JP3492203B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3492203B2
JP3492203B2 JP17791498A JP17791498A JP3492203B2 JP 3492203 B2 JP3492203 B2 JP 3492203B2 JP 17791498 A JP17791498 A JP 17791498A JP 17791498 A JP17791498 A JP 17791498A JP 3492203 B2 JP3492203 B2 JP 3492203B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアクティブマトリク
ス方式の液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、文字や情報を表示する表示装置と
して、液晶表示装置が大きさや低消費電力の点から注目
されている。その中でも応答が早く、動画を鮮明に表示
させるために、各画素電極にTFT(薄膜トランジス
タ)に代表されるスイッチング素子を接続したアクティ
ブマトリクス方式の液晶表示装置が注目されている。
【0003】この種の液晶表示装置の中で、画素配列を
デルタ配列にして映像表示品位を向上させた液晶表示装
置の平面図を図15に示し、断面図を図16に示す。図
15に示すように、基板10上に赤色・緑色・青色を表
示させる多数の画素電極11がデルタ配列に配置され、
画素電極11を取り囲むようにゲート配線12とソース
配線13とが配置されている。ゲート配線12とソース
配線13との交点には、TFT(薄膜トランジスタ)に
代表されるスイッチング素子14が配置され、ゲート配
線12に印加される電位により画素電極11とソース配
線13とが電気的に接続/遮断される。同色の画素電極
11はゲート配線12の1配線毎に同列に配置され、ゲ
ート配線12を介して隣接して配置される同色の画素電
極11は1.5絵素ずつずれて配置されている。また1
つのソース配線13には、スイッチング素子14を介し
て、1画素毎に違った2色の画素電極11が接続されて
いる。さらにこれらのゲート配線12、ソース配線13
に駆動電位を印加させるための駆動回路15が画面の外
側に配置され、それぞれのゲート配線12とソース配線
13とに接続されている。
【0004】また、図16に示すように、画素電極11
は液晶16を挟んで対向電極17と対向し、画素電極1
1と対向電極17との電位差により透過光の割合を変化
させて文字や情報を表示する。
【0005】以上の構成からなる液晶表示装置を歩留ま
り良く生産するために、駆動回路15を形成する前に、
全てのゲート配線12、ソース配線13および対向電極
17に電位を印加して白色・黒色・赤色・緑色・青色の
各画面を表示させる画像検査を行っている。この場合、
検査回路とゲート配線12およびソース配線13との接
続にプローブが主に使用されるが、液晶表示装置が小
型、高精細になるとプローブが作成困難もしくは作成不
可能となり、かつ高価なものとなる。
【0006】この不都合を解消し、かつ赤色、緑色、青
色を表示する画素電極11がストライプ配列でもデルタ
配列でも同一の設計で同一の画面を表示させるため、図
17に示すように、ゲート配線12を1本毎に接続した
2本の検査配線G1,G2と、赤色・緑色・青色毎に全
てのソース配線13を接続した3本の検査配線S1,S
2,S3と、対向電極17を接続した1本の検査配線C
との、これら合計6本の検査配線18(G1,G2,S
1,S2,S3,C)を付加し、各検査配線18と検査
回路とを電気的に接続して検査した後、検査配線18を
ゲート配線12、ソース配線13、対向電極17からそ
れぞれ切断する方法が提案されている。この時ゲート配
線12を接続した2本の検査配線G1,G2にはスイッ
チング素子14を電気的に導通させる電位を交互に印加
させる。
【0007】この検査方法によれば、赤色・緑色・青色
を表示させる画素電極11がデルタ配列に配置され、2
色の画素電極11がスイッチング素子14を介して1つ
のソース配線13に電気的に接続したデルタ配列のアク
ティブマトリクス方式の液晶表示装置を検査することが
できるだけでなく、赤色・緑色・青色を表示させる画素
電極がストライプ配列に配置され、1色の画素電極がス
イッチング素子を介して1つのソース配線に電気的に接
続したストライプ配列のアクティブマトリクス方式の液
晶表示装置を検査することにも適用できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の液晶表示装置が大型または画素数が多くて高精細な場
