JPH10293451A - トナーカートリッジ - Google Patents

トナーカートリッジ

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JPH10293451A
JPH10293451A JP9103274A JP10327497A JPH10293451A JP H10293451 A JPH10293451 A JP H10293451A JP 9103274 A JP9103274 A JP 9103274A JP 10327497 A JP10327497 A JP 10327497A JP H10293451 A JPH10293451 A JP H10293451A
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JP
Japan
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toner
toner cartridge
seal
bottle
cartridge
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JP9103274A
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English (en)
Inventor
Shigeru Yoshiki
吉木  茂
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像形成装置に対し着脱することができるトナ
ーカートリッジにおいて、画像形成装置への取付け前の
輸送時の振動によるトナー漏れ、画像形成装置からの取
外し後における残留トナーのこぼれ、などを簡単に防止
るすることのできるトナーカートリッジを提供するこ
と。 【解決手段】トナーカートリッジからのトナーの排出通
路を、上記着脱動作に連動して開閉するシャッタ装置2
03と、引き剥がし自由なシール部材210の2段で閉
じるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリなどの画像形成装置に用いられるトナ
ーカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に対して着脱自在に構成さ
れたトナーカートリッジには次のタイプのものがある。 円筒状のトナー収納部にトナー補給口を設け、このト
ナー補給口をシールで塞いでおき、使用時に該シールを
引き剥がすタイプのもの。 開閉自在なシャッタを有するタイプのもの。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の技術では、シ
ール引き剥がし後のトナー補給口は開いたままとなって
いる。このため、トナーエンド信号に基づきトナーカー
トリッジを交換する際に該トナーカートリッジを画像形
成装置から取り外すと、トナー補給口から残留トナーが
こぼれて、周囲を汚してしまうという問題があった。
【0004】上記の技術では、当該トナーカートリッ
ジの使用時は該トナーカートリッジの設置される向きが
固定されており、トナー漏れは起こしにくいが、輸送時
の扱いによってはトナーカートリッジの向きや振動を受
ける状態が大きく変化するため、シール性を十分に確保
しないとトナー漏れを生ずるという問題があった。
【0005】この発明は、使用前、後におけるトナー漏
れを単純な構成により防止し、操作性に優れたトナーカ
ートリッジを提供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、以下の構成とした。
【0007】(1)画像形成装置に対して着脱自在に構
成されたトナーカートリッジにおいて、該トナーカート
リッジからのトナー排出通路を、上記着脱動作に連動し
て開閉するシャッタ装置と、引き剥がし自由なシール部
材の2段で閉じるようにした(請求項1)。
【0008】(2)画像形成装置に対して着脱自在に構
成されたトナーカートリッジにおいて、画像形成装置本
体への着脱動作に連動して当該トナーカートリッジから
のトナー排出用の通路の一部の開閉を行うシャッタ装置
を設けるとともに、上記通路の一部を構成する開口を塞
ぐシール部材を設け、該シール部材の一端部を上記トナ
