JPH107548A - カルシウム粉体を顆粒化する方法および顆粒化されたカルシウム粉体 - Google Patents

カルシウム粉体を顆粒化する方法および顆粒化されたカルシウム粉体

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JPH107548A
JPH107548A JP8160182A JP16018296A JPH107548A JP H107548 A JPH107548 A JP H107548A JP 8160182 A JP8160182 A JP 8160182A JP 16018296 A JP16018296 A JP 16018296A JP H107548 A JPH107548 A JP H107548A
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JP
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calcium powder
organic calcium
organic
granulated
saccharide
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JP8160182A
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English (en)
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Hisao Sone
久雄 曽根
Noriko Yoshizawa
典子 吉澤
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YOBOU IGAKU SOGO KENKYUSHO KK
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GLOBAL ART KK
YOBOU IGAKU SOGO KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機質カルシウム粉体の持つ多孔質機能およ
びアルカリ性機能の発現ならびに含有アミノ酸、含有ペ
プチド、含有蛋白質の浸出が抑制された状態で有機質カ
ルシウム粉体を顆粒化する方法および多孔質構造、アル
カリ性、アミノ酸、ペプチド、蛋白質の影響を受け易い
いずれの材料とも配合可能な顆粒化された有機質カルシ
ウム粉体を提供する。 【解決手段】 多孔質でアルカリ性を示し、アミノ酸、
ペプチドおよび蛋白質のうち少なくとも一種を含有する
有機質カルシウム粉体の粒子表面に予め脂肪酸エステル
または糖類を付着させて有機質カルシウム粉体のみを一
旦顆粒化し、その後、さらに糖類を賦形剤として造粒お
よび乾燥を行って顆粒化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食品、医薬品の分
野に好適に利用可能な多孔質でアルカリ性を示し、アミ
ノ酸、ペプチドおよび蛋白質のうち少なくとも一種を含
有する有機質カルシウム粉体を顆粒化する方法およびそ
の方法により顆粒化された有機質カルシウム粉体に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より、食品、医薬
品の分野で用いられている顆粒は、原料物質の粉体と賦
形剤とを混合し、これを造粒、乾燥することにより調製
されている。
【0003】そして、賦形剤としては、例えば蛋白質
(大豆、卵、乳等)、デンプン(トウモロコシ、馬鈴薯
等)、糖類(乳糖、ショ糖、果糖、セルロース、デキス
トリン、アラビアガム等)を用いるのが一般的である。
特に、水溶性顆粒を調製するためには、多量の蛋白質、
デンプンを用いることが困難であることから、賦形剤と
して糖類が一般に用いられている。
【0004】一方、例えばカキ、ホタテ貝、アコヤ貝等
の貝殻を原料とする有機質カルシウム粉体は、その吸収
活性の高さから食品、医薬品原料としての応用が期待さ
