JPS5931279B2 - 信号変換回路 - Google Patents

信号変換回路

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JPS5931279B2
JPS5931279B2 JP54077275A JP7727579A JPS5931279B2 JP S5931279 B2 JPS5931279 B2 JP S5931279B2 JP 54077275 A JP54077275 A JP 54077275A JP 7727579 A JP7727579 A JP 7727579A JP S5931279 B2 JPS5931279 B2 JP S5931279B2
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JP
Japan
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signal conversion
conversion circuit
signal
circuit
phase shift
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JP54077275A
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誠 岩原
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5931279B2 publication Critical patent/JPS5931279B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S1/00Two-channel systems
    • H04S1/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution
    • H04S1/005For headphones
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S1/00Two-channel systems
    • H04S1/002Non-adaptive circuits, e.g. manually adjustable or static, for enhancing the sound image or the spatial distribution

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 定位情報を有していない信号を原信号と〜し、その原信
号から信号レベル及び位相を異にする複数個の信号を得
て、それによって空間内に配置された再生音源を駆動し
た時に、受聴者に与えられる両耳信号が、音源が実在す
るとした場合にパイノーラル信号発生装置を用いてその
出力信号として得られるべきパイノーラル信号と同様な
信号を発生させるようにした音像定位装置(例えば特開
昭52−116202号公報参照)として用いられる信
号変換回路や、スピーカ再生用のステレオ信号をヘッド
ホン再生用のステレオ信号に変換するための信号変換回
路(例えば、特開昭54−41101号公報参照)、及
びヘッドホン再生用のステレオ信号をスピーカ再生用の
ステレオ信号に変換するための信号変換回路(例えば、
特開昭54−40601号公報参照)、ならびに、ステ
レオ音場の拡大のために使用される信号変換回路(例え
ば、特開昭54−42101号公報参照)などにおいて
、それらのものが音場における音源(本明細書中では音
源という用語が、実在する音源と仮想音源との双方のも
のに対して使用されている)から受聴者の耳までの伝達
特性に基づいて構成された場合には、高品質な音像の定
位が得られることは良く知られているとおりであるが、
音源から受聴者の耳までの伝達特性には遅延成分を含ん
でいるから、音場における音源から受聴者の耳までの伝
達特性に基づいて構成された従来の信号変換回路には、
必らず遅延回路が用いられて℃・た。
しかしながら、遅延回路はその構成が複雑であり、かつ
、高価なものであるために、遅延回路を使用しないでも
高品質な音像の定位を達成しうるような信号の得られる
信号変換回路の出現が望まれていた。
前記したように、高品質な音像の定位を達成しうる信号
が得られるように、音源から受聴者の耳までの伝達特性
に基づいて構成された従来の信号変換回路(上記に例示
した各公開公報中に開示されている信号変換回路も含め
て)においては、その構成中に遅延回路が設けられてい
た、という点について、幾つかの実例により具体的に説
明すると次のとおりである。
第1図は、スピーカ再生用のステレオ信号、すなわち、
