JPH1076520A - 水中カット造粒装置のスタート前制御方法及び水中カット造粒装置 - Google Patents

水中カット造粒装置のスタート前制御方法及び水中カット造粒装置

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JPH1076520A
JPH1076520A JP8234504A JP23450496A JPH1076520A JP H1076520 A JPH1076520 A JP H1076520A JP 8234504 A JP8234504 A JP 8234504A JP 23450496 A JP23450496 A JP 23450496A JP H1076520 A JPH1076520 A JP H1076520A
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die
temperature
molten resin
nozzle
underwater cut
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Katsunori Takahashi
克典 高橋
Tatsuya Tanaka
達也 田中
Yoshinori Kuroda
好則 黒田
Masahiko Kashiwa
眞彦 柏
Shigehiro Kasai
重宏 笠井
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水中カット造粒装置により樹脂ペレットを製
造する場合において、ダイノズルへ溶融樹脂を充填して
スタートを待つ間に、ダイノズルから水室側への樹脂ダ
レが生じると、スタートの失敗に繋がっていた。 【解決手段】 カッター4側からダイノズル6へ向けて
水、空気、又はこれらの混合気等を噴出させ、ダイノズ
ル6中に充填された溶融樹脂をやや冷却させる。この冷
却により、溶融樹脂は少しだけ硬化し、樹脂ダレは防止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水中カット造粒装
置のスタート前制御方法と、この方法の実施に用いられ
る水中カット造粒装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂製のペレットを製造するために用い
られる水中カット造粒装置は、ダイから水室内へ押し出
される溶融状態の樹脂を、水室内でダイに沿って回転す
るカッターにより切断して造粒するもので、その構成
は、一般に、水室内の一方側にダイが設けられ、他方側
にダイへ向けて進退可能で且つ回転可能なカッターが設
けられた横型配置とされている。また、水室に対し、そ
の内部を通る水流を発生させるための水流発生装置が設
けられ、またダイに対し、樹脂混練機によって得られる
溶融樹脂をギヤポンプにより加圧供給するための樹脂供
給装置が設けられている。
【0003】この種、水中カット造粒装置において造粒
をスタートさせるには、まず、樹脂供給装置において、
樹脂混練機へ原料樹脂を装填して溶融・混練させ、得ら
れた溶融樹脂をギヤポンプ等によってダイのダイノズル
へ送り出す。これにより、ダイノズル中に残留している
滓樹脂を水室側へ追い出してクリーニングする共に、ダ
イノズルに対する溶融樹脂の充填を完了させる。
【0004】このクリーニング終了時点では、樹脂混練
機が空となっているので、この樹脂混練機に対して新た
に原料樹脂を装填し、溶融・混練を行わせる。そして、
得られた溶融樹脂を再び、ギヤポンプによってダイへ送
り出す。これによってギヤポンプからダイまでに樹脂が
充填され、造粒のスタート前準備が完了する。そこで、
カッターを回転させると共にダイへ向けて前進させ、ま
た水流発生装置によって水室内を通る水流を生じさせ
る。そして、この状態でギヤポンプを作動させることに
より、ダイノズルから水室内へ樹脂を押し出させ、造粒
がスタートするというものである。
【0005】なお、この水中カット造粒装置では、造粒
をスタートさせた後において、溶融樹脂の温度低下に伴
うダイノズル中での詰まり防止を行うための制御方法が
各種提案されている(特開昭61−179706号公
報、特公昭62−33052号公報等参照)。また、特
