JPH1073295A - レンジフード - Google Patents

レンジフード

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Publication number
JPH1073295A
JPH1073295A JP8229988A JP22998896A JPH1073295A JP H1073295 A JPH1073295 A JP H1073295A JP 8229988 A JP8229988 A JP 8229988A JP 22998896 A JP22998896 A JP 22998896A JP H1073295 A JPH1073295 A JP H1073295A
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JP
Japan
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range hood
exhaust
filter
wind speed
main body
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Application number
JP8229988A
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English (en)
Inventor
Masayuki Unno
雅幸 海野
Tomoaki Murata
智昭 村田
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンジフード本体内での排気煙の速度が
排気できない程速くなく、その結果、レンジフード本体
から排気煙が外に漏れず、構造と取付が簡単で、安価な
レンジフードを提供することである。 【解決手段】 レンジフード本体1と風速減速部材2と
フィルター3と排気筒4とからなるレンジフードAであ
って、レンジフード本体1は下端部に開口部11と他端
に排気口19とを有する筒状カバー18と送風機16と
からなり、風速減速部材2はレンジフード本体1の開口
部11に取り付けられ、フィルター3は送風機16の吸
入口近傍に取り付けられ、排気筒4はレンジフード本体
1の排気口19に取り付けられ、送風機16が稼働する
と、排気煙がレンジフード本体1の開口部11に取り付
けられている風速減速部材2とフィルター3とを経て、
排気筒4から排気される構造になされいることを特徴と
するレンジフードA。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンジフードに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅等のキッチンに配設されたコ
ンロ等を用いて調理する際に、廃ガス、油煙、或いは臭
気等(以下排気煙と記載)を屋外に排出するものとし
て、レンジフードが使用されている。このようなレンジ
フードとしては、例えば、特開平7−174384号公
報の従来技術に記載されているものがある。このレンジ
フードは、図4に示すように、調理時に発生した排気煙
(矢印)を、レンジフード本体51の内部に設けられた
送風機52によって、レンジフード本体51の下端部の
開口部53よりフィルター54を通して吸気し、レンジ
フード本体51の上方の排気筒55より屋外に排気する
構造になっている。このレンジフード本体51は、取付
が簡単で、壁面にしっかりと固定され、便利なものとな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のレン
ジフードでは、排気する排気煙はコンロ56で加熱され
て、上昇気流として、レンジフード本体51の下端部の
開口部に到達し、レンジフード本体51で補集される。
この排気煙の上昇気流の速度はコンロ56の真上で速
く、周囲に行くほど低速になっている。又、レンジフー
ド本体51内のフィルター54は、調理時に発生した排
気煙中のオイル等を補集するため、メッシュを小さくし
ている。このため、上昇速度の速いコンロ56の真上の
排気煙はフィルターを通って十分に排気されず、レンジ
フード本体51の前面板を伝わって逆流し、溢流とし
て、図4に示す矢印のように、レンジフード本体51の
