JPH1069157A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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JPH1069157A
JPH1069157A JP9151363A JP15136397A JPH1069157A JP H1069157 A JPH1069157 A JP H1069157A JP 9151363 A JP9151363 A JP 9151363A JP 15136397 A JP15136397 A JP 15136397A JP H1069157 A JPH1069157 A JP H1069157A
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toner cartridge
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吉木  茂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジを画像形成装置本体に挿入して
装着する場合において、装置本体側の駆動ギヤとカート
リッジ側の非駆動ギヤとの干渉を回避してスムーズにセ
ットできるようにし、且つ、干渉回避のための余分なス
ペースが生じないようにする。 【解決手段】 トナーカートリッジ1000は画像形成
装置に対し、装置本体側の駆動軸116に平行に挿入さ
れる。カートリッジ側にはガイド部としてのテーパ部3
01aを有する軸受301が備えられており、駆動軸1
16の先端はカートリッジの挿入動作に伴ってテーパ部
301aにより下から上へと移動する。これにより駆動
軸116に固定された駆動ギヤ115はカートリッジ側
のトナーボトルのボトルギヤ142に軸方向と直交する
方向から噛み合う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置におけるトナーカー
トリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の画像形成装置におけるトナー補給手段の一つとし
て、円筒状の容器本体の一端側中央部にトナー吐出口が
形成され内壁面に螺旋状の突起部(リブ)が設けられた
スクリューボトルタイプのトナーボトルを、現像部への
トナー導入部に連通させた状態で保持手段により略水平
向きに保持するとともに、この保持手段に保持された該
トナーボトルを装置本体側の駆動手段により回転させる
ことにより、該螺旋状の突起部のトナー搬送作用によっ
てトナーボトル内部のトナーをそのトナー吐出口から吐
出させて、画像形成装置の現像部へトナー補給を行うよ
うにしたトナーカートリッジが知られている。この種の
トナーカートリッジは、装置本体側の駆動軸に対して平
行に挿入されて装着される構造のものが多く、駆動力伝
達手段としてはカップリングやギヤが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図26
に示すように、装置本体側の駆動軸400に対してカー
トリッジを平行に挿入し、該駆動軸400に固定された
駆動ギヤ401とカートリッジ側のギヤ402とを噛み
合わせる方式のものでは、駆動ギヤ401の歯側面40
1aと、これに対向するカートリッジ側のギヤ402の
歯側面402aとが干渉してスムーズにセットできない
場合があった。
【0004】これを防止するための一つの方法として、
図27に示すように、駆動ギヤ401の歯側面にテーパ
401bを付けるとともに、カートリッジ側のギヤ40
2の歯側面にも同様のテーパを付ける方法がある。この
ような構成ではテーパ同士の接触によって互いに回転さ
せる力が作用するので、干渉位置で当接したとしてもそ
の後自動的に噛み合うことになる。しかしながら、ギヤ
形状が特殊なものになるため、汎用性に欠ける問題があ
る。また、カートリッジ側のギヤにもテーパを付けるた
めにユーザーがテーパ先端のエッジに触れる可能性があ
り、安全性の観点からも問題があった。
【0005】また、カートリッジを一旦駆動軸400に
対して平行に挿入し、その後カートリッジ側のギヤを駆
動軸400に直交する方向に移動させて噛み合わせる方
式も考えられる。しかしながらこの場合には、駆動軸4
00に直交する方向へ移動するためのスペースを確保す
る必要があり、小型化、省スペース化の観点から好まし
くない。
【0006】そこで、本発明は、回転軸心に直交する方
向からの噛み合いによってギヤ同士の干渉を少なくで
き、装置本体へのスムーズなセットができるとともに、
省スペース化も図れるトナーカートリッジの提供を目的
とする(請求項1)。また、本発明は、直交方向からの
噛み合いにおいてもなお生じ得るギヤ同士の干渉を完全
に無くして常にスムーズなセットができるトナーカート
リッジの提供を目的とする(請求項2)。また、本発明
は、直交方向からの噛み合いを簡単な構成で実現できる
トナーカートリッジの提供を目的とする(請求項3)。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、画像形成装置の装置本体
に着脱可能で該装置本体に設けられた駆動ギヤにより回
転駆動力を受けるトナーカートリッジにおいて、上記装
置本体に対して上記駆動ギヤの駆動軸方向に平行に挿入
されて装着され、該装着動作に連動して上記駆動ギヤを
回転駆動可能な噛み合い位置に移動させる構造を有して