合、検査配線18の配線抵抗および検査配線18に付加
する負荷容量が大きくなり、画面が表示できなくなる不
都合が生じる。
【0009】検査配線18に関する電気等価回路を図1
8に示す。図18において、RbおよびCbは検査配線
18自身の抵抗および容量である。またRa、Caは検
査配線18に接続された、ゲート配線12およびソース
配線13などの信号配線が持つ抵抗および負荷容量であ
る。1本の検査配線18にn本の信号配線を接続した
時、検査配線18の時定数τの近似式は以下の(数式
1)で与えられる。
【0010】τ≒n×Rb×Ca …(数式1) 特に液晶表示装置の大型化または高精細化により、検査
配線18自身の抵抗が増えたり、1本の検査配線18に
対する信号配線の接続数が増加したりして、ゲート配線
12を接続した検査配線18(G1,G2)の時定数が
大きくなると、ゲート配線12に接続したスイッチング
素子14を電気的に導通させる電位を印加しても、信号
が歪みスイッチング素子14が導通できないため、画面
が表示できなくなる欠点を生じる。
【0011】つまり、スイッチング素子14を電気的に
導通させる電位を検査配線18に印加できる時間の最大
値は、以下に示す項目より制限される。液晶表示装置で
は、液晶16の分極防止を目的として、液晶16を交流
駆動させる必要がある。この交流駆動がフリッカーとし
て人間に認識されないためには、液晶16の交流駆動の
周波数を24Hz以上とする必要がある。また、ゲート
配線12に接続された2本の検査配線18(G1,G
2)にスイッチング素子14を電気的に導通させる電位
を交互に印加させる必要上、1本の検査配線18(G1
またはG2)にスイッチング素子14を電気的に導通さ
せる電位を印加できる時間は、液晶16の交流駆動も考
慮すると、最大でも1/24秒の1/4倍以下、すなわ
ち約10ms以下となる。さらに、ゲート配線12に接
続したスイッチング素子14を電気的に遮断させるため
の時間を、スイッチング素子14を電気的に導通させる
時間と同じ時間以上確保する必要がある。このため、ス
イッチング素子14を電気的に導通させる電位を検査配
線18(G1,G2)に印加できる時間の最大値は、上
記した約10msの半分以下である約5msとなる。
【0012】このような必要性に基づいて、スイッチン
グ素子14を電気的に導通させる電位を、ゲート配線1
2に接続された2本の検査配線18(G1,G2)に約
5ms印加した場合でも、上記従来の検査方法を大型化
または高精細化した液晶表示装置に適用しようとする
と、ゲート配線12を接続した検査配線18(G1,G
2)の時定数が大きいため、信号が歪んでスイッチング
素子14が導通できなくなり、画面が表示できなくなっ
ていた。
【0013】本発明は上記問題を解決するもので、大型
もしくは画素数が多く高精細な液晶表示装置に対して
も、画面の表示不良を防止でき、かつ高価なプローブを
使用しなくても済む液晶表示装置を提供することを目的
とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この問題を解決するため
に本発明は、赤色・緑色・青色を表示させる多数の画素
電極が配置され、画素電極がスイッチング素子を介して
ソース配線に電気的に接続されてなるアクティブマトリ
クス方式の液晶表示装置であって、表示画面複数の表
示画面領域に分割され、各表示画面領域毎に、ソース配
線に接続された画素電極の色が同一であるソース配線が
全て接続された3本のソース用検査配線と、ゲート配線
が1本毎に交互に接続された2本のゲート用検査配線
と、対向電極に接続された1本の対向電極用検査配線と
の、合計6本の検査配線とがそれぞれ設けられたことを
特徴とする。
【0015】この本発明によると、大型もしくは画素数
が多く高精細な液晶表示装置に対しても、画面の表示不
良を防止でき、かつ高価なプローブを使用しなくても済
む。
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】請求項記載の液晶表示装置は、
赤色・緑色・青色を表示させる多数の画素電極が配置さ
れ、画素電極がスイッチング素子を介してソース配線に
電気的に接続されてなるアクティブマトリクス方式の液
晶表示装置であって、表示画面が複数の表示画面領域に
分割され、各表示画面領域毎に、ソース配線に接続され
た画素電極の色が同一であるソース配線が全て接続され
た3本のソース用検査配線と、ゲート配線が1本毎に交
互に接続された2本のゲート用検査配線と、対向電極に
接続された1本の対向電極用検査配線との、合計6本の
検査配線とがそれぞれ設けられたことを特徴とする。
【0019】この液晶表示装置によれば、表示画面が複
数の表示画面領域に分割され、各表示画面領域毎に、合