殊な水中カット造粒装置の例として、水室に対し、ダイ
を下側、カッターを上側とする縦型配置にして、スター
ト前準備を行う過程での、ダイからの「樹脂ダレ」を防
止しようとするもの(特開昭60−212305号公報
参照)がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】横型配置の一般的な水
中カット造粒装置において、当初、ダイノズルへ溶融樹
脂を充填してから、実際に造粒をスタートさせるまでの
時間、即ち、次の原料樹脂を溶融・混練させてダイへ送
りつけるまでには、おおよそ30秒〜1分程度の処理時
間を要する。この間、当初、ダイノズルへ充填されて待
機状態にある樹脂は、自然に水室側へ漏れ出る、いわゆ
る「樹脂ダレ」という不具合を生じ易い。殊に、樹脂が
低粘度樹脂である場合には、この「樹脂ダレ」に対する
処置対策は、重要な意味を持っていた。
【0007】一方、縦型配置の水中カット造粒装置は、
上記したようにこの「樹脂ダレ」に対処したものである
が、このような縦型配置では、構造の複雑化、大型化、
メンテナンスの面倒化をはじめ、造粒中の振動発生、ク
リーニング時にダイノズルから押し出した滓樹脂を除去
し難いといった各種の不具合を有していた。なお、造粒
をスタートさせた後に、溶融樹脂の温度低下に伴う詰ま
り防止を行う制御方法は、いずれも、水室中が水で満た
されているときを前提としているため、水室中が空であ
るスタート前準備において、これらの制御方法を採用す
ることはできなかった。しかも、これらの制御方法は、
いずれも溶融樹脂を加熱させる方向で制御を行うもので
あり、根本的に「樹脂ダレ」を防止するのとは逆の操作
となる。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、スタート前準備において「樹脂ダレ」が生じ
るのを少なくできる水中カット造粒装置のスタート前制
御方法及び水中カット造粒装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係る水中カット造粒装置のスタート前制御方法で
は、当初、ダイのダイノズル中へ溶融樹脂を充填してか
ら、カッターを回転させてダイへ接近させ、また水室内
で水流を発生させることによって、実際に造粒をスター
トさせるまでの時間に、ダイノズルへ向けて冷却流体を
噴出させるようにしている。このとき水室内は、言うま
でもなく、水が供給されていない空の状態にある。
【0010】上記冷却流体は、ダイノズル中に充填され
た溶融樹脂を冷やして、少しだけ硬化させるためのもの
である。但し、溶融樹脂が過冷却となって、ダイノズル
中を詰まらせることがないようにする必要があり、冷却
流体は、このための温度調節がなされている。この冷却
流体としては、水を単独で噴霧させたり、空気を単独で
噴射させたりすることもできるが、水と空気とを予め積
極的に混合させ、この混合気を噴霧させるようにする
と、溶融樹脂の冷却温度を制御し易くなり、しかもその
制御幅が広くなるという利点が得られる。ただ、このよ
うな冷却流体の選択は、溶融樹脂の種類や温度環境等の
状況に応じて、適宜変更できる。
【0011】冷却流体の温度を調節する方法には、噴霧
量や噴霧速度又は噴霧滴の大きさ等を異ならせる方法、
水と空気との混合割合を調節する方法、水や空気を所定
温度に加熱する方法等がある。冷却流体の温度は、ダイ
の表面温度又はダイ自体の温度等を検出し、この検出値
を、溶融樹脂に基づいて予め経験則、或いは計算等によ
って求めた設定温度と比較することにより、調節するこ
とができ、この調節方法であれば、高精度の温度設定が
可能となる。
【0012】このようなスタート前制御を行うには、カ
ッターにおける回転軸の突端部に冷却ノズルを設け、こ
の冷却ノズルから各ダイノズルへ向けて冷却流体を噴出
させるようにすればよい。冷却ノズルに対しては、例え
ば、カッターの回転軸を中空構造にして、この中へ冷却
流体を通すようにすればよい。また、ダイに対して、ダ
イノズルの開口部周部の温度を検出可能な温度センサを
設けて、上記した冷却流体の温度制御に用いるようにす
ればよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明に係る水中カット
