JPH1069916A - 希土類酸化物及びSc2O3,Al2O3添加ZrO2系固体電解質材料 - Google Patents

希土類酸化物及びSc2O3,Al2O3添加ZrO2系固体電解質材料

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JPH1069916A
JPH1069916A JP8227209A JP22720996A JPH1069916A JP H1069916 A JPH1069916 A JP H1069916A JP 8227209 A JP8227209 A JP 8227209A JP 22720996 A JP22720996 A JP 22720996A JP H1069916 A JPH1069916 A JP H1069916A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来型固体電解質材料であ
るZrO2-Sc23-Al23系におけるAl23の固溶限
界の問題点を解決して高イオン伝導度、結晶構造安定性
を両立させ、長時間の使用に対してもイオン伝導度の経
時劣化を防止できる固体電解質材料を提供することにあ
る。 【解決手段】 本発明は、Sc23を主なドーパントと
し、副ドーパントとしてAl23を含むZrO2(ジルコ
ニア)系固体電解質において、微量なドーパントとして
更にYb23及び/またはLu23を添加物し、その組成
が、(1-x)(ZrO2)-(x-y-z)(Sc23)-y(Al23)-z{(1
-a)(Yb23)-a(Lu23)}(0.07≦x≦0.13,0.0005≦
y≦0.006,0.02-4y≦z≦0.04-4y,0.0≦z,0≦a≦
1)の範囲であることを特徴とする希土類酸化物及びS
c23、Al23添加ZrO2系固体電解質材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固体燃料電池用固体
電解質に用いられるイオン伝導体材料に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、酸素イオン伝導体を用いた固体電
解質燃料電池に関心が高まりつつある。特にエネルギー
の有効利用という観点から、固体燃料電池はカルノー効
率の制約を受けないため本質的に高いエネルギー変換効
率を有し、さらに良好な環境保全が期待されるなどの優
れた特長を持っている。固体電解質燃料電池の電解質と
して従来最も有望視されてきた酸素イオン導伝体である
23安定化ZrO2(YSZ)において十分なイオン伝
導度を得るには1000℃の高温動作が必要である。しかし
このような高温では電極界面との反応による部品寿命の
劣化が生じ固体燃料電池の実用化がおくれているのが現
状である。このような観点から動作温度を下げることが
望まれそのためYSZより高いイオン伝導材料の出現が
望まれている。
【0003】ZrO2にZr4+イオンと表4に示すように
イオン半径がほぼ等しいSc3+イオンを添加したZrO2-
Sc23系はZrO2系イオン伝導材の中で最も高いイオ
ン伝導度を有することが知られている。しかし、ドーパ
ントの増加とともに結晶構造は単斜晶−正方晶−菱面体
と変化し、またイオン伝導度が最大の値をとる領域では
菱面体が室温で安定となり立方晶が安定化されない。さ
らに650℃以上では立方晶に構造相転移するため熱サイ
クルによる破壊を引き起こし固体電解質材料として使用
することは問題が多い。そこで、第二ドーパントとして
Al23を微量に添加することにより、室温においても
立方晶に安定化することができる。Al2 3は0.5mol%
と極めて微量な添加で立方晶に安定化でき、立方晶に安
定化された系のなかでは最も高い伝導度が得られる。し
かし、Al23の場合、表4から明らかなように、Zr4+
イオンとAl3+イオンのイオン半径が大きく異なるため
添加量を1.0mol%以上と増やしすぎた場合、伝導度の急
激な低下を招く。また、Al23はZrO2に固溶し難い
ため、Sc23濃度が7mol%付近では特に固溶限界が0.
