JPH1073516A - 液晶表示装置の検査方法および液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置の検査方法および液晶表示装置Info
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- JPH1073516A JPH1073516A JP31535396A JP31535396A JPH1073516A JP H1073516 A JPH1073516 A JP H1073516A JP 31535396 A JP31535396 A JP 31535396A JP 31535396 A JP31535396 A JP 31535396A JP H1073516 A JPH1073516 A JP H1073516A
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 1つのソース配線に2色の画素電極が接続さ
れたデルタ配列のアクティブマトリクス方式の液晶表示
装置において、ゲート配線およびソース配線の一部のみ
に検査端子を設けることで赤・緑・青色表示を可能にし
て簡易検査を実現させる。またストライプ配列の液晶表
示装置においては、スイッチング素子の導通/遮断に起
因する不良を検出する。 【解決手段】 ソース配線に接続された画素電極の色の
組み合わせが同一であるソース配線が全て接続された3
本の検査配線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続され
た2本の検査配線を設ける。そしてゲート配線が1本毎
に交互に接続された2本の検査配線に、スイッチング素
子を電気的に導通させる電位を交互に印加させる。白・
黒・赤・緑・青色の表示およびスイッチング素子の導通
/遮断に起因する検査が可能になり、簡易検査が可能な
液晶表示装置が実現できる。
れたデルタ配列のアクティブマトリクス方式の液晶表示
装置において、ゲート配線およびソース配線の一部のみ
に検査端子を設けることで赤・緑・青色表示を可能にし
て簡易検査を実現させる。またストライプ配列の液晶表
示装置においては、スイッチング素子の導通/遮断に起
因する不良を検出する。 【解決手段】 ソース配線に接続された画素電極の色の
組み合わせが同一であるソース配線が全て接続された3
本の検査配線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続され
た2本の検査配線を設ける。そしてゲート配線が1本毎
に交互に接続された2本の検査配線に、スイッチング素
子を電気的に導通させる電位を交互に印加させる。白・
黒・赤・緑・青色の表示およびスイッチング素子の導通
/遮断に起因する検査が可能になり、簡易検査が可能な
液晶表示装置が実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクティブマトリ
クス方式の液晶表示装置の検査方法に関するものであ
る。
クス方式の液晶表示装置の検査方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、文字や情報を表示する表示装置と
して、大きさや低消費電力の点から液晶表示装置が注目
されている。その中でも応答が早く、動画を鮮明に表示
させるために、各画素電極にTFT(薄膜トランジス
タ)に代表されるスイッチング素子を接続したアクティ
ブマトリクス方式の液晶表示装置が注目されている。
して、大きさや低消費電力の点から液晶表示装置が注目
されている。その中でも応答が早く、動画を鮮明に表示
させるために、各画素電極にTFT(薄膜トランジス
タ)に代表されるスイッチング素子を接続したアクティ
ブマトリクス方式の液晶表示装置が注目されている。
【0003】アクティブマトリクス方式の液晶表示装置
には赤,緑,青色を表示する画素電極をデルタ配置に配
列したものとストライプ配置に配列したものがある。画
素電極をデルタ配置した液晶表示装置を図12と図13
に示す。
には赤,緑,青色を表示する画素電極をデルタ配置に配
列したものとストライプ配置に配列したものがある。画
素電極をデルタ配置した液晶表示装置を図12と図13
に示す。
【0004】赤を表示させる画素電極11R と緑を表示
させる画素電極11G と青を表示させる画素電極11B
はデルタ配列に配置され、この画素電極11の間を縫っ
てゲート配線12とソース配線13が配置されている。
ゲート配線12とソース配線13との交点には、TFT
(薄膜トランジスタ)に代表されるスイッチング素子1