造粒装置1において、スタート前制御を行っている状況
を示したものであり、また図2は、スタート前制御が完
了後の同装置により、実際に造粒をスタートさせた状況
を示したものである。
【0014】この水中カット造粒装置1は、水室2に対
し、その内部の一方側にダイ3が設けられ、他方側にカ
ッター4が設けられた横型配置とされたものである。水
室2は、その下部に流入口部2aが設けられ、上部に流
出口部2bが設けられた箱体状に形成されている。そし
て、この水室2には、流入口部2aから流出口部2b
へ、即ち、下から上へ向けた水流を生じさせることが可
能な水流発生装置(図示略)が備えられている。
【0015】ダイ3は、複数のダイノズル6が所定配置
で貫通形成されたダイプレート7を、ダイホルダ8によ
って水室2へ位置決め固定した構造となっている。この
ダイ3には、ダイホルダ8の裏側から、ダイノズル6を
介して水室2内へ溶融樹脂を押し込み供給可能とする樹
脂供給装置(図示略)が備えられている。この樹脂供給
装置としては、従来と同様に、樹脂混練機及びギヤポン
プ等を具備したものを用いることができる。
【0016】カッター4は、回転軸10を中心として水
室2内で回転可能に保持された支持盤11と、この回転
支持盤11に設けられた複数のナイフ12とを有してい
る。そして、この回転軸10には、軸方向移動を可能と
する進退機構13と、回転を可能にする回転機構14と
が設けられている。また、この回転軸10には、望まし
くは軸心部にその軸方向に沿って貫通する流路15が形
成されている。この流路15は、回転軸10の突端部
で、回転支持盤11の中心に位置して設けられた冷却ノ
ズル16へ達している。但し、流路15とノズル16は
複数でも良い。
【0017】回転軸10の進退機構13は、長ストロー
ク駆動部19と短ストローク駆動部20とを有してい
る。長ストローク駆動部19は、回転軸10の軸方向中
間部まわりに回転自在に嵌め付けられ、且つ軸受ケース
22内を軸方向に沿って進退自在に保持されたスライド
ホルダー23と、このスライドホルダー23から径方向
外方へ突設されたレバー24を軸受ケース22に対して
近接・離反可能にすべく設けられた進退シリンダ25と
を有している。
【0018】従って、進退シリンダ25を伸縮させるこ
とで、回転軸10は長ストロークの進退動を行い、カッ
ター4をダイ3に近接させてセットしたり、離反させて
退避したりの切り換えを、迅速にできるものとなる。一
方、短ストローク駆動部20は、回転軸10によって中
心部を串刺し状にされた雌ねじリング27及び雄ねじリ
ング28と、この雄ねじリング28の外周部に設けられ
た歯車部28aに対して噛合するウォームギヤ29とを
有している。
【0019】雌ねじリング27は軸受ケース22の内部
で固定されており、雄ねじリング28は、この雌ねじリ
ング27に対して回転軸10まわりで螺合している。こ
れら雌ねじリング27及び雄ねじリング28に対し、回
転軸10はその回転及び軸移動が許容されている。ま
た、ウォームギヤ29は、手動又はモータ駆動等によっ
て回転可能とされている。
【0020】従って、ウォームギヤ29を回転させるこ
とで、雌ねじリング27と雄ねじリング28との螺合度
合、即ち、軸方向の相互間隔が調節され、これによって
回転軸10の軸移動の許容範囲が調節可能となる。その
ため、カッター4の各ナイフ12と、ダイ3における各
ダイノズル6の開口周縁との相互間隔を微調節できるこ
とになり、これにより、ダイノズル6から押し出される
溶融樹脂の切断長さを調節できるものである。
【0021】回転軸10の回転機構14は、回転軸10
の基部に設けられた伸縮自在歯車32と、この伸縮自在
歯車32に対して駆動歯車33を介して回転駆動を伝え
るモータ34とを有している。伸縮自在歯車32は、水
密構造を有した軸支ケース36と、この軸支ケース36
内でスプライン係合によって相互回転は不能とされるが
相互軸移動は許容された軸端ソケット37とを有してい
る。
【0022】そのため、モータ34による駆動歯車33
の回転は、回転軸10の進退とは何ら関係なく、常に、
伸縮自在歯車32を介して回転軸10へ伝達可能とされ
ている。回転軸10に形成された流路15は、上記伸縮
