JPH1071630A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH1071630A
JPH1071630A JP8230508A JP23050896A JPH1071630A JP H1071630 A JPH1071630 A JP H1071630A JP 8230508 A JP8230508 A JP 8230508A JP 23050896 A JP23050896 A JP 23050896A JP H1071630 A JPH1071630 A JP H1071630A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】球状増量材等を用いた第二成形材料であっても
溶融樹脂中に確実かつ均一に混入させ、成形品質及び均
質性の大幅な向上を図る。 【解決手段】第二材料供給部2に、屈曲部3rを介して
連通する上側材料供給通路3uと下側材料供給通路3d
を設け、当該下側材料供給通路3dにプランジャ4を進
退移動自在に収容するとともに、当該プランジャ4を、
少なくとも下側材料供給通路3dを閉塞して加熱筒5か
らの溶融樹脂が当該下側材料供給通路3dに侵入するの
を阻止する前進位置Xf又は下側材料供給通路3dを開
放して上側材料供給通路3uからの第二成形材料M2を
受入れる後退位置Xrに移動させるプランジャ駆動部6
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱筒の中間部に第
二成形材料を供給する第二材料供給部を備える射出成形
機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱筒の中間部に第二成形材料を
供給する第二材料供給部を備える射出成形機としては、
特開平7−329114号公報で開示される射出成形機
が知られている。
【0003】この種の射出成形機は、加熱筒の後部に設
けたペレット供給部からペレット(第一成形材料)が加
熱筒の内部に供給され、供給されたペレットは加熱筒内
で可塑化溶融されつつ前方に移送される。一方、加熱筒
の中間部に設けた第二材料供給部からは、ガラスバルー
ン等の球状増量材(第二成形材料)が加熱筒の内部に供
給され、球状増量材は溶融樹脂(第一成形材料)中に混
入する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ガラスバルー
ン等の球状増量材は、球体故に摩擦抵抗が極めて小さ
く、射出スクリュの回転のみでは移動しにくいため、溶
融樹脂中に確実かつ均一に混入させることが容易でない
とともに、球状増量材が円滑に送られないことから、球
状増量材によって射出スクリュに付着した溶融樹脂が剥
がされるなど、溶融樹脂の可塑化計量が阻害され、結
局、成形品質及び均質性の著しい低下を招く問題があっ
た。
【0005】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、球状増量材等の第二成形材
料を溶融樹脂中に確実かつ均一に混入させ、成形品質及
び均質性の大幅な向上を図ることができる射出成形機の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係る射出成形機1は、第二材料供給部2に、屈曲部3r
を介して連通する上側材料供給通路3uと下側材料供給
通路3dを設け、当該下側材料供給通路3dにプランジ
ャ4を進退移動自在に収容するとともに、当該プランジ
ャ4を、少なくとも下側材料供給通路3dを閉塞して加
熱筒5からの溶融樹脂が当該下側材料供給通路3dに侵
入するのを阻止する前進位置Xf又は下側材料供給通路
3dを開放して上側材料供給通路3uからの第二成形材
料M2を受入れる後退位置Xrに移動させるプランジャ
駆動部6を設けたことを特徴とする。
【0007】この場合、好適な実施の形態により、第二
成形材料M2は球状増量材を用いる。また、プランジャ
駆動部6は下側材料供給通路3d内の第二成形材料M2
をプランジャ4により加圧する機能を有する。
【0008】したがって、本発明に係る射出成形機1を
用いることにより、計量時に、プランジャ4を前進位置
Xfに移動させ、下側材料供給通路3dを閉塞して加熱
筒5からの溶融樹脂M1が当該下側材料供給通路3dに