れている。
【0005】しかしながら、この有機質カルシウム粉体
は、アミノ酸、ペプチド、蛋白質を含有することから、
この粉体を、糖類を賦形剤に用いて顆粒化すると、加熱
乾燥処理により、褐変反応(メイラード反応)が生じる
という問題がある。
【0006】また、上記の有機質カルシウム粉体は強い
アルカリ性を示すことから、アルカリ性に弱い機能性成
分を添加剤または賦形剤として顆粒化すると、化学反応
が起こるという問題もある。
【0007】さらに、上記の有機質カルシウム粉体の粒
子の表面構造は多孔質であるため、少量の添加剤、例え
ば甘味料、酸味料、香料、着色料等を混合しても、その
大部分を吸収してしまうため、甘味、酸味、香り、着色
の機能の発現が抑制されてしまうという問題もある。
【0008】そこで、本発明者が鋭意検討を重ねた結
果、多孔質でアルカリ性を示し、アミノ酸、ペプチドお
よび蛋白質のうち少なくとも一種を含有する有機質カル
シウム粉体の顆粒化においては、粉体の粒子表面に予め
脂肪酸エステルまたは糖類を付着させて一旦顆粒化し、
その後、さらに糖類を賦形剤として造粒および乾燥を行
う特定の方法によれば、前記の褐変反応(メイラード反
応)および化学反応の発生を防止することができるとと
もに、例えば甘味料、酸味料、香料、着色料等の少量の
添加剤による機能の発現の抑制が阻止されることを見出
だし、本発明を完成するに至った。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明のカルシウム粉体を顆粒化する方法は、多
孔質でアルカリ性を示し、アミノ酸、ペプチドおよび蛋
白質のうち少なくとも一種を含有する有機質カルシウム
粉体と脂肪酸エステルまたは糖類とを混合して前記有機
質カルシウム粉体の表面に前記脂肪酸エステルまたは糖
類を付着させた後、造粒、乾燥して顆粒とし、次いで、
この顆粒に賦形剤として糖類を加えて混合した後、さら
に造粒、乾燥する構成とし、特に、前記有機質カルシウ
ム粉体が、貝殻、真珠および珊瑚のうち少なくとも一種
を粉砕して原料体とした後、この原料体を各有機質骨格
構造の崩壊温度以下の温度に保持して乾燥することによ
り乾燥物とし、その後、該乾燥物を縄折込式動作を示す
円筒型遠心流動粉砕機により摩砕することにより得られ
るものである構成とした。
【0010】また、本発明の顆粒化されたカルシウム粉
体は、多孔質でアルカリ性を示し、アミノ酸、ペプチド
および蛋白質のうち少なくとも一種を含有する有機質カ
ルシウム粉体の表面に脂肪酸エステルまたは糖類からな
る被覆層を有する顆粒が糖類を賦形剤としてさらに顆粒
化されてなる構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態につい
て、具体的に説明する。図1に示すように、本発明のカ
ルシウム粉体を顆粒化する方法においては、先ず、多孔
質でアルカリ性を示し、アミノ酸、ペプチドおよび蛋白
質のうち少なくとも一種を含有する有機質カルシウム粉
体を用意する。
【0012】この多孔質でアルカリ性を示し、アミノ
酸、ペプチドおよび蛋白質のうち少なくとも一種を含有
する有機質カルシウム粉体は、例えばカキ殻、ホタテ貝
殻、アコヤ貝殻等の貝殻、真珠、珊瑚等を原料とする。
この原料は、炭酸カルシウム、酸化カルシウムおよび水
酸化カルシウムを主成分とし、その他に少量のリン酸カ
ルシウム、珪酸カルシウムおよび有機質硬蛋白(ケラチ
ン質)を含有する、いわゆる有機質セルラー(細胞質)
構造をその微細構造として有する特殊粉体源であり、そ
の特性の顕著な部分は極く微量の蛋白質アミノ酸による
セルラー(細胞質)構造によって支えられている。
【0013】このような有機質カルシウム粉体は、前記
の原料を、粗砕し、洗浄した後、例えば湿潤乾燥機を使
用して乾燥し、次いで例えば衝撃粉砕機を使用して粉砕
することによっても得られるが、このような工程による
ときは、製品粉体として有機質要素による細胞状骨格構
造の大部分が破壊崩散し、医薬品または食品添加品とし
ての価値は、残存する有機質細胞骨格構造が有する残存
