JPH061368Y2 - ホットカットペレタイザ - Google Patents

ホットカットペレタイザ

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JPH061368Y2
JPH061368Y2 JP19865487U JP19865487U JPH061368Y2 JP H061368 Y2 JPH061368 Y2 JP H061368Y2 JP 19865487 U JP19865487 U JP 19865487U JP 19865487 U JP19865487 U JP 19865487U JP H061368 Y2 JPH061368 Y2 JP H061368Y2
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JP
Japan
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water
rotary blade
die plate
pellets
cut
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JP19865487U
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JPH01101809U (ja
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泰而 折茂
治 池田
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、合成樹脂を粒状化すなわちペレット化するた
めの装置特にホットカットペレタイザに関する。
(従来の技術) 従来、押出機またはギヤポンプにより圧送された溶融樹
脂を、押出筒先端のダイプレート細孔から押出しカッタ
ーの回転刃によりペレット状に切断した後、水冷固化す
る空中ホットカットペレタイザが知られている。この従
来装置は、第3図に示されているように、押出機51の押
出スクリュー52を内蔵する押出筒53の先端に、スクリー
ンが装着されるブレーカープレート54を介して押出ヘッ
ト55が取付けられ、該ヘッド55の先端に細孔56を多数備
えたダイプレート57が装着されると共にダイプレート57
の外周及び前方を覆う水室58が取付けられており、水室
58内周面に水膜が形成されるようになっている。この水
室58には、カッター軸59が押出スクリュー52と同心上に
軸支され、ダイプレート57の先端表面に近接するように
配された回転刃60がカッター軸59端に取付けられてい
る。また、水室58内には水膜形成用固定板61が取付けら
れており、水室58内周面に水膜が形成されるようになっ
ている。そして、モータ62から原動プーリ63、ベルト64
及び従動プーリ65等を介して回転される回転刃60によっ
て、ダイプレート57の細孔56から押出された溶融樹脂を
ペレット状に切断し、回転刃60による遠心力によって放
射方向に飛散せしめられたペレット状樹脂は、水室58壁
面を軸と平行状またはうず巻状に流動する水膜中に飛び
込んで冷却固化され、冷却水と共に外部に排出される。
なお、回転刃60及びダイプレート57は、空気中にあるた
め、強制的に冷却されることはない。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、従来のペレタイザは、ダイプレート57及び回
転刃60が空気中に露出しているが、高温になり、ダイプ
レート57の先端表面に薄い樹脂の膜が生じ、その膜が徐
々にダイプレート57の外周に運ばれ、ダイプレート硬化
面の外側に溜り、この樹脂が劣化して黒色樹脂と化し、
黒色樹脂がダイプレート57から時々剥離してペレットの
中に混入し、異物となって品質低下をきたして製品品質
が不合格になるという問題がある。
さらに、軟らかい樹脂の場合、回転刃60表面に切断ペレ
ットが付着し、容易に外れないため後続の切断ペレット
と装着して互着ペレットや変形ペレットを生起せしめ品
質が低下するという問題がある。
本考案は、上記のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、ダイプレート表面の樹脂膜生
成を阻止して劣化樹脂のペレット中への混入をなくし品
質低下を防止すると共に、切断ペレットが回転刃に付着
せずペレットの互着、変形を防止し均一で高品質のペレ
