JPH1074076A - 文書処理方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

文書処理方法及び装置並びに記憶媒体

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JPH1074076A
JPH1074076A JP8246938A JP24693896A JPH1074076A JP H1074076 A JPH1074076 A JP H1074076A JP 8246938 A JP8246938 A JP 8246938A JP 24693896 A JP24693896 A JP 24693896A JP H1074076 A JPH1074076 A JP H1074076A
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JP
Japan
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corner
range
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rounded
line
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JP8246938A
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English (en)
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Satoko Saitou
砂都子 齋藤
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 角丸編集における操作性の向上を図った文書
処理方法及び装置を提供を提供する。 【解決手段】 セル矩形の角が選択されているときに角
選択モードを設定し、ある表中の範囲が選択され(ステ
ップS1602)、前記角選択モードが設定されている
とき(ステップS1603)、範囲内の角を全て選択し
(ステップS1605)、角の丸め値を指定し(ステッ
プS1609)、前記角選択ステップにより選択された
角に前記指定された丸め値で角丸編集を行う(ステップ
S1610)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表組の編集を扱う
ことができる文書処理方法及び装置並びにこれらの方法
及び装置に用いる記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の文書処理装置における表組み編集
では、各丸編集において角を選択する方法として、罫線
選択モードで罫線の全長を含まず、1つの角のみが含ま
れる範囲を選択することで、各選択が行われたとは判定
し、1つ1つの各選択を行っていた。また、このように
して角を選択して、数値を入力することで角の丸め値を
決定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例にあっては、角丸編集は装飾の効果を高めるた
めに複数の角で同様に角の丸めを行う場合が多い。複数
の角が選択できないと、1つの角を選択して、その角に
対して角丸の幅を設定するという操作を繰り返さなけれ
ばならない。また、角丸編集は装飾的効果が高いので、
従来のような矩形の2/1,1/3というような数値を
指定する方法では、思う通りの形にならず、希望するイ
メージで丸めを実現するために操作を繰り返さなければ
ならない。
【0004】従って、従来例にあっては、操作性が非常
に悪いという問題点があった。
【0005】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、角丸編集における操作性の向上を
図った文書処理方法及び装置を提供しようとするもので
ある。
【0006】また、本発明の第2の目的とするところ
は、上述した本発明の文書処理方法及び装置を円滑に制
御することができるプログラムを格納した記憶媒体を提
供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために請求項1記載の文書処理方法は、セル矩形の角
が選択されているときに角選択モードを設定する角選択
モード設定ステップと、ある表中の範囲が選択されたか
否かを判定する範囲選択判定ステップと、前記範囲選択
判定ステップにおいてある表中の範囲が選択されたと判
定されたとき前記角選択モードが設定されているか否か
を判定する角選択モード判定ステップと、前記角選択モ
ード判定ステップにおいて角選択モードが設定されてい
ると判定されたときに範囲内の角を全て選択する角選択
ステップと、角の丸め値を指定する丸め値指定ステップ
と、前記角選択ステップにより選択された角に前記丸め
値指定ステップにより指定された丸め値で角丸編集を行
う角丸編集ステップとを有することを特徴とするもので
ある。
【0008】また、上記第1の目的を達成するために請
求項2記載の文書処理方法は、請求項1記載の文書処理
方法において、前記セルは様々な線種を用いた罫線編集
機能を用いて作成することを特徴とするものである。
【0009】また、上記第1の目的を達成するために請
求項3記載の文書処理方法は、請求項2記載の文書処理
方法において、前記線種は、少なくとも実線、点線、一
点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱罫、
親子罫、指定親子罫であることを特徴とするものであ
る。
【0010】また、上記第1の目的を達成するために請
求項4記載の文書処理装置は、セル矩形の角が選択され
ているときに角選択モードを設定する角選択モード設定
手段と、ある表中の範囲が選択されたか否かを判定する
範囲選択判定手段と、前記範囲選択判定手段においてあ
る表中の範囲が選択されたと判定されたとき前記角選択
モードが設定されているか否かを判定する角選択モード
判定手段と、前記角選択モード判定手段において角選択
モードが設定されていると判定されたときに範囲内の角
を全て選択する角選択手段と、角の丸め値を指定する丸
め値指定手段と、前記角選択手段により選択された角に
前記丸め値指定手段により指定された丸め値で角丸編集
を行う角丸編集手段とを具備したことを特徴とするもの
である。
【0011】また、上記第1の目的を達成するために請
求項5記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処理
装置において、前記セルは様々な線種を用いた罫線編集
機能を用いて作成することを特徴とするものである。
【0012】また、上記第1の目的を達成するために請
求項6記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処理
装置において、前記線種は、少なくとも実線、点線、一
点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱罫、
親子罫、指定親子罫であることを特徴とするものであ
る。
【0013】また、上記第1の目的を達成するために請
