JPH1078739A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1078739A
JPH1078739A JP8250929A JP25092996A JPH1078739A JP H1078739 A JPH1078739 A JP H1078739A JP 8250929 A JP8250929 A JP 8250929A JP 25092996 A JP25092996 A JP 25092996A JP H1078739 A JPH1078739 A JP H1078739A
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JP
Japan
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image forming
forming apparatus
cleaning member
cartridge
main body
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Application number
JP8250929A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Oyama
邦啓 大山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 カートリッジケースにクリーニング部材を組
付け固定したプロセスカートリッジの着脱時に、カート
リッジケース内のトナーが落下飛散することを防止する
と共に、定着ローラの清掃を可能にする。 【解決手段】 カートリッジケース130に形成された
開口部48を開閉するシャッタ部材49を、カートリッ
ジケース130に設けると共に、そのシャッタ部材49
に定着ローラ18の清掃用部材52を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、像担持体表面に形
成されたトナー像を記録媒体に転写したのち、クリーニ
ング部材によって像担持体表面を清掃し、記録媒体に転
写されたトナー像を定着ローラによって定着する画像形
成装置であって、少なくとも前記クリーニング部材をカ
ートリッジケースに組込んで、画像形成装置本体に対し
て着脱可能に装着セットされるプロセスカートリッジを
構成した画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ或いは
その少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構
成される上記形式の画像形成装置においては、定着ロー
ラにトナーが付着し易くなっており、このトナー付着を
放置すると、記録媒体が定着ローラを通る間でトナーが
記録媒体に付着し、記録媒体のトナー汚れを生じるおそ
れがある。そこで、所定の清掃部材を用いて定着ローラ
を清掃する技術が種々提案されている(特開昭59−5
3859号公報、特開平2−149859号公報等参
照)。
【0003】この種の画像形成装置の稼動を続けてゆく
うちに、清掃部材も、定着ローラとの摺接作用や、熱劣
化などのために、次第に劣化してゆくので、これを新し
いものに交換する必要がある。かかる交換を忘れると、
定着ローラの清掃機能を維持できなくなるおそれがあ
る。そこで、所定の寿命がくると交換されるプロセスカ
ートリッジに定着ローラ用の清掃部材を設けると、プロ
セスカートリッジの交換の際に、かかる清掃部材も同時
に交換することができ、清掃部材のみを交換する煩しい
作業を回避することができる。
【0004】ところで、この種の画像形成装置において
は、像担持体上のトナー像を記録媒体に転写したのち、
クリーニング部材によって像担持体表面を清掃している
が、かかるクリーニング部材を有するプロセスカートリ
ッジを画像形成装置本体に装着セットしたとき、像担持
体に対向するクリーニング部材部分が位置するカートリ
ッジケース部分に開口部を形成する必要がある。
【0005】ところが、このような開口部を形成する
と、カートリッジケース内にはクリーニング部材によっ
て回収されたトナーが入っているので、プロセスカート