7mol%と低く、長時間の使用によりAl23が析出して
きて伝導度の低下を引き起こすことが懸念される。さら
に製造プロセス上、組成のある程度のばらつきは避けら
れないため、実際上、高イオン伝導度と、経時劣化安定
性を両立させることは難しい。
【0004】このように、従来型材料ではYSZにおい
ては、高温動作を必要とするため、部品寿命が短くなる
と言う問題があり、ZrO2-Sc23系では動作温度は低
くできるが、結晶構造安定性とイオン伝導度を両立する
のが困難であり、また熱サイクルに際して構造相転移に
よる破壊が避けられないという問題があった。さらに、
これらを解決すべく考案されたZrO2-Sc23系ヘのA
l23添加も固溶限界によりイオン伝導度と結晶構造安
定性とを両立させることは困難であるという問題があっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
型固体電解質材料であるZrO2-Sc23-Al23系にお
けるAl23の固溶限界の問題点を解決して高イオン伝
導度、結晶構造安定性を両立させ、長時間の使用に対し
てもイオン伝導度の経時劣化を防止できる固体電解質材
料を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のイオン伝導体
は、Sc23を主なドーパントとし、副ドーパントとし
てAl23を含むZrO2(ジルコニア)系固体電解質に
おいて、微量なドーパントとして更にYb23及び/ま
たはLu23を添加物し、その組成が(1-x)(ZrO2)-(x-
y-z)(Sc23)-y(Al23)-z(Yb23)-(0.07≦x≦0.1
3,0.001≦y≦0.006,0.02-4y≦z≦0.04-4y,0.0≦
z)、または、(1-x)(ZrO2)-(x-y-z)(Sc2 3)-y(Al2
3)-z(Lu23),(0.07≦x≦0.13,0.001≦y≦0.00
6,0.02-4y≦z≦0.04-4y,0.0≦z)又は(1-x)(ZrO2)
-(x-y-z)(Sc23)-y(Al23)-z{(1-a)(Yb23)-a(L
u23)},(0.07≦x≦0.13,0.0005≦y≦0.006,0.02-
4y≦z≦0.04-4y,0.0≦z,0≦a≦1)の範囲(図1
の斜線部参照)であることを特徴とする。
【0007】尚、上記のような酸化物イオン伝導体は通
常の固相反応による焼結法で得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の作用を説明する。
ZrO2-Sc23-Al23系は立方晶に安定化されたZr
2系固体電解質のなかで最もイオン伝導度の高いこと
が知られている。しかし、これを固体電解質として燃料
電池に用いた場合、電解質内のイオン伝導度が時間と共
に低下しセルの出力特性の低下を引き起こす。主ドーパ
ントのSc23が少ないほど、また第2ドーパントのAl
23が多いほど、イオン伝導度の劣化速度が速くなる。
Al23の固溶限界が低濃度であることを考えるとイオ
ン伝導度の低下の原因は、800℃付近の運転温度におい
て微量ながらドーパントのAl23が相分離した結果で
あると考えられる。
【0009】そこで、本発明者は、このAl23の相分
離を防止する手段を検討した。ここで相分離を防止し得
るとともに、ZrO2-Sc23-Al23の高いイオン伝導
度を保持する必要がある。
【0010】本発明者はAl23の他にYb23等の希土
類を添加し、この分だけAl23添加量を減少させるこ
とにより高いイオン伝導度を保持しつつ、経時劣化速度
の小さい場合があることを見いだした。
【0011】これは、表4から明らかなように、Zr4+
イオンとイオン半径がほぼ等しく、置換が可能な3価の
イオンは、Lu3+イオンおよびYb3+イオンであると発案
したことにあたる。
【0012】また、表4によれば、Y3+イオン、Er3+
イオンおよびLa3+イオンは、Zr4+イオンとイオン半径
に大きな差があり、置換元素として好ましくないことは
明らかであろう。
【0013】本発明においては、(1-x)(ZrO2)-(x-y-
z)(Sc23)-y(Al23)-z(Yb23),(0.07≦x≦0.1
3,0.001≦y≦0.006,0.02-4y≦z≦0.04-4y,0.0≦
z)または、(1-x)(ZrO2)-(x-y-z)(Sc23)-y(Al2
3)-z(Yb23),(0.07≦x≦0.13,0.001≦y≦0.006,
0.02-4y≦z≦0.04-4y,0.0≦z)なる組成の材料を用い
る。この組成領域を図1に示した。
【0014】このような構成とすることによって、高イ
オン伝導度かつ経時劣化の少ない固体電解質を得ること
ができる。そして立方晶として、室温付近でも安定であ
る。
【0015】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。なお、当
然のことであるが本発明は以下の実施例に限定されるも
のではない。
【0016】(実施例1)試料は、通常の固相反応法に
より作製した。即ち純度99.99%のZrO2、Sc23、A
l23、Yb23原料粉末を調合後、混合し、ペレット状
にプレスし空気中で1620℃で60時間焼結することで組成
が(1-x)(ZrO2)-(x-y-z)(Sc23)-y(Al23)-z(Yb
23),(0.07≦x≦0.13,0.001≦y≦0.006,0.02-4y
≦z≦0.04-4y,0.0≦z)の焼結体#1-1〜#1-24(ここで
x=0.07,0.09,0.11,0.13で、それぞれのxについて図
1の、、、、、、に対応する組成)、焼結
体#1-4-1〜#1-4-2、焼結体#l-10-1〜#1-10-2、#1-16-2
及び#1-22-2を得た。また、従来材としてイオン電導率
が高く最も良く検討されている0.92ZrO2-0.08Y2 3
を前述の条件で作製し焼結体#0を得た。
【0017】イオン伝導度の測定は、以下に述ベる試料
で、直流4端子法により評価した。焼結されたぺレット
を22.0×2.2×2.6mm角の短冊状に切り出し白金線を白金
ペーストを用いて1000℃で焼き付け電圧及び電流端子と
した。測定は電流源により一定電流(0.1mA)を流し、電
圧端子間の電圧をデジタルマルチメータにより測定し
た。これらの値からイオン伝導度を求めた。
【0018】表1は、これら焼結体の組成およびこれら
の材料の800℃におけるイオン伝導度の経時劣化特性を
示したものである。Al23添加量を0.5mol%以下とす
ることで経時劣化特性が改善することがわかる。一方、