侵入するのを阻止し、射出時に、プランジャ4を後退位
置Xrに移動させ、下側材料供給通路3dを開放して上
側材料供給通路3uからの第二成形材料M2を受入れる
とともに、プランジャ4により下側材料供給通路3d内
の第二成形材料M2を加圧して加熱筒5内に供給し、か
つ射出スクリュ7を回転させつつ前進させて成形を行う
ことができる。この際、射出時には、射出スクリュ7を
計量時とは異なる回転速度により回転させる。よって、
この場合には、加熱筒5に対する第二成形材料M2の供
給は射出時において行われ、計量時には行われない。特
に、射出時には、射出スクリュ7が回転しつつ前進する
とともに、自然供給では溶融樹脂中に混入しにくい球状
増量材(第二成形材料M2)がプランジャ4による加圧
によって、加熱筒5内に強制的かつ短時間に供給される
ため、第二成形材料M2は溶融樹脂中に確実かつ均一に
混入される。一方、計量時には、プランジャ4により下
側材料供給通路3dが閉塞され、下側材料供給通路3d
に対する第二成形材料M2及び溶融樹脂の侵入が阻止さ
れるため、下側材料供給通路3dに対して逆流の生じな
い確実な計量が行われる。
【0009】また、本発明に係る射出成形機1を用いる
ことにより、計量時に、プランジャ4を後退位置Xrに
移動させ、下側材料供給通路3dを開放することによ
り、上側材料供給通路3uからの第二成形材料M2を受
入れるとともに、射出時に、プランジャ4を前進位置X
fに移動させ、下側材料供給通路3dを閉塞して加熱筒
5からの溶融樹脂M1が当該下側材料供給通路3dに侵
入するのを阻止し、かつ射出スクリュ7を回転させるこ
となく前進させて成形を行うこともできる。この際、第
二成形材料M2は計量期間中に一定量を継続して供給す
る。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本実施例に係る射出成形機1の構成
について、図1,図2及び図4を参照して説明する。
【0012】射出成形機1は、射出装置10と不図示の
型締装置からなる。射出装置10は内部に螺旋状のフラ
イト部7L(図4参照)を有する射出スクリュ7を挿入
した加熱筒5を備え、この加熱筒5の前端には射出ノズ
ル11を有するとともに、加熱筒5の後端には射出スク
リュ7を駆動するスクリュ駆動装置12を備える。スク
リュ駆動装置12は射出スクリュ7を進退移動させる射
出シリンダ13を備え、射出シリンダ13に内蔵する射
出ピストン14の前端は射出スクリュ7の後端に結合す
る。また、射出シリンダ13の後端には射出スクリュ7
を回転させる油圧モータ15を備え、この油圧モータ1
5の回転シャフト16は射出ピストン14の後端にスプ
ライン結合する。
【0013】また、加熱筒5の後部には第一材料供給部
となるペレット供給部を構成するホッパ17を備え、こ
のホッパ17からは第一成形材料となるペレットが加熱
筒5内に供給される。
【0014】一方、加熱筒5の中間部には第二材料供給
部2を配設する。第二材料供給部2は加熱筒5の上端に
鉛直に起立させた供給通路ブロック21を備える。供給
通路ブロック21には、屈曲部3rを介して連通する上
側材料供給通路3uと下側材料供給通路3dを有する。
この場合、下側材料供給通路3dは供給通路ブロック2
1の内部に鉛直に形成するとともに、上側材料供給通路
3uは供給通路ブロック21の中間部から斜め上方に突
出させた供給通路管25を利用して形成する。なお、下
側材料供給通路3dの下端は加熱筒5の内部に連通す
る。また、下側材料供給通路3dの上方には当該下側材
料供給通路3dに連続するプランジャガイド通路を設
け、このプランジャガイド通路を利用することにより、
下側材料供給通路3dに対してプランジャ4を進退移動
自在に収容する。他方、供給通路ブロック21の上端に
はプランジャ駆動シリンダ22を配設する。このプラン
ジャ駆動シリンダ22は油圧駆動回路23に接続してプ
ランジャ駆動部6を構成する。また、プランジャ駆動シ
リンダ22の駆動ロッド22rの先端(下端)はプラン
ジャ4の上端に結合する。これにより、プランジャ駆動
シリンダ22は油圧駆動回路23により駆動制御され、
プランジャ4は後述する前進位置Xf又は後退位置Xr
に進退移動する。
【0015】さらに、供給通路管25の上端には、図2
に示す第二材料供給装置31を取付ける。この第二材料
