JPH1070833A - 過電圧継電器 - Google Patents
過電圧継電器Info
- Publication number
- JPH1070833A JPH1070833A JP8223566A JP22356696A JPH1070833A JP H1070833 A JPH1070833 A JP H1070833A JP 8223566 A JP8223566 A JP 8223566A JP 22356696 A JP22356696 A JP 22356696A JP H1070833 A JPH1070833 A JP H1070833A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- value
- voltage
- overvoltage relay
- digital filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】デジタルフィルタを備える過電圧継電器の周波
数変動によるデジタルフィルタのゲインの変化を補正す
る。 【解決手段】過電圧継電器１は、周波数計算プログラム
領域１３３に収納するプログラムにより入力電圧の周波
数ｆを計算し、演算式 Ｇ（ｆ）＝４cos （ｆ／４）si
n ｆ を計算するデジタルフィルタゲイン演算プログラ
ム領域１３４に収納するプログラムにより、デジタルフ
ィルタゲインＧ（ｆ）を演算する。過電圧継電器演算プ
ログラム領域に収納するプログラムにより、このＧ
（ｆ）を整定値に乗算し、周波数変動によるデジタルフ
ィルタゲイン変化を補正し、この整定値と電圧値計算プ
ログラム領域１３３に収納するプログラムにより計算す
る電圧値とを比較する。
数変動によるデジタルフィルタのゲインの変化を補正す
る。 【解決手段】過電圧継電器１は、周波数計算プログラム
領域１３３に収納するプログラムにより入力電圧の周波
数ｆを計算し、演算式 Ｇ（ｆ）＝４cos （ｆ／４）si
n ｆ を計算するデジタルフィルタゲイン演算プログラ
ム領域１３４に収納するプログラムにより、デジタルフ
ィルタゲインＧ（ｆ）を演算する。過電圧継電器演算プ
ログラム領域に収納するプログラムにより、このＧ
（ｆ）を整定値に乗算し、周波数変動によるデジタルフ
ィルタゲイン変化を補正し、この整定値と電圧値計算プ
ログラム領域１３３に収納するプログラムにより計算す
る電圧値とを比較する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、定格周波数の変
動に応じて整定値が変化する、Ｖ／Ｆ特性を有する過電
圧継電器に関する。
動に応じて整定値が変化する、Ｖ／Ｆ特性を有する過電
圧継電器に関する。
【０００２】
【従来の技術】Ｖ／Ｆ特性を有する過電圧継電器は、定
格周波数ｆ0 が周波数ｆに変化する場合、整定値Ｋをこ
の周波数変化に応じて変化させて、測定電圧の絶対値｜
Ｖ｜において、
格周波数ｆ0 が周波数ｆに変化する場合、整定値Ｋをこ
の周波数変化に応じて変化させて、測定電圧の絶対値｜
Ｖ｜において、
【０００３】
【数２】 が成立する時に、信号を出力する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】測定電圧の絶対値｜Ｖ
｜を求める際、入力する電圧を定格周波数ｆ0 近傍の周
波数を通過帯域とするフィルタにより、入力する電圧の
周波数に含まれる高調波成分を除去し、測定電圧の基本
波の絶対値｜Ｖ｜を求める。入力する電圧の周波数が定
格周波数ｆ0 より周波数ｆに変化し、周波数変化により
フィルタのゲインが変化する時、測定電圧の基本波の絶
対値｜Ｖ｜はこのフィルタのゲイン変化を補正し、この
補正する絶対値｜Ｖ｜を用い、式（３）が成立する時に
信号を出力する必要がある。
｜を求める際、入力する電圧を定格周波数ｆ0 近傍の周
波数を通過帯域とするフィルタにより、入力する電圧の
周波数に含まれる高調波成分を除去し、測定電圧の基本
波の絶対値｜Ｖ｜を求める。入力する電圧の周波数が定
格周波数ｆ0 より周波数ｆに変化し、周波数変化により
フィルタのゲインが変化する時、測定電圧の基本波の絶
対値｜Ｖ｜はこのフィルタのゲイン変化を補正し、この
補正する絶対値｜Ｖ｜を用い、式（３）が成立する時に
信号を出力する必要がある。
【０００５】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的はＶ／Ｆ特性を有する過電圧継電器であ
って、入力する電圧の周波数に含まれる高調波成分を除
去するデジタルフィルタを備える過電圧継電器におい
て、入力する電圧の周波数が定格周波数ｆ0 より周波数
ｆに変化し、この周波数変化によるフィルタのゲインの
変化を補正し、信号を出力する過電圧継電器を提供する
ことにある。
あり、その目的はＶ／Ｆ特性を有する過電圧継電器であ
って、入力する電圧の周波数に含まれる高調波成分を除
去するデジタルフィルタを備える過電圧継電器におい
て、入力する電圧の周波数が定格周波数ｆ0 より周波数
ｆに変化し、この周波数変化によるフィルタのゲインの
変化を補正し、信号を出力する過電圧継電器を提供する
ことにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、定格周波数の交流電力を供給する
電源の電圧を入力し、定格周波数近傍の周波数を通過帯
域とするデジタルフィルタを備え、入力する電圧の周波
数に含まれる高調波成分を除去し、電圧を測定し、測定
電圧が整定値を超えると判定する時に信号を出力する過
電圧継電器において、定格周波数ｆ0 が周波数変動し、
入力する電圧が周波数ｆとなる場合、測定電圧と定格周
波数ｆ0 と入力する電圧の周波数ｆとこの周波数の変動
によるデジタルフィルタゲインの補正値と整定値とによ
る、〔数１〕が成立する時に、信号を出力するものとす
る。
に本発明においては、定格周波数の交流電力を供給する
電源の電圧を入力し、定格周波数近傍の周波数を通過帯
域とするデジタルフィルタを備え、入力する電圧の周波
数に含まれる高調波成分を除去し、電圧を測定し、測定
電圧が整定値を超えると判定する時に信号を出力する過
電圧継電器において、定格周波数ｆ0 が周波数変動し、
入力する電圧が周波数ｆとなる場合、測定電圧と定格周
波数ｆ0 と入力する電圧の周波数ｆとこの周波数の変動
によるデジタルフィルタゲインの補正値と整定値とによ
る、〔数１〕が成立する時に、信号を出力するものとす
る。
【０００７】
【発明の実施の形態】デジタルフィルタは、加算フィル
タＡX と差分フィルタＤX とを要素とし、構成する。加
算フィルタＡX と差分フィルタＤX とは、
タＡX と差分フィルタＤX とを要素とし、構成する。加
算フィルタＡX と差分フィルタＤX とは、
【０００８】
【数３】 により表現できる。サンプリング間隔を電気角θとする
と、加算フィルタＡX と差分フィルタＤXとのゲインＧ
AXとゲインＧDXとは、それぞれ、
と、加算フィルタＡX と差分フィルタＤXとのゲインＧ
AXとゲインＧDXとは、それぞれ、
【０００９】
【数４】 により表現できる。過電圧継電器に良く用いられるＢn
Ｄ1 デジタルフィルタは、
Ｄ1 デジタルフィルタは、
【００１０】
【数５】 により表現できる。式（８）は、Ｂn Ｄ1 デジタルフィ
ルタが加算フィルタと差分フィルタとの組み合わせＡ1
Ｄ4 デジタルフィルタと等価であることを示す。Ａ1 Ｄ
4 デジタルフィルタのゲインＧA1D4は、
ルタが加算フィルタと差分フィルタとの組み合わせＡ1
Ｄ4 デジタルフィルタと等価であることを示す。Ａ1 Ｄ
4 デジタルフィルタのゲインＧA1D4は、
【００１１】
【数６】 により表現できる。
【００１２】
【実施例】図１は、本発明による過電圧継電器の一実施
例の構成を示す。過電圧継電器１は、サンプルアンドボ
ールド部（図１では、Ｓ＆Ｈと記す）１１とアナログデ
ジタル変換部（図１では、Ａ／Ｄと記す）１２とプログ
ラムメモリ１３と入出力部（図１では、Ｉ／Ｏと記す）
１５とその他の機能構成部を一括表示する制御部１４と
により、構成する。
例の構成を示す。過電圧継電器１は、サンプルアンドボ
ールド部（図１では、Ｓ＆Ｈと記す）１１とアナログデ
ジタル変換部（図１では、Ａ／Ｄと記す）１２とプログ
ラムメモリ１３と入出力部（図１では、Ｉ／Ｏと記す）
１５とその他の機能構成部を一括表示する制御部１４と
により、構成する。
【００１３】プログラムメモリ１３は、電圧値計算プロ
グラム領域１３１と過電圧継電器演算プログラム領域１
３２と、本発明に係わる周波数計算プログラム領域１３
３とデジタルフィルタゲイン演算プログラム領域１３４
とを備える。過電圧継電器１は、入力電圧をサンプルア
ンドボールド部１１によりサンプリングし、アナログデ
ジタル変換部１２によりアナログデジタル変換し、制御
部１４は、このデジタル変換値を用いて電圧値計算プロ
グラムにより測定電圧の絶対値｜Ｖ｜を演算し、過電圧
継電器演算プログラムにより整定値Ｋと比較し、測定電
圧の絶対値｜Ｖ｜が整定値Ｋを超えるときは、入出力部
１５より信号を出力する。
グラム領域１３１と過電圧継電器演算プログラム領域１
３２と、本発明に係わる周波数計算プログラム領域１３
３とデジタルフィルタゲイン演算プログラム領域１３４
とを備える。過電圧継電器１は、入力電圧をサンプルア
ンドボールド部１１によりサンプリングし、アナログデ
ジタル変換部１２によりアナログデジタル変換し、制御
部１４は、このデジタル変換値を用いて電圧値計算プロ
グラムにより測定電圧の絶対値｜Ｖ｜を演算し、過電圧
継電器演算プログラムにより整定値Ｋと比較し、測定電
圧の絶対値｜Ｖ｜が整定値Ｋを超えるときは、入出力部
１５より信号を出力する。
【００１４】既に述べた如く、入力電圧の周波数ｆが定
格周波数ｆ0 と異なる場合、デジタルフィルタのゲイン
の補正演算を行う必要がある。図２により、本発明によ
る補正演算式（２）を説明する。定格周波数ｆ0 、及び
入力電圧の周波数ｆを電気角で表現すると、何れも交流
波形の１サイクルは電気角３６０°である。
格周波数ｆ0 と異なる場合、デジタルフィルタのゲイン
の補正演算を行う必要がある。図２により、本発明によ
る補正演算式（２）を説明する。定格周波数ｆ0 、及び
入力電圧の周波数ｆを電気角で表現すると、何れも交流
波形の１サイクルは電気角３６０°である。
【００１５】定格周波数ｆ0 において電気角で定めるサ
ンプリング位置θは、周波数ｆにおいてはθ′となる。
このθ′は、
ンプリング位置θは、周波数ｆにおいてはθ′となる。
このθ′は、
【００１６】
【数７】 により表現できる。過電圧継電器は電力供給分野に適用
する機器であり、電力供給分野においては定格周波数ｆ
0 は６０ＨZ 、及び５０ＨZ である。電気角で定めるサ
ンプリング位置θを定格周波数６０ＨZ において３０
°、定格周波数５０ＨZ において２５°と定め、この値
を式（10）に代入し、θ′を
する機器であり、電力供給分野においては定格周波数ｆ
0 は６０ＨZ 、及び５０ＨZ である。電気角で定めるサ
ンプリング位置θを定格周波数６０ＨZ において３０
°、定格周波数５０ＨZ において２５°と定め、この値
を式（10）に代入し、θ′を
【００１７】
【数８】 により求める。式（11）を式（９）に代入し、式（２）
を得る。過電圧継電器１の制御部１４は、プログラムメ
モリ１３の周波数計算プログラム領域１３３に収納する
周波数計算プログラムにより、入力電圧の周波数ｆを演
算し、プログラムメモリ１３のデジタルフィルタゲイン
演算プログラム領域１３３に収納する式（２）を用いる
デジタルフィルタゲイン演算プログラムにより、デジタ
ルフィルタゲインＧ（ｆ）を演算し、Ｖ／Ｆ特性を有す
る過電圧継電器の整定値を補正演算し、式（１）が成立
する場合、信号を出力する。
を得る。過電圧継電器１の制御部１４は、プログラムメ
モリ１３の周波数計算プログラム領域１３３に収納する
周波数計算プログラムにより、入力電圧の周波数ｆを演
算し、プログラムメモリ１３のデジタルフィルタゲイン
演算プログラム領域１３３に収納する式（２）を用いる
デジタルフィルタゲイン演算プログラムにより、デジタ
ルフィルタゲインＧ（ｆ）を演算し、Ｖ／Ｆ特性を有す
る過電圧継電器の整定値を補正演算し、式（１）が成立
する場合、信号を出力する。
【００１８】
【発明の効果】本発明によれば、定格周波数の交流電力
を供給する電源の電圧を入力し、電圧を測定し、この電
圧が整定値を超えると判定する時に信号を出力するデジ
タルフィルタを備える過電圧継電器において、定格周波
数の周波数変動の影響を含むデジタルフィルタゲインＧ
（ｆ）を式（２）により求める。
を供給する電源の電圧を入力し、電圧を測定し、この電
圧が整定値を超えると判定する時に信号を出力するデジ
タルフィルタを備える過電圧継電器において、定格周波
数の周波数変動の影響を含むデジタルフィルタゲインＧ
（ｆ）を式（２）により求める。
【００１９】過電圧継電器は、測定電圧と定格周波数と
測定電圧の周波数とこの周波数の変動の影響を含むデジ
タルフィルタゲインＧ（ｆ）と整定値とによる、〔数
１〕が成立する時に、信号を出力する。本発明による過
電圧継電器は、測定電圧の周波数を用いる三角関数の演
算により、デジタルフィルタのゲインに対する周波数変
動の影響を、補正することが出来る。
測定電圧の周波数とこの周波数の変動の影響を含むデジ
タルフィルタゲインＧ（ｆ）と整定値とによる、〔数