リッジを画像形成装置本体に対し着脱する際、カートリ
ッジケースの開口部より、トナーがカートリッジケース
外に落下して飛散するおそれがある。
【0006】そこで、プロセスカートリッジを画像形成
装置本体に対して着脱するとき、開口部を閉じるシャッ
タ部材をカートリッジケースに設けると、その開口部か
らのトナーの落下飛散を防止できる。
【0007】ところが、単にシャッタ部材を設けただけ
では、そのシャッタ部材とカートリッジケースの間の隙
間からトナーがこぼれ出るおそれがあるため、シャッタ
部材にシール部材を設け、開口部をシャッタ部材によっ
て閉じたとき、シール部材を、カートリッジケース又は
クリーニング部材、或いはその両者に密着させて開口部
をシールし、開口部からのトナーこぼれを確実に阻止す
る必要がある。
【0008】上述のように、この種の画像形成装置にお
いては、定着ローラを清掃する清掃部材を設けると共
に、プロセスカートリッジのカートリッジケースを開閉
するシャッタ部材を設け、さらにシャッタ部材が開口部
を閉じたとき、その開口部をシールするシール部材を設
ける必要がある。このため、画像形成装置の部品点数が
増加し、そのコストが上昇する欠点を免れない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した新
規な問題点に鑑みなされたものであって、その目的とす
るところは、プロセスカートリッジを画像形成装置本体
に対し着脱するとき、そのカートリッジケース外へのト
ナーの落下飛散を防止できるようにすると共に、プロセ
スカートリッジの交換時に、同時に、定着ローラ清掃用
の清掃部材を交換でき、さらには、その部品点数の増大
を抑えることのできる冒頭に記載した形式の画像形成装
置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の画像形成装置におい
て、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着セ
ットした状態で像担持体に臨むクリーニング部材部分が
位置するカートリッジケースの部分に開口部が形成さ
れ、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着セ
ットしたとき、前記開口部が開き、プロセスカートリッ
ジを画像形成装置本体から取り出したとき、開口部が閉
じられるように変位可能なシャッタ部材をカートリッジ
ケースに設けると共に、プロセスカートリッジを画像形
成装置本体に装着セットした状態で、前記定着ローラの
表面に当接してその表面を清掃する定着ローラ表面清掃
用の清掃部材を前記シャッタ部材に設け、前記シャッタ
部材がカートリッジケースの開口部を閉じているとき、
清掃部材がクリーニング部材とカートリッジケースの少
なくとも一方に密着して前記開口部をシールするよう
に、当該清掃部材の形態を設定したことを特徴とする画
像形成装置を提案する。
【0011】その際、上記構成において、プロセスカー
トリッジを画像形成装置本体に装着セットした状態で、
清掃部材が定着ローラの表面に圧接することにより、該
清掃部材が、画像形成装置本体に装着セットされたプロ
セスカートリッジのカートリッジケースを不動に保持す
る押圧体を構成すると有利である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0013】図1は本発明一実施形態例の画像形成装置
の断面図であり、ここに示した画像形成装置はレーザプ
リンタとして構成されている。同図において、符号1は
像担持体の一構成例であるドラム状の感光体を示し、こ
の感光体1は図示していない駆動装置によって図におけ
る矢印方向に回転駆動される。かかる回転時に、帯電装
置の一例である帯電チャージャ2のチャージワイヤに電
圧を印加して発生するコロナ放電の作用によって、感光
体1の表面が均一に帯電される。
【0014】次いで、露光部3において、回転多面鏡1
04、これを回転駆動するポリゴンモータ4等を有する
レーザ光学系5の働きによって、所定の静電潜像が感光
体1の表面に形成される。すなわち、所定の極性に帯電
された感光体1に対し、画信号に応じて光変調されたレ
ーザビームLによる光書き込み走査が行われて、感光体