活性に依存することになる。
【0014】したがって、本発明の方法においては、貝
殻、真珠および珊瑚のうち少なくとも一種を粉砕して原
料体とした後、この原料体を各有機質骨格構造の崩壊温
度以下の温度に保持して乾燥することにより乾燥物と
し、その後、該乾燥物を縄折込式動作を示す円筒型遠心
流動粉砕機により摩砕することにより得られるものを原
料に用いることが好ましい。
【0015】すなわち、貝殻、真珠、珊瑚等の原料の乾
燥時に過熱を避け、また縄折込式動作を示す円筒型遠心
流動粉砕機を使用して摩砕することにより微粉砕時に破
断面の断熱発熱点の発生を低減することにより、原料中
の有機質細胞骨格構造の大部分を温存すれば、吸収活性
の高い原料粉体が得られるからである。
【0016】ここで、縄折込式動作を示す円筒型遠心流
動粉砕機については、特開昭62−125863号にお
いて「遠心流動粉砕装置」として開示されている。図1
に示すように、本発明の方法においては、次いで、前記
有機質カルシウム粉体と脂肪酸エステルまたは糖類とを
混合して前記有機質カルシウム粉体の表面に脂肪酸エス
テルまたは糖類を付着させ、造粒し、乾燥する。
【0017】具体的には、有機質カルシウム粉体0.1
〜20.0重量%相当、好ましくは0.5〜3.0重量
%の脂肪酸エステルまたは糖類とを10〜100倍、好
ましくは20〜50倍量の水に加え、40〜80℃、好
ましくは50〜60℃の温浴中で20〜60分間、好ま
しくは30〜40分間撹拌しながら加温し、その後、冷
却して得られる水溶液を有機質カルシウム粉体に加えて
十分に混和して造粒し、40〜80℃、好ましくは50
〜60℃にて2〜16時間、好ましくは3〜6時間乾燥
する。
【0018】その後、30〜120メッシュで整粒する
ことにより有機質カルシウム顆粒原材料とする。本発明
の方法においては、このようにして得られた有機質カル
シウム顆粒原材料に1〜100倍量、好ましくは5〜2
0倍量の賦形剤を加え、十分に混合した後、1/5〜1
/20倍量、好ましくは1/10〜1/20倍量の水を
加えて再度十分に混合して造粒し、40〜80℃、好ま
しくは50〜60℃にて2〜16時間、好ましくは4〜
8時間乾燥する。
【0019】ここで、賦形剤としては、例えば乳糖、シ
ョ糖、果糖、セルロース、デキストリン、ガム類(例え
ばアラビアガム、シードガム)などの糖類が好適に用い
られる。
【0020】その後、所望の粒度に整粒すれば、有機質
カルシウム顆粒が得られる。また、前記賦形剤ととも
に、必要に応じて甘味料、酸味料、香料、着色料、アル
カリ性に弱い成分、各種機能性成分等の添加剤を配合す
れば、食品、医薬品としての有機質カルシウム顆粒製品
とすることができる。なお、これらの添加剤は、別途こ
れらのみを顆粒としたものを最終製品の製造工程におけ
る最終段階で有機質カルシウム顆粒と均一に混合しても
よい。
【0021】また、本発明の方法においては、賦形剤を
配合した後に加える水にはエタノールに代表されるアル
コールを添加してもよい。このようにして得られる顆粒
化された有機質カルシウム粉体は、多孔質でアルカリ性
を示し、アミノ酸、ペプチドおよび蛋白質のうち少なく
とも一種を含有する有機質カルシウム粉体の表面に脂肪
酸エステルまたは糖類からなる被覆層を有する顆粒が糖
類を賦形剤としてさらに顆粒化されてなるものであり、
有機質カルシウム粉体の表面に脂肪酸エステルまたは糖
類からなる被覆層が設けられて一旦顆粒化されることに
より、有機質カルシウム粉体の持つ多孔質機能およびア
ルカリ性機能の発現が抑制されるとともに含有アミノ
酸、含有ペプチド、含有蛋白質の浸出が抑制される。
【0022】したがって、本発明の顆粒化された有機質
カルシウム粉体は、多孔質構造、アルカリ性、アミノ
酸、ペプチド、蛋白質の影響を受け易いいずれの材料と
も配合可能であり、各種食品および医薬品の原材料とし
て好適に利用可能である。
【0023】
【実施例】次に、本発明の実施例を挙げ、本発明につい
てさらに具体的に説明する。実施例1 カキ殻を粗砕、洗浄して原料体とした後、この原料体を