空間に配置された複数個のスピーカによって形成される
再生音場内の受聴者が、ステレオソースの制作者の意図
した立体音感や音質を有する音として受聴できるように
作られて各スピーカに供給されるべきステレオ信号を、
ヘッドホンによって受聴する受聴者がスピーカによる再
生音場内において得られるのと同一の立体音感や音質を
有する音として受聴することができるようなヘッドホン
再生用のステレオ信号に変換するための信号変換回路S
Xの従来例のもののブロック図であって、この第1図に
おいて、1,2は右チャンネル信号と左チャンネル信号
との入力信号Ri tLiの入力端子であり、また、
3,4は右チャンネル信号と左チャンネル信号との出力
信号R8゜Loの出力端子であり、さらに、5,6は加
算器である。
さらに、7,8は第3図示のようにスピーカSpr 、
sPlによる再生音場内の受聴者Mの右(左)の耳とス
ピーカ5Pr(SPl)との間の伝達特性Aと、前記の
受聴者Mの右(左)の耳とスピーカSP (SP
)との間の伝達特性Bとによって定められる特性B/A
を有するように構成された回路であり、また、9,10
はヘッドホンの特性をHPとした時に、これと前記した
伝達特性Aとによって定められるA/HPの特性を示す
ように構成された回路である。
第2図は、前記した第1図示の信号変換回路SXからの
出力信号R6,Loを、特性がH9であるようなヘッド
2 ホン11に与えて受聴者Mが受聴している状態を示
した図である。
今、第3図において、スピーカSPr、SPlが平坦な
周波数レスポンス特性を有するものとし、スピーカSP
r 、SPlに対して信号Ri、Li5 が供給されて
いた場合を考えると、この場合に受聴者Mの両耳に与え
られる信号Re、Loは、スピーカS P r 、S
P 1から受聴者Mの両耳までの既述した伝達特性A、
Bを用いて次の(1)式のように示される。
また、第1図示の信号変換回路SXの人、出力信号間の
関係は次の(2)式によって現わされ、さらに、第2図
に示される受聴者Mの両耳に与えられる信号R8,L8
と信号変換回路SXの出力信号Ro 、Loどの間の関
係は次の(3)式で示されるものとなる。
そして、前記の(2)式のような信号変換特性を示すよ
うに第1図示の構成態様となされている信号変換回路S
Xの出力信号R8,Loを、特性がHPであるようなヘ
ッドホン11に与えて受聴者Mが受聴した場合における
受聴者Mの両耳信号R8、L、と、信号変換回路SXの
入力信号RijLiとの間の関係は、前記の(2)、(
3)式より次の(4)式のように示されるものとなる。
この(4)式は既述した(1)式と同一であり、このこ
とは第2図のように(2)式で示される信号変換特性を
有する信号変換回路SXを用いてヘッドホン11で受聴
する受聴者Mは、第3図示のようにスピーカS P r
、S P 1による再生音場内の受聴者Mと同一の立
体音感や支質を有する再生音を受聴することができると
いうことを示している。
ところで、第1図示の信号変換回路SXを構成している
回路の内で、ブロック7.8で示す回路は、既述のよう
に、スピーカS P r t S P 1による再生
音場内の受聴者Mの両耳とスピーカSPr。
SPlとの間に伝達特性A、B(第3図)の比の特性、
すなわち、スピーカとそれに近い方の耳との間の伝達特
性Aを基準とした場合の、スピーカとそれに遠い方の耳
との間の伝達特性B/Aを示すように構成されているも
のであるが、このB/A特性は頭のかげになった分だけ
高域の減衰した周波数特性を有すると共に、スピーカか
らの距離の差と対応した遅延時間を含んでいるものであ
り、実際の回路構成は高域減衰フィルタと遅延回路との
縦続接続によって構成されるものである。
このように、第1図示の信号変換回路SXにおいては、
それの構成に際して遅延回路の使用が必要とされていた
のである。
なお、第1図示の信号変換回路SXにおいて、ブロック
9,10で示す回路は、それの特性が人/HPであるよ
うなものとして作られるが、この人/HPの特性の回路
は信号変換回路SXの全体の音質を決めるためのもので
あって、それの構成に当っては何ら遅延回路は必要とは
されず、また、その特性A/HPは測定に基づいて周波
数特性が決定されればよいものである。
また、ブロック9゜10はその、特性が正しくA/HP
となるように作られてなくても、音質が変わるだけであ
り、A/HPの特性のずれによっても音像の定位は変化
しない。
次に、前記したものとは逆に、ヘッドホン再生用のステ
レオ信号、すなわち、ステレオソースの制作者の意図し
た立体音感や音質を有する音がヘッドホンによって受聴
者Mに受聴されうるように作られたステレオ信号を、ス
ピーカによって受聴する受聴者がヘッドホンの使用時に
得られるのと同一の立体音感や音質を有する音として受
聴することができるようなスピーカ再生用のステレオ信