イオン伝導度はいずれの試料においても、従来材のYS
Zよりも高い値を示した。
【0019】(実施例2)実施例2は、実施例1と同様
の方法で作製した。ここでは、Yb23に代えてLu23
を原料粉末に用い、ペレット状にプレスした後、実施例
1と同様の条件で焼結し、焼結体#2-1〜#2-24を得た。
【0020】表2は、本発明の材料の800℃におけるイ
オン伝導度の経時劣化特性を示したものである。実施例
1と同様にAl23添加量を0.1〜0.6mol%とすることで
経時劣化特性が改善し、イオン伝導度はいずれの試料に
おいても、従来材の焼結体#0よりも高い値を示した。
【0021】(実施例3)試料は、実施例1と同様の方
法で作製した。ここではYb23と共にLu23を原料粉
末に用いぺレット状にプレスした後、実施例1と同様の
条件で焼結した。表3は、本発明の材料の800℃におけ
るイオン伝導度の経時劣化特性を示したものである。実
施例1と同様にAl23添加量を0.5mol%以下とするこ
とで経時劣化特性が改善し、イオン伝導度は、いずれの
試料においても、従来材の焼結体#0よりも高い値を示し
た。
【0022】(実施例4)次に、ここで用いた材料を電
解質とし、単セルを作製して電池特性を測定した。本単
セルの構成を図2に示す。空気電極としてはLa0.8Sr2
MnO3を、燃料電極にはNi-(0.92ZrO2-0.08Y23)
を用いた。セルの有効面積は、電極の面積に等しく約2
cm2である。単セルの作成方法は次のとおりである。
【0023】まず、通常の固相反応により組成が焼結体
#1-12と同じ組成(0.9100(ZrO2)-0.0725(Sc23)-0.0
025(Al23)0.0150(Yb23))の原料粉及び、組成が焼
結体#0と同じ組成(0.92ZrO2-0.08Y23)の原料粉を
合成し、これらをボールミルにより粉砕し、ドクターブ
レード法によりセラミックス薄膜を形成し1620℃で焼き
上げた。約200ミクロンに焼成されたこの板は、固体電
解質のうち支持層にあたる部分である。これらの板の一
部を800℃で500時間アニールして、経時劣化させた。そ
して約200ミクロン厚の燃料極Ni-YSZおよび空気極
La0.8Sr0.2MnO3を片面ずつ上記の固体電解質板の上
に1100℃で焼き付けた。電極の塗布にはスラリーコート
法を用い、燃料極、空気極それぞれ1400℃、1100℃で1
時間空気中で焼き付けた。集電用の白金メッシュは、各
電極と一緒に焼き付けた。ここで、電解質が経時劣化前
でかつ、その組成が焼結体#0と同じセルを“セル#0”、
電解質の組成が焼結体#1-12と同じセルを“セル#1-12”
と呼ぶ。そして、電解質が経時劣化後でかつ、その組成
が焼結体#0と同じセルを“セル0-a”、電解質の組成が
焼結体#1-12と同じセルを“セル#1-12-a”と呼ぶ。
【0024】本実施例の効果を図3及び図4の測定例で
示す。図3は、上記の要領で作られた“セル#0”、“セ
ル#1-12”について800℃で測定した単セルの電流(電流
密度)−電圧特性である。また、図4には“セル#0-
a”、“セル#1-12-a”の800℃で測定した単セルの電流
(電流密度)−電圧特性を示す。ここで燃料極、酸素極
にはそれぞれH2、O2ガスを用いている。図中、○△は
従来例、●▲は本実施例とする。
【0025】図から明らかな様に、本実施例では従来例
より良好な電池特性すなわち電流−電圧特性が得られ
た。
【0026】
【表1】実施例1で用いた電解質材料の(1-x)(ZrO2)
(x-y-z)(Sc23)-y(Al23)-z(Yb23),(0.07≦x
≦0.13,0.0005≦y≦0.006,0.02-4y≦z≦0.04-4y,
0.0≦z)組成及び伝導度(伝導度は焼結直後の値と熱処
理後(800℃で500時間)の800℃での値) 試料番号 組成 伝導度 伝導度 (S/cm) (S/cm) (焼結直後)(熱処理後) #0 0.92ZrO2-0.08Y2O3 0.300 0.2400 #l-4 0.93ZrO2-0.06205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0604 0.0302 #1-4-1 0.93ZrO2-0.06105Sc2O3-0.00695Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0591 0.0236 #1-4-2 0.93ZrO2-0.06005Sc2O3-0.00795Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0577 0.0173 #1-10 0.91ZrO2-0.08305Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0863 0.0604 #1-10-1 0.91ZrO2-0.08205Sc2O3-0.00695Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0844 0.0506 #1-10-2 0.91ZrO2-0.08105Sc2O3-0.00795Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0824 0.0412 #1-16-2 0.89ZrO2-0.10005Sc2O3-0.00795Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0816 0.0653 #1-22-2 0.87ZrO2-0.12005Sc2O3-0.00795Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0495 0.0470 #1-1 0.93ZrO2-0.05050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Yb2O3 0.0561 0.0449 #1-2 0.93ZrO2-0.04050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Yb2O3 0.0492 0.0443 #1-3 0.93ZrO2-0.06305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0618 0.0371 #1-4 0.93ZrO2-0.06205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0604 0.302 #1-5 