JPH1074706A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH1074706A
JPH1074706A JP22795996A JP22795996A JPH1074706A JP H1074706 A JPH1074706 A JP H1074706A JP 22795996 A JP22795996 A JP 22795996A JP 22795996 A JP22795996 A JP 22795996A JP H1074706 A JPH1074706 A JP H1074706A
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layer
film
insulating film
gate electrode
silicide layer
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JP22795996A
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Takashi Morikawa
隆史 森川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ゲート電極上の層間絶縁膜の膜剥
がれの発生を抑制し、膜剥がれを起こした層間絶縁膜が
他の部分に付着して素子特性や信頼性を劣化させること
を防止して、製造歩留まりの向上を実現することができ
る半導体装置及びその製造方法を提供することを課題と
する。 【解決手段】 シリコン基板10上にゲート絶縁膜16
を介して形成されたゲート電極18が、下から順に積層
されたポリシリコン層20/タングステン・シリサイド
層22/ポリシリコン層24からなる3層構造である。
そして層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜26と接触す
る最上層のポリシリコン層24はシリコン酸化膜26と
の密着力が大きいため、ウェーハ周辺部に残存する大面
積のポリサイド層上にシリコン酸化膜26を介して応力
の極めて大きい膜が堆積されても、シリコン酸化膜26
の膜剥がれの発生を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に係り、特に電界効果トランジスタのゲート
電極及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電界効果トランジスタ、例えばM
OS(Metal Oxide Semiconductor )トランジスタにお
いては、一般に、ポリシリコン(Poly Si)ゲー
ト構造が採用されている。このポリシリコン・ゲート構
造について、図5を用いて説明する。図5に示されるよ
うに、従来のMOSトランジスタにおいては、シリコン
基板30表面に不純物が添加されたソース領域32及び
ドレイン領域34が相対して形成されている。そしてこ
れらソース領域32とドレイン領域34とに挟まれたチ
ャネル領域上には、ゲート酸化膜36を介して、ポリシ
リコン層が形成され、ポリシリコン・ゲート電極38を
なしている。更に、ポリシリコン・・ゲート電極38が
形成された基体全面には、層間絶縁膜としてのシリコン
酸化膜40が形成されている。
【0003】このようなポリシリコン・ゲート構造に
は、次のようなメリットがある。即ち、ポリシリコンは
融点が高いことから、ポリシリコン・ゲート電極38を
形成した後、このポリシリコン・ゲート電極38をマス
クとして不純物のイオン注入を行い、注入した不純物イ
オンを活性化する熱処理を行うことが可能であるため、
ソース領域32及びドレイン領域34をゲート電極38
に対して自己整合的に形成することができる。従って、
位置合せ精度を必要とすることなく、ポリシリコン・ゲ
ート電極38とソース領域32及びドレイン領域34と
のオーバーラップ容量を低減することができる。
【0004】但し、ポリシリコンゲート構造には、次の
ようなデメリットもある。即ち、ポリシリコンは比抵抗
率が高いことから、ポリシリコン・ゲート電極38の抵
抗値が高くなるため、MOSトランジスタの高速化の障
害となる。従って、このデメリットを改善するために、
ポリサイド(Polycide)ゲート構造が採用され
ている。このポリサイド・ゲート構造を、図6を用いて
説明する。
【0005】図6に示されるように、シリコン基板30
表面に、不純物が添加されたソース領域32及びドレイ
ン領域34が相対して形成されている。そしてこれらソ
ース領域32とドレイン領域34とに挟まれたチャネル
領域上には、ゲート酸化膜36を介してポリサイド・ゲ
ート電極42が形成されている。そしてこのポリサイド
・ゲート電極42は、ゲート酸化膜36上に順に積層さ
