JPH1070789A - ステレオ音声再生装置 - Google Patents

ステレオ音声再生装置

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JPH1070789A
JPH1070789A JP9127313A JP12731397A JPH1070789A JP H1070789 A JPH1070789 A JP H1070789A JP 9127313 A JP9127313 A JP 9127313A JP 12731397 A JP12731397 A JP 12731397A JP H1070789 A JPH1070789 A JP H1070789A
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headphone
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    • H04S1/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
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    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピーカを聴取する場合とヘッドホンを聴取
する場合とでクロストーク打ち消しをオン及びオフに切
り換える。 【解決手段】 ステレオ再生装置は、第1の位置(プラ
グ24がソケット18に挿入されていない状態)で入力
手段からのバイノーラル信号をクロストーク打ち消し手
段を介してスピーカ手段に結合させ、第2の位置(プラ
グ24がソケット18に挿入されている状態)でクロス
トーク・キャンセル手段を動作停止にして入力手段から
のバイノーラル信号をヘッドホン手段に結合させるスイ
ッチ手段(12,18,24,30,32)とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステレオ音声再生装
置に関し、特に、ステレオ音声処理を採用したステレオ
システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高度にリアルな3次元音声イメージを生
成するためのバイノーラル(binaural)信号の処理はよ
く知られている。例えば、国際特許出願第WO94/22278号
参照のこと。バイノーラル技術はいわゆる「人工ヘッ
ド」マイクロフォン・システムを用いてなされる録音に
基づいており、その録音は続いてディジタル的に処理さ
れる。人工ヘッドの使用は、自然な3次元音声キュー
(脳がこれを使用して3次元空間における音声ソースの
位置を決定する)がステレオ録音に取り込まれるのを確
実化する。バイノーラル信号の後続する信号処理は、ス
ピーカを介して録音を聴いている時に生じるトランスオ
ーラル・クロストークを予測し、このトランスオーラル
・クロストークが打ち消されることを確実化する。クロ
ーストークはリスナーの1つの耳に向けられたオーディ
オ信号が他の耳にも受け取られると発生し、その打ち消
しは3次元キューが媒体の再生に有効で、それにより脳
が正確にキューを解釈することを確実化する。このよう
な処理なしでは、録音音声は音色的に不正確であり、そ
れらの3次元属性をスピーカによるオーディションで再
生しない。
【0003】本明細書の目的のために、「バイノーラル
信号」という用語は、空間的に離れた1対のマイクロフ
ォンの間に位置する人工ヘッド手段により生成されるオ
ーディオ回折効果を表す1つ以上のコンポーネントを含
む、2チャンネル又はステレオ信号を意味することを意
図している。人工ヘッド手段は、一般に、耳の構造をし
たマイクロフォンを持つ、人間の頭と胴の正確なモデル
でよい。これに替えて、それははるかに不正確である
が、音声信号源からの回折信号を生成する、例えば空間
的に離れた1対のマイクロフォンの間に位置するシート
又は木のブロックでよい。それは、そのような信号成分
を生成しステレオ信号に印加する電気的合成回路又はシ
ステムであってもよい。バイノーラル信号は人工ヘッド
手段から直接送信されてもよい。これに替えて、これら
は録音から再生されてもよい。上記したように、そのよ
うな信号がスピーカを介して再生するときに、その信号
はクロストーク打ち消しのための処理を経ることが必要
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リスナ
ーがスピーカではなくてヘッドホンを採用して再生音声
を聴く場合は、ヘッドホン・スピーカは互いに分離され
ている時は、トランスオーラル・クロストークは生じな
