JP2001219094A - 磁力選別機 - Google Patents
磁力選別機Info
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- JP2001219094A JP2001219094A JP2000034828A JP2000034828A JP2001219094A JP 2001219094 A JP2001219094 A JP 2001219094A JP 2000034828 A JP2000034828 A JP 2000034828A JP 2000034828 A JP2000034828 A JP 2000034828A JP 2001219094 A JP2001219094 A JP 2001219094A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原料粉粒体に混入した磁性異物を効率よく磁
石に付着させることができて素材や製品への磁性異物の
混入を防止することができ、磁石に付着した磁性異物を
容易に除去することができて保守性の良い磁力選別機を
提供する。 【解決手段】 粉粒体中10に存在する磁性異物を磁力
によって選別する磁力選別機において、粉粒体10の流
れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石5を放射状に配
置した。複数の棒状磁石5は、粉粒体10の流れの上手
から下手に向かって複数段設けることができ、複数段設
けた複数の磁石5A、5B、5Cを粉粒体10の流れ方
向から見た場合に、互いに隣接する磁石の間の角度を略
々一定とすることが好適である。磁力選別機を通過する
粉粒体10の量を可変とするとなお良い。
石に付着させることができて素材や製品への磁性異物の
混入を防止することができ、磁石に付着した磁性異物を
容易に除去することができて保守性の良い磁力選別機を
提供する。 【解決手段】 粉粒体中10に存在する磁性異物を磁力
によって選別する磁力選別機において、粉粒体10の流
れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石5を放射状に配
置した。複数の棒状磁石5は、粉粒体10の流れの上手
から下手に向かって複数段設けることができ、複数段設
けた複数の磁石5A、5B、5Cを粉粒体10の流れ方
向から見た場合に、互いに隣接する磁石の間の角度を略
々一定とすることが好適である。磁力選別機を通過する
粉粒体10の量を可変とするとなお良い。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁力選別機に関
し、特に、略々一定方向に流れる粉粒体中に配置され、
粉粒体中に混入した金属片等の磁性異物等を磁力によっ
て選別するために使用される磁力選別機に関する。
し、特に、略々一定方向に流れる粉粒体中に配置され、
粉粒体中に混入した金属片等の磁性異物等を磁力によっ
て選別するために使用される磁力選別機に関する。
【0002】
【従来の技術】医薬品、食品、化学薬品、合成樹脂、工
業材料等の製造、加工等は、数多くの金属部品を組み合
わせて構成した機械装置で行われることがほとんどであ
り、原料から素材へ、また、素材から製品へと機械加工
等された後、製品がユーザーに納入される。
業材料等の製造、加工等は、数多くの金属部品を組み合
わせて構成した機械装置で行われることがほとんどであ
り、原料から素材へ、また、素材から製品へと機械加工
等された後、製品がユーザーに納入される。
【0003】原料や素材を製品化するにあたって、粉砕
工程、輸送工程、混合工程、篩別工程、乾燥工程、計量
工程、造粒工程、袋詰工程等の数多くの工程を実施する
こととなるが、各々の工程で発生する摩耗粉、粉砕粉、
破損粉、脱落した部品等によって、素材や製品に様々な
形で磁性異物が混入するおそれがある。
工程、輸送工程、混合工程、篩別工程、乾燥工程、計量
工程、造粒工程、袋詰工程等の数多くの工程を実施する
こととなるが、各々の工程で発生する摩耗粉、粉砕粉、
破損粉、脱落した部品等によって、素材や製品に様々な
形で磁性異物が混入するおそれがある。
【0004】そして、素材や製品への磁性異物の混入を
防止するため、従来、磁力選別機を含む種々の磁性異物
除去装置が使用されている。
防止するため、従来、磁力選別機を含む種々の磁性異物
除去装置が使用されている。
【0005】例えば、粉粒体等が上下方向に流れる原料
シュートの内部に、複数の棒状の永久磁石または電磁石
を水平面内において互いに平行に、または格子状に配置
