JPH1072121A - 物品自動供給装置 - Google Patents

物品自動供給装置

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JPH1072121A
JPH1072121A JP22949296A JP22949296A JPH1072121A JP H1072121 A JPH1072121 A JP H1072121A JP 22949296 A JP22949296 A JP 22949296A JP 22949296 A JP22949296 A JP 22949296A JP H1072121 A JPH1072121 A JP H1072121A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品の切り出しを行う際に、押上部材の押上
面を当接して二段目以上の物品群を押し上げるとき、押
上面が当接する二段目の物品の下側角部が凹むなど変形
され易く、物品の価値(商品価値)が低下する。 【解決手段】 最下段の物品5Aは、前端部を物品支持
体55で支持し後端部をブロック体60で支持して、物品支
持体55に対し後端部側が上位の傾斜姿勢とする。二段目
の物品5Bは、収納ケース21との間で摺接摩擦が生じて
いることで、後端部側を最下段の物品5Aの後端部側に
当接させた、物品支持体55に対し平行状の姿勢にでき、
これにより、最下段の物品5Aと二段目の物品5Bとの
間に楔状の隙間Sが生じる。切り出し装置30による最下
段の物品5Aの切り出し口23側への切り出し移動は、隙
間Sによって、摺接摩擦があまり生じることなく行え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば医薬品箱
や煙草のカートンや各種菓子箱など矩形箱状の物品を、
指定数ピッキングするのに利用される物品自動供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
特開平8−58932 号公報に見られるピッキング装置が提
供されている。この従来構成は、複数の物品を上下方向
に段積みして収納し得る物品収納部が傾斜して配設さ
れ、この物品収納部には、物品の下面を支える支持板や
物品収納枠が設けられている。そして物品収納部の下部
には、最下位の物品を投出口から投出させる投出ユニッ
トが設けられている。さらに物品収納部の底部で投出口
とは反対側には、最下位の物品から二段目の物品を押上
げて離反させる物品押上手段が配設されている。
【0003】この従来構成によると、コンベヤ形式の投
出ユニットを作動させることで、支持板で支持されてい
る最下位の物品が投出口から投出される。その際に、物
品押上手段のエアシリンダを作動させて押上部材を前進
させることで、この押上部材に形成された押上面(傾斜
面)が二段目の物品の下側角部に当接されて、この二段
目以上の物品が押し上げられ、以て最下位の物品の投出
時の摩擦抵抗を低減している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
構成によると、押上部材の押上面を当接させて二段目以
上の物品群を押し上げる際に、この押上面が当接される
二段目の物品の下側角部が凹むなど変形され易く、以て
物品の価値(商品価値)が低下される。また物品押上手
段の駆動源、すなわちエアシリンダなどが必要であるこ
とから、投出部分が複雑に、そして高価になる。
【0005】そこで本発明のうち請求項1記載の発明
は、二段目の物品を変形や損傷させることなく、最下段
の物品の切り出しを摩擦抵抗の少ない状態で行えるとと
もに、別個な駆動源を不要にし得る物品自動供給装置を
提供することを目的としたものである。
【0006】また請求項2や4記載の発明は、種々な形
状の物品に迅速に対処し得る物品自動供給装置を提供す
ることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のうちで請求項1記載の物品自動供給装
置は、物品が段積みされて収納された収納ケース内か
ら、最下段の物品を前方へ切り出す物品自動供給装置で
あって、収納ケースは、下部の前面に切り出し口が形成
され、そして収納ケースの下方には、最下段の物品を受
