JPH1072936A - 昇降式作業床 - Google Patents
昇降式作業床Info
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- JPH1072936A JPH1072936A JP24872396A JP24872396A JPH1072936A JP H1072936 A JPH1072936 A JP H1072936A JP 24872396 A JP24872396 A JP 24872396A JP 24872396 A JP24872396 A JP 24872396A JP H1072936 A JPH1072936 A JP H1072936A
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- Japan
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- work floor
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- working floor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 組立・撤去作業にかかる時間の短縮が可
能であり、作業員を迅速に昇降可能であり、床上におけ
る安全な作業性を確保する、昇降式作業床を提供する。 【解決手段】 所定の場所に立設した支柱と、前記支柱
に昇降自在に水平方向に装備した作業床と、前記作業床
の昇降装置とより構成したことを特徴とする、昇降式作
業床である。
能であり、作業員を迅速に昇降可能であり、床上におけ
る安全な作業性を確保する、昇降式作業床を提供する。 【解決手段】 所定の場所に立設した支柱と、前記支柱
に昇降自在に水平方向に装備した作業床と、前記作業床
の昇降装置とより構成したことを特徴とする、昇降式作
業床である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降式作業床に関
する。
する。
【０００２】
【従来の技術】深礎工事や立孔工事などの鉄筋組立など
の作業足場としては、深礎や立孔の底盤より足場を組み
立てる方法が広く知られている。また深礎や立孔などへ
コンクリートを打設する際の足場としては、フロート式
作業床を用いることが広く知られている。
の作業足場としては、深礎や立孔の底盤より足場を組み
立てる方法が広く知られている。また深礎や立孔などへ
コンクリートを打設する際の足場としては、フロート式
作業床を用いることが広く知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら鉄筋など
の配筋作業における仮設足場は、深礎などの全長に亘っ
て足場を組み立てる必要があるため、その組立・撤去作
業に時間がかかり、しかも作業員の足場昇降が大変であ
り作業性が悪い。さらに足場の中央には開口部があるた
め、作業員の墜落・転落などの事故が発生する危険性が
非常に高い。またコンクリート打設作業におけるフロー
ト式作業床の場合、昇降階段やコンクリート打止め位置
の施工足場が必要となる。このため、昇降階段や足場の
掛け替えを頻繁に行う必要があり、墜落・転落などの危
険性が高いことが指摘されている。本発明は以上の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、組立・撤去作業にかかる時間の短縮が可能であ
り、作業員を迅速に昇降可能であり、床上における安全
な作業性を確保する、昇降式作業床を提供することにあ
る。
の配筋作業における仮設足場は、深礎などの全長に亘っ
て足場を組み立てる必要があるため、その組立・撤去作
業に時間がかかり、しかも作業員の足場昇降が大変であ
り作業性が悪い。さらに足場の中央には開口部があるた
め、作業員の墜落・転落などの事故が発生する危険性が
非常に高い。またコンクリート打設作業におけるフロー
ト式作業床の場合、昇降階段やコンクリート打止め位置
の施工足場が必要となる。このため、昇降階段や足場の
掛け替えを頻繁に行う必要があり、墜落・転落などの危
険性が高いことが指摘されている。本発明は以上の問題
点を解決するためになされたもので、その目的とすると
ころは、組立・撤去作業にかかる時間の短縮が可能であ
り、作業員を迅速に昇降可能であり、床上における安全
