JPH1071265A - 研磨材分離装置 - Google Patents

研磨材分離装置

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JPH1071265A
JPH1071265A JP22867396A JP22867396A JPH1071265A JP H1071265 A JPH1071265 A JP H1071265A JP 22867396 A JP22867396 A JP 22867396A JP 22867396 A JP22867396 A JP 22867396A JP H1071265 A JPH1071265 A JP H1071265A
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JP
Japan
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abrasive
pachinko balls
stator
pachinko ball
pachinko
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Application number
JP22867396A
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English (en)
Inventor
Koichiro Maruhashi
孝一郎 丸橋
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IKYO KK
Original Assignee
IKYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、かつパチンコ玉と研磨材とを完全に
分離する。 【解決手段】 研磨材Pと混合攪拌され研磨装置16に
より研磨されたパチンコ玉Bは、排出口20からボック
ス18内に排出される。ステータ22に埋設された導線
26に交流電流が流れると、ステータ22の外周面に時
計回りに移動磁界が発生する。このため、排出口20か
ら排出されたパチンコ玉B及びパチンコ玉とパチンコ玉
との間に挟まれた研磨材Pは、推力により反時計回り移
動する。研磨材Pは遠心力で飛ばされるが、パチンコ玉
Bはステータ22に吸着されているので飛ばされず、落
下板36により削ぎ落とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ玉を研磨
する研磨材をパチンコ玉から分離する研磨材分離装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコホールには、パチンコ機が複数
配置された島が配列されており、この島内には、図9に
示すように、研磨装置102によって研磨揚送され、排
出口104から排出されたパチンコ玉Bと研磨材Pとを
分離する分離装置100が設けられている。この分離装
置100は、図10に示すように、複数の丸棒106を
並べて簀の子状に成形されている。丸棒106,106
の間の間隔は、パチンコ玉Bの径よりも小さくなってい
るので、丸棒106,106の間がパチンコ玉Bの搬送
路となり、この搬送路をパチンコ玉Bだけが流下して、
研磨材Pはこの間隙から下に落ちるようになっている。
【0003】しかし、この分離装置100では、研磨材
Pがパチンコ玉Bとパチンコ玉Bとの間に挟まれたまま
搬送路を流下する場合や、静電気により研磨材がパチン
コ玉に付着している場合には、パチンコ玉と研磨材とを
分離することができない。また、大量のパチンコ玉Bが
一度に搬送路に流れ込んで、パチンコ玉の上にさらにパ
チンコ玉が重なった状態で移動していくと、研磨材Pの
落ちる空間が無くなるため、パチンコ玉と研磨材とを分
離することができない。
【0004】そこで、大量のパチンコ玉Bが流れ込んで
も研磨材Pの落ちる空間を確保するために、例えば、図
11に示すように、丸棒106を略くの字状に上下2段
に配置したり、丸棒106自体を長くしたりして、搬送
路を長くすることが考えられる。このように搬送路を長
くすると、大量のパチンコ玉Bが一度に搬送路に流れ込
んだ場合には対処することができるが、研磨材Pがパチ
ンコ玉Bとパチンコ玉Bとの間に挟まれたまま搬送路を