開口部の前面板より外に漏れるという問題がある。そこ
で、本発明の目的は、レンジフード本体内での排気煙の
速度が排気できない程速くなく、その結果、レンジフー
ド本体から排気煙が外に漏れず、構造と取付が簡単で、
安価なレンジフードを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レンジフード本体と、風速減速部材と、フィルター
と、排気筒とからなるレンジフードであって、前記レン
ジフード本体は、下端部に開口部と他端に排気口とを有
する筒状カバーと、送風機とからなり、前記風速減速部
材はレンジフード本体の開口部に取り付けられ、前記フ
ィルターは送風機の吸入口近傍に取り付けられ、前記排
気筒はレンジフード本体の排気口に取り付けられ、送風
機が稼働すると、排気煙がレンジフード本体の開口部に
取り付けられている風速減速部材と、フィルターとを経
て、排気筒から排気される構造になされいるものであ
る。
【0005】請求項2記載の発明では、レンジフード本
体と、風速減速部材と、フィルターと、排気筒とからな
るレンジフードであって、前記レンジフード本体は、下
端部に開口した開口部と、両側板と、天井板と、下方に
なるにつれて末広がりに傾斜する前面板と、壁面に取り
付けられる後面板と、送風機と、天井板に設けられた排
気口とからなり、前記風速減速部材は網状体であり、こ
の網状体は、排気煙の上昇速度を抑え、且つ、レンジフ
ード本体から溢流しない大きさのメッシュになされてお
り、レンジフード本体の下端部の開口部に取り付けら
れ、前記フィルターは、このフィルターは排気煙中のオ
イルが補集できる大きさのメッシュになされており、送
風機の吸入口近傍に取り付けられ、前記排気筒はレンジ
フード本体の排気口に取り付けられ、送風機が稼働する
と、空気がレンジフード本体の開口部に取り付けられて
いる風速減速部材と、フィルターとを経て、排気筒から
排気される構造になされいるものである。
【0006】請求項3記載の発明では、請求項1若しく
は請求項2記載のレンジフードに使用される風速減速部
材が一枚若しくは複数枚の網状体からなるものである。
【0007】本発明のレンジフード本体の材質は、適宜
材質で製造してもよいが、例えば、金属と合成樹脂の複
合体、塩化ビニル鋼板で製造したものが、軽量、外観の
点で好ましい。又、本発明の風速減速部材は網状体であ
り、この網状体の材質は適宜でよいが、例えば、金属、
又は、耐熱性の合成樹脂であると、コンロの真上でも耐
えることができるので、好ましい。又、風速減速部材
は、一般に用いられる適宜の網状体で、例えば、縦横も
しくは斜めに格子状に配置されたものでよく、網状体
は、排気煙の上昇気流を反射せず拡散させる程度の空気
抵抗を生じさせるメッシュの大きさにしておくと、コン
ロの真上の排気煙の上昇速度が速いところでは、上昇速
度が抑えられ、排気煙がレンジフード本体内で拡散さ
れ、水平方向の速度分布が一様になるので、好ましい。
【0008】本発明のフィルターは、一般に用いられる
適宜のフィルターでよい。フィルターの材質は適宜でよ
いが、例えば、金属、又は、耐熱性の合成樹脂である
と、コンロの真上でも耐えることができるので、好まし
い。又、フィルターが風速減速部材と送風機との間に設
けられていると、風速減速部材を通った排気煙の中のオ
イル等を補集するできるので、好ましい。又、フィルタ
ーはフィルターは排気煙中のオイルが補集できる大きさ
のメッシュにしておくと、排気煙の接触面積が大きくな
り、オイルの補集効果が良くなるので、好ましい。
【0009】(作用)請求項1記載の本発明では、レン
ジフード本体は、下端部に開口部と他端に排気口とを有
する筒状カバーと、送風機とからなり、風速減速部材
は、レンジフード本体の開口部に取り付けられ、フィル
ターは、送風機の吸入口近傍に取り付けられ、排気筒は
レンジフード本体の排気口に取り付けられているから、
送風機を稼働させると、送風機で吸い込まれる排気煙は
レンジフード本体の筒状カバーで補集され、排気筒を通
って屋外に排出され、その際、コンロの真上の上昇速度
が速くなっている排気煙は、風速減速部材で上昇速度が
抑えられ、図1の(イ)に示すように、排気煙はレンジ
フード本体内で拡散され、水平方向の速度分布がほぼ一
様になされ、溢流として、レンジフード本体の開口部の
前面板より外に漏れることがない。
【0010】又、フィルターが送風機の吸入口近傍に取
