JPH1072860A - 壁掛け式便器 - Google Patents

壁掛け式便器

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Publication number
JPH1072860A
JPH1072860A JP22839396A JP22839396A JPH1072860A JP H1072860 A JPH1072860 A JP H1072860A JP 22839396 A JP22839396 A JP 22839396A JP 22839396 A JP22839396 A JP 22839396A JP H1072860 A JPH1072860 A JP H1072860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet
cover
closet body
wall
toilet body
Prior art date
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Pending
Application number
JP22839396A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Moriki
啓之 森木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP22839396A priority Critical patent/JPH1072860A/ja
Publication of JPH1072860A publication Critical patent/JPH1072860A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】便器本体16の側面部を別部材のカバー17で
成形すると共に、排水口3を便器本体16の背面部2寄
りの側面部に露呈させることにより、成形型をシンプル
にし、製造時の作業性を改善し、また釉薬の使用量を削
減し、更には排水口3の接続状況を監視しながら便器本
体16の壁面Aへの取付作業が行えるようにする。 【解決手段】便器本体16の背面部2寄りの側面部に排
水口3を露呈させ、便器本体16の鉢部10の下面を含
む側面部の全体をカバー17で被覆し、前記排水口3を
カバー17で隠蔽するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、便器本体の背面側
を壁面へ取り付けて固定支持する方式の壁掛け式便器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の壁掛け式便器はこれを示せば、図
3の斜視図及び図4の背面図、図5の縦断面側面図の通
りである。同図に示す如く、壁掛け式便器1は、通常、
その背面側2が壁面Aへ接合するように平坦状に形成さ
れており、排水口3,給水口4,臭気口5,便器本体6
の取付ボルト孔7及び排水口接続フランジ8の取付ボル
ト孔9等が形成されている。前記排水口3は汚物及び汚
水を下水等へ排出するためのものであり、給水口4は洗
浄水を便器本体6の便鉢部10へ供給するためのもので
ある。また臭気口5は便鉢部10内で発生する臭気を吸
い込んで排気ダクト等を通じて強制的に外部へ排出する
ためのものである。
【0003】便器本体6は、その全体が陶磁器によって
一体成形されており、便鉢部10及び排水トラップ部1
1の外周面側は複雑な形状を成し、外観上の見栄えは決
していいものではない。そのため、通常は、これらを隠
蔽するために、側面部12を便鉢部10及び排水トラッ
プ部11の外周面側に一体成形するようにしている。成
形は通常、鋳込み成形により行われている。
【0004】而して、便器本体6の壁面への取り付け
は、排水口3,給水口4,臭気口5をそれぞれの接続管
へ接続した後、壁面側へ固定した取付ボルト13を便器
本体6の取付ボルト孔7へ挿通させ、ナット14を締結
することで行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、便器本体6
の製造は、前述した如く、鋳込み成形により行っている
が、便鉢部10と排水トラップ部11の複雑な形状の外
周面側に側面部12を一体成形することは、分割して取
り出す方式の中子を必須とし、成形型の数が多くなり、
成形作業に複雑困難さを伴い、また製造コストが高くな
るという欠点があった。また便器本体6の全体が陶磁器
製品であるため、全体の重量もかなり重く、取扱いに手
間取るという欠点があった。
【0006】更に、側面部12は使用者の目に付く部分
であるため、この部分へも施釉する必要があり、そのた
めの作業工数が増加し、また使用する釉薬の量も多くな
るという欠点があった。
【0007】更にまた、便器本体6の壁面Aへの取り付
けは、作業者が取付ボルト13を見ながら行うだけであ
り、背面部2の排水口3の接続状況等を監視しながら行
うことができず、作業の信頼性に欠けるという問題があ
った。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は従来の前記課題
に鑑みてこれを改良除去したものであって、便器本体の
側面部を別部材のカバーで成形すると共に、排水口を背
面部寄りの便器本体側面部に露呈させることにより、成
形型をシンプルにし、製造時の作業性を改善し、また釉
薬の使用量を削減し、排水口の接続状況を監視しながら
便器本体の取付作業が行えるこの種の便器を提供せんと
するものである。
【0009】而して、前記課題を解決するために本発明
が採用した手段は、便器本体の背面側を壁面へ取り付け
て固定支持する方式の壁掛け式便器において、便器本体
の背面部寄りの側面部に排水口を露呈させ、便器本体の
鉢部下面を含む側面部の全体をカバーで被覆し、前記排
水口をカバーで隠蔽するようにしたことを特徴とする壁
掛け式便器である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す発明の実施の形態に基づいて説明すると次の通りであ
る。なお、従来の場合と同一符号は同一部材である。
【0011】図1及び図2は本発明の一実施の形態に係
るものであり、図1は壁掛け式便器15の全体を示す分
解斜視図、図2は同便器15の縦断面側面図である。同
図に示す如く、この壁掛け式便器15は、便器本体16
の便鉢部10と排水トラップ部11との外周面を覆う側
面部を別部材のカバー17で形成し、ビス18等で便器
本体16に対して脱着自在に取り付け得るようにしてい
る。取付個所は、左右両側面の上部と、前面部の下面側
との三箇所である。またこの実施の形態では、カバー1
7は、エポキシ等の熱硬化性樹脂材料からなるSMC
(シートモールディングコンパウンド)でプレス成形し
たものを用いるようにしている。一方、この実施の形態
の便器本体16は、背面部2寄りの側面部に排水口3を
露呈すべく突出させて一体成形している。排水口3の排
出方向は、壁面Aを貫通する方向である。
【0012】このように便器本体16の側面部を合成樹
脂製のカバー17で形成して便鉢部10と排水トラップ
部11とを隠蔽することにより、便器本体16は例えば
上下に分割される二つの型で鋳込み成形することが可能
である。なお、便器本体16のリム通水路を含む桂部
は、別体で成形され、焼成前に一体化されるのが通常で
ある。従って、便器本体16の成形型がシンプルにな
り、鋳込み成形作業自体の簡略化及び成形作業時間の短
縮化が実現できる。
【0013】また従来のように側面部12に施釉を行う
必要がなく、予めカバー17の樹脂原料に着色材料を施
しておけば、プレス成形で大量にこれを生産することが
可能であり、釉薬の使用量を大幅に削減でき、コスト的
にも安価な壁掛け式便器15の提供が可能である。しか
も、カバー17を合成樹脂製にした分だけ全体を陶磁器
材料で一体成形する場合に比較して軽量化することが可
能であり、その取扱いが便利である。
【0014】更に、排水口3は、便器本体16の側面部
に露呈しており、便器本体16の壁面Aへの取り付け
は、排水口3の接続状況を確認しながら行うことが可能
であり、接続不良等に起因する漏水の問題を回避するこ
とができ、その信頼性に優れたものとなる。更にまた、
便器本体16の側面部を覆うカバー17を便器本体16
とは別部材で形成することにより、特に背面部3寄りの
便器本体16の外周面と、カバー17の内周面との間の
空間を有効利用することができ、フラッシュバルブ等を
収納することが可能である。
【0015】ところで、本発明は上述した実施の形態に
限定されるものではなく、適宜の変更が可能である。例
えば、給水口4及び臭気口5も便器本体16の側面部に
露呈させることが可能であり、これらの接続状況を確認
しながら、便器本体16の壁面Aへの取り付けを行うこ
とができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
便器本体16の背面寄りの側面部に排水口3を露呈さ
せ、便器本体16の鉢部10の下面を含む側面部の全体
をカバー17で被覆し、前記排水口3をカバー17で隠
蔽するようにしたから、成形型の構造及び数をシンプル
にすることができ、鋳込み成形作業の簡略化及び作業時
間の短縮化を図ることができる。また側面部の全体を一
体成形する従来の場合に比較して、カバー17の分だけ
軽量化が実現できると共に、釉薬の使用量を削減でき、
安価で取扱いに便利な壁掛け式便器の提供が可能であ
る。
【0017】更に、排水口3が便器本体16の側面部に
露呈しているので、排水口3の接続状況を確認しながら
便器本体16の壁面Aへの取り付けを行うことが可能で
あり、接続不良等に起因する漏水の問題を回避すること
ができる。すなわち、信頼性に優れた排水口3の接続作
業が行える。更にまた、カバー17を便器本体16とは
別部材で形成したから、特に背面部3寄りの便器本体1
6の外周面と、カバー17の内周面との間の空間を有効
利用することができ、フラッシュバルブ等を収納するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る壁掛け式便器の分解斜視図であ
る。
【図2】本発明に係る壁掛け式便器の縦断面側面図であ
る。
【図3】従来の壁掛け式便器の斜視図である。
【図4】従来の壁掛け式便器の背面図である。
【図5】従来の壁掛け式便器の縦断面側面図である。
【符号の説明】
2…背面部 3…排水口 7…取付ボルト孔 10…便鉢部 11…排水トラップ部 15…壁掛け式便
器 16…便器本体 17…カバー 18…ビス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器本体の背面側を壁面へ取り付けて固定
    支持する方式の壁掛け式便器において、便器本体の背面
    部寄りの側面部に排水口を露呈させ、便器本体の鉢部下
    面を含む側面部の全体をカバーで被覆し、前記排水口を
    カバーで隠蔽するようにしたことを特徴とする壁掛け式
    便器。
JP22839396A 1996-08-29 1996-08-29 壁掛け式便器 Pending JPH1072860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22839396A JPH1072860A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 壁掛け式便器

Applications Claiming Priority (1)

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JP22839396A JPH1072860A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 壁掛け式便器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1072860A true JPH1072860A (ja) 1998-03-17

Family

ID=16875772

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22839396A Pending JPH1072860A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 壁掛け式便器

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JP (1) JPH1072860A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007255029A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Matsushita Electric Works Ltd 洋式便器
KR101050331B1 (ko) * 2006-07-20 2011-07-19 파나소닉 전공 주식회사 변기
KR200455835Y1 (ko) * 2009-01-12 2011-09-27 대림비앤코주식회사 언더커버가 구비된 벽걸이식 양변기
JP2015090018A (ja) * 2013-11-05 2015-05-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 便器
JP2015224529A (ja) * 2014-05-30 2015-12-14 株式会社Lixil 便器及びその製造方法

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