ーカートリッジと一体的に形成されたシール引き抜き用
の穴を通して外部に露出させた(請求項2)。
【0009】(3)(2)記載のトナーカートリッジに
おいて、前記シール引き抜き用の穴の形成面を該穴の方
向に対して傾斜させて形成し、この穴を覆うようにして
かつ前記形成面に圧接されるように弾性部材を設けた
(請求項3)。
【0010】(4)(2)または(3)記載のトナーカ
ートリッジにおいて、前記シール部材のうち、前記開口
を塞いでいる部分を折り返した(請求項4)。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のトナーカートリッジが使
用される画像形成装置(ここでは、複写機)の作像系に
ついて説明する。図13乃至図15において、感光体1
は、矢印方向に回転移動しながら、除電光7により除電
され、表面電位が0〜−150Vの基準電位に平均化さ
れる。次に、感光体1は、帯電装置2により帯電され、
表面電位が−900V前後となる。帯電された感光体1
は、露光部で画像光3が照射され、その画像光3の照射
されない部分(画像部分)が、現像部における現像スリ
ーブ4上のトナーによりトナー像化される。この時、現
像スリーブ4には、−200V前後のバイアスがかけら
れているが、感光体1の画像光3の照射されない部分
(画像部分)の表面電位が−500〜−850Vに維持
されるので、この画像部分に現像スリーブ4上のトナー
が付着する。
【0012】感光体1が更に回転移動する間に、図示し
ない給紙部より転写紙が給紙される。この転写紙は、そ
の先端と感光体1上に作られたトナー像の先端とが、転
写部で一致するようなタイミングで給紙され、この転写
部で転写装置5により感光体1上のトナー像が転写紙へ
転写される。トナー像の転写された転写紙は、図示しな
い定着部へ送られ、図示しない定着装置の熱と圧力によ
りトナー像を融着された後、コピーとして機外に排出さ
れる。
【0013】一方、転写紙に転写されずに感光体1上に
残留したトナーは、クリーニング部のクリーニングブレ
ード6により掻き落される。これにより、感光体1は、
トナーの付着していない初期状態となり、再び次の作像
工程へ移る。
【0014】本例における感光体、及び、感光体周辺に
配置される帯電装置、現像装置、クリーニング装置など
の作像装置は画像形成装置の一部をなし、通常、プロセ
スカートリッジと呼ばれている一体の感光体まわりケー
ス40(以下、ケース40という)内に、ユニット化さ
れておさめられている。
【0015】このプロセスカートリッジは、図13に示
すような外観を有しており、クリーニングブレード6に
より感光体1から掻き落された残留トナーを、図14に
示すように、トナー搬送コイル8によりケース40の手
前側のリサイクルトナー搬送部へ送り、このリサイクル
トナー搬送部に配設されているトナーリサイクルベルト
9により、現像装置の現像剤撹拌部に送り込んで、リサ
イクルトナーとして再使用する仕組になっている。
【0016】このプロセスカートリッジ内の現像装置に
ついて説明する。図14及び図15において、現像スリ
ーブ4は、内部に5極の磁石を配置した固定軸を有し、
その外周面をアルミなどの磁性のパイプ材で覆うように
構成されており、パイプ材が回転することで、現像容器
(ケース40)内に収容されている現像剤(トナーと小
さな鉄球からなるキャリアとトナーとからなる2成分現
像剤)が、磁石の磁力により現像スリーブ4上に汲み上
げられて、感光体1の現像部に移動される。この現像ス
リーブ4による感光体1への現像剤の供給量は、その過
不足による画像濃度不良や濃度ムラの発生を防止するた
めに、ドクターブレード10により現像スリーブ4上の
感光体1側への流入量が一定量となるように規制されて
いる。
【0017】ケース40と一体に形成された現像容器に
は、現像剤を撹拌・循環させるための一対の撹拌スクリ
ュー11が設けられており、これらの撹拌スクリュー1
1の回転により、現像容器内の現像剤が撹拌されながら
現像スリーブ4の軸方向に沿ってループを描くように循
環搬送される。この循環により感光体1の現像部に移動
された現像剤のうち、キャリアは現像スリーブ4の回転
により現像容器内に取り込まれて再び循環されるが、撹
拌により帯電されキャリアに付着して感光体1の現像部
まで運ばれたトナーは、感光体1上に形成された画像部
分に静電気力により付着して消費される。