流下する場合や、静電気により研磨材がパチンコ玉に付
着している場合には対処することができない。また、分
離装置100が大型になるという問題も有する。特に、
丸棒106を略くの字状に上下2段に配置すると、パチ
ンコ玉Bを丸棒106の上端まで揚送するためのモータ
108が上方に突出し、分離装置100の高さが高くな
ることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、小型で、且つパチンコ玉と研磨材とを完全に分離
できる研磨材分離装置を得ることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、パチンコ玉と研磨材とを混合攪拌してパチンコ玉を
研磨する研磨手段と、前記研磨手段の排出口に隣接して
配置してあり、前記パチンコ玉のみを外周面に吸着させ
て推力により周方向に移動させる筒状をしたステータ
と、前記ステータの外周面に吸着された前記パチンコ玉
と当接して、前記パチンコ玉を削ぎ落とす落下板と、を
有することを特徴とする。
【0007】パチンコ玉と研磨材とは、研磨手段によっ
て混合攪拌されるため、研磨手段の排出口から排出され
たパチンコ玉には、研磨材が付着している。
【0008】研磨手段の排出口に隣接して、ステータが
配置されており、排出口から排出されたパチンコ玉のみ
がステータに吸着される。次に、パチンコ玉は、推力に
よりステータの外周面を周方向に移動するため遠心力が
作用するが、パチンコ玉はステータに吸着されているの
で、遠心力でステータから振り切られることはない。一
方、パチンコ玉とパチンコ玉との間に挟まれた研磨材及
び静電気によりパチンコ玉に付着した研磨材もステータ
の外周面を周方向に移動して、遠心力によりパチンコ玉
から振り切られる。これによって、パチンコ玉と研磨材
とを分離できる。
【0009】また、パチンコ玉とステータとの間に研磨
材が挟まってしまっている場合でも、遠心力で研磨材の
みが振り切られ、パチンコ玉はステータに吸着されてい
るので、パチンコ玉と研磨材とを完全に分離できる。
【0010】次に、ステータに吸着されたパチンコ玉
は、落下板に当ってステータから削ぎ落とされ、例えば
補給樋等に流れ込んで、パチンコ機等に補給される。
【0011】このように、ステータへの吸着とパチンコ
玉の周方向への移動による遠心力とを利用してパチンコ
玉と研磨材とを分離するので、研磨材がパチンコ玉とパ
チンコ玉との間に挟まれている場合や、静電気により研
磨材がパチンコ玉に付着している場合にも、パチンコ玉
と研磨材とを分離することができる。
【0012】請求項2に記載の発明では、パチンコ玉と
研磨材とを混合攪拌してパチンコ玉を研磨する研磨手段
と、前記研磨手段の排出口に隣接して配置してあり、前
記パチンコ玉のみを外周面に吸着させて周方向に回転さ
せる磁気ロータと、前記磁気ロータの外周面に吸着され
た前記パチンコ玉と当接して、前記パチンコ玉を削ぎ落
とす落下板と、を有することを特徴とする。
【0013】研磨手段の排出口に隣接して配置された磁
気ロータが、排出口から排出されたパチンコ玉のみを外
周面に吸着し、パチンコ玉を周方向に回転させる。パチ
ンコ玉には遠心力が作用するが、パチンコ玉は磁気ロー
タに吸着されているので、磁気ロータから振り切られる
ことはなく、パチンコ玉とパチンコ玉との間に挟まれた
研磨材及び静電気によりパチンコ玉に付着した研磨材の
みがパチンコ玉から振り切られて、パチンコ玉と研磨材
とを分離できる。
【0014】また、パチンコ玉と磁気ロータとの間に研
磨材が挟まってしまっている場合でも、遠心力で研磨材
のみが振り切られ、パチンコ玉は磁気ロータに吸着され
ているので、パチンコ玉と研磨材とを完全に分離でき
る。
【0015】次に、磁気ロータに吸着されたパチンコ玉
は、落下板に当って磁気ロータから削ぎ落とされ、パチ
ンコ機等に補給される。
【0016】このように、磁気ロータへの吸着とパチン
コ玉の周方向への移動による遠心力とを利用してパチン
コ玉と研磨材とを分離するので、研磨材がパチンコ玉と
パチンコ玉との間に挟まれている場合や、静電気により
研磨材がパチンコ玉に付着している場合にも、パチンコ
玉と研磨材とを完全に分離することができる。
【0017】請求項3に記載の発明では、前記落下板と
所定の間隔をおいて配置してあり、前記パチンコ玉から
分離された前記研磨材と前記落下板により削ぎ落とされ
