JPH1077660A - アクチュエータの制御方法および同装置 - Google Patents

アクチュエータの制御方法および同装置

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JPH1077660A
JPH1077660A JP23450996A JP23450996A JPH1077660A JP H1077660 A JPH1077660 A JP H1077660A JP 23450996 A JP23450996 A JP 23450996A JP 23450996 A JP23450996 A JP 23450996A JP H1077660 A JPH1077660 A JP H1077660A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作パタ―ンに応じて運転モードを予め設定
された複数通りのうちで自動的に切換える。 【解決手段】 コントローラ13の操作パタ―ン判別部
14において、操作信号Mの変化量によって操作パタ―
ンを判別し、運転モード切換部15により、判別された
操作パタ―ンに応じて運転モードを自動的に切換え、ア
クチュエータ作動指令信号を出力するようにしたアクチ
ュエータの制御方法および装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は主として油圧クレー
ン、油圧ショベル等の作業機械におけるアクチュエータ
(油圧モータ、油圧シリンダ)の作動を制御するアクチ
ュエータの制御方法および同装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば油圧クレーンにおいて、図6に
示すようにオペレータによって手動操作される操作レバ
ー1の操作量をポテンショメータ等の操作量検出器2に
より電気信号である操作信号Mに変換してコントローラ
3に入力し、このコントローラ3で操作信号Mをアクチ
ュエータ作動指令信号に変換して、アクチュエータ制御
回路の制御弁4および可変容量形油圧ポンプ5のレギュ
レータ(吐出量制御器)6に送り、制御弁4の開度およ
びポンプ吐出量を制御して油圧アクチュエータ7の作動
速度または圧力を制御するものが公知である。
【0003】このようなアクチュエータ制御を行う場合
に、通常のパタ―ンで運転すると、吊荷を微速または微
量で動かす微操作が難しくなる。
【0004】そこで、従来、特公平5−14801号公
報に示されているように、「通常運転モード」と、レバ
ー操作量に対するアクチュエータ作動速度または圧力の
最大値とゲインが小さくて微操作し易い「微操作運転モ
ード」の2通りの運転モードを設定し、 とくに注意せずに運転できる状況、たとえば吊荷が
軽い場合、ブームが短い場合、クレーン能力に余裕があ
る場合、周囲が開けており吊荷等を他物にぶつけるおそ
れのない場合等には通常運転モードとし、 運転に注意を要する状況、たとえば吊荷が重い場
合、ブームが長い場合、クレーン能力に余裕がない場
合、周囲が開けてなくて吊荷等が他物にぶつかるおそれ
のある場合等には微操作運転モードを選択するようにし
た技術が提案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この公知技
術では、通常運転モードと微操作運転モードの切換え
を、その都度、切換スイッチ8による手動切換にて行っ
ているため、この切換操作が煩わしく、オペレータの負
担となる。
【0006】また、切換え忘れ、切換え間違いが生じ易
く、オペレータの意思と違った運転モードが選択される
可能性もあり、オペレータにとって使い難いものとな
る。
【0007】そこで本発明は、操作パタ―ンに応じて運
転モードを予め設定された複数通りのうちで自動的に切
換えることができるアクチュエータの制御方法および同
装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明(制御方
法)は、コントローラにより、手動操作される操作手段
からの操作信号の変化量によって操作パタ―ンを判別
し、判別した操作パタ―ンに応じて、アクチュエータの
運転モードを、予め設定した複数通りのうちで自動的に
切換え、この運転モードに応じたアクチュエータ作動指