1の表面に静電潜像が形成されるのである。このように
して形成された静電潜像は、現像装置6によってトナー
像として顕像化される。現像装置6は、現像剤担持部材
の一構成要素である現像ローラ7を有し、その上に担持
されたトナーが感光体1に静電的に移行することによっ
て、静電潜像がトナー像として顕像化される。
【0015】画像形成装置本体10に対して、図1にお
ける矢印a方向に脱抜可能な給紙カセット8には、記録
媒体の一例である用紙が束ねられて収容されている。符
号Pで示すものが、その用紙である。束となった用紙P
は、給紙カセット8の中板9によって支受され、図示し
ていないスプリングの力で、アーム11を介して、その
先端側上面が給紙ローラ12に押さえ付けられている。
【0016】図示していない制御部から給紙指令信号が
発せられると、給紙ローラ12が矢印方向に回転するよ
うになっていて、この回転に伴い、用紙束の最上位紙が
分離パッド13の部位で、その重送を防止されつつ、レ
ジストローラ対14まで搬送される。そして、このレジ
ストローラ対14によって、感光体1上に形成されたト
ナー像と同期をとって、用紙が、感光体1と、転写装置
の一例である転写ローラ15との間に向けて送られる。
【0017】転写ローラ15は感光体1に接しつつ感光
体1の回転方向に対し順方向に回転し、かかる方向に回
転する転写ローラ15と、感光体1との間を、用紙が通
過する間で、転写ローラ15に印加された電圧の作用に
より、感光体1上のトナー像が用紙に転写される。
【0018】感光体1上のトナー像が用紙に転写された
あと、該用紙は定着装置16に向けて搬送される。定着
装置16は、ヒータ17を内蔵した定着ローラ18と、
これに圧接する加圧ローラ19とを有し、用紙Pのトナ
ー像のある面が定着ローラ18に接しつつ、該用紙が、
両ローラ18,19の間を通る間で、定着ローラ18の
熱作用により、加圧ローラ19による加圧作用とあいま
って、用紙P上のトナー像が定着される。
【0019】定着後、用紙Pは、排紙ローラ対21によ
って、画像面を下向きにして、排紙口22より排紙トレ
イ部23に排出される。一方、感光体1上のトナー像が
用紙に転写されたのち、感光体1の表面がブレード状の
クリーニング部材26によって清掃される。
【0020】以上のように、図示した画像形成装置は、
感光体1より成る像担持体の表面に形成されたトナー像
を、用紙より成る記録媒体に転写したのち、クリーニン
グ部材26によって像担持体表面を清掃し、記録媒体に
転写されたトナー像を定着ローラ18によって定着する
ように構成されている。
【0021】画像形成装置本体10内に置かれたケース
27内には電源28やプリント板(エンジンドライバー
ボード)等の、図示していない電装、制御装置が収納さ
れている。また、コントローラボード29も収納されて
いる。
【0022】図1において、符号24で示すものは排紙
用紙ストッパである。この排紙用紙ストッパ24は、排
出される用紙のサイズに対応するために、矢印b方向に
可動となっている。排紙トレイ部23の一部を構成して
いるカバー31は、支点部32の周りに回動開閉可能と
なっている(図2)。また、本例の画像形成装置は、手
差し給紙部33からの用紙の給紙も可能となっている。
なお、符号34で示すものは、画像形成装置本体10内
の温度が過度に上昇するのを防止する排風用ファンであ
る。
【0023】給紙ローラ35は手差し給紙部33におけ
る用紙を給送するものであるが、その給紙ローラのロー
ラ軸35aには、用紙搬送ユニット36の本体ケース1
36の基端部が枢支され、この用紙搬送ユニット36は
その本体ケース136に回転自在に支持された転写ロー
ラ15、定着ローラ18、加圧ローラ19及び排紙ロー
ラ対21等を有している。そして、用紙搬送ユニット3
6は、軸35aの周りに図2に示す如く手差し給紙部3
3側に回収開放可能になっている。
【0024】図1において、符号20で示すものは、画
像形成装置本体10の支受フレーム37に支持されたプ
ロセスユニットである。このプロセスユニット20は、
図2に示すように、ユニットケース20Aと、これに回
転自在に支持された感光体1、現像ローラ7、トナー補
給ローラ38及びトナー撹拌部材39等を有している。
【0025】図3に示すように、プロセスユニット20
