JPH10293436A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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Publication number
JPH10293436A
JPH10293436A JP9099938A JP9993897A JPH10293436A JP H10293436 A JPH10293436 A JP H10293436A JP 9099938 A JP9099938 A JP 9099938A JP 9993897 A JP9993897 A JP 9993897A JP H10293436 A JPH10293436 A JP H10293436A
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JP
Japan
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process cartridge
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transfer
image forming
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Application number
JP9099938A
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English (en)
Inventor
Masafumi Takiguchi
雅史 滝口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間転写体を含むプロセスカートリッジを全
体として交換するようにしたカラー画像形成装置におい
て、プロセスカートリッジの交換時には転写紙を搬送す
る搬送ローラ対を非交換として搬送ローラ対の無駄をな
くし、かつ、転写紙に転写された画像品質を良くする。 【解決手段】 プロセスカートリッジ16を覆うカバー
20に搬送ローラ対25を含む搬送ローラユニット37
を移動自在に取り付ける。カバー20を閉止位置へ回動
させたとき、搬送ローラユニット37の一部であるホル
ダをプロセスカートリッジ16に設けたストッパ45に
当接させ、その当接方向へ付勢部材で付勢する。これに
より、中間転写体9の回転中心と搬送ローラ対25の回
転中心とが平行状態に維持され、中間転写体9上のトナ
ー像と搬送ローラ対25により搬送される転写紙との傾
きが防止され、転写紙に転写された画像品質が良くな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体を含む
プロセスカートリッジを有するカラー複写機、カラープ
リンタ、カラーファクシミリ等のカラー画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカラー画像形成装置の一つに、中
間転写体上に複数色のトナー像を重ね合わせて転写し、
このトナー像を転写紙に一度に転写するものが実用化さ
れている。
【0003】このようなカラー画像形成装置では、中間
転写体や感光体などを一体化したプロセスカートリッジ
を設け、中間転写体や感光体などの劣化などにより形成
される画像品質が低下した場合にはプロセスカートリッ
ジ全体を交換する構造としたものが知られている。
【0004】このようなプロセスカートリッジを用いた
場合には、プロセスカートリッジの外装板とこのプロセ
スカートリッジを覆う回動自在に設けられたカバーとの
間に下方から上方へ向かう転写紙搬送経路を設けてい
る。この転写紙搬送経路を通して下方に設けた給紙部か
ら上方に設けた排紙部へ転写紙を搬送し、その搬送途中
で、中間転写体上に転写されているトナー像を転写紙に
転写し、転写されたトナー像を定着部で定着させてい
る。
【0005】ここで、転写紙を転写紙搬送経路に沿って
搬送するためには、この転写紙搬送経路上に搬送ローラ
対を設ける必要がある。このような搬送ローラ対は、プ
ロセスカートリッジ又はカバーに取り付けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】搬送ローラ対は十分に
耐久性のある部品であるが、この搬送ローラ対をプロセ
スカートリッジに取り付けた場合には、プロセスカート
リッジの交換時には搬送ローラ対も同時に交換すること
となり、搬送ローラ対を無駄に消費することになる。