た前記パチンコ玉とを仕切る仕切板を有することを特徴
とする。
【0018】このため、落下板によって削ぎ落とされた
パチンコ玉と、回転の遠心力で振り切られた研磨材が、
再び混ざることはなく、パチンコ玉から研磨材が完全に
分離した状態で、パチンコ玉は補給樋等に流れる。
【0019】請求項4に記載の発明では、前記ステータ
の外周面と前記研磨手段の排出口との間隙は、前記研磨
材の径より大きく前記パチンコ玉の径より小さいもので
あることを特徴とする。
【0020】このため、研磨手段の排出口から排出され
たパチンコ玉は、ステータの外周面と研磨手段の排出口
との隙間から落ちずに、ステータに吸着される。一方、
研磨手段の排出口から排出された研磨材は、ステータに
吸着されずに、ステータの外周面と研磨手段の排出口と
の隙間から落下してしまう。このように、パチンコ玉を
ステータに吸着させる前に、パチンコ玉と研磨材とを分
離できる。
【0021】請求項5に記載の発明では、前記磁気ロー
タの外周面と前記研磨手段の排出口との間隙は、前記研
磨材の径より大きく前記パチンコ玉の径より小さいもの
であることを特徴とする。
【0022】このため、研磨手段の排出口から排出され
たパチンコ玉は、磁気ロータの外周面と研磨手段の排出
口との隙間から落ちずに、磁気ロータに吸着される。一
方、研磨手段の排出口から排出された研磨材は、磁気ロ
ータに吸着されずに、磁気ロータの外周面と研磨手段の
排出口との隙間から落下してしまう。このように、パチ
ンコ玉を磁気ロータに吸着させる前に、パチンコ玉と研
磨材とを分離できる。
【0023】請求項6に記載の発明では、前記磁気ロー
タは、筒体と、前記筒体内に配置された磁力発生手段
と、前記磁力発生手段により発生した磁力を前記筒体の
周方向に回転させる回転手段と、を有することを特徴と
する。
【0024】このため、筒体を回転させなくても、回転
手段によって、磁力を筒体の周方向に回転させることが
できる。これによって、パチンコ玉を筒体の周方向に回
転させて、回転遠心力でパチンコ玉と研磨材とを分離で
きる。また、磁力発生手段として、例えば電磁石を用い
れば、磁力の大きさを調整することができ、磁気ロータ
が吸着できるパチンコ玉の量を増やすこともできる。
【0025】請求項7に記載の発明では、前記磁気ロー
タは、磁気を帯びた筒体と、前記筒体を回転させる回転
手段と、を有することを特徴とする。
【0026】磁気を帯びた筒体を用いているので、筒体
とは別に磁力を発生する手段を設ける必要がなくなり、
部品点数が少なくなる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の第1の実施の
形態に係る研磨材分離装置10が適用されたパチンコ玉
研磨揚送機12が示されている。
【0028】パチンコ玉研磨揚送機12の下部には、パ
チンコ玉研磨揚送機12に流入したパチンコ玉Bと粒状
の研磨材Pとを混合し攪拌する混合装置14が設けられ
ている。混合装置14によって研磨材と混合されたパチ
ンコ玉は、図2に示すように、研磨機16の中をらせん
状に上昇しながら研磨される。
【0029】パチンコ玉研磨揚送機12の上部には、ボ
ックス18が設けられており、研磨されたパチンコ玉
は、排出口20からボックス18内に排出される。
【0030】ボックス18内には、円筒状のステータ2
2が軸を略水平にして配設されている。ステータ22の
外周面と、排出口20の底板20aとの間には、パチン
コ玉の径よりも小さく、且つ研磨材の粒径よりも大きい
隙間があいている。
【0031】ステータ22の内側には、複数の磁心歯部
24aが所定間隔で外側に向かって突出する磁心24が
設けられている。また、ステータ22には、導線26
が、ステータ22の外周面に沿って埋め込まれており、
この導線26に交流電流が流されると、ステータ24の
外周面に、時計回りに移動磁界が発生する。この磁力に
よって、排出口20から排出されたパチンコ玉は、ステ
ータ22の外周面に吸着される。また、ステータ22に
吸着されたパチンコ玉Bは、移動磁界とは逆方向、すな
わち、反時計回りに推力を受けて移動する。
【0032】一方、排出口20から排出された研磨材P
は、ステータ22に吸着されず、ステータ22の外周面
と排出口20の底板20aとの隙間から落ちる。この隙
間の下方には、上端が漏斗状に開口し、開口縁がステー
タ22に向かって斜めになった回収筒28が設けられて