のユニットケース20A内には、プロセスカートリッジ
30が装填セットされる。このプロセスカートリッジ3
0はカートリッジケース130を有し、本例ではそのケ
ース130が第1ケース部30Aと第2ケース部30B
に分けられ、これらのケース部30A,30Bがフレー
ム部30fによって一体化されている。
【0026】プロセスカートリッジ30が新品のもので
あるものとして、下側の第1ケース部30A内には新し
いトナーTが入っている。かかるトナーTは、第1ケー
ス部30A内に配置されたアジテータ41の回転によっ
て撹拌されつつ、同じく第1ケース部30A内に配置さ
れたマグネットローラ42の方に導かれる。そして、こ
のマグネットローラ42が画像形成装置本体側の駆動装
置によって回転駆動されることによって、第1ケース部
30Aに形成された開口部43を通して、トナーが図1
の現像装置6の方に供給される。このようにして供給さ
れたトナーは、トナー撹拌部材39の回転によって撹拌
されつつ、トナー補給ローラ38を介して現像ローラ7
に供給され、静電潜像の現像に供される。なお、図1に
おいて符号40で示すものは、第1ケース部30A内の
トナーの量を検知するセンサである。
【0027】図3に示すように、上側の第2ケース部3
0Bには、帯電チャージャ2、クリーニング部材26、
マグネットローラ44、取っ手部45等が設けられてい
る。また、第2ケース部30Bには、帯電チャージャ2
のチャージワイヤ2aを清掃する清掃部材46と、これ
を感光体1の軸方向に動かすための操作部材47が設け
られている。
【0028】感光体1上には転写後において転写に寄与
しなかったトナー、すなわち未転写トナーが残留してい
るのであるが、かかるトナーは、クリーニング部材26
によって感光体1の表面から掻き取られつつ、マグネッ
トローラ44の側に回収される。マグネットローラ44
は、画像形成装置本体10に設けられた図示していない
駆動装置によって回転駆動され、かかるローラ44の表
面に回収されたトナーは図4に示したスクレーパ53に
よってローラ44から掻き取られて破線矢印(図3)の
向きに導かれ、第2ケース部30B内に廃トナーT′と
して溜められる。
【0029】ここで、プロセスカートリッジ30は、図
3に示すように、少なくともクリーニング部材26をカ
ートリッジケース130に組込んだものから構成され、
本例では、クリーニングブレードより成るクリーニング
部材26の基端部が第2ケース部30Bに固定されてい
る。かかるプロセスカートリッジ30は画像形成装置本
体10に対し着脱自在に装着セットされ、本例では、図
2に示すように、支受フレーム37に装填セットされた
プロセスユニット20に対して着脱自在となっている。
プロセスカートリッジ30が、プロセスユニット20を
介して画像形成装置本体20に着脱可能に装着セットさ
れるのである。また、本例では、プロセスユニット20
とプロセスカートリッジ30を、一緒にでも、画像形成
装置本体10に対し着脱できるように構成されている。
取っ手部45は、プロセスカートリッジ30を着脱する
際、手でつかむ部分である。プロセスユニット20をカ
ートリッジケース130に組付けて、これらを一体的な
プロセスカートリッジとして構成することも可能であ
る。
【0030】プロセスカートリッジ30を図1に示すよ
うに画像形成装置本体10に装着セットした状態で、感
光体1より成る像担持体に臨むクリーニング部材部分が
位置するカートリッジケース130の部分には開口部4
8が形成されている。図3に示すように、クリーニング
部材26のエッジ部26Aが感光体1の表面に圧接でき
るように、カートリッジケース130に開口部48が形
成されているのである。
【0031】図1に示したカバー31と、用紙搬送ユニ
ット36とを、それぞれ図2に示した位置に回動開放さ
せることにより、プロセスカートリッジ30若しくはそ
のカートリッジ30とプロセスユニット20の画像形成
装置本体10に対する着脱を容易に行うことができる。
また、カバー31と用紙搬送ユニット36を開放させる
ことにより、用紙がジャムした場合、この処理を容易に
行うこともでき、さらに、画像形成装置本体内の保守や
点検などについても容易に行うことができる。プロセス
ユニット20を装填セットしたままでも、感光体や現像