【0007】一方、搬送ローラ対をカバーに取り付けた
場合には、その搬送ローラ対を寿命がつきるまで使用す
ることができる。しかし、中間転写体を回転駆動させる
ローラの回転中心と、搬送ローラ対の回転中心とを平行
状態に維持することが難しく、これらの平行度が低下す
ると、転写紙に転写されたトナー像が転写紙に対して傾
いた状態となる。
【0008】そこで本発明は、プロセスカートリッジの
外装板とこのプロセスカートリッジを覆うカバーとの間
に転写紙搬送経路を形成したカラー画像形成装置におい
て、転写紙を転写紙搬送経路に沿って搬送するための搬
送ローラ対をカバーに設けることにより搬送ローラ対を
寿命がつきるまで使用できるようにし、かつ、中間転写
体を回転駆動させるローラの回転中心と搬送ローラ対の
回転中心との平行状態を簡単な構造で維持できるように
したカラー画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
少なくとも中間転写体を含むプロセスカートリッジを本
体ケース内に着脱自在に収納し、必要に応じて前記プロ
セスカートリッジを全体として交換するようにしたカラ
ー画像形成装置において、前記本体ケース内に収納され
た前記プロセスカートリッジを覆う閉止位置と前記プロ
セスカートリッジを露出させる開放位置とへ回動自在に
前記本体ケースに取り付けられたカバーと、閉止位置へ
回動させた前記カバーと前記プロセスカートリッジの外
装板との間に形成された転写紙搬送経路と、転写紙を前
記転写紙搬送経路に沿って搬送させる搬送ローラ対の両
端部をホルダにより保持した搬送ローラユニットと、こ
の搬送ローラユニットを保持するように前記カバーに設
けられた保持部と、前記搬送ローラユニットを所定方向
へ移動させる向きに付勢する付勢部材と、前記カバーを
閉止位置に回動させたときに前記ホルダに当接して前記
搬送ローラユニットの移動位置を規制するように前記プ
ロセスカートリッジに設けられたストッパとを有する。
【0010】従って、搬送ローラユニットがカバーに取
り付けられているので、プロセスカートリッジを交換し
ても搬送ローラユニットを交換する必要がなく、搬送ロ
ーラ対を寿命がつきるまで使用できる。
【0011】また、カバーを閉止位置へ回動させたと
き、付勢部材により付勢されている搬送ローラユニット
のホルダがストッパに当接し、搬送ローラユニットの移
動位置が規制される。ここで、ストッパはプロセスカー
トリッジに設けられているので、ホルダをストッパに当
接させて搬送ローラユニットの移動位置を規制したと
き、中間転写体の回転中心と搬送ローラ対の回転中心と
が平行状態に維持される。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明のカラー画像形成装置において、付勢部材による付勢
方向が転写紙の搬送方向とほぼ同じである。従って、搬
送ローラ対が転写紙を搬送するときに、ホルダには転写
紙の搬送方向に沿った方向の力が発生するが、転写紙の
搬送方向と搬送ローラユニットに作用している付勢部材
による付勢方向とがほぼ同じであるため、転写紙の搬送
時においても搬送ローラユニットのホルダはストッパに
当接した状態に維持される。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のカラー画像形成装置において、ホルダは内側へ張り
出した当接部を有し、カバーを閉止位置へ回動させたと
きに前記ホルダは前記当接部のみがプロセスカートリッ
ジと重なるとともにこの当接部がストッパに当接する。
従って、ストッパと当接部との当接構造が簡単になり、
しかも、ストッパと当接部とが精度良く当接する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図面に基
づいて説明する。図1は本発明に係わるカラー画像形成
装置の全体構造を示す縦断側面図である。カラー画像形
成装置の本体ケース1内の略中央部には感光体ベルト2
が配置され、この感光体ベルト2は回転ローラ3,4に
より回転自在に支持されて矢印で示すように時計回り方
向へ回転する。前記感光体ベルト2の周囲には、感光体
ベルト2の外周面を一様に帯電させる帯電チャージャ
5、帯電された感光体ベルト2に静電潜像を形成するレ
ーザ書込ユニット6、イエロー,マゼンタ,シアンの3
色のトナーを収納した回転型カラー現像器7、黒トナー
を収納した黒現像器8、前記現像器7,8から供給され
たトナーで現像された前記感光体ベルト2上のトナー像
が転写される中間転写体である中間転写ベルト9、感光
体ベルト2上の残留トナーを除去するクリーニング装置