計6本の検査配線が設けられているため、表示画面を分
割しないで各検査配線が設けられている場合と比較し
て、検査配線の配線抵抗および検査配線に負荷する負荷
容量を小さくできて時定数が小さくなり、画面の表示不
良を防止できて、画面の表示状態を良好に検査すること
ができる。なお、検査後に、各検査配線とソース配線、
ゲート配線および対向電極との接続のうちの液晶表示装
置の通常動作に必要でない電気接続をオープンにするこ
とにより液晶表示装置として使用できる。
【0020】
【0021】
【0022】請求項記載の液晶表示装置は、赤色・緑
色・青色を表示させる多数の画素電極が配置され、画素
電極がスイッチング素子を介してソース配線に電気的に
接続されてなるアクティブマトリクス方式の液晶表示装
置であって、表示画面が複数の表示画面領域に分割さ
れ、ソース配線に接続された画素電極の色が同一である
ソース配線が全て接続される3本のソース用検査配線
と、ゲート配線が1本毎に交互に接続される2本のゲー
ト用検査配線と、対向電極に接続される1本の対向電極
用検査配線との、合計6本の検査配線のうちの、その時
定数が所定の時定数以上となる検査配線は、各表示画面
領域毎に、それぞれ設けられ、その時定数が所定の時定
数よりも小さい検査配線は、表示画面全体に対して設け
られたことを特徴とする。
【0023】この液晶表示装置によれば、表示画面が複
数の表示画面領域に分割され、ソース配線に接続された
画素電極の色が同一であるソース配線が全て接続された
3本のソース用検査配線と、ゲート配線が1本毎に交互
に接続された2本のゲート用検査配線と、対向電極に接
続された1本の対向電極用検査配線との、合計6本の検
査配線のうちの、その時定数が所定の時定数以上となる
検査配線は、各表示画面領域毎に、それぞれ設けられる
ため、表示画面を分割しないで全てのソース配線、ゲー
ト配線および対向電極に対して各検査配線を接続した場
合と比較して、検査配線の配線抵抗および検査配線に負
荷する負荷容量を小さくできて時定数が小さくなり、画
面の表示不良を防止できて、画面の表示状態を良好に検
査することができ、さらに、その時定数が所定の時定数
よりも小さい検査配線は、表示画面全体に対して設けら
れるため、各表示画面領域毎に、3本のソース用検査配
線と2本のゲート用検査配線と1本の対向電極用検査配
線との合計6本の検査配線を設ける場合に比較して、検
査配線を低減させることもできる。なお、検査後に、各
検査配線とソース配線、ゲート配線および対向電極との
接続のうちの液晶表示装置の通常動作に必要でない電気
接続をオープンにすることにより液晶表示装置として使
用できる。
【0024】
【0025】
【0026】請求項記載の液晶表示装置は、赤色・緑
色・青色を表示させる多数の画素電極が配置され、画素
電極がスイッチング素子を介してソース配線に電気的に
接続されてなるアクティブマトリクス方式の液晶表示装
置であって、ソース配線に接続された画素電極の色が同
一であるソース配線が全て接続された3本のソース用検
査配線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本
のゲート用検査配線と、対向電極に接続された1本の対
向電極用検査配線との、合計6本の検査配線とがそれぞ
れ設けられ、少なくとも1つの検査配線に複数の信号入
力端子が設けられたことを特徴とする。
【0027】この構成によれば、少なくとも1つの検査
配線に複数の信号入力端子を設けたため、前記複数の信
号入力端子から同時に信号を入力することにより検査を
行うことにより、画面の表示不良を防止できて、画面の
表示状態を良好に検査することができる。なお、検査後
に、各検査配線とソース配線、ゲート配線および対向電
極との接続のうちの液晶表示装置の通常動作に必要でな
い電気接続をオープンにすることにより液晶表示装置と
して使用できる。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】以下、本発明の実施の形態にかかる液晶表
示装置の検査方法および液晶表示装置について図面を参
照しながら説明する。本発明における液晶表示装置の平
面図の一例を図1に示す。この液晶表示装置では、表示
画面Aが複数の表示画面領域A1、A2、…An、…A
m(図1では分割数mが4である場合を示している)に
分割され、各表示画面領域A1、A2、…An、…Am
に対して、ゲート用検査配線G1、G2とソース用検査
配線S1、S2、S3と対向電極用検査配線Cとからな
る6本の検査配線18がそれぞれ個別に設けられてい
る。例えば、表示画面領域Anには、ゲート用検査配線
G1n、G2nとソース用検査配線S1n、S2n、S