4が配置され、ゲート配線12に印加される電位により
画素電極11とソース配線13が電気的に接続/遮断さ
れる。
させる画素電極11G と青を表示させる画素電極11B
はデルタ配列に配置され、この画素電極11の間を縫っ
てゲート配線12とソース配線13が配置されている。
ゲート配線12とソース配線13との交点には、TFT
(薄膜トランジスタ)に代表されるスイッチング素子1
4が配置され、ゲート配線12に印加される電位により
画素電極11とソース配線13が電気的に接続/遮断さ
れる。
【0005】同色の画素電極11はゲート配線12の1
配線毎に同列に配置され、ゲート配線12を介して隣接
して配置される同色の画素電極11は1.5画素ずつず
れて配置されている。
配線毎に同列に配置され、ゲート配線12を介して隣接
して配置される同色の画素電極11は1.5画素ずつず
れて配置されている。
【0006】またこのデルタ配列では、1つのソース配
線13にはスイッチング素子14を介して1画素毎に異
なる2色の画素電極11が接続されている。15aはゲ
ート配線12に駆動電位を印加する駆動回路、15bは
ソース配線13に駆動電位を印加する駆動回路、15c
は対向電極17に駆動電位を印加する駆動回路で、駆動
回路15a,15b,15cは画面の外側に配置されて
いる。
線13にはスイッチング素子14を介して1画素毎に異
なる2色の画素電極11が接続されている。15aはゲ
ート配線12に駆動電位を印加する駆動回路、15bは
ソース配線13に駆動電位を印加する駆動回路、15c
は対向電極17に駆動電位を印加する駆動回路で、駆動
回路15a,15b,15cは画面の外側に配置されて
いる。
【0007】図13の(a)は図12のA−A′線に沿
う断面図で、図13の(b)は図12のB−B′線に沿
う断面図である。画素電極11は液晶16を挟んで対向
電極17と対向し、画素電極11と対向電極17との電
位差により透過光の割合を変化させて文字や情報を表示
する。
う断面図で、図13の(b)は図12のB−B′線に沿
う断面図である。画素電極11は液晶16を挟んで対向
電極17と対向し、画素電極11と対向電極17との電
位差により透過光の割合を変化させて文字や情報を表示
する。
【0008】図14は画素電極をストライプ配置した液
晶表示装置の完了前の検査工程の状態を示している。
晶表示装置の完了前の検査工程の状態を示している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】液晶表示装置を歩留ま
り良く生産するために、従来では駆動回路15a,15
b,15cを形成する前に全てのゲート配線12,ソー
ス配線13および対向電極17に電位を印加して白・黒
・赤・緑・青色の画面を表示させる不良検査を行ってい
る。
り良く生産するために、従来では駆動回路15a,15
b,15cを形成する前に全てのゲート配線12,ソー
ス配線13および対向電極17に電位を印加して白・黒
・赤・緑・青色の画面を表示させる不良検査を行ってい
る。
【0010】この不良検査では、検査回路とゲート配線
12およびソース配線13との接続にプローブが主に使
用されるが、液晶表示装置が小型、高精細になるとプロ
ーブが作成困難もしくは作成不可能となる。
12およびソース配線13との接続にプローブが主に使
用されるが、液晶表示装置が小型、高精細になるとプロ
ーブが作成困難もしくは作成不可能となる。
【0011】画素電極11がストライプ配列に配置され
た液晶表示装置では、これらの不都合を解消するため
に、図14に示すように全てのゲート配線12に接続さ
れた1本の検査配線Gと、赤・緑・青色毎に全てのソー
ス配線13を接続した3本の検査配線S1,S2,S3
と、対向電極17に接続された1本の検査配線Cとの合
計5本の検査配線18を付加し、検査配線18と検査回
路とを接続して検査した後、検査配線18を切断部Tで
切断する簡易検査構成が採用されている。
た液晶表示装置では、これらの不都合を解消するため
に、図14に示すように全てのゲート配線12に接続さ
れた1本の検査配線Gと、赤・緑・青色毎に全てのソー
ス配線13を接続した3本の検査配線S1,S2,S3
と、対向電極17に接続された1本の検査配線Cとの合
計5本の検査配線18を付加し、検査配線18と検査回
路とを接続して検査した後、検査配線18を切断部Tで
切断する簡易検査構成が採用されている。
【0012】しかし、この構成ではスイッチング素子1
4を常に導通状態で検査する必要があり、スイッチング
素子14の導通/遮断に起因する不良を検出できないも
のである。
4を常に導通状態で検査する必要があり、スイッチング