有機質骨格構造の崩壊温度以下の温度に保持して乾燥す
ることにより乾燥物とし、その後、この乾燥物を縄折込
式動作を示す円筒型遠心流動粉砕機により摩砕すること
により得られた有機質カルシウム粉体20gに2%シク
ロデキストリン水溶液10mlを均一に噴霧しながら充
分に混合した後、14メッシュフィルターを用いて造粒
し、温度50℃にて6時間乾燥した。
【0024】その後、60メッシュフィルターにより整
粒して白色の有機質カルシウム顆粒を得た。このカルシ
ウム顆粒1.2gに乳糖20gを加え、蒸溜水1.5m
lを徐々に加えて充分に混合した後、14メッシュフィ
ルターを用いて造粒し、温度60℃にて4時間乾燥し、
淡黄色の水溶性有機質カルシウム顆粒を得た。実施例2 カキ殻を粗砕、洗浄して原料体とした後、この原料体を
有機質骨格構造の崩壊温度以下の温度に保持して乾燥す
ることにより乾燥物とし、その後、この乾燥物を縄折込
式動作を示す円筒型遠心流動粉砕機により摩砕すること
により得られた有機質カルシウム粉体20gに2%コー
ンファイバー水溶液10mlを徐々に加えて充分に混合
した後、14メッシュフィルターを用いて造粒し、温度
50℃にて4時間乾燥した。
【0025】その後、60メッシュフィルターにより整
粒して白色の有機質カルシウム顆粒を得た。このカルシ
ウム顆粒1.2gに乳糖20gを加え、蒸溜水1.75
mlを徐々に加えて充分に混合した後、14メッシュフ
ィルターを用いて造粒し、温度50℃にて15時間乾燥
し、白色の水溶性有機質カルシウム顆粒を得た。実施例3 カキ殻を粗砕、洗浄して原料体とした後、この原料体を
有機質骨格構造の崩壊温度以下の温度に保持して乾燥す
ることにより乾燥物とし、その後、この乾燥物を縄折込
式動作を示す円筒型遠心流動粉砕機により摩砕すること
により得られた有機質カルシウム粉体20gに2%シュ
ガーエステル(ショ糖脂肪酸エステル)水溶液10ml
を徐々に加えて充分に混合した後、14メッシュフィル
ターを用いて造粒し、温度60℃にて4時間乾燥した。
【0026】その後、60メッシュフィルターにより整
粒して白色の有機質カルシウム顆粒を得た。このカルシ
ウム顆粒1.2gに乳糖20gを加え、蒸溜水2.0m
lを徐々に加えて充分に混合した後、14メッシュフィ
ルターを用いて造粒し、温度55℃にて8時間乾燥し、
わずかに黄色を呈する水溶性有機質カルシウム顆粒を得
た。 実施例4 カキ殻を粗砕、洗浄して原料体とした後、この原料体を
有機質骨格構造の崩壊温度以下の温度に保持して乾燥す
ることにより乾燥物とし、その後、この乾燥物を縄折込
式動作を示す円筒型遠心流動粉砕機により摩砕すること
により得られた有機質カルシウム粉体20gに2%アラ
ビアガム水溶液10mlを徐々に加えて充分に混合した
後、14メッシュフィルターを用いて造粒し、温度60
℃にて3時間乾燥した。
【0027】その後、60メッシュフィルターにより整
粒して白色の有機質カルシウム顆粒を得た。このカルシ
ウム顆粒1.2gに乳糖20gを加え、蒸溜水1.5m
lを徐々に加えて充分に混合した後、14メッシュフィ
ルターを用いて造粒し、温度50℃にて6時間乾燥し、
淡黄色の水溶性有機質カルシウム顆粒を得た。実施例 5 カキ殻を粗砕、洗浄して原料体とした後、この原料体を
有機質骨格構造の崩壊温度以下の温度に保持して乾燥す
ることにより乾燥物とし、その後、この乾燥物を縄折込
式動作を示す円筒型遠心流動粉砕機により摩砕すること
により得られた有機質カルシウム粉体20gにグリセリ
ン脂肪酸エステル2.5gを加え、蒸溜水9mlを徐々
に加えて充分に混合した後、14メッシュフィルターを
用いて造粒し、温度50℃にて6時間乾燥した。
【0028】その後、60メッシュフィルターにより整
粒して白色の有機質カルシウム顆粒を得た。このカルシ
ウム顆粒2.5gに乳糖30gを加え、蒸溜水3.5m
lを徐々に加えて充分に混合した後、14メッシュフィ
ルターを用いて造粒し、温度60℃にて5時間乾燥し、
淡黄色の水溶性有機質カルシウム顆粒を得た。
【0029】
【発明の効果】以上に詳述した通り、本発明のカルシウ