いる、という構成を採っている。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
構成において、上記駆動ギヤの移動方向をカートリッジ
側の被駆動ギヤの回転中心に向かう方向に対して傾け
る、という構成を採っている。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項1又は2
記載の構成において、上記駆動ギヤの駆動軸を受ける軸
受を有し、該軸受に上記駆動ギヤを回転駆動可能な噛み
合い位置に移動させるガイド部が形成されている、とい
う構成を採っている。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳細に
説明する。先ず、図1乃至図3を参照して、本発明のト
ナーカートリッジが使用される画像形成装置(ここで
は、複写機)の作像系について説明する。図1乃至図3
において、感光体1は、矢印方向に回転移動しながら、
除電光7により除電され、表面電位が0〜−150Vの
基準電位に平均化される。次に、感光体1は、帯電装置
2により帯電され、表面電位が−900V前後となる。
帯電された感光体1は、露光部で画像光3が照射され、
その画像光3の照射されない部分(画像部分)が、現像
部における現像スリーブ4上のトナーによりトナー像化
される。この時、現像スリーブ4には、−200V前後
のバイアスがかけられているが、感光体1の画像光3の
照射されない部分(画像部分)の表面電位が−500〜
−850Vに維持されるので、この画像部分に現像スリ
ーブ4上のトナーが付着する。感光体1が更に回転移動
する間に、図示しない給紙部より転写紙が給紙される。
この転写紙は、その先端と感光体1上に作られたトナー
像の先端とが、転写部で一致するようなタイミングで給
紙され、この転写部で転写装置5により感光体1上のト
ナー像を転写される。トナー像の転写された転写紙は、
図示しない定着部へ送られ、図示しない定着装置の熱と
圧力によりトナー像を融着された後、コピーとして機外
に排出される。一方、転写紙に転写されずに感光体1上
に残留したトナーは、クリーニング部のクリーニングブ
レード6により掻き落される。これにより、感光体1
は、トナーの付着していない初期状態となり、再び次の
作像工程へ移る。
【0011】本実施例における感光体、及び、感光体周
辺に配置される帯電装置、現像装置、クリーニング装置
などの作像装置は、通常、プロセスカートリッジと呼ば
れている一体の感光体回りケース40内に、ユニット化
されて納められている。このプロセスカートリッジは、
図1に示すような外観を有しており、クリーニングブレ
ード6により感光体1から掻き落された残留トナーを、
図3に示すように、トナー搬送コイル8によりケース4
0の手前側のリサイクルトナー搬送部へ送り、このリサ
イクルトナー搬送部に配設されているトナーリサイクル
ベルト9により、現像装置の現像剤撹拌部に送り込ん
で、リサイクルトナーとして再使用する仕組になってい
る。なお、本発明の適用対象である画像形成装置におい
て、図2から明らかなように、上記帯電装置2及び転写
装置5としてローラ型を示したが、これに限定される趣
旨ではなく、ワイヤーを用いてコロナ放電をさせるタイ
プを備えたもので良い。
【0012】次に、このプロセスカートリッジ内の現像
装置について説明する。図2及び図3において、現像ス
リーブ4は、内部に5極の磁石を配置した固定軸を有
し、その外周面をアルミなどの非磁性のパイプ材で覆う
ように構成されており、パイプ材が回転することで、現
像容器(ケース40)内に収容されている現像剤(小さ
な鉄球からなるキャリアとトナーとからなる2成分現像
剤)が、磁石の磁力により現像スリーブ4上に汲み上げ
られて、感光体1の現像部に移動される。この現像スリ
ーブ4による感光体1への現像剤の供給量は、その過不
足による画像濃度不良や濃度ムラの発生を防止するため
に、ドクターブレード10により現像スリーブ4上の感
光体1側への流入量が一定量となるように規制されてい
る。
【0013】また、ケース40と一体に形成された現像
容器には、現像剤を撹拌・循環させるための一対の撹拌
スクリュー11が設けられており、これらの撹拌スクリ
ュー11の回転により、現像容器内の現像剤が撹拌され
ながら現像スリーブ4の軸方向に沿ってループを描くよ
うに循環搬送される。ここで、この循環により感光体1
の現像部に移動された現像剤のうち、キャリアは現像ス
リーブ4の回転により現像容器内に取り込まれて再び循
環されるが、撹拌により帯電されキャリアに付着して感
光体1の現像部まで運ばれたトナーは、感光体1上に形
成された画像部分に静電気力により付着して消費され
る。従って、この種の画像形成装置におけるトナーは、
周知のように、その消費に応じて適時補給する必要があ
り、このプロセスカートリッジのケース40の現像容器
上部には、図1及び図2に示すように、現像容器内に新
規トナーを取り込むためのトナー補給口12が設けられ
ている。
【0014】このトナー補給口12への新規トナーの補
給が、トナーカートリッジにより行なわれる。本実施例
におけるトナーカートリッジ1000は、図4に示すよ
うに、トナー収容部材としてのスクリューボトル構造の
トナーボトル100と、トナーボトル100の開口部又
はトナー排出部としてのボトル口部114cに装着され
て、トナーボトル100のトナー吐出口114dに連通
するトナー補給制御機構(トナー補給部材)の設けられ
た蓋部材200と、トナーボトル100を収納する外装
部材300とを一体に組付けて構成されている。なお、
蓋部材200と外装部材300とを合わせて、分割され