ットが得られるホットカットペレタイザを提供するにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本考案では次の技術的手
段を講じた。
すなわち、本考案は、押出筒2の先端に装着されたダイ
プレート7の細孔6より押出される溶融樹脂を、ダイプレ
ート7の先端表面に近接して配設された回転刃12により
ペレット状に切断した後水冷固化するように成っている
ホットカットペレタイザ1において、前記回転刃12の回
転軸11を中空となし、その中空部28の一端開口28Aは前
記回転刃12の背面部に開口する霧水出口27と連通させ、
中空部28には水−空気混合体供給手段15を連通させたこ
とを特徴としている。
(作用) 本考案によれば、水−空気混合体供給手段15から回転軸
11の中空部28を経て回転刃12の背面に至り、霧水出口27
から噴出された噴霧水は、回転刃12表面をわずかに濡ら
すと同時に適度に軽く冷却し、ダイプレート7の細孔6か
ら押出されて切断されたペレット状溶融樹脂を、回転刃
12に付着させることなく離散せしめると共に互着や変形
を生起させない。また、ダイプレート7表面は、霧水に
よって適度に(わずかに)冷却されるので、膜状樹脂の
生成ならびに劣化樹脂の付着がなく、細孔6の目詰りも
生起することなく円滑な運転が可能である。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第1図及び第2図において1はホットカットペレタイ
ザ、2は押出機の押出筒、3は押出筒2内に回転自在に嵌
装された押出スクリュー、4は溶融樹脂押出ヘッドで押
出筒2の先端にスクリーン5を介して着脱可能に取付けら
れ、該ヘッド4の先端に前記ホットカットペレタイザ1が
着脱可能に取付けられている。
前記ペレタイザ1は、前記ヘッド4に着脱可能に取付けら
れかつ溶融樹脂を押出す細孔6を多数備えているダイプ
レート7と、前記ヘッド4にダイプレート7の外周に位置
しかつ囲繞状に取付けられると共に前方に樹脂ペレット
排出口8及び軸受部9を備えた水室10と、中空回転軸11及
びその端部に回転された回転刃12と、回転軸駆動手段13
と、回転軸軸方向移動手段14と、水−空気混合体(以下
単に霧水という)の供給手段15とから構成されている。
前記水室10は、円柱状空間10Aを備え、注入された冷却
水が内周壁面16に水膜17を形成するようになっており、
冷却水と共にペレット18が前記排出口8から外部に排出
され回収されるようになっている。そして、軸受部9
は、その中心軸線が押出筒2の中心軸線の延長線上に位
置せしめられ、前記回転軸11をベアリング19及びスリー
ブ20を介して回転自在でかつ軸方向移動可能に軸支して
いる。また、水室10の後端部には、前記回転軸軸方向移
動手段14の装着ねじ孔21が、軸受部9と同心的に設けら
れている。
回転軸11には、中央部にキー溝22が設けられ、スリー
ブ20内面に固着されたキー23が自動自在に嵌合され、ダ
イプレート7側端に回転刃12のボス部12Aが取付けられ、
後端部に回転軸軸方向移動手段14が装着されると共に後
端に回転管継手24を介して霧水供給管25が接続されてい
る。
前記回転刃ボス部12Aには、霧水分配路26が形成される
と共に霧水出口27が回転刃12の背部に位置しかつ放射方
向に向くように設けられ、回転軸11の中空部28の一端開
口28Aと連通されている。
前記回転軸駆動手段13は、前記スリーブ20の後端に固着
された従動プーリ29と、図外のモータ及びその出力軸に
固着された原動プーリと、プーリ29との間に巻掛けられ
たベルト30とからなっている。
前記回転軸軸方向移動手段14は、回転刃12の刃先とダイ
プレート7の先端表面との間隔を調整するもので、外周
に前記ねじ孔21に螺合される雄ねじ部31及び歯輪32を備
えた筒状ケーシング33と、該ケーシング33内に嵌着され
かつ前記回転軸11を支承するベアリング34と、回転軸36
に固着されかつ歯輪32に噛合せられたピニオン37とから
構成されている。なお、38,39はオイルシールで、回転
軸11と筒状ケーシング33間に嵌装されている。そして、
前記ケーシング33を回転させることによって、前記回転
軸11がケーシング33と共に軸方向に移動するようになっ
ている。
前記霧水供給手段15は、前記霧水供給管25と、これに接
続された水霧化器(たとえばインゼクタ)40と、図外の
圧縮機に弁41を介して接続された圧縮空気管42と、弁43
を介して貯水槽等に接続された給水管44とから構成され
ている。