求項7記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処理
装置において、前記角選択モード設定手段はキーボード
であることを特徴とするものである。
【0014】また、上記第1の目的を達成するために請
求項8記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処理
装置において、前記角選択モード設定手段はポインティ
ングデバイスであることを特徴とするものである。
【0015】また、上記第1の目的を達成するために請
求項9記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処理
装置において、前記範囲選択判定手段はCPU(中央処
理装置)であることを特徴とするものである。
【0016】また、上記第1の目的を達成するために請
求項10記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処
理装置において、前記角選択モード判定手段はCPU
(中央処理装置)であることを特徴とするものである。
【0017】また、上記第1の目的を達成するために請
求項11記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処
理装置において、前記角選択手段はCPU(中央処理装
置)であることを特徴とするものである。
【0018】また、上記第1の目的を達成するために請
求項12記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処
理装置において、前記丸め値指定手段はキーボードであ
ることを特徴とするものである。
【0019】また、上記第1の目的を達成するために請
求項13記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処
理装置において、前記丸め値指定手段はポインティング
デバイスであることを特徴とするものである。
【0020】また、上記第1の目的を達成するために請
求項14記載の文書処理装置は、請求項4記載の文書処
理装置において、前記角丸編集手段はCPU(中央処理
装置)であることを特徴とするものである。
【0021】また、上記第1の目的を達成するために請
求項15記載の文書処理方法は、角丸編集の対象となる
角を選択する角選択ステップと、前記角選択ステップに
より選択された角丸編集の対象となる角から角を丸める
範囲を指定する角丸範囲指定ステップと、前記角丸範囲
指定ステップにより角を丸める範囲が指定されたか否か
を判定する角丸指定判定ステップと、前記角選択ステッ
プにより選択された角に前記角丸範囲指定ステップによ
り指定された範囲で角丸編集を行う角丸編集ステップと
を有することを特徴とするものである。
【0022】また、上記第1の目的を達成するために請
求項16記載の文書処理方法は、請求項15記載の文書
処理方法において、前記セルは様々な線種を用いた罫線
編集機能を用いて作成することを特徴とするものであ
る。
【0023】また、上記第1の目的を達成するために請
求項17記載の文書処理方法は、請求項16記載の文書
処理方法において、前記線種は、少なくとも実線、点
線、一点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双
柱罫、親子罫、指定親子罫であることを特徴とするもの
である。
【0024】また、上記第1の目的を達成するために請
求項18記載の文書処理装置は、角丸編集の対象となる
角を選択する角選択手段と、前記角選択手段により選択
された角丸編集の対象となる角から角を丸める範囲を指
定する角丸範囲指定手段と、前記角丸範囲指定手段によ
り角を丸める範囲が指定されたか否かを判定する角丸指
定判定手段と、前記角選択手段により選択された角に前
記角丸範囲指定手段により指定された範囲で角丸編集を
行う角丸編集手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0025】また、上記第1の目的を達成するために請
求項19記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記セルは様々な線種を用いた罫線
編集機能を用いて作成することを特徴とするものであ
る。
【0026】また、上記第1の目的を達成するために請
求項20記載の文書処理装置は、請求項19記載の文書
処理装置において、前記線種は、少なくとも実線、点
線、一点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双
柱罫、親子罫、指定親子罫であることを特徴とするもの
である。
【0027】また、上記第1の目的を達成するために請
求項21記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記角選択モード設定手段はキーボ
ードであることを特徴とするものである。
【0028】また、上記第1の目的を達成するために請
求項22記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記角選択モード設定手段はポイン
ティングデバイスであることを特徴とするものである。
【0029】また、上記第1の目的を達成するために請
求項23記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記範囲選択判定手段はCPU(中
央処理装置)であることを特徴とするものである。
【0030】また、上記第1の目的を達成するために請
求項24記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記角選択モード判定手段はCPU
(中央処理装置)であることを特徴とするものである。
【0031】また、上記第1の目的を達成するために請
求項25記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記角選択手段はCPU(中央処理
装置)であることを特徴とするものである。
【0032】また、上記第1の目的を達成するために請
求項26記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記丸め値指定手段はキーボードで
あることを特徴とするものである。
【0033】また、上記第1の目的を達成するために請
求項27記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記丸め値指定手段はポインティン
グデバイスであることを特徴とするものである。
【0034】また、上記第1の目的を達成するために請
求項28記載の文書処理装置は、請求項18記載の文書
処理装置において、前記角丸編集手段はCPU(中央処
理装置)であることを特徴とするものである。
【0035】また、上記第2の目的を達成するために請
求項29記載の記憶媒体は、文書処理装置を制御するプ
ログラムを格納した記憶媒体であって、セル矩形の角が
選択されているときに角選択モードを設定する角選択モ
ード設定ステップの角選択モード設定モジュールと、あ
る表中の範囲が選択されたか否かを判定する範囲選択判
定ステップの範囲選択判定モジュールと、前記範囲選択