令信号を、アクチュエータの作動を制御するアクチュエ
ータ制御手段に向けて出力するものである。
【0009】請求項2の発明(制御装置)は、手動操作
されて操作量に応じた操作信号を出力する操作手段と、
上記操作信号に基づいてアクチュエータ作動指令信号を
出力するコントローラと、このコントローラからのアク
チュエータ作動指令信号に基づいてアクチュエータの作
動を制御するアクチュエータ制御手段とを具備し、上記
コントローラは、上記操作信号の変化量から操作パタ―
ンを判別する操作パタ―ン判別部と、この判別された操
作パタ―ンに応じてアクチュエータの運転モードを予め
設定された複数通りのうちで切換え、この運転モードに
応じたアクチュエータ作動指令信号を出力する運転モー
ド切換部とを具備するものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、操作パタ―ン判別部で判別される操作パタ―ンとし
て、通常操作と、この通常操作よりも操作量が小さくか
つ操作速度が低い微操作の少なくとも2つの操作パタ―
ンが設定され、運転モード切換部で切換えられる運転モ
ードとして、通常運転モードと、操作信号に対するアク
チュエータの作動速度または圧力の最大値とゲインが小
さい微操作運転モードの少なくとも2つが設定されたも
のである。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の構成におい
て、アクチュエータ制御手段は、アクチュエータに対す
る圧油の給排を制御する制御弁と、この制御弁とアクチ
ュエータとを結ぶ油圧回路に設けられたカウンタバラン
ス弁とを備え、操作パタ―ン判別部で判別される操作パ
タ―ンとして、通常操作と、この通常操作よりも操作量
が小さくかつ操作速度が低い微操作の少なくとも2つの
操作パタ―ンが設定され、運転モード切換部で切換えら
れる運転モードとして、上記カウンタバランス弁のダン
ピング特性が低ダンピングとなる通常運転モードと、高
ダンピングとなる微操作運転モードの少なくとも2つが
設定されたものである。
【0012】請求項5の発明は、請求項3または4の構
成において、コントローラの操作パタ―ン判別部は、操
作信号が予め設定された基準値に達した後、所定時間内
に、上記基準値よりも大きい値として予め設定されたし
きい値を超えたか否かによって操作パタ―ンを通常操作
と微操作の2つのうちから判別するように構成されたも
のである。
【0013】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、基準値として、操作手段の中立域での操作信号の最
大値が用いられたものである。
【0014】請求項7の発明は、請求項5または6の構
成において、しきい値として、操作手段が操作されてア
クチュエータが動き始める信号値以下の値が用いられた
ものである。
【0015】上記方法および装置によると、操作信号の
変化量によって操作パタ―ンを判別し、判別された操作
パタ―ンに応じて運転モードを自動的に切換える(請求
項3〜7では少なくとも通常操作と微操作の別を判別し
て通常運転モードと微操作運転モードとの間で切換え
る)ため、オペレータが作業内容に応じて逐一運転モー
ドを手動で切換える煩わしさがなくなり、オペレータは
操作のみに集中できるため、操作負担が軽減される。
【0016】また、オペレータの意思としての操作信号
に基づいて操作パタ―ンを判別し、運転モードを切換え
るため、切換え忘れや切換え間違いがないことと相俟っ
て、確実にオペレータの意思に沿った運転モードが選択
される。
【0017】ここで、請求項3の構成によると、操作信
号に対するアクチュエータの作動速度または圧力の最大
値とゲインが変わることによって、通常運転モードと微
操作運転モードの切換えが行われる。
【0018】ところで、油圧クレーンにおいては、ウィ
ンチ巻下時やブーム倒伏時の失速を防止するために、油
圧制御回路にブレーキ弁としてのカウンタバランス弁を
設けるのが一般的である。
【0019】一方、このカウンタバランス弁を用いた油
圧制御回路によってウィンチ巻下、ブーム倒伏運転等を
行う場合、ハンチングといわれる油圧振動現象が生じ易
いため、通常、カウンタバランス弁のパイロットライン
やドレンラインに絞りを設けることにより、レバー操作
に対するカウンタバランス弁の作動速度を低くするダン
