JPH0348307Y2 - - Google Patents
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- JPH0348307Y2 JPH0348307Y2 JP16869287U JP16869287U JPH0348307Y2 JP H0348307 Y2 JPH0348307 Y2 JP H0348307Y2 JP 16869287 U JP16869287 U JP 16869287U JP 16869287 U JP16869287 U JP 16869287U JP H0348307 Y2 JPH0348307 Y2 JP H0348307Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- fixing screw
- western
- insertion hole
- hole
- Prior art date
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- Expired
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- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 26
- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 13
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
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- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
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- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
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- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、便所の床面に洋風便器を便器固定螺
子で固定する際に、固定螺子が挿通するように洋
風便器に形成された便器固定螺子挿通孔の構造に
関する。
子で固定する際に、固定螺子が挿通するように洋
風便器に形成された便器固定螺子挿通孔の構造に
関する。
従来、洋風便器に形成された便器固定螺子用挿通
孔の構造には、実開昭58−145388号公報に記載の
ものがある。この構造は、第5図及び第6図に示
す如く、洋風便器1の左右外側壁10,10の底
部寄りに開口部2,2が形成され、各開口部2の
内奥底部に固定基部3が形成され、各固定基部3
に便器固定ボルト用挿通孔4が穿設されたもので
ある。上記構造を用いて便所床面5に洋風便器1
を固定するには、床フランジ6に取付けられた便
器固定用ボルト7,7を便器固定ボルト用挿通孔
4,4に挿通し、開口部2,2を利用して便器固
定ボルト7,7にナツト8,8を締着し、開口部
2,2を蓋体9,9で覆蓋して行なつていた。
孔の構造には、実開昭58−145388号公報に記載の
ものがある。この構造は、第5図及び第6図に示
す如く、洋風便器1の左右外側壁10,10の底
部寄りに開口部2,2が形成され、各開口部2の
内奥底部に固定基部3が形成され、各固定基部3
に便器固定ボルト用挿通孔4が穿設されたもので
ある。上記構造を用いて便所床面5に洋風便器1
を固定するには、床フランジ6に取付けられた便
器固定用ボルト7,7を便器固定ボルト用挿通孔
4,4に挿通し、開口部2,2を利用して便器固
定ボルト7,7にナツト8,8を締着し、開口部
2,2を蓋体9,9で覆蓋して行なつていた。
しかし、前記従来の便器固定螺子用挿通孔の構
造には、次の如き問題点があつた。
造には、次の如き問題点があつた。
(a) 開口部2を覆蓋する部品として蓋体9を必要
とするため、部品点数が増えることにより、部
品コストの増大及び部品管理経費の増大を招
く。
とするため、部品点数が増えることにより、部
品コストの増大及び部品管理経費の増大を招
く。
(b) 開口部2と蓋体9との間に間隙を生じさせず
に、且つ蓋体9の表面9aと側壁10の表面1
0aとが面一となるように美麗に覆蓋するに
は、開口部2及び蓋体9との寸法精度及び両者
2,9の嵌合精度を向上させる必要がある。し
かし、寸法精度及び嵌合精度の向上は、便器1