１〕が成立する時に、信号を出力する。本発明による過
電圧継電器は、測定電圧の周波数を用いる三角関数の演
算により、デジタルフィルタのゲインに対する周波数変
動の影響を、補正することが出来る。
【図１】本発明による過電圧継電器の一実施例の構成図
【図２】電気角により表すサンプリング間隔を示す図
１ 過電圧継電器 １１ サンプルアンドホールド部 １２ アナログデジタル変換部 １３ プログラムメモリ １４ 制御部 １５ 入出力部 １３１ 電圧値計算プログラム領域 １３２ 過電圧継電器演算プログラム領域 １３３ 周波数計算プログラム領域 １３４ デジタルフィルタゲイン演算プログ
ラム領域
ラム領域
Claims (1)
- 【請求項１】定格周波数の交流電力を供給する電源の電
圧を入力し、電圧を測定し、この電圧が整定値を超える
と判定する時に信号を出力する過電圧継電器であって、
デジタルフィルタを備え、定格周波数の周波数変動によ
るデジタルフィルタゲインの補正値に整定値を乗算し、
電圧がこの乗算値を超えると判定する時に信号を出力す
る過電圧継電器に於いて、 測定電圧と定格周波数と電圧の周波数とこの周波数の変
動によるデジタルフィルタゲインの補正値と整定値とに
よる、 【数１】 が成立する時に、信号を出力する、 ことを特徴とする過電圧継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8223566A JPH1070833A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 過電圧継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8223566A JPH1070833A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 過電圧継電器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1070833A true JPH1070833A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=16800176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8223566A Pending JPH1070833A (ja) | 1996-08-26 | 1996-08-26 | 過電圧継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1070833A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010210552A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Omron Corp | 漏電検出装置 |
| KR20150139764A (ko) * | 2014-06-04 | 2015-12-14 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 디지털 보호 릴레이 장치 |
| JP2018087719A (ja) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | キヤノン株式会社 | 電圧検知装置、電力検知装置及び画像形成装置 |
-
1996
- 1996-08-26 JP JP8223566A patent/JPH1070833A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010210552A (ja) * | 2009-03-12 | 2010-09-24 | Omron Corp | 漏電検出装置 |
| KR20150139764A (ko) * | 2014-06-04 | 2015-12-14 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 디지털 보호 릴레이 장치 |
| JP2018087719A (ja) * | 2016-11-28 | 2018-06-07 | キヤノン株式会社 | 電圧検知装置、電力検知装置及び画像形成装置 |
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