して、粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させて除
去することが行われている。
シュートの内部に、複数の棒状の永久磁石または電磁石
を水平面内において互いに平行に、または格子状に配置
して、粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させて除
去することが行われている。
【0006】また、図8に示すような竪軸型ロータリー
フィーダー60において、円筒状のケーシング63内の
鉛直方向に延設された回転軸64に固定された回転羽根
65の一部または全部を永久磁石として、供給部61a
からケーシング63内に供給された粉粒体に混入した磁
性異物を、排出部62aから排出されるまでの間に永久
磁石に付着させて除去することも行われている。
フィーダー60において、円筒状のケーシング63内の
鉛直方向に延設された回転軸64に固定された回転羽根
65の一部または全部を永久磁石として、供給部61a
からケーシング63内に供給された粉粒体に混入した磁
性異物を、排出部62aから排出されるまでの間に永久
磁石に付着させて除去することも行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の磁
力選別機において、複数の棒状の永久磁石または電磁石
を水平面内において互いに平行に、または格子状に配置
した場合には、原料粉粒体に混入した磁性異物を効率よ
く磁石に付着させることができず、素材や製品に磁性異
物が混入するおそれがあるという問題があった。
力選別機において、複数の棒状の永久磁石または電磁石
を水平面内において互いに平行に、または格子状に配置
した場合には、原料粉粒体に混入した磁性異物を効率よ
く磁石に付着させることができず、素材や製品に磁性異
物が混入するおそれがあるという問題があった。
【0008】一方、竪軸型ロータリーフィーダー60の
回転羽根65の一部を永久磁石として、原料粉粒体に混
入した磁性異物を除去する場合にも、効率よく磁性異物
を磁石に付着させることができないとともに、回転羽根
65に付着した磁性異物をケーシング63から除去する
のに手間がかかるという問題があった。
回転羽根65の一部を永久磁石として、原料粉粒体に混
入した磁性異物を除去する場合にも、効率よく磁性異物
を磁石に付着させることができないとともに、回転羽根
65に付着した磁性異物をケーシング63から除去する
のに手間がかかるという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、上記従来の磁力選別機
における問題点に鑑みてなされたものであって、原料粉
粒体に混入した磁性異物を効率よく磁石に付着させるこ
とができて素材や製品への磁性異物の混入を防止するこ
とができるとともに、磁石に付着した磁性異物を容易に
除去することができて保守性の良い磁力選別機を提供す
ることを目的とする。
における問題点に鑑みてなされたものであって、原料粉
粒体に混入した磁性異物を効率よく磁石に付着させるこ
とができて素材や製品への磁性異物の混入を防止するこ
とができるとともに、磁石に付着した磁性異物を容易に
除去することができて保守性の良い磁力選別機を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、粉粒体中に存在する磁性異
物を磁力によって選別する磁力選別機において、前記粉
粒体の流れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石を放射
状に配置したことを特徴とする。
め、請求項1記載の発明は、粉粒体中に存在する磁性異
物を磁力によって選別する磁力選別機において、前記粉
粒体の流れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石を放射
状に配置したことを特徴とする。
【0011】そして、請求項1記載の発明によれば、粉
粒体の流れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石を放射
状に配置したため、簡易な構成によって、隣接する棒状
磁石の間からショートパスする磁性異物が少なく、効率
よく原料粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させる
ことができて素材や製品への磁性異物の混入を防止する
ことができるとともに、磁性異物を棒状磁石から容易に
除去することができて保守性が良い。