判定ステップにおいてある表中の範囲が選択されたと判
定されたとき前記角選択モードが設定されているか否か
を判定する角選択モード判定ステップの角選択モード判
定モジュールと、前記角選択モード判定ステップにおい
て角選択モードが設定されていると判定されたときに範
囲内の角を全て選択する角選択ステップの角選択モジュ
ールと、角の丸め値を指定する丸め値指定ステップの丸
め値指定モジュールと、前記角選択ステップにより選択
された角に前記丸め値指定ステップにより指定された丸
め値で角丸編集を行う角丸編集ステップの角丸編集モジ
ュールとを有するプログラムを格納したことを特徴とす
るものである。
【0036】また、上記第2の目的を達成するために請
求項30記載の記憶媒体は、請求項29記載の記憶媒体
において、前記記憶媒体はROM(リードオンリーメモ
リ)であることを特徴とするものである。
【0037】また、上記第2の目的を達成するために請
求項31記載の記憶媒体は、請求項29記載の記憶媒体
において、前記記憶媒体はHD(ハードディスク)であ
ることを特徴とするものである。
【0038】また、上記第2の目的を達成するために請
求項32記載の記憶媒体は、請求項29記載の記憶媒体
において、前記記憶媒体はFD(フロッピーディスク)
であることを特徴とするものである。
【0039】また、上記第2の目的を達成するために請
求項33記載の記憶媒体は、文書処理装置を制御するプ
ログラムを格納した記憶媒体であって、角丸編集の対象
となる角を選択する角選択ステップの角選択モジュール
と、前記角選択ステップにより選択された角丸編集の対
象となる角から角を丸める範囲を指定する角丸範囲指定
ステップの角丸範囲指定モジュールと、前記角丸範囲指
定ステップにより角を丸める範囲が指定されたか否かを
判定する角丸指定判定ステップの角丸指定判定モジュー
ルと、前記角選択ステップにより選択された角に前記角
丸範囲指定ステップにより指定された範囲で角丸編集を
行う角丸編集ステップの角丸編集モジュールとを有する
プログラムを格納したことを特徴とするものである。
【0040】また、上記第2の目的を達成するために請
求項34記載の記憶媒体は、請求項33記載の記憶媒体
において、前記記憶媒体はROM(リードオンリーメモ
リ)であることを特徴とするものである。
【0041】また、上記第2の目的を達成するために請
求項35記載の記憶媒体は、請求項33記載の記憶媒体
において、前記記憶媒体はHD(ハードディスク)であ
ることを特徴とするものである。
【0042】また、上記第2の目的を達成するために請
求項36記載の記憶媒体は、請求項33記載の記憶媒体
において、前記記憶媒体はFD(フロッピーディスク)
であることを特徴とするものである。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0044】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図16に基づき説明する。図1
は、本発明の第1の実施の形態に係る文書処理装置の構
成を示すブロック図であり、同図中、1は陰極線管(C
RT)等からなる表示装置で、編集中の作表及び各種メ
ッセージメニューやパネル等を表示する。2はビデオR
AM(VRAM:ビデオランダムアクセスメモリ)で、
表示装置1の画面に表示される文字及びイメージを展開
記憶する。3はビットムーブユニット(BMU)で、メ
モリ間或いはメモリと各デバイス間のデータ転送をコン
トロールする。4はキーボード(KB)で、文書編集等
を行うための各種キーを備えている。5はポインティン
グデバイス(PD)で、表示装置1の画面上のアイコン
等を指し示すため等に用いる。
【0045】また、図1中、6はCPU(中央処理装
置)で、ROM(リードオンリーメモリ)7に記憶され
た制御プログラム(作業編集に係るプログラムやエラー
処理プログラムをはじめ、後述する本発明の処理を実現
するためのプログラムも記憶されている)に基づいて本
装置の各部を制御する。8はRAM(ランダムアクセス
メモリ)で、上述した各種プログラムをCPU6が実行
するときにワークエリア、エラー処理時の一時退避エリ
アとして用いられる。9はハードディスクドライブ(H
DD)、10はフロッピーディスクドライブ(FDD)
であり、各ディスクには後述するアプリケーションプロ
グラムやデータ、ライブラリ等の保存用に用いられる。
11はネットワークインターフェース(Net−I/
F)で、他の文書処理装置との間でネットワークを経由
してデータ転送を行うためのネットワーク上のデータ制
御及び診断を行う。12はI/Oバス(アドレスバス、
データバス及び制御バスからなる)で、上述した各デバ
イス間を接続している。
【0046】なお、本実施の形態に係る文書処理装置の
ROM7に記憶しているプログラムは、本装置に直接接
続されているハードディスク(HD)やフロッピーディ
スク(FD)等の記憶媒体、或いはネットワークで接続
されている他の文書処理装置上に記憶してもよい。ま
た、プログラムはハードディスクやフロッピーディスク
等の記憶媒体やネットワークを介してシステムや装置に
供給することができる。
【0047】[表組の概要]表組とは、図1の装置上の
処理プログラム内において、文書の一部として表を表現
する形態である。表組では、様々な線種を用いた罫線編
集機能を用いてセルを作成し、文字修飾や強調書体等を
用いた文字編集機能を用いてセルの中に文字を入力する
ことができる。更に、セル内の文字列は、セル属性(揃
え等の情報)に基づいて組み版を行ってから表示され
る。このような表組の機能により、複雑な編集を施した
表を表現することが可能である。
【0048】[表組データの構造]図1の装置上で処理
される表組データの編集時のデータ構造を、図2〜図1
4に示す。
【0049】表組編集時、表組のデータは図2(a),
(b)に示すように、処理の便宜上、編集データ領域2
1とローカルデータ領域22の2つの領域に分かれてい
て、図1のRAM8上に存在する。編集データ領域21
の表組制御情報23(図3を用いて詳述する)を除いた
部分24には、編集中にのみ作成・除去する一時的なデ
ータを保持している。ローカルデータ領域22には、表
組を構成する罫線・文字等の各要素の情報等、即ち作業
領域管理情報25、区切れ情報26、区切れ情報フリー
リスト27、セル情報28、セル情報フリーリスト2
9、斜罫線情報30、横罫線情報31、縦罫線情報3
2、罫線レコードフリーリスト33、セル属性情報3
4、セル属性情報フリーリスト35、オプションセル属
性情報36、オプションセル属性情報フリーリスト37
を保持してる。そして、編集終了後データを保存する場
合は、この領域のデータと表組制御情報23から保存形
式のデータを作成する。
【0050】作業領域管理情報25(図4を用いて詳述
する)は、編集データ領域21及びローカルデータ領域
22内の各情報を管理する情報である。26,27は区
切れ情報(図12を用いて詳述する)の実体と、新たな
区切れ情報を作成するための専用の予約領域(区切れ情
報と同サイズ)が混在して集まった領域である。ここ
で、各情報において、区切れ情報は区切れ情報同士、予
約領域は予約領域同士で次の情報へのポインタと前の情
報へのポインタを保持する形式になっていて、先頭の情