た一つの外装部材と捉えることもできる。また、本実施
例における蓋部材200及び外装部材300は、その外
形が共に角形状(ここでは略四角形状としたが、他の多
角形状であってもよい)に形成されている。このため、
横置きにしても転がりにくく、取り扱いに優れている。
このトナーカートリッジ1000の組付けは、先ず、外
装部材300を直立させた状態とし、次いで、トナー吐
出口114dが開口された状態(キャップの付いていな
い状態)のトナーボトル100を外装部材300の中に
挿入し、このトナーボトル100及び外装部材300に
蓋部材200を取付けて組付ける。このとき、蓋部材2
00と外装部材300とは、蓋部材200の外側端部に
設けられた爪部201dが、外装部材300の内側端部
に設けられた爪部303dに係合することによって固定
されるようになっている。従って、その組付けに際して
接着剤等を使用する必要がなく、部品の組立や分解(リ
サイクル資源化)が容易となる。また、従来のトナーボ
トルと蓋部材だけのものよりも、全体の組み付け強度を
大きくすることができるるとともに、外装部材300は
トナーで汚染されないのでその再使用時の清掃が一切不
要となり、そのままリサイクルに使用することができ
る。
【0015】トナーボトル100には、図4に示すよう
に、そのボトル部114の内方に突出する螺旋状の突起
部114fが形成されており、ボトル部114が回転す
ることによるこの突起部114fのトナー搬送作用によ
って、そのボトル口部114cのトナー吐出口114d
から、収容されているトナーを吐出するように構成され
ている。また、このトナーボトル100のボトル部11
4の底部には、後述するトナーカートリッジ駆動ギヤ1
15と噛み合うボトルギヤ142が取付けられている。
【0016】トナーボトル100のボトル口部114c
には、蓋部材200が装着される。この蓋部材200の
蓋部材本体201の内側面には、図2及び図6に示すよ
うに、開口部201eが形成されており、この開口部2
01eには、トナー補給量を適正化するためのスリット
穴(細長い角穴)219aの穿たれたPETフィルムあ
るいはゴム等の弾性材料からなるゲート219が、両面
テープ等により貼り付けられている。更に、このゲート
219の上には、未使用状態におけるトナーカートリッ
ジ1000のゲート219のスリット穴219aからの
トナー漏れを防止するためのゲートシール210が貼り
付けられている(図6)。このゲートシール210は、
装置本体へのトナーカートリッジ1000のセット後に
ユーザが手前に引き抜いて取り外すことができるよう
に、蓋部材本体201の手前に設けられたシール引抜き
スリット201aを通して、その手前側端部が外方に露
出している。つまり、トナーカートリッジ1000の使
用に際して、このゲートシール210を引き抜くことに
より、トナー補給が可能となる。
【0017】また、蓋部材本体201の外側開口面に
は、図7に示すように、蓋部材本体側のトナー補給口と
なるゲート219を覆うようにして、トナー排出カバー
204が取り付けられている。このトナー排出カバー2
04には、PETフィルムからなるシャッタシート20
6が両面テープ等により貼り付けられたシャッタ205
と、シャッタ開閉スプリング214とが組み付けられて
いる。シャッタ205は、シャッタ開閉スプリング21
4の伸長性弾力によって、装置本体にトナーカートリッ
ジ1000がセットされていない状態では、トナー排出
カバー204の下方側に押し付けられており、これによ
って、蓋部材200側のトナー吐出口となるトナー排出
カバー204の下部のトナー排出口204aが、シャッ
タシート206により閉じられている。一方、装置本体
にトナーカートリッジ1000がセットされた状態で
は、装置本体側に設けられている図示しないシャッタ開
閉スロープに沿って、シャッタ205の腹部に形成され
た突起205aが押し上げられることにより、シャッタ
シート206がトナー排出口204aを塞ぐ位置から退
避して、蓋部材200からのトナー補給が可能となる。
このシャッタ機構はトナーカートリッジ1000の操作
時におけるトナー漏れを防ぐ目的で設けられたものであ
り、その輸送時等におけるトナー漏れに対してのシール
性は、前述のゲートシール210によって確保されてい
る。
【0018】また、このトナー排出カバー204には、
蓋部材本体201のシール引抜きスリット200aから
のトナー漏れを防ぐための発泡ポリウレタンからなるシ
ール部材208と、このトナー排出カバー204と蓋部
材本体201の下面との間のシール性を確保するための
発泡ポリウレタンからなるシール部材207が、それぞ
れ両面テープ等で貼り付けられている。
【0019】更に、この蓋部材200には、その蓋部材
本体201にトナー排出カバー204を取り付けた状態
で、装置本体にトナーカートリッジ1000をセットし
て、蓋部材200側のトナー排出口204aと現像装置
側のトナー補給口12とを合わせた際の、トナー補給口
12とトナー排出口204aとの間のシール性を確保す
るためのシール部材212が両面テープで貼り付けられ
ている。このシール部材212は、図5に示すように、
PETフィルムからなる薄板212aと、トナー補給口
12に直接貼付られる発泡ポリウレタンからなるスポン
ジ部材212bとから構成されている。スポンジ部材2
12bはトナー補給口12とトナー排出口204aとの
間における弾力的な密着性を確保するもので、その中央
部にはトナー排出口204aよりも大きな開口212e
が形成されている。一方、薄板212aにはトナー排出
口204aに対応する開口周囲において複数の切り込み
212cが形成されており、折り曲げ可能な面212d
が形成されている。
【0020】本実施例におけるトナー排出口204a部
位には、図8(a)に示すように、下方側、すなわち、
トナー補給口12側にテーパ面204cが形成されてお
り、スポンジ部材212bの開口212eはこのテーパ
面204cを塞がない大きさに設定されている。トナー
排出口204aにスポンジ部材212bを貼り付け、さ
らにその上に薄板212aを貼付た後、図8(b)に示
すように、薄板212aの折り曲げ可能な面212dが
指で折り曲げられてテーパ面204cに貼り付けられ
る。これによってシール性を有する面取り構造の連絡路
が構成される。トナー排出口204aとトナー補給口1
2との間の連絡路を垂直側面を有する形状とした場合、
スポンジ部材212bにトナーが付着し易く、トナーカ
ートリッジ1000の交換時に付着したトナーTが振動
によって落下し、トナー汚染を来し易い。これに対し、
本構成によれば、トナーが付着しにくい平滑面を有する
薄板212aでスポンジ部材212bのトナー付着領域
が覆われるとともに、全体的なテーパ形状によってトナ
ー付着面積が小さくなっているので、上記トナー汚染を
防止することができるとともに良好なシール機能をも得
ることができる。
【0021】蓋部材200の蓋部材本体201の内側部
は、図2に示すように、円筒状に形成されており、この
内側部には、トナー補給フランジ216が回転自在に装
着されている。このトナー補給フランジ216は、図9
及び図10に示すように、円筒キャップ状に形成されて
おり、その手前側面の略中央には、トナーボトル100
のボトル口部114cが挿通されることにより、このト
ナーボトル100のトナー吐出口114dに連通する開
口216dが穿たれている。この開口216dの周囲の
側面には、手前側に突出するように2個のブラケット2
16aがそれぞれ一体に形成されており、これらのブラ
ケット216aには、PETフィルムなどの可撓性を有
する部材からなる2枚のトナー押出し部材217が、両
面テープによりそれぞれ貼り付けられている。このトナ
ー押出し部材217は、図2に示すように、蓋部材本体
201の内側部にトナー補給フランジ216を装着した
状態で、その延出端が蓋部材本体201の内側部の内周
面に対して弾力的に密着するように形成されている。
【0022】また、トナー補給フランジ216の外周面
には、この外周面と蓋部材本体210の内側部の内周面
との隙間をシールするための、発泡ポリウレタンからな
る帯状のシール部材209が貼付されている。更に、ト
ナーボトル100のトナー吐出口114dに連通するト
ナー補給フランジ216の開口216dの周囲には、こ
の開口216dとトナーボトル100のボトル口部11
4cとの隙間をシールするための、発泡ポリウレタンか
らなるリング状のシール部材が両面テープにより貼り付
けられている。
【0023】また、筒状の蓋部材本体201の底部に
は、図11に示すように、断面T字状の突縁201g
が、トナーボトル100がセットされた時にトナー吐出
口114d内の上方部付近に位置するように形成されて
いる。そして、この突縁201gの中央の突縁には、ト
ナー吐出口114dの周面のトナーを掻き落すためのシ
ート状のスクレーパ1001が、トナーボトル100の
回転方向であるN方向において上記突縁の前面側に両面
テープで貼り付けられている。スクレーパ1001はP
ETフィルムで形成されており、図6に示すように、貼
付部1001aと、エッジ1001bを有する掻取部1
001cとから構成されている。トナーボトル100が
セットされると、スクレーパ1001がトナー吐出口1
14d内に入り込み、その周面にエッジ1001bが接
触する。トナーボトル100の回転に伴ってエッジ10
01bがトナー吐出口114dの周面をスクレープす
る。これによって、トナー吐出口114dでのトナー滞
留が防止され、安定したトナー補給量が得られる。トナ
ーボトル100に対してはスクレーパ1001のみが撓
んだ状態で接触するように設けてあるので、摺動抵抗が
極めて小さく、トナーボトル100の駆動トルクにはほ
とんど影響を与えない。また、スクレーパ1001はト
ナーボトル100の回転方向における上記突縁の前面側
に貼り付けられているので、トナー吐出口114dに対
する摺動抵抗は貼り付けを助長するようし作用し、よっ
て突縁から剥がれにくくなっている。
【0024】次に、上記スクレーパ1001の存在理由
を説明する。トナーの物性によってはトナー吐出口11
4dにおけるトナーの流動性が悪化するため、トナーに
よってトナー吐出口114dが閉塞されてしまう。この
ため、流動性の良いトナーしか使用することができず、
使用できるトナーの種類が限定されてしまう。また、常
温では流動性の良いトナーでも高温環境下ではトナー吐
出口114dに付着し易くなり、トナー補給量が減少す
る。上記スクレーパ1001を設ける構成とすれば、ト
ナーの種類、環境の変動に拘らずトナーの付着を防止で
きるので、適用対象(画像形成装置)の種別に制限がな
いという利点がある。
【0025】また、蓋部材200がトナー補給部材を備
える構成としたので、画像形成装置側に開閉栓機構を設
ける必要がなく、よって装置本体の構成を簡素化でき、
装置本体の小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、蓋部材200にトナー補給部材を設けることによ
り、そのトナー補給部材のシール部材等の耐久性の必要
な部分の性能が低下する前に、トナーカートリッジの交
換により同時にトナー補給部材も新たなものとなるの
で、安定したトナー補給を実現できるとともに、そのト
ナー補給部材のシール部材等の耐久性の必要な部分に低
コストの部材を使用することが可能となる。また、トナ
ーの収容されるトナーボトル100と、これとは別体の
外装部材300との二重構造としたので、トナーカート
リッジ内部の摺動音等の動作音を遮音でき、低騒音のト
ナーカートリッジを得ることができる。また、装置本体
の定着装置等の熱源からの熱が、外装部材300によっ
て遮蔽されるので、トナーの収容されているトナーボト
ル100に伝わりにくくなり、トナーの溶融等の熱によ
って発生する不具合を防止できる。また、トナーの充填
もトナーカートリッジにトナー充填口を設けて専用の設
備で行なう必要がなく、既存の充填設備によりトナーの
充填されたトナーボトルを外装部材300内にセットす
るだけでよいので、トナーカートリッジの生産性を向上
させることができる。また、トナー漏れに対するシール
部材が、トナーボトルの開口部のみで済むので、外装部
材300へのシールが不要となり、トナーカートリッジ
を簡単且つ低コストに構成できる。また、スクリューボ
トルからなるトナーボトル100を用いているので、収
容トナーの排出にアジテータ等のトナー搬送部材を別途
設ける必要がなく、トナーカートリッジの構成を簡素化
できる。
【0026】外装部材300は、図12に示すように、
後述する装置本体側の駆動軸を支持するための軸受30
1と、上部ケース302と、下部ケース303とから構
成されている。ここで、上部ケース302と下部ケース
303とは、上部ケース302に設けられた爪部302
aが、下部ケース303に設けられた穴部303bに係
合することによって固定されるので、その組付けに際し
て接着剤等を使用する必要がなく、部品の組立や分解
(リサイクル資源化)が容易となる。
【0027】上部ケース302はポリスチレン(PS)
で形成されており、爪部302aの厚みは約1.5mm
に設定されている。また、図13(上部ケース302の
裏返し状態の部分図)に示すように、爪部302aの強
度を維持するために、また、成形(製造)上、所定の精
度を持たせることが困難なために、各爪部302aの根
元部には補強リブ302cが一体に形成されている。こ
の補強リブ302cの角度θは45度に設定されてい
る。補強リブ302cの補強作用によって、爪部302
aと穴部303bとの係合によるロック機能が長期に亘
って保障される。また、図13に示すように、上部ケー
ス302の下面には、その長手方向及び短手方向に延び
る複数の補強リブが形成されているとともに、外周近傍
には下部ケース303の壁厚に相当するゆとりをもつ位
置に、且つ、周囲全体に亘って、厚肉の嵌合用リブ30
2dが形成されている。これに対応して、下部ケース3
03には、補強リブ303fと側面との間に切欠凹部3
03eが形成されている。嵌合用リブ302dの存在に
よって上部ケース302自体の強度が更に高まることに
なる。また、嵌合用リブ302dと切欠凹部303eと
の係合によって、下部ケース303の長手方向の両壁面
間の距離が所定寸法より短くてもあるいは長くても、上
部ケース302を嵌めることで確実な寸法、位置決めが
得られ、上部ケース302を嵌めた後は下部ケース30
3の長手方向の壁面を内側に押してもつぶれることがな
い。すなわち、嵌合用リブ302dの存在によって、分
割構造とした場合の弱点が補完されることになり、外装
部材300全体のケース強度が確保される。また、上述
のように寸法誤差があっても上部ケース302を嵌めた
後に確実な寸法、位置決めが得られので、製造精度が緩
和され、生産性の向上にも寄与することとなる。
【0028】軸受301は、図14に示すように、その
軸方向に沿うように形成されたスナップ爪301bを、
図12に示す外装部材300の下部ケース303の軸受
支持部303aに対してスナップフィットさせることに
より、下部ケース303に固定される。スナップ爪30
1bの根元部分には、図14(a)、(b)に示すよう
に、スナップ爪301bが内側に倒れて引っ掛りが弱く
なるのを防止するために、倒れを規制するリブ301c
が形成されている。
【0029】軸受301の軸心の下側には、図14
(c)に示すように、ガイド部としてのテーパ部301
aが設けられており、このテーパ部301aは、図15
に示すように、装置本体内にトナーカートリッジ100
0を挿入した際に、装置本体側に配設されているトナー
カートリッジ駆動ギヤ115の駆動軸116の延出端部
を、その傾斜面に沿って下から上に移動させるようにな
っている。これにより、トナーカートリッジ駆動ギヤ1
15が、トナーボトル100のボトル部114に設けら
れたボトルギヤ142に対して、その回転軸心と直交す
る方向から噛み合うので、従来のトナーカートリッジの
ように、ボトルギヤとその駆動ギヤとを互いに平行な軸
方向から噛み合わせる場合に生じる、ギヤ同士の干渉が
なくなり、装置本体に対してトナーカートリッジ100
0を極めてスムーズにセットできるようになる。また、
駆動軸116がテーパ部301aによって滑らかに案内
されるように、駆動軸116の先端は面取りないし先鋭
化されている。
【0030】装置本体に対するトナーカートリッジ10
00の装着動作に連動して駆動軸16が移動し、上記噛
み合いが自動的に生じるので、駆動軸16に平行に挿入
する方式でありながらも、ギヤ同士を軸方向に直交する
方向から噛み合わせるためのスペースを余分に設ける必
要がなく、トナーカートリッジ1000の設置スペース
を最小限にすることができる。また、軸受301のテー
パ部301aで駆動軸16の端部を案内するだけで直交
方向の噛み合い構成を実現できるので、トナーカートリ
ッジ1000の構成の簡易化並びに低コスト化を図れる
とともに、装置本体側の構成も簡易にできる。
【0031】また、トナーカートリッジ駆動ギヤ15
は、図16(a)に示すように、非駆動ギヤとしてのボ
トルギヤ142の中心Nから水平方向にwずれた位置に
おいて軸受301のテーパ部301aによって上方に移
動される構成とすることもできる。この場合には、ボト
ルギヤ142の中心Nに向かう方向に対して角度θだけ
傾いた状態で上方へ移動するので、双方のギヤの歯が噛
み合い始めに干渉しても互いに回転させる力が生じるの
で、軸方向に直交する方向からの噛み合わせであって
も、図17に示すような歯の上面115a,142a同
士の干渉は生じず、接触後は常に干渉状態のまま止まる
ことなくに噛み合い位置に移行する(図16(b))。
従って、本実施例の場合には最終的に双方のギヤが干渉
することは無く、トナーカートリッジ1000を常にス
ムーズにセットすることができる。
【0032】外装部材300の下ケース303には、図
12に示すように、周面に突起としてのラチェット状の
歯319aを複数有する叩き部材319が、板バネから
なる支持ブラケット320を介して取り付けられてい
る。叩き部材319はその軸部319bを下ケース30
3に取付けられる支持ブラケット320の穴部320a
に挿通されて回転可能に支持されている。この叩き部材
319は、外装部材300にトナーボトル100を組み
付けた状態で、ボトル部114の外側面に対して、支持
ブラケット320の弾性変形によって弾力的に当接する
ようになっている。後述するトナー補給動作によりトナ
ーボトル100が回転されると、図18に示すように、
叩き部材319も接触摩擦によって転がる。この場合、
ボトル部114の外側面に歯319aが間欠的に、すな
わち、不連続に当たるので、トナーボトル100に振動
を与え、これによってボトル内壁へのトナー付着が防止
される。転がりによる当接であるので、衝撃音も小さ
い。図19に示すように、ボトル部114の外側面に段
差114gを形成した場合でも、叩き部材319は回転
可能、すなわち、揺動可能に設けられているので、歯3
19a1を支点として回動しながら段階的に319a2
着地するので、一気に着地するのに比べて衝撃音が低減
される。仮に叩き部材319が滑って回転しない場合で
も同様の段階的乗り越えが行われる。
【0033】上記のように周面に複数の突起319aを
設けた叩き部材319の場合には、接触摩擦による回転
の他に、トナーボトル100の外側面の凹み(螺旋溝)
や成型時のバリ等によっても回転するので、叩き動作を
得るためにわざわざ段差を設ける必要がない。また、叩
き部材319は回転可能に支持されているので、トナー
ボトル100に対する押圧力が強すぎた場合でも、トナ
ーボトル100に伴って連れ回りすることができ、これ
によって接触抵抗も小さくなるのでトナーボトル100
の外周面の摩耗を防止することができるとともに、トナ
ーボトル100の回転駆動力の妨げとなる負荷を小さく
することができる。突起319aの形状としてのは、上
記ラチェット状の他に、例えば図20に示す三角形のも
のや、図21に示す台形状のものを採用することができ
る。
【0034】図22に叩き部材の他の実施例を示す。本
実施例における叩き部材330は、直方体状に形成され
ており、軸部330aを介して支持ブラケット320に
回転可能に支持されている。図23に示すように、叩き
部材330がボトル部114の段差114gを乗り越え
る場合、まず、図23(b)に示すように叩き部材33
0の後半部330bが段差114gに接触した状態で回
動しながら前半部330cの先端が着地し、トナーボト
ル100に振動を与える。その後、図23(c)に示す
ように、後半部330bが着地して振動を与える。この
ように、段差114gを揺動構成によって段階的に乗り
越えるので、上記実施例のように円形状でなくてもトナ
ーボトル100に振動を与えることができるとともに、
衝撃音を低減することができる。
【0035】なお、上記各実施例ではトナーボトルが一
体に組付けられるトナーカートリッジ1000への叩き
部材319,330の適用を説明したが、これに限定さ
れるものではなく、トナーボトル100が着脱可能なト
ナー補給装置においても同様に適用できるものである。
【0036】次に、トナーカートリッジ1000におけ
るトナー補給動作について説明する。図2及び図3にお
いて、現像剤の透磁率を検知する透磁率センサからなる
トナー濃度センサ34により、現像容器内を循環搬送さ
れる現像剤のトナー濃度が基準トナー濃度未満であると
検知されると、図示しない装置本体側の駆動部が作動し
て、図15に示したトナーカートリッジ駆動ギヤ115
が回転する。このトナーカートリッジ駆動ギヤ115
は、前述したように、トナーカートリッジ1000が装
置本体にセットされることにより、カートリッジ内に収
容されているトナーボトル100のボトルギヤ142と
噛み合い、この状態でトナーカートリッジ駆動ギヤ11
5が回転することにより、トナーボトル100が所定方
向に回転される。
【0037】このとき、トナーボトル100の頭部に設
けられた突起部114a(図4)が、蓋部材200のト
ナー補給フランジ216の内壁面に設けられたリブ21
6b(図10)に係合することにより、トナーボトル1
00とトナー補給フランジ216とが一体的に回転す
る。また、このトナー補給フランジ216には、トナー
ボトル100の頭部に設けられた突起部114aとトナ
ー補給フランジ216の内壁面に設けられたリブ216
bとの係合が、突起部114aの摩耗等により外れた場
合のトナーボトル100の空回りを防止する目的で、ト
ナーボトルの肩部の傾斜部114bに係合する突起12
16cが、その内壁面に補助的に設けられている。
【0038】このトナーボトル100の回転により、そ
のボトル部114の螺旋状の突起部114fのトナー搬
送作用によって、トナーはトナーカートリッジ1000
の端部の開口側へ搬送され、そのボトル口部114cの
トナー吐出口114dから吐出されたトナーは、先ず、
図2に示すように、蓋部材本体201とトナー補給フラ
ンジ216とで形成されるトナーホッパ部(トナー押出
し部材217の回転経路内)に導入される。次いで、こ
のトナーホッパ部に導入されたトナーは、トナー補給フ
ランジ216の回転により、このトナー補給フランジ2
16と実質的に一体のトナー押出し部材217によっ
て、蓋部材本体201の内側部の内周面に沿うように掻
き上げられ、トナー押出し部材217がゲート219を
通過する際に、このゲート219のスリット穴219a
を通して、蓋部材本体201の内側部から押し出され
る。
【0039】更に、蓋部材本体201の内側部から押し
出されたトナーは、蓋部材本体201の側面に取り付け
られたトナー排出カバー204の内側を落下し、トナー
排出カバー204の下部に穿たれたトナー排出口204
a、及び、このトナー排出口204aに対向する現像装
置側のトナー補給口12を通して、現像装置内に補給さ
れる。この現像装置内へのトナー補給は、トナー濃度セ
ンサ34が、現像容器内を循環搬送される現像剤のトナ
ー濃度が基準トナー濃度に達した状態を検知して、トナ
ーカートリッジ駆動ギヤ115の駆動軸116の回転が
停止されることによりストップされる。
【0040】このようにして現像装置内へのトナー補給
が適時行なわれ、トナーボトル100内のトナーがなく
なると、装置本体に設けられている図示しないトナーエ
ンド表示が点灯される。ユーザは、このトナーエンド表
示の点灯を受けて、トナーのなくなった古いトナーカー
トリッジを新しいトナーカートリッジと交換する。この
トナーカートリッジの交換は、図24に示すような手順
で行なわれる。すなわち、ユーザは、先ず、図24
(a)に示すように、装置本体の前カバーを開け、スト
ッパ117を押し下げて古いトナーカートリッジ100
0を装置本体から取り出す。次いで、図24(b)に示
すように、新しいトナーカートリッジ1000を5、6
回振り、トナーボトル100内のトナーをほぐす。次
に、図24(c)に示すように、この新しいトナーカー
トリッジ1000を装置本体内にセットする。そして、
このセットが適正に行なわれたか否かをストッパ117
のロック音(あるいはロック位置)により確認し、図2
4(d)に示すように、この新しいトナーカートリッジ
1000のゲートシール210を引き抜いて、トナー補
給が可能な状態にした後、装置本体の前カバーを閉じ
る。
【0041】一方、このトナーカートリッジ1000と
プロセスカートリッジ及び装置本体との位置決めは、ト
ナーカートリッジ1000の蓋部材200の取手部に設
けられた位置決め穴201b(図5)と、プロセスカー
トリッジの位置決めピン118(図1)との嵌合、及
び、トナーカートリッジ1000の蓋部材本体201の
手前側に設けられた位置決め穴201c(図5)と、装
置本体側の位置決めピン(図示せず)との嵌合によって
それぞれ行なわれる。蓋部材200が装置本体に位置決
めされて固定されることにより、外装部材300も同時
に装置本体に位置決めされて固定されることになる。蓋
部材200と外装部材300を合わせたものを一つの外
装部材と見做した場合も同様である。
【0042】また、本実施例におけるトナーボトル10
0のボトル口部114cの肩部の形状は、図25(a)
に示すように、そのトナーの搬送路となる螺旋状溝部1
14eの幅が、図25(b)に示す従来のトナーボトル
100’の螺旋状溝部114e’の幅よりも広くなるよ
うに形成されている。従って、本実施例におけるトナー
ボトル100によれば、その1回転当りのトナー吐出量
を、従来のトナーボトル100’よりも多くできるの
で、トナーカートリッジ1000の蓋部材200のトナ
ーホッパ部に、十分な量のトナーを導入させることがで
き、トナーカートリッジ1000から現像装置へのトナ
ー補給を常時安定させることができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、カートリ
ッジを画像形成装置本体側の駆動軸に平行に装着するよ
うに、この装着動作に連動して駆動軸に設けられた駆動
ギヤを移動させてカートリッジ側の非駆動ギヤに噛み合
わせる構成としたので、平行装着におけるギヤ同士の干
渉を回避できて装置本体へのスムーズなセットが行える
とともに、カートリッジの設置スペースを最小限にする
ことができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、駆動ギヤの
移動方向を、カートリッジ側の非駆動ギヤの回転中心に
向かう方向に対して傾ける構成としたので、ギヤ同士を
回転軸方向と直交する方向から噛み合わせる場合でも生
じ得る干渉を完全に無くすることができ、装置本体への
セットを常にスムーズに行うことができる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、カートリッ
