成し、該圧接板
に、二重板の状態で打ち抜き形成した圧接刃並びに圧接
スロットを設けたことを特徴とする。
【0008】この圧接端子では、圧接板に、二重板の状
態で打ち抜き形成した圧接刃並びに圧接スロットを設け
ているので、重合した圧接スロットの位置ずれがなくな
る。また、圧接板を二重にしているので、圧接刃の開き
防止が図れる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の圧接端
子の形成方法であって、展開状態で平板から、前記底板
を構成する主板部と、該主板部の一側縁に連設された第
1の副板部と、該第1の副板部の一側縁に連設された第
2の副板部とを打ち抜く第1の工程と、前記第1、第2
の副板部を折り曲げて重合し、その重合した状態で前記
圧接刃及び圧接スロットを打ち抜く第2の工程と、前記
重合した第1、第2の副板部をさらに主板部によって構
成される底板の上面に重合すると共に、重合した第1、
第2の副板部の前後いずれかの端部を折り曲げて、底板
に対して起立した前記圧接板を形成する第3の工程とを
備えたことを特徴とする。
【0010】この形成方法では、第1、第2の副板部を
重合した状態で圧接刃及び圧接スロットを打ち抜くの
で、圧接スロットの位置ずれを防止した圧接端子を製造
することができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の圧接端
子の形成方法であって、前記第2の工程で形成する圧接
スロットの延びる方向と、前記第3の工程で圧接板を形
成するために重合した状態の第1、第2の副板部を折り
曲げる方向を揃えることを特徴とする。
【0012】この形成方法では、圧接スロットを形成し
た後で圧接板を折り曲げ形成するものの、その折り曲げ
方向と、圧接スロットの延びる方向とが一致しているの
で、折り曲げの際にたとえ板厚に応じたずれが生じて
も、そのずれが圧接スロットの幅のずれとしてあらわれ
ない。従って、圧接スロットの幅寸法精度の向上が図れ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1は実施形態の圧接端子20の斜視図、
図2は同圧接端子20の構成図、図3は同圧接端子20
の初期展開図、図4〜図6は圧接端子20の加工工程の
説明図である。
【0015】この圧接端子20は、図3のように打ち抜
いた一枚の金属薄板をプレス加工することによって一体
に形成されたもので、図1、図2に示すように、前端部
に相手端子に対する電気接触部22、後端部に電線加締
部23、それらの中間に圧接導通部24を有する。図3
では加工後の各部分の符号を付してある。
【0016】電気接触部22は、相手端子と嵌合するこ
とで電気接続する部分であり、左右の側壁22aと上壁
22b及び底板25を有する矩形断面のボックス形状に
形成され、内部に、底板25に連続したバネ片22eを
有している。電線加締部23は、電線を絶縁被覆の上か
ら把持する部分であり、底板25と一対の押え片23a
とにより断面U字形に形成されている。圧接導通部24
は、電線の芯線との導通を果たす部分であり、前部と後
部に離間して2つの圧接部10A、10Bを有する。
【0017】各圧接部10A、10Bは、底板25に対
して起立した2枚重ねの圧接板28よりなり、各圧接板
28は前後方向に対して直交した姿勢で立設されてい
る。底板25は、前端の電気接触部22から後端の電線
加締部23まで連続して延びており、電気接触部23と
圧接導通部24と電線加締部23を連結している。
【0018】この場合の圧接導通部24では、底板25
の上面に二重板26、27が重ねられており、二重板2
6、27の前後端部を折り曲げて起立させることによ
り、圧接板28が構成されている。そして、圧接板28
に、二重板26、27の状態で打ち抜き形成した圧接刃
11並びに圧接スロット12が設けられている。なお、
圧接スロット12の延びる方向と、圧接板28を形成す
るために二重板26、27を折り曲げる方向は揃ってい
る。
【0019】次に圧接端子20の形成方法について説明
する。
【0020】この圧接端子20を形成するには、まず最
初に、図3に示すような形状に金属平板を打ち抜く。即
ち、底板25を構成する帯板状の主板部25(便宜上、
加工後の符号と同一にする)の一側縁に、谷折れ線31
を介して第1の副板部26を形成し、その第1の副板部
26の一側縁に更に山折れ線32を介して第2の副板部
27を形成する(第1工程)。この時点では圧接刃11
と圧接スロット12はまだ打ち抜いていない。
【0021】次に、この打ち抜き板を図4に矢印で示す
ように折り曲げ加工し、折り曲げた状態で、圧接刃11
と圧接スロット12を打ち抜き加工することにより、図
5の状態にする。即ち、圧接導通部24の部分のみにつ
いて述べると、第2の副板部27を山折れ線32により
下方に折り曲げ、第1の副板部26の下面に重合させ
る。この時点で、第1の副板部26と第2の副板部27
により二重板が構成される。そこで、この段階で第1、
第2の副板部26、27の前後方向の両端に圧接刃11
と圧接スロット12を形成する(第2の工程)。これに
より、図5の状態を得る。
【0022】次に、図6に示すように、第1、第2の副
板部26、27の前後端部を下方に直角に折り曲げて圧
接板28を形成する。このとき、折り曲げに伴い、板厚
によるずれが生じるものの、圧接スロット12の方向と