装置の要素の交換や保守などを容易に行うことができ
る。
【0032】図4に示すように、マグネットローラ44
のローラ軸44aは、プロセスカートリッジ30のカー
トリッジケース130、本例ではその第2ケース部30
Bに回転自在に支持されているのであるが、そのローラ
軸44aの両端側は、図5に示すように、カートリッジ
ケース130の両側の側壁部30B1より外側に延び出
ており、この延び出た軸部には、シャッタ部材49の折
曲腕部49aが枢着されている。シャッタ部材49は、
マグネットローラ44のローラ軸44aの周りに回動可
能となっているのである。なお、ローラ軸44aの一方
の軸部に、マグネットローラ44を回転するためのギア
(図示せず)が固定されている。
【0033】シャッタ部材49の両端側には折曲部49
b(片方のみ図示)が形成され、この折曲部49bには
ローラ軸44aと平行したピン50が突設されている。
【0034】図3において、シャッタ部材49は、ロー
ラ軸44aの周りに、図における時計方向に回動付勢さ
れている。シャッタ部材49には、例えば、図5に示す
軸44aに装着された捩りコイルバネ(不図示)等の回
動付勢手段によって、時計方向に回動しようとする習性
が付与されているのである。そして、この回動は、カー
トリッジケース130の側部の外側に配備される画像形
成装置本体の側板51の上縁に、ピン50が当接するこ
とによって阻止されている。
【0035】プロセスカートリッジ30が、図1及び図
3に示すように、画像形成装置本体内に装着セットされ
ているとき、開口部48は開いた状態にある。すなわ
ち、クリーニング部材26のエッジ部26Aが感光体1
に当接することを保証しているのである。
【0036】図1に示す用紙搬送ユニット36を、カバ
ー31と共に、図2に示す位置にそれぞれ回動開放させ
ると、図3に示した定着ローラ18は、この図の位置か
ら図2に示す位置に退避する。かかる状態で、図3の取
っ手部45を指でつまんで、プロセスカートリッジ30
を持ち上げて該カートリッジ30を画像形成装置本体1
0内から取り出すと、ピン50が側板51の上縁に当接
することによって、回動を阻止されていたシャッタ部材
49はローラ軸44aの周りに図における時計方向に前
述の回動付勢手段の働きで回動変位する。そして、シャ
ッタ部材49は、図4において実線で示す位置で、図示
していないストッパに当接し、又は後述する清掃部材5
2がクリーニング部材26又はカートリッジケース13
0に当接することによって止められ、この位置に保持さ
れる。この位置は、シャッタ部材49が開口部48を閉
じる位置である。
【0037】プロセスカートリッジ30を画像形成装置
本体10に装着セットするときは、図4のピン50が図
3の本体側板51の上縁に衝き当たり、この上縁によっ
て相対的にピン50が押し動かされることによって、シ
ャッタ部材49は、図4に示す実線位置から破線で示す
位置までローラ軸44aの周りに回動させられる。プロ
セスカートリッジ30の装着セット状態で、開口部48
が開かれるのである。このようにして、簡単に画像形成
装置本体10に対するプロセスカートリッジ30の着脱
や、その交換を行うことができる。
【0038】上述のように、シャッタ部材49は、プロ
セスカートリッジ30を画像形成装置本体に装着セット
したとき、カートリッジケース130に形成された開口
部48(図3)が開き、プロセスカートリッジ30を画
像形成装置本体から取り出したとき、図2に示すように
開口部48が閉じられるように、カートリッジケース1
30に変位可能に設けられている。本例では、シャッタ
部材49がこのように開口部48を開閉するための手段
が、前述の回動付勢手段と、カートリッジケース130
に突設されたピン50と画像形成装置本体の側板51と
によって構成されている。
【0039】ここで、画像形成装置本体10に対してプ
ロセスカートリッジ30を着脱するとき、カートリッジ
ケース130の開口部48が閉じられていないと、その
ケース内部のトナーが開口部48を通して落下飛散した
り、噴き出したりするおそれがあるが、プロセスカート
リッジの着脱時に、シャッタ部材49によって開口部4
8が閉じられてしまうので、該カートリッジケース13
0からのトナーの落下飛散やその噴き出しなどを防止す