10、除去した残留トナーを収納する廃トナー容器11
等が配置されている。
【0015】前記中間転写ベルト9は、回転ローラ1
2,13により回転自在に支持され、矢印で示すように
反時計回り方向へ回転する。中間転写ベルト9の外周面
は、前記回転ローラ4の外周部で前記感光体ベルト2の
外周面に接触しており、この接触箇所における中間転写
ベルト9の内周面側にはバイアスブラシ14が配置され
ている。前記中間転写ベルト9の外周部にはこの中間転
写ベルト9上の残留トナーを除去するクリーニング装置
15が設けられ、このクリーニング装置15で除去され
た残量トナーは前記廃トナー容器11内に収納される。
【0016】前記感光体ベルト2、中間転写ベルト9、
帯電チャージャ5、クリーニング装置10,15、廃ト
ナー容器11等は、ユニット化されてプロセスカートリ
ッジ16を形成し、このプロセスカートリッジ16は本
体ケース1内に着脱自在に収納されている。前記本体ケ
ース1の正面側には支点17を中心として前後方向へ回
動自在なカバーである下部カバー18と、支点19を中
心として前後方向へ回動自在なカバーである上部カバー
20とが取り付けられている。これらのカバー18,2
0は、前記本体ケース1内に収納された前記プロセスカ
ートリッジ16を覆う閉止位置と、プロセスカートリッ
ジ16を本体ケース1内から取り外し可能となるように
露出させる開放位置とへ回動自在に設けられている。
【0017】前記本体ケース1内の下方部には転写紙を
収納した給紙カセット21が設けられ、本体ケース1の
上面部には排紙トレイ22が形成されている。前記本体
ケース1内に収納された前記プロセスカートリッジ16
の外装板16aと閉止位置へ回動させた前記カバー1
8,20との間に、前記給紙カセット21から前記排紙
トレイ22へ向けて転写紙が搬送される転写紙搬送経路
23が形成されている。この転写紙搬送経路23上に
は、転写紙を搬送するための搬送ローラ対24、搬送ロ
ーラ対であるレジストローラ対25、転写ローラ26、
定着装置27、排紙ローラ対28等が設けられている。
【0018】前記上部カバー20には、手差しトレイ2
9とピックアップローラ30とフィードローラ31とリ
バースローラ32とが設けられている。手差しトレイ2
9上に載置した転写紙は、前記ローラ30〜32の作用
により1枚ずつ転写紙搬送経路23内へ送り込まれる。
【0019】ここで、前記レジストローラ対25の取付
構造について説明する。このレジストローラ対25は図
1ないし図4に示すように、駆動ローラ25aと従動ロ
ーラ25bとからなり、その両端部がホルダ33により
保持されている。このホルダ33は、駆動ローラ25a
を回転自在に保持する軸受部34と、前記従動ローラ2
5bを回転自在に保持するとともに駆動ローラ25aに
対する接離方向へスライド自在な可動軸受35と、この
可動軸受35を駆動ローラ25a側へ付勢する加圧スプ
リング36とを有している。そして、これらのホルダ3
3,レジストローラ対25,軸受部34,可動軸受3
5,加圧スプリング36等により搬送ローラユニット3
7が形成され、この搬送ローラユニット37が前記上部
カバー20に保持されている。
【0020】搬送ローラユニット37の上部カバー20
への保持は、前記駆動ローラ25aの軸部に前記ホルダ
33よりも外側に位置させて軸受38を取り付け、この
軸受38を前記上部カバー20の側板部20aに形成し
た保持部である保持孔39に嵌合させることにより行な
われている。保持孔39は、上部カバー20を閉止位置
へ回動させたときに転写紙の搬送方向に沿って長くなる
形状に形成されている。また、前記側板部20aには、
突起40とストッパ突起41とが形成されている。突起
40と前記ホルダ33に形成された突起42との間に
は、前記搬送ローラユニット37を前記軸受38の回り
に回動させるように付勢する付勢部材であるスプリング
43が係止されている。スプリング43の付勢力が作用
する前記搬送ローラユニット37は、ホルダ33が前記
ストッパ突起41に当接することにより回動位置を規制
されている。
【0021】前記プロセスカートリッジ16の外装板1
6aには、前記上部カバー20を閉止位置へ回動させた
ときにこの上部カバー20に保持されている前記搬送ロ
ーラユニット37に対向する位置に矩形状の窪み44が
形成されている。この窪み44における転写紙の搬送方
向下流側の縁部であって、プロセスカートリッジ16の
外装板16aの両側部には、上部カバー20を閉止位置
へ回動させたときに前記ホルダ33が当接して搬送ロー
ラユニット37の回動位置を規制するストッパ45が形