報から全ての情報が追跡可能になっている。以下、本実
施の形態では、この形式のデータ構造を「リスト構造」
と呼ぶ。
【0051】28,29はセル情報(図8を用いて詳述
する)の実体と、新たなセル情報を作成するための専用
の予約領域(セル情報と同サイズ)が混在して集まった
領域である。この部分もリスト構造である。30,3
1,32,33は斜罫線情報(図5を用いて詳述する)
の実体と、横罫線情報(図6を用いて詳述する)の実体
と、縦罫線情報(図7を用いて詳述する)の実体と、新
たな罫線情報を作成するための専用の予約領域(各罫線
情報と同サイズ)が混在して集まった領域である。この
部分もリスト構造である。なお、斜罫線情報、横罫線情
報、縦罫線情報は、新たな罫線情報を作成するための専
用の予約領域を共通に使用するために全て同サイズとな
っている。
【0052】34,35はセル属性情報(図10を用い
て詳述する)の実体と、新たなセル情報を作成するため
の専用の予約領域(セル属性情報と同サイズ)が、混在
して集まった領域である。この部分もリスト構造であ
る。36,37はオプションセル情報(図11を用いて
詳述する)の実体と、新たなセル情報を作成するための
専用の予約領域(オプションセル属性情報と同サイズ)
が混在して集まった領域である。この部分もリスト構造
である。なお、オプションセル属性情報は、新たなセル
情報を作成するための専用の予約領域を共通に使用する
ために、オプションセル属性情報の種類に拘らず全て同
サイズとなっている。
【0053】図2(a)の表組制御情報23の詳細な構
造を図3に示す。同図において、41は表組データの開
始を示すコマンド、42は文字入力時にセルの自動拡張
を行うか否かを示す情報等、表組全体の編集に関わるフ
ラグである。43,44,45,46は表組データが作
られたときの各処理プログラムのバージヨン等を示す情
報である。47はセルの最終アドレス、48は表組デー
タ内で使用しているグループの最終番号を示す。49は
将来の機能拡張等によるデータフォーマットの変化に備
えたリザーブ領域である。
【0054】50,51,2,53はメジャー(グリッ
ド)に関する情報で、50はグリッドの表示/非表示や
グリッド指定単位を示すフラグである。52,53はグ
リッドの間隔を示す値である。53は将来の機能拡張等
によるデータフォーマットの変化に備えたリザーブ領域
である。54,55,56は指定親子罫に関する情報で
あり、上線幅4、線間隔55、下線幅56からなる。
【0055】図2(b)のローカルデータ領域22の作
業領域管理情報25の詳細な構造を図4に示す。同図に
おいて、61はデータを識別するためのID(識別子)
である。62は編集データ領域(図2(a)の21)の
先頭アドレス、63は確保された編集データ領域(図2
(a)の21)全体のサイズ、64は編集データの有効
サイズを示す。65は表組制御情報編集データ領域(図
2(a)の23)へのポインタ、66は編集データ領域
の空き部分(図2の24の部分の内、有効編集データが
占めている部分以外の部分)の管理情報である。67は
ローカルデータ領域(図2(b)の22)内の罫線に関
する情報の領域(図2(b)の30〜33)に存在する
斜罫線情報のリストの先頭レコードへのポインタであ
る。同様に、68は横罫線、69は縦罫線の各先頭レコ
ードへのポインタである。70はセル情報の管理情報で
あり、セルの数、カレントセルのセル情報へのポインタ
等を保持している。
【0056】71はローカルデータ領域(図2(b)の
22)内のセルに関する情報の領域(図2の28〜2
9)に存在するセル情報のリストの先頭レコードへのポ
インタである。72はローカルデータ領域(図2(b)
の22)内のセル属性に関する情報の領域(図2の34
〜35)に存在するセル属性情報のリストの先頭レコー
ドへのポインタである。73はローカルデータ領域(図
2(b)の22)内の区切れ情報の領域(図2の26〜
27)に存在する区切れ情報用の予約領域のリストの先
頭レコードへのポインタである。74はセル情報用の予
約領域のリストの先頭レコードへのポインタである。7
5は文字データ用の予約領域のリストの先頭レコードへ
のポインタである。76は罫線情報用の予約領域のリス
トの先頭レコードへのポインタである。
【0057】77はセル属性情報用の予約領域のリスト
の先頭レコードへのポインタである。78はローカルデ
ータ領域(図2(b)の22)内のオプションセル属性
情報の領域(図2(b)の36〜37)に存在するオプ
ションセル属性情報用の予約領域のリストの先頭レコー
ドへのポインタである。79は表組編集中の取り消し処
理のためのUndo制御情報、80は編集中のカレント
な情報(処理中のメニュー種別等)を示す表組動作情報
である。81は選択中の罫線を示す選択罫線情報ヘッダ
(図13を用いて詳述する)、82は選択中のセルを示
す選択セル情報ヘッダ(図14を用いて詳述する)であ
る。83はワーク領域、84はローカルデータ領域(図
2(b)の22)内の空き領域を(図2の38)を管理
するローカルデータ領域空き管理情報である。
【0058】図5に斜罫線レコードの詳細な構造を示
す。同図において、91は斜罫線の始点の座標である。
ここで、始点とはy座標の小さい方の端点とする。92
は線種を示し、実線、点線、一点鎖線、二点鎖線、破
線、長破線、かくれ線のいずれかが指定されている。9
3は線幅、94は罫線ロック等の情報を示すフラグであ
る。95は各丸に関する情報である。96,97は線の
色に関する情報である。98は線の縦方向の長さ、99
は線の横方向の長さであり、この横方向の長さ99のみ
負の値を取り得る。100は次の斜罫線レコードへのポ
インタであり、次のレコードが存在しない場合はNUL
Lとなっている。101は前の斜罫線レコードへのポイ
ンタであり、先頭レコードの場合はNULLとなってい
る。斜罫線レコードはそのポインタ100,101の情
報によりリスト構造を形成し、図2(b)の30〜33
で示す部分に存在する。
【0059】図6に横罫線レコードの詳細な構造を示
す。横罫線は、連続している限り1本の罫線として1つ
のレコードで表現する。画面操作上は、縦罫線、斜罫線
と交差した部分で分割された単位を1本の罫線として扱
うが、それは各横罫線レコードが保持する他の罫線との
交点の情報(「区切れ情報と呼称し、図12を用いて詳
述する)を基に判断する。但し、連続した横罫線でも線
種や色が変わった場合、または他の罫線との交点で角丸
が指定された場合は、その部分からは別の罫線と見な
し、別のレコードで管理する。
【0060】図6において、111は横罫線の始点であ
る。ここで始点とはx座標の小さい方の端点とする。1
12は線種を示し、実線、点線、一点鎖線、二点鎖線、
破線、長破線、かくれ線、双柱罫、親子罫1、親子罫
2、指定親子罫1、指定親子罫2のいずれかが指定され
ている。113は線幅、114は罫線ロック等の情報を
示すフラグである。115は角丸に関する情報である。
116,117は線の色に関する情報である。118は
線の長さである。119は次の横罫線レコードへのポイ
ンタであり、次のレコードが存在しない場合はNULL
となっている。120は前の横罫線レコードへのポイン
タであり、先頭レコードの場合はNULLとなってい