ることが可能となる。
【0040】プロセスカートリッジ30を着脱すると
き、開口部48が閉じられていないと、クリーニング部
材26のエッジ部26A(図3)が何らかの障害物に衝
突したりして、その部分が変形したり、欠けたりするお
それもある。プロセスカートリッジ30の着脱時に、シ
ャッタ部材49によって開口部48が閉じられるので、
クリーニング部材26のエッジ部26Aが変形したり、
欠けたりするおそれがない。シャッタ部材49によっ
て、クリーニング部材26の、感光体1と対向する部分
を保護することもできるのである。
【0041】なお、本例においては、プロセスカートリ
ッジ30の着脱操作によって開口部48が自動的に開閉
するので、シャッタ部材を人為的に開閉操作する必要が
なく、その開閉操作をやり忘れるおそれがない。本例で
は、シャッタ部材49の回動支点をローラ軸44a(図
4)としているが、勿論、その回動支点を別の部位とす
ることも可能である。
【0042】ここで、先にも述べたように、図1に示し
た定着ローラ18には、定着工程時において、そのロー
ラに用紙の画像面が接するので、トナーが付着し易くな
る。この付着を放置すると、用紙が定着ローラ18を通
る間でトナーが用紙に付着し、用紙のトナー汚れを生じ
る。
【0043】そこで、図3乃至図5に示すように、シャ
ッタ部材49には清掃部材52が設けられている。この
清掃部材52は、例えば耐熱性のフェルト、或いは発泡
体などの軟質材、弾性材、ないしは可撓性部材などでで
きたクリーニングパッドより成り、シャッタ部材49の
外表面に固定的に貼付けられている。
【0044】プロセスカートリッジ30が画像形成装置
本体より取り外されていて、シャッタ部材49が図4に
おいて実線で示す閉位置にあるときは、清掃部材52は
シャッタ部材49と協働して開口部48を閉鎖してい
る。この閉鎖によって、カートリッジケース外へのトナ
ーの落下飛散やその噴き出しを防止することが可能であ
る。
【0045】これに対して、プロセスカートリッジ30
を図2に示したプロセスユニット20に装填することに
より、当該カートリッジ30を画像形成装置本体10に
装着セットすると、シャッタ部材49は図3に示す開位
置に回動変位する。この状態で、用紙搬送ユニット36
を図1に示す位置に閉じると、定着ローラ18は図3に
示すように清掃部材52に所定の圧力で接し、これによ
り、定着ローラ18の表面を清掃することが可能にな
る。
【0046】当該画像形成装置を稼動中に、かかる清掃
部材52が、回転する定着ローラ18の表面に摺接し、
その表面を清掃する。このように、プロセスカートリッ
ジ30を画像形成装置本体10に装着セットした状態
で、定着ローラ18の表面に当接してその表面を清掃す
る定着ローラ表面清掃用の清掃部材52をシャッタ部材
49に設けることによって、用紙のトナー汚れを防止す
ることができる。
【0047】ここで、図2に示したプロセスユニット2
0の寿命は、感光体1の静電特性上からくる寿命となっ
ていて、例えばプリント枚数で45,000枚程度に対
応するものとなっている。また、プロセスカートリッジ
30の寿命は、新しいトナーT(図3)がなくなるまで
の寿命となっていて、例えばプリント枚数で5,000
枚程度に対応するものとなっている。
【0048】プロセスカートリッジ30が上記寿命とな
ると、それは新しいものに交換される。すなわち、用紙
搬送ユニット36を図2のように開き、定着ローラ18
を図3の清掃部材52から離してプロセスカートリッジ
30を画像形成装置本体10から取り出し、新しいプロ
セスカートリッジを画像形成装置本体10に装着セット
するのである。このように、プロセスカートリッジ30
の交換時に、必ず清掃部材52も新しいものに交換でき
るので、かかる清掃部材52の交換を忘れることもな
く、常に定着ローラの清掃機能を維持できる。また清掃
部材のみを交換する煩雑な作業を不要なものとすること
ができる。
【0049】ここで、プロセスカートリッジ30のカー
トリッジケース130にシャッタ部材49を設けること
によって、画像形成装置本体10に対してプロセスカー
トリッジ30を着脱するとき、カートリッジケース13
0内のトナーが外部へもれ出ることを防止できるが、こ