け止める物品支持体と、最下段の物品を切り出し口側に
移動させる切り出し装置と、切り出し口とは離れた側に
おいて最下段の物品の端部を受け止めるブロック体とが
設けられていることを特徴としたものである。
【0008】したがって請求項1の発明によると、最下
段の物品は、その切り出し口側の前端部を物品支持面に
より支持するとともに、切り出し口とは離れた側の後端
部をブロック体により支持することで、物品支持体に対
して後端部側が上位の傾斜姿勢とし得、また二段目の物
品は、収納ケースとの間で摺接摩擦が生じていること
で、その後端部側を最下段の物品の後端部側に当接させ
たところの、物品支持体に対して平行状の姿勢にし得
る。これにより、最下段の物品と二段目の物品との間に
楔状の隙間が生じることになり、切り出し装置による最
下段の物品の切り出し口側への切り出し移動は、この隙
間によって、摺接摩擦があまり生じることなく行える。
【0009】そして、最下段の物品の切り出しが終わっ
た後に、二段目の物品は落下し、その切り出し口側の前
端部を物品支持体により支持するとともに、切り出し口
とは離れた側の後端部をブロック体により支持して、後
端部側が上位の傾斜姿勢になり、また三段目の物品は、
その後端部側が二段目の物品の後端部側に当接された物
品支持面に対して平行状の姿勢になり、以て二段目の物
品の上面との間に楔状の隙間が生じることになる。
【0010】また本発明の請求項2記載の物品自動供給
装置は、上記した請求項1記載の構成において、ブロッ
ク体は高さの異なる複数種で、選択して着脱自在である
ことを特徴としたものである。
【0011】したがって請求項2の発明によると、高さ
の異なる別の(複数種の)ブロック体を選択して使用す
ることで、物品の形状(長さや高さなど)や単位重量に
対して好適な隙間を確保し得る。
【0012】そして本発明の請求項3記載の物品自動供
給装置は、上記した請求項1または2記載の構成におい
て、ブロック体の切り出し口側の端部が、切り出し口側
ほど下位の傾斜面に形成されていることを特徴としたも
のである。
【0013】したがって請求項3の発明によると、後押
し移動される最下段の物品の端部を、傾斜面に案内させ
たのち物品支持体に至らせることで、この端部側をスム
ースにかつ衝撃を少なくして落ち込ませることになっ
て、隙間を拡大もしくは維持し得る。
【0014】さらに本発明の請求項4記載の物品自動供
給装置は、上記した請求項1〜3のいずれかに記載の構
成において、ブロック体が、切り出し方向に位置調整自
在であることを特徴としたものである。
【0015】したがって請求項4の発明によると、ブロ
ック体を切り出し方向に位置調整して、このブロック体
による受け止め位置を変化させることで、物品の形状
(長さや高さなど)や単位重量に対して、常に好適な隙
間を確保し得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図1〜図12に基づいて説明する。図2〜図4において、
物品搬送コンベヤ1はベルトコンベヤ形式やローラコン
ベヤ形式であって、オーダピッキングされた物品群の搬
送を行う。この物品搬送コンベヤ1の搬送端の外方かつ
下方には、物品搬送コンベヤ1からの物品群を受け入れ
るシャッター付きのホッパー2が設けられる。
【0017】そしてホッパー2の下方には、物品搬送コ
ンベヤ1に対して搬送方向が直交状とされたケース搬送
コンベヤ3が配設される。このケース搬送コンベヤ3
は、ベルトコンベヤ形式やローラコンベヤ形式であっ
て、段ボール箱や樹脂箱などからなるケース4をホッパ
ー2の下方に搬入して停止させ、そしてホッパー2から
の物品群を受け入れたケース4を次工程へ搬出させる。
【0018】前記物品搬送コンベヤ1による搬送経路中
の適所外方には、この物品搬送コンベヤ1上に対して物
品の切り出し(オーダピッキング)を行う物品自動供給
装置20が設けられる。
【0019】すなわち、多数の物品自動供給装置20が配
設されるフレーム体10が設けられ、このフレーム体10
は、物品搬送コンベヤ1の搬送方向で一対の端部枠11
と、これら端部枠11間に配設された複数の横枠16などに
より構成される。
【0020】前記端部枠11は、上部ほどコンベヤ中心側
となるように所定角度Θ1 で傾斜された一対の脚部材12