る。横罫線レコードはそのポインタ119,120の情
報によりリスト構造を形成し、図2(b)の30〜33
で示す部分に存在する。121はこの横罫線の先頭区切
り情報へのポインタである。122は横罫線のy座標の
小さい方から順に付けたシリアル番号である。従って、
同一y座標を持つ横罫線レコードには全て同じ番号が付
与される。
【0061】図7に縦罫線レコードの詳細な構造を示
す。縦罫線は、連続している限り1本の罫線として1つ
のレコードで表現する。画面操作上は、横罫線、斜罫線
と交差した部分で分割された単位を1本の罫線として扱
うが、それは各横罫線レコードが保持する他の罫線との
交点の情報(区切れ情報と呼称し、図12を用いて詳述
する)を基に判断する。但し、連続した縦罫線でも線種
や色が変わった場合、または他の罫線との交点で角丸が
指定された場合は、その部分からは別の罫線と見なし、
別のレコードで管理する。
【0062】図7において、131は縦罫線の始点であ
る。ここで始点とはy座標の小さい方の端点とする。1
32は線種を示し、実線、点線、一点鎖線、二点鎖線、
破線、長破線、かくれ線、双柱罫、親子罫1、親子罫
2、指定親子罫1、指定親子罫2のいずれかが指定され
ている。133は線幅、134は罫線ロック等の情報を
示すフラグである。135は角丸に関する情報である。
136,137は線の色に関する情報である。138は
線の長さである。139は次の縦罫線レコードへのポイ
ンタであり、次のレコードが存在しない場合はNULL
となっている。140は前の縦罫線レコードへのポイン
タであり、先頭レコードの場合はNULLとなってい
る。縦罫線レコードはそのポインタ139,140の情
報によりリスト構造を形成し、図2(b)の30〜33
で示す部分に存在する。141は縦罫線の先頭区切れ情
報へのポインタである。142は横罫線のx座標の小さ
い方から順に付けたシリアル番号である。従って、同一
x座標を持つ縦罫線レコードには全て同じ番号が付与さ
れている。
【0063】図8にセル情報の詳細な構造を示す。セル
とは、縦罫線と横罫線とで完全に囲まれた矩形領域であ
る。このセルを形成する罫線の数は4本以上ならば何本
でもかかまわない。1つのセルは1つのセル情報で管理
する。また、セルは文字列が入った通常セルと、計算式
が入った式セルの2種類に分かれる。
【0064】図8において、151はセルの上辺を形成
する横罫線の内、一番左側にある横罫線の横罫線レコー
ドへのポインタである。152はセルの左辺を形成する
縦罫線の内、一番上側にある縦罫線の縦罫線レコードへ
のポインタである。153はセルの左上の座標、154
はセルのサイズである。155はセルの上辺を構成する
横罫線の数、156はセルの4角それぞれの角丸情報で
ある。157はセルの4辺それぞれを形成する罫線の情
報を基に、各辺の最大線幅を求めた情報である。158
はそのセルに属する文字に関する情報である文字レコー
ド(図9を用いて詳述する)である。
【0065】159はセル内の文字列を組版した結果の
文字位置等の情報へのポインタである。160はセルが
通常セルの場合にのみ有効で、計算時にセルが計算対象
となったときに計算処理プログラムに渡すセルの値を示
す情報へのポインタである。161は次のセル情報への
ポインタであり、次の情報が存在しない場合はNULL
となっている。162は前のセル情報へのポインタであ
り、先頭の情報の場合はNULLとなっている。セル情
報はそのポインタ161,162の情報によりリスト構
造を形成し、図2(b)の34〜35で示す部分に存在
する。
【0066】図9に文字レコードの詳細な構造を示す。
文字レコードはセル情報と1対1で対応したセル内の文
字に関する情報で、セル情報内に保持する。
【0067】図9において、171は表組データをファ
イルとして保存した場合に文字レコード全体のバイト数
を保存する領域で、編集中は使用しない。172はセル
ロック、見出し指定、セルの種別(通常セル、または式
セル)を示すフラグである。173はセルがグループ化
されていた場合のグループ番号を示す。174はグルー
プの先頭メンバセルのときのみ有効で、グループメンバ
数を示す。175はセルがグループ化されているときの
み有効で、グループ内で何番目のメンバであるかを示
す。ここでグループとは、グループ化することにより複
数のセルを1つのセルと見なす表組独自の処理形態で、
それに対して入力された文字列は、グループの先頭メン
バからグループメンバ番号に従って順に各セルに割り当
てて表示する。
【0068】176はセルアドレスであり、計算処理時
に式がセルを特定する指標となる。177はセル属性情
報(図10を用いて詳述する)へのポインタである。1
78はこの文字レコードが所属するセルの先頭横罫線を
特定する情報である。179はグループ化されたセルの
場合に各メンバセル毎に文字列を管理するための情報で
ある。180は文字データカウントで、通常セルの場合
は183、式セルの場合は185の領域全体のサイズを
文字数で示す。181は文字データバッファのサイズ
で、文字データカウント180と同様に文字データバッ
ファのサイズを文字数で示す。182は文字データバッ
ファへのポインタである。
【0069】セルが通常セルの場合、文字データバッフ
ァ183は文字列(文字編集処理のコマンドと文字コー
ド)184のみで占められる。また、セルが式セルの場
合、文字データバッファ185は文字数186、文字列
187、Value情報188、式計算情報189、文
字数190、式191の部分に分れる。文字列187は
計算結果をオプションセル属性(図11を用いて詳述す
る)として保持する計算値表示属性を参照して加工した
文字列(文字編集処理のコマンドと文字コード)で、そ
の文字数が文字数186である。Value情報188
は計算結果の情報、式計算情報189は計算に必要な情
報で、計算処理プログラムの処理時に用いる。式191
はセルが保持する式本体で、逆ポーランド形式のデータ
であり、その文字数が文字数190である。
【0070】図10にセル属性情報の詳細な構造を示
す。セル属性情報は、各文字レコードが必ず1つだけ持
つ情報で、1つのセル属性情報が複数の文字レコードか
ら参照される場合もある。
【0071】図10において、201はセル属性情報情
報全体のバイト数であり、202はそのセル情報が幾つ
の文字レコードから参照されているかを示す値である。
203は組みフラグであり、組み方向等の情報である。
204は文字フラグであり、文字タイプ(全角、半角
等)、上下左右の揃え等の情報である。205はセル内
で日本語を入力したときに使用する書体に関する標準書
体情報、206はセル内で英数字を入力したときに使用
する書体に関する欧文書体情報、207は文字の背景色
に関する情報である。208は行間、209は左余白、
210は右余白、211は上余白、212は下余白をそ
れぞれ示す。213はこのセル属性がどの種類のオプシ
ョン属性を持っているかを示す情報である。ここで持っ
ていないオプション属性は、デフォルトのオプション属
性を用いる。214はセルの面積情報、215は箇条書
き字下げ文字数、216は段落字下げ文字数、217は
和文と欧文混在文章をきれいに表示するためのベースラ
イン調整量である。218はこのセル属性が保持するオ
プション属性へのポインタであり、オプション属性を1