【0018】従って、この種の画像形成装置におけるト
ナーは、周知のように、その消費に応じて適時補給する
必要があり、このプロセスカートリッジのケース40の
現像容器上部には、図13及び図14に示すように、現
像容器内に新規トナーを取り込むためのトナー補給口1
2が設けられている。プロセスカートリッジのケース4
0には図14に示すようにトナーカートリッジ1000
が着脱自在に組み付けられる。トナー補給口12への新
規トナーの補給はトナーカートリッジより行なわれる。
【0019】図16においてトナーカートリッジ100
0は、トナーボトル100と前側ケース200と外装部
材300とからなる。トナーボトル100は、内側にト
ナー搬送用の螺旋溝が形成されたスクリューボトルから
なる。前側ケース200はボトル口部114cを装着し
てトナーボトル100のトナー吐出口114dと連通す
るトナー補給制御機構を有している。外装部材300
は、トナーボトル100を収納するものである。トナー
カートリッジ1000は、これらトナーボトル100と
前側ケース200と外装部材300をユニット化したも
のとして構成されている。本例における前側ケース20
0及び外装部材300は、その外形が共に角形状、ここ
では略四角形状としたが、他の多角形状であってもよ
い。
【0020】トナーカートリッジ1000の組付けは、
先ず、外装部材300を直立させた状態とし、次いで、
トナー吐出口が開口された状態(キャップの付いていな
い状態)のトナーボトル100を外装部材300の中に
挿入し、このトナーボトル100及び外装部材300に
前側ケース200を取付けて組付ける。このとき、前側
ケース200と外装部材300とは、前側ケース200
の外側端部に設けられた爪部201dが、外装部材30
0の内側端部に設けられた爪部303dに係合すること
によって固定されるので、その組付けに際して接着剤等
を使用する必要がなく、部品の組立や分解(リサイクル
資源化)が容易となる。
【0021】トナーボトル100は、そのボトル部11
4の内壁面に螺旋状の突起部114fが形成されてお
り、ボトル部114が回転することによるこの突起部1
14fのトナー搬送作用によって、そのボトル口部11
4cのトナー吐出口114dから、収容されているトナ
ーを吐出するように構成されている。また、このトナー
ボトル100のボトル部114の底部には、後述するト
ナーカートリッジ駆動ギヤ115と噛み合うボトルギヤ
142が取付けられている。
【0022】トナーボトル100のボトル口部114c
には、前側ケース200が装着される。図1〜図3にお
いて、前側ケース本体201の外側開口面には、トナー
を排出する出口となるスリット穴219aが形成された
ゲート219を覆うようにして、シャッタ装置を構成す
るトナー排出カバー204が取り付けられている。
【0023】このトナー排出カバー204には、図3に
示すように、PETフィルムからなるシャッタシート2
06が両面テープにより貼り付けられたシャッタ205
と、シャッタ開閉スプリング214とが組み付けられて
いる。シャッタ205は、シャッタ開閉スプリング21
4の伸長性弾力によって、画像形成装置本体にトナーカ
ートリッジ1000が装着されていない状態では、トナ
ー排出カバー204の下方側に押し付けられており、こ
れによって、前側ケース本体側のトナー吐出口となるト
ナー排出カバー204の下部のトナー排出口204a
が、シャッタシート206により閉じられている。
【0024】一方、画像形成装置本体にトナーカートリ
ッジ1000が装着された状態では、画像形成装置本体
側に設けられている図示しないシャッタ開閉スロープに
沿ってシャッタ205の腹部に形成された突起205a
が押し上げられることによりシャッタシート206がト
ナー排出口204aを塞いでいた位置から退避して、ト
ナー排出口204aを開き、前側ケース200からのト
ナー補給が可能となる。
【0025】このように、トナー排出カバー204、シ
ャッタ205、シャッタシート206、シャッタ開閉ス
プリング214などからなるシャッタ装置203はトナ
ーカートリッジ操作時におけるトナー漏れを防ぐ目的で
設けられたものであり、その輸送時等におけるトナー漏
れに対してのシール性は、後述するゲートシール210
によって確保されている。
【0026】シャッタ装置203を構成するトナー排出