成されている。なお、このストッパ45と前記ストッパ
突起41との位置を比較すると、上部カバー20を閉止
位置へ回動させたとき、転写紙の搬送方向に沿った下流
側にストッパ45が位置している。従って、上部カバー
20を開放位置から閉止位置へ回動させると、ストッパ
突起41に当接していたホルダ33がストッパ突起41
から離反し、ストッパ45に当接する。ホルダ33がス
トッパ45に当接した状態において、前記スプリング4
3の付勢方向と転写紙の搬送方向とがほぼ同じになる。
【0022】前記ホルダ33は、前記駆動ローラ25a
と前記従動ローラ25bとを保持した部分に内側に張り
出した当接部46が形成されている。上部カバー20を
閉止位置へ回動させたとき、前記ホルダ33は前記当接
部46のみが前記プロセスカートリッジ16と重なり、
この当接部46が前記ストッパ45に当接する。
【0023】つぎに、前記搬送ローラ対24の取付構造
について説明する。この搬送ローラ対24は図1及び図
2に示すように、駆動ローラ24aと従動ローラ25b
とからなり、駆動ローラ24aが上部カバー20に取り
付けられ、従動ローラ24bがプロセスカートリッジ1
6の外装板16aに取り付けられている。
【0024】このような構成において、まず、このカラ
ー画像形成装置による画像形成のプロセスを簡単に説明
する。撮像素子による走査などで得られた画像データが
メモリに一旦格納され、この画像データに基づいてレー
ザ書込ユニット6が駆動される。そして、このレーザ書
込ユニット6の駆動により、予め帯電チャージャ5で一
様に帯電されている感光体ベルト2の外周面を露光する
ことによりこの感光体ベルト2上に静電潜像が形成され
る。感光体ベルト2上の静電潜像は回転型カラー現像器
7内又は黒現像器8内のいずれかのトナーで現像され、
現像されたトナー像は中間転写ベルト9上に転写され
る。
【0025】トナー像の形成とそのトナー像の中間転写
ベルト9上への転写とが各色のトナーごとに行なわれ、
中間転写ベルト9上には各色のトナー像が重ねられたカ
ラーのトナー像が形成される。中間転写ベルト9上のト
ナー像は、給紙カセット21又は手差しトレイ29から
給紙された転写紙に対し、転写ローラ26が配置されて
いる転写位置で転写される。転写紙に転写されたトナー
像は定着装置27で定着され、トナー像を定着された転
写紙は排紙トレイ22上に排紙される。
【0026】中間転写ベルト9や感光体ベルト2の劣化
により画像品質が低下したり、廃トナー容器11が満杯
になった場合には、プロセスカートリッジ16全体を交
換する。このとき、レジストローラ対25を含む搬送ロ
ーラユニット37が上部カバー20に取り付けられてい
るため、搬送ローラユニット37の交換時にはレジスト
ローラ対25を交換する必要がない。従って、感光体ベ
ルト2や中間転写ベルト9などに比べて十分に耐久性の
ある部材であるレジストローラ対25を寿命がつきるま
で長期間にわたって使用することができ、使用可能なレ
ジストローラ対25をプロセスカートリッジ16ととも
に交換することによるレジストローラ対25の無駄な消
費を防止できる。
【0027】プロセスカートリッジ16の交換や転写紙
搬送経路23内でのジャム処理の際には、上部カバー2
0と下部カバー18とを開放位置へ回動させ、交換作業
の終了後やジャム処理後に上部カバー20と下部カバー
18とを閉止位置へ回動させる。上部カバー20を閉止
位置へ回動させたとき、スプリング43により付勢され
ている搬送ローラユニット37のホルダ33に形成され
ている当接部46がプロセスカートリッジ16の外装板
16aに形成されているストッパ45に当接し、搬送ロ
ーラユニット37の回動位置が規制される。ここで、ス
トッパ45はプロセスカートリッジ16の外装板16a
に形成されているので、ホルダ33の当接部46をスト
ッパ45に当接させて搬送ローラユニット37の回動位
置を規制したとき、中間転写ベルト9の回転中心である
回転ローラ12,13の回転中心とレジストローラ対2
5の回転中心とが平行状態に維持される。
【0028】従って、レジストローラ対25により転写
位置へ搬送される転写紙は、中間転写ベルト9上のトナ
ー像に対して傾きを生じない状態で搬送され、この転写
紙に転写されたトナー像は転写紙に対して傾かず、転写
紙に転写された画像品質が良くなる。
【0029】レジストローラ対25の間に転写紙が挾ま
れて搬送されるときには、レジストローラ対25を保持
しているホルダ33に対して転写紙の搬送方向に沿った
力が作用する。しかし、本実施の形態によれば、転写紙
の搬送方向と搬送ローラユニット37に作用しているス