なお、霧水供給管25は、回転管継手24を介することな
く、回転軸11の途中に霧水供給口及びシール機構を設け
て、これに接続することができる。
本考案の上記実施例によれば、ダイプレート7に細孔6か
ら押出された溶融樹脂は、回転刃12によって所定の大き
さに切断されペレット18となって水室10の空間10A内に
飛散せしめられ、内周壁面16に形成された水膜17中に放
出され、冷却水と共にペレット排出口8から外部へ排出
される。このとき、霧水がその供給管25、回転軸中空部
28内を通り、回転刃ボス部12Aの霧水分配路26を経て霧
水出口27から回転刃12の背部に噴霧され、この霧水によ
って、回転刃12の表面及びダイプレート7の先端表面が
濡らされると同時に軽く適度に冷却され、均一なペレッ
ト18が円滑にかつ長時間連続的に成形される。
なお、本考案における回転刃12は、上記実施例構造に限
定されるものではなく、また水室10空間10A内の冷却水
による水膜形成手段は従来と同様に行なうことができ
る。
(考案の効果) 本考案に係るホットカットペレタイザは、上述のよう
に、回転刃2が取付けられる回転軸11を中空とし、この
中空部28の一端開口28Aを回転刃12の背部に設けた霧水
出口27に連通させ、霧水を回転刃12の背部から噴霧する
ように構成したものであるから、回転刃12の表面が適度
に濡れると同時に冷却されて切断されたペレット18が回
転刃12に付着することなく離散し、ペレット18同志の互
着や変形が防止でき均質なペレットを成形することがで
きる。また、ダイプレート7の先端表面が霧水によりわ
ずかに冷却されるだけであるから、水のみ直接噴射する
場合のような過冷却にならず、細孔6の目詰まりを発生
せしめることがなく、霧水によってダイプレート7表面
の薄い樹脂膜の生成が阻止され、したがって劣化した黒
色樹脂の生成付着もなく異物混入による製品の品質不良
が解消され、均質なペレット安定してかつ連続して得ら
れ、良好な運転をトラブルなく継続して行ないうるの
で、生産性の向上を図りかつ品質の安定化によるコスト
低下を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示すもので第1図
は中央縦断正面図、第2図は回転刃と霧水出口の関係説
明図、第3図は従来例を示す中央縦断正面図である。 1…ホットカットペレタイザ、2…押出筒、6…細孔、7…
ダイプレート、11…回転軸、12…回転刃、15…水−空気
混合体供給手段、27…霧水出口、28…中空部、28A…一
端開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】押出筒2の先端に装着されたダイプレート7
    の細孔6より押出される溶融樹脂を、ダイプレート7の先
    端表面に近接して配設された回転刃12によりペレット状
    に切断した後水冷固化するように成っているホットカッ
    トペレタイザ1において、前記回転刃12の回転軸11を中
    空となし、その中空部28の一端開口28Aは前記回転刃12
    の背面部に開口する霧水出口27と連通させ、中空部28に
    は水−空気混合体供給手段15を連通させたことを特徴と
    するホットカットペレタイザ。
JP19865487U 1987-12-26 1987-12-26 ホットカットペレタイザ Expired - Lifetime JPH061368Y2 (ja)

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JP19865487U JPH061368Y2 (ja) 1987-12-26 1987-12-26 ホットカットペレタイザ

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JPH01101809U JPH01101809U (ja) 1989-07-10
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JP4647076B2 (ja) * 2000-10-18 2011-03-09 ポリプラスチックス株式会社 ペレット化用樹脂カッティング装置及びペレット化方法
JP6668839B2 (ja) * 2016-03-11 2020-03-18 日本ポリプロ株式会社 ペレタイザ、及び、これを用いたペレットの製造方法

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