0.93ZrO2-0.04805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Yb2O3 0.0518 0.259 #1-6 0.93ZrO2-0.05250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Yb2O3 0.0565 0.0441 #1-7 0.91ZrO2-0.07050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Yb2O3 0.0802 0.0722 #1-8 0.91ZrO2-0.06050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Yb2O3 0.0703 0.0633 #1-9 0.91ZrO2-0.08305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0883 0.0633 #1-10 0.91ZrO2-0.08305Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0863 0.0604 #1-11 0.91ZrO2-0.06805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Yb2O3 0.0740 0.0518 #1-12 0.91ZrO2-0.07250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Yb2O3 0.0808 0.0711 #1-13 0.89ZrO2-0.09050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Yb2O3 0.0794 0.0778 #1-14 0.89ZrO2-0.08050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Yb2O3 0.0696 0.0682 #1-15 0.89ZrO2-0.10305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0874 0.0656 #1-16 0.89ZrO2-0.10205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0855 0.0769 #1-17 0.89ZrO2-0.08805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Yb2O3 0.0733 0.0659 #1-18 0.89ZrO2-0.09250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Yb2O3 0.0799 0.0759 #1-19 0.87ZrO2-0.11050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Yb2O3 0.0481 0.0476 #1-20 0.87ZrO2-0.10050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Yb2O3 0.0422 0.0418 #1-21 0.87ZrO2-0.12305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0530 0.0519 #1-22 0.87ZrO2-0.12205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Yb2O3 0.0518 0.0502 #1-23 0.87ZrO2-0.10805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Yb2O3 0.0444 0.0431 #1-24 0.87ZrO2-0.11250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Yb2O3 0.0485 0.0475
【0027】
【表2】実施例1で用いた電解質材料の(1-x)(ZrO2)-
(x-y-z)(Sc23)-y(Al23)-z(Lu23),(0.07≦x
≦0.13,0.0005≦y≦0.006,0.02-4y≦z≦0.04-4y,
0.0≦z)組成及び伝導度 試料番号 組成 伝導度 伝導度 (S/cm) (S/cm) (焼結直後)(熱処理後) #2-1 0.93ZrO2-0.05050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Lu2O3 0.0714 0.0577 #2-2 0.93ZrO2-0.04050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Lu2O3 0.0714 0.0649 #2-3 0.93ZrO2-0.06305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Lu2O3 0.0714 0.0433 #2-4 0.93ZrO2-0.06205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Lu2O3 0.0714 0.0361 #2-5 0.93ZrO2-0.04805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Lu2O3 0.0714 0.0361 #2-6 0.93ZrO2-0.05250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Lu2O3 0.0714 0.0562 #2-7 0.91ZrO2-0.07050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Lu2O3 0.1020 0.0927 #2-8 0.91ZrO2-0.06050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Lu2O3 0.1020 0.0927 #2-9 0.91ZrO2-0.08305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Lu2O3 0.1020 0.0773 #2-10 