り付けられているから、吸い込まれる排気煙の中に含ま
れるオイル等をフィルターで補集することができる。
【0011】請求項2記載の本発明では、レンジフード
本体は、下端部に開口した開口部と、両側板と、天井板
と、下方になるにつれて末広がりに傾斜する前面板と、
壁面に取り付けられる後面板と、送風機と、天井板に設
けられた排気口とからなり、風速減速部材は網状体であ
り、レンジフード本体の下端部の開口部に取り付けら
れ、網状体は、排気煙の上昇速度を抑え、且つ、レンジ
フード本体から溢流しない大きさのメッシュになされて
いるから、送風機を稼働させると、送風機で吸い込まれ
る排気煙はレンジフード本体、排気部材と排気筒を通っ
て屋外に排出され、その際、コンロの真上の上昇速度が
速くなっている排気煙は、網状体で上昇速度が抑えら
れ、図1の(イ)に示すように、排気煙はレンジフード
本体内で拡散され、水平方向の速度分布がほぼ一様にな
され、溢流として、レンジフード本体の開口部の前面板
より外に漏れることがない。
【0012】又、風速減速部材は網状体で、メッシュの
構造が簡単部材で、風速減速部材のコストも安価で、且
つ、レンジフード本体と、風速減速部材と、フィルター
と、排気筒の壁への取付が簡単であるため、レンジフー
ドのコストを低減することができる。
【0013】又、フィルターは、送風機の吸入口近傍に
取り付けられ、このフィルターは排気煙中のオイルが補
集できる大きさのメッシュになされているから、吸い込
まれる排気煙はフィルターのメッシュと接触する面積が
大きくなり、排気煙の中に含まれるオイル等の補集も多
くでき、補集効果が良くなる。
【0014】請求項3記載の本発明では、レンジフード
本体の開口部に、風速減速部材が一枚若しくは複数枚の
網状体が設けられているから、コンロの真上の上昇速度
が速くなっている排気煙は、複数枚の網状体で上昇速度
がより一層抑えられ、図3の(ロ)に示すように、排気
煙がレンジフード本体内で拡散され、水平方向の速度分
布がほぼ一様になされ、溢流として、レンジフード本体
の開口部の前面板より外に漏れることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図1に基
づいて説明する。図1は本発明のレンジフードの一実施
例を示すもので、図1の(イ)は壁面にレンジフードを
取り付けた状態を示す説明図、(ロ)は排気煙が風速減
速部材を通り排気煙の水平方向の速度分布がほぼ一様に
なされている状態を示す説明図である。
【0016】Aはレンジフードであり、このレンジフー
ドAは、レンジフード本体1と、風速減速部材2と、フ
ィルター3と、排気筒4とからなっている。レンジフー
ド本体1は、下端部に開口部11と他端に排気口19と
を有する筒状カバー18と、送風機16とからなってい
る。筒状カバー18は、塩化ビニル鋼板製でできてお
り、両側板12、12と、天井板13と、下方になるに
つれて末広がりに傾斜する前面板14と、壁面5に取り
付けられる後面板15とからなっている。
【0017】風速減速部材2は、網状体21と、この網
状体21の縁部の枠体22とからなり、この枠体22が
レンジフード本体1の下端部の開口部11に取り付けら
れている。フィルター3は、送風機16の吸入口近傍に
取り付けられ、送風機16の吸入口に吸い込まれる排気
煙はこのフィルター3を通過するようになされている。
排気筒4は、排気部材17と排気孔41とからなってお
り、排気部材17の下端部はレンジフード本体1の排気
口19に繋がれて、他端部は排気孔41に繋がれてい
る。壁面5には排気孔41が穿設されている。
【0018】次に、このレンジフードAの取付方法およ
び作用について説明する。先ず、壁面5に排気筒4の排
気孔41と、レンジフード本体1の取付位置とを決め、
壁面5に排気孔41を穿設する。次に、予め、送風機1
6と、フィルター3と、風速減速部材2とが組み込まれ
たレンジフード本体1の後面板15のビス孔にビスを差
し込み、壁面5に螺入し、レンジフード本体1を壁面5
に取り付ける。次に、レンジフード本体1の排気口19
と排気部材17の下端部を繋ぎ、排気部材17の他端部
と排気孔41を繋ぐ。
【0019】このようにすると、レンジフード本体1
は、下端部に開口部11が設けられ、この開口部11に
網状体21と枠体22とからなった風速減速部材2が取
り付けられ、網状体21は、排気煙の上昇速度を抑え、