素子14の導通/遮断に起因する不良を検出できないも
のである。
【0013】さらに、画素電極11がデルタ配列に配置
された液晶表示装置に用いた場合、1つのソース配線1
3に2色の画素電極11が接続されているため、赤・緑
・青色表示ができず、検査検出率が低下するという欠点
が生じる。
された液晶表示装置に用いた場合、1つのソース配線1
3に2色の画素電極11が接続されているため、赤・緑
・青色表示ができず、検査検出率が低下するという欠点
が生じる。
【0014】本発明はプローブを使用しなくても不良検
査することができ、しかも画素電極がデルタ配列に配置
された場合でも、赤・緑・青色表示が可能で検査検出率
の向上を実現できる液晶表示装置を実現することを目的
とする。
査することができ、しかも画素電極がデルタ配列に配置
された場合でも、赤・緑・青色表示が可能で検査検出率
の向上を実現できる液晶表示装置を実現することを目的
とする。
【0015】また画素電極がストライプ配列に配置され
た場合は、スイッチング素子に起因する不良を検出でき
る液晶表示装置を実現することを目的とする。
た場合は、スイッチング素子に起因する不良を検出でき
る液晶表示装置を実現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決しようとする手段】本発明の液晶表示装置
の検査方法は、ゲート配線に付加する検査配線を2本と
し、ゲート配線を1本毎に交互に2本の検査配線のうち
の1本に接続させ、この2本の検査配線にスイッチング
素子を電気的に導通させる電位を交互に印加して検査す
ることを特徴とする。
の検査方法は、ゲート配線に付加する検査配線を2本と
し、ゲート配線を1本毎に交互に2本の検査配線のうち
の1本に接続させ、この2本の検査配線にスイッチング
素子を電気的に導通させる電位を交互に印加して検査す
ることを特徴とする。
【0017】この本発明によると、画素電極がデルタ配
列に配置された場合でも、赤・緑・青色表示が可能にな
り、簡易検査が可能である。また、画素電極がストライ
プ配列に配置された場合は、スイッチング素子に起因す
る不良を検出できる。
列に配置された場合でも、赤・緑・青色表示が可能にな
り、簡易検査が可能である。また、画素電極がストライ
プ配列に配置された場合は、スイッチング素子に起因す
る不良を検出できる。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1記載の液晶表示装置の検
査方法は、赤・緑・青色を表示させる画素電極がストラ
イプ配列に配置され、1色の画素電極がスイッチング素
子を介して1つのソース配線に電気的に接続したアクテ
ィブマトリクス方式の液晶表示装置、または赤・緑・青
色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、2色
の画素電極がスイッチング素子を介して1つのソース配
線に電気的に接続接続したアクティブマトリクス方式の
液晶表示装置を検査するに際し、ソース配線に接続され
た画素電極の色が同一であるソース配線が全て接続され
た3本のソース側検査配線と、ゲート配線が1本毎に交
互に接続された2本のゲート側検査配線と、対向電極に
接続された1本の対向電極側検査配線を用意し、2本の
ゲート側検査配線にスイッチング素子を電気的に導通さ
せる電位を交互に印加して検査し、検査後に、ソース側
検査配線と前記ソース配線との接続、ゲート側検査配線
と前記ゲート配線との接続、対向電極側検査配線と前記
対向電極との接続のうちの液晶表示装置の通常動作に必
要でない電気接続をオープンにすることを特徴とする。
査方法は、赤・緑・青色を表示させる画素電極がストラ
イプ配列に配置され、1色の画素電極がスイッチング素
子を介して1つのソース配線に電気的に接続したアクテ
ィブマトリクス方式の液晶表示装置、または赤・緑・青
色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、2色
の画素電極がスイッチング素子を介して1つのソース配
線に電気的に接続接続したアクティブマトリクス方式の
液晶表示装置を検査するに際し、ソース配線に接続され
た画素電極の色が同一であるソース配線が全て接続され
た3本のソース側検査配線と、ゲート配線が1本毎に交
互に接続された2本のゲート側検査配線と、対向電極に
接続された1本の対向電極側検査配線を用意し、2本の
ゲート側検査配線にスイッチング素子を電気的に導通さ
せる電位を交互に印加して検査し、検査後に、ソース側
検査配線と前記ソース配線との接続、ゲート側検査配線
と前記ゲート配線との接続、対向電極側検査配線と前記