自在歯車32の軸支ケース36内へ向けて解放されるこ
とになるが、この軸支ケース36には、その回転中心部
に水密軸受具39を介して流体送給管40が接続されて
いる。
【0023】この流体送給管40は、図3に示すように
気水混合部41へ接続されており、この気水混合部41
には、給水管43及び給気管44が接続されている。そ
して、給水管43には給水バルブ45が設けられ、給気
管44には給気バルブ46が設けられている。従って、
給水バルブ45だけを開けば、給水管43から気水混合
部41へ水が供給され、流体送給管40、流路15及び
冷却ノズル16を介して、水だけがダイ3の各ダイノズ
ル6へ向けて噴出される。また、給気バルブ46だけを
開けば、給気管44から気水混合部41へ空気が供給さ
れ、冷却ノズル16からは空気だけがダイノズル6へ向
けて噴出される。そして、これら給水バルブ45及び給
気バルブ46を共に開いたときには、気水混合部41に
おいて水と空気とが混合され、冷却ノズル16からは混
合気がダイノズル6へ向けて噴出されるものである。
【0024】このような構成にあって、ダイ3には、ダ
イノズル6の開口部周部の温度を検出可能な温度センサ
48が設けられている。そして、この温度センサ48に
は温度制御部49が接続されている。この温度制御部4
9には、溶融樹脂の種類に基づき、予め経験則、或いは
計算等によって求めた温度が設定されている。そして、
温度制御部49は、上記温度センサ48によって検出さ
れた検出値と上記設定温度とを比較し、その差から、前
記給水バルブ45及び給気バルブ46において好適とさ
れる開度を演算する。そして、その結果に基づいて、各
バルブ45,46を遠隔調節して、冷却流体の温度制御
を行うものである。
【0025】このとき、冷却流体の温度を調節する方法
には、噴霧量や噴霧速度又は噴霧滴の大きさ等を異なら
せる方法、水と空気との混合割合を調節する方法、水や
空気を所定温度に加熱する方法等がある。このなかで、
水を噴霧させる場合であって且つその噴霧量を調節する
方法は、水の供給圧をPとしたときに、Pの平方根を制
御因子として制御できることから最も簡便であると言え
る。また、水と空気との混合気を噴霧させる場合には、
水だけの場合に比して溶融樹脂の冷却温度を制御し易く
なり、しかもその制御幅が広くなるという利点が得られ
る。この場合、水量制御は10:1で調節できる。空気
だけを噴射させる場合には、溶融樹脂を冷やす度合を最
も緩やかにできるので、溶融樹脂における硬さの微妙な
調節に適している。
【0026】なお、気水混合部41や冷却ノズル16等
に対して温度センサを設けておき、これらを通過する時
点での冷却流体の温度をもとに更にフィードバック制御
を行うようにしてもよい。また、流体送給手段50は、
上記のように温度制御部49に対して設けることが限定
されるものではなく、給水バルブ45及び給気バルブ4
6に対するロック機構として設けたり、また、気水混合
部41において開閉弁として設けたりしてもよい。
【0027】このような構成の水中カット造粒装置1に
おいて、スタート前制御を行うには、まず、ダイ3に対
して設けられた樹脂供給装置(図示略)からダイノズル
6へ向けて溶融樹脂を送り出し、ダイノズル6中に残留
している滓樹脂を水室2側へ追い出してクリーニングす
る共に、ダイノズル6に対する溶融樹脂の充填を完了さ
せる。
【0028】そして、このクリーニング終了後、再び樹
脂供給装置からダイノズル6へ向けて溶融樹脂を送り出
している間、及び続いてカッター4を回転させてダイ3
へ接近させ、また水室2内で水流を発生させるまでの間
に、カッター4の望ましくは回転中心に設けられた冷却
ノズル16からダイノズル6へ向けて冷却流体を噴出さ
せるようにしている。
【0029】従って、ダイノズル6中に充填された溶融
樹脂は、冷却流体によって冷やされ、ある程度、硬くな
る。そのため、水室2へ向けた、いわゆる「樹脂ダレ」
は生じにくい。また、冷却流体は、温度制御部49によ
って所定温度に調節されているので、溶融樹脂が過冷却
とされることも少なく、従って、ダイノズル6中で溶融
樹脂が詰まりを生じることも少ない。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る水中カット造粒装置のスタート前制御方法及び水中