つも保持していない場合はNULLである。
【0072】図11にオプション属性情報の詳細な構造
を示す。オプション属性は、1つのセル属性に対して1
つのオプション属性リストという形式で保持する。ここ
でオプション属性リストとは、オプション属性情報がセ
ル属性情報のオプション属性フラグ(図10の213)
で指定された種類分だけつながったものをいう。
【0073】図11おいて、221はオプション属性情
報のデータ種別である。このデータ種別221には、和
文強調書体1〜5、欧文強調書体1〜5、式計算値表示
属性、タブ情報の12種類がある。222はオプション
属性情報のデータ本体で、データ種別221に応じた形
式のデータが格納されている。データのサイズは、処理
の便宜上、各データ種別とも同サイズに設定してある。
223は次のオプション属性情報へのポインタである。
次のオプション属性情報がない場合はNULLとなって
いる。
【0074】図12に区切れ情報の詳細な構造を示す。
同図において、231は次の区切れ情報へのポインタで
あり、次の区切れ情報がない場合はNULLとなってい
る。232は前の区切れ情報へのポインタであり、先頭
の情報の場合はNULLとなっている。セル情報はその
ポインタ231,232の情報によりリスト構造を形成
し、図2(b)の26〜27で示す部分に存在する。2
33は交差方向を示すフラグ、234は区切れ位置の座
標、235は交差する相手の罫線レコードへのポインタ
である。
【0075】図13に選択罫線情報の詳細な構造を示
す。選択罫線情報ヘッダは、選択中の罫線に関する情報
で、ローカルデータ領域内の作業領域管理情報(図4の
81)内に保持する。
【0076】図13おいて、241は選択中の全罫線範
囲の左上の座標、242は同じく右下の座標をそれぞれ
示す。243は選択罫線情報の配列用に確保しているメ
モリ上に、幾つの選択罫線情報を格納できるかを示す値
で、領域が不足した場合は新たに領域を確保し直す。2
44は選択中の罫線数、245は選択罫線情報の配列の
先頭アドレスである。各選択罫線情報は、罫線種別24
6、罫線レコードへのポインタ247、左(上)点のx
(y)座標248、右(下)点のx(y)座標249で
構成される。罫線種別246は、縦罫線、横罫線、斜罫
線のいずれかである。左(上)点のx(y)座標24
8、右(下)点のx(y)座標249は罫線の一部(区
切れ単位)のみが選択されている場合に、その部分を特
定するための情報である。
【0077】図14に選択セル情報の詳細な構造を示
す。選択セル情報ヘッダは、選択中のセルに関する情報
で、ローカルデータ領域内の作業領域管理情報(図4の
82)に保持する。
【0078】図14において、251は選択セル情報の
配列用に確保しているメモリ上に、幾つの選択罫線情報
を格納できるかを示す値で、領域が不足した場合は新た
に領域を確保し直す。252は選択中のセル数、253
は選択セル情報の配列の先頭アドレスである。254は
処理時に用いるワーク用のフラグ、255はセル情報へ
のポインタである。
【0079】[角丸編集について]角丸編集とは、作表
編集の際、あるセルを強調したり、表を装飾したりする
ために、セルの角を丸める編集方法のことである(図1
5の角丸編集の流れ参照)。
【0080】次に、図15の角丸編集の流れと、図16
のフローチャートを用いて、本実施の形態に係る文書処
理装置における角丸編集処理動作を説明する。なお、こ
の処理を実行する制御プログラムは、プログラムメモリ
(図1の6)に記憶されている。
【0081】図16において、ステップS1601でキ
ーボード(図1の4)、またはポインティングデバイス
(図1の5)から入力される。次にステップS1602
で表中のある範囲が選択されたか否かを判別し、選択さ
れない場合は、前記ステップS1601へ戻り、選択さ
れた場合(図15の1)は、ステップS1603で現
在、表矩形の角が選択されている角選択モードか否かを
判別する。そして、角選択モードである場合(図15の
3)は、ステップS1604で選択された範囲の中に角
が含まれるか否かを判定する。そして、選択された範囲
の中のに角が含まれない場合は、前記ステップS160
1へ戻り、また、選択された範囲の中に角が含まれてい
る場合は、ステップS1605で角を複数選択する(図
15の4)。
【0082】次にステップS1606で角選択モードを
設定する。この状態を見て前記ステップS1603にお
いて角選択モードか否かを判別する。前記ステップS1
605において角が複数選択された状態で、ステップS
1607で次のイベントを待ち、キーボード(図1の
4)、またはポインティングデバイス(図1の5)から
のドラッグ等によるイベントを取得する。次にステップ
S1608で角の丸め値指定があるか否かを判別する。
前記ステップS1607において取得したイベントが、
現在選択中の角を始点にして、角を丸めたい方向へのド
ラッグであれば、前記ステップS1608において角の
丸め値指定があると判別する(図15の5)。すると、
ステップS1609で角の丸め値を計算し、次のステッ
プS1610選択中の全ての角の丸め処理を行った後、
本処理動作を終了する。また、前記ステップS1608
において角の丸め値指定がないと判別した場合は、前記
ステップS1601へ戻る。
【0083】一方、前記ステップS1603において角
選択モードでない場合は、ステップS1611で選択範
囲の表中に含まれる罫線があるか否かを判別する。そし
て、罫線がない場合は、前記ステップS1604へ進ん
で選択範囲中に角が含まれるか否かを判別し、罫線があ
る場合は、ステップS1612で罫線を範囲選択し(図
15の8)、その後、前記ステップS1601へ戻る。
【0084】なお、上述した角丸編集の編集方式は、作
表データのみでなく、図形データの角丸編集にも適用す
ることができるものである。
【0085】(第2の実施の形態)次に、本発明の文書
処理方法及び装置に用いる記憶媒体について、図17及
び図18に基づき説明する。
【0086】文書処理装置を制御するプログラムを格納
する記憶媒体には、図17に示すように、少なくとも
「角選択モード設定モジュール」、「範囲選択判定モジ
ュール」、「角選択モード判定モジュール」、「角選択
モジュール」、「丸め値指定モジュール」、「角丸編集
モジュール」の各モジュールのプログラムコードを格納
すればよい。
【0087】ここで、「角選択モード設定モジュール」
は、セル矩形の角が選択されているときに角選択モード
を設定するためのプログラムモジュールである。また、
「範囲選択判定モジュール」は、ある表中の範囲が選択
されたか否かを判定するためのプログラムモジュールで
ある。また、「角選択モード判定モジュール」は、前記
範囲選択判定ステップにおいてある表中の範囲が選択さ
れたと判定されたとき前記角選択モードが設定されてい
るか否かを判定するためのプログラムモジュールであ
る。また、「角選択モジュール」は、前記角選択モード
判定ステップにおいて角選択モードが設定されていると
判定されたときに範囲内の角を全て選択するためのプロ
グラムモジュールである。また、「丸め値指定モジュー
ル」は、角の丸め値を指定するためのプログラムモジュ
ールである。また、「角丸編集モジュール」は、前記角