な作業性を確保する、昇降式作業床を提供することにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の場所に
立設した支柱と、前記支柱に昇降自在に水平方向に装備
した作業床と、前記作業床の昇降装置とより構成したこ
とを特徴とする、昇降式作業床である。また本発明は、
前述した昇降式作業床において、前記作業床の昇降装置
としてウインチを用いたことを特徴とする、昇降式作業
床である。また本発明は、前述した昇降式作業床におい
て、前記支柱および作業床を地中空間内に設けたことを
特徴とする、昇降式作業床である。また本発明は、前述
した昇降式作業床において、前記地中空間の地表の開口
に跨がって架台を設置し、前記作業床の昇降手段である
ウインチを架台上に載置したことを特徴とする、昇降式
作業床である。また本発明は、前述したいずれかの昇降
式作業床において、前記作業床を複数段設けたことを特
徴とする、昇降式作業床である。さらに本発明は、前述
した昇降式作業床において、前記複数段設けた作業床と
作業床との間に作業員の昇降用の梯子を設けたことを特
徴とする、昇降式作業床である。
立設した支柱と、前記支柱に昇降自在に水平方向に装備
した作業床と、前記作業床の昇降装置とより構成したこ
とを特徴とする、昇降式作業床である。また本発明は、
前述した昇降式作業床において、前記作業床の昇降装置
としてウインチを用いたことを特徴とする、昇降式作業
床である。また本発明は、前述した昇降式作業床におい
て、前記支柱および作業床を地中空間内に設けたことを
特徴とする、昇降式作業床である。また本発明は、前述
した昇降式作業床において、前記地中空間の地表の開口
に跨がって架台を設置し、前記作業床の昇降手段である
ウインチを架台上に載置したことを特徴とする、昇降式
作業床である。また本発明は、前述したいずれかの昇降
式作業床において、前記作業床を複数段設けたことを特
徴とする、昇降式作業床である。さらに本発明は、前述
した昇降式作業床において、前記複数段設けた作業床と
作業床との間に作業員の昇降用の梯子を設けたことを特
徴とする、昇降式作業床である。
【０００５】
【発明の実施の形態１】以下図１〜３を参照しながら本
発明の実施の形態について説明する。
発明の実施の形態について説明する。
【０００６】＜イ＞全体の構成 本発明の昇降式作業床１は、図１に示すように深礎や立
孔などの地中空間２に立設する支柱３と、支柱３に昇降
自在に水平方向に装備する作業床４と、地中空間２の開
口部２１を跨いで位置する架台５と、架台５上に載置さ
れ作業床４を昇降自在とする昇降装置６などとより構成
する。
孔などの地中空間２に立設する支柱３と、支柱３に昇降
自在に水平方向に装備する作業床４と、地中空間２の開
口部２１を跨いで位置する架台５と、架台５上に載置さ
れ作業床４を昇降自在とする昇降装置６などとより構成
する。
【０００７】＜ロ＞支柱 支柱３は、昇降式作業床１の作業床４の移動軸となる部
材である。支柱３としては、図１に示すように公知のＨ
型鋼などを加工して用いることが考えられる。この場合
支柱３は、地中空間２の全長に亘って位置させる必要
上、所定長のＨ型鋼などをジョイントプレートなど公知
の連結具により継ぎ足して用いる。地中空間２に立設す
る際、図２に示すように地中空間２の底部２２に支柱振
止め装置３１をアンカーボルトなどにより設置し、これ
に支柱３の下端を挿入する。 この際支柱３の上端は、
後述する架台５を挿通する位置にある。図４に示すよう
に支柱３のウェブ３２には、後述する作業床４を任意位
置で固定するために鉛直方向に亘って複数の固定穴３３
が形成してある。即ち、作業床４より固定ピンなどを支
柱３の固定穴３３に挿通させることにより作業床４を支
柱３の途上に固定する。また支柱３には、後述する作業
床４の上昇上限リミットスイッチ（図示せず）を設ける
ことにより、作業床４が過剰な引上げにより架台５と衝
突することを抑止することが考えられる。
材である。支柱３としては、図１に示すように公知のＨ
型鋼などを加工して用いることが考えられる。この場合
支柱３は、地中空間２の全長に亘って位置させる必要
上、所定長のＨ型鋼などをジョイントプレートなど公知
の連結具により継ぎ足して用いる。地中空間２に立設す
る際、図２に示すように地中空間２の底部２２に支柱振
止め装置３１をアンカーボルトなどにより設置し、これ
に支柱３の下端を挿入する。 この際支柱３の上端は、
後述する架台５を挿通する位置にある。図４に示すよう
に支柱３のウェブ３２には、後述する作業床４を任意位