れたポリシリコン層44とタングステン・シリサイド
(WSiX ;但しx=2.5〜2.6)層46とからな
る2層構造となっている。更に、ポリサイド・ゲート電
極42が形成された基体全面には、層間絶縁膜としての
シリコン酸化膜48が形成されている。
【0006】このようなポリシリコン層44/タングス
テン・シリサイド層46の2層構造からなるポリサイド
・ゲート電極42を有するポリサイド・ゲート構造にお
いては、タングステン・シリサイドはポリシリコンに比
べて比抵抗率が低いことから、ポリサイド・ゲート電極
42の導電性が高くなる。また、タングステン・シリサ
イドは高融点であり、耐酸化性もあり、物性的にはポリ
シリコンと類似しているため、上記図5に示されるポリ
シリコン・ゲート構造の場合の自己整合構造をそのまま
適用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のMOSトランジスタのポリサイド・ゲート構造にお
いては、タングステン・シリサイドはシリコン酸化膜と
の密着力が小さいため、ポリサイド・ゲート電極42上
に層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜48を形成した場
合に、このシリコン酸化膜48とポリサイド・ゲート電
極42のタングステン・シリサイド層46との間に十分
な密着性を確保することができない。従って、層間絶縁
膜としてのシリコン酸化膜48上に応力の極めて大きい
膜を形成した場合、ポリサイド・ゲート電極42のタン
グステン・シリサイド層46とシリコン酸化膜48との
界面において膜剥がれが発生するおそれがある。なお、
この応力の極めて大きい膜としては、例えばコンタクト
部にタングステン・プラグ等を形成するために、ブラン
ケットCVD(Chemical Vapor Deposition )法を用い
て層間絶縁膜上の全面に形成されるブランケット・タン
グステン膜等がある。
【0008】通常の素子領域におけるポリサイド・ゲー
ト電極42のタングステン・シリサイド層46は面積が
小さいため、この膜剥がれのおそれは比較的小さいが、
ウェーハ周辺部に形成される大面積のポリサイド層、即
ちポリシリコン層及びタングステン・シリサイド層が積
層されたポリサイド層においては、実際に膜剥がれが発
生するおそれは大きくなる。そしてこの膜剥がれを起こ
したシリコン酸化膜48はウェーハの他の部分に付着し
て、素子特性や信頼性を劣化させる原因となるため、製
造歩留まりの低下を招くことになる。
【0009】こうした事態を回避するための対策とし
て、ウェーハ周辺部に大面積のポリサイド層が形成され
ないようにするために、ゲート電極を形成する際のフォ
トリソグラフィ工程においてウェーハ周辺部までも全面
的に露光するダミー・ショット等を行う方法がある。
【0010】しかし、最近のエッチング装置において
は、エッチング速度の均一性を確保するためにウェーハ
周辺の全面にクランプ(cramp)を用いる場合が多
い。このため、ポリサイド・ゲート電極42を形成する
際に、エッチング装置のクランプによって覆われている
ウェーハ周辺部にはポリサイド層が大面積に残存するこ
とになる。
【0011】即ち、図7に示されるように、ポリサイド
・ゲート電極42の形成は、シリコン基板30上にゲー
ト酸化膜(図示せず)を介してポリシリコン層及びタン
グステン・シリサイド層を順に積層してポリサイド層を
形成した後、このポリサイド層上にフォトリソグラフィ
技術を用いてゲート電極形状にパターニングしたレジス
ト50を形成し、このレジストをマスクとしてポリサイ
ド層を選択的にエッチング除去して、ポリサイド・ゲー
ト電極42を形成することにより行われる。このとき、
ダミー・ショットにより全面露光されたウェーハ周辺部
にはレジスト50が形成されていないものの、レジスト
50をマスクとするエッチング工程において、ウェーハ
周辺部がエッチング装置のクランプ52によって覆われ
ているため、このクランプ52に覆われたウェーハ周辺
部には大面積のポリサイド層54が残存することにな
る。従って、ウェーハ全面を露光するダミー・ショット
等を行う方法によっても、ウェーハ周辺部に形成される
大面積のポリサイド層54におけるシリコン酸化膜48
の膜剥がれの発生を防止する有効な対策とはなりえな
い。
【0012】そこで本発明は、上記事情を考慮してなさ
れたものであり、ゲート電極上の層間絶縁膜の膜剥がれ
の発生を抑制し、膜剥がれを起こした層間絶縁膜が他の
部分に付着して素子特性や信頼性を劣化させることを防
止して、製造歩留まりの向上を実現することができる半
導体装置及びその製造方法を提供することを課題とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ポリサイド
・ゲート電極のシリサイド層と層間絶縁膜としてのシリ
コン酸化膜との密着力が小さいことに起因する膜剥がれ