おり、ステータ22の外周面と排出口20の底板20a
との隙間から落ちた研磨材Pは、この回収筒28に回収
されて、混合装置14に戻されるようになっている。
【0033】反時計回りに移動するパチンコ玉Bには遠
心力が作用するが、パチンコ玉Bは磁力によってステー
タ22の外周面に吸着されているので、ステータ22か
ら離れて飛ばされることはない。一方、パチンコ玉Bと
パチンコ玉Bとの間に挟まれた研磨材P及び静電気によ
りパチンコ玉Bに付着した研磨材Pは、磁力によってス
テータ22の外周面に吸着されていないので、パチンコ
玉Bが反時計回りに移動する遠心力によりパチンコ玉B
から分離して飛ばされる。
【0034】ステータ22と、ボックス18の側壁18
aとの間には、上端が漏斗状に開口した回収板32が設
けられており、パチンコ玉から分離された研磨材Pが回
収されるようになっている。回収板32の下端には回収
ホース34が接続されており、回収板32によって回収
された研磨材が、混合装置14に戻されるようになって
いる。
【0035】ステータ22の左斜め下方には、パチンコ
玉の径よりも短い隙間をあけて、落下板36が設けられ
ており、ステータ22の外周面に沿って反時計回りに移
動したパチンコ玉は、この落下板36に当たって、ステ
ータ22の外周面から削ぎ落とされる。削ぎ落とされた
パチンコ玉は、通路38及び後述する樋42(図3参
照)を通って図示しないパチンコ機等に補給されるよう
になっている。
【0036】また、落下板36と所定の間隔をあけて、
仕切板40が設けられており、落下板36との間にパチ
ンコ玉の通路を構成すると共に、パチンコ玉Bから分離
して飛ばされた研磨材Pが、ステータ22の外周面から
削ぎ落とされたパチンコ玉Bと隔離されている。これに
より、研磨材Pがボックス18内で再びパチンコ玉Bと
混ざってしまうことがないようになっている。
【0037】通路38の出口には、図3に示す樋42が
接続されており、この樋42をパチンコ玉Bが自重で流
下して、パチンコ機等に供給されるようになっている。
【0038】樋42の一部分には、消磁コイル44が取
り付けられており、この消磁コイル44に、電源46か
ら、消磁電流が流されるようになっている。ステータ2
2に吸着したパチンコ玉Bは、ステータ22から削ぎ落
とされた後も磁気が残留している場合があるが、消磁コ
イル44の中を通ることでこの残留磁気が除去されるよ
うになっている。
【0039】次に、第1の実施の形態に係る研磨材分離
装置10の作用を説明する。図1に示すように、混合装
置14によって混合された研磨材Pとパチンコ玉Bは、
研磨機16内を螺旋状に上昇しながら研磨され、図2に
示すように、ボックス18内で排出口20から排出され
る。
【0040】ステータ22の外周面には磁力が作用して
いるので、排出口20から排出されたパチンコ玉は、ス
テータ22の外周面に吸着される。このとき、排出口2
0の底板20aとステータ22との隙間は、パチンコ玉
Bの径よりも短いので、パチンコ玉Bはこの隙間から落
ちない。
【0041】一方、排出口20の底板20aとステータ
22との隙間は、研磨材Pの粒径よりも大きいので、排
出口20から排出された研磨材Pはこの隙間から落ち
る。隙間から落ちた研磨材Pは、回収筒28に回収さ
れ、混合装置14に戻される。
【0042】ステータ22の外周面には、時計回りに移
動磁界が発生し、この磁力によってステータ22に吸着
されたパチンコ玉Bは、移動磁界とは逆方向、すなわち
反時計回りに推力を受けて移動する。この反時計回りへ
の移動のため、パチンコ玉Bには遠心力が作用するが、
パチンコ玉Bは磁力でステータ22に吸着されているの
で、ステータ22から飛ばされることはない。
【0043】一方、排出口20の底板20aとステータ
22との隙間から落ちずにパチンコ玉Bとパチンコ玉B
との間に挟まれた研磨材P及び静電気によりパチンコ玉
Bに付着した研磨材Pや、パチンコ玉Bとステータ22
の外周面との間に挟まれた研磨材Pは、磁力によりステ
ータ22に吸着されていないので、遠心力で飛ばされ
る。このため、パチンコ玉Bと研磨材Pとは、完全に分
離される。
【0044】遠心力で飛ばされた研磨材Pは、回収板3
2に当たって回収され、回収ホース34を通って混合装
置14に戻される。
【0045】研磨材Pと分離されたパチンコ玉Bは、落
下板36に当たって、ステータ22の外周面から削ぎ落