及び蓋体9の製造コストを著しく増大させるば
かりか、殊に陶器製の便器1の場合には、焼成
時の収縮誤差等に基づく製造上の問題点から限
界がある。
に、且つ蓋体9の表面9aと側壁10の表面1
0aとが面一となるように美麗に覆蓋するに
は、開口部2及び蓋体9との寸法精度及び両者
2,9の嵌合精度を向上させる必要がある。し
かし、寸法精度及び嵌合精度の向上は、便器1
及び蓋体9の製造コストを著しく増大させるば
かりか、殊に陶器製の便器1の場合には、焼成
時の収縮誤差等に基づく製造上の問題点から限
界がある。
(c) 前記間隙が生じたり前記面一が得られない場
合には、蓋体9の周縁部に、尿の飛沫及び埃が
付着し、衛星面及び美感面において好ましくな
い状態となる。
合には、蓋体9の周縁部に、尿の飛沫及び埃が
付着し、衛星面及び美感面において好ましくな
い状態となる。
本考案は、上記問題点を解決するために洋風便
器における便器固定螺子用挿通孔の構造の提供を
目的とする。
器における便器固定螺子用挿通孔の構造の提供を
目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本考案の要旨は、洋風便器における便器固定螺
子用挿通孔の構造において、便鉢部より後方に向
つて延設された左右の外側壁と、左右の外側壁の
間に設けられた底壁部と、左右の外側壁の間に設
けられた天上部とにより便器内囲繞空間が形成さ
れ、前記底壁部の適所に便器固定螺子用挿通孔が
穿設され、前記天井部における部品設置領域に、
便器固定螺子用挿通孔を透視することができる作
業用孔が穿設されていることである。
子用挿通孔の構造において、便鉢部より後方に向
つて延設された左右の外側壁と、左右の外側壁の
間に設けられた底壁部と、左右の外側壁の間に設
けられた天上部とにより便器内囲繞空間が形成さ
れ、前記底壁部の適所に便器固定螺子用挿通孔が
穿設され、前記天井部における部品設置領域に、
便器固定螺子用挿通孔を透視することができる作
業用孔が穿設されていることである。
[作用]
左右の外側壁の内側に形成された便器内囲繞空
間に臨むように、底壁部に便器固定螺子用挿通孔
が穿設されているため、便器固定螺子用挿通孔と
便器の外側とが外側壁で視覚遮断される。天井部
における部品設置領域に、便器固定螺子用挿通孔
を透視することができる作業用孔が穿設されてい
るため、作業孔を利用することにより、便器固定
用螺子挿通孔に螺子を挿通したことを確認できる
と共に、必要に応じて螺子にナツトを締着するこ
とができる。天井部における部品設置領域に穿設
した作業用孔は、天井部に設置されたタンク及
び/又は便座支持ボツクス等により覆蓋される。
間に臨むように、底壁部に便器固定螺子用挿通孔
が穿設されているため、便器固定螺子用挿通孔と
便器の外側とが外側壁で視覚遮断される。天井部
における部品設置領域に、便器固定螺子用挿通孔
を透視することができる作業用孔が穿設されてい
るため、作業孔を利用することにより、便器固定
用螺子挿通孔に螺子を挿通したことを確認できる
と共に、必要に応じて螺子にナツトを締着するこ
とができる。天井部における部品設置領域に穿設
した作業用孔は、天井部に設置されたタンク及
び/又は便座支持ボツクス等により覆蓋される。
[実施例の説明]
以下、本考案に係る洋風便器における便器固定
螺子用挿通孔の構造(以下、「本案構造」という)
を第1図乃至第4図に示す実施例に基づいて説明
する。
螺子用挿通孔の構造(以下、「本案構造」という)
を第1図乃至第4図に示す実施例に基づいて説明
する。
洋風便器11は、中央後半寄りに形成された上
方給水路17及び下方排水路18を除く部分に、
便鉢部12より後方に向つて延設された左右の外
側壁20,20と、左右の外側壁20,20の間
に設けられた底壁部13と、左右の外側壁20,
20の間に設けられた天井部16により便器内囲
繞空間12が形成されている。底壁部13の適所
には、便器内囲繞空間12に臨む便器固定螺子用
挿通孔14,14,15,15が穿設されてい
る。天井部16の上面には、部品であるタンク2
1(第3図参照)を設置する部品設置領域Aが形
成されていると共に、部品である便座支持ボツク
ス22を設置する部品設置領域Bが形成されてい
る。天井部16のこれら部品設置領域A,Bに
は、便器11の上方から便器固定螺子用挿通孔1
4,14,15,15を透視することができる作
業用孔23,23,24,24が穿設されてい
る。天上部16における後方の部品設置領域Aに
は、天井部16にタンク21を接続固定する螺子
(図示は省略)を挿通するためのタンク固定螺子
用挿通孔25,25が穿設されている。天井部1