選択ステップにより選択された角に前記丸め値指定ステ
ップにより指定された丸め値で角丸編集を行うためのプ
ログラムモジュールである。また、文書処理装置を制御
するプログラムを格納する記憶媒体には、図18に示す
ように、少なくとも「角選択モジュール」、「角丸範囲
指定モジュール」、「角丸指定判定モジュール」、「角
丸編集モジュール」の各モジュールのプログラムコード
を格納すればよい。
【0088】ここで、「角選択モジュール」は、角丸編
集の対象となる角を選択するためのプログラムモジュー
ルである。また、「角丸範囲指定モジュール」は、角選
択ステップにより選択された角丸編集の対象となる角か
ら角を丸める範囲を指定するためのプログラムモジュー
ルである。また、「角丸指定判定モジュール」は、角丸
範囲指定ステップにより角を丸める範囲が指定されたか
否かを判定するためのプログラムモジュールである。ま
た、「角丸編集モジュール」は、前記角選択ステップに
より選択された角に前記角丸範囲指定ステップにより指
定された範囲で角丸編集を行うためのプログラムモジュ
ールである。
【0089】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の文書処理方
法及び装置によれば、複数の角を選択することができる
ので、角丸編集における操作性の向上を図ることができ
るという効果を奏する。
【0090】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
た本発明の文書処理装置を円滑に制御することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る文書処理装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図3】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図4】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図5】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図6】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図7】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図8】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図9】同装置における表組のデータ構造を示す図であ
る。
【図10】同装置における表組のデータ構造を示す図で
ある。
【図11】同装置における表組のデータ構造を示す図で
ある。
【図12】同装置における表組のデータ構造を示す図で
ある。
【図13】同装置における表組のデータ構造を示す図で
ある。
【図14】同装置における表組のデータ構造を示す図で
ある。
【図15】同装置における角丸編集処理の流れを示す図
である。
【図16】同装置における角丸編集処理の制御手順を示
すフローチャートである。
【図17】本発明の文書処理装置に用いる記憶媒体に格
納されるプログラムコードを示す図である。
【図18】本発明の文書処理装置に用いる図17とは異
なる記憶媒体に格納されるプログラムコードを示す図で
ある。
【符号の説明】
1 表示装置(CRT) 2 ビデオRAM(VRAM) 3 ビデオムーブユニット 4 キーボード(KB) 5 ポインティングデバイス(PD) 6 中央処理装置(CPU) 7 ROM 8 RAM 9 ハードディスクドライブ(HDD) 10 フロッピーディスクドライブ(FDD) 11 ネットワークインターフェース(Net−I/
F) 12 I/Oバス

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セル矩形の角が選択されているときに角
    選択モードを設定する角選択モード設定ステップと、あ
    る表中の範囲が選択されたか否かを判定する範囲選択判
    定ステップと、前記範囲選択判定ステップにおいてある
    表中の範囲が選択されたと判定されたとき前記角選択モ
    ードが設定されているか否かを判定する角選択モード判
    定ステップと、前記角選択モード判定ステップにおいて
    角選択モードが設定されていると判定されたときに範囲
    内の角を全て選択する角選択ステップと、角の丸め値を
    指定する丸め値指定ステップと、前記角選択ステップに
    より選択された角に前記丸め値指定ステップにより指定
    された丸め値で角丸編集を行う角丸編集ステップとを有
    することを特徴とする文書処理方法。
  2. 【請求項2】 前記セルは様々な線種を用いた罫線編集
    機能を用いて作成することを特徴とする請求項1記載の
    文書処理方法。
  3. 【請求項3】 前記線種は、少なくとも実線、点線、一
    点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱罫、
    親子罫、指定親子罫であることを特徴とする請求項2記
    載の文書処理方法。
  4. 【請求項4】 セル矩形の角が選択されているときに角
    選択モードを設定する角選択モード設定手段と、ある表
    中の範囲が選択されたか否かを判定する範囲選択判定手
    段と、前記範囲選択判定手段においてある表中の範囲が
    選択されたと判定されたとき前記角選択モードが設定さ
    れているか否かを判定する角選択モード判定手段と、前
    記角選択モード判定手段において角選択モードが設定さ
    れていると判定されたときに範囲内の角を全て選択する
    角選択手段と、角の丸め値を指定する丸め値指定手段
    と、前記角選択手段により選択された角に前記丸め値指
    定手段により指定された丸め値で角丸編集を行う角丸編
    集手段とを具備したことを特徴とする文書処理装置。
  5. 【請求項5】 前記セルは様々な線種を用いた罫線編集
    機能を用いて作成することを特徴とする請求項4記載の
    文書処理装置。
  6. 【請求項6】 前記線種は、少なくとも実線、点線、一
    点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱罫、
    親子罫、指定親子罫であることを特徴とする請求項4記
    載の文書処理装置。
  7. 【請求項7】 前記角選択モード設定手段はキーボード
    であることを特徴とする請求項4記載の文書処理装置。
  8. 【請求項8】 前記角選択モード設定手段はポインティ
    ングデバイスであることを特徴とする請求項4記載の文
    書処理装置。
  9. 【請求項9】 前記範囲選択判定手段はCPU(中央処
    理装置)であることを特徴とする請求項4記載の文書処
    理装置。
  10. 【請求項10】 前記角選択モード判定手段はCPU
    (中央処理装置)であることを特徴とする請求項4記載
    の文書処理装置。
  11. 【請求項11】 前記角選択手段はCPU(中央処理装
    置)であることを特徴とする請求項4記載の文書処理装