カット造粒装置によれば、スタート前準備において、ダ
イノズル中に充填された溶融樹脂を冷却流体により冷や
して、少しだけ硬化させるようにしているので、溶融樹
脂が水室に対して「樹脂ダレ」を生じるのを少なくでき
る。従って、確実な造粒スタートが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る水中カット造粒装置においてスタ
ート前制御を行っている状況を示した側断面図である。
【図2】図1の水中カット造粒装置においてスタート前
制御が完了後に造粒をスタートさせた状況を示した側断
面図である。
【図3】本発明に係る水中カット造粒装置の模式図であ
る。
【符号の説明】
1 水中カット造粒装置 2 水室 3 ダイ 4 カッター 6 ダイノズル 10 回転軸 16 冷却ノズル 48 温度センサ 49 温度制御部 50 流体送給手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柏 眞彦 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内 (72)発明者 笠井 重宏 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目3番1号 株式会社神戸製鋼所高砂製作所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイ(3)から水室(2)内へ押し出さ
    れる溶融状態の樹脂を水室(2)内でダイ(3)に沿っ
    て回転するカッター(4)により切断して造粒する水中
    カット造粒装置に対して行うスタート前制御方法であっ
    て、 ダイ(3)のダイノズル(6)中へ溶融樹脂を充填した
    後、カッター(4)を回転及びダイ(3)へ接近させる
    と共に水室(2)内に通過水流を発生させるまでの間
    に、溶融樹脂がダイノズル(6)中で詰まりを生じない
    範囲で硬化させることができるように温度調節した冷却
    流体を、ダイノズル(6)へ向けて噴出させることを特
    徴とする水中カット造粒装置のスタート前制御方法。
  2. 【請求項2】 前記冷却流体として、水と空気との混合
    気を用いることを特徴とする請求項1記載の水中カット
    造粒装置のスタート前制御方法。
  3. 【請求項3】 前記ダイ(3)の温度を検出し、この検
    出値を溶融樹脂に基づいて予め設定した温度値と比較す
    ることにより、冷却流体の温度制御を行うことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の水中カット造粒装置の
    スタート前制御方法。
  4. 【請求項4】 水室(2)内の一方側にダイ(3)が設
    けられ他方側にダイ(3)へ向けて進退可能で且つ回転
    可能なカッター(4)が設けられていると共に、水室
    (2)に対して通過水流の水流発生装置が備えられ、ダ
    イ(3)に対して溶融樹脂の樹脂供給装置が備えられて
    いる水中カット造粒装置において、 カッター(4)には、回転軸(10)の突端部からダイ
    (3)のダイノズル(6)へ向けて冷却流体を噴出可能
    にする冷却ノズル(16)と、上記冷却流体によってダ
    イノズル(6)中で冷やされる溶融樹脂に詰まりを生じ
    させない範囲で硬化可能にすべく冷却流体の温度を調節
    する温度制御部(49)とを有していることを特徴とす
    る水中カット造粒装置。
  5. 【請求項5】 前記ダイ(3)には、ダイノズル(6)
    の開口部周部の温度を検出可能な温度センサ(48)が
    設けられ、該温度センサ(48)による検出値に基づい
    て前記温度制御部(49)が温度制御を行うことを特徴
    とする請求項4記載の水中カット造粒装置。
JP8234504A 1996-09-04 1996-09-04 水中カット造粒装置のスタート前制御方法及び水中カット造粒装置 Pending JPH1076520A (ja)

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