ム粉体を顆粒化する方法は、多孔質でアルカリ性を示
し、アミノ酸、ペプチドおよび蛋白質のうち少なくとも
一種を含有する有機質カルシウム粉体の粒子表面に予め
脂肪酸エステルまたは糖類を付着させて一旦顆粒化し、
その後、さらに糖類を賦形剤として造粒および乾燥を行
うので、有機質カルシウム粉体の持つ多孔質機能および
アルカリ性機能の発現が抑制されるとともに含有アミノ
酸、含有ペプチド、含有蛋白質の浸出が抑制される。そ
して、この方法により顆粒化された有機質カルシウム粉
体は、多孔質構造、アルカリ性、アミノ酸、蛋白質の影
響を受け易いいずれの材料とも配合可能であり、各種食
品および医薬品の原材料として種々の用途に利用可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカルシウム粉体を顆粒化する方法の工
程図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔質でアルカリ性を示し、アミノ酸、
    ペプチドおよび蛋白質のうち少なくとも一種を含有する
    有機質カルシウム粉体と脂肪酸エステルまたは糖類とを
    混合して前記有機質カルシウム粉体の表面に前記脂肪酸
    エステルまたは糖類を付着させた後、造粒、乾燥して顆
    粒とし、次いで、この顆粒に賦形剤として糖類を加えて
    混合した後、さらに造粒、乾燥することを特徴とするカ
    ルシウム粉体を顆粒化する方法。
  2. 【請求項2】 前記有機質カルシウム粉体が、貝殻、真
    珠および珊瑚のうち少なくとも一種を粗砕、洗浄して原
    料体とした後、この原料体を各有機質骨格構造の崩壊温
    度以下の温度に保持して乾燥することにより乾燥物と
    し、その後、該乾燥物を縄折込式動作を示す円筒型遠心
    流動粉砕機により摩砕することにより得られるものであ
    る請求項1記載のカルシウム粉体を顆粒化する方法。
  3. 【請求項3】 多孔質でアルカリ性を示し、アミノ酸、
    ペプチドおよび蛋白質のうち少なくとも一種を含有する
    有機質カルシウム粉体の表面に脂肪酸エステルまたは糖
    類からなる被覆層を有する顆粒が糖類を賦形剤としてさ
    らに顆粒化されてなることを特徴とする顆粒化されたカ
    ルシウム粉体。
JP8160182A 1996-06-20 1996-06-20 カルシウム粉体を顆粒化する方法および顆粒化されたカルシウム粉体 Pending JPH107548A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2785534A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-12 Rhodia Chimie Sa Composition dentifrice fluoree comprenant des particules abrasives de materiau calcique compatibles avec le fluor

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2785534A1 (fr) * 1998-11-09 2000-05-12 Rhodia Chimie Sa Composition dentifrice fluoree comprenant des particules abrasives de materiau calcique compatibles avec le fluor
WO2000027338A3 (fr) * 1998-11-09 2000-10-05 Rhodia Chimie Sa Composition dentrifice fluoree comprenant des particules abrasives de materiau calcique compatibles avec le fluor

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