    置。
  12. 【請求項12】 前記丸め値指定手段はキーボードであ
    ることを特徴とする請求項4記載の文書処理装置。
  13. 【請求項13】 前記丸め値指定手段はポインティング
    デバイスであることを特徴とする請求項4記載の文書処
    理装置。
  14. 【請求項14】 前記角丸編集手段はCPU(中央処理
    装置)であることを特徴とする請求項4記載の文書処理
    装置。
  15. 【請求項15】 角丸編集の対象となる角を選択する角
    選択ステップと、前記角選択ステップにより選択された
    角丸編集の対象となる角から角を丸める範囲を指定する
    角丸範囲指定ステップと、前記角丸範囲指定ステップに
    より角を丸める範囲が指定されたか否かを判定する角丸
    指定判定ステップと、前記角選択ステップにより選択さ
    れた角に前記角丸範囲指定ステップにより指定された範
    囲で角丸編集を行う角丸編集ステップとを有することを
    特徴とする文書処理方法。
  16. 【請求項16】 前記セルは様々な線種を用いた罫線編
    集機能を用いて作成することを特徴とする請求項15記
    載の文書処理方法。
  17. 【請求項17】 前記線種は、少なくとも実線、点線、
    一点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱
    罫、親子罫、指定親子罫であることを特徴とする請求項
    16記載の文書処理方法。
  18. 【請求項18】 角丸編集の対象となる角を選択する角
    選択手段と、前記角選択手段により選択された角丸編集
    の対象となる角から角を丸める範囲を指定する角丸範囲
    指定手段と、前記角丸範囲指定手段により角を丸める範
    囲が指定されたか否かを判定する角丸指定判定手段と、
    前記角選択手段により選択された角に前記角丸範囲指定
    手段により指定された範囲で角丸編集を行う角丸編集手
    段とを有することを特徴とする文書処理装置。
  19. 【請求項19】 前記セルは様々な線種を用いた罫線編
    集機能を用いて作成することを特徴とする請求項18記
    載の文書処理装置。
  20. 【請求項20】 前記線種は、少なくとも実線、点線、
    一点鎖線、二点鎖線、破線、長破線、かくれ線、双柱
    罫、親子罫、指定親子罫であることを特徴とする請求項
    19記載の文書処理装置。
  21. 【請求項21】 前記角選択モード設定手段はキーボー
    ドであることを特徴とする請求項18記載の文書処理装
    置。
  22. 【請求項22】 前記角選択モード設定手段はポインテ
    ィングデバイスであることを特徴とする請求項18記載
    の文書処理装置。
  23. 【請求項23】 前記範囲選択判定手段はCPU(中央
    処理装置)であることを特徴とする請求項18記載の文
    書処理装置。
  24. 【請求項24】 前記角選択モード判定手段はCPU
    (中央処理装置)であることを特徴とする請求項18記
    載の文書処理装置。
  25. 【請求項25】 前記角選択手段はCPU(中央処理装
    置)であることを特徴とする請求項18記載の文書処理
    装置。
  26. 【請求項26】 前記丸め値指定手段はキーボードであ
    ることを特徴とする請求項18記載の文書処理装置。
  27. 【請求項27】 前記丸め値指定手段はポインティング
    デバイスであることを特徴とする請求項18記載の文書
    処理装置。
  28. 【請求項28】 前記角丸編集手段はCPU(中央処理
    装置)であることを特徴とする請求項18記載の文書処
    理装置。
  29. 【請求項29】 文書処理装置を制御するプログラムを
    格納した記憶媒体であって、セル矩形の角が選択されて
    いるときに角選択モードを設定する角選択モード設定ス
    テップの角選択モード設定モジュールと、ある表中の範
    囲が選択されたか否かを判定する範囲選択判定ステップ
    の範囲選択判定モジュールと、前記範囲選択判定ステッ
    プにおいてある表中の範囲が選択されたと判定されたと
    き前記角選択モードが設定されているか否かを判定する
    角選択モード判定ステップの角選択モード判定モジュー
    ルと、前記角選択モード判定ステップにおいて角選択モ
    ードが設定されていると判定されたときに範囲内の角を
    全て選択する角選択ステップの角選択モジュールと、角
    の丸め値を指定する丸め値指定ステップの丸め値指定モ
    ジュールと、前記角選択ステップにより選択された角に
    前記丸め値指定ステップにより指定された丸め値で角丸
    編集を行う角丸編集ステップの角丸編集モジュールとを
    有するプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  30. 【請求項30】 前記記憶媒体はROM(リードオンリ
    ーメモリ)であることを特徴とする請求項29記載の記
    憶媒体。
  31. 【請求項31】 前記記憶媒体はHD(ハードディス
    ク)であることを特徴とする請求項29記載の記憶媒
    体。
  32. 【請求項32】 前記記憶媒体はFD(フロッピーディ
    スク)であることを特徴とする請求項29記載の記憶媒
    体。
  33. 【請求項33】 文書処理装置を制御するプログラムを
    格納した記憶媒体であって、角丸編集の対象となる角を
    選択する角選択ステップの角選択モジュールと、前記角
    選択ステップにより選択された角丸編集の対象となる角
    から角を丸める範囲を指定する角丸範囲指定ステップの
    角丸範囲指定モジュールと、前記角丸範囲指定ステップ
    により角を丸める範囲が指定されたか否かを判定する角
    丸指定判定ステップの角丸指定判定モジュールと、前記
    角選択ステップにより選択された角に前記角丸範囲指定
    ステップにより指定された範囲で角丸編集を行う角丸編
    集ステップの角丸編集モジュールとを有するプログラム
    を格納したことを特徴とする記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記記憶媒体はROM(リードオンリ
    ーメモリ)であることを特徴とする請求項33記載の記
    憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記記憶媒体はHD(ハードディス
    ク)であることを特徴とする請求項33記載の記憶媒
    体。
  36. 【請求項36】 前記記憶媒体はFD(フロッピーディ
    スク)であることを特徴とする請求項33記載の記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103177463A (zh) * 2011-12-23 2013-06-26 腾讯科技(深圳)有限公司 一种绘制圆角的方法和装置

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