のもれ出しを確実に防止するには、シャッタ部材にシー
ル部材を設け、開口部48と、これを閉じたシャッタ部
材の間にできる隙間をシール部材によって閉鎖する必要
がある。ところが、このような目的で、シャッタ部材4
9と清掃部材52のほかに、さらにシール部材を設けた
とすると、画像形成装置の部品点数が著しく増大し、そ
のコストが上昇する。
【0050】そこで、本例の画像形成装置においては、
図4に示すように、シャッタ部材49がカートリッジケ
ース130の開口部48を閉じているとき、シャッタ部
材49に設けられた清掃部材52の先端52Aが、クリ
ーニング部材26に密着し、その開口部48をシールす
るように、当該清掃部材52の形態が設定されている。
図4に鎖線で示すように、清掃部材52の先端52A
を、カートリッジケース130に密着させ、或いはプロ
セスカートリッジ130とクリーニング部材26の両者
に密着させて開口部48をシールするように構成しても
よい。シャッタ部材49がカートリッジケース130の
開口部48を閉じているとき、清掃部材52がクリーニ
ング部材26とカートリッジケース130の少なくとも
一方に密着して開口部48をシールするように、当該清
掃部材52の形態を設定するのである。シャッタ部材4
9が図3に示した開位置に回動すれば、清掃部材52
は、クリーニング部材26ないしはカートリッジケース
130から離間し、クリーニング部材26は支障なく感
光体1に当接できる。
【0051】この構成によれば、清掃部材52が、開口
部48からのトナーのもれ出しを阻止するシール部材の
機能を兼用するので、独立したシール部材を設ける必要
はなく、これによって画像形成装置の部品点数を減少さ
せ、かつそのコストを低減できる。
【0052】ここでプロセスカートリッジ30を画像形
成装置本体10に装着セットした状態、すなわち、シャ
ッタ部材49が図3に示すように開口部48を開放した
開位置にあるとき、清掃部材52は、定着ローラ18の
表面に圧接するが、これにより、清掃部材52が、画像
形成装置本体10に装着セットされたプロセスカートリ
ッジ30のカートリッジケース130を不動に保持する
押圧体を構成する。清掃部材52が、プロセスカートリ
ッジ30のカートリッジケース130を動かぬように押
さえつけ、該カートリッジ30を正規の装着セット位置
に保持させるのである。かかる構成によれば、清掃部材
52が、定着ローラ18の清掃機能の他に、カートリッ
ジケース130を押圧して、これが画像形成装置本体1
0に対してガタ付くことを阻止する押圧体として機能す
るので、カートリッジケースを押圧する専用のスプリン
グ等の押圧手段が不要になり、部品点数を削減でき、画
像形成装置のコストを下げることができる。
【0053】図3に示した例では、開位置を占めたシャ
ッタ部材49がカートリッジケース130から離れてい
るが、これらが直に圧接するように、これらを形成する
と、清掃部材49による押圧機能を高めることができ
る。
【0054】なお、用紙搬送ユニット36の開閉に伴っ
て定着ローラ18が移動する構成ではなく、かかる定着
ローラが位置不動に画像形成装置本体側に配置される構
成であっても、シャッタ部材49が、図4において実線
で示す位置から、破線で示す位置に回動変位するとき、
清掃部材52を、定着ローラ18(図3)とカートリッ
ジケース130との間に強制的に進入させ、清掃部材5
2を両者で挟圧させる構成を採用することによって、プ
ロセスカートリッジ30のカートリッジケースを清掃部
材52により押さえつけることもできる。
【0055】本発明はクリーニング部材としてファーブ
ラシやクリーニングローラなどを用いる画像形成装置に
も適用でき、また、像担持体としてドラム状感光体の
他、ベルト状の像担持体を用いる画像形成装置にも適用
できる。
【0056】
【発明の効果】請求項1に記載の画像形成装置によれ
ば、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に対し着
脱するとき、カートリッジケースの開口部をシャッタ部
材が閉鎖するので、カートリッジケース外へのトナーの
落下飛散やトナーの噴き出しなどを防止できると共に、
プロセスカートリッジの交換時に、同時に、定着ローラ
清掃用の清掃部材を交換することができる。しかも、シ