プリング43の付勢方向とがほぼ同じであるため、レジ
ストローラ対25で転写紙を搬送するときに発生する力
はホルダ33の当接部46をストッパ45に押し付ける
ように作用する。従って、レジストローラ対25で転写
紙を搬送する際にホルダ33の当接部46がストッパ4
5から離反することがなく、転写紙の搬送時においても
ホルダ33の当接部46がストッパ45に当接した状態
に確実に維持され、レジストローラ対25により転写位
置へ搬送される転写紙と中間転写ベルト9上のトナー像
との傾きの発生が確実に防止される。
【0030】上部カバー20を閉止位置へ回動させたと
き、ホルダ33は当接部46のみがプロセスカートリッ
ジ16と重なるとともにこの当接部46のみがストッパ
45に当接する。従って、当接部46とストッパ45と
の当接構造が簡単になり、しかも、当接部46とストッ
パ45とを精度良く確実に当接させることができる。こ
のため、当接部46とストッパ45との当接が不良であ
ることが原因となる、転写位置へ搬送される転写紙と中
間転写ベルト9上のトナー像との傾きの発生が確実に防
止される。さらに、上部カバー20を開放位置へ回動さ
せるとき、当接部46とストッパ45とが噛み合った状
態となって開放位置への回動操作が不良になるというこ
とが防止される。
【0031】なお、本実施の形態では、転写位置に近接
して位置するレジストローラ対25のみを上部カバー2
0に取り付けた場合を例に挙げて説明したが、搬送ロー
ラ対24についてもユニット化して下部カバー18に取
り付けるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、少なくとも中間
転写体を含むプロセスカートリッジを本体ケース内に着
脱自在に収納し、必要に応じて前記プロセスカートリッ
ジを全体として交換するようにしたカラー画像形成装置
において、前記本体ケース内に収納された前記プロセス
カートリッジの外装板とこのプロセスカートリッジを開
閉する位置へ回動自在に本体ケースに取り付けたカバー
との間に転写紙搬送経路を設け、この転写紙搬送経路に
沿って転写紙を搬送させる搬送ローラ対を含む搬送ロー
ラユニットをカバーに取り付けたので、プロセスカート
リッジを交換しても搬送ローラユニットを交換する必要
がなく、搬送ローラ対を寿命がつきるまで有効に使用す
ることができる。また、カバーを閉止位置へ回動させた
とき、付勢部材により付勢されている搬送ローラユニッ
トのホルダがプロセスカートリッジのストッパに当接し
て搬送ローラユニットの移動位置が規制されるので、中
間転写体の回転中心と搬送ローラ対の回転中心とを平行
状態に維持することができ、これにより、中間転写体上
のトナー像と搬送ローラ対により搬送される転写紙との
傾きを防止することができ、転写紙に転写された画像品
質が良くなる。
【0033】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明のカラー画像形成装置において、付勢部材による付勢
方向が転写紙の搬送方向とほぼ同じであるので、搬送ロ
ーラ対が転写紙を搬送するときに、ホルダには転写紙の
搬送方向に沿った方向の力が発生するが、転写紙の搬送
方向と搬送ローラユニットに作用している付勢部材によ
る付勢方向とがほぼ同じであるため、転写紙の搬送時に
おいても搬送ローラユニットのホルダをストッパに当接
した状態に維持することができ、これにより、中間転写
体上のトナー像と搬送ローラ対により搬送される転写紙
との傾きを確実に防止することができる。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載のカラー画像形成装置において、ホルダは内側へ張り
出した当接部を有し、カバーを閉止位置へ回動させたと
きにホルダは当接部のみがプロセスカートリッジと重な
るとともにこの当接部がストッパに当接するようにした
ので、ストッパと当接部との当接構造を簡単にすること
ができ、しかも、ストッパと当接部とを精度良く当接さ
せることができ、これにより、中間転写体上のトナー像
と搬送ローラ対により搬送される転写紙との傾きを確実
に防止することができる。さらに、カバーを開放位置へ
回動させるとき、当接部とストッパとが噛み合った状態
となって開放位置への回動操作が不良になるということ
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像形成装置の全体構造を示す縦断側面
図である。
【図2】上部カバーと下部カバーとを開放位置へ回動さ
せた状態を示す縦断側面図である。