折り曲げ方向が同じであるから、圧接スロット12の幅
方向の位置ずれを最小にできる。圧接板28を折り曲げ
形成したら、最後に圧接板28を形成した第1、第2の
副板部26、27を、谷折れ線31で上方に折り曲げ、
第1、第2の副板部26、27を、主板部25よりなる
底板25の上面に重合させる(第3の工程)。これによ
り、図1に示す圧接端子20が出来上がる。
【0023】この圧接端子20の場合、第1、第2の副
板部26、27を重合した状態で、圧接刃11並びに圧
接スロット12を打ち抜き加工しているので、圧接スロ
ット12の位置ずれがなくなり、圧接スロット12の幅
寸法の精度向上が図れる。また、圧接板28を二重構造
にしているので、電線圧入時の圧接刃11の開きを防止
することができる。従って、圧接後の電線に対する圧接
刃11の食い込み量を一定に管理することができて、電
気接続の信頼性向上が図れる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
圧接端子によれば、圧接板に、二重板の状態で打ち抜き
形成した圧接刃ならびに圧接スロットを設けているの
で、圧接スロットの位置ずれがなくなり、圧接スロット
の幅寸法の精度向上が図れる。また、圧接板を二重にし
ているので、圧接刃の開き防止が図れる。従って、圧接
後の電線に対する圧接刃の食い込み量を一定に管理する
ことができ、電気接続の信頼性向上が図れる。
【0025】請求項2の発明によれば、第1、第2の副
板部を重合した状態で圧接刃及び圧接スロットを打ち抜
くので、圧接板が二枚重ねになっているものの、圧接ス
ロットの位置ずれをなくした請求項1の圧接端子を得る
ことができる。
【0026】請求項3の発明によれば、折り曲げによる
寸法ずれが、圧接スロットの位置ずれとして現れないよ
うにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の圧接端子の斜視図である。
【図2】本発明の実施形態の圧接端子の構成図で、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のI
Ic−IIc矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態の圧接端子の展開図である。
【図4】本発明に実施形態の圧接端子の加工手順の説明
図で、最初の展開状態を示す斜視図である。
【図5】図4の次の段階の斜視図である。
【図6】図5の次の段階の斜視図である。
【図7】従来の圧接端子の斜視図である。
【図8】図7の圧接端子の展開図である。
【符号の説明】
11 圧接刃 12 圧接スロット 20 圧接端子 25 底板(主板部) 26 第1の副板部(二重板) 27 第2の副板部(二重板) 28 圧接板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚の金属薄板をプレス成形することに
    より、一対の圧接刃と圧接スロットとを備えた圧接板
    を、前後方向に延びる底板に対して起立姿勢で設けた圧
    接端子において、 前記底板の上面に、底板の一側縁に連設した板を折り曲
    げて重合した二重板を配設し、 該二重板の少なくとも前後いずれかの端部に前記圧接板
    を折り曲げ形成し、 該圧接板に、二重板の状態で打ち抜き形成した圧接刃並
    びに圧接スロットを設けたことを特徴とする圧接端子。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の圧接端子の形成方法であ
    って、 展開状態で平板から、前記底板を構成する主板部と、該
    主板部の一側縁に連設された第1の副板部と、該第1の
    副板部の一側縁に連設された第2の副板部とを打ち抜く
    第1の工程と、 前記第1、第2の副板部を折り曲げて重合し、その重合
    した状態で前記圧接刃及び圧接スロットを打ち抜く第2
    の工程と、 前記重合した第1、第2の副板部をさらに主板部によっ
    て構成される底板の上面に重合すると共に、重合した第
    1、第2の副板部の前後いずれかの端部を折り曲げて、
    底板に対して起立した前記圧接板を形成する第3の工程
    とを備えたことを特徴とする圧接端子の形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の圧接端子の形成方法であ
    って、 前記第2の工程で形成する圧接スロットの延びる方向
    と、前記第3の工程で圧接板を形成するために重合した
    状態の第1、第2の副板部を折り曲げる方向を揃えるこ
    とを特徴とする圧接端子の形成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103117464A (zh) * 2013-02-06 2013-05-22 蹇在义 一种usb插头连接器及加工方法
DE102017213064A1 (de) * 2017-07-28 2019-01-31 Robert Bosch Gmbh Elektrischer Steckverbinder und Steckverbindersystem

Cited By (3)

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