の発生を防止する手段について鋭意検討した結果、これ
らシリサイド層とシリコン酸化膜との間に、両者に対し
て密着力の大きい膜を介在させればよいことに想到し
た。しかし、通常の製造方法においては、シリサイド層
表面に自然酸化膜が形成されるため、シリサイド層上に
単にシリサイド層と密着力の大きい膜を形成するだけで
は、シリサイド層表面の自然酸化膜によって十分な密着
性を確保することができない。このため、シリサイド層
上に形成する膜は、シリサイド層表面に形成される自然
酸化膜を消費する還元性を有することが必要となる。従
って、上記課題は、以下の本発明に係る半導体装置及び
その製造方法により達成される。
【0014】即ち、本発明に係る半導体装置は、半導体
基板上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成され、
ゲート電極が形成された基体上に層間絶縁膜が形成され
ている半導体装置であって、このゲート電極が、ゲート
絶縁膜上に順に積層されたポリシリコン層、シリサイド
層、及び層間絶縁膜との密着力がシリサイド層よりも大
きい導電層からなる3層構造であることを特徴とする。
また、上記半導体装置において、導電層が還元性の材料
からなることを特徴とする。
【0015】更に、本発明に係る半導体装置の製造方法
は、半導体基板上に、絶縁膜を介してポリシリコン層、
シリサイド層、及び層間絶縁膜との密着力がシリサイド
層よりも大きく且つ還元性を有する導電層を順に積層す
る工程と、この導電層上に、ゲート電極形状にパターニ
ングしたレジストを形成した後、このレジストをマスク
として導電層、シリサイド層、及びポリシリコン層を選
択的にエッチング除去して、順に積層されたポリシリコ
ン層、シリサイド層、及び導電層からなる3層構造のゲ
ート電極を形成する工程と、このゲート電極が形成され
た基体全面に、層間絶縁膜を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0016】このように本発明においては、ゲート電極
がポリシリコン層/シリサイド層/導電層からなる3層
構造であり、層間絶縁膜と接触する最上層の導電層は、
層間絶縁膜との密着力がシリサイド層と層間絶縁膜との
密着力よりも大きいため、層間絶縁膜上に応力の極めて
大きい膜が形成された場合であっても、この最上層の導
電層と層間絶縁膜との界面において膜剥がれが発生する
おそれは減少する。
【0017】また、この最上層の導電層は還元性の材料
からなることから、シリサイド層表面に自然酸化膜が形
成される場合であっても、導電層を形成した場合に自然
酸化膜の酸素を引き抜くことにより自然酸化膜を消費す
るため、シリサイド層とその上の導電層との間の密着性
も十分に確保することができる。
【0018】なお、上記半導体装置及びその製造方法に
おいて、シリサイド層としては、タングステン・シリサ
イド層、モリブデン・シリサイド(MoSiX )層、チ
タン・シリサイド(TiSiX )層等の高融点金属(re
fractory metal)のシリサイド(Silicide)
層、又は白金シリサイド(PtSi)層、パラジウム・
シリサイド(PdSi)層等の準貴金属(near noble m
etal)のシリサイド層を用いることが可能であり、層間
絶縁膜がシリコン酸化膜である場合には、導電層として
は、ポリシリコン層又はチタン(Ti)層を用いること
が好適である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係るゲート構造を有するMOSトランジスタを
示す断面図である。図1に示されるように、半導体基板
としてのシリコン基板10表面に、所定の不純物が添加
されたソース領域12及びドレイン領域14が相対して
形成されている。そしてこれらソース領域12とドレイ
ン領域14とに挟まれたシリコン基板10表面、即ちチ
ャネル領域上には、ゲート酸化膜16を介してゲート電
極18が形成されている。
【0020】このゲート電極18は、下から順にポリシ
リコン層20、タングステン・シリサイド(WSiX
但しx=2.5〜2.6)層22、及びポリシリコン層
24が積層された3層構造をなしている点に本実施形態
の特徴がある。また、このゲート電極18が形成された
基体全面には、層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜26
が堆積されている。
【0021】次に、上記図1に示すMOSトランジスタ
の製造方法を、図2〜図4を用いて説明する。先ず、半
導体基板としてのシリコン基板10表面を熱酸化して、
ゲート酸化膜16を形成する。そして例えばCVD法を
用いて、ゲート酸化膜16上に、不純物を添加したポリ
シリコン層20(厚さ:100nm)、タングステン・
シリサイド層22(厚さ:100nm)、及びポリシリ
コン層24(厚さ:30nm)を順に積層して形成す
る。
【0022】続いて、全面にレジスト28を塗布した
後、フォトリソグラフィ技術を用いてゲート電極形状に
パターニングする。
【0023】続いて、このゲート電極形状にパターニン
グしたレジスト28をマスクとして、ポリシリコン層2
0、タングステン・シリサイド層22、及びポリシリコ
ン層24を選択的にエッチング除去する。こうしてポリ
シリコン層20、タングステン・シリサイド層22、及
びポリシリコン層24が下から順に積層された3層構造
のゲート電極18を形成する(図2参照)。
【0024】なお、このエッチング工程においては、エ
ッチング速度の均一性を確保するためにウェーハ周辺の
全面にクランプを用いるため、このエッチング装置のク
ランプによって覆われているウェーハ周辺部には大面積
のポリサイド層、即ちポリシリコン層及びタングステン
・シリサイド層が順に積層されたポリサイド層が残存す
ることになる。
【0025】次いで、レジスト28を剥離した後、イオ
ン注入法を用いて、ゲート電極18をマスクとして所定
の不純物イオンをシリコン基板10表面に注入した後、
その不純物イオンを活性化するためのアニール処理を行
う。こうしてシリコン基板10表面に所定の不純物が添
加されたソース領域12及びドレイン領域14を相対し
て形成する(図3参照)。
【0026】次いで、基体全面に、層間絶縁膜としての
シリコン酸化膜26を堆積する。こうして上記図1に示
すMOSトランジスタを作製する(図4参照)。このよ
うに本実施形態によれば、ゲート電極18が順に積層さ
れたポリシリコン層20/タングステン・シリサイド層
22/ポリシリコン層24からなる3層構造をなしてい
る。そして層間絶縁膜としてのシリコン酸化膜26と接
触する最上層のポリシリコン層24は、シリコン酸化膜
26との密着力がタングステン・シリサイド層22とシ
リコン酸化膜26との密着力よりも大きいため、ウェー
ハ周辺部に残存する大面積のポリサイド層上にシリコン
酸化膜26を介して応力の極めて大きい膜、例えばコン
タクト部にタングステン・プラグを形成するためのブラ
ンケット・タングステン層が堆積された場合であって
も、最上層のポリシリコン層24と層間絶縁膜としての
シリコン酸化膜26との界面における膜剥がれの発生を
抑制することができる。
【0027】また、この最上層のポリシリコン層24は
還元性を有していることから、タングステン・シリサイ
ド層22表面に自然酸化膜が形成されても、ポリシリコ
ン層24を形成した場合に自然酸化膜の酸素を引き抜く
ことにより自然酸化膜を消費するため、タングステン・
シリサイド層22とその上のポリシリコン層24との間
の密着性も十分に確保することができる。従って、ゲー
ト電極18の最上層のポリシリコン層24から層間絶縁
膜としてのシリコン酸化膜26が膜剥がれを起こして基
体の他の部分に付着することを抑制することにより、M
OSトランジスタの特性や信頼性の劣化を防止して、製
造歩留まりの向上を実現することができる。
【0028】なお、上記実施形態においては、3層構造
のゲート電極18の最上層としてポリシリコン層24を
用いているが、このポリシリコン層24の代わりに、例
えばチタン層を用いてもよい。また、3層構造のゲート
電極18の中間層としてタングステン・シリサイド層2
2を用いているが、これに限定されず、例えばモリブデ
ン・シリサイド層やチタン・シリサイド層等の高融点金
属シリサイド層、又は白金シリサイド層、パラジウム・
シリサイド層等の準貴金属シリサイド層を用いてもよ
い。
【0029】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明によ
れば、ゲート電極がポリシリコン層/シリサイド層/導
電層からなる3層構造であり、層間絶縁膜と接触する最
上層の導電層は、シリサイド層よりも層間絶縁膜との密
着力が大きいことにより、層間絶縁膜上に応力の極めて
大きい膜が形成された場合であっても、この最上層の導
電層と層間絶縁膜との界面における膜剥がれの発生を抑
制することができるため、膜剥がれを起こした層間絶縁
膜が基体の他の部分に付着して素子特性や信頼性を劣化
させることを防止して、製造歩留まりの向上を実現する
ことができる。また、この最上層の導電層は還元性を有
していることにより、シリサイド層表面に自然酸化膜が
形成される場合であっても、導電層を形成した場合にこ
の自然酸化膜を消費するため、シリサイド層とその上の
導電層との間の密着性も十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る3層構造のゲート電
極を有するMOSトランジスタを示す断面図である。
【図2】図1に示すMOSトランジスタの製造方法を説
明するための工程断面図(その1)である。
【図3】図1に示すMOSトランジスタの製造方法を説