ャッタ部材が開口部を閉じたときに、清掃部材が開口部
をシールするので、独立したシール部材を設ける必要は
なく、画像形成装置の部品点数を減少でき、そのコスト
を低減できる。
【0057】請求項2に記載の画像形成装置によれば、
クリーニング部材を設けたプロセスカートリッジのカー
トリッジケースを、専用の押圧体を用いることなしに、
不動に保持できるので、部品点数を削減でき、画像形成
装置のコストを引き下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態例の画像形成装置構成図であ
って、ハッチングを省略した断面図である。
【図2】図1に示した画像形成装置において、用紙搬送
ユニットを回動開放すると共に、プロセスカートリッジ
を画像形成装置本体側から取り出した状態を示す図1と
同様にハッチングを省略した断面図である。
【図3】クリーニング部材を有するプロセスカートリッ
ジと、このカートリッジを支受するプロセスユニットの
一部とを示す断面図である。
【図4】クリーニング部材を有するプロセスカートリッ
ジの部分断面図である。
【図5】クリーニング部材を有するプロセスカートリッ
ジの一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 画像形成装置本体 18 定着ローラ 26 クリーニング部材 30 プロセスカートリッジ 48 開口部 49 シャッタ部材 52 清掃部材 130 カートリッジケース

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体表面に形成されたトナー像を記
    録媒体に転写したのち、クリーニング部材によって像担
    持体表面を清掃し、記録媒体に転写されたトナー像を定
    着ローラによって定着する画像形成装置であって、少な
    くとも前記クリーニング部材をカートリッジケースに組
    込んで、画像形成装置本体に対して着脱可能に装着セッ
    トされるプロセスカートリッジを構成した画像形成装置
    において、 プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着セット
    した状態で像担持体に臨むクリーニング部材部分が位置
    するカートリッジケースの部分に開口部が形成され、プ
    ロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着セットし
    たとき、前記開口部が開き、プロセスカートリッジを画
    像形成装置本体から取り出したとき、開口部が閉じられ
    るように変位可能なシャッタ部材をカートリッジケース
    に設けると共に、プロセスカートリッジを画像形成装置
    本体に装着セットした状態で、前記定着ローラの表面に
    当接してその表面を清掃する定着ローラ表面清掃用の清
    掃部材を前記シャッタ部材に設け、前記シャッタ部材が
    カートリッジケースの開口部を閉じているとき、清掃部
    材がクリーニング部材とカートリッジケースの少なくと
    も一方に密着して前記開口部をシールするように、当該
    清掃部材の形態を設定したことを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】 プロセスカートリッジを画像形成装置本
    体に装着セットした状態で、清掃部材が定着ローラの表
    面に圧接することにより、該清掃部材が、画像形成装置
    本体に装着セットされたプロセスカートリッジのカート
    リッジケースを不動に保持する押圧体を構成する請求項
    1に記載の画像形成装置。
JP8250929A 1996-09-02 1996-09-02 画像形成装置 Pending JPH1078739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7184688B2 (en) 2003-03-14 2007-02-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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