粒体の流れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石を放射
状に配置したため、簡易な構成によって、隣接する棒状
磁石の間からショートパスする磁性異物が少なく、効率
よく原料粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させる
ことができて素材や製品への磁性異物の混入を防止する
ことができるとともに、磁性異物を棒状磁石から容易に
除去することができて保守性が良い。
【0012】請求項2記載の発明は、粉粒体中に存在す
る磁性異物を磁力によって選別する磁力選別機におい
て、前記粉粒体の流れに対して垂直な面内に水平面内に
放射状に配置した複数の磁石を、前記粉粒体の流れの上
手から下手に向かって複数段設けたことを特徴とする。
る磁性異物を磁力によって選別する磁力選別機におい
て、前記粉粒体の流れに対して垂直な面内に水平面内に
放射状に配置した複数の磁石を、前記粉粒体の流れの上
手から下手に向かって複数段設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2記載の発明によれば、粉粒体の流
れに対して垂直な面内に水平面内に放射状に配置した複
数の磁石を、前記粉粒体の流れの上手から下手に向かっ
て複数段設けたため、隣接する棒状磁石の間からショー
トパスする磁性異物がさらに少なくなり、より効率よく
原料粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させること
ができて素材や製品への磁性異物の混入を防止すること
ができるとともに、磁性異物を棒状磁石から容易に除去
することができて保守性が良い。
れに対して垂直な面内に水平面内に放射状に配置した複
数の磁石を、前記粉粒体の流れの上手から下手に向かっ
て複数段設けたため、隣接する棒状磁石の間からショー
トパスする磁性異物がさらに少なくなり、より効率よく
原料粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させること
ができて素材や製品への磁性異物の混入を防止すること
ができるとともに、磁性異物を棒状磁石から容易に除去
することができて保守性が良い。
【0014】また、請求項3記載の発明は、前記複数段
設けた複数の磁石を前記粉粒体の流れ方向から見た場合
に、互いに隣接する磁石の間の角度を略々一定としたこ
とを特徴とする。
設けた複数の磁石を前記粉粒体の流れ方向から見た場合
に、互いに隣接する磁石の間の角度を略々一定としたこ
とを特徴とする。
【0015】これによって、特定の磁石の間から磁性異
物がショートパスすることがなく、より効率よく原料粉
粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させることができ
る。
物がショートパスすることがなく、より効率よく原料粉
粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させることができ
る。
【0016】請求項4記載の発明は、前記磁力選別機を
通過する前記粉粒体の量を可変としたことを特徴とす
る。
通過する前記粉粒体の量を可変としたことを特徴とす
る。
【0017】これによって、設置した磁石の本数に対し
て磁力選別機を通過する粉粒体の量が多いため磁性異物
を着磁させることが困難な場合であっても、磁力選別機
を通過する粉粒体の量を少なくすることによって、確実
に原料粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させるこ
とができる。
て磁力選別機を通過する粉粒体の量が多いため磁性異物
を着磁させることが困難な場合であっても、磁力選別機
を通過する粉粒体の量を少なくすることによって、確実
に原料粉粒体に混入した磁性異物を磁石に付着させるこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる磁力選別機
の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0019】図1は、本発明にかかる磁力選別機を含む
装置の一実施例を示し、この装置は、粉粒体原料を貯蔵
するホッパ1と、ホッパ1内における粉粒体のブリッジ
を防止するためホッパ1の底部に配置された撹拌羽根2
と、回転することにより撹拌羽根2によって流動化した
粉粒体をケーシング4内に供給する定量供給用テーブル
3と、ケーシング4に水面内に放射状に配置された永久
磁石5と、ケーシング4から粉粒体を次工程に導くシュ
ート6等で構成される。