とされ、通路38から図3に示す樋42を通って図示し
ないパチンコ機等に補給される。このとき、樋42に取
り付けられた消磁コイル44によって、パチンコ玉Bの
残留磁気が除去されるので、遊戯に影響が出ない。
【0046】また、図2に示すように、パチンコ玉Bと
研磨材Pとは仕切板40によって仕切られているため、
研磨材Pとパチンコ玉Bとは完全に分離される。
【0047】このように、磁力によってパチンコ玉Bを
ステータ22の外周面に吸着させると共に、パチンコ玉
Bとパチンコ玉Bとの間に挟まれた研磨材P及び静電気
によりパチンコ玉Bに付着した研磨材Pを遠心力により
飛ばすようにしたので、パチンコ玉Bと研磨材Pとを完
全に分離できる。
【0048】また、従来の簀の子状の分離装置のよう
に、パチンコ玉Bと研磨材Pとをより十分に分離させる
ために、パチンコ玉搬送路を長くする必要はなく、研磨
材分離装置10を小型化できる。
【0049】なお、ステータ22の外周面の磁力を十分
大きくしておけば、排出口20の底板20aとステータ
22との隙間がパチンコ玉Bの径より大きくても、パチ
ンコ玉Bがこの隙間から落ちずに、ステータ22に吸着
される。
【0050】また、ボックス18内でパチンコ玉Bから
分離された研磨材Pを回収するために、回収筒28及び
回収板32に代えて、図4に示すように、上端が大きく
漏斗状に開口し、開口縁が研磨機16の側壁16aの外
面及びボックス18の側壁18aの内面に当接する回収
板48を設けてもよい。これにより、ボックス18内の
構造が簡単になる。また、回収板48で回収した研磨材
Pは、1本の回収ホース49で図1に示す混合装置14
に戻すことができるようになる。
【0051】また、円筒状のステータ22に代えて、図
5及び図6に示すように長円状で略上下方向に長径が位
置するように配設されたステータ62を用いてもよい。
このステータ62においても、ステータ22の場合と同
様にして、時計回りに移動磁界を発生させ、パチンコ玉
Bをステータ62の外周面に吸着させると共に反時計回
りに移動させる。すなわち、排出口60から排出された
パチンコ玉Bは、ステータ62の外周面に吸着されて上
方に移動していくが、排出口60から排出された研磨材
Pは、磁力でステータ62の外周面に吸着されないの
で、排出口60の底板60aとステータ62との隙間か
ら落ちて回収筒61により回収される。一方、排出口6
0の底板60aとステータ62との隙間から落ちずに、
パチンコ玉Bとパチンコ玉Bとの間に挟まれた研磨材P
及び静電気によりパチンコ玉に付着した研磨材は、パチ
ンコ玉と共に上方に移動していき、遠心力によりステー
タ62から飛ばされる。遠心力で飛ばされた研磨材P
は、回収板63に当たって回収される。研磨材と分離さ
れたパチンコ玉Bは、落下板64に当たってステータ6
2の外周面から削ぎ落とされ、通路65を通っていった
ん貯蔵タンク66に貯蔵され、さらに図6に示すように
樋67を流下してパチンコ機等に供給される。
【0052】このように、長円状のステータ62を用い
た場合でも、従来のように、簀の子状にした搬送路を傾
斜させたり、傾斜させた搬送路の上端にパチンコ玉を揚
送するための揚送用モータを設置したりする必要がなく
なるので、研磨材分離装置の高さを低くでき、樋67と
天井S(図6参照)との間隔を縮めることができる。従
って、天井Sが低いパチンコ店であっても、研磨材分離
装置を設置することができるようになり、見栄えもよく
なる。
【0053】図7には、本発明の第2の実施の形態に係
る研磨材分離装置70が示されている。
【0054】この研磨材分離装置70も、第1の実施の
形態に係る研磨材分離装置10と同様に、パチンコ玉研
磨揚送機12(図1参照)の上部のボックス18内に設
けられている。以下、第1の実施の形態に係る研磨材分
離装置10と同一の構成については、同一符号を付して
説明を省略する。
【0055】研磨材分離装置70は、円筒状の筒体72
を有しており、この筒体72の内側に、筒体72よりも
小径の小筒74が、筒体72と同軸に配設されている。
小筒74には、周方向全体に渡って複数の磁石76が埋
め込まれており、この磁石76の磁力が、筒体72の外
周面に作用するようになっている。(なお、図7では、
磁石76の一部のみを示している。)このため、パチン
コ玉Bは、磁力で筒体72の外面に吸着される。また、
小筒74は、図示しないモータによって回転するように