置で固定するために鉛直方向に亘って複数の固定穴３３
が形成してある。即ち、作業床４より固定ピンなどを支
柱３の固定穴３３に挿通させることにより作業床４を支
柱３の途上に固定する。また支柱３には、後述する作業
床４の上昇上限リミットスイッチ（図示せず）を設ける
ことにより、作業床４が過剰な引上げにより架台５と衝
突することを抑止することが考えられる。
【０００８】＜ハ＞作業床 図１および図２に示すように作業床４は、前述した支柱
３に昇降自在に水平方向に装備する部材である。作業床
４は、下部作業床４１と上部作業床４２とからなる二段
式であり、各作業床４１，４２については以下に詳述す
る。
３に昇降自在に水平方向に装備する部材である。作業床
４は、下部作業床４１と上部作業床４２とからなる二段
式であり、各作業床４１，４２については以下に詳述す
る。
【０００９】下部作業床 下部作業床４１は、板状の床部４３と、床部４３の上面
の中央に立設した長コラム４４と、床部４３の周縁に取
り付けた手摺４５と、床部４３の底面に取り付けた脚部
４６とより構成する。床部４３は、支柱３を挿通するた
めの開口を中央に有する板状部材であり、例えば地中空
間２の水平断面形状と同様の形状に形成することが考え
られる。従って、円形の地中空間２であれば円板状の床
部４３とすることが考えられる。 この際、床部４３の
外径は、地中空間２の内周面との間で配筋などの作業を
行うために必要なスペースを充分確保できる寸法とす
る。
の中央に立設した長コラム４４と、床部４３の周縁に取
り付けた手摺４５と、床部４３の底面に取り付けた脚部
４６とより構成する。床部４３は、支柱３を挿通するた
めの開口を中央に有する板状部材であり、例えば地中空
間２の水平断面形状と同様の形状に形成することが考え
られる。従って、円形の地中空間２であれば円板状の床
部４３とすることが考えられる。 この際、床部４３の
外径は、地中空間２の内周面との間で配筋などの作業を
行うために必要なスペースを充分確保できる寸法とす
る。
【００１０】長コラム４４は、床部４３の中央の開口周
囲に立設し、上端に後述する上部作業床４２を接続する
ための受部４４１を形成した管体であり、支柱３に嵌装
される。長コラム４４と床部４３との間にはターンバッ
クル４３１を張設し、床部４３を支持する。手摺４５
は、作業員の転落を防止するための部材であり、公知の
ものを採用することが可能である。脚部４６は、床部４
３の底面に取り付ける部材であり、少なくとも支柱振止
め装置３１よりも長い全長を呈する。脚部４６により、
作業床４の下降時に支柱振止め装置３１と下部作業床４
１とが衝突することを防止する。また作業床４の周囲の
所定箇所に作業床４の振止め部材として、作業床４の周
縁と地中空間２の内周面との間に公知の緩衝装置など
（図示せず）を位置させることも考えられる。
囲に立設し、上端に後述する上部作業床４２を接続する
ための受部４４１を形成した管体であり、支柱３に嵌装
される。長コラム４４と床部４３との間にはターンバッ
クル４３１を張設し、床部４３を支持する。手摺４５
は、作業員の転落を防止するための部材であり、公知の
ものを採用することが可能である。脚部４６は、床部４
３の底面に取り付ける部材であり、少なくとも支柱振止
め装置３１よりも長い全長を呈する。脚部４６により、
作業床４の下降時に支柱振止め装置３１と下部作業床４
１とが衝突することを防止する。また作業床４の周囲の
所定箇所に作業床４の振止め部材として、作業床４の周
縁と地中空間２の内周面との間に公知の緩衝装置など
（図示せず）を位置させることも考えられる。
【００１１】上部作業床 上部作業床４２は下部作業床４１と同様に、床部４３
と、床部４３の周縁に取り付ける手摺４５とを有し、床
部４３中央の開口の周囲からは短コラム４７を立設して
ある。上部作業床４２は、支柱３に嵌装し、下部作業床
４１の長コラム４４の受部４４１に載置する。なお上部
作業床４２の床部４３には、作業員が前述した下部作業
床４１との昇降を行うためのハッチ４３２を設け、梯子
４３３を垂下させて取り付けておくことが考えられる。
と、床部４３の周縁に取り付ける手摺４５とを有し、床
部４３中央の開口の周囲からは短コラム４７を立設して
ある。上部作業床４２は、支柱３に嵌装し、下部作業床
４１の長コラム４４の受部４４１に載置する。なお上部
作業床４２の床部４３には、作業員が前述した下部作業
床４１との昇降を行うためのハッチ４３２を設け、梯子