装置の一実施例を示し、この装置は、粉粒体原料を貯蔵
するホッパ1と、ホッパ1内における粉粒体のブリッジ
を防止するためホッパ1の底部に配置された撹拌羽根2
と、回転することにより撹拌羽根2によって流動化した
粉粒体をケーシング4内に供給する定量供給用テーブル
3と、ケーシング4に水面内に放射状に配置された永久
磁石5と、ケーシング4から粉粒体を次工程に導くシュ
ート6等で構成される。
【0020】ホッパ1は、金属板等によって逆円錐状に
形成され、上方より粉粒体が供給され、ホッパ1内に粉
粒体を一時的に貯属できる構造となっている。
形成され、上方より粉粒体が供給され、ホッパ1内に粉
粒体を一時的に貯属できる構造となっている。
【0021】撹拌羽根2は、ホッパ1の内部において、
図示しないモータによって回転する回転軸12とともに
回転し、ホッパ1内における粉粒体のブリッジを防止
し、円滑に粉粒体を定量供給用テーブル3に供給するた
めに備えられる。
図示しないモータによって回転する回転軸12とともに
回転し、ホッパ1内における粉粒体のブリッジを防止
し、円滑に粉粒体を定量供給用テーブル3に供給するた
めに備えられる。
【0022】定量供給用テーブル3は、撹拌羽根2とケ
ーシング4との間に介装され、図2に示すように、供給
口3aより上方に位置する粉粒体を定量供給用テーブル
3内に導く。尚、定量供給用テーブル3の回転数は、シ
ュート6の下方に配置された可変速モータ7によって可
変となっており、定量供給用テーブル3を可変速とする
ことで、ケーシング4内を通過する粉粒体の量が変化す
る。
ーシング4との間に介装され、図2に示すように、供給
口3aより上方に位置する粉粒体を定量供給用テーブル
3内に導く。尚、定量供給用テーブル3の回転数は、シ
ュート6の下方に配置された可変速モータ7によって可
変となっており、定量供給用テーブル3を可変速とする
ことで、ケーシング4内を通過する粉粒体の量が変化す
る。
【0023】ケーシング4は、円筒状に形成され、その
内部には、複数の永久磁石5が配置されるとともに、外
側にはケーシング4内を点検するため、及び永久磁石5
に付着した磁性異物を手作業で除去するための点検口8
が設けられる。
内部には、複数の永久磁石5が配置されるとともに、外
側にはケーシング4内を点検するため、及び永久磁石5
に付着した磁性異物を手作業で除去するための点検口8
が設けられる。
【0024】永久磁石5は、図3に示すように、棒状に
形成され、一端には永久磁石5全体をケーシング4に固
定するためのボス部5aが設けられ、N極とS極とで構
成される磁性体5cと、各磁性体5cの間のヨーク部5
bとで構成される。
形成され、一端には永久磁石5全体をケーシング4に固
定するためのボス部5aが設けられ、N極とS極とで構
成される磁性体5cと、各磁性体5cの間のヨーク部5
bとで構成される。
【0025】この永久磁石5は、図4(b)に示すよう
に、3段にわたって配置され、各段の永久磁石5は、水
平面内においてケーシング4の中心から放射方向に延設
されている。そして、図4(a)に示すように、永久磁
石5を上方から見た場合に、互いに隣接する永久磁石5
の間の角度が一定となるように永久磁石5が配置され
る。
に、3段にわたって配置され、各段の永久磁石5は、水
平面内においてケーシング4の中心から放射方向に延設
されている。そして、図4(a)に示すように、永久磁
石5を上方から見た場合に、互いに隣接する永久磁石5
の間の角度が一定となるように永久磁石5が配置され
る。
【0026】次に、上記構成を有する磁力選別機を含む
装置の動作について、図面を参照しながら説明する。
装置の動作について、図面を参照しながら説明する。
【0027】図1においてホッパ1内に貯蔵された粉粒
体10は、ホッパ1の底部において撹拌羽根2において
撹拌され、流動化した後定量供給用テーブル3の回転に
よって供給口3aを介してケーシング4内に供給され
る。
体10は、ホッパ1の底部において撹拌羽根2において
撹拌され、流動化した後定量供給用テーブル3の回転に
よって供給口3aを介してケーシング4内に供給され
る。
【0028】ケーシング4において、粉粒体10は重力
により上下方向に流れるが、この際、3段に配置された
永久磁石5の磁力によって粉粒体10内に混入する磁性
異物が除去される。すなわち、図5に示すように、粉粒
体10は、1段目の永久磁石5A、2段目の永久磁石5
B、3段目の永久磁石5Cと順次衝突するか、近接して
下方に移動するため、いずれかの磁石5A、5B、5C
に着磁する確率が高く、粉粒体10に混入した磁性異物
が無理なく選別される。