0.91ZrO2-0.08305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Lu2O3 0.1020 0.0721 #2-11 0.91ZrO2-0.06805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Lu2O3 0.1020 0.0721 #2-12 0.91ZrO2-0.07250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Lu2O3 0.1020 0.0907 #2-13 0.89ZrO2-0.09050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Lu2O3 0.1010 0.1000 #2-14 0.89ZrO2-0.08050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Lu2O3 0.1010 0.1000 #2-15 0.89ZrO2-0.10305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Lu2O3 0.1010 0.0765 #2-16 0.89ZrO2-0.10205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Lu2O3 0.1010 0.0918 #2-17 0.89ZrO2-0.08805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Lu2O3 0.1010 0.0918 #2-18 0.89ZrO2-0.09250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Lu2O3 0.1010 0.0969 #2-19 0.87ZrO2-0.11050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0190Lu2O3 0.0612 0.0612 #2-20 0.87ZrO2-0.10050Sc2O3-0.00050Al2O3-0.0290Lu2O3 0.0612 0.0612 #2-21 0.87ZrO2-0.12305Sc2O3-0.00495Al2O3-0.0020Lu2O3 0.0612 0.0606 #2-22 0.87ZrO2-0.12205Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0020Lu2O3 0.0612 0.0600 #2-23 0.87ZrO2-0.10805Sc2O3-0.00595Al2O3-0.0160Lu2O3 0.0612 0.0600 #2ー24 0.87ZrO2-0.11250Sc2O3-0.00250Al2O3-0.0150Lu2O3 0.0612 0.0606
【0028】
【表3】実施例3で用いた電解質材料の0.89(ZrO2)-
0.0935(Sc23)-0.0025(Al2 3)-0.015{(1-x)(Lu2
3)-a(Lu23)},(a=0.2,0.4,0.6,0.8)組成及び伝導 度 試料番号 組成 伝導度 伝導度 (S/cm) (S/cm) (焼結直後)(熱処理後) #3-18-1 0.89ZrO2-0.09250Sc2O3-0.0025Al2O3 -0.0120Yb2O3-0.0030Lu2O3 0.0842 0.080134 #3-18-2 0.89ZrO2-0.09250Sc2O3-0.0025Al2O3 -0.0090Yb2O3-0.0060Lu2O3 0.0884 0.084323 #3-18-3 0.89ZrO2-0.09250Sc2O3-0.0025Al2O3 -0.0060Yb2O3-0.0090Lu2O3 0.0926 0.088512 #3-18-4 0.89ZrO2-0.09250Sc2O3-0.0025Al2O3 -0.0030Yb2O3-0.0120Lu2O3 0.0968 0.092701
【0029】
【表4】ジルコニア及び希土類元素イオンのイオン半径 ──────────────────────── イオン イオン半径 (Å) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Zr4+ 0.79 Y3+ 0.92 Sc3+ 0.81 Lu3+ 0.85 Yb3+ 0.86 Er3+ 0.89 La3+ 1.14 Al3+ 0.51 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、Al23の他にYb
23、Lu23もしくはその両方を添加することで、従
来困難であったAl23添加量を0.6mol%以下に抑制
し、且つ相転移の無い安定な相とすることができる。こ
れによって、従来材であるYSZに比ベイオン伝導度優
れ且つ経時劣化の少ない固体電解質材料を実現すること
ができた。これは、固体電解質型燃料電池の発電効率及
び長期安定性の改善に寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組成範囲を示す図である。
【図2】単セルの構成模式図である。
【図3】“セル#0”、及び“セル#1−12”の電流
−電圧特性図である。
【図4】“セル#0−a”、及び“セル#1−12−
a”の電流−電圧特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Sc23を主なドーパントとし、副ドー
    パントとしてAl23を含むZrO2(ジルコニア)系固
    体電解質において、微量なドーパントとして更にYb2
    3及び/またはLu23を添加物し、その組成が、(1-x)
    (ZrO2)-(x-y-z)(Sc23)-y(Al23)-z{(1-a)(Yb2
    3)-a(Lu23)}(0.07≦x≦0.13,0.0005≦y≦0.00
    6,0.02-4y≦z≦0.04-4y,0.0≦z,0≦a≦1)の範
    囲であることを特徴とする希土類酸化物及びSc23
    Al23添加ZrO2系固体電解質材料。
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JP5652752B2 (ja) * 2011-01-31 2015-01-14 Toto株式会社 固体電解質材料およびこれを備えた固体酸化物形燃料電池

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