号に変換するための信号変換回路SYを考えると、第4
図において、図中の信号変換回路SYが、(y)式で示
されるような特性Yとなされていれば、信号変換回路S
Yの入力信号R17Liと第3図示のような再生音場内
における受聴者Mの両耳信号R8,Lo、!Zの関係は
次の(5)式で表わされるものとなる。
スピーカSPr 、SPl0周波数レスポンス特性が平
坦なものであれば、(5)式は(6)式に示すように信
号変換回路SYに対する入力信号RijLiがそのまま
受聴者Mの両耳信号R8、L8として現われ、したがっ
て、受聴者Mはヘッドホン再生用のステレオ信号をヘッ
ドホンを用いて受聴している場合と同様の立体音感と音
質とを有する再生音をスピーカによる再生音場中で受聴
できることになる。
上記のような特性Yを示す信号変換回路SYは、それを
例えば第5図に示すような構成態様のものとして実現す
ることができる。
第5図におイテ12.13は入力端子、20.21は出
力端子、14.15は特性が1/Aであるような回路、
16.17は減算器、18,19は特性がB/Aである
ような回路であり、この第5図示の信号変換回路SYに
おける入出力信号間の関係は次の(7)式及びそれを変
形した(7a)式によって示されるものである。
上記の(7y)式は、信号変換回路SYの信号変換特性
Yが既述した(y)式で示すものと同一であることを表
わしており、第5図示の構成態様の信号変換回路SYを
用いると、スピーカ再生用のステレオ信号をヘッドホン
再生用のステレオ信号に変換できることは明らかである
ところで、この第5図示の信号変換回路SYにおいても
、ブロック18.19で示されている回路がB/Aの特
性を有しているものであるために、既述した第1図示の
信号変換回路SXの場合と同様に、高域減衰フィルタと
遅延回路との縦続接続で構成されるので、その構成に当
っては遅延回路が必要とされていた。
次に、信号変換回路がステレオ音場拡大装置(音像定位
装置を2個用いたものに相当する)のために用いられる
場合について考えると、このステレオ音場拡大装置では
、再生スピーカSPr 。
SPlから受聴者Mの両耳までの伝達特性と、あたかも
そこにスピーカ5Pri 、5Pli があるように聞
こえる位置にスピーカがある場合におけるその仮想スピ
ーカから受聴者Mの両耳までの伝達特性が第6図に示す
ように、それぞれA、B。
A/ 、 B/であるとすると、信号変換回路Szの出
力信号R8,Loと受聴者Mの両耳信号Re、L。
どの関係が(8)式のように示されるものとなり、また
、入力信号Ri、Liと受聴者Mの両耳信号R8、Le
との関係が(9)式のように示されるものとなるような
人、出力特性を示す信号変換回路Szが必要とされる。
(10)式は信号変換回路Szの信号変換特性2である
そして、前記の(10)式で示されるような信号変換特
性2を有するような信号変換器SZによって信号変換が
行なわれると、第7図中の受聴者Mは、第7図中の仮想
スピーカ位置にスピーカ5Pri。
S p−1i が配置されていた場合に受畔者Mが受聴
できる(9)式で示される両耳信号と同一の卸式で示さ
れるような両耳信号を受聴できるのである。
ステレオ音場拡大装置において使用される信号変換回路
Szは、C11式で示されている信号変換特性2より明
らかなように、第1図示の信号変換回路SX中における
ブロック7.8をその特性がB//A′とした信号変換
回路と、第5図示の信号変換回路SYとを縦続接続した
ものによって実現することができるが、その実現に際し
て必要とされるB/A特性、B// A/特性の回路は
高域減衰フィルタと遅延回路とを縦続接続することによ
って構成されるので、この音場拡大装置についてみても
、遅延回路が必要とされていたのである。
また、ステレオ音場拡大装置SZにおいて、その入力が
1個の場合に相当する構成を有する特開昭52−116
202号公報に記載のような音像定位装置においても、
その構成に当っては遅延回路カ必要とされていたのであ
る。
これまでの説明から明らかなように、従来例の信号変換
回路では、そのいずれのものにおいてもそれらの構成に
当っては高価で複雑な遅延回路が必要とされていたので
各種の装置を安価に製作するという面で支障となってい
た。
本発明は、高価で複雑な遅延回路を不要とするような信
号変換回路を提供して、従来の問題点を・解決すること
を目的としてなされたもので、以下、添付図面を参照し
てその内容を具体的に説明する。
第8図は、スピーカ再生用のステレオ信号をヘッドホン
再生用のステレオ信号に変換するための信号変換回路と
して実施した本発明の信号変換回路の一実施例のものの
ブロック図であり、この第8図示の信号変換回路SXa
において、1,2は入力端子、3,4は出力端子、22
,27は加算器、23,28は減算器、9,10は既述
した第1図示の信号変換回路SXのブロック9,10と