４３３を垂下させて取り付けておくことが考えられる。
【００１２】＜ニ＞架台 架台５は、地中空間２の開口部２１を跨いで設置する部
材である。架台５には、前述した作業床４を昇降自在と
するための昇降装置６、ワイヤーシーブ６２、昇降装置
６の制御盤６３、作業員の移動時の安全確保のためのセ
ーフティーブロック（図示せず）、操作スイッチケーブ
ルリール（図示せず）など昇降式作業床１に必要な部材
が搭載してある。また架台５には、支柱３の上端が挿通
し、固定してある。なお架台５には二つのハッチ５１，
５２が設けてあり、一方のハッチ５１は作業員が作業床
４に搭乗するためのハッチであり梯子５１１が垂下して
ある、他方のハッチ５２は組み立てる地中空間２の内周
に配筋する鉄筋などを取込むためのハッチである。なお
操作スイッチケーブルリール（図示せず）は、上部およ
び下部作業床上でもって作業床を移動させるための操作
スイッチに連結するケーブルを巻取・送り出しする部材
である。
材である。架台５には、前述した作業床４を昇降自在と
するための昇降装置６、ワイヤーシーブ６２、昇降装置
６の制御盤６３、作業員の移動時の安全確保のためのセ
ーフティーブロック（図示せず）、操作スイッチケーブ
ルリール（図示せず）など昇降式作業床１に必要な部材
が搭載してある。また架台５には、支柱３の上端が挿通
し、固定してある。なお架台５には二つのハッチ５１，
５２が設けてあり、一方のハッチ５１は作業員が作業床
４に搭乗するためのハッチであり梯子５１１が垂下して
ある、他方のハッチ５２は組み立てる地中空間２の内周
に配筋する鉄筋などを取込むためのハッチである。なお
操作スイッチケーブルリール（図示せず）は、上部およ
び下部作業床上でもって作業床を移動させるための操作
スイッチに連結するケーブルを巻取・送り出しする部材
である。
【００１３】＜ホ＞昇降装置 昇降装置６は、前述した作業床４を昇降自在にするため
の装置であり、公知の巻上ウィンチなどを採用すること
が考えられる。昇降装置６より引き出したワイヤー６１
は、ワイヤーシーブ６２を介して地中空間２中に垂下
し、その端部は上部作業床４２を通過し、下部作業床４
１の長コラム４４に設置した安全装置７に連結してい
る。これにより、昇降装置６によりワイヤー６１を巻取
・送り出しすることで下部作業床４１および上部作業床
４２を昇降自在としている。昇降装置６は、前述した架
台５に設けた制御盤５１で管理できると共に、各作業床
４１，４２に操作スイッチ（図示せず）を設け遠隔操作
することが可能である。
の装置であり、公知の巻上ウィンチなどを採用すること
が考えられる。昇降装置６より引き出したワイヤー６１
は、ワイヤーシーブ６２を介して地中空間２中に垂下
し、その端部は上部作業床４２を通過し、下部作業床４
１の長コラム４４に設置した安全装置７に連結してい
る。これにより、昇降装置６によりワイヤー６１を巻取
・送り出しすることで下部作業床４１および上部作業床
４２を昇降自在としている。昇降装置６は、前述した架
台５に設けた制御盤５１で管理できると共に、各作業床
４１，４２に操作スイッチ（図示せず）を設け遠隔操作
することが可能である。
【００１４】＜ヘ＞安全装置 長コラム４５の途上には、昇降装置６より連通するワイ
ヤー６１が万が一切断した際などに下部作業床４１およ
び上部作業床４２の落下を防止するための安全装置７が
取り付けてある。この安全装置７は、図３に示すように
ワイヤー６１に引張力が働いている間は、装置７中のバ
ネ材７１が伸び、ストッパ７２が支柱３のウェブ３２に
接触せず、固定穴３３に嵌まることがない。しかしワイ
ヤー６１が切断した場合、バネ材７１が収縮するためス
トッパ７２が軸回転を起こし、図４に示すようにウェブ
３２の固定穴３３に嵌まり込むことで下部作業床４１お
よび上部作業床４２を停止させる。
ヤー６１が万が一切断した際などに下部作業床４１およ
び上部作業床４２の落下を防止するための安全装置７が
取り付けてある。この安全装置７は、図３に示すように
ワイヤー６１に引張力が働いている間は、装置７中のバ
ネ材７１が伸び、ストッパ７２が支柱３のウェブ３２に
接触せず、固定穴３３に嵌まることがない。しかしワイ
ヤー６１が切断した場合、バネ材７１が収縮するためス
トッパ７２が軸回転を起こし、図４に示すようにウェブ
３２の固定穴３３に嵌まり込むことで下部作業床４１お
よび上部作業床４２を停止させる。
【００１５】
【作用】以下昇降式作業床による地中空間へのコンクリ