カバー204はほぼ矩形の箱状をしており、この箱に嵌
合するような大きさ形状の部位が前側ケース本体201
にも形成されている。そこで、この嵌合によりシャッタ
装置203は図1に示すように前側ケース本体201の
側部に取付けられ端部をつき当てた状態のもとで、爪部
の係合により抜け止めされる。
【0027】ここで、前側ケース本体201からシャッ
タ装置203を取り外した状態の図2において、前側ケ
ース本体201の側面であって、シャッタ装置203が
取付けられるべき位置よりも内側の位置には開口部20
1eが形成されており、この開口部201eには、トナ
ー補給量を適正化するためのスリット穴(細長い角穴)
219aの穿たれたPETフィルムあるいはゴム等の弾
性材料からなるゲート219が、両面テープ等により貼
り付けられている。
【0028】図1、図2に示すように、このゲート21
9に重ねてかつ、スリット穴219aを覆うようにし
て、未使用状態におけるトナーカートリッジ1000の
ゲート219のスリット穴219aからのトナー漏れを
防止するシール部材としてのゲートシール210が貼り
付けられている。ゲートシール210はスリット穴21
9aを覆う状態で貼り付けられ、折り返されて、この折
り返された後の端部側が前側ケース本体201の手前に
設けられたシール引き抜き用の穴であるシール引抜きス
リット201aを通して、引き出されて外部に露出して
いる。この構成により、トナーカートリッジ1000を
画像形成装置に装着した状態のもと、該トナーカートリ
ッジ1000の使用に際して、外部へ露出したゲートシ
ール210の端部を掴んで、このゲートシール210を
引き抜くことによりゲートシール210を引き剥がすこ
とができる。その際、上記折り返しを形成していること
により、引き剥がし作業は容易に行うことができる。
【0029】このように、トナーカートリッジ100か
らのトナーの排出用の通路を構成する開口部201eか
らスリット穴219a、トナー排出口204aを経てト
ナー補給口12に至る通路を、シャッタ装置203とゲ
ートシール210とで2段にわたり、シールするように
したのである。
【0030】本例では、さらに、ゲートシール210の
外部への引き出し部におけるシール性および引き出し抵
抗の低減などの引き出し作業の容易性を考慮して、次の
構成を採用している。図1、図2、図4に示すように、
前側ケース201の側部に外見形状が三角柱状に見える
シール引き出し部201Fを形成し、このシール引き出
し部201Fの斜面である穴形成面201fに開口する
ようにして引き抜きスリット201aを形成している。
一方、図3に示すように、トナー排出カバー204の側
部であって、シャッタ装置203を前側ケース本体20
1に組み立てたときにシール引出部201Fに組み合う
位置には弾性材であるシール部材208を挟み込むため
の傾斜面部204Aが形成されている。
【0031】図4に示すように、シール引き出し部20
1Fの穴形成面201fは引き抜きスリット201aの
方向kに対して角度θの傾きで傾斜している。図3に示
すように傾斜面部204Aの内側には、シール引抜きス
リット200aからのトナー漏れを防ぐための発泡ポリ
ウレタンからなるシール部材208が、このトナー排出
カバー204の底部内側にはこのトナー排出カバー20
4と前側ケース本体201の下面との間のシール性を確
保するための発泡ポリウレタンからなるシール部材20
7が、それぞれ両面テープで貼り付けられている。
【0032】前側ケース本体201にシャッタ装置20
3を組み付けたとき、図4に示すように、シール部材2
08は傾斜面部204Aと穴形成面201fとの間に挾
み込まれる。このとき、シール部材208は引き抜きス
リット201aを覆うとともに、ゲートシール210の
一部を押圧している。
【0033】上記図4に示す構成によれば、シール部材
208を傾斜面部に圧接させているので、ゲートシール
210をシール部材208’によりシール引き抜きスリ
ットの垂直方向から押すようにした図5(a)の例に比
べてシール性能が高い。また、図5(b)の例のように
ゲートシール210をシール部材208”の面で当てる
例では、シール性は保持されるが、ゲートシール210
が90度折曲して引き抜かれることとなるので、引き抜
き時の抵抗が大きい。これに対し、上記図4に示す構成
によれば、引き抜きスリット201aの方向に対して穴