同じ<A/HPの特性を有するように構成されている回
路、24は差信号の伝送路中に必要に応じて設けられる
移相回路、25.26はそれぞれ最小移相推移のフィル
タによって所要の振幅周波数特性Fma、F8aを有す
るように構成された回路であって、この第8図示の本発
明による信号変換回路SXaは、既述した第1図示の従
来の信号変換回路SXと同じ信号変換特性を有するもの
として構成されうるものである。
さて、第1図示の従来の信号変換回路SXは、その入力
信号Ri、Liと出力信号R8,Loどの関係が既述し
た(2)式、すなわち、 に示されるものとなるような信号変換特性を有している
そして、上記の(2)式に示されている各信号間の関係
によって、信号変換回路SXの出力信号R8,Loを、
特性がHPであるようなヘッドホン11を用いて受聴者
Mが第2図示のように受聴すれば、受聴者Mは第3図示
のように信号Ri jLiが供給されているスピーカ
SP、、SPIによる再生音場で受聴している状態と全
(同じ状態の音をヘッドホン11によって受聴できるこ
とは既述したとおりである。
ところで、スピーカSPr、SPlによる再生音場にお
ける受聴者Mの位置と2つのスピーカSPr、SPlの
設置位置との関係は、第3図示のように受聴者Mの正面
の対称な位置に2つのスピーカSPr 、SPlが存在
しているものとなされており、したがってこの第3図に
示されている受聴者Mと2つのスピーカSPr 、SP
lとの位置関係に基づいて回路化された第1図示の信号
変換回路SXは、左右チャンネルに関して対称的な回路
構成のものとなされている。
本発明者は、音像の定位はそれが左、右のチャンネル信
号の信号間の関係によって与えられるものであり、また
意図した音像の定位が得られるような信号を作るべき所
要の信号変換特性が、第1図示の信号変換回路SXのよ
“うに、左右チャンネルに関して対称的な回路構成のも
のによって得られる場合、これを一般的に表現すれば、
2つの信号の信号間の関係によって与えられる音像の定
位が、意図したとおりのものとなされうるような信号を
得る際に必要とされる信号変換特性が、2つの信号に関
して対称的な回路構成の信号変換回路によって得られる
場合には、2つの信号の和信号と差信号とを2つの信号
とする信号変換回路SXaを構成しても良いのではない
かと考えた。
既述した(2)式を書き直して信号変換回路SXの各人
、出力信号間の関係を、 (2a)式のように表わし、2つの信号間の和信号(R
十L )と差信号(Ro−Lo)とを0 0 それぞれ求めてみると、次の(12)、(13)Eが得
られる。
前記した和信号と差信号とにおいて、(12)式より出
力信号の和信号は入力信号の和信号(Ri+Li)に対
して を乗じたものとして 示され、また、(13)式より出力信号の差信号は入力
信号の差信号(Ri −Li )に対してを乗じたも
のとして示されているが、前 記の和、差信号において音像の定位情報は、和、差両信
号間の信号の関係によって示されるのであり、それは前
記した和、差両信号における前記の(T)式の関係が定
位情報を与えているのである。
なお、は音質を決めるものであって、 定位には無関係である。
スピーカSPr、SPlが受聴者Mの正面の左右30度
の角度め位置に配置されている場合にづいて、その再生
音場における音源から受聴者の耳までの伝達特性A、B
を用いて計算すると、F とF とはそれぞれ第9
図中に示されるような振幅周波数特性を有するものとし
て求められ、また は第10図に示すような振幅周波数特 性を有するものとして求められる。
そして、前記した第9図及び第10図に示されているF
ma、Fsa。
などの振幅周波数時 性を有する回路は、一般的な最小位相推移のフィルタの
みによって所定の振幅周波数特性が得られるようにそれ
らを構成しただけで所要の特性が充分に得られ、遅延回
路を必要としない特性のものにできることが判かった。
すなわち、第8図示の信号変換回路SXaにおいて、入
力端子1,2に供給された入力信号RijLiを加算器
22及び減算器23によって得た和信号と差信号とを、
和信号はFmaの特性を有する回路25に与え、また差
信号は必要に応じて設けられる移相回路24を介してF
の特性を有する回路26に与え、さらに前記した回
路25゜26の出力信号を加算器27と減算器28とに
与え、加算器27及び減算器28からの出力信号を、個
別に設けられているA/2・HPの特性を有する回路9
,1dを介して出力端子3,4に送出すると、出力端子
3,4からは、入力信号Ri 7Liに対して既述し
た(2)式の関係を満足する出力信号R8,Loが得ら
れるのである。
前記のように最小位相推移を有するフィルタのみによっ
て構成した回路25.26は、それが第9図に示される
ような振幅周波数特性を示すものとして作られるだけで
