JPH1136419A - ストール小便器 - Google Patents

ストール小便器

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Publication number
JPH1136419A
JPH1136419A JP19230197A JP19230197A JPH1136419A JP H1136419 A JPH1136419 A JP H1136419A JP 19230197 A JP19230197 A JP 19230197A JP 19230197 A JP19230197 A JP 19230197A JP H1136419 A JPH1136419 A JP H1136419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
front surface
stagnation
stall urinal
slit
Prior art date
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Pending
Application number
JP19230197A
Other languages
English (en)
Inventor
Taro Okazaki
太郎 岡崎
Satoru Saito
悟 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP19230197A priority Critical patent/JPH1136419A/ja
Publication of JPH1136419A publication Critical patent/JPH1136419A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストール小便器の洗浄水を連続したカーテン
状にして流下せしめる。 【解決手段】 淀掛部8の上板11は下板12よりも若
干突出しており、胴部1とリム部2を接着する際に、上
板11の後端部を胴部1の溝部7に係止した場合に、下
板12の後端部と胴部1の立壁部4の前面との間に連続
したスリット19が形成される。従って、前記淀掛部8
から空間17に送られた洗浄水は、スリット19を介し
てカーテン状に立壁部4の前面を伝って下方に流下す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はストール(壁掛け
型)小便器に関する。
【0002】
【従来の技術】ストール小便器の一般的な形状は図1に
示すように胴部1とリム部2を別々に鋳込み成形し、こ
れらを接着することで構成される。そして、従来のスト
ール小便器の上部の構造は、図6に示すように、胴部1
の上部に貯水部100を設け、この貯水部100上面に
は給水口101を形成し、またリム部2内に形成された
通水路102と貯水部100とをそれぞれに形成した穴
103,104で連通し、更に貯水部100の下面に淀
掛部105を接着し、この淀掛部105内と貯水部10
0とを穴106で連通し、更に淀掛部105に洗浄水の
流下穴107を形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来にあっては、リム
部2とは別体として淀掛部105を後工程で胴部1に接
着しなければならず、作業工程が煩雑になっており、ま
た淀掛部105に形成する流下穴107についてもゲー
ジを用いて手作業であけており、更にゲージについては
時々水に濡らして滑りをよくして行う等、作業に時間と
手間がかかっている。更に、流下穴107の間は間隔が
あけてあるので、洗浄水が満遍なく均等に流下せずに、
線状の汚れが付着しやすい。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明に係るストール小便器は、洗浄水を便器上部から胴
部前面に沿ってボール部まで流下せしめるべく便器上部
に形成される洗浄水吐出開口部の形状を、胴部前面に沿
って連続するスリット状にした。尚、便器の構造とし
て、胴部とリム部を接着することで形成されるストール
小便器にあっては、前記リム部の上部に淀掛部を一体的
に形成し、更に胴部とリム部を接着した状態で前記淀掛
部の内端部と胴部前面との間に洗浄水が流下する連続し
たスリットを形成する構造が考えられる。
【0005】ここで、前記胴部前面には淀掛部の上縁部
が係止する溝部を形成することで、胴部とリム部を接着
する際の位置決めが正確且つ容易に行われ、また淀掛部
を構成する上板が貯水部の底板を兼ねるようにすること
で、構造の簡略化を図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1はストール小便器の全体
斜視図、図2は本発明に係るストール小便器を構成する
胴部とリム部の接着前の状態を半割にして示した斜視
図、図3は本発明に係るストール小便器の上部構造の断
面図、図4は図3のA−A線断面図である。
【0007】本発明に係るストール小便器の外観形状は
図1に示すように従来のストール小便器と変わらず、胴
部1とリム部2を別々に鋳込み成形し、これらを接着す
ることで構成される。尚、図2では分りやすくするため
胴部1及びリム部2とも左半分のみを示しているが、実
際は右半分についても一体的に成形されている。
【0008】胴部1は天板3、立壁部4及びトラップ部
5からなり、天板3には図3に示すように給水口6が形
成され、立壁部4の正面の上部には横方向に溝部7が形
成されている。
【0009】またリム部2は淀掛部8、通水部9及びボ
ール部10から構成されている。淀掛部8は上板11、
下板12、前側壁13及び後側壁14からなり、上板1
1と下板12は前側(図3において左側)が高く奥側
(図3において右側)が低くなるように互いに平行とさ
れ、上板11、下板12、前側壁13及び後側壁14に
て断面矩形の淀掛部8が形成される。
【0010】尚、図示例にあっては、上板11及び下板
12を傾斜せしめているが、これらは水平であってもよ
い。また必ずしも上板11と下板12とが平行である必
要はない。
【0011】胴部1とリム部2が接着された状態で、胴
部1の天板3とリム部2の上板11との間で貯水部15
が形成され、この貯水部15と淀掛部8とが上板11に
形成した穴16にて連通し、また後側壁14には胴部1
の前面との間の空間17に向けて洗浄水を供給する穴1
8が複数形成されている。尚、淀掛部8内に供給された
洗浄水の一部は通水部9を通ってボール部10に供給さ
れる。
【0012】ところで、淀掛部8の上板11は下板12