ジ側にガイド部を有する軸受を設け、このガイド部によ
って駆動ギヤの駆動軸を移動させる構成としたので、駆
動ギヤを移動させるための構成を簡易にできるととも
に、装置本体側の対応構成をも簡易にでき、この種のカ
ートリッジと画像形成装置の双方のコストダウンをも図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のトナーカートリッジが使用される画像
形成装置(プロセスカートリッジ)の外観を示す斜視図
である。
【図2】上記プロセスカートリッジの内部構造を示す概
略断面図である。
【図3】上記プロセスカートリッジの上部ケースを取り
除いた状態の内部構造を示す斜視図である。
【図4】本発明のトナーカートリッジの構成を示す分解
斜視図である。
【図5】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材の
構成を示す分解斜視図である。
【図6】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材の
蓋部材本体の構成を示す分解斜視図である。
【図7】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材の
トナー排出カバーの構成を示す分解斜視図である。
【図8】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材の
トナー排出口部位のシール構造を示す断面図で(a)は
シール構造の完成前の状態を示す断面図、(b)は完成
後状態を示す断面図である。
【図9】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材の
トナー補給フランジの構成を示す分解斜視図である。
【図10】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材
のトナー補給フランジの構成を示す正面図、側面図、及
び、要部断面図である。
【図11】本発明のトナーカートリッジにおける蓋部材
の蓋部材本体の斜視図である。
【図12】本発明のトナーカートリッジにおける外装部
材の構成を示す分解斜視図である。
【図13】本発明のトナーカートリッジにおける外装部
材の上部ケースの裏面の一部分を示す斜視図である。
【図14】本発明のトナーカートリッジにおける外装部
材の軸受の構成を示す平面図、正面図、断面図、及び、
背面図である。
【図15】本発明のトナーカートリッジにおける非駆動
ギヤとしてのトナーボトルのボトルギヤと駆動ギヤとし
てのトナーカートリッジ駆動ギヤとの噛み合いを説明す
るための概略側面図である。
【図16】本発明のトナーカートリッジにおけるトナー
ボトルのボトルギヤとトナーカートリッジ駆動ギヤとの
位置関係の変形例を示す図で、(a)は移動前の状態を
示す図、(b)はセット後の噛み合い状態を示す図であ
る。
【図17】軸方向に直交する方向からの噛み合いにおけ
る駆動ギヤとボトルギヤの干渉を示す要部側面図であ
る。
【図18】本発明のトナーカートリッジにおける叩き部
材とトナーボトルとの関係を示す概略側面図である。
【図19】図17で示した叩き部材の動作を示す概略側
面図である。
【図20】図17で示した叩き部材の変形例を示す側面
図である。
【図21】図17で示した叩き部材のさらに他の変形例
を示す側面図である。
【図22】他の実施例における叩き部材の斜視図であ
る。
【図23】図21で示した叩き部材の動作を示す概略側
面図である。
【図24】本発明のトナーカートリッジの装置本体への
セット操作の手順を示す概略工程図である。
【図25】本発明のトナーカートリッジにおけるトナー
ボトルと従来のトナーボトルとの肩部の形状の違いを示
す概略斜視図である。
【図26】従来においてカートリッジを駆動軸に平行に
挿入する場合の駆動ギヤとボトルギヤとの干渉を説明す
る斜視図である。
【図27】従来においてギヤ同士の干渉を回避するため
の対策の一例を示す駆動ギヤの斜視図である。
【符号の説明】
115 駆動ギヤとしてのトナーカートリッジ駆動ギヤ 142 非駆動ギヤとしてのボトルギヤ 301 軸受 301a ガイド部としてのテーパ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置の装置本体に着脱可能で該装
    置本体に設けられた駆動ギヤにより回転駆動力を受ける
    トナーカートリッジにおいて、 上記装置本体に対して上記駆動ギヤの駆動軸方向に平行
    に挿入されて装着され、該装着動作に連動して上記駆動
    ギヤを回転駆動可能な噛み合い位置に移動させる構造を
    有していることを特徴とするトナーカートリッジ。
  2. 【請求項2】上記駆動ギヤの移動方向をカートリッジ側
    の被駆動ギヤの回転中心に向かう方向に対して傾けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のトナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】上記駆動ギヤの駆動軸を受ける軸受を有
    し、該軸受に上記駆動ギヤを回転駆動可能な噛み合い位
    置に移動させるガイド部が形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のトナーカートリッジ。
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