、ごく低い周波数帯域を除く周波数帯域においては、計
算結果によって回路25.26に必要とされている位相
推移特性をも備えているものとなされるが、ごく低い周
波数帯域においては計算結果に対して第11図示のよう
な位相のずれが生じるので、差信号の伝送系中に第11
図示の位相ずれを補正しうるような1次の移相回路24
を必要に応じて設ける。
前記の移相回路24が設けられない場合には、音像の定
位にずれが生じることになるが、低い周波数帯域におけ
る音像定位に関する人間の判定能力が低いということも
あって、移相回路24を用いなくても実用上においては
何ら差支えないという結果が得られている。
これまでの説明は、受聴者Mの正面の左右30度の位置
に2個めスピーカが配置されている場合についてのもの
であったが、2個のスピーカの配置の態様が受聴者Mの
正面の左右30度以外の角度であった場合についても、
それぞれの角度における再生音場の音源から受聴者Mの
耳までの伝達特性A、Bを用いて計算して得たFITl
a、F8aの振幅周波数特性を有する回路を、一般的な
最小位相推移のフィルタのみによって構成し、それを回
路25.26として用いることにより、既述した受聴者
Mの正面の左右30度の位置に2個のスピーカが配置さ
れていた場合と同様に遅延回路を必要とせずに所要の信
号変換特性を有する信号変換回路が構成できることが実
証されている。
第12図乃至第14図は、受聴者Mの真横に2個のスピ
ーカSPr 、SPlが配置されていた場合の再生音場
における音源から受聴者Mの耳までの伝達特性A、Bを
用いて計算して得た振幅周波数特性”matFsa
(第12図)、(第 13図)と、第12図中のFma、FSa で示される
ような振幅周波数特性を示す回路25.26を、最小位
相推移特性を有するフィルタのみによって構成した場合
に、ごく低い周波数帯域に生じる位相ずれの状態(第1
4図)とを示す曲線図である。
第15図は差信号の伝送系中に振幅周波数特性が となるように最小位相推移特性を有する フィルタのみによって構成された回路29を設けると共
に、加算器27と出力端子3との間、及び減算器28と
出力端子4との間に、 のよ 5な振幅周波数特性を有する回路30.31を設けて構
成した信号変換回路SXaであり、この第15図示の信
号変換回路SXaも既述した第8図示の信号変換回路S
Xaと同一の信号変換特性を有するものである。
第15図示の信号変換回路SXaにおける回路30.3
1を省略すると、入力信号Ri、Liのの和信号は常に
何の周波数特性の変化も受けないで出力側に現われるも
のとなるから、この場合は正面の音像の音質の変化しな
し・信号変換回路SXaとなる。
既述のように音像の定位は和信号と差信号との関係が重
要なのであり、和、差両信号間の関係が特定されれば、
その特定された和、差両信号間の関係に従った音像定位
が得られるものであるから、第8図、第15図示の信号
変換回路SXaと同様な信号変換特性を有する信号変換
回路SXaは、第8図、第15図示の構成態様とは異な
る構成態様のものによっても容易に実現できることはい
うまでもなく、本発明によれば従来の信号変換回路では
不可欠とされていた高価で複雑な遅延回路を用いること
なく、スピーカ再生用ステレオ信号をヘッドホン再生用
ステレオ信号に信号変換する信号変換回路を容易に提供
できるのである。
次に、ヘッドホン再生用のステレオ信号(パイノーラル
ソース)をスピーカによって受聴する受聴者がヘッドホ
ンの使用時に得られるのと同一の立体音感や音質を有す
る音として受聴することができるようなスピーカ再生用
のステレオ信号に変換するための信号変換回路に本発明
を実施した場合について説明する。
第16図及び第20図は、ヘッドホン再生用のステレオ
信号をスピーカ再生用のステレオ信号に信号変換する信
号変換回路SYbの構成例を示すブロック図であり、各
図において、12,13は入力信号Ri、Liの入力端
子、20,21は出力信号R8,Loの出力端子、32
.37は加算器、33.3Bは減算器、34は必要に応
じて設けられる移相回路であり、また、第16図におい
て35は最小位相推移を有するフィルタのみによって第
17図中の曲線Fmbに示されているような振幅周波数
特性を有するように構成された回路、36は最小位相推
移を有するフィルタのみによって第17図中の曲線”s
b に示されているような振幅周波数特性を有するよう
に構成された回路、39.40はそれぞれ1/2・Aの
特性を有するように構成された回路である。
さらに第20図において、41は第19図に示されてい
るような曲線Fsbと同一の振幅周波数特性を有するよ
うにFm1) 構成された回路、42及び43はそれぞれFm1) /
2・Aの特性を有するように構成された回路である。
そして、16図及び第20図示の信号変換回路SYbは
、前記のような構成により既述した第5図示の従来の信