且つ、レンジフード本体から溢流しない大きさのメッシ
ュになされているから、送風機16を稼働させると、送
風機16で吸い込まれる排気煙はレンジフード本体1
と、風速減速部材2と、フィルター3とを経て、排気筒
4を通って屋外に排気され、その際、コンロ6の真上の
上昇速度が速くなっている排気煙は、網状体21で上昇
速度が抑えられ、その結果、図1の(イ)に示すよう
に、排気煙のレンジフード本体1内での水平方向の速度
分布がほぼ一様になされ、コンロ6の真上の部分だけ上
昇速度が速く、フィルターを通って十分に排気されず、
レンジフード本体51の前面板14を伝わって逆流し、
溢流としてレンジフード本体1の開口部の前面板より外
に漏れることがない。
【0020】又、風速減速部材2は網状体21で、メッ
シュの構造が簡単部材で、風速減速部材2のコストも安
価で、且つ、レンジフード本体1と、風速減速部材2
と、フィルター3と、排気筒4の壁への取付が簡単であ
るため、レンジフードAの製造及び取付コストを低減す
ることができる。
【0021】又、フィルター3が、送風機16の吸入口
近傍に取り付けられ、このフィルター3は排気煙中のオ
イルが補集できる大きさのメッシュになされているか
ら、水平方向の速度分布がほぼ一様になされた排気煙
は、フィルター3を経て、送風機16に吸入されるが、
このとき、フィルター3のメッシュと接触する面積が大
きくなり、フィルター3で排気煙の中に含まれるオイル
等を多く補集することができ、補集効果が良くなる。
【0022】次に、本発明の他の実施例を図2に基づい
て説明する。図2は本発明のレンジフードの他の実施例
を示すもので、図2の(イ)は壁面にレンジフードを取
り付けた状態を示す説明図、(ロ)は排気煙が風速減速
部材を通り排気煙の水平方向の速度分布がほぼ一様にな
されている状態を示す説明図である。
【0023】図2に示すレンジフードBが図1に示すレ
ンジフードAと異なるところは、3枚の風速減速部材2
bを使用していることが異なるだけで、その他の構造と
作用はほとんど同じであるので、下記の構造と作用以外
は省略する。
【0024】図2の(イ)において、Bはレンジフード
であり、このレンジフードBは、レンジフード本体1b
と、3枚の風速減速部材2bと、フィルター3bと、排
気筒4bとからなっている。
【0025】レンジフード本体1bは、下端部に開口部
11bが設けられ、この開口部11bに網状体21bと
枠体22bとからなった3枚の風速減速部材2bが取り
付けられ、網状体21bは、排気煙の上昇速度を抑え、
且つ、レンジフード本体から溢流しない大きさのメッシ
ュになされているから、送風機16bを稼働させると、
送風機16bで吸い込まれる排気煙はレンジフード本体
1bと、風速減速部材2bと、フィルター3bとを経
て、排気筒4bを通って屋外に排気され、その際、コン
ロ6の真上の上昇速度が速くなっている排気煙は、網状
体21bでより一層上昇速度が抑えられ、その結果、図
2の(イ)に示すように、排気煙のレンジフード本体1
b内での水平方向の速度分布がほぼ一様になされ、コン
ロ6の真上の部分だけ上昇速度が速く、フィルターを通
って十分に排気されず、レンジフード本体1bの前面板
14bを伝わって逆流し、溢流としてレンジフード本体
1bの開口部の前面板14bより外に漏れることがな
い。
【0026】次に、本発明の別の実施例を図3に基づい
て説明する。図3は本発明のレンジフードの別の実施例
を示すもので、図3の(イ)は壁面にレンジフードを取
り付けた状態を示す説明図、(ロ)は排気煙が風速減速
部材を通り排気煙の水平方向の速度分布がほぼ一様にな
されている状態を示す説明図である。
【0027】図3に示すレンジフードCが図1に示すレ
ンジフードAと異なるところは、風速減速部材2cの形
状が異なるだけで、その他の構造と作用はほとんど同じ
であるので、下記の構造と作用以外は省略する。
【0028】図3の(イ)において、Cはレンジフード
であり、このレンジフードCは、レンジフード本体1c
と、風速減速部材2cと、フィルター3cと、排気筒4
cとからなっている。
【0029】レンジフード本体1cは、下端部に開口部
11cが設けられ、この開口部11cに網状体21cと
枠体22cとからなった風速減速部材2cが取り付けら
れ、枠体22cのほぼ中央部で、コンロの上に当たる部