ピング特性を与え、ハンチングを防止することとしてい
る。
【0020】請求項4の構成によると、このハンチング
防止のためのカウンタバランス弁のダンピング特性が操
作パタ―ンに応じて変わることにより運転モードが切換
えらられる。
【0021】すなわち、通常操作時には低ダンピングと
することにより、カウンタバランス弁の作動圧が低く設
定されてその作動速度が高くなるため、操作信号に対す
るアクチュエータ速度の立上りが急になる。
【0022】これに対し、微操作時には高ダンピングと
することにより、カウンタバランス弁の作動圧が高く設
定され、同弁の作動速度が低くなるため、操作信号に対
するアクチュエータの速度の立上りが緩やかとなる。
【0023】また、通常操作(通常運転モード)で低ダ
ンピングとなることにより、サージ圧の発生を防止する
ことができる。これに対し、微操作(微操作運転モー
ド)では高ダンピングとなることにより、ハンチングの
発生を防止することができる。
【0024】一方、請求項5〜7の構成では、操作信号
が所定時間内で基準値(請求項6の構成によると操作手
段の中立域での最大値)からしきい値(請求項7の構成
によると操作手段が操作されてアクチュエータが動き始
める信号値以下の値)まで変化したか否かによって操作
パタ―ンが通常操作と微操作のうちから判別される。
【0025】すなわち、通常操作時には、操作信号が短
時間で大きく変化し、微操作時には操作信号が緩い立上
りで徐々に変化する点に着目して操作パタ―ンを判別す
るため、このパタ―ン判別が正確に行われる。
【0026】また、請求項6の構成によると、操作手段
が中立に戻されると、それまでの運転モードが自動的に
キャンセルされるため、特別なキャンセル操作を行う必
要がない。
【0027】一方、請求項7の構成によると、実際にア
クチュエータが動き始めるまでに操作パタ―ンが判別さ
れ、運転モードが切換えられるため、アクチュエータが
動き始めた後に微操作運転モードに切換える場合のよう
に、切換えた瞬間にアクチュエータの作動速度が変化す
る等の現象が生じず、アクチュエータの作動が滑らかに
行われる。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
【0029】第1実施形態(図1〜図4参照) 図1において、11はオペレータによって手動操作され
る操作レバー、12はこの操作レバー11の操作量を電
気信号Mに変換するポテンショメータ等の操作量検出器
で、これらによって操作手段が構成され、操作量検出器
12からの操作信号Mがコントローラ13に入力され
る。
【0030】コントローラ13は、操作パタ―ン判別部
14と運転モード切換部15とを具備している。
【0031】操作パタ―ン判別部14は、操作信号Mの
変化の仕方によって操作パタ―ンを、予め設定された通
常操作と微操作のうちから判別する。
【0032】すなわち、図2に示すように、操作レバー
11の操作量と操作信号Mとは比例関係にある。
【0033】また、操作レバー11の操作速度は、通常
操作時には高くなる一方で、微操作時には慎重な操作が
必要であることから操作レバー11をゆっくり操作する
ため、操作レバー11の操作速度が低くなる。
【0034】なお、操作レバー11には機械的な遊びが
あるし、操作性を向上させる上で操作レバー11の中立
点をただ一点とするものではなく、一定の幅をもった
値、すなわち中立域を設定するのが一般的である。そし
て、この中立域を確かなものにするために、中立域では
操作量検出器12からの操作信号Mをコントローラ13
内で処理してアクチュエータ制御系に伝達しないように
する場合もある。
【0035】操作パタ―ン判別部14においては、この
レバー速度、つまり操作信号Mの一定時間内での変化量
(変化速度)を検出することにより、通常操作と微操作
とを区別することとしている。
【0036】具体的には、図2,3に示すように、操作
信号Mが予め設定された基準値±M1になった後、設定
時間Δt内に、基準値M1よりも大きい値として予め設
定されたしきい値±M2以上になるか否かをチェック
し、 図3(イ)に示すようにM2以上になれば通常操
作、 同図(ロ)に示すようにM2以下であれば微操作と
判別する。
【0037】ここで、M1は操作レバー11の中立域で
の最大値とし、M2はレバー操作して実際にアクチュエ
ータが動き出す信号値よりも小さい値とする。
【0038】なお、操作レバー11の+側と−側の速度
特性は必ずしも同じとする必要はなく、M1の値もしく
はM2の値またはΔtの値を+側と−側で異ならせる場
合もある。
【0039】運転モード切換部15においては、この操
作パタ―ン判別部14で判別された操作パタ―ンに応じ
て、運転モードを切換える。
【0040】すなわち、(i)通常操作パタ―ンが判別
されたときには、装置本来の操作信号/アクチュエータ
速度の特性のままの通常運転モード(図4のA)とし、
(ii)微操作パタ―ンが判別されたときには、最高速度
(または圧力)と速度の立上り(ゲイン)が小さくなる
微操作運転モード(図4のB)に切換え、(iii)この
両運転モードに応じたアクチュエータ作動指令信号をア
クチュエータ制御油圧回路の制御弁16と、可変容量形
油圧ポンプ17のレギュレータ18に送る。
【0041】これにより、通常操作時には図4Aの特性
での通常運転、微操作時には図4Bでの特性の微操作運
転が行われる。
【0042】なお、図4においてアクチュエータの速度
が出始める操作信号Mの値を通常運転モードと微操作運
転モードとで同じにするか否かは任意に選択することが
できる。
【0043】このように、操作信号の変化の仕方によっ
て操作パタ―ンを通常操作と微操作のうちから判別し、
判別された操作パタ―ンに応じて運転モードを通常運転
モードと微操作運転モードの間で自動的に切換えるた
め、オペレータが作業内容に応じて逐一運転モードを手
動で切換える煩わしさがなくなり、オペレータはレバー
操作のみに集中できるため、操作負担が軽減される。
【0044】また、オペレータの意思としての操作信号
Mに基づいて操作パタ―ンを判別し、運転モードを切換
えるため、切換え忘れや切換え間違いがないことと相俟
って、確実にオペレータの意思に沿った運転モードが選
択される。
【0045】第2実施形態(図5参照) 第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0046】第2実施形態では、油圧クレーンのウィン
チ回路において、ウィンチ巻下時に通常操作と微操作の
別を判別し、判別結果に応じて運転モードを通常運転モ
ードと微操作運転モードとに切換えるように構成してい
る。
【0047】図5において、コントローラ13によって
制御される電磁比例式の制御弁16と、油圧アクチュエ
ータとしてのウィンチモータ20とを結ぶ巻上/巻下回
路中の巻下側に、ブレーキ弁としてのカウンタバランス
弁21が設けられている。22はこのカウンタバランス
弁21と並列に設けられたチェック弁、23はオーバー
ロードリリーフ弁、24はメインリリーフ弁である。
【0048】また、カウンタバランス弁21にダンピン
グを与えてハンチングを防止するための絞りとして、パ
イロットラインに第1絞り25が設けられるとともに、
同弁21の内部ドレンラインに第2および第3絞り2
6,27が並列に設けられ、かつ、第3絞り27に対し
て直列にオンオフ切換式の電磁弁28が設けられてい
る。
【0049】ここで、第2および第3両絞り26,27
の開度a,bの関係は、a<bに設定されている。
【0050】電磁弁28は、コントローラ13からの信
号によってオンオフ制御され、通常運転モードでオン
(開通)、微操作運転モードでオフ(遮断)となる。
【0051】この構成によると、微操作運転モードでは
ドレンライン(この場合は内部ドレンライン)において
開度の小さい第2絞り26のみが作用するため、カウン
タバランス弁21の内部ダンピング特性が高ダンピング
となり、カウンタバランス弁21の作動速度が低くな
る。
【0052】このため、巻下運転時に、レバー操作に対
するウィンチモータ20の最高速度と速度ゲインが小さ
くなる。
【0053】これに対し、通常運転モードでは開度の大
きい第3絞り27のラインが開通してダンピング特性が
低ダンピングとなるため、カウンタバランス弁21の作
動速度が高くなり、巻下運転時にレバー操作に対するウ
ィンチモータ20の最高速度と速度ゲインが大きくな
る。
【0054】これにより、第1実施形態と基本的に同様
の運転モード自動切換作用が行われる。
【0055】また、通常運転モードでは低ダンピングな
ってカウンタバランス弁21の開きが速くなるためサー
ジ圧の発生が防止され、微操作運転モードでは高ダンピ
ングとなることによってハンチングが確実に防止され
る。
【0056】ところで、上記第2実施形態の変形例とし
て、カウンタバランス弁21のパイロットラインのダン
ピング特性を変化させて運転モードを切換えるようにし
てもよい。
【0057】また、第2実施形態の構成は、油圧クレー
ンのブームをブーム起伏シリンダによって起伏させるブ
ーム起伏回路におけるブーム倒伏時にも適用することが
できる。
【0058】さらに、上記実施形態では、運転モードを
通常運転モードと微操作運転モードの2つのうちで切換
えるようにしたが、これらを含む3つ以上の運転モード
を設定し、操作パタ―ンに応じて切換えるようにしても
よい。
【0059】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、操作
信号の変化量によって操作パタ―ンを判別し、判別され
た操作パタ―ンに応じて運転モードを自動的に切換える
(請求項3〜7では少なくとも通常操作と微操作の別を
判別して通常運転モードと微操作運転モードとの間で切
換える)ため、オペレータが作業内容に応じて逐一運転
モードを手動で切換える煩わしさがなくなり、オペレー
タは操作のみに集中できるため、操作負担が軽減され
る。
【0060】また、オペレータの意思としての操作信号
に基づいて操作パタ―ンを判別し、運転モードを切換え
るため、切換え忘れや切換え間違いがないことと相俟っ
て、確実にオペレータの意思に沿った運転モードが選択
される。
【0061】ここで、請求項4の発明によると、カウン
タバランス弁が設けられた油圧制御回路において、カウ
ンタバランス弁のダンピング特性を操作パタ―ンに応じ
て異ならせることにより運転モードを切換えるようにし
たから、通常運転モードでサージ圧の発生を防止でき、
微操作運転モードでハンチングの発生を確実に防止する
ことができる。
【0062】一方、請求項5〜7の発明によると、操作
信号が所定時間内で基準値(請求項6の発明によると操
作手段の中立域での最大値)からしきい値(請求項7の
発明によると操作手段が操作されてアクチュエータが動
き始める操作信号の値以下の値)まで変化したか否かに
よって操作パタ―ンが通常操作と微操作のうちから判別
される。
【0063】すなわち、通常操作時には、操作信号が短
時間で大きく変化し、微操作時には操作信号が緩い立上
りで徐々に変化する点に着目して操作パタ―ンを判別す
るため、このパタ―ン判別が正確に行われる。
【0064】また、請求項6の発明によると、操作手段
が中立に戻されると、それまでの運転モードが自動的に
キャンセルされるため、特別なキャンセル操作を行う必
要がない。
【0065】一方、請求項7の発明によると、実際にア
クチュエータが動き始めるまでに操作パタ―ンが判別さ
れ、運転モードが切換えられるため、アクチュエータが
動き始めた後に微操作運転モードに切換える場合のよう
に、切換えた瞬間にアクチュエータの作動速度が変化す
る等の現象が生じず、アクチュエータの作動が滑らかに
行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる制御装置のブロ
ック構成図である。
【図2】同装置における操作手段のレバー操作量と操作
信号の関係を示す図である。
【図3】(イ)(ロ)は時間に対する操作信号の変化の仕
方2例を示す図である。
【図4】操作信号とアクチュエータ速度の関係を示す図
である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる制御装置の全体
構成を示す図である。
【図6】従来の制御装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
11 操作手段を構成する操作レバー 12 同操作量検出器 13 コントローラ 14 コントローラの操作パタ―ン判別部 15 運転モード切換部 16 アクチュエータ制御手段を構成する制御弁 17 油圧ポンプ 19 油圧アクチュエータ 20 ウィンチモータ M 操作信号 M1 基準値 M2 しきい値 21 カウンタバランス弁 25,26,27 カウンタバランス弁にダンピングを
与えるための絞り 28 運転モードに応じてダンピング特性を異ならせる
ための電磁弁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コントローラにより、手動操作される操
    作手段からの操作信号の変化量によって操作パタ―ンを
    判別し、判別した操作パタ―ンに応じて、アクチュエー
    タの運転モードを、予め設定した複数通りのうちで自動
    的に切換え、この運転モードに応じたアクチュエータ作
    動指令信号を、アクチュエータの作動を制御するアクチ
    ュエータ制御手段に向けて出力することを特徴とするア
    クチュエータの制御方法。
  2. 【請求項2】 手動操作されて操作量に応じた操作信号
    を出力する操作手段と、上記操作信号に基づいてアクチ
    ュエータ作動指令信号を出力するコントローラと、この
    コントローラからのアクチュエータ作動指令信号に基づ
    いてアクチュエータの作動を制御するアクチュエータ制
    御手段とを具備し、上記コントローラは、上記操作信号
    の変化量から操作パタ―ンを判別する操作パタ―ン判別
    部と、この判別された操作パタ―ンに応じてアクチュエ
    ータの運転モードを予め設定された複数通りのうちで切
    換え、この運転モードに応じたアクチュエータ作動指令
    信号を出力する運転モード切換部とを具備することを特
    徴とするアクチュエータの制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のアクチュエータの制御装
    置において、操作パタ―ン判別部で判別される操作パタ
    ―ンとして、通常操作と、この通常操作よりも操作量が
    小さくかつ操作速度が低い微操作の少なくとも2つの操
    作パタ―ンが設定され、運転モード切換部で切換えられ
    る運転モードとして、通常運転モードと、操作信号に対
    するアクチュエータの作動速度または圧力の最大値とゲ
    インが小さい微操作運転モードの少なくとも2つが設定
    されたことを特徴とするアクチュエータの制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のアクチュエータの制御装
    置において、アクチュエータ制御手段は、アクチュエー
    タに対する圧油の給排を制御する制御弁と、この制御弁
    とアクチュエータとを結ぶ油圧回路に設けられたカウン
    タバランス弁とを備え、操作パタ―ン判別部で判別され
    る操作パタ―ンとして、通常操作と、この通常操作より
    も操作量が小さくかつ操作速度が低い微操作の少なくと
    も2つの操作パタ―ンが設定され、運転モード切換部で
    切換えられる運転モードとして、上記カウンタバランス
    弁のダンピング特性が低ダンピングとなる通常運転モー
    ドと、高ダンピングとなる微操作運転モードの少なくと
    も2つが設定されたことを特徴とするアクチュエータの
    制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のアクチュエータ
    の制御装置において、コントローラの操作パタ―ン判別
    部は、操作信号が予め設定された基準値に達した後、所
    定時間内に、上記基準値よりも大きい値として予め設定
    されたしきい値を超えたか否かによって操作パタ―ンを
    通常操作と微操作の2つのうちから判別するように構成
    されたことを特徴とするアクチュエータの制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のアクチュエータの制御装
    置において、基準値として、操作手段の中立域での操作
    信号の最大値が用いられたことを特徴とするアクチュエ
    ータの制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載のアクチュエータ
    の制御装置において、しきい値として、操作手段が操作
    されてアクチュエータが動き始める信号値以下の値が用
    いられたことを特徴とするアクチュエータの制御装置。
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