なっており、筒体72の外周面に吸着されたパチンコ玉
Bが、反時計回りに移動するようになっている。
【0056】この研磨材分離装置70においても、排出
口20から排出されたパチンコ玉Bは、筒体72に吸着
される。このとき、排出口20から排出された研磨材P
は、筒体72の外周面と排出口20の底板20aとの隙
間から落ちる。
【0057】また、この研磨材分離装置70では、筒体
72を回転させなくても、パチンコ玉Bが筒体72の外
周面に沿って反時計回りに移動し、パチンコ玉Bに遠心
力が作用する。パチンコ玉Bは筒体72に吸着されてい
るので、遠心力で飛ばされることはなく、パチンコ玉B
とパチンコ玉Bとの間に挟まれた研磨材P及び静電気に
よりパチンコ玉Bに付着した研磨材Pや、パチンコ玉B
と筒体72の外周面との間に挟まれた研磨材Pのみが遠
心力によりパチンコ玉Bから振り切られる。この遠心力
でパチンコ玉Bと研磨材Pとを分離することができる。
【0058】磁石76としては、永久磁石、電磁石のい
ずれを用いることもできるが、特に電磁石を用いた場合
には、筒体72の外周面に作用する磁力の大きさを変え
ることができるので、筒体72の外面に吸着できるパチ
ンコ玉Bの量を増やすことができるようになる。
【0059】図8には、本発明の第3の実施の形態に係
る研磨材分離装置50が示されている。
【0060】この研磨材分離装置50も、第1の実施の
形態に係る研磨材分離装置10と同様に、パチンコ玉研
磨揚送機12(図1参照)の上部のボックス18内に設
けられている。以下、第1の実施の形態に係る研磨材分
離装置10と同一の構成については、同一符号を付して
説明を省略する。
【0061】研磨材分離装置50は、円筒状の磁気ロー
タ52を有している。この磁気ロータ52は磁気を帯び
ており、パチンコ玉Bを外周面に吸着できるようになっ
ている。従って、第1の実施の形態に係るステータ22
と異なり、導線は埋め込まれていない。
【0062】また、磁気ロータ52は、図示しないモー
ターにより回転するようになっている。
【0063】排出口20から排出されたパチンコ玉B
は、磁気ロータ52に吸着される。このとき、排出口2
0から排出された研磨材Pは、磁気ロータ52の外周面
と排出口20の底板20aとの隙間から落ちる。
【0064】磁気ロータ52に吸着されたパチンコ玉B
には、磁気ロータ52の回転による遠心力が作用する
が、パチンコ玉Bは磁気ロータ52に吸着されているの
で、遠心力で飛ばされることはなく、パチンコ玉Bとパ
チンコ玉Bとの間に挟まれた研磨材P及び静電気により
パチンコ玉Bに付着した研磨材Pや、パチンコ玉Bと磁
気ロータ52の外周面との間に挟まれた研磨材Pのみが
遠心力によりパチンコ玉Bから振り切られる。
【0065】従って、この研磨材分離装置50において
も、磁気ロータ52の回転による遠心力を利用し、パチ
ンコ玉Bと研磨材Pとを完全に分離できる。しかも、磁
気ロータ52の内部に導線を埋め込む必要がないので、
構造が簡単になる。
【0066】なお、第2の実施の形態の筒体72、小筒
74及び第3の実施の形態の磁気ロータ52を、図5及
び図6に示したステータ62のように、上下方向に長軸
が配置される長円状に形成してもよい。この場合でも、
ステータ62と同様、搬送路を傾斜させて研磨材分離部
を構成したり、傾斜させた搬送路の上端にパチンコ玉を
揚送するための揚送用モータを設置したりする必要がな
くなるので、研磨材分離装置が小型になり、見栄えもよ
くなる。
【0067】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、パチンコ
玉と研磨材とを完全に分離でき、しかも研磨材分離装置
が小型になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る研磨材分離装
置を備えたパチンコ玉揚送機の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る研磨材分離装
置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る研磨材分離装
置と共に使用される消磁装置の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る研磨材分離装