により上下方向に流れるが、この際、3段に配置された
永久磁石5の磁力によって粉粒体10内に混入する磁性
異物が除去される。すなわち、図5に示すように、粉粒
体10は、1段目の永久磁石5A、2段目の永久磁石5
B、3段目の永久磁石5Cと順次衝突するか、近接して
下方に移動するため、いずれかの磁石5A、5B、5C
に着磁する確率が高く、粉粒体10に混入した磁性異物
が無理なく選別される。
【0029】この際、図4(a)に示すように、永久磁
石5を上方から見た場合に、互いに隣接する永久磁石5
の間の角度が一定となるように永久磁石5が配置されて
いるため、磁性異物がいずれか隣接する永久磁石5の間
からショートパスしてシュート6に落下するのを効率よ
く防止することができる。
石5を上方から見た場合に、互いに隣接する永久磁石5
の間の角度が一定となるように永久磁石5が配置されて
いるため、磁性異物がいずれか隣接する永久磁石5の間
からショートパスしてシュート6に落下するのを効率よ
く防止することができる。
【0030】そして、永久磁石5を通過して磁性異物が
除去された粉粒体10は、製品としてシュート6から排
出される。
除去された粉粒体10は、製品としてシュート6から排
出される。
【0031】ケーシング4内を流れる粉粒体10の量が
多く、永久磁石5A、5B、5Cによって粉粒体10中
の磁性異物を除去するのが困難である場合には、可変速
モータ7によって定量供給用テーブル3の回転数を低下
させ、ケーシング4を通過する粉粒体10の量を少なく
すると、効率よく磁性異物を選別することができる。
多く、永久磁石5A、5B、5Cによって粉粒体10中
の磁性異物を除去するのが困難である場合には、可変速
モータ7によって定量供給用テーブル3の回転数を低下
させ、ケーシング4を通過する粉粒体10の量を少なく
すると、効率よく磁性異物を選別することができる。
【0032】尚、上記実施例においては、永久磁石5を
3段に設けて粉粒体10の磁性異物を除去したが、ケー
シング4を通過する粉粒体10の量が比較的少ない場合
等には、図6に示すように、ケーシング4内に永久磁石
5を1段だけ設けたり、図7に示すように、ケーシング
4内に永久磁石5を2段設けたりして、永久磁石5の設
置本数を調整することも可能である。
3段に設けて粉粒体10の磁性異物を除去したが、ケー
シング4を通過する粉粒体10の量が比較的少ない場合
等には、図6に示すように、ケーシング4内に永久磁石
5を1段だけ設けたり、図7に示すように、ケーシング
4内に永久磁石5を2段設けたりして、永久磁石5の設
置本数を調整することも可能である。
【0033】また、本発明では、棒状の永久磁石5を放
射状に配置しているので、点検口8(図1)から永久磁
石5に付着した磁性異物を除去する際にも障害物となる
ものもなく容易に除去作業を行うことができる。
射状に配置しているので、点検口8(図1)から永久磁
石5に付着した磁性異物を除去する際にも障害物となる
ものもなく容易に除去作業を行うことができる。
【0034】尚、上記実施例においては、棒状磁石とし
て永久磁石5を使用したが、上述のような配置を行うこ
とができれば、電磁石を使用することも可能である。
て永久磁石5を使用したが、上述のような配置を行うこ
とができれば、電磁石を使用することも可能である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
簡易な構成によって、隣接する棒状磁石の間からショー
トパスする磁性異物が少なく、効率よく原料粉粒体に混
入した磁性異物を磁石に付着させることができて素材や
製品への磁性異物の混入を防止することができるととも
に、磁性異物を棒状磁石から容易に除去することができ
て保守性の良い磁力選別機を提供することができる。
簡易な構成によって、隣接する棒状磁石の間からショー
トパスする磁性異物が少なく、効率よく原料粉粒体に混
入した磁性異物を磁石に付着させることができて素材や
製品への磁性異物の混入を防止することができるととも
に、磁性異物を棒状磁石から容易に除去することができ
て保守性の良い磁力選別機を提供することができる。
【図1】本発明にかかる磁力選別機を使用した装置の一
実施例を示す概略図である。
実施例を示す概略図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の磁力選別機に使用する棒状永久磁石を示
す概略図である。
す概略図である。
【図4】図1の磁力選別機においてケーシング内の棒状
永久磁石の配置を説明するための図であって、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
永久磁石の配置を説明するための図であって、(a)は
平面図、(b)は断面図である。
【図5】図1の磁力選別機によって粉粒体内に混入した
磁性異物が選別される状態を説明するための概略断面図
である。
磁性異物が選別される状態を説明するための概略断面図
である。
【図6】ケーシング内の棒状永久磁石の配置の他の例を
説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は
断面図である。
説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は
断面図である。
【図7】ケーシング内の棒状永久磁石の配置の他の例を
説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は
断面図である。
説明するための図であって、(a)は平面図、(b)は
断面図である。
【図8】従来の縦軸型ロータリーフィーダーの一例を示
す図であって、(a)は一部破断平面図、(b)は縦断
面図である。
す図であって、(a)は一部破断平面図、(b)は縦断
面図である。
1 ホッパ 2 撹拌羽根 3 定量供給用テーブル 3a 供給口 4 ケーシング 5(5A、5B、5C) 永久磁石 5a ボス部 5b ヨーク部 5c 磁性体 6 シュート 7 可変速モータ 8 点検口 10 粉粒体 12 回転軸
Claims (4)
- 【請求項1】 粉粒体中に存在する磁性異物を磁力によ
って選別する磁力選別機において、 前記粉粒体の流れに対して垂直な面内に複数の棒状磁石
を放射状に配置したことを特徴とする磁力選別機。 - 【請求項2】 粉粒体中に存在する磁性異物を磁力によ
って選別する磁力選別機において、 前記粉粒体の流れに対して垂直な面内に水平面内に放射
状に配置した複数の磁石を、前記粉粒体の流れの上手か
ら下手に向かって複数段設けたことを特徴とする磁力選
別機。 - 【請求項3】 前記複数段設けた複数の磁石を前記粉粒
体の流れ方向から見た場合に、互いに隣接する磁石の間
の角度を略々一定としたことを特徴とする請求項2記載
の磁力選別機。 - 【請求項4】 前記磁力選別機を通過する前記粉粒体の
量を可変としたことを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載の磁力選別機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034828A JP2001219094A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 磁力選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000034828A JP2001219094A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 磁力選別機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001219094A true JP2001219094A (ja) | 2001-08-14 |
Family
ID=18559109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000034828A Withdrawn JP2001219094A (ja) | 2000-02-14 | 2000-02-14 | 磁力選別機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001219094A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010075893A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-08 | Toray Ind Inc | マグネットフィルター、無機材料ペーストの製造方法およびプラズマディスプレイ部材の製造方法 |
CN102490315A (zh) * | 2011-12-20 | 2012-06-13 | 江森自控(芜湖)汽车饰件有限公司 | 一种应用于汽车内饰件注塑工艺中的料斗 |
-
2000
- 2000-02-14 JP JP2000034828A patent/JP2001219094A/ja not_active Withdrawn
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