号変換回路SYと同じ信号変換特性を有するものとして
構成されうるのである。
さて、既述した第5図示の従来の信号変換回路SYも既
述した第1図示の信号変換回路SXと同様に左右チャン
ネルに関して対称的な回路構成となされているから、こ
の場合にも既述した第1図示の従来の信号変換回路SX
を第8図及び第15図示のような和、差信号による信号
変換回路SXaとして構成させ得たのと同様に、和、差
信号による信号変換回路SYbとして構成できるものと
考えられる。
第5図示の信号変換回路SYにおける人、出力信号の関
係を示す(7a)式、 より、入力信号R・ jLiは次のように示される。
(7b)式から和、差信号を求めると、和信号は(14
)式により、また差信号は05)式で示されるものとし
て求められる。
α4式、α9式で示される和、差信号において音像の定
位情報は、和、差両信号間の信号の関係によって示され
るものであり、それは前記した(14)、(19式で示
す和、差両信号における 前記の(財)式の関係が定位情報を与えているのである
なお、−は音質を決めるものであって定位には無関係で
ある。
第17図は、スピーカSPr、SPlが受聴者Mの正面
の左右30度の角度お位置に配置されている場合につい
て、その再生音場における音源から受聴者の耳までの伝
達特性A、Bを用いて計算−たFm1)とFsbとの振
幅周波数特性であり、また、第18図録第17図示のF
mb、F8bとの比の振幅周波数特性を示している。
そして、前記した第17図及び第18図に示されている
Fmb 、F8b。
などの振幅戸 特性を有する回路35,36,41などは、それらをそ
れぞれ一般的な最小位相推移のフィルタのみによって所
定の振幅周波数特性が得られるように構成しただけで所
要の特性が得られ、遅延回路を必要としない特性のもの
にできることが判かった。
すなわち、第16図示の信号変換回路SYbにおいて、
入力端子12,13に供給された入力信号Ri、Liを
加算器32及び減算器33によって得た和信号と差信号
とを、和信号は必要に応じて設けられる移相回路34を
介して”ml)の特性を有する回路435に与え、また
、差信号はF8bの特性を有する回路36に与え、さら
に、前記した回路35.36の出力信号を加算器37と
減算器38とに与え、加算器37及び減算器38からの
出力信号を、個別に設けられている1/2・Aの特性を
有する回路39,40を介して出力端子20.21に送
出すると、出力端子20.21からは入力信号RijL
iに対して既述した(7a)または(7y)式の関係を
満足する出力信号R8゜Loが得られるのである。
第20図示の信号変換回路SYbでは差信号の伝送系中
にF8b/Fmbの特性を有する回路41を設け、また
、加算器37と出力端子20との間及び減算器38と出
力端子21との間に、Fmb/2・Aの特性を有する回
路42.43を設けて、第16図示の信号変換回路SY
bと同一の信号変換特性が得られるようになされている
前記のように最小位相推移を有するフィルタのみによっ
て構成した回路35,36は、それを第17図中のFr
nb、F8bのような振幅周波数特性を示すものとして
作られるだけで、ごく低い周波数帯域を除く周波数帯域
においては、計算結果によって回路35.36に必要と
されている位相推移特性をも備えているものとなされる
が、ごく低い周波数帯域においては計算結果に対して第
19図示のような位相のずれが生じるので、和信号の伝
送系中に第19図示の位相のずれを補正しうるような1
次の移相回路34を必要に応じて設ける。
前記の移相回路34が設けられない場合には音像の定位
にずれが生じることになるが、低い周波数帯域における
音像定位に関する人間の判定能力が低いということもあ
って、移相回路34を用いな(ても実用上においては何
ら支障を与えることがないという結果が得られている。
これまでの説明は、受聴者Mの正面の左右30度の位置
に2個のスピーカが配置されている場合についてのもの
であったが、2個のスピーカの配置の態様が受聴者Mの
正面の左右30度以外の角度であった場合についても、
それぞれの角度における再生音場の音源から受聴者Mの
耳までの伝達特性A、Bを用いて計算して得たFma、
F8bの振幅周波数特性を有する回路を、一般的な最小
位相推移のフィルタのみによって構成し、それを回路3
5.36として用いることにより、既述した受聴者Mの
正面の左右30度の位置に2個のスピーカが配置されて
いた場合と同様に、遅延回路を必要とせずに所要の信号
変換特性を有する信号変換回路が構成できることが実証
されている。
なお、この点は第20図示のような構成態様の信号変換
回路SYbについても同様である。
既述した第20図示のような構成態様の信号変換回路S
Ybにおける回路42,43を省略すると、入力信号R
i、Liの和信号は常に何の周波数特性の変化も受けな