ート打設時の配筋作業について説明する。
ート打設時の配筋作業について説明する。
【００１６】＜イ＞昇降式作業床への作業員の搭乗 作業員は、架台のハッチを開き、ハッチより垂下した梯
子を降りて上部作業床に搭乗する。さらに作業員は、必
要に応じ上部作業床のハッチを開き、ハッチより垂下し
た梯子を降りて下部作業床へ搭乗する。
子を降りて上部作業床に搭乗する。さらに作業員は、必
要に応じ上部作業床のハッチを開き、ハッチより垂下し
た梯子を降りて下部作業床へ搭乗する。
【００１７】＜ロ＞昇降式作業床の降下・固定 上部および下部作業床は、架台に設置した昇降装置によ
りワイヤーを送り出すことにより、支柱に沿って作業現
場まで降下させる。所定深度まで降下した作業床は、支
柱に形成した固定穴に固定ピンを挿通させることによ
り、任意位置で固定させる。
りワイヤーを送り出すことにより、支柱に沿って作業現
場まで降下させる。所定深度まで降下した作業床は、支
柱に形成した固定穴に固定ピンを挿通させることによ
り、任意位置で固定させる。
【００１８】＜ハ＞昇降式作業床からの配筋作業 昇降式作業床は、上部および下部よりなる二段式の作業
床構造を有するから、配筋作業においてこの二カ所の作
業床より同時に配筋を行うことが可能である。これによ
り配筋の組立性が高く、配筋作業を安全に行うことが可
能となる。
床構造を有するから、配筋作業においてこの二カ所の作
業床より同時に配筋を行うことが可能である。これによ
り配筋の組立性が高く、配筋作業を安全に行うことが可
能となる。
【００１９】＜ニ＞作業の終了 昇降装置によりワイヤーを巻取ることにより、支柱に沿
って作業床を架台の近傍まで上昇させる。作業床上の作
業員は、架台のハッチより垂下させた梯子より作業床か
ら退場する。この後、作業床および支柱など昇降式作業
床に係る全ての構成部材を地中空間より撤去して作業を
終了する。
って作業床を架台の近傍まで上昇させる。作業床上の作
業員は、架台のハッチより垂下させた梯子より作業床か
ら退場する。この後、作業床および支柱など昇降式作業
床に係る全ての構成部材を地中空間より撤去して作業を
終了する。
【００２０】＜ホ＞作業床の緊急停止 万が一、昇降装置と安全装置との間でワイヤーが切断し
た場合、緊急停止手段である安全装置は、図３に示すよ
うにワイヤーの切断などにより引張力が解除された場
合、バネ材が収縮するためストッパが軸回転を起こし、
ストッパを支柱のウェブに形成した固定穴に嵌まり込む
ことにより下部作業床が停止し、上部作業床も停止す
る。
た場合、緊急停止手段である安全装置は、図３に示すよ
うにワイヤーの切断などにより引張力が解除された場
合、バネ材が収縮するためストッパが軸回転を起こし、
ストッパを支柱のウェブに形成した固定穴に嵌まり込む
ことにより下部作業床が停止し、上部作業床も停止す
る。
【００２１】
【発明の実施の形態２】発明の実施の形態１において
は、二段式の作業床を採用した一例について説明してあ
る。これに対して、作業床を一段のみで昇降式作業床を
構成しも良いし、三段以上の複数段で構成することも考
えられる。
は、二段式の作業床を採用した一例について説明してあ
る。これに対して、作業床を一段のみで昇降式作業床を
構成しも良いし、三段以上の複数段で構成することも考
えられる。
【００２２】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ 支柱を立設し、その支柱に作業床を装備するだ
けでの簡易構造のため足場の組立・撤去作業に要する時
間を大幅に短縮できる。 ＜ロ＞ 作業床を昇降自在としたため、作業員が足場を
自力で昇降しなくて済み、作業員の昇降移動にかかる時
間を短縮でき、作業性が良好となる。 ＜ハ＞ 作業床が板状であり充分な作業スペースが確保
でき、開口部など一切無いため、孔内への墜落・転落事
故を防止できる。 ＜ニ＞ 作業床を上部および下部の二段式としたため、
二カ所の作業床より同時に鉄筋組立てが安全かつ確実に
実施できる。
のような効果を得ることができる。 ＜イ＞ 支柱を立設し、その支柱に作業床を装備するだ
けでの簡易構造のため足場の組立・撤去作業に要する時
間を大幅に短縮できる。 ＜ロ＞ 作業床を昇降自在としたため、作業員が足場を
自力で昇降しなくて済み、作業員の昇降移動にかかる時
間を短縮でき、作業性が良好となる。 ＜ハ＞ 作業床が板状であり充分な作業スペースが確保
でき、開口部など一切無いため、孔内への墜落・転落事