6における前方の部品設置領域Bに穿設された作
業孔24は、天井部16に便座支持ボツクス22
を接続固定する固定具(図示は省略)を挿通する
ための挿通孔を兼ねる。なお、図示実施例は、後
方の便器固定螺子用挿通孔14,14と作業孔2
3,23とからなる2個一組の孔群及び前方の便
器固定螺子用挿通孔15,15と作業孔24,2
4とからなる2個一組の孔群を配置してあるが、
何らこれに限定するものではなく、図示は省略し
たが、何れか一方の孔群であつても勿論よい。
方給水路17及び下方排水路18を除く部分に、
便鉢部12より後方に向つて延設された左右の外
側壁20,20と、左右の外側壁20,20の間
に設けられた底壁部13と、左右の外側壁20,
20の間に設けられた天井部16により便器内囲
繞空間12が形成されている。底壁部13の適所
には、便器内囲繞空間12に臨む便器固定螺子用
挿通孔14,14,15,15が穿設されてい
る。天井部16の上面には、部品であるタンク2
1(第3図参照)を設置する部品設置領域Aが形
成されていると共に、部品である便座支持ボツク
ス22を設置する部品設置領域Bが形成されてい
る。天井部16のこれら部品設置領域A,Bに
は、便器11の上方から便器固定螺子用挿通孔1
4,14,15,15を透視することができる作
業用孔23,23,24,24が穿設されてい
る。天上部16における後方の部品設置領域Aに
は、天井部16にタンク21を接続固定する螺子
(図示は省略)を挿通するためのタンク固定螺子
用挿通孔25,25が穿設されている。天井部1
6における前方の部品設置領域Bに穿設された作
業孔24は、天井部16に便座支持ボツクス22
を接続固定する固定具(図示は省略)を挿通する
ための挿通孔を兼ねる。なお、図示実施例は、後
方の便器固定螺子用挿通孔14,14と作業孔2
3,23とからなる2個一組の孔群及び前方の便
器固定螺子用挿通孔15,15と作業孔24,2
4とからなる2個一組の孔群を配置してあるが、
何らこれに限定するものではなく、図示は省略し
たが、何れか一方の孔群であつても勿論よい。
次に、本案構造を用いて洋風便器11を便所床
面26に設置する手順を説明する。
面26に設置する手順を説明する。
先ず、第3図及び及び第4図に示す如く、便所
床面26の所定位置にアンカーボルト27,2
7,28,28を固定する。次に、洋風便器11
の便器固定螺子用挿通孔14,14,15,15
にアンカーボルト27,27,28,28が挿通
するように、作業孔23,23,24,24を介
して便器固定螺子用挿通孔14,14,15,1
5を監視しつつ洋風便器11を便器所床面26に
載置する。続けて、便器固定螺子用挿通孔14,
14,15,15に挿通したアンカーボルト2
7,27,28,28の先端部に、作業孔23,
23,24,24を介してナツト28,28,2
9,29を螺着した後、作業孔23,23,2
4,24に挿入したナツト締付け用レンチ30
(第3図参照)でナツト28,28,29,29
を緊締して洋風便器11の設置固定を行なう。最
後に、洋風便器11の天井部16は、後方の部品
設置領域Aにタンク21が接続固定されると共
に、前方の部品設置領域Bに便座支持ボツクス2
2が接続固定される。なお、前記アンカーボルト
27を用いることなく、便所床面26が木質系素
材よりなる場合には、図示は省略したが、作業孔
23,23,24,24を介して便器固定螺子用
挿通孔14,14,15,15に直接挿入したビ
スを便所床面26に捩込むことにより便器を固定
することも勿論可能である。
床面26の所定位置にアンカーボルト27,2
7,28,28を固定する。次に、洋風便器11
の便器固定螺子用挿通孔14,14,15,15
にアンカーボルト27,27,28,28が挿通
するように、作業孔23,23,24,24を介
して便器固定螺子用挿通孔14,14,15,1
5を監視しつつ洋風便器11を便器所床面26に
載置する。続けて、便器固定螺子用挿通孔14,
14,15,15に挿通したアンカーボルト2
7,27,28,28の先端部に、作業孔23,
23,24,24を介してナツト28,28,2
9,29を螺着した後、作業孔23,23,2
4,24に挿入したナツト締付け用レンチ30
(第3図参照)でナツト28,28,29,29
を緊締して洋風便器11の設置固定を行なう。最
後に、洋風便器11の天井部16は、後方の部品
設置領域Aにタンク21が接続固定されると共
に、前方の部品設置領域Bに便座支持ボツクス2
2が接続固定される。なお、前記アンカーボルト
27を用いることなく、便所床面26が木質系素
材よりなる場合には、図示は省略したが、作業孔
23,23,24,24を介して便器固定螺子用