対向電極との接続のうちの液晶表示装置の通常動作に必
要でない電気接続をオープンにすることを特徴とする。
【0019】請求項2記載の液晶表示装置は、赤・緑・
青色を表示させる画素電極がストライプ配列に配置さ
れ、1色の画素電極がスイッチング素子を介して1つの
ソース配線に電気接続されたアクティブマトリクス方式
の液晶表示装置であって、画素電極の色が同一であるソ
ース配線が全て接続された3本のソース側検査配線と、
ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲート側
検査配線と、対向電極に接続された1本の対向電極側検
査配線とからなる検査電極群を、取り除き可能に設けた
ことを特徴とする。
青色を表示させる画素電極がストライプ配列に配置さ
れ、1色の画素電極がスイッチング素子を介して1つの
ソース配線に電気接続されたアクティブマトリクス方式
の液晶表示装置であって、画素電極の色が同一であるソ
ース配線が全て接続された3本のソース側検査配線と、
ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲート側
検査配線と、対向電極に接続された1本の対向電極側検
査配線とからなる検査電極群を、取り除き可能に設けた
ことを特徴とする。
【0020】請求項2記載の液晶表示装置は、赤・緑・
青色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、2
色の画素電極がスイッチング素子を介して1つのソース
配線に電気接続されたアクティブマトリクス方式の液晶
表示装置であって、画素電極の色の組み合わせが同一で
あるソース配線が全て接続された3本のソース側検査配
線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲ
ート側検査配線と、対向電極に接続された1本の対向電
極側検査配線とからなる検査電極群を、取り除き可能に
設けたことを特徴とする。
青色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、2
色の画素電極がスイッチング素子を介して1つのソース
配線に電気接続されたアクティブマトリクス方式の液晶
表示装置であって、画素電極の色の組み合わせが同一で
あるソース配線が全て接続された3本のソース側検査配
線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲ
ート側検査配線と、対向電極に接続された1本の対向電
極側検査配線とからなる検査電極群を、取り除き可能に
設けたことを特徴とする。
【0021】請求項4記載の液晶表示装置の検査方法
は、請求項1において、スイッチング素子の導通状態の
期間が、2本のゲート側検査配線に交互に電位を印加す
る期間の1/2以下にして検査することを特徴とする。
は、請求項1において、スイッチング素子の導通状態の
期間が、2本のゲート側検査配線に交互に電位を印加す
る期間の1/2以下にして検査することを特徴とする。
【0022】請求項5記載の液晶表示装置の検査方法
は、請求項1,請求項4において、2本のゲート側検査
配線に交互に導通するスイッチング素子の切り換え周波
数を24Hz以上にして検査することを特徴とする。
は、請求項1,請求項4において、2本のゲート側検査
配線に交互に導通するスイッチング素子の切り換え周波
数を24Hz以上にして検査することを特徴とする。
【0023】以下、本発明の実施の形態を図1〜図11
に基づいて説明する。図1は画素電極がデルタ配列され
た液晶表示装置を示し、6本の検査配線S1,S2,S
3,G1,G2,Cが表示範囲の外部に引き出して画素
電極11が形成されているガラス基板の上に形成されて
いる。
に基づいて説明する。図1は画素電極がデルタ配列され
た液晶表示装置を示し、6本の検査配線S1,S2,S
3,G1,G2,Cが表示範囲の外部に引き出して画素
電極11が形成されているガラス基板の上に形成されて
いる。
【0024】検査配線G1は、ゲート配線12に沿って
配列された第1列目,第3列目,第5列目………という
ように奇数番号列の全てのゲート配線12に接続されて
いる。検査配線G2は、ゲート配線12に沿って配列さ
れた第2列目,第4列目,第6列目………というように
偶数番号列の全てのゲート配線12に接続されている。
配列された第1列目,第3列目,第5列目………という
ように奇数番号列の全てのゲート配線12に接続されて
いる。検査配線G2は、ゲート配線12に沿って配列さ
れた第2列目,第4列目,第6列目………というように