供給装置31は装置ブロック32を有し、この装置ブロ
ック32の上端には第二成形材料M2を収容するホッパ
33を備えるとともに、装置ブロック32の内部には水
平供給通路34を設ける。この水平供給通路34の材料
取込側はホッパ33の落下口33sに連通し、また、水
平供給通路34の材料排出側は装置ブロック32の内部
に設けた落下通路35に連通する。この落下通路35の
下端は上側材料供給通路3uの上端に連通する。一方、
水平供給通路34の内部にはフィードスクリュ36を収
容するとともに、装置ブロック32の一側にはフィード
スクリュ36の端部に結合して、フィードスクリュ36
を回転駆動する駆動モータユニット37を配設する。
【0016】他方、装置ブロック32の他側には回転検
出機構を配設する。図2中、38は回転検出機構におけ
る回転検出用ロッドを示す。この回転検出用ロッド38
はフィードスクリュ36の先端に設けた当該フィードス
クリュ36よりも小径の被支持シャフト36aに結合す
る。また、39は被支持シャフト36a及び回転検出用
ロッド38の収容孔であり、この収容孔39には閉塞部
40を挿入する。この閉塞部40は収容孔39に対して
着脱可能である。閉塞部40は円筒状に形成し、中心に
設けた軸受部41に被支持シャフト36aが貫通する。
【0017】さらに、水平供給通路34とフィードスク
リュ36間には、スリーブ部材42を挿入する。スリー
ブ部材42は筒状に形成し、周面42sの前部には第二
成形材料M2を排出する排出窓43を設けるとともに、
周面42sの後部には上半部を切欠いた第二成形材料M
2の通過孔44を設ける。これにより、スリーブ部材4
2を水平供給通路34とフィードスクリュ36間に挿入
した際には、当該スリーブ部材42の前端が閉塞部40
の端面に設けた凸部40pに嵌合して閉塞されるととも
に、通過孔44は落下口33sと水平供給通路34間に
位置する。
【0018】また、排出窓43はスリーブ部材42の中
心に対して斜め上方に設ける。即ち、フィードスクリュ
36の回転移動方向が上方向となる側であって、中心を
通る水平線からの周方向角度が略45゜となる位置に設
けるとともに、閉塞部40の近傍に配する。なお、排出
窓43の形状は横長の長方形に形成する。そして、排出
窓43は外側を落下通路35に臨ませるとともに、内側
をフィードスクリュ36のフライト部36Lに直接臨ま
せる。このスリーブ部材42は水平供給通路34に対し
て着脱可能である。
【0019】次に、本実施例に係る射出成形機1を用い
た成形方法について、図3に示すフローチャート及び図
4〜図7に示す行程図を参照して説明する。
【0020】今、射出工程が終了し、射出スクリュ7が
最前進位置に停止している場合を想定する。この場合、
プランジャ4は前進位置(下限位置)Xf(図4参照)
に停止し、下側材料供給通路3dを閉塞する(ステップ
S1)。なお、成形材料M2はガラスバルーン(或いは
ガラスビース)を使用する。ガラスバルーンは直径が
0.03〜0.06ミリメートル程度の内部中空の球状
増量材であり、樹脂中にそのままに充填することにより
成形品を軽量化できる。
【0021】この状態から計量工程に移行する。計量工
程では、射出スクリュ7を予め設定した第一回転速度で
回転させる(ステップS2)。これにより、ホッパ17
から供給されるペレットは加熱筒5内で可塑化溶融され
て溶融樹脂M1となるとともに、射出スクリュ7の前方
には後述する射出工程で強制供給される第二成形材料M
2の混入した溶融樹脂M1が計量される。また、計量工
程ではプランジャ4を図4に示す前進位置Xfに停止さ
せ、下側材料供給通路3dを閉塞する状態を維持する。
よって、下側材料供給通路3dに対する第二成形材料M
2及び溶融樹脂M1の侵入が阻止されるため、下側材料
供給通路3dに対して逆流の生じない確実な計量が行わ
れる。
【0022】一方、計量工程期間中においては第二材料
供給装置31による第二成形材料M2の計量が行われ、
計量された第二成形材料M2は、上側材料供給通路3u
内に保持される(ステップS3)。以上の状態を図4に
示す。第二材料供給装置31による計量は次のように行
われる。まず、駆動モータユニット37によりフィード
スクリュ36を回転させれば、ホッパ33から供給され
る第二成形材料M2(球状増量材)は、フィードスクリ
ュ36のフライト部36Lにより前方に送られるととも