明するための工程断面図(その2)である。
【図4】図1に示すMOSトランジスタの製造方法を説
明するための工程断面図(その3)である。
【図5】従来のポリシリコン・ゲート構造を有するMO
Sトランジスタを示す断面図である。
【図6】従来のポリサイド・ゲート構造を有するMOS
トランジスタを示す断面図である。
【図7】従来のMOSトランジスタのシリサイド・ゲー
ト電極を形成するエッチング工程を説明するための工程
断面図である。
【符号の説明】
10……シリコン基板、12……ソース領域、14……
ドレイン領域、16……ゲート酸化膜、18……ゲート
電極、20……ポリシリコン層、22……タングステン
・シリサイド層、24……ポリシリコン層、26……シ
リコン酸化膜、28……レジスト、30……シリコン基
板、32……ソース領域、34……ドレイン領域、36
……ゲート酸化膜、38……ポリシリコン・ゲート電
極、40……ゲート酸化膜、42……ポリサイド・ゲー
ト電極、44……ポリシリコン層、46……タングステ
ン・シリサイド層、48……シリコン酸化膜、50……
レジスト、52……クランプ、54……大面積のポリサ
イド層。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜を介してゲ
    ート電極が形成され、前記ゲート電極が形成された基体
    上に層間絶縁膜が形成されている半導体装置であって、 前記ゲート電極が、前記ゲート絶縁膜上に順に積層され
    たポリシリコン層、シリサイド層、及び前記層間絶縁膜
    との密着力が前記シリサイド層よりも大きい導電層から
    なる3層構造であることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 前記導電層が、還元性の材料からなることを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の半導体装置にお
    いて、 前記層間絶縁膜が、シリコン酸化膜であり、 前記シリサイド層が、タングステン・シリサイド層、モ
    リブデン・シリサイド層、チタン・シリサイド層、白金
    シリサイド層、又はパラジウム・シリサイド層であり、 前記導電層が、ポリシリコン層又はチタン層であること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に、絶縁膜を介してポリシ
    リコン層、シリサイド層、及び層間絶縁膜との密着力が
    前記シリサイド層よりも大きい導電層を順に積層する工
    程と、 前記導電層上に、ゲート電極形状にパターニングしたレ
    ジストを形成した後、前記レジストをマスクとして前記
    導電層、前記シリサイド層、及び前記ポリシリコン層を
    選択的にエッチング除去して、順に積層された前記ポリ
    シリコン層、前記シリサイド層、及び前記導電層からな
    る3層構造のゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極が形成された基体全面に、層間絶縁膜を
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 前記導電層が、還元性の材料からなることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5に記載の半導体装置の製
    造方法において、 前記層間絶縁膜が、シリコン酸化膜であり、 前記シリサイド層が、タングステン・シリサイド層、モ
    リブデン・シリサイド層、チタン・シリサイド層、白金
    シリサイド層、又はパラジウム・シリサイド層であり、 前記導電層が、ポリシリコン層又はチタン層であること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
JP22795996A 1996-08-29 1996-08-29 半導体装置及びその製造方法 Pending JPH1074706A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6410953B2 (en) 2000-03-29 2002-06-25 Nec Corporation Integrated circuit device with MIM capacitance circuit
US6432817B1 (en) * 2000-12-07 2002-08-13 Advanced Micro Devices, Inc. Tungsten silicide barrier for nickel silicidation of a gate electrode

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