よりも若干突出しており、胴部1とリム部2を接着する
際に、上板11の後端部を胴部1の溝部7に係止した場
合に、下板12の後端部と胴部1の立壁部4の前面との
間に連続したスリット19が形成される。従って、前記
淀掛部8から空間17に送られた洗浄水は、スリット1
9を介してカーテン状に立壁部4の前面を伝って下方に
流下する。
【0013】また、前記したように、洗浄水の一部は通
水部9に形成した穴20を介してボール部10に供給さ
れるが、本実施例にあっては鋳込み成形時に該穴20を
同時に成形している。
【0014】即ち、図5(a)〜(c)はリム部2の成
形工程を示す要部断面図であり、成形型は固定型21と
可動型22からなり、可動型22には可撓性を有するシ
リコンロッド23が植設されている。尚、シリコンロッ
ド23の代りに他の弾性材からなるロッドを用いること
も可能である。
【0015】而して、固定型21と可動型22を合せた
状態で、型間に形成される鋳込み成形用のキャビティ2
4内に泥漿を注入し、所定時間静置することで着肉がな
され、通水部9が成形される。そして、この通水部9が
成形される際にシリコンロッド23にて穴20が成形さ
れる。
【0016】この後、図5(b)に示すように、可動型
22を図において右側に離型する。すると、シリコンロ
ッド23は弾性を有するので、可動型22の移動につれ
伸長し、更に可動型22が移動すると、図5(c)に示
すように、シリコンロッド23は穴20から抜け出る。
【0017】このように、シリコンロッド23を可動型
22に植設することで穴20を鋳込み成形と同時に成形
することができ、しかも何回もシリコンロッド23を用
いることができる。
【0018】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、便
器の上部、例えば、淀掛部と胴部との間に連続したスリ
ットを形成し、このスリットから洗浄水を流下せしめる
ようにしたので、洗浄水をカーテン状にして小便器表面
に流すことができ、洗浄効果が向上するとともに、従来
の便器に生じていたような線状の汚れが発生しにくい。
【0019】また本発明によれば、従来に比較して淀掛
部を別体として接着することなく、胴部にリム部を接着
するだけで済むので、工程数を少なくでき、材料も削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストール小便器の全体斜視図
【図2】本発明に係るストール小便器を構成する胴部と
リム部の接着前の状態を半割にして示した斜視図
【図3】本発明に係るストール小便器の上部構造の断面
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】(a)〜(c)はリム部の下部の成形工程を説
明した図
【図6】従来のストール小便器の上部構造を示す断面図
【符号の説明】
1…胴部、2…リム部、3…天板、4…立壁部、5…ト
ラップ部、6…給水口、7…溝部、8…淀掛部、9…通
水部、10…ボール部、11…上板、12…下板、13
…前側壁、14…後側壁、15…貯水部、16,18,
20…穴、17…空間、19…スリット、21…固定
型、22…可動型、23…シリコンロッド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器上部に洗浄水を吐出し胴部前面に沿
    って洗浄水をボール部に流下する洗浄水吐出開口部を備
    えたストール小便器であって、前記洗浄水吐出開口部が
    胴部前面に沿って連続して形成されたスリットであるこ
    とを特徴とするストール小便器。
  2. 【請求項2】 胴部とリム部を接着することで形成さ
    れ、前記リム部の上部には淀掛部が一体的に形成され、
    胴部とリム部を接着した状態で前記淀掛部の内端部と胴
    部前面との間に前記スリットが形成されることを特徴と
    する請求項1に記載のストール小便器。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のストール小便器におい
    て、前記胴部前面には淀掛部の上縁部が係止する溝部が
    形成されていることを特徴とするストール小便器。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のストール小便器におい
    て、前記淀掛部を構成する上板は貯水部の底板を兼ねる
    ことを特徴とするストール小便器。
JP19230197A 1997-07-17 1997-07-17 ストール小便器 Pending JPH1136419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19230197A JPH1136419A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ストール小便器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19230197A JPH1136419A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ストール小便器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1136419A true JPH1136419A (ja) 1999-02-09

Family

ID=16289007

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19230197A Pending JPH1136419A (ja) 1997-07-17 1997-07-17 ストール小便器

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JP (1) JPH1136419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001279789A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Toto Ltd 水洗便器とその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001279789A (ja) * 2000-03-30 2001-10-10 Toto Ltd 水洗便器とその製造方法

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