故を防止できる。 ＜ニ＞ 作業床を上部および下部の二段式としたため、
二カ所の作業床より同時に鉄筋組立てが安全かつ確実に
実施できる。
【図１】 本発明に係る昇降式作業床の説明図
【図２】 作業床の説明図
【図３】 作業床に取り付けた安全装置の説明図
【図４】 図３のIV−IV間の断面図
Claims (6)
- 【請求項１】 所定の場所に立設した支柱と、 前記支柱に昇降自在に水平方向に装備した作業床と、 前記作業床の昇降装置とより構成したことを特徴とす
る、 昇降式作業床。 - 【請求項２】 請求項１に記載の昇降式作業床におい
て、前記作業床の昇降装置としてウインチを用いたこと
を特徴とする、昇降式作業床。 - 【請求項３】 請求項１に記載の昇降式作業床におい
て、前記支柱および作業床を地中空間内に設けたことを
特徴とする、昇降式作業床。 - 【請求項４】 請求項３に記載の昇降式作業床におい
て、前記地中空間の地表の開口に跨がって架台を設置
し、前記作業床の昇降手段であるウインチを架台上に載
置したことを特徴とする、昇降式作業床。 - 【請求項５】 請求項１乃至請求項４のいずれかに記
載の昇降式作業床において、前記作業床を複数段設けた
ことを特徴とする、昇降式作業床。 - 【請求項６】 請求項５に記載の昇降式作業床におい
て、前記複数段設けた作業床と作業床との間に作業員の
昇降用の梯子を設けたことを特徴とする、昇降式作業
床。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24872396A JPH1072936A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 昇降式作業床 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24872396A JPH1072936A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 昇降式作業床 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1072936A true JPH1072936A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=17182394
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24872396A Pending JPH1072936A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 昇降式作業床 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1072936A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006057337A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Mitsui Zosen Tekko Koji Kk | 吊足場およびその構築方法 |
| JP2007230668A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-13 | Sanoyas Hishino Meisho Corp | 工事用エレベータ |
| JP2011222351A (ja) * | 2010-04-12 | 2011-11-04 | Starting Industrial Co Ltd | 照明器具等の昇降装置 |
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1996
- 1996-08-30 JP JP24872396A patent/JPH1072936A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006057337A (ja) * | 2004-08-20 | 2006-03-02 | Mitsui Zosen Tekko Koji Kk | 吊足場およびその構築方法 |
| JP4516800B2 (ja) * | 2004-08-20 | 2010-08-04 | 三井造船鉄構工事株式会社 | 吊足場の構築方法 |
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