と、これら脚部材12の上端間に設けられた上位連結部材
13と、中間の間に設けられた中間位連結部材14とによ
り、搬送方向から見てAの字状に形成され、脚部材12が
搬送経路の両側方に位置されることで、物品搬送コンベ
ヤ1を跨いで配設される。そして各脚部材12の下端に
は、調整自在な着地体15が設けられる。また横枠16は、
搬送方向で対向された脚部材12の外面間に、それぞれ上
下三段(複数段)に配設される。
【0021】前記物品自動供給装置20は、前記横枠16の
外面間に取り付けられることで、この横枠16に沿って所
定角度Θ1 で傾斜され、かつ物品搬送コンベヤ1の両側
に配設される。さらに物品自動供給装置20は、物品搬送
コンベヤ1の両側においてそれぞれ、搬送方向に沿って
多数が配設され、その際に、上部が搬送下手側でかつ下
部が搬送上手側として、所定角度Θ2 で傾斜して配設さ
れる。
【0022】前記物品自動供給装置20の収納ケース21
は、横断面がL字形状の型材からなり、その両辺が二方
向の傾斜側に位置された状態で、上段と中段の横枠16に
連結具22を介して連結されている。したがって、収納ケ
ース21内に段積みされて収納される物品5群は、その傾
斜方向によって両辺の内面に圧接された状態となり、こ
れにより自重による下降時には、両辺の内面との間で摺
接摩擦が生じる。
【0023】なお、連結具22をボルト体として、収納ケ
ース21側に形成された長孔に通すことで、搬送方向での
所定角度Θ2 、すなわち摩擦力の調整が可能となる。ま
た収納される物品5の形状、大きさに対しては、両辺の
幅が異なる収納ケース21を採用することで対処し得る。
【0024】図1、図4〜図8に示すように、前記収納
ケース21の下部の前面には、物品搬送コンベヤ1側の辺
を欠如することで切り出し口23が形成され、この切り出
し口23は、最下段の物品5Aの通過は許すが、下から二
段目の物品5Bの通過は許さないように設定されてい
る。
【0025】前記収納ケース21の下方には、最下段の物
品5Aを切り出し口23側に移動させる切り出し装置30が
設けられ、この切り出し装置30は、その駆動方向Rを切
り出し方向としたコンベヤから構成される。
【0026】すなわち、下段の横枠16には板枠状のブラ
ケット31が連結具32を介して連結され、このブラケット
31の上部には、板状のコンベヤフレーム33の下部が連結
具34を介して連結されている。そしてコンベヤフレーム
33の上部で切り出し口23側には、その筒軸心方向を左右
方向とした筒状のベアリングケース35が連結具36を介し
て連結され、このベアリングケース35には、タイミング
駆動プーリ40の筒軸部41が、ベアリング37を介して回転
自在に設けられている。前記ベアリングケース35には、
前記連結具36を兼用してモータ38が取り付けられ、この
モータ38からの出力軸39が前記筒軸部41に挿通して連動
されている。
【0027】またコンベヤフレーム33の切り出し口23と
は反対側にはタイミング従動プーリ42が配設されてい
る。このタイミング従動プーリ42が遊転自在な従動軸43
は、コンベヤフレーム33に形成された長孔44に案内され
て、タイミング駆動プーリ40側に対して接近離間自在で
あり、そして従動軸43を離間方向に移動させるテンショ
ン機構45が、従動軸43とコンベヤフレーム33との間に設
けられている。
【0028】両プーリ40,42間にはタイミングベルト46
が巻回され、このタイミングベルト46の外面で長さ方向
において等分された二箇所(複数箇所または一箇所)に
は、物品後押し用の突起体47が、外方に向けて一体に連
設されている。なおコンベヤフレーム33には、ブレーキ
48、モータ駆動装置49、制御装置50などが設けられてい
る。
【0029】以上の31〜50などにより、切り出し装置30
の一例が構成され、その際に、タイミングベルト46の上
位経路が、収納ケース21の所定角度Θ1 の傾斜に対して
直角状となるようにして配設されている。
【0030】前記収納ケース21の下方には、最下段の物
品5Aを受け止める物品支持体55が設けられる。この物
品支持体55は幅方向(左右方向)の中央部に凹溝が形成
された型材からなり、この凹溝形成部分が、前記コンベ
ヤフレーム33の上端に連結具56を介して連結されること
で、コンベヤフレーム33側に固定されている。そして凹
溝内の上面によりベルト受け面55aが形成され、このベ
ルト受け面55aに、前記タイミングベルト46の上位経路
部分の下面が摺接されるように構成されている。
【0031】また、物品支持体55における凹溝の両側に
振り分けられて、すなわち切り出し装置30におけるタイ
ミングベルト46の左右両側に振り分けられて、一対の物
品支持面55bが切り出し方向に沿って形成されている。
そして物品支持体55の左右側面には、両物品支持面55b
の左右側外方に位置されるサイドガイド体57が連結具58
により連結されている。
【0032】さらに前記収納ケース21の下方には、最下
段の物品5Aの切り出し口23とは離れた側の端部5aを
受け止める左右一対のブロック体60が設けられている。
すなわち、ブロック体60は矩形棒状であって、両物品支
持面55bの後部にそれぞれ載置されたのち、その側面に
形成されたねじ孔61に、前記サイドガイド体57を通した
ボルト(連結具)62が螺合されることで、このサイドガ
イド体57に着脱自在に連結されている。ここで両ブロッ
ク体60は、切り出し口23側の端部が、切り出し口23側ほ
ど下位の傾斜面60aに形成されている。
【0033】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。物品5群を、各物品自動供給装置20の収納
ケース21に種類別に収納させる。このとき各収納ケース
21は、横断面がL字形状の型材からなり、外側で開放し
ていることから、その収納である段積みは外側から容易
に行え、また段積み量(収納量)の把握も容易で、補充
は的確に迅速に行える。さらに段積みされた物品5群
は、収納ケース21の二方向への傾斜によって両辺の内面
に圧接された状態になることから、整列された段積みと
なり、かつ自重による下降時には両辺の内面との間で摺
接摩擦が生じることになる。
【0034】たとえば販売店から注文があったとき、そ
の品種や数量を制御部(コンピュータ)に入力し、そし
て制御部からの指示により、品種に対応する物品自動供
給装置20が物品5の切り出し動作を行う。この切り出し
動作は、数量に対応して一回または繰り返して複数回に
行われる。なお、多数量の場合には、同じ種類を収納し
ている複数台の物品自動供給装置20を同時に切り出し動
作させることで、一販売店に対する切り出し時間(ピッ
キング時間)の短縮を図れる。
【0035】相前後して切り出された物品5群を物品搬
送コンベヤ1に投入させ、ひと固まりとなって搬送した
のちホッパー2に投入させる。そしてホッパー2のシャ
ッターを開動させることで、物品5群をケース4内に落
下させ、その後にケース4をケース搬送コンベヤ3によ
り、出荷工程へと搬出させる。
【0036】このようなピッキング作業において、前記
物品自動供給装置20における切り出しは次のようにして
行われる。すなわち、切り出しを行う前において最下段
の物品5Aは、図9に示すように、その切り出し口23側
の前端部が物品支持面55bにより支持されるとともに、
切り出し口23とは離れた側の後端部がブロック体60の上
面により支持されている。
【0037】これにより最下段の物品5Aは、物品支持
面55bに対して後端部側が上位の傾斜姿勢になり、そし
て二段目の物品5Bは、前述したように収納ケース21の
両辺の内面との間で摺接摩擦が生じていることにより、
その後端部側が最下段の物品5Aの後端部側に当接され
た物品支持面55bに対して平行状の姿勢になり、以て最
下段の物品5Aの上面と二段目の物品5Bの下面との間
に楔状の隙間Sが生じることになる。なお、三段目以上
の物品は、二段目の物品5Bに密状に段積みされてい
る。このとき、一つの突起体47はタイミング従動プーリ
ー42の部分で後方に向いて位置されている。
【0038】このような状態で、制御部からの指示によ
り物品自動供給装置20を作動させる。すなわち、モータ
38により出力軸39を介して筒軸部41を回転させると、こ
の筒軸部41に一体のタイミング駆動プーリー40を強制回
転させて、タイミングベルト46を移動させ、図1や図10
に示すように、突起体47を最下段の物品5Aの後面に当
接させる。
【0039】そして、タイミングベルト46の引き続いて
の移動による突起体47の前方への移動によって、最下段
の物品5Aを切り出し口23側へ後押し移動させる。この
とき、最下段の物品5Aの上面と二段目の物品5Bの下
面との間に楔状の隙間Sが生じていることで、最下段の
物品5Aの後押し移動は、最下段の物品5Aと二段目の
物品5Bとの間で摺接摩擦があまり生じることなく、軽
く容易に行える。
【0040】さらに後押し移動される最下段の物品5A
の端部5aが、傾斜面60aを案内されたのち物品支持面
55bに至ることで、この端部5a側はスムースにかつ衝
撃を少なくして落ち込む状態になって、図11に示すよう
に、隙間Sが拡大もしくは維持され、以て最下段の物品
5Aの引き続いての後押し移動は、図12に示すように、
摺接摩擦があまり生じることなく円滑に行える。
【0041】そして、最下段の物品5Aの切り出しが終
わった後に、二段目の物品5Bが落下され、二段目の物
品5Bは、その切り出し口23側の前端部が物品支持面55
bにより支持されるとともに、切り出し口23とは離れた
側の後端部がブロック体60の上面により支持されて、再
び図9に示すように、後端部側が上位の傾斜姿勢にな
る。そして三段目の物品5は、前述したように収納ケー
ス21の両辺の内面との間で摺接摩擦が生じていることに
より、その後端部側が二段目の物品5Bの後端部側に当
接された物品支持面55bに対して平行状の姿勢になり、
以て二段目の物品5Bの上面との間に楔状の隙間Sが生
じることになる。
【0042】なお、切り出し装置30の作動は、適宜に配
置した検出装置の検出に基づいて、制御装置50により制
御される。このように、最下段の物品5Aの切り出し
は、最下段の物品5Aの上面と二段目の物品5Bの下面
との間に楔状の隙間Sを形成して、摺接摩擦があまり生
じることなく軽く容易に行えるとともに、二段目の物品
5Bに外力を付与することなく、すなわち二段目の物品
5Bを変形や損傷させることなく行える。
【0043】そして、後押し移動される最下段の物品5
Aの端部5aが、傾斜面60aに案内されたのち物品支持
面55bに至ることで、この端部5a側はスムースにかつ
衝撃を少なくして落ち込むことになって、隙間Sを拡大
もしくは維持し得、以て最下段の物品5Aの引き続いて
の後押し移動は、摺接摩擦があまり生じることなく円滑
に行える。
【0044】さらに、図8に示すように、ブロック体60
とは高さの異なる別の(複数種の)ブロック体60Aを準
備しておき、前記サイドガイド体57に対しボルト62を介
して、選択して着脱自在に連結させることで、物品5の
形状(長さや高さなど)や単位重量に対して好適な隙間
Sを確保し得、摺接摩擦があまり生じることのない切り
出し移動を、より好適に行える。
【0045】次に、本発明の別の実施の形態を、図13に
基づいて説明する。すなわち、サイドガイド体57には、
ボルト62が挿通される長孔59が切り出し方向に形成さ
れ、以てブロック体60は、切り出し方向に位置調整自在
に構成されている。
【0046】この別の実施の形態によると、ブロック体
60を切り出し方向に位置調整して、このブロック体60に
よる受け止め位置を変化させることで、物品5の形状
(長さや高さなど)や単位重量に対して、常に好適な隙
間Sを確保し得る。
【0047】上記した実施の形態では、高さの異なる複
数種のブロック体60,60Aを選択して着脱自在としてい
るが、これは一種のブロック体を固定した形式であって
もよい。
【0048】上記した実施の形態では、ブロック体60の
切り出し口23側の端部に傾斜面60aが形成されている
が、これは端部を垂直状面に形成してもよい。
【0049】
【発明の効果】上記した本発明の請求項1によると、切
り出し装置による物品切り出し時に、最下段の物品と二
段目の物品との間に楔状の隙間が生じることになり、最
下段の物品の切り出し口側への切り出し移動は、この隙
間によって、摺接摩擦があまり生じることなく軽く容易
に行うことができるとともに、二段目の物品に外力を付
与することなく、すなわち二段目の物品を変形や損傷さ
せることなく、所期の切り出しを行うことができる。さ
らにブロック体を設けただけで、別個な駆動源を不要に
できる。
【0050】また上記した本発明の請求項2によると、
高さの異なる別の(複数種の)ブロック体を選択して使
用することで、物品の形状(長さや高さなど)や単位重
量に対して好適な隙間を確保でき、摺接摩擦があまり生
じることのない切り出し移動を、より好適に行うことが
できる。
【0051】そして上記した本発明の請求項3による
と、後押し移動される最下段の物品の端部を、傾斜面に
案内させたのち物品支持体に至らせることで、この端部
側をスムースにかつ衝撃を少なくして落ち込ませること
ができて、隙間を拡大もしくは維持でき、以て最下段の
物品の引き続いての後押し移動を、摺接摩擦があまり生
じることなく円滑に行うことができる。
【0052】さらに上記した本発明の請求項4による
と、ブロック体を切り出し方向に位置調整して、このブ
ロック体による受け止め位置を変化させることで、物品
の形状(長さや高さなど)や単位重量に対して、常に好
適な隙間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示し、物品自動供
給装置における物品切り出し部分の側面図である。
【図2】同物品自動供給装置群が配設された設備の正面
図である。
【図3】同物品自動供給装置群が配設された設備の平面
図である。
【図4】同物品自動供給装置群が配設された設備の側面
図である。
【図5】同物品自動供給装置における物品切り出し部分
の正面図である。
【図6】同物品自動供給装置における切り出し装置部分
で、図1のX−X矢視図である。
【図7】同物品自動供給装置における切り出し装置部分
で、図1のY−Y矢視図である。
【図8】同物品自動供給装置における各種ブロック体の
斜視図である。
【図9】同物品自動供給装置における切り出し装置部分
で、切り出し前の概略側面図である。
【図10】同物品自動供給装置における切り出し装置部
分で、切り出し開始時の概略側面図である。
【図11】同物品自動供給装置における切り出し装置部
分で、切り出し途中の概略側面図である。
【図12】同物品自動供給装置における切り出し装置部
分で、切り出し終了直前の概略側面図である。
【図13】本発明の別の実施の形態を示し、物品自動供
給装置における物品切り出し部分の要部の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 物品搬送コンベヤ 3 ケース搬送コンベヤ 4 ケース 5 物品 5A 最下段の物品 5a 端部 5B 二段目の物品 10 フレーム体 20 物品自動供給装置 21 収納ケース 23 切り出し口 30 切り出し装置 33 コンベヤフレーム 38 モータ 39 出力軸 40 タイミング駆動プーリ 42 タイミング従動プーリ 46 タイミングベルト 47 突起体 55 物品支持体 55a ベルト受け面 55b 物品支持面 59 長孔 60 ブロック体 60A ブロック体 60a 傾斜面 R 駆動方向 S 隙間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品が段積みされて収納された収納ケー
    ス内から、最下段の物品を前方へ切り出す物品自動供給
    装置であって、収納ケースは、下部の前面に切り出し口
    が形成され、そして収納ケースの下方には、最下段の物
    品を受け止める物品支持体と、最下段の物品を切り出し
    口側に移動させる切り出し装置と、切り出し口とは離れ
    た側において最下段の物品の端部を受け止めるブロック
    体とが設けられていることを特徴とする物品自動供給装
    置。
  2. 【請求項2】 ブロック体は高さの異なる複数種で、選
    択して着脱自在であることを特徴とする請求項1記載の
    物品自動供給装置。
  3. 【請求項3】 ブロック体の切り出し口側の端部が、切
    り出し口側ほど下位の傾斜面に形成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の物品自動供給装置。
  4. 【請求項4】 ブロック体が、切り出し方向に位置調整
    自在であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の物品自動供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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