置の変形例の断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る研磨材分離装
置の変形例の断面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る研磨材分離装
置の変形例の断面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る研磨材分離装
置の断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係る研磨材分離装
置の断面図である。
【図9】従来の研磨材分離装置の断面図である。
【図10】従来の研磨材分離装置の概略的斜視図であ
る。
【図11】従来の研磨材分離装置の断面図である。
【符号の説明】
10 研磨材分離装置 12 パチンコ玉研磨揚送機 16 研磨機(研磨手段) 22 ステータ 26 導線(磁力発生手段) 36 落下板 40 仕切板 50 研磨材分離装置 52 磁気ロータ(筒体) 62 ステータ 70 研磨材分離装置 72 筒体 74 小筒(回転手段) 76 磁石(磁力発生手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉と研磨材とを混合攪拌してパ
    チンコ玉を研磨する研磨手段と、 前記研磨手段の排出口に隣接して配置してあり、前記パ
    チンコ玉のみを外周面に吸着させて推力により周方向に
    移動させる筒状をしたステータと、 前記ステータの外周面に吸着された前記パチンコ玉と当
    接して、前記パチンコ玉を削ぎ落とす落下板と、 を有することを特徴とする研磨材分離装置。
  2. 【請求項2】 パチンコ玉と研磨材とを混合攪拌してパ
    チンコ玉を研磨する研磨手段と、 前記研磨手段の排出口に隣接して配置してあり、前記パ
    チンコ玉のみを外周面に吸着させて周方向に回転させる
    磁気ロータと、 前記磁気ロータの外周面に吸着された前記パチンコ玉と
    当接して、前記パチンコ玉を削ぎ落とす落下板と、 を有することを特徴とする研磨材分離装置。
  3. 【請求項3】 前記落下板と所定の間隔をおいて配置し
    てあり、前記パチンコ玉から分離された前記研磨材と前
    記落下板により削ぎ落とされた前記パチンコ玉とを仕切
    る仕切板を有することを特徴とする請求項1又は請求項
    2に記載の研磨材分離装置。
  4. 【請求項4】 前記ステータの外周面と前記研磨手段の
    排出口との間隙は、前記研磨材の径より大きく前記パチ
    ンコ玉の径より小さいものであることを特徴とする請求
    項1又は請求項3に記載の研磨材分離装置。
  5. 【請求項5】 前記磁気ロータの外周面と前記研磨手段
    の排出口との間隙は、前記研磨材の径より大きく前記パ
    チンコ玉の径より小さいものであることを特徴とする請
    求項2又は請求項3に記載の研磨材分離装置。
  6. 【請求項6】 前記磁気ロータは、 筒体と、 前記筒体内に配置された磁力発生手段と、 前記磁力発生手段により発生した磁力を前記筒体の周方
    向に回転させる回転手段と、 を有することを特徴とする請求項2、請求項3又は請求
    項5のいずれかに記載の研磨材分離装置。
  7. 【請求項7】 前記磁気ロータは、 磁気を帯びた筒体と、 前記筒体を回転させる回転手段と、 を有することを特徴とする請求項2、請求項3又は請求
    項5のいずれかに記載の研磨材分離装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012095912A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Ebis Work:Kk 遊技球揚送装置
KR101689189B1 (ko) * 2015-12-28 2016-12-23 남중수 메밀묵 제조용 앙금 연속 추출기

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JP2012095912A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Ebis Work:Kk 遊技球揚送装置
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