3nと対向電極用検査配線Cnとからなる6本の検査配
線18が設けられている。
【0033】図2は画素電極がデルタ配列された液晶表
示装置20の表示画面領域Anを示す。図2に示すよう
に、ゲート用検査配線G1nは表示画面領域An内の奇
数番号の全てのゲート配線12に接続されている。ゲー
ト用検査配線G2nは表示画面領域An内の偶数番号の
全てのゲート配線12と接続されている。ソース用検査
配線S1nは赤色と緑色とを表示させる画素電極11が
スイッチング素子14を介して接続されている表示画面
領域An内のソース配線13の全てと接続されている。
ソース用検査配線S2nは緑色と青色とを表示させる画
素電極11がスイッチング素子14を介して接続されて
いる表示画面領域An内のソース配線13の全てと接続
されている。ソース用検査配線S3nは青色と赤色とを
表示させる画素電極11がスイッチング素子14を介し
て接続されている表示画面領域An内のソース配線13
の全てと接続されている。対向電極用検査配線Cnは表
示画面領域An内の対向電極17と接続されている。つ
まり、1つの液晶表示装置20の中に、6×m本の検査
配線18(G1n、G2n、S1n、S2n、S3n、
Cn)が付加されている。
【0034】これらの検査配線18は、検査終了後に、
ゲート用検査配線G1n、G2nとゲート配線12とが
それぞれ切り離され、ソース用検査配線S1n、S2
n、S3nとソース配線13とがそれぞれ切り離され、
対向電極用検査配線Cnと対向電極17とが切り離され
る。
【0035】次に、上記液晶表示装置において、白色・
黒色・赤色・緑色・青色表示を行う駆動方法の一例を図
3〜図7に示す。本駆動例は画素がデルタ配列の液晶表
示装置の場合を示している。分割した複数の表示画面領
域A1、A2、……Amが同じ大きさの場合、検査配線
18のうちm本のゲート用検査配線G11、G12、…
…G1mには同一の信号波形を印加する。ここで、各検
査配線G1m、G2m、S1m、S2m、S3m、Cm
に印加される信号波形をそれぞれVG1、VG2、VS
1、VS2、VS3、VCとする。スイッチング素子1
4を十分に電気的に導通/遮断させるために信号波形V
G1、VG2に印加される信号電位をVon、Voff
とする。この時、スイッチング素子14を十分に電気的
に遮断させるため、信号電位Vonを印加する時間τb
は、信号電位Vonを信号波形VG1、VG2に交互に
印加する周期τaの半分以下とし、交互に印加させる周
波数を24Hz以上とすることで、フリッカーが人間の
目で認識されることを防止できる。対向電極17に印加
される電位をVCとする。
【0036】この時、表示画面領域An内の画素電極1
1An、11Bn、11Cn、11Dn、11En、1
1Fnと対向電極17との電位差、つまり液晶16に印
加される液晶電圧をV11An、V11Bn、V11C
n、V11Dn、V11En、V11Fnとする。ま
た、この液晶表示装置20では、画素電極11と対向電
極17との間の電位差が小さいときに赤色・緑色・青色
を表示し、電位差が大きいときに黒色を表示するもので
あり、液晶16はスイッチング素子14が1回遮断され
てから次に導電されるまでの間、画素電極11と対向電
極17との間の電位差を維持するものとする。
【0037】図3〜図7に示す駆動波形を印加した場合
の画素電極11An、11Bn、11Cn、11Dn、
11En、11Fnにおける液晶電圧波形V11An、
V11Bn、V11Cn、V11Dn、V11En、V
11Fn、各画素電極11毎の表示色、そして画面全体
としての表示色の関係を図8〜図12に示す。ゲート配
線12に接続されるゲート用の検査配線18(G1、G
2)を2本にし、その2m本のゲート用検査配線G1
m、G2mに印加する信号電位Vonを交互に印加する
ことにより、白色・黒色・赤色・緑色・青色の各色表示
が可能であり、簡易検査が実現できる。
【0038】ゲート用の検査配線18(G1、G2)を
2本に増やしても、その2本の検査配線18(G1、G
2)に接続されている奇数のゲート配線12と偶数のゲ
ート配線12に印加されるゲート波形VG1、VG2を
同一にし、奇数および偶数のゲート配線12に接続され
た画素電極11における液晶電圧を同一にする、すなわ
ち、図1において、 V11A=V11F V11B=V11C V11D=V11E とするため、ゲート配線12に接続された2本の検査配
線18(G1、G2)のうち、ゲート配線12が一方の
検査配線18(ゲート用検査配線G1またはゲート用検
査配線G2)に接続され、他方の1本の検査配線18
(ゲート用検査配線G2またはゲート用検査配線G1)
とは交差する構造とし、2本のゲート用検査配線G1ま