偶数番号列の全てのゲート配線12に接続されている。
【0025】検査配線S1は、ソース配線13の内で赤
色と緑色を表示させる画素電極11がスイッチング素子
14を介して接続されているソース配線13の全てに接
続されている。
色と緑色を表示させる画素電極11がスイッチング素子
14を介して接続されているソース配線13の全てに接
続されている。
【0026】検査配線S2は、ソース配線13の内で緑
色と青色を表示させる画素電極11がスイッチング素子
14を介して接続されているソース配線13の全てに接
続されている。
色と青色を表示させる画素電極11がスイッチング素子
14を介して接続されているソース配線13の全てに接
続されている。
【0027】検査配線S3は、ソース配線13の内で青
色と赤色を表示させる画素電極11がスイッチング素子
14を介して接続されているソース配線13の全てに接
続されている。
色と赤色を表示させる画素電極11がスイッチング素子
14を介して接続されているソース配線13の全てに接
続されている。
【0028】検査配線Cは、対向電極17に接続されて
いる。次に、本発明の液晶表示装置において、白・黒・
赤・緑・青色表示を行う場合の検査信号波形をそれぞれ
図2〜図6に示す。検査配線G1,G2,S1,S2,
S3,Cに印加される信号波形をそれぞれVg1,Vg
2,Vs1,Vs2,Vs3,VCとする。スイッチン
グ素子14を十分に電気的に導通/遮断させるためにV
g1,Vg2に印加される信号電位をVon,Voff
とする。対向電極17に印加される電位をVcとする。
いる。次に、本発明の液晶表示装置において、白・黒・
赤・緑・青色表示を行う場合の検査信号波形をそれぞれ
図2〜図6に示す。検査配線G1,G2,S1,S2,
S3,Cに印加される信号波形をそれぞれVg1,Vg
2,Vs1,Vs2,Vs3,VCとする。スイッチン
グ素子14を十分に電気的に導通/遮断させるためにV
g1,Vg2に印加される信号電位をVon,Voff
とする。対向電極17に印加される電位をVcとする。
【0029】画素電極11A,11B,11C,11
D,11E,11Fと対向電極17との電位差、つまり
液晶16に印加される液晶電圧をV11A,V11B,
V11C,V11D,V11E,V11Fとする。
D,11E,11Fと対向電極17との電位差、つまり
液晶16に印加される液晶電圧をV11A,V11B,
V11C,V11D,V11E,V11Fとする。
【0030】また、この液晶表示装置では、画素電極1
1と対向電極17との間の電位差が小さいときに赤・緑
・青色を、電位差が大きいときに黒色を表示するもので
あり、液晶はスイッチング素子14が1回遮断されてか
ら次に導電されるまでの間、画素電極11と対向電極1
7との間の電位差を維持するものとする。
1と対向電極17との間の電位差が小さいときに赤・緑
・青色を、電位差が大きいときに黒色を表示するもので
あり、液晶はスイッチング素子14が1回遮断されてか
ら次に導電されるまでの間、画素電極11と対向電極1
7との間の電位差を維持するものとする。
【0031】図2〜図6に示す検査信号波形をを印加し
た場合の画素電極11A,11B,11C,11D,1
1E,11Fにおける液晶電圧波形V11A,V11
B,V11C,V11D,V11E,V11F、各画素
電極毎の表示色、そして画面全体としての表示色の関係
を、それぞれ図7〜図11に示す。
た場合の画素電極11A,11B,11C,11D,1
1E,11Fにおける液晶電圧波形V11A,V11
B,V11C,V11D,V11E,V11F、各画素
電極毎の表示色、そして画面全体としての表示色の関係
を、それぞれ図7〜図11に示す。
【0032】このように、ゲート配線12に接続される
検査配線18をG1,G2の2本にし、何れの場合も、
この2本の検査配線G1,G2に印加するVon電位を
交互に印加することにより、白・黒・赤・緑・青色表示
が可能であり、簡易検査が実現できることがわかる。
検査配線18をG1,G2の2本にし、何れの場合も、
この2本の検査配線G1,G2に印加するVon電位を
交互に印加することにより、白・黒・赤・緑・青色表示
が可能であり、簡易検査が実現できることがわかる。
【0033】Von電位を印加する期間τb は、Von
電位を2本の検査配線G1、G2に交互に印加する周期
τa の1/2以下にする必要がある。ゲート配線12に
印加されるゲート波形VG1およびVG2は、検査配線
G1、G2およびゲート配線12が持つ抵抗および容量
により遅延を生じる。Von電位を印加する時間が長過
ぎると、VonからVoffへ変化させる波形に遅延が