いので、クロストーク打ち消しは不要である。ヘッドホ
ンは例えば雑音擾乱をつくることなしに電子楽器を演奏
したい場合又は雑音環境で録音をモニタするために、電
子楽器とともに使用できる。これは明らかにユーザがス
ピーカ又はヘッドホンのいずれかを介して聴くことを望
む場合に問題を生じる。本発明の目的はこの問題を克服
することである。
【0005】リアルな3次元音声イメージを再生するた
めに、スピーカ及びヘッドホンのいずれを聴いているか
に依存して、クロストーク打ち消しをオン及びオフに切
り換ることができることが望ましいだけではなく、国際
出願第WO94/22278及びWO95/15069に説明されているよう
に、両モードの聴取に対して「トワイス・スルー・ザ・
イヤー」(twice through the ears)効果を補償するこ
とが有利である。
【0006】「トワイス・スルー・ザ・イヤー」効果の
補償は、人工ヘッドを介して録音された音声のスペクト
ル応答を整形し、又は等化するためにオーディオ・フィ
ルタを使用する。この整形のために使用される伝達関数
は様々な方法で計算できる。ヘッドホンにより聴く場合
は、ヘッドホン−耳伝達関数が計算され、これらの関数
ははヘッドホンの種類により異なり、これらの関数はス
ピーカからの音声の耳に対する入射角とスピーカから耳
までの距離の両方に依存している。
【0007】本発明のさらなる目的は、所望であれば、
スピーカからの音声を聴いているときのインターオーラ
ル・クロストークの打ち消しに加えて、加えられるイコ
ライゼーションを変更して、ヘッドホンからの音声を聴
くために使用される伝達関数に比べて異なる伝達関数
が、スピーカからの音声を聴いているときに使用される
ことを可能にする手段を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の1態様によれ
ば、バイノーラル信号を生成する入力手段と、クロスト
ーク・打ち消し手段と、スピーカ手段と、ヘッドホン手
段と、第1の位置で入力手段からのバイノーラル信号を
クロストーク打ち消し手段を介してスピーカ手段に結合
させ、第2の位置で前記クロストーク打ち消し手段を動
作停止にして入力手段からのバイノーラル信号をヘッド
ホン手段に接合させるスイッチ手段とを備える、ステレ
オ音声再生装置が提供される。
【0009】好ましくは、ヘッドホン手段のジャック・
プラグを受け取るソケット手段が設けられ、ソケット手
段はソケット手段内のジャック・プラグの挿入を検出
し、それに応答してスイッチ手段を前記第2の位置に切
り換えるように作用する。ソケット手段は、出力バイノ
ーラル信号をスピーカ手段に与えるように作用する信号
分配手段内に組み込まれている。
【0010】好ましくは、左右のバイノーラル信号を生
成するためのバイノーラル・プレースメント・フィルタ
を含む信号処理手段が設けられており、入力手段はモノ
フォニックな出力オーディオ信号を生成するように作用
し、信号処理プロセッサは前記出力信号を受け取り、前
記左右のバイノーラル信号を前記クロストーク打ち消し
手段を介して、前記スイッチ手段が前記第1の位置にあ
るときにスピーカ手段のそれぞれ左右のスピーカに送る
か、又はスイッチ手段が第2の位置にあるときにヘッド
ホン手段のそれぞれ左右のヘッドホンに送るように作用
する。
【0011】本発明の更なる態様においては、信号処理
プロセッサはさらに、イコライゼーション・フィルタ手
段を含み、イコライゼーション・フィルタ手段は、スイ
ッチ手段により、スイッチ手段が前記第1の位置にある
ときにイコライゼーション・フィルタ手段の伝達関数が
スピーカ手段からの音声を聴いているリスナに対する機
能に対応している第1の状態と、イコライゼーション・
フィルタ手段の伝達関数がヘッドホン手段からの音声を
聴いているリスナに対する機能に対応している第2の状
態とに選択的に切り換え可能である。
【0012】イコライゼーション・フィルタ手段はスピ
ーカ手段により再生された音声を聴いているリスナに対
する機能に対応している伝達関数を用いる「正規化され
た」伝達関数を有し、スイッチ手段が第2の位置にある
時に動作してスピーカ手段に供給されるバイノーラル信
号を受け取って訂正信号を印加し、それによりバイノー
ラル信号を変更して訂正されたバイノーラル信号をヘッ
ドホン手段に供給する訂正手段が設けられている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明が明瞭に理解され、容易に
実施するために、本発明の2つの実施例を添付の図面を
参照して記載する。本発明の好ましい実施例は、本出願
人による国際出願第WO94/22278号に記載のタイプの3D
音声再生システムからのヘッドホンとスピーかの両方に
フォーマットされた信号を与える手段を提供する。本発
明によれば、このシステムは、ヘッドホンがシステムに
結合されたことを適切に検出する検出手段と、適当なヘ
ッドホン-コンパチブルな信号がシステムの出力に生成
されるようにディジタル信号処理アルゴリズムを変形す
るコントローラ手段とを備える。ヘッドホンの使用が検
出されると、コントローラは、信号処理アルゴリズムを
実行して処理のクロストーク打ち消し段階を省略させる
ディジタルフィルタを形成する。ヘッドホンが検出され
ない場合、クロストーク打ち消しアルゴリズムが再び実
施される( デフォルト状態はスピーカのオーディショニ
ングに対応している) 。
【0014】図において、共通の特徴には同一の参照番
号が付されてされており、例えばPC音声カード上の音
声シンセサイザのような入力装置2は、電気的モノフォ
ニックオーディオ信号を生成し、それは、ライン8上に
左右のデュアル・チャンネル・バイノーラル信号を生成
してクロストーク打ち消しフィルタ10に与えるバイノ
ーラル・プレースメント(placement)・フィルタ6を含
むディジタル音声プロセッサ4(概略的に破線内に示さ
れている)に供給される。プロセッサ4からのデュアル
チャンネル出力信号は出力信号をそれぞれ増幅器14及
び16を介して分配部12に供給される。分配部12は
ヘッドホンソケット18と合体している。分配部12は
通常は出力バイノーラル信号を一対のスピーカ20,2
2に分配する。ヘッドホン・プラグ24(図2)がソケ
ット18に挿入されると、出力信号はかわってヘッドホ
ン26に供給される。さらに、制御信号が制御パス28
に与えられ、その制御パス28は検出器30を含む。そ
の検出器30は検出信号をマイクロコントローラ32に
供給し、マイクロコントローラ32は制御信号をプロセ
ッサ4に供給する。
【0015】使用において、スピーカ20,22が聴取
のために使用されている時は、制御パスは非活動的とな
り、又はそれは単に補助信号をプロセッサ4に与えてク
ロストーク打ち消しが採用されることを示す。この配置
は図1に示されている。他方で、図2に示されているよ
うに、ヘッドホン26が聴取のために使用されている場
合に、ヘッドホン・ジャック・プラグ24のソケット1
8への挿入が検知され使用されて、プロセッサ4に、制
御パス28を介して、クロストーク打ち消しが採用され
るべきではないことを通知する。すると、マイクロコン
トローラ32が有効になってクロストーク打ち消しフィ
ルタ10(図1)を回路から切り離す。バイノーラル・
プレースメント・フィルタ6は勿論アクティブのままで
ある。
【0016】ソケット18を介するヘッドホン接続の検
出は以下のような様々な方法で行われる。 (a)ヘッドホン・ソケット上の既存の一般の切換接続
の使用; (b)電流制限バイアス電圧をライブ・オーディオ・フ
ィードの1つ又は両方に印加することによりヘッドホン
を通る小DC電流の検出; (c)AC結合された、ACバイアス電圧をライブ・オ
ーディオ・フィードの1つ又は両方に印加することによ
りヘッドホンを通る小AC電流の検出; (d)ヘッドホン・ジャック・ソケット上のスイッチ接
点の使用;又は (e)ヘッドホン・ソケットの一部又は全てにおける光
ビームの使用。 これらの変形の任意のものをどのように実施するかは当
業者に明らかであろう。
【0017】本発明は又、「トワイス・スルー・ザ・イ
ヤー」効果を補償するスペクトル・イコライゼーション
・フィルタと、音声源の3次元プレースメントの効果を
合成するフィルタとを採用するタイプのバイノーラル音
声処理システムにおいて使用される。こうして、図2に
示されるようにヘッドホンが接続されるとクロストーク
打ち消しを単にオフするかわりに、±30°の方位角の
スピーカを用いて「トワイス・スルー・ザ・イヤー」効
果を補償する第1の状態からイコライゼーション回路が
±90°に配置されたヘッドホンの補償をする第2の状
態にイコライゼーション回路を切り換えるほうがよりよ
い。図3及び4はこのような実施例の1つを示してい
る。
【0018】図3において、例えば、PC音声カード上
の音声合成チップのような入力装置2は、モノフォニッ
ク・オーディオ信号を、左右チャンネルのバイノーラル
信号を線8上に生成するヘッド応答伝達関数(HRT
F)フィルタ対34aとクロストーク打ち消しフィルタ
10とを含むディジタル音声プロセッサ4に与える。プ
ロセッサ4は音色訂正のための一対のイコライゼーショ
ン・フィルタ34bを含んでいる。図2において、プロ
セッサ4からのデュアル・チャンネル出力は出力信号を
それぞれの増幅器14及び16を介して分配部12に供
給する。
【0019】フィルタ対34aは予め定義されたHRT
Fのライブラリから選択された対でよく、イコライゼー
ション・フィルタ34bの別々の対は音色訂正に適用す
るために使用される。しかしながら、イコライゼーショ
ン・フィルタ34bはHRTFフィルタ対34aに一体
化されて、等化のための余分な処理を節約することが望
ましい。(フィルタ対34a及び34bを備える)HR
TFフィルタ・セット34は、リスナーの前に配置され
てリスナーの前に±30°の方位角を形成する一対のス
ピーカを聴いているリスナーに関係した伝達関数に対応
する伝達関数を用いて「正規化」されている。「正規
化」の実行は処理電力を節約するだけでなく、録音中に
発生した人工ヘッド信号に対応する信号及び合成バイノ
ーラル・プレースト・信号(binaurally-placed signal
s )に対応する信号が互いに混合される方法を単純化す
る。このより完全な説明のためには、本出願人による国
際特許出願第WO95/15069号を参照のこと。この方法での
正規化はリスナーの前の±30°の方位角に配置されたス
ピーカを聴くためにはリスナーに対する正確な音調訂正
を与えるが、±90°に配置されたイヤホーンのためには
正確な右音調訂正を与えない。大部分の人は、おそらく
相違に迅速に適合するので、ヘッドホンとスピーカのオ
ーディショニングの間の音調変化を理解したり気付くこ
とはない。しかしながら、3次元合成に対しては、その
音調の相違はバイノーラル音声キューの有効性に影響を
与え、記録媒体からリスナーの耳への音声信号の伝達関
数の正確度を確実化することは利益がある。
【0020】これは、1つのセットはヘッドホンの聴取
に対して正規化され、他方のセットはスピーカの聴取に
対して正規化された、HRTFフィルタ34の2つの分
離されたセットを持つことにより達成される。しかしな
がら、これは大きなコンピュータメモリ空間を必要とす
るので好ましくない。好ましい解決は、±30度の方位
角にセットされた(デフォルト・セッティングの)スピ
ーカの聴取に対して正規化されたHRTFフィルタ34
の1つのセットを使用し、訂正手段を使用して、イコラ
イゼーション訂正信号をバイノーラルに配置された信号
に与えてヘッドホンの+90°と−90°の位置に対す
る信号を等化する(ヘッドホンが使用中のとき)。この
ような訂正信号は、原理的に、±90°の関数により割
られた±30°の伝達関数に等しいファクタであろう。
正確な±90°位置に対する伝達関数を計算し、人工ヘ
ッド上に直接配置されたヘッドホンからの測定を行うこ
とにより、さらによい結果が得られる。これは、ヘッド
ホンの聴取は、(周辺ヘッドホンの)共鳴キャビティ、
及び音声トランスデューサを遠フィールドではなくて近
フィールド位置に持つことにより生じる低周波ブースト
のような、±90°ソース位置以外を導入するという追
加のファクタを考慮する。この場合、訂正信号は±30
°の伝達関数を(人工ヘッド上にヘッドホンを配置して
測定した)ヘッドホン伝達関数で割ったのものに等しく
なる。訂正ファクタの分子は常に元の正規化のために使
用される伝達関数である。
【0021】図3の装置の動作において、ヘッドホン・
プラグ24がソケット18に差し込まれないときは、再
生はスピーカ20,22を通してなされ、クロストーク
打ち消し回路10が採用されてトランスオーラル・クロ
ストークを消去する。この動作モードにおいては、HR
TFフィルタ・セット34が±30°に配置されたスピ
ーカ20,22の聴取に対して正規化されるように回路
がセットされる。図4を参照すると、ヘッドホン24が
ソケット18に挿入されており、スピーカ20,22が
切断され、クロストーク打ち消し回路が回路から外され
るように切り換わっており、イコライゼーション回路は
HRTGフィルタ・セット34の伝達関数が±90°の
ヘッドホンの聴取に対する伝達関数となっている第2の
状態に切り換わっている。
【0022】本発明の利益は以下の通りである。 (a)本発明は最適の3次元音声フィールドをスピーカ
とヘッドホンの両方のオーディショニングの間にユーザ
のために自動的に提供する。 (b)追加の信号処理は殆ど又は全く不要である。信号
処理システムは簡単に代替的な方法で再形成され、従っ
て実施のコストは低い。
【0023】(c)本発明は、ハイファイ、テレビジョ
ン、コンピュータ・ゲーム・システム、ビデオ及び楽器
を含むすべての2スピーカ3D音声再生システムに汎用
的に適用される。 (d)本発明はスイート・スポット動作に依存する様々
な3Dオーディオシステムで使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピーカを聴取する場合の1実施例のブロック
図である。