たはゲート用検査配線G2に生ずる抵抗、容量は同一と
なるように設定している。
【0039】また、分割した表示画面領域A1、A2、
…An、…Amに付加する全ての検査配線18の時定数
τは、信号電位Vonを印加する期間τa以下で設計
し、スイッチング素子14を通じて画素電極11が十分
充電できるように構成している。
【0040】また、上記の条件を満たせば、分割した表
示画面領域A1、A2、…An、…Amの大きさをすべ
て同一としなくてもよい。このように、表示画面Aを複
数の表示画面領域A1、A2、…An、…Amに分割
し、各表示画面領域A1、A2、…An、…Am毎に、
ソース配線13に接続された画素電極11の色が同一で
あるソース配線13が全て接続された3本のソース用検
査配線S1、S2、S3と、ゲート配線12が1本毎に
交互に接続された2本のゲート用検査配線G1、G2
と、対向電極17に接続された1本の対向電極用検査配
線Cとの、合計6本の検査配線18をそれぞれ用意して
検査する。
【0041】この検査方法によれば、表示画面を分割し
ないで全てのソース配線、ゲート配線および対向電極に
対して各検査配線を接続した場合と比較して、検査配線
18の配線抵抗および検査配線に負荷する負荷容量を小
さくできて、時定数τを5ms以下に減少させることが
でき、表示画面Aの表示不良を防止できて、画面の表示
状態を良好に検査することができる。
【0042】なお、検査後には、ソース用検査配線S
1、S2、S3とソース配線13との接続、ゲート用検
査配線G1、G2とゲート配線12との接続、対向電極
用検査配線Cと対向電極17との接続、のうちの液晶表
示装置の通常動作に必要でない電気接続を切断してオー
プンにすることで、製品として仕上げられる。
【0043】なお、時定数τが小さい検査配線18につ
いては、表示画面領域A1、A2、…An、…Amの数
mより少ない配線数にしても良い。この一例を図13に
示す。図13では時定数τの小さいソース配線13に付
加する検査配線18(ソース用検査配線S1、S2、S
3)を各色毎に全部まとめており、この場合には、液晶
表示装置全体に付加する検査配線18の総数は3×m+
3本となり、上記のように各表示画面領域A1、A2、
…An、…Am毎に、3本のソース用検査配線S1、S
2、S3を設けた場合に比較して、検査配線18を低減
させることができる。
【0044】さらに対向電極17に接続する検査配線1
8を1つにまとめれば、付加する検査配線18の総数は
2×m+4本となる。これにより、必要な検査配線18
の総数を6m本よりも一層減らすことができる。
【0045】また、図14に示すように、表示画面領域
20に付加する検査配線18を6本とし、時定数τに応
じて検査配線18上に複数もしくは1つの信号入力端子
21を設ける方法も考えられる。この方法の場合、表示
画面領域20は分割してもしなくてもよい。また、検査
配線18の時定数τに関する制約はない。この場合に
は、検査時に複数の信号入力端子21から同時に信号を
入力することにより、大型および高精細の液晶表示装置
の検査を、検査配線の総数を最小本数である6本で実現
することができる。
【0046】また、上記実施の形態においては、赤色・
緑色・青色を表示させる画素電極11がデルタ配列に配
置され、2色の画素電極11がスイッチング素子14を
介して1つのソース配線13に電気的に接続したデルタ
配列のアクティブマトリクス方式の液晶表示装置を検査
する場合を述べたが、これに限るものではなく、赤色・
緑色・青色を表示させる画素電極がストライプ配列に配
置され、1色の画素電極がスイッチング素子を介して1
つのソース配線に電気的に接続したストライプ配列のア
クティブマトリクス方式の液晶表示装置を検査すること
にも適用できることはいうまでもない。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表示画面を複数の表示画面領域に分割し、各表示画面領
域毎に、ソース配線に接続された画素電極の色が同一で
あるソース配線が全て接続された3本のソース用検査配
線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲ
ート用検査配線と、対向電極に接続された1本の対向電
極用検査配線との、合計6本の検査配線を設けた液晶表
示装置を検査することで、検査配線の配線抵抗および検
査配線に負荷する負荷容量を小さくできて時定数を小さ
くすることができて画面の表示不良を防止でき、画素電
極がストライプ配列またはデルタ配列の何れの場合で
も、赤色・緑色・青色表示およびスイッチング素子の導
通/遮断に起因する不良を検出できて、簡易検査が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる液晶表示装置の概
略的な平面図を示す。
【図2】同液晶表示装置の概略的な要部平面図を示す。
【図3】同液晶表示装置の白表示の場合の検査信号波形
図を示す。
【図4】同液晶表示装置の黒表示の場合の検査信号波形
図を示す。
【図5】同液晶表示装置の赤表示の場合の検査信号波形
図を示す。
【図6】同液晶表示装置の緑表示の場合の検査信号波形
図を示す。
【図7】同液晶表示装置の青表示の場合の検査信号波形
図を示す。
【図8】同液晶表示装置の白表示の場合の画素毎の液晶
電圧波形図を示す。
【図9】同液晶表示装置の黒表示の場合の画素毎の液晶
電圧波形図を示す。
【図10】同液晶表示装置の赤表示の場合の画素毎の液
晶電圧波形図を示す。
【図11】同液晶表示装置の緑表示の場合の画素毎の液
晶電圧波形図を示す。
【図12】同液晶表示装置の青表示の場合の画素毎の液
晶電圧波形図を示す。
【図13】本発明の他の実施の形態にかかる液晶表示装
置の概略的な平面図を示す。
【図14】本発明の他の実施の形態にかかる液晶表示装
置の概略的な平面図を示す。
【図15】従来の液晶表示装置の概略的な平面図を示
す。
【図16】図15のA−A’線断面図を示す。
【図17】従来の液晶表示装置の概略的な平面図を示
す。
【図18】同従来の液晶表示装置の電気的等価回路を示
す。
【符号の説明】
11 画素電極 12 ゲート配線 13 ソース配線 14 スイッチング素子 17 対向電極 18 検査配線 20 表示画面領域 21 信号入力端子 A 表示画面 A1、A2、An、Am 表示画面領域 C 対向電極用検査配線 G1、G2 ゲート用検査配線 S1、S2、S3 ソース用検査配線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−251931(JP,A) 特開 平2−19839(JP,A) 特開 平2−135490(JP,A) 特開 平9−185072(JP,A) 特開 平10−20334(JP,A) 特開 平5−341307(JP,A) 特開 平9−269350(JP,A) 特開 平7−20183(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 - 1/141

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】赤色・緑色・青色を表示させる多数の画素
    電極が配置され、画素電極がスイッチング素子を介して
    ソース配線に電気的に接続されてなるアクティブマトリ
    クス方式の液晶表示装置であって、 表示画面が複数の表示画面領域に分割され、 各表示画面領域毎に、ソース配線に接続された画素電極
    の色が同一であるソース配線が全て接続された3本のソ
    ース用検査配線と、ゲート配線が1本毎に交互に接続さ
    れた2本のゲート用検査配線と、対向電極に接続された
    1本の対向電極用検査配線との、合計6本の検査配線と
    がそれぞれ設けられた液晶表示装置。
  2. 【請求項2】赤色・緑色・青色を表示させる多数の画素
    電極が配置され、画素電極がスイッチング素子を介して
    ソース配線に電気的に接続されてなるアクティブマトリ
    クス方式の液晶表示装置であって、 表示画面が複数の表示画面領域に分割され、 ソース配線に接続された画素電極の色が同一であるソー
    ス配線が全て接続される3本のソース用検査配線と、ゲ
    ート配線が1本毎に交互に接続される2本のゲート用検
    査配線と、対向電極に接続される1本の対向電極用検査
    配線との、合計6本の検査配線のうちの、 その時定数が所定の時定数以上となる検査配線は、各表
    示画面領域毎に、それぞれ設けられ、 その時定数が所定の時定数よりも小さい検査配線は、表
    示画面全体に対して設けられた液晶表示装置。
  3. 【請求項3】赤色・緑色・青色を表示させる多数の画素
    電極が配置され、画素電極がスイッチング素子を介して
    ソース配線に電気的に接続されてなるアクティブマトリ
    クス方式の液晶表示装置であって、 ソース配線に接続された画素電極の色が同一であるソー
    ス配線が全て接続された3本のソース用検査配線と、ゲ
    ート配線が1本毎に交互に接続された2本のゲート用検
    査配線と、対向電極に接続された1本の対向電極用検査
    配線との、合計6本の検査配線とがそれぞれ設けられ、 少なくとも1つの検査配線に複数の信号入力端子が設け
    られた、 液晶表示装置。
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