【図3】搬送ローラユニットを示す斜視図である。
【図4】搬送ローラユニットを示す側面図である。
【図5】(a)は上部カバーの側板部の構造を示す側面
図、(b)は側板部への搬送ローラユニットの取り付け
状態を示す側面図である。
【図6】(a)はプロセスカートリッジの外装板の構造
を示す側面図、(b)は上部カバーの閉止時における外
装板と搬送ローラユニットとの配置状態を示す側面図で
ある。
【図7】上部カバーの閉止時における、搬送ローラユニ
ットとプロセスカートリッジとの位置関係を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 本体ケース 9 中間転写体 16 プロセスカートリッジ 16a 外装板 18,20 カバー 23 転写紙搬送経路 25 搬送ローラ対 33 ホルダ 37 搬送ローラユニット 39 保持部 43 付勢部材 45 ストッパ 46 当接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中間転写体を含むプロセスカ
    ートリッジを本体ケース内に着脱自在に収納し、必要に
    応じて前記プロセスカートリッジを全体として交換する
    ようにしたカラー画像形成装置において、 前記本体ケース内に収納された前記プロセスカートリッ
    ジを覆う閉止位置と前記プロセスカートリッジを露出さ
    せる開放位置とへ回動自在に前記本体ケースに取り付け
    られたカバーと、閉止位置へ回動させた前記カバーと前
    記プロセスカートリッジの外装板との間に形成された転
    写紙搬送経路と、転写紙を前記転写紙搬送経路に沿って
    搬送させる搬送ローラ対の両端部をホルダにより保持し
    た搬送ローラユニットと、この搬送ローラユニットを保
    持するように前記カバーに設けられた保持部と、前記搬
    送ローラユニットを所定方向へ移動させる向きに付勢す
    る付勢部材と、前記カバーを閉止位置に回動させたとき
    に前記ホルダに当接して前記搬送ローラユニットの移動
    位置を規制するように前記プロセスカートリッジに設け
    られたストッパとを有することを特徴とするカラー画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 付勢部材による付勢方向が転写紙の搬送
    方向とほぼ同じであることを特徴とする請求項1記載の
    カラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】 ホルダは内側へ張り出した当接部を有
    し、カバーを閉止位置へ回動させたときに前記ホルダは
    前記当接部のみがプロセスカートリッジと重なるととも
    にこの当接部がストッパに当接することを特徴とする請
    求項1又は2記載のカラー画像形成装置。
JP9099938A 1997-04-17 1997-04-17 カラー画像形成装置 Pending JPH10293436A (ja)

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JP9099938A JPH10293436A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 カラー画像形成装置

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JP9099938A JPH10293436A (ja) 1997-04-17 1997-04-17 カラー画像形成装置

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JPH10293436A true JPH10293436A (ja) 1998-11-04

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007057878A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、プロセスカートリッジの装着方法、及びプロセスカートリッジの取り出し方法
JP2007072207A (ja) * 2005-09-07 2007-03-22 Ntn Corp 画像形成装置用軸受部材
CN100437364C (zh) * 2003-09-29 2008-11-26 富士施乐株式会社 图像形成装置

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