生じることにより、スイッチング素子14が電気的に遮
断できなくなり、スイッチング素子14に起因する不良
が検出できない恐れがある。
電位を2本の検査配線G1、G2に交互に印加する周期
τa の1/2以下にする必要がある。ゲート配線12に
印加されるゲート波形VG1およびVG2は、検査配線
G1、G2およびゲート配線12が持つ抵抗および容量
により遅延を生じる。Von電位を印加する時間が長過
ぎると、VonからVoffへ変化させる波形に遅延が
生じることにより、スイッチング素子14が電気的に遮
断できなくなり、スイッチング素子14に起因する不良
が検出できない恐れがある。
【0034】そのためVon電位を印加する期間をVo
n電位を2本の検査配線G1、G2に交互に印加する期
間の1/2以下とし、スイッチング素子14を遮断させ
るための十分な時間を確保する必要がある。
n電位を2本の検査配線G1、G2に交互に印加する期
間の1/2以下とし、スイッチング素子14を遮断させ
るための十分な時間を確保する必要がある。
【0035】なお、Von電位を2本の検査配線に印加
する電位の周期については、フリッカーが人間の目で認
識されない24Hz以上とする必要がある。また、検査
配線を2本に増やしても、その2本の検査配線に接続さ
れている奇数のゲート配線12と偶数のゲート配線に印
加されるゲート波形VG1、VG2を同一にし、奇数お
よび偶数のゲート配線に接続された画素電極における液
晶電圧を同一にする。すなわち、図1において“ V1
1A = V11F ”“V11B=V11C ”“
V11D = V11E ”とするため、ゲート配線に
接続された2本の検査配線のうち、ゲート配線が1本の
検査配線に接続され、他方の1本の検査配線とは交差す
る構造とし、2本の検査配線に生ずる抵抗、容量を同一
にさせる必要がある。
する電位の周期については、フリッカーが人間の目で認
識されない24Hz以上とする必要がある。また、検査
配線を2本に増やしても、その2本の検査配線に接続さ
れている奇数のゲート配線12と偶数のゲート配線に印
加されるゲート波形VG1、VG2を同一にし、奇数お
よび偶数のゲート配線に接続された画素電極における液
晶電圧を同一にする。すなわち、図1において“ V1
1A = V11F ”“V11B=V11C ”“
V11D = V11E ”とするため、ゲート配線に
接続された2本の検査配線のうち、ゲート配線が1本の
検査配線に接続され、他方の1本の検査配線とは交差す
る構造とし、2本の検査配線に生ずる抵抗、容量を同一
にさせる必要がある。
【0036】検査完了後は図1に示す一点鎖線Tに沿っ
てレーザー光を照射してパターンの一部を溶断して検査
配線とソース配線,ゲート配線,対向電極の間の電気接
続パターンをオープンにして製品に仕上げられる。また
は駆動回路15a,15b,15cを形成する前の被検
査液晶表示装置の場合には、後工程で駆動回路15a,
15b,15cを形成して製品に仕上げられる。
てレーザー光を照射してパターンの一部を溶断して検査
配線とソース配線,ゲート配線,対向電極の間の電気接
続パターンをオープンにして製品に仕上げられる。また
は駆動回路15a,15b,15cを形成する前の被検
査液晶表示装置の場合には、後工程で駆動回路15a,
15b,15cを形成して製品に仕上げられる。
【0037】上記の実施の形態ではレーザー光を照射し
てパターンの一部を溶断して検査配線とソース配線,ゲ
ート配線,対向電極の間の電気接続パターンをオープン
にしたが、検査配線が形成されている基板の一部分を切
断部Tの位置で切断分離して、検査配線とソース配線,
ゲート配線,対向電極の間の電気接続パターンをオープ
ンにすることもできる。
てパターンの一部を溶断して検査配線とソース配線,ゲ
ート配線,対向電極の間の電気接続パターンをオープン
にしたが、検査配線が形成されている基板の一部分を切
断部Tの位置で切断分離して、検査配線とソース配線,
ゲート配線,対向電極の間の電気接続パターンをオープ
ンにすることもできる。
【0038】上記の実施の形態では、画素電極がデルタ
配列された液晶表示装置を例に挙げて説明したが、画素
電極11をストライプ配列に配置した液晶表示装置に対
しても有効であって、ゲート配線12に接続される検査
配線18を2本にし、その2本の検査配線G1,G2に
印加するVon電位を交互に印加することにより、スイ
ッチング素子14の導通/遮断に起因する不良を検出す
ることができる。
配列された液晶表示装置を例に挙げて説明したが、画素
電極11をストライプ配列に配置した液晶表示装置に対
しても有効であって、ゲート配線12に接続される検査