分だけに網状体21cが設けられ、網状体21cは、排
気煙の上昇速度を抑え、且つ、レンジフード本体から溢
流しない大きさのメッシュになされているから、送風機
16cを稼働させると、送風機16cで吸い込まれる排
気煙はレンジフード本体1cと、風速減速部材2cと、
フィルター3cとを経て、排気筒4cを通って屋外に排
気され、その際、コンロ6の真上の上昇速度が速くなっ
ている排気煙は、網状体21cで上昇速度が抑えられ、
コンロ6の真上から遠ざかっている部分はそのまま通過
して速度が遅くなっており、その結果、図3の(イ)に
示すように、網状体21cを通った排気煙と網状体21
cがない部分を通った排気煙とがレンジフード本体1c
内で水平方向の速度分布がほぼ一様になり、コンロ6の
真上の部分だけ上昇速度が速く、フィルターを通って十
分に排気されず、レンジフード本体1bの前面板14b
を伝わって逆流し、溢流としてレンジフード本体1cの
開口部の前面板14cより外に漏れることがない。
【0030】以上、本発明実施例を図面に基づいて説明
してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるもの
ではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等が
あっても本発明に含まれる。例えば、風速減速部材2、
2b、2cがそれぞれ単独或いは複数枚使用されている
が、それぞれが組み合わされていてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の本発明のレンジフード
は、レンジフード本体は、下端部に開口部と他端に排気
口とを有する筒状カバーと、送風機とからなり、風速減
速部材は、レンジフード本体の開口部に取り付けられ、
フィルターは、送風機の吸入口近傍に取り付けられ、排
気筒はレンジフード本体の排気口に取り付けられている
から、送風機を稼働させると、送風機で吸い込まれる排
気煙はレンジフード本体の筒状カバーで補集され、排気
筒を通って屋外に排出され、その際、コンロの真上の上
昇速度が速くなっている排気煙は、風速減速部材で上昇
速度が抑えられ、図1の(イ)に示すように、排気煙は
レンジフード本体内で拡散され、水平方向の速度分布が
ほぼ一様になされ、溢流として、レンジフード本体の開
口部の前面板より外に漏れることがない。
【0032】又、フィルターが送風機の吸入口近傍に取
り付けられているから、吸い込まれる排気煙の中に含ま
れるオイル等をフィルターで補集することができる。
【0033】請求項2記載の本発明のレンジフードは、
レンジフード本体は下端部に開口部と、両側板と、天井
板と、下方になるにつれて末広がりに傾斜する前面板
と、壁面に取り付けられる後面板と、送風機と、天井板
に設けられた排気口とからなり、風速減速部材は網状体
であり、レンジフード本体の下端部の開口部に取り付け
られ、網状体は、排気煙の上昇速度を抑え、且つ、レン
ジフード本体から溢流しない大きさのメッシュになされ
ているから、送風機を稼働させると、送風機で吸い込ま
れる排気煙はレンジフード本体、排気部材と排気筒を通
って屋外に排出され、その際、コンロの真上の上昇速度
が速くなっている排気煙は、網状体で上昇速度が抑えら
れ、図1の(イ)に示すように、排気煙はレンジフード
本体内で拡散され、水平方向の速度分布がほぼ一様にな
され、溢流として、レンジフード本体の開口部の前面板
より外に漏れることがない。
【0034】又、風速減速部材は網状体で、メッシュの
構造が簡単部材で、風速減速部材のコストも安価で、且
つ、レンジフード本体と、風速減速部材と、フィルター
と、排気筒の壁への取付が簡単であるため、レンジフー
ドのコストを低減することができる。
【0035】又、フィルターは、送風機の吸入口近傍に
取り付けられ、このフィルターは排気煙中のオイルが補
集できる大きさのメッシュになされているから、吸い込
まれる排気煙はフィルターのメッシュと接触する面積が
大きくなり、排気煙の中に含まれるオイル等の補集も多
くでき、補集効果が良くなる。
【0036】請求項3記載の本発明のレンジフードで
は、レンジフード本体の開口部に、風速減速部材が一枚
若しくは複数枚の網状体が設けられているから、コンロ
の真上の上昇速度が速くなっている排気煙は、複数枚の
網状体で上昇速度がより一層抑えられ、図3の(ロ)に
示すように、排気煙がレンジフード本体内で拡散され、
水平方向の速度分布がほぼ一様になされ、溢流として、
レンジフード本体の開口部の前面板より外に漏れること
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明レンジフードの一実施例を示すもので、
(イ)は壁面にレンジフードを取り付けた状態を示す説
明図、(ロ)は排気煙が風速減速部材を通り排気煙の水
平方向の速度分布がほぼ一様になされている状態を示す
説明図である。
【図2】本発明レンジフードの他の実施例を示すもの
で、(イ)は壁面にレンジフードを取り付けた状態を示
す説明図、(ロ)は排気煙が風速減速部材を通り排気煙
の水平方向の速度分布がほぼ一様になされている状態を
示す説明図である。
【図3】本発明レンジフードの別の実施例を示すもの
で、(イ)は壁面にレンジフードを取り付けた状態を示
す説明図、(ロ)は排気煙が風速減速部材を通り排気煙
の水平方向の速度分布がほぼ一様になされている状態を
示す説明図である。
【図4】従来のレンジフードを壁面にレンジフードを取
り付けた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
A、B、C レンジフード 1、1b、1c レンジフード本体 11 開口部 12 側板 13 天井板 14 前面板 15 後面板 16、16b、16c 送風機 17、17b、17c 排気部材 18 筒状カバー 19 排気口 2、2b、2c 風速減速部材 21、21b、21c 網状体 22、22b、22c 枠体 3、3b、3c フィルター 4、4b、4c 排気筒 5 壁面 6 コンロ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンジフード本体と、風速減速部材と、
    フィルターと、排気筒とからなるレンジフードであっ
    て、 前記レンジフード本体は、下端部に開口部と他端に排気
    口とを有する筒状カバーと、送風機とからなり、 前記風速減速部材はレンジフード本体の開口部に取り付
    けられ、 前記フィルターは送風機の吸入口近傍に取り付けられ、 前記排気筒はレンジフード本体の排気口に取り付けら
    れ、 送風機が稼働すると、排気煙がレンジフード本体の開口
    部に取り付けられている風速減速部材と、フィルターと
    を経て、排気筒から排気される構造になされいることを
    特徴とするレンジフード。
  2. 【請求項2】 レンジフード本体と、風速減速部材と、
    フィルターと、排気筒とからなるレンジフードであっ
    て、 前記レンジフード本体は、下端部に開口した開口部と、
    両側板と、天井板と、下方になるにつれて末広がりに傾
    斜する前面板と、壁面に取り付けられる後面板と、送風
    機と、天井板に設けられた排気口とからなり、 前記風速減速部材は網状体であり、この網状体は、排気
    煙の上昇速度を抑え、且つ、レンジフード本体から溢流
    しない大きさのメッシュになされており、レンジフード
    本体の下端部の開口部に取り付けられ、 前記フィルターは、このフィルターは排気煙中のオイル
    が補集できる大きさのメッシュになされており、送風機
    の吸入口近傍に取り付けられ、 前記排気筒はレンジフード本体の排気口に取り付けら
    れ、 送風機が稼働すると、空気がレンジフード本体の開口部
    に取り付けられている風速減速部材と、フィルターとを
    経て、排気筒から排気される構造になされいることを特
    徴とするレンジフード。
  3. 【請求項3】 風速減速部材が一枚若しくは複数枚の網
    状体からなることを特徴とする請求項1若しくは請求項
    2に記載のレンジフード。
JP8229988A 1996-08-30 1996-08-30 レンジフード Pending JPH1073295A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007013187A1 (ja) * 2005-07-26 2007-02-01 Watanabe Manufactory Company Limited レンジフードファン及び調理ガス捕集排気方法

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