形成面201fが傾斜しているので、ゲートシール21
0の引き抜き抵抗は減じられ、容易に引き抜くことがで
きる。よって、シール性、引き抜きの容易性、ともに満
足することができる。
【0034】上記例では、ゲートシール210をシャッ
タ装置203の内側に設けたが、外側に設けることもで
きる。その場合には、図14における前側ケース本体2
01のトナー補給口12と対向して連通するようにして
トナーカートリッジ1000に設けられたトナー排出口
204aを外面側から塞ぐようにして設ける。設ける場
合の態様は、図4に示した構成に準じて行うことができ
る。
【0035】図1において前側ケース200には、その
前側ケース本体201にトナー排出カバー204が取り
付けられる。この取付け状態で、画像形成装置本体にト
ナーカートリッジ1000をセットして、前側ケース側
のトナー排出口204aと現像装置側のトナー補給口1
2とを合わせた際の、トナー補給口12とトナー排出口
204aとの間のシール性を確保するためのシール板2
12が両面テープで貼り付けられている。このシール板
212は、PETフィルムからなる薄板212aに、こ
の薄板212aに穿たれたトナー吐出口(図示せず)の
周りを囲むように発泡ポリウレタンからなるシール部材
212bを貼り付けて構成されており、装置本体へのト
ナーカートリッジのセット時に、シール板212bが圧
縮されることにより、前側ケース側のトナー排出口20
4aと現像装置側のトナー補給口12との密着性を高め
ている。
【0036】図14に示すように、前側ケース200の
前側ケース本体201の内側部は、円筒状に形成されて
おり、この内側部には、トナー補給フランジ216が回
転自在に装着されている。このトナー補給フランジ21
6は、図6及び図7に示すように、円筒キャップ状に形
成されており、その手前側面の略中央には、トナーボト
ル100のボトル口部114cが挿通されることによ
り、このトナーボトル100のトナー吐出口114dに
連通する開口216dが穿たれている。
【0037】この開口216dの周囲の側面には、手前
側に突出するように2個のブラケット216aがそれぞ
れ一体に形成されており、これらのブラケット216a
には、PETフィルムなどの可撓性を有する部材からな
る2枚のトナー押出し部材217が、両面テープにより
それぞれ貼り付けられている。このトナー押出し部材2
17は、図14に示すように、前側ケース本体201の
内側部にトナー補給フランジ216を装着した状態で、
その延出端が前側ケース本体201の内側部の内周面に
対して弾力的に密着するように形成されている。
【0038】図1、図6に示すようにトナー補給フラン
ジ216の外周面には、この外周面と前側ケース本体2
10の内側部の内周面との隙間をシールするための、発
泡ポリウレタンからなる帯状のシール部材209が貼付
されている。トナーボトル100のトナー吐出口114
dに連通するトナー補給フランジ216の開口216d
の周囲には、この開口216dとトナーボトル100の
ボトル口部114cとの隙間をシールするための、発泡
ポリウレタンからなるリング状のシール部材213が両
面テープにより貼り付けられている。
【0039】図8、図16に示すように外装部材300
は、軸受301と、上部ケース302と、下部ケース3
03とから構成されている。ここで、上部ケース302
と下部ケース303とは、上部ケース302に設けられ
た爪部302aが、下部ケース303に設けられた穴部
303bに係合することによって固定されるので、その
組付けに際して接着剤等を使用する必要がなく、部品の
組立や分解(リサイクル資源化)が容易となる。
【0040】図9において軸受301は、その軸方向に
沿うように形成されたスナップ爪301bを、図8に示
す外装部材300の下部ケース303の軸受支持部30
3aに対してスナップフィットさせることにより、下部
ケース303に固定される。図9において、この軸受3
01の軸心の下側には、テーパ部301aが設けられて
いる。このテーパ部301aは、図10に示すように、
装置本体内にトナーカートリッジ1000を挿入した際
に、装置本体側に配設されているトナーカートリッジ駆
動ギヤ115の駆動軸116の延出端部を、その傾斜面
に沿って下から上に移動させる。これにより、トナーカ
ートリッジ駆動ギヤ115が、トナーボトル100のボ
トル部114に設けられたボトルギヤ142に対して、
その回転軸心と直交する方向から噛み合うので、従来、
ボトルギヤとその駆動ギヤとを互いに平行な軸方向から
噛み合わせる場合に生じていた、ギヤ同士の干渉という
不具合がなくなり、装置本体に対してトナーカートリッ
ジ1000を極めてスムーズにセットすることができ
る。
【0041】図8において、この外装部材300の下部
ケース303には、周面にラチェット状の歯を有するボ
トル叩きコロ319が、板バネからなるコロ支持ブラケ
ット320を介して取り付けられている。このボトル叩
きコロ319は、外装部材300にトナーボトル100
を組み付けた状態で、ボトル部114の側面に対して、
弾力的に当接するように配置されている。これにより、
後述するトナー補給動作時に、トナーボトル100が回
転されると、このボトル叩きコロ319が、ボトル部1
14の周面の段差等により転がるため、トナーボトル1
00に振動を与えられ、ボトル内壁へのトナー付着を防
止することができる。
【0042】このようにトナーボトルに振動を与えるこ
とによりボトル内壁へのトナー付着を防止する構成は、
従来より知られているが、従来の構成では、ボトル叩き
部材としてバネ板などの板材を用いていたため、トナー
ボトルの段差部でのボトル叩き部材の叩き音が大きくな
る不具合があった。これに対し、この例では、ボトル叩
き部材がコロで構成されているので、トナーボトルの段
差部でもボトル叩き部材が転がることにより低騒音とな
る。
【0043】トナーカートリッジ1000におけるトナ
ー補給動作について説明する。図14及び図15におい
て、現像剤の透磁率を検知する透磁率センサからなるト
ナー濃度センサ34により、現像容器内を循環搬送され
る現像剤のトナー濃度が基準トナー濃度未満であると検
知されると、図示しない装置本体側の駆動部が作動し
て、図10に示したトナーカートリッジ駆動ギヤ115
が回転する。このトナーカートリッジ駆動ギヤ115
は、前述したように、トナーカートリッジ1000が装
置本体にセットされることにより、トナーカートリッジ
内に収容されているトナーボトル100のボトル部11
4の底部側に設けられたボトルギヤ142と噛み合い、
この状態でトナーカートリッジ駆動ギヤ115が回転す
ることにより、トナーボトル100が所定方向に回転さ
れる。
【0044】このとき、トナーボトル100の頭部に設
けられた突起部114a(図12(a)、図16)が、
前側ケース200のトナー補給フランジ216の内壁面
に設けられたリブ216b(図7)に係合することによ
り、トナーボトル100とトナー補給フランジ216と
が一体的に回転する。また、このトナー補給フランジ2
16には、トナーボトルの肩部の傾斜部114bに係合
する突起216cが、その内壁面に補助的に設けられて
いる。これにより、トナーボトル100の頭部に設けら
れた突起部114aとトナー補給フランジ216の内壁
面に設けられたリブ216bとの係合が、突起部114
aの摩耗等により外れた場合でも、トナーボトル100
の空回りを防止することができる。
【0045】このトナーボトル100の回転により、そ
のボトル部114の螺旋状の突起部114fのトナー搬
送作用によって、そのボトル口部114cのトナー吐出
口114dから吐出されたトナーは、先ず、図14に矢
印で示すように、前側ケース本体201とトナー補給
フランジ216とで形成されるトナーホッパ部(トナー
押出し部材217の回転経路内)に導入される。次い
で、このトナーホッパ部に導入されたトナーは、トナー
補給フランジ216の回転により、このトナー補給フラ
ンジ216と実質的に一体のトナー押出し部材217に
よって、矢印で示すように前側ケース本体201の内
側部の内周面に沿うように掻き上げられ、矢印で示す
ように、トナー押出し部材217がゲート219を通過
する際に、このゲート219のスリット穴219aを通
して、前側ケース本体201の内側部から押し出され
る。
【0046】前側ケース本体201の内側部から押し出
されたトナーは、前側ケース本体201の側面に取り付
けられたトナー排出カバー204の内側を落下し、トナ
ー排出カバー204の下部に穿たれたトナー排出口20
4a、及び、このトナー排出口204aに対向する現像
装置側のトナー補給口12を通して、矢印で示すよう
に、現像装置内に補給される。この現像装置内へのトナ
ー補給は、トナー濃度センサ34が、現像容器内を循環
搬送される現像剤のトナー濃度が基準トナー濃度に達し
た状態を検知して、トナーカートリッジ駆動ギヤ115
の駆動軸116の回転が停止されることによりストップ
される。
【0047】このようにして現像装置内へのトナー補給
が適時行なわれ、トナーボトル100内のトナーがなく
なると、装置本体に設けられている図示しないトナーエ
ンド表示が点灯される。ユーザは、このトナーエンド表
示の点灯を受けて、トナーのなくなった古いトナーカー
トリッジを新しいトナーカートリッジと交換する。この
トナーカートリッジの交換手順を説明する。
【0048】(I)ユーザは、図11(a)に示すよう
に、装置本体の前カバーを開け、ストッパ117を押し
下げて古いトナーカートリッジ1000を装置本体から
取り出す。
【0049】(II)図11(b)に示すように、新し
いトナーカートリッジ1000を5、6回振り、トナー
ボトル100内のトナーをほぐす。
【0050】(III)図11(c)に示すように、こ
の新しいトナーカートリッジ1000を装置本体内にセ
ットする。その際、このセットが適正に行なわれたか否
かをストッパ117のロック音(あるいはロック位置)
により確認し、図11(d)に示すように、この新しい
トナーカートリッジ1000のゲートシール210を引
き抜いて、トナー補給が可能な状態にした後、装置本体
の前カバーを閉じる。
【0051】一方、このトナーカートリッジ1000と
プロセスカートリッジ及び装置本体との位置決めは、ト
ナーカートリッジ1000の前側ケース200の取手部
に設けられた位置決め穴201b(図1)と、プロセス
カートリッジの位置決めピン118(図13)との嵌
合、及び、トナーカートリッジ1000の前側ケース本
体201の手前側に設けられた位置決め穴201c(図
1)と、装置本体側の位置決めピン(図示せず)との嵌
合によってそれぞれ行なわれる。
【0052】トナーボトル100のボトル口部114c
の肩部の形状について、図12(a)に示すように、そ
のトナーの搬送路となる螺旋状溝部114eの幅を、図
12(b)に示すトナーボトル100’の螺旋状溝部1
14e’の幅よりも広くなるように形成することができ
る。このように図12(a)に示すようなトナーボトル
100とすれば、その1回転当りのトナー吐出量を、図
12(b)に示すトナーボトル100’よりも多くでき
るので、トナーカートリッジ1000の前側ケース20
0のトナーホッパ部に、十分な量のトナーを導入させる
ことができ、トナーカートリッジから現像装置へのトナ
ー補給を常時安定させることができる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、トナーカート
リッジからのトナーの排出口をシャッタ装置とシール部
材とで2段に塞いでいるので、トナーカートリッジを使
用する前の輸送時など傾きや振動によってトナーが漏れ
だすことを確実に防止することができる。トナーカート
リッジの使用後には、シール部材は引き剥がされ除去さ
れていて無いが、シャッタ装置によって残留トナーの外
部漏れが防止される。よって、使用前、後におけるトナ
ー漏れを単純な構成により防止し、操作性に優れる。
【0054】請求項2記載の発明では、弾性部材で押圧
するのでシール性に優れるとともに傾斜面に沿って引く
ことになるので、引き剥がし時の抵抗が小さい。
【0055】請求項3記載の発明では、開口を塞いでい
る部分を折り返しているので、引き剥がしが容易に行わ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トナーカートリッジにおける前側ケースの分解
斜視図である。
【図2】前側ケース本体の外観斜視図である。
【図3】シャッタ装置の分解斜視図である。
【図4】シール部材の引き出し部を説明した断面図であ
る。
【図5】図5(a)はゲートシールを穴の方向に引き抜
くようにした場合の説明図、図5(b)はゲートシール
を90度折曲して引き抜くようにした場合の説明図であ
る。
【図6】トナー補給フランジの分解斜視図である。
【図7】図7(a)はトナー補給フランジの一部を断面
にした正面図、図7(b)はトナー補給フランジの右側
面図、図7(A−A)は図7(b)におけるA−A矢視
断面図、図7(B−B)は図7(b)におけるB−B矢
視断面図、図7(C−C)は図7(b)におけるC−C
矢視断面図、図7(D−D)は図7(b)におけるD−
D矢視断面図である。
【図8】図8は外装部材の分解斜視図である。
【図9】図9(a)は外装部材の一部をなす軸受の平面
図、図9(b)は図9(a)における右側面図、図9
(c)は図9(a)における断面図、図9(d)図9
(a)における左側面図である。
【図10】図10(a)はトナーカートリッジを画像形
成装置に装着する前の状態を説明した図、図10(b)
はトナーカートリッジを装置本体に装着した後の状態を
説明した図である。
【図11】図11(a)、図11(b)、図11
(c)、図11(d)はトナーカートリッジを装置本体
に装着する際の手順を説明した図である。
【図12】図12(a)はトナーの搬送路となる螺旋状
溝部の幅を広くとっている構造のトナーボトルの部分斜
視図、図12(b)はトナーの搬送路となる螺旋状溝部
の幅を小さくとっている構造のトナーボトルの部分斜視
図である。
【図13】感光体まわりケースの外観斜視図である。
【図14】トナーカートリッジが組み付けられたプロセ
スカートリッジについての断面図である。
【図15】プロセスカートリッジの上部ケースを取り除
いた状態の内部構造を示す斜視図である。
【図16】トナーカートリッジの構成を示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
203 シャッタ装置 204a トナー排出口 210 (シール部材としての)ゲートシール 219a (開口としての)スリット穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像形成装置に対して着脱自在に構成され
    たトナーカートリッジにおいて、該トナーカートリッジ
    からのトナーの排出通路を、上記着脱動作に連動して開
    閉するシャッタ装置と、引き剥がし自由なシール部材の
    2段で閉じるようにしたことを特徴とするトナーカート
    リッジ。
  2. 【請求項2】画像形成装置に対して着脱自在に構成され
    たトナーカートリッジにおいて、 画像形成装置本体への着脱動作に連動して当該トナーカ
    ートリッジからのトナー排出用の通路の一部の開閉を行
    うシャッタ装置を設けるとともに、上記通路の一部を構
    成する開口を塞ぐシール部材を設け、該シール部材の一
    端部を上記トナーカートリッジと一体的に形成されたシ
    ール引き抜き用の穴を通して外部に露出させたことを特
    徴とするトナーカートリッジ。
  3. 【請求項3】請求項2記載のトナーカートリッジにおい
    て、前記シール引き抜き用の穴の形成面を該穴の方向に
    対して傾斜させて形成し、この穴を覆うようにしてかつ
    前記形成面に圧接されるように弾性部材を設けたことを
    特徴とするトナーカートリッジ。
  4. 【請求項4】請求項2または請求項3記載のトナーカー
    トリッジにおいて、前記シール部材のうち、前記開口を
    塞いでいる部分を折り返したことを特徴とするトナーカ
    ートリッジ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003057930A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Ricoh Co Ltd トナー補給装置
EP1548518A1 (en) 2003-12-25 2005-06-29 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge, and image forming appratus

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US7428393B2 (en) 2003-12-25 2008-09-23 Ricoh Company, Ltd. Developing device, process cartridge, device unit, and image forming apparatus having a sealing member

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