【図2】ヘッドホンを聴取する場合の実施例のブロック
図である。
【図3】スピーカを聴取する場合の更なる実施例のブロ
ック図である。
【図4】図3の実施例でヘッドホンを聴取する場合のブ
ロック図である。
【符号の説明】
2…入力装置 4…ディジタル音声プロセッサ 6…バイノーラル・プレースメント・フィルタ 10…クロストーク打ち消しフィルタ 12…分配部 18…ヘッドホンソケット 20,22…スピーカ 24…ヘッドホンプラグ 26…ヘッドホン 30…検出器 32…マイクロコントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード デビット クレモウ イギリス国,エスエル9 0エヌエフ,バ ッキンガムシャー,ジェラーズ クロス, コッパー リッジ 5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイノーラル信号を生成する入力手段
    と、クロストーク打ち消し手段と、スピーカ手段と、ヘ
    ッドホン手段と、第1の位置で前記入力手段からのバイ
    ノーラル信号を前記クロストーク打ち消し手段を介して
    前記スピーカ手段に結合させ、第2の位置で前記クロス
    トーク打ち消し手段を動作停止にして前記入力手段から
    のバイノーラル信号を前記ヘッドホン手段に結合させる
    スイッチ手段とを備える、ステレオ音声再生装置。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドホン手段のジャック・プラグ
    を受け取るソケット手段が設けられ、前記ソケット手段
    は前記ソケット手段内のジャック・プラグの挿入を検出
    し、それに応答して前記スイッチ手段を前記第2の位置
    に切り換えるように作用する、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記ソケット手段は、出力バイノーラル
    信号を前記スピーカ手段に与えるように作用する信号分
    配手段内に組み込まれている、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】 左右のバイノーラル信号を生成するため
    のバイノーラル・プレースメント・フィルタを含む信号
    処理手段が設けられており、前記入力手段はモノフォニ
    ックな出力オーディオ信号を生成するように作用し、前
    記信号処理プロセッサは前記出力信号を受け取り、前記
    左右のバイノーラル信号を前記クロストーク打ち消し手
    段を介して、前記スイッチ手段が前記第1の位置にある
    ときに前記スピーカ手段のそれぞれ左右のスピーカに送
    るか、又は前記スイッチ手段が前記第2の位置にあると
    きに前記ヘッドホン手段のそれぞれ左右のヘッドホンに
    送るように作用する、請求項1から3のいずれか1項に
    記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記信号処理プロセッサはさらに、イコ
    ライゼーション・フィルタ手段を含み、前記イコライゼ
    ーション・フィルタ手段は、前記スイッチ手段により、
    前記スイッチ手段が前記第1の位置にあるときに前記イ
    コライゼーション・フィルタ手段の伝達関数が前記スピ
    ーカ手段からの音声を聴取しているリスナに対する機能
    に対応している第1の状態と、前記イコライゼーション
    ・フィルタ手段の伝達関数が前記ヘッドホン手段からの
    音声を聴取しているリスナに対する機能に対応している
    第2の状態とに選択的に切り換え可能である、請求項4
    記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記イコライゼーション・フィルタ手段
    は前記スピーカ手段により再生された音声を聴取してい
    るリスナに対する機能に対応している伝達関数を用いる
    「正規化された」伝達関数を有し、前記スイッチ手段が
    前記第2の位置にある時に動作して前記スピーカ手段に
    供給されるバイノーラル信号を受け取って訂正信号を印
    加し、それによりバイノーラル信号を変更して訂正され
    たバイノーラル信号を前記ヘッドホン手段に供給する訂
    正手段が設けられている、請求項5記載の装置。
JP12731397A 1996-05-17 1997-05-16 音声再生モジュール Expired - Lifetime JP3920404B2 (ja)

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