挿通孔14,14,15,15に直接挿入したビ
スを便所床面26に捩込むことにより便器を固定
することも勿論可能である。
[本考案の効果]
以上詳述の如き、本案構造は次の如き実用的効
果を有する。
果を有する。
便器固定螺子用挿通孔と便器の外側とが外側
壁で視覚遮断されいるので、従来必要とされて
いた部品としての蓋体が不必要となる。その結
果、本案構造は、部品コストの低減及び部品管
理の手間を減少させる。
壁で視覚遮断されいるので、従来必要とされて
いた部品としての蓋体が不必要となる。その結
果、本案構造は、部品コストの低減及び部品管
理の手間を減少させる。
外側壁に開口部を形成する必要がなく、且つ
蓋体が必要でない。その結果、本案構造では、
便器の製造コストを著しく低減できると共に、
外側壁を美麗且つ衛生的に維持できる。
蓋体が必要でない。その結果、本案構造では、
便器の製造コストを著しく低減できると共に、
外側壁を美麗且つ衛生的に維持できる。
天井部における部品設置領域に穿設した作業
用孔は、天井部に設置されたタンク及び/又は
便座支持ボツクス等により覆蓋される。その結
果、本案構造は、作業孔の見えない美麗な便器
を提供することができる。
用孔は、天井部に設置されたタンク及び/又は
便座支持ボツクス等により覆蓋される。その結
果、本案構造は、作業孔の見えない美麗な便器
を提供することができる。
第1図乃至第4図は本案構造の実施例を示すも
のであつて、第1図は平面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第1図の−線断面
図、第4図は第1図の−線断面図、第5図及
び第6図は従来の洋風便器における便器固定構造
を示すものであつて、第5図は正面断面図、第6
図は斜視図である。 11……洋風便器、12……便器内囲繞空間、
13……底部、14,15……便器固定螺子用挿
通孔、16……天井部、20……外側壁、23,
24……作業孔、A,B……部品設置領域。
のであつて、第1図は平面図、第2図は第1図の
−線断面図、第3図は第1図の−線断面
図、第4図は第1図の−線断面図、第5図及
び第6図は従来の洋風便器における便器固定構造
を示すものであつて、第5図は正面断面図、第6
図は斜視図である。 11……洋風便器、12……便器内囲繞空間、
13……底部、14,15……便器固定螺子用挿
通孔、16……天井部、20……外側壁、23,
24……作業孔、A,B……部品設置領域。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 洋風便器における便器固定螺子用挿通孔の構
造において、便鉢部より後方に向つて延設され
た左右の外側壁と、左右の外側壁の間に設けら
れた底壁部と、左右の外側壁の間に設けられた
天井部とにより便器内囲繞空間が形成され、前
記底壁部の適所に便器固定螺子用挿通孔が穿設
され、前記天井部における部品設置領域に、便
器固定螺子用挿通孔を透視することができる作
業用孔が穿設されていることを特徴とする洋風
便器における便器固定螺子用挿通孔の構造。 2 前記天井部の部品設置領域が、タンク載置領
域及び/又は便座支持ボツクス載置領域である
実用新案登録請求の範囲第1項記載の洋風便器
における便器固定螺子用挿通孔の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16869287U JPH0348307Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16869287U JPH0348307Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0175187U JPH0175187U (ja) | 1989-05-22 |
JPH0348307Y2 true JPH0348307Y2 (ja) | 1991-10-15 |
Family
ID=31458090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16869287U Expired JPH0348307Y2 (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0348307Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP16869287U patent/JPH0348307Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0175187U (ja) | 1989-05-22 |