いで出力側に現われるから、この場合は正面の音像の音
質の変化しない信号変換回路SYbとなる。
既述のように、音像の定位は和信号と差信号との関係が
重要なのであり、和、差両信号間の関係が特定されれば
、その特定された和、差両信号間の関係に従った音像定
位が得られるものであるから、第16図、第20図示の
信号変換回路SYbと同様な信号変換特性を有する信号
変換回路SYbは、第16図、第20図示の構成態様と
は異なる構成態様のものによっても容易に実現できるこ
とはいうまでもな(、本発明によれば、従来の信号変換
回路では不可欠とされていた高価で複雑な遅延回路を用
いることなく、ヘッドホン再生用のステレオ信号をスピ
ーカ再生用のステレオ信号に信号変換する信号変換回路
を容易に提供することができる。
第21図及び第25図は、ステレオ音場拡大装置に本発
明を適用した場合のステレオ音場拡大装置の構成例を示
すブロック図である。
第21図及び第25図において、44.45は入力信号
RijLiの入力端子、46.47は出力信号R8,L
oの出力端子、4B、53は加算器、49.54は減算
器、50は必要に応じて和信号の伝送系に設けられる移
相回路であり、この移相回路50は第24図示のように
低い周波数帯域で和信号に対して所定の位相推移を与え
る。
51.52及び57は、それぞれ最小位相推移を有する
フィルタのみによって所定の振幅周波数特性を示す回路
として構成されているもので、受聴者Mの正面の左右3
0度の位置に配置された2個のスピーカによって、受聴
者Mに受聴者の真横にスピーカが配置されている場合と
同様に聞かせるとした場合には、回路51は第22図の
曲線Fmcのような振幅周波数特性を示すものとして構
成され、また、回路52は第22図の曲線F8oのよう
な振幅周波数特性を示すものとして構成され、さらに、
回路57は第23図の曲線F、。
/Fmoのような振幅周波数特性を示すものとして構成
されたものが使用される。
第22図の曲線Fmo は、第12図中の曲線Fmaと
第17図の曲線Fmb とが組合わされた特性であり、
また、第22図の曲線Fsoは第12図中の曲線F8a
と第17図の曲線F8bとが組合わされた特性であり
、さらに、第24図の曲線は第14図に示される特性と
第19図に示される特性とが組合わされた特性である。
また、第23図のF、。
/”meの特性は第22図に示されている” s c
とFmo との比を示す。
回路中に設けられているA′/2・Aの特性のフィルタ
55,56は、実際上、A−A′であるので使用を省略
しても差支えなく、また、移相回路50も既述したと同
一の理由によって省略することができる。
第25図示のような構成の信号変換回路SZ。
において、その左右の両チャンネルに設けられているF
mo・ の特性のフィルタ58.59は、 それを省略すれば、正面の音像の音質が変化しない信号
変換回路SZ が得られる。
第21図及び第25図示の信号変換回路Szcは本発明
の適用によるステレオ音場拡大装置Szoの構成例を示
したにすぎないのであり、例えば第8図、第15図など
に示されている信号変換回路SXaと、例えば第16図
、第20図などに示されている信号変換回路SYbとを
縦続接続しても、本発明による信号変換回路SZcが構
成できるなど、幾多の実施態様のものとして本発明が実
施できることはいうまでもない。
この信号変換回路SZoにおいても、その構成に当って
は遅延回路が不要なので、本発明によれば所定の音場拡
大機能を備えたステレオ音場拡大装置を容易に提供する
ことができる。
第21図及び第25図に示す信号変換回路SZoにおい
て、それの入力信号を1個とした場合の回路は、モノラ
ル信号をスピーカの位置にかかわらずに自由に定位でき
る定位装置(例えば、特開昭52−116202号公報
)と同じ目的に用いることができ、また、第8図示の信
号変換回路SXaの入力信号を1個とした場合の回路は
モノラル信号を自由に定位できるヘッドホン再生用信号
を得るための定位装置としても用いることができる。
第26図は、第21図示の信号変換回路Szcが音像定
位装置として使用できるように変形された信号変換回路
の構成例であり、入力端子44にモノラル信号を入力さ
せると出力端子46 、47にはスピーカ再生用の2チ
ヤンネルの出力信号Ro 、Loが出力される。
第27図は、第8図示の信号変換回路SXaが音像定位
装置として使用できるように変形された信号変換回路の
構成例であり、第27図a図は入力端子1にモノラル信
号が与えられた時に、出力端子3,4より受聴者の正面
の右側に音像が定位した状態のヘッドホン再生用信号が
得られるように構成された音像定位装置の構成例であり
、また、第27図す図は入力端子1にモノラル信号が与
えられた時に、出力端子3,4より受聴者の正面の左側
に音像が定位した状態のヘッドホン再生用信号。
、が得られるように構成された音像定位装置の構成例で
あり、さらに、第27図C図は、第21図す図中におけ
るインバータ60を省略し、その代わりに加算器27と
減算器28との接続位置を入れかえて、第27図す図示
の音像定位装置と同一の機能を有するものとして構成さ
せた場合の構成例である。
以上、詳細に説明したところから明らかなように、本発
明の信号変換回路では、従来の信号変換回路の構成に際
して不可欠であった高価で複雑な遅延回路を不要とし、
容易に各種の信号変換回路を提供することができるので
あり、本発明により従来の問題点が良好に解消されるの
である。
なお、本発明は、特開昭53−135301号公報、特
開昭53−135302号公報、特開昭53−1383
01号公報、特開昭53−138302号公報、特開昭
53−138303号公報、特開昭53−140001
号公報などに記載されているものなどに対しても応用が
可能であり、その応用によって従来不可欠であった高価
で複雑な遅延回路の使用を不要となしうる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第5図は従来の信号変換回路の構成例を示すブ
ロック図、第2図、第4図及び第7図は信号変換回路の
使用状態の説明図、第3図及び第6図は再生音場の説明
図、第8図、第15図、第16図、第20図、第21図
、第25図、第26図及び第27図a−c図は本発明の
信号変換回路の6異なる実施態様のもののブロック図、
第9図乃至第14図、第17図乃至第19図及び第22
図乃至第24図などは特性曲線例図である。 sx、sxa、sy、syb 、sz 、5zc−・・
・・・信号変換回路、1,2,12,13,44゜45
・・・・・・入力端子、3,4,20,21,46゜4
7・・・・・・出力端子、SPr、SPl・・・・・・
スピーカ、5.6,22,27,32,37,48,5
3・・・・・・加算器、16,17,23,28,33
,38゜49 、54・・・・・・減算器、25.26
.29.35゜36.41,5L52,57・・・・・
・最小位相推移のフィルタのみによって所定の振幅周波
数特性を有するように構成された回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11個の入力信号を2つに分岐してなる2つの信号が、
    互に所定の周波数特性差を有する最小位相推移のフィル
    タのみからなる回路を介し和と差とが左右チャンネルの
    出力となされる如き信号変換回路であって、前記したフ
    ィルタの周波数特性差は信号変換回路の出力の再生状態
    と意図した定位とに関して、音場における音源から受聴
    者の耳までの伝達特性をもとに計算した結果と近以した
    ものになされることを特徴とする信号変換回路。 21個の入力信号を2つに分岐してなる2つの信号が、
    互に所定の周波数特性差を有する最小位相推移のフィル
    タと低域で移相のおこる移相回路を介し和と差とが左右
    チャンネルの出力となされる如き信号変換回路であって
    、前記したフィルタの周波数特性差及び前記した移相回
    路の移相特性とは、信号変換回路の出力の再生状態と意
    図した定位とに関して、音場における音源から受聴者の
    耳までの伝達特性をもとに計算した結果と近以したもの
    になされるようにした特許請求の範囲第1項に記載の信
    号変換回路。 32個の入力信号の和信号と、前記した2個の入力信号
    の差信号との2つの信号が、互に所定の周波数特性差を
    有する最小位相推移のフィルタのみからなる回路を介し
    和と差とが左右チャンネルの出力となされる如き信号変
    換回路であって、前記したフィルタの周波数特性差は信
    号変換回路の出力の再生状態と意図した定位とに関して
    、音場におげろ音源から受聴者の耳までの伝達特性をも
    とに計算した結果と近以したものになされることを特徴
    とする信号変換回路。 42個の入力信号の和信号と、前記した2個の入力信号
    の差信号との2つの信号が、互に所定の周波数特性差を
    有する最小位相推移のフィルタと低域で移相のおこる移
    相回路を介し和と差とが左右チャンネルの出力となされ
    る如き信号変換回路であって、前記したフィルタの周波
    数特性差及び前記した移相回路の移相特性とは、信号変
    換回路の出力の再生状態と意図した定位とに関して、音
    場における音源から受聴者の耳までの伝達特性をもとに
    計算した結果と近以したものになされるようにした特許
    請求の範囲第3項に記載の信号変換回路。
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