配線18を2本にし、その2本の検査配線G1,G2に
印加するVon電位を交互に印加することにより、スイ
ッチング素子14の導通/遮断に起因する不良を検出す
ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、赤・緑・
青色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、ス
イッチング素子を介して1つのソース配線に2色の画素
電極が接続されていても、ゲート配線に2本の検査配線
を付加し、スイッチング素子を電気的に導通させる電位
を交互に印加させることにより、画素電極がストライプ
配列に配置されている液晶表示装置と同様に赤・緑・青
色表示が可能であり、簡易検査が可能である液晶表示装
置が実現できる。
青色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、ス
イッチング素子を介して1つのソース配線に2色の画素
電極が接続されていても、ゲート配線に2本の検査配線
を付加し、スイッチング素子を電気的に導通させる電位
を交互に印加させることにより、画素電極がストライプ
配列に配置されている液晶表示装置と同様に赤・緑・青
色表示が可能であり、簡易検査が可能である液晶表示装
置が実現できる。
【0040】また赤・緑・青色を表示させる画素電極が
ストライプ配列に配置された場合については、スイッチ
ング素子の導通/遮断に起因する不良を検出することが
できる利点が生じる。
ストライプ配列に配置された場合については、スイッチ
ング素子の導通/遮断に起因する不良を検出することが
できる利点が生じる。
【図1】本発明の実施の形態の液晶表示装置の平面図
【図2】白表示の場合の検査信号波形図
【図3】黒表示の場合の検査信号波形図
【図4】赤表示の場合の検査信号波形図
【図5】緑表示の場合の検査信号波形図
【図6】青表示の場合の検査信号波形図
【図7】白表示の場合の画素毎の液晶電圧波形図
【図8】黒表示の場合の画素毎の液晶電圧波形図
【図9】赤表示の場合の画素毎の液晶電圧波形図
【図10】緑表示の場合の画素毎の液晶電圧波形図
【図11】青表示の場合の画素毎の液晶電圧波形図
【図12】画素電極がデルタ配列された従来の液晶表示
装置の平面図
装置の平面図
【図13】同従来例の断面図
【図14】画素電極がストライプ配列された従来の液晶
表示装置の平面図
表示装置の平面図
11 画素電極 12 ゲート配線 13 ソース配線 14 スイッチング素子 15a,15b,15c 駆動回路 16 液晶 17 対向電極 18 検査配線 T 切断部
Claims (5)
- 【請求項1】赤・緑・青色を表示させる画素電極がスト
ライプ配列に配置され、1色の画素電極がスイッチング
素子を介して1つのソース配線に電気的に接続したアク
ティブマトリクス方式の液晶表示装置、または赤・緑・
青色を表示させる画素電極がデルタ配列に配置され、2
色の画素電極がスイッチング素子を介して1つのソース
配線に電気的に接続接続したアクティブマトリクス方式
の液晶表示装置を検査するに際し、 ソース配線に接続された画素電極の色が同一であるソー
ス配線が全て接続された3本のソース側検査配線と、 ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲート側
検査配線と、 対向電極に接続された1本の対向電極側検査配線を用意
し、 2本のゲート側検査配線にスイッチング素子を電気的に
導通させる電位を交互に印加して検査し、 検査後に、ソース側検査配線と前記ソース配線との接
続、 ゲート側検査配線と前記ゲート配線との接続、 対向電極側検査配線と前記対向電極との接続のうちの液
晶表示装置の通常動作に必要でない電気接続をオープン
にする液晶表示装置の検査方法。 - 【請求項2】赤・緑・青色を表示させる画素電極がスト
ライプ配列に配置され、1色の画素電極がスイッチング
素子を介して1つのソース配線に電気接続されたアクテ
ィブマトリクス方式の液晶表示装置であって、 画素電極の色が同一であるソース配線が全て接続された
3本のソース側検査配線と、 ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲート側
検査配線と、 対向電極に接続された1本の対向電極側検査配線とから
なる検査電極群を、取り除き可能に設けた液晶表示装
置。 - 【請求項3】赤・緑・青色を表示させる画素電極がデル
タ配列に配置され、2色の画素電極がスイッチング素子
を介して1つのソース配線に電気接続されたアクティブ