に、排出窓43から材料落下通路35に排出される。こ
の際、排出窓43はスリーブ部材42の中心に対して斜
め上方かつ閉塞部40の近傍に位置するとともに、排出
窓43にはフライト部36Lが直接臨むため、第二成形
材料M2の排出量(供給量)は当該フライト部36Lの
回転に同期して常時一定となり、供給は安定に行われ
る。加えて、排出窓43はフィードスクリュ36の回転
移動方向が上方向となる側に存在するため、第二成形材
料M2は排出窓43の下方から掻き上げられて排出され
る。したがって、フィードスクリュ36が停止した場合
には、第二成形材料M2の排出も直ちに停止し、供給量
の正確な制御が行われる。
【0023】そして、計量工程が終了したなら(ステッ
プS4)、プランジャ駆動部6によりプランジャ4を後
退位置(上限位置)Xrに上昇させる(ステップS
5)。これにより、下側材料供給通路3dは開放され、
上側材料供給通路3u内に保持されていた第二成形材料
M2が下側材料供給通路3d内に落下する。この状態を
図5に示す。
【0024】次いで、射出工程に移行する。射出工程で
は、射出スクリュ7を予め設定した第二回転速度で回転
させつつ前進させる(ステップS6)。この場合、第二
回転速度は射出スクリュ7の前進速度や第二成形材料M
2の量等により決定され、通常、計量時における第一回
転速度よりも速くなる。また、同時に、プランジャ4に
より第二成形材料M2を加圧して加熱筒5内に強制的か
つ短時間(急速)に供給する(ステップS7)。この
際、射出スクリュ7が最前進位置に達するときにプラン
ジャ4も最前進位置に達するように、当該プランジャ4
の前進速度を設定する。この状態を図6に示す。よっ
て、自然供給では溶融樹脂M1中に混入しにくい球状増
量材(第二成形材料M2)も溶融樹脂M1中に確実かつ
均一に混入される。
【0025】そして、射出スクリュ7が最前進位置まで
移動すれば、射出工程は終了し、計量工程に移行する
(ステップS8,S1…)。この状態を図7に示す。
【0026】次に、本実施例に係る射出成形機1を用い
た他の成形方法について説明する。今、射出工程が終了
し、計量工程に移行する場合を想定する。計量工程で
は、まず、プランジャ4を後退位置Xrに移動させ、下
側材料供給通路3dを開放する。そして、射出スクリュ
7を回転させると同時に、第二材料供給装置31のフィ
ードスクリュ36を回転させ、第二成形材料M2を上側
材料供給通路3uに供給する。この際、下側材料供給通
路3dは開放されているため、第二成形材料M2は上側
材料供給通路3u及び下側材料供給通路3dを通って加
熱筒5内に供給される。第二成形材料M2は計量期間中
に予め設定された一定量が継続して供給され、射出スク
リュ7による計量が終了したなら、フィードスクリュ3
6の回転を停止させ、第二成形材料M2の供給を停止さ
せる。
【0027】計量工程の終了により射出工程に移行す
る。射出工程ではプランジャ4を前進位置Xfに移動さ
せ、下側材料供給通路3dを閉塞して加熱筒5からの溶
融樹脂M1が当該下側材料供給通路3dに侵入するのを
阻止する。また、射出スクリュ7は回転させることなく
前進させて射出を行う。そして、射出スクリュ7が最前
進位置まで移動すれば、射出工程は終了し、計量工程に
移行する。
【0028】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、第二成形材料は例示に限らず任意の球状増量材
を使用できるとともに、卵形等をはじめ球状以外の材料
の使用を妨げるものではない。特に、下側材料供給通路
には加熱筒内の溶融樹脂から発生した蒸気が入り込み、
湿気により第二成形材料が落下しにくくなるため、本発
明は他の任意の成形材料でも有効である。また、射出成
形機及びプランジャ駆動部は油圧駆動形式を例示した
が、サーボモータ等を利用した電動駆動形式であっても
よい。その他、細部の構成,形状,素材,数量等におい
て本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更できる。
【0029】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機
は、第二材料供給部に、屈曲部を介して連通する上側材
料供給通路と下側材料供給通路を設け、当該下側材料供
給通路にプランジャを進退移動自在に収容するととも
に、当該プランジャを、少なくとも下側材料供給通路を
閉塞して加熱筒からの溶融樹脂が当該下側材料供給通路
に侵入するのを阻止する前進位置又は下側材料供給通路
を開放して上側材料供給通路からの第二成形材料を受入
れる後退位置に移動させるプランジャ駆動部を設けてな
るため、球状増量材等を用いた第二成形材料であっても
溶融樹脂中に確実かつ均一に混入させることができ、も
って、成形品質及び均質性の大幅な向上を図ることがで
きるという顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る射出成形機の縦断側面図、
【図2】同射出成形機における第二材料供給部の縦断側
面図、
【図3】同射出成形機を用いた成形方法による成形行程
を順を追って示すフローチャート、
【図4】同成形方法による計量時の状態を示す射出成形
機の原理構成図、
【図5】同成形方法による計量終了時の状態を示す射出
成形機の原理構成図、
【図6】同成形方法による射出時の状態を示す射出成形
機の原理構成図、
【図7】同成形方法による射出終了時の状態を示す射出
成形機の原理構成図、
【符号の説明】
1 射出成形機 2 第二材料供給部 3r 屈曲部 3u 上側材料供給通路 3d 下側材料供給通路 4 プランジャ 5 加熱筒 6 プランジャ駆動部 7 射出スクリュ Xf 前進位置 Xr 後退位置 M2 第二成形材料

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱筒の中間部に第二成形材料を供給す
    る第二材料供給部を備える射出成形機において、前記第
    二材料供給部に、屈曲部を介して連通する上側材料供給
    通路と下側材料供給通路を設け、当該下側材料供給通路
    にプランジャを進退移動自在に収容するとともに、当該
    プランジャを、少なくとも前記下側材料供給通路を閉塞
    して加熱筒からの溶融樹脂が当該下側材料供給通路に侵
    入するのを阻止する前進位置又は前記下側材料供給通路
    を開放して前記上側材料供給通路からの第二成形材料を
    受入れる後退位置に移動させるプランジャ駆動部を設け
    たことを特徴とする射出成形機。
  2. 【請求項2】 前記第二成形材料は球状増量材であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 前記プランジャ駆動部は前記下側材料供
    給通路内の第二成形材料を前記プランジャにより加圧す
    る機能を有することを特徴とする請求項1記載の射出成
    形機。
  4. 【請求項4】 計量時に、前記プランジャを前進位置に
    移動させ、前記下側材料供給通路を閉塞して加熱筒から
    の溶融樹脂が当該下側材料供給通路に侵入するのを阻止
    し、射出時に、前記プランジャを後退位置に移動させ、
    前記下側材料供給通路を開放して前記上側材料供給通路
    からの第二成形材料を受入れるとともに、前記プランジ
    ャにより前記下側材料供給通路内の第二成形材料を加圧
    して加熱筒内に供給し、かつ射出スクリュを回転させつ
    つ前進させることを特徴とする請求項1記載の射出成形
    機。
  5. 【請求項5】 射出時には、射出スクリュを計量時とは
    異なる回転速度により回転させることを特徴とする請求
    項4記載の射出成形機。
  6. 【請求項6】 計量時に、前記プランジャを後退位置に
    移動させ、前記下側材料供給通路を開放することによ
    り、前記上側材料供給通路からの第二成形材料を受入れ
    るとともに、射出時に、前記プランジャを前進位置に移
    動させ、前記下側材料供給通路を閉塞して加熱筒からの
    溶融樹脂が当該下側材料供給通路に侵入するのを阻止
    し、かつ射出スクリュを回転させることなく前進させる
    ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機。
  7. 【請求項7】 前記第二成形材料は計量期間中に一定量
    を継続して供給することを特徴とする請求項6記載の射
    出成形機。
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