マトリクス方式の液晶表示装置であって、 画素電極の色の組み合わせが同一であるソース配線が全
て接続された3本のソース側検査配線と、 ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲート側
検査配線と、 対向電極に接続された1本の対向電極側検査配線とから
なる検査電極群を、取り除き可能に設けた液晶表示装
置。 - 【請求項4】スイッチング素子の導通状態の期間が、2
本のゲート側検査配線に交互に電位を印加する期間の1
/2以下にして検査する請求項1記載の液晶表示装置の
検査方法。 - 【請求項5】2本のゲート側検査配線に交互に導通する
スイッチング素子の切り換え周波数を24Hz以上にし
て検査する請求項1または請求項4記載の液晶表示装置
の検査方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31535396A JP3290602B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-11-27 | 液晶表示装置の検査方法および液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16504396 | 1996-06-26 | ||
JP8-165043 | 1996-06-26 | ||
JP31535396A JP3290602B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-11-27 | 液晶表示装置の検査方法および液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1073516A true JPH1073516A (ja) | 1998-03-17 |
JP3290602B2 JP3290602B2 (ja) | 2002-06-10 |
Family
ID=26489930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31535396A Expired - Fee Related JP3290602B2 (ja) | 1996-06-26 | 1996-11-27 | 液晶表示装置の検査方法および液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3290602B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004184273A (ja) * | 2002-12-04 | 2004-07-02 | Casio Comput Co Ltd | デバイス検査方法 |
KR100478973B1 (ko) * | 1996-05-29 | 2005-10-14 | 가부시키가이샤 엔프라스 | 표시패널용콘택트장치 |
KR100816338B1 (ko) * | 2001-11-23 | 2008-03-24 | 삼성전자주식회사 | 액정 표시 장치 |
CN100430783C (zh) * | 2002-09-18 | 2008-11-05 | 三星电子株式会社 | 液晶显示器 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP31535396A patent/JP3290602B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100478973B1 (ko) * | 1996-05-29 | 2005-10-14 | 가부시키가이샤 엔프라스 | 표시패널용콘택트장치 |
KR100816338B1 (ko) * | 2001-11-23 | 2008-03-24 | 삼성전자주식회사 | 액정 표시 장치 |
CN100430783C (zh) * | 2002-09-18 | 2008-11-05 | 三星电子株式会社 | 液晶显示器 |
JP2004184273A (ja) * | 2002-12-04 | 2004-07-02 | Casio Comput Co Ltd | デバイス検査方法 |
JP4501341B2 (ja) * | 2002-12-04 | 2010-07-14 | カシオ計算機株式会社 | デバイス検査方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3290602B2 (ja) | 2002-06-10 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |