JPH1069039A - 写真要素 - Google Patents

写真要素

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JPH1069039A
JPH1069039A JP9156721A JP15672197A JPH1069039A JP H1069039 A JPH1069039 A JP H1069039A JP 9156721 A JP9156721 A JP 9156721A JP 15672197 A JP15672197 A JP 15672197A JP H1069039 A JPH1069039 A JP H1069039A
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JP
Japan
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group
coupler
emulsion layer
silver halide
couplers
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Pending
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JP9156721A
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English (en)
Inventor
Philip T S Lau
ティー.エス.ロウ フィリィップ
Louis Joseph Rossi
ジョセフ ロッシ ルイス
Stanley Wray Cowan
レイ コワン スタンレー
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/32Colour coupling substances
    • G03C7/34Couplers containing phenols
    • G03C7/344Naphtholic couplers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C7/00Multicolour photographic processes or agents therefor; Regeneration of such processing agents; Photosensitive materials for multicolour processes
    • G03C7/30Colour processes using colour-coupling substances; Materials therefor; Preparing or processing such materials
    • G03C7/305Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers
    • G03C7/30511Substances liberating photographically active agents, e.g. development-inhibiting releasing couplers characterised by the releasing group
    • G03C7/305172-equivalent couplers, i.e. with a substitution on the coupling site being compulsory with the exception of halogen-substitution
    • G03C7/30523Phenols or naphtols couplers

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有用な写真特性を与え、ピラゾロンもしくは
ピラゾロトリアゾールカプラーの調製に要する方法より
も簡単な合成方法によって調製できる新規なクラスのマ
ゼンタ色素生成カプラーを提供する。 【解決手段】 乳剤層と組合わさる次式(I): 【化1】 (式中、R1 は、水素原子もしくはアルキル基;R2
は、アルキル基;Arは、フェニルもしくはナフチル
基;Xは、置換基であり、nは1〜5の整数;そしてZ
は、水素原子もしくは酸化された発色現像主薬と当該カ
プラーとの反応によって分離されることができる基であ
る)で表されるマゼンタカプラーを有する感光性ハロゲ
ン銀乳剤層を含んでなる写真要素。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−アシルアミノ
−1−ナフトール類から誘導されるマゼンタ色素生成カ
プラーを含有するハロゲン化銀写真要素に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀写真要素の技術分野では、
通常、カラー画像は、ハロゲン化銀現像主薬(例えば、
酸化された芳香族第一級アミン現像主薬)の現像生成物
とカプラーとして一般的に知られているカラー生成化合
物との反応によって得られる。カプラーと酸化された現
像主薬との反応により、カプラーの反応位(カップリン
グ位置として知られている)のところで、酸化された現
像主薬とカプラーとの結合を生じ、色素を生成する。カ
ラー写真要素では、減法プロセスのカラー生成を通常用
い、カップリングにより生成される色素は、通常、シア
ン、マゼンタ、もしくはイエロー色素であり、それぞ
れ、赤、緑、もしくは青放射線に感度を有するハロゲン
化銀乳剤層中に、もしくはそれに隣接して生成される。
【0003】マゼンタ画像色素を生成する周知のカプラ
ーは、複素環式ピラゾロン及びピラゾロトリアゾールカ
プラーであり、例えば、米国特許第2,600,788
号、同3,725,065号、同3,725,067
号、同3,788,309号、同3,810,761
号、同4,443,536号、同4,540,654
号、及び同4,621,046号各明細書に記載されて
いる。しかし、そのような公知のカプラーは欠点を有す
ることが多い。複素環式マゼンタ色素生成カプラーの欠
点の一つは、高価であること、そして英国特許第1,2
47,493号明細書及び同1,252,418号明細
書に記載されているように、困難なマルチステップ合成
法を必要とするので合成が困難であるということであ
る。
【0004】もう一つの欠点は、そのようなカプラーか
ら生成されるマゼンタ画像色素は、イエロー及びシアン
カプラーから生成される画像色素よりも光安定性が非常
に劣ることが多く、その結果、デーライトに曝すと色素
褪色が速すぎることである。そのような画像形成色素を
含有する写真要素は、青及び赤光と比較して緑光の吸収
が容認できない程の減少を示し、緑がかって見えるカラ
ー画像を生じる可能性がある。
【0005】ピラゾロン及びピラゾロトリアゾールカプ
ラーの更なる欠点は、ピラゾロンの場合はチオール、ピ
ラゾロトリアゾールの場合はクロロ以外の有用なカップ
リング離脱基が無いことである。例えば、アリールオキ
シカップリング離脱基は、現像促進剤、現像抑制剤、漂
白促進剤等のような写真に有用な基を像様に放出するた
めに、写真の技術分野では非常に重要であるが、アリー
ルオキシカップリング離脱基をピラゾロン及びピラゾロ
トリアゾールカプラーに結合させる良い合成方法がな
い。さらに、所望のアリールオキシ基をカプラーに付加
する場合、従来技術のカプラーは安定性の問題がある。
【0006】ナフトール類は周知のシアン色素生成カプ
ラーであり、例えば、米国特許第2,313,138
号、同4,208,210号、同5,283,163
号、同5,380,638号、同5,476,757号
及び同5,427,020号;特許出願平04−321
034号及び特許出願昭61−156126号;並びに
ドイツ国特許第3,248,387号及び同2,50
4,844号各明細書に記載されているように、その画
像色素は650〜700nmもしくは700nmより上
でも最大吸収を有する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】解決すべき問題は、有
用な写真特性を与え、ピラゾロンもしくはピラゾロトリ
アゾールカプラーの調製に要する方法よりも簡単な合成
方法によって調製できる新規なクラスのマゼンタ色素生
成カプラーを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、乳剤層と組合
わさる次式(I):
【0009】
【化2】
【0010】(式中、R1 は、水素原子もしくはアルキ
ル基であり;R2 は、アルキル基であり;Arは、フェ
ニルもしくはナフチル基であり;Xは、置換基であり、
nは1〜5の整数であり;そしてZは、水素原子もしく
は酸化された発色現像主薬と当該カプラーとの反応によ
って分離されることができる基である)で表されるマゼ
ンタカプラーを有する感光性ハロゲン銀乳剤層を含んで
なる写真要素を提供する。
【0011】記載したナフトール系カプラーは、よくあ
るナフトールカプラーのシアン色素画像よりもむしろマ
ゼンタ色素画像を与える。本発明は、カプラーそれ自
体、当該カプラーから生成される色素、カプラーを含有
するハロゲン化銀乳剤層もしくはカプラーと組合わさる
ハロゲン化銀乳剤層、及び本発明の要素を用いる画像形
成方法も企図する。
【0012】本発明は、有用な写真特性を与え、ピラゾ
ロンもしくはピラゾロトリアゾールカプラーの調製に要
する方法よりも簡単な合成方法によって調製できる新規
なクラスのマゼンタ色素生成カプラーを提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】上記に概略した本願発明を、以下
にさらに詳しく説明する。式(I)では、R1 もしくは
2 の説明を満たすアルキル基は、直鎖、分枝鎖もしく
は環状の、飽和もしくは不飽和の、置換もしくは非置換
のアルキル基となることができる。適切なアルキル基は
炭素数1〜25を有する(例えば、メチル、イソプロピ
ル、シクロプロピル、オレイル、ドデシル、もしくはト
リフルオロメチル)。典型的には、R1 が水素原子のと
きは、R2 が炭素数1〜18の直鎖もしくは分枝鎖のア
ルキル基(例えば、メチル、イソプロピル、デシルもし
くはオクタデシル)であり;R1 がアルキル基のとき
は、R1 及びR2 のそれぞれはアルキル基であって、一
緒に合計で2〜18の炭素原子を有する。
【0014】Arはフェニルもしくはナフチル基を表
し、Arがナフチル基の場合、それはどの位置で酸素に
結合していてもよい。Xは、例えば、ハロゲン原子(例
えば、F、ClもしくはBr);シアノ基;ヒドロキシ
基;アルコキシ基(例えば、メトキシ、t−ブトキシも
しくはテトラデシルオキシ);置換もしくは非置換のア
リールオキシ基(例えば、フェノキシ、4−t−ブチル
フェノキシもしくは4−ドデシルフェノキシ);アルキ
ルもしくはアリールアシルオキシ基(例えば、アセトキ
シもしくはドデカノイルオキシ);アルキルもしくはア
リールアシルアミノ基(例えば、アセトアミド、ベンズ
アミド、もしくはヘキサデカンアミド);アルキルもし
くはアリールスルホニルオキシ基(例えば、メチルスル
ホニルオキシ、ドデシルスルホニルオキシ、もしくは4
−メチルフェニルスルホニルオキシ);アルキルもしく
はアリールスルファモイルアミノ基(例えば、N−ブチ
ルスルファモイルアミノ、もしくはN−4−t−ブチル
フェニルスルファモイルアミノ);アルキルもしくはア
リールスルホンアミド基(例えば、メタンスルホンアミ
ド、4−クロロフェニルスルホンアミドもしくはヘキサ
デカンスルホンアミド);ウレイド基(例えば、メチル
ウレイドもしくはフェニルウレイド);アルコキシカル
ボニルアミノもしくはアリールオキシカルボニルアミノ
基(例えば、メトキシカルボニルアミノもしくはフェノ
キシカルボニルアミノ);カルバモイル基(N−ブチル
カルバモイルもしくはN−メチル−N−ドデシルカルバ
モイル);カルボキシ基;アルキルオキシもしくはアリ
ールオキシカルボニル基(例えば、ヘキサデシルオキシ
カルボニル);アルキルアミノもしくはアリールアミノ
カルボニル基(例えば、テトラデシルアミノカルボニル
基);アルキルもしくはアリールスルファモイル基(例
えば、ブチルスルファモイル基);パーフルオロアルキ
ル基(例えば、トリフルオロメチルもしくはヘプタフル
オロプロピル)で規定されるようないずれの置換基をも
表す。
【0015】nは、1〜5の整数を表し、nが2以上の
場合、置換基Xは同じでも異なっていてもよい。典型的
に、基Ar及びそれに結合する基Xは一緒になって、炭
素数6〜30の置換されたアリール基、例えば、2,4
−ジ−t−アミルフェニル基、3−ペンタデシルフェニ
ル基、4−ヘキサデシルオキシカルボニルフェニル基、
4−ヘキサデシルスルホンアミドフェニル基、ペンタフ
ルオロフェニル基、4−シアノフェニル基、2−テトラ
デシルオキシフェニル基、もしくは4−オクタデシルス
ルホニルフェニル基を有する。
【0016】Zは、水素原子、もしくは当該技術分野で
「カプリング離脱基」として知られる、カプラーと酸化
された発色現像主薬との反応によって離脱することがで
きる基を表す。そのような基はカプラーの化学当量(即
ち、二当量カプラーか四当量カプラーか)を決定するこ
とができ、又はカプラーの反応性を変えることができ
る。そのような基は、カプラーから離れた後、色素生
成、色素色相調節、現像促進もしくは抑制、漂白促進も
しくは抑制、電子移動促進、カラー補正等の機能を果た
すことにより、カプラーが塗布されている層もしくは写
真記録材料の別の層に有利な影響を与えることができ
る。
【0017】カップリング位置(Zが結合しているカプ
ラー分子上の部位)に水素原子があると、4当量カプラ
ーであり、カップリング位置に水素以外のカップリング
離脱基があると通常2当量カプラーである。そのような
カップリング離脱基の代表的なクラスには、例えば、ク
ロロ、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロシクリルオ
キシ、スルホニルオキシ、アシルオキシ、アシル、ヘテ
ロシクリル、スルホンアミド、ヘテロシクリルチオ、ベ
ンゾチアゾリル、ホスホニルオキシ、アルキルチオ、ア
リールチオ、及びアリールアゾが含まれる。
【0018】これらのカップリング離脱基は、当該技術
分野の例えば、米国特許第2,455,169号、同
3,227,551号、同3,432,521号、同
3,467,563号、同3,617,291号、同
3,880,661号、同4,052,212号、及び
同4,134,766号;並びに英国特許公報及び公開
された出願明細書第1,466,728号、同1,53
1,927号、同1,533,039号、同2,00
6,755号A及び同2,017,704号Aに記載さ
れている。ハロゲン、アルコキシ及びアリールオキシ基
が最も適している。
【0019】具体的なカップリング離脱基の例は、−C
l、−F、−Br、−SCN、−OCH3 、−OC6
5 、−OCH2 C(=O)NHCH2 CH2 OH、−O
CH 2 C(O)NHCH2 CH2 OCH3 、−OCH2
C(O)NHCH2 CH2 OC(=O)OCH3 、−P
(=O)(OC252 、−SCH2 CH2 COO
H、
【0020】
【化3】
【0021】である。置換基R1 、R2 、X及びZを、
カプラー及び生じる色素がカプラーを分散する有機溶剤
中で十分にバラストさせるように選択することが必要で
ある。置換基R1 、R2 、X及びZの一つ以上に疎水性
置換基を与えることによって、バラスト化を達成するこ
とができる。一般的に、バラスト基は、カプラー分子に
十分な大きさを与えるようなサイズと構成であって、カ
プラーを写真要素の塗布される層から実質的に拡散させ
ないような水不溶性の有機基である。従って、式(I)
の置換基R1 、R2 、X及びZの組み合わせを適切に選
択してこれらの基準に適合させる。有効となるために
は、バラスト基は少なくとも炭素数8でなければなら
ず、置換基R1 、R2 、X及びZに適切に配置される。
適切なバラスト化は、組み合わせて上記基準に適合する
複数を基を提供することによっても達成可能である。カ
ップリング離脱基Zがバラストを有していても、同じよ
うに他の置換基をバラストすることも多い。これは、Z
がカップリング時に分子から除かれるからである。従っ
て、置換基R1 、R2 及びXもしくはそれらのいくつか
の組合せの一部としてバラストを与えるのが最も有利で
ある。
【0022】通常用いられる発色現像主薬は、特定のカ
プラーから得られる色素の色相に関して同じように機能
するが、次式:
【0023】
【化4】
【0024】の一つを有するp−フェニレンジアミン現
像剤は、本発明のカプラーと反応すると、595nmよ
り下に最大吸収波長を有する色素を生成する。マゼンタ
色素生成カプラーの以下の例により本発明をさらに具体
的に説明する。
【0025】
【化5】
【0026】
【化6】
【0027】
【化7】
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】
【化11】
【0032】
【化12】
【0033】
【化13】
【0034】特に断らない限りは、上記分子上で置換可
能な置換基には、置換もしくは非置換にかかわらず、写
真の実用性に必要な特性を壊さないいずれの基も含まれ
る。「基」の用語を置換可能な水素を含有する置換基の
認定に適用する場合、それは当該置換基の置換されてい
ない形態を包含するだけでなく、ここに述べる任意の基
(複数でもよい)でさらに置換された形態をも包含する
意図である。適切に、それ等の基は、ハロゲンとなるこ
とができ、また炭素、ケイ素、酸素、窒素、リン、もし
くはイオウの原子によって分子の残基に結合されること
ができる。
【0035】例えば、置換基は、塩素、臭素もしくは弗
素のようなハロゲン;ニトロ;ヒドロキシル;シアノ;
カルボキシル;又はさらに置換されることが可能な基、
例えば、直鎖もしくは分枝鎖アルキル(例えば、メチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、t−ブチル、3−
(2,4−ジ−t−アミルフェノキシ)プロピル、及び
テトラデシル)を包含するアルキル等;エチレン、2−
ブテンのようなアルケニル;メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシ、ブトキシ、2−メトキシエトキシ、sec−ブ
トキシ、ヘキシルオキシ、2−エチルヘキシルオキシ、
テトラデシルオキシ、2−(2、4−ジ−t−ペンチル
フェノキシ)エトキシ、及び2−ドデシルオキシエトキ
シのようなアルコキシ;フェニル、4−t−ブチルフェ
ニル、2,4,6−トリメチルフェニル、ナフチルのよ
うなアリール;フェノキシ、2−メチルフェノキシ、α
−もしくはβ−ナフチルオキシ、及び4−トリルオキシ
のようなアリールオキシ;アセトアミド、ベンズアミ
ド、ブチルアミド、テトラデカンアミド、α−(2,4
−ジ−t−ペンチル−フェノキシ)アセトアミド、α−
(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)ブチルアミ
ド、α−(3−ペンタデシルフェノキシ)−ヘキサンア
ミド、α−(4−ヒドロキシ−3−t−ブチルフェノキ
シ)−テトラデカンアミド、2−オキソ−ピロリジン−
1−イル、2−オキソ−5−テトラデシルピロリン−1
−イル、N−メチルテトラデカンアミド、N−スクシン
イミド、N−フタルイミド、2,5−ジオキソ−1−オ
キサゾリジニル、3−ドデシル−2,5−ジオキソ−1
−イミダゾリル、及びN−アセチル−N−ドデシルアミ
ノ、エトキシカルボニルアミノ、フェノキシカルボニル
アミノ、ベンジルオキシカルボニルアミノ、ヘキサデシ
ルオキシカルボニルアミノ、2,4−ジ−t−ブチルフ
ェノキシカルボニルアミノ、フェニルカルボニルアミ
ノ、2,5−(ジ−t−ペンチルフェニル)カルボニル
アミノ、p−ドデシルペンチルカルボニルアミノ、p−
トルイルカルボニルアミノ、N−メチルウレイド、N,
N−ジメチルウレイド、N−メチル−N−ドデシルウレ
イド、N−ヘキサデシルウレイド、N,N−ジオクタデ
シルウレイド、N,N−ジオクチル−N’−エチルウレ
イド、N−フェニルウレイド、N,N−ジフェニルウレ
イド、N−フェニル−N−p−トルイルウレイド、N−
(m−ヘキサデシルフェニル)ウレイド、N,N−
(2,5−ジ−t−ペンチルフェニル)−N’−エチル
ウレイド及びt−ブチルカルボンアミドのようなカルボ
ンアミド;メチルスルホンアミド、ベンゼンスルホンア
ミド、p−トルイルスルホンアミド、p−ドデシルベン
ゼンスルホンアミド、N−メチルテトラデシルスルホン
アミド、N,N−ジプロピルスルファモイルアミノ、及
びヘキサデシルスルホンアミドのようなスルホンアミ
ド;N−メチルスルファモイル、N−エチルスルファモ
イル、N,N−ジプロピルスルファモイル、N−ヘキサ
デシルスルファモイル、N,N−ジメチルスルファモイ
ル、N−[3−(ドデシルオキシ)プロピル]スルファ
モイル、N−[4−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノ
キシ)ブチル]スルファモイル、N−メチル−N−テト
ラデシルスルファモイル、及びN−ドデシルスルファモ
イルのようなスルファモイル;N−メチルカルバモイ
ル、N,N−ジブチルカルバモイル、N−オクタデシル
カルバモイル、N−[4−(2,4−ジ−t−ペンチル
フェノキシ)ブチル]カルバモイル、N−メチル−N−
テトラデシルカルバモイル、及びN,N−ジオクチルカ
ルバモイルのようなカルバモイル;アセチル、(2,4
−ジ−t−アミルフェノキシ)アセチル、フェノキシカ
ルボニル、p−ドデシルオキシフェノキシカルボニル、
メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル、テトラデシ
ルオキシカルボニル、エトキシカルボニル、ベンジルオ
キシカルボニル、3−ペンタデシルオキシカルボニル、
及びドデシルオキシカルボニルのようなアシル;メトキ
シスルホニル、オクチルオキシスルホニル、テトラデシ
ルオキシスルホニル、2−エチルヘキシルオキシスルホ
ニル、フェノキシスルホニル、2,4−ジ−t−ペンチ
ルフェノキシスルホニル、メチルスルホニル、オクチル
スルホニル、2−エチルヘキシルスルホニル、ドデシル
スルホニル、ヘキサデシルスルホニル、フェニルスルホ
ニル、4−ノニルフェニルスルホニル、及びp−トルイ
ルスルホニルのようなスルホニル;ドデシルスルホニル
オキシ及びヘキサデシルスルホニルオキシのようなスル
ホニルオキシ;メチルスルフィニル、オクチルスルフィ
ニル、2−エチルヘキシルスルフィニル、ドデシルスル
フィニル、ヘキサデシルスルフィニル、フェニルスルフ
ィニル、4−ノニルフェニルスルフィニル、及びp−ト
ルイルスルフィニルのようなスルフィニル;エチルチ
オ、オクチルチオ、ベンジルチオ、テトラデシルチオ、
2−(2,4−ジ−t−ペンチルフェノキシ)エチルチ
オ、フェニルチオ、2−ブトキシ−5−t−オクチルフ
ェニルチオ、及びp−トルイルチオのようなチオ;アセ
チルオキシ、ベンゾイルオキシ、オクタデカノイルオキ
シ、p−ドデシルアミドベンゾイルオキシ、N−フェニ
ルカルバモイルオキシ、N−エチルカルバモイルオキ
シ、及びシクロヘキシルカルボニルオキシのようなアシ
ルオキシ;フェニルアニリノ、2−クロロアニリノ、ジ
エチルアミン、ドデシルアミン、のようなアミン;1−
(N−フェニルイミド)エチル、N−スクシンイミドも
しくは3−ベンジルヒダントイニルのようなイミノ;ジ
メチルホスフェート及びエチルブチルホスフェートのよ
うなホスフェート;ジエチル及びジヘキシルホスフィッ
トのようなホスフィット;2−フリル、2−チエニル、
2−ベンゾイミダゾリルオキシもしくは2−ベンゾチア
ゾリルのような、それぞれ置換されてもよく、そしてそ
れぞれ、炭素、並びに酸素、窒素及び硫黄から成る群よ
り選ばれる少なくとも一つの複素原子から構成される3
〜7員の複素環を持つ、複素環基、複素環オキシ基もし
くは複素環チオ基;トリメチルシリルオキシのようなシ
リルオキシ、となることができる。
【0036】必要ならば、置換基それ自体を上記置換基
で一回以上さらに置換することができる。用いられる具
体的な置換基を当業者は選定して、特定の用途のために
所望する写真特性を得ることができる。そのような基
に、例えば、疎水性基、可溶化基、ブロック化基、放出
もしくは放出可能基、等を含めることができる。一般的
に、上記の基及びその置換基は、炭素数最大48、典型
的には1〜36、通常は24未満を有するものである
が、選定される特定の置換基によっては更に大きな数の
炭素数のもの可能である。
【0037】必要ならば、当該写真要素を、リサーチデ
ィスクロージャー、アイテム34390、1992年11月、(Kenn
eth Mason Publications, Ltd., Dudley Annex, 12a No
rthStreet, Emsworth, Hampshire PO10 7DQ, England
によって出版) 、及び発明協会公開技法No.94−6
023(1994年3 月15日公開)に記載される(参照する
ことにより本明細書の内容とする)、塗布された磁性層
と一緒に用いることができる。本発明の材料を小さなフ
ォーマットのフィルム(リサーチディスクロージャー、
アイテム36230 、1994年6 月)に用いることが望ましい
場合は、適切な態様を提供する。
【0038】本発明の要素及び乳剤に用いるのに適した
材料の以下の検討においては、上記発行のリサーチディ
スクロージャー、1996年9 月、アイテム38957 (以下、
「リサーチディスクロージャー」と称する)を参照され
たい。以下で言及するセクションは、リサーチディスク
ロージャーのセクションである。規定した以外は、本発
明に用いられる要素を含有するハロゲン化銀乳剤は、処
理する指示の種類(即ち、カラーネガ処理、リバーサル
処理、もしくは直接陽画処理)によって指定されるよう
にネガ型もしくはポジ型乳剤のいずれにもなることがで
きる。適当な乳剤及びそれらの調製並びに化学増感及び
分光増感方法については、セクションI〜Vに記載され
ている。UV色素、蛍光増白剤、カブリ防止剤、安定化
剤、光吸収及び散乱物質、並びに塗布助剤、可塑剤、滑
剤及び艶消し剤等の物性改良添加物は、例えば、セクシ
ョンII及びVI〜VIIIに記載されている。カラー
材料はセクションX〜XIIIに記載されている。カプ
ラー及び色素類を混ぜる適切な方法(有機溶剤への分散
を含む)は、セクションX(E)に記載されている。走
査の容易化はセクションXIVに記載されている。支持
体、露光、現像システム並びに処理方法及び処理剤は、
セクションXV〜XXに記載されている。本発明の写真
要素に用いるのに適した他の構成成分を含む望ましい写
真要素及び処理工程は、リサーチディスクロージャー、
アイテム37038、1995年2 月、にも記載されている。
【0039】本発明のコンセプトを用いて、上記リサー
チディスクロージャー、アイテム18716 、1979年11月、
に記載するような反射カラープリントを得ることも考え
られる。ネガ型ハロゲン化銀に関しては、上記処理工程
はネガ像を与える。そのような要素のあるタイプは画像
捕捉用に設計され、スピード(低ライト条件に対する要
素の感度)は、一般的にそのような要素において十分な
画像を得るために重要である。そのような要素が必要に
応じてカラープリントを作成するために次に用いられる
場合、透明な支持体が用意される。この要素を、Britis
h Journal of Photography Annual of 1988, 191-198頁
記載の公知のコダックC−41カラー処理で処理するこ
とができる。そのような要素を映画フィルムの場合のよ
うに、目で見るプロジェクションプリントを作成するた
めに用いる場合、イーストマンコダック社から入手可能
なH-24マニュアルに記載されるコダックECN−2プロ
セスを用いて、透明支持体上にプリントを提供すること
ができる。カラーネガの現像時間は、典型的に、3分1
5秒以下であり、望ましくは90秒、さらには60秒以
下である。
【0040】カラー反射プリント用の要素を反射支持体
上に与えて、光学ネガ/ポジプリントを介して露光し、
例えば、British Journal of Photography Annual of 1
988,198-199頁記載のイーストマン コダック社のRA
−4処理を用いて処理することができる。カラープロジ
ェクションプリントは、例えば、H-24マニュアルに記載
されるコダックECP−2プロセススに従って処理でき
る。カラープリントの現像時間は、典型的に、90秒以
下であり、望ましくは45秒、さらには30秒以下であ
る。
【0041】ポジ像(即ち、リバーサル像)を提供する
ためには、発色現像工程の前に、露光されたハロゲン化
銀を現像するために非発色現像主薬を用いる現像を置く
が色素を生成せず、そしてこの要素を均一にカブラせて
未露光ハロゲン化銀を現像可能にする。そのようなリバ
ーサル乳剤は、一般的に、コダックE−6処理のような
カラーリバーサル処理を用いて処理する指定を伴って販
売される。別法として、直接陽画乳剤を用いてポジ像を
得ることもできる。
【0042】上記乳剤は、一般的に、カラーネガ(コダ
ックC−41)、カラープリント(コダックRA−
4)、もしくはリバーサル(コダックE−6)処理のよ
うな適当な方法を用いて処理する指定を伴って販売され
る。好ましい発色現像主薬は:4−アミノ−N,N−ジ
エチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−3−メチル−N,
N−ジエチルアニリン塩酸塩、4−アミノ−3−メチル
−N−エチル−N−(2−メタンスルホンアミド−エチ
ル)アニリンセスキ硫酸塩水和物、4−アミノ−3−メ
チル−N−エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アニ
リン硫酸塩、4−アミノ−3−(2−メタンスルホンア
ミドエチル)−N,N−ジエチルアニリン塩酸塩,及び
4−アミノ−N−エチル−N−(2−メトキシエチル)
−m−トルイジン−ジ−p−トルエンスルホン酸、のよ
うなp−フェニレンジアミン類である。
【0043】現像の後、一般的に、漂白、定着、もしく
は漂白−定着の通常工程を続け、銀もしくはハロゲン化
銀を除き、洗浄し、乾燥する。本明細書で引用した種々
の特許出願、特許明細書及びその他のの刊行物の全内容
は引用することにより本明細書の内容とする。
【0044】
【実施例】合成例 本発明のマゼンタカプラーは、2−カルボンアミド−1
−ナフトールカプラーを作成する市販の2−アミノ−1
−ナフトールもしくは2−アミノ−4−アリールオキシ
−1−ナフトールを適当なアルキルもしくはアリール酸
塩化物と反応させることによって容易に調製できる。次
のカプラー化合物M−1及びM−2の合成により本発明
をさらに具体的に説明する。
【0045】カプラー化合物M−1の調製
【0046】
【化14】
【0047】塩酸2−アミノ−1−ナフトール(8.8
g、0.045モル)をTHF175mL中に懸濁さ
せ、N,N−ジメチルアニリン13.9g(0.113
モル)で処理した。生じた懸濁物を10〜15℃に冷却
し、THF160mLに溶解したα−(2,4−ジ−t
−アミルフェノキシ)ブチリルクロライド17.7g
(0.0525モル)で処理した。室温まで温めた後、
生じた溶液を2時間攪拌した。反応混合物を砕氷500
gと6NのHCl25mLに注ぎ、酢酸エチルで抽出
し、水で二回洗浄し、MgSO4 で乾燥してオイルを得
て、メタノールを用いて攪拌すると結晶となって粗生成
物18.3gを生じた。メタノールから一回再結晶させ
ると、白色の結晶固体(m.p.124〜126℃)1
6.3g(71.0%)を与えた。
【0048】C3039NO3 計算値:C、78.05;H、8.52;N、3.03 実測値:C、77.84;H、8.28;N、2.97カプラー化合物M−2の調製
【0049】
【化15】
【0050】塩酸2−アミノ−1−ナフトール(7.1
5g、0.0366モル)をTHF200mL中に懸濁
させ、10〜15℃に冷却し、N,N−ジメチルアニリ
ン11.9g(0.0915モル)で処理した。生じた
懸濁物を10℃で5分間攪拌し、THF100mLに溶
解したα−(3−n−ペンタデシルフェノキシ)ブチリ
ルクロライド15.7g(0.0384モル)を滴下し
て処理した。室温まで温めた後、生じた溶液を7時間攪
拌した。琥珀色の溶液を砕氷500gと6NのHCl2
5mLに注いだ。氷が全部溶解した後、沈殿した固形分
を集めて乾燥すると粗生成物19.5gを生じた。メタ
ノールから再結晶させると、白色の結晶固体(m.p.
124〜126℃)14.5g(75.0%)を与え
た。
【0051】C3549NO3 計算値:C、79.05;H、9.19;N、2.63 実測値:C、78.80;H、9.02;N、2.61写真要素101〜115の調製 酢酸−酪酸セルロース支持体上に次の層を塗布した:第一層 1m2 当たり、ゼラチン3.77g、銀0.9gを含有
する量の臭ヨウ化銀乳剤、表Iに示すカプラー1.61
×10-3、及びカプラー重量と同量の表Iに示すカプラ
ー溶剤を含んでなる乳剤層。
【0052】第二層 1m2 当たり、ゼラチン2.69g及びビス(ビニルス
ルホニル)メタン0.12gを含有する保護層。
【0053】
【表1】
【0054】以下の比較カプラーを用いた:
【0055】
【化16】
【0056】比較カプラーC−1〜C−4は本発明のカ
プラーに似た2−アシルアミノナフトール類であるが、
その構造は式Iで表されるものでないことがわかるであ
ろう。カプラーC−1及びC−2は、アミド官能基とア
リールオキシ基とを分離する一つ以上のメチレン基を有
し、カプラーC−3及びC−4はアリールオキシ基の代
わりにアリールスルホン基を有する。比較カプラーC−
5は、多くのカラーネガフィルムに用いられている1−
アミノ−2−ナフトアミドカプラーである。
【0057】使用したカプラー溶剤は、次のものであ
る:
【0058】
【化17】
【0059】処理写真例201〜211の調製 処理フィルムサンプル201〜211を、要素101〜
115から選択した写真要素を、ステップウェッジを通
して露光して以下のように処理して調製した:
【0060】 処理工程 時間(分) 温度(℃) 現像液 2.75 37.8 停止浴 0.30 37.8 漂白 4.00 37.8 水洗 3.00 37.8 定着液 4.00 37.8 水洗 3.00 37.8
【0061】上記処理に用いた処理溶液は以下の組成を
有していた(溶液1リットル当たりの量):
【0062】 現像液 炭酸カリウム 37.50g 亜硫酸ナトリウム 4.00g ヨウ化カリウム 1.20mg 臭化ナトリウム 1.30g 1,3−ジアミノ−2−プロパノール四酢酸 2.50g 硫酸ヒドロキシルアミン 2.00g 現像主薬 Dev−1 4.50g 26.7℃でpHを10.00に調節した。
【0063】 停止浴 硫酸 10.00g 漂白 臭化アンモニウム 150.00g エチレンジアミン四酢酸第二鉄アンモニウム 77.00g エチレンジアミン四酢酸 6.13g 酢酸 9.50mL 硝酸ナトリウム 35.00g 26.7℃でpHを6.00に調節した。
【0064】 定着液 チオ硫酸アンモニウム 91.53g 亜硫酸アンモニウム 6.48g メタ重亜硫酸ナトリウム 1.00g 26.7℃でpHを6.50に調節した。
【0065】
【化18】
【0066】生成した色素のスペクトルを測定して、
1.00の最大吸収に正規化した。最大吸収での波長
(nm)を表IIに示す。
【0067】
【表2】
【0068】表IIのデータは、本発明のカプラーはマ
ゼンタ色素を示すが、比較カプラーは、当該技術分野で
公知の典型的なナフトールカプラーであるので、シアン
色素を示すことを表す。処理写真例301〜315の調製 処理フィルムサンプル301〜315を、要素101〜
115から選択した写真要素を、ステップウェッジを通
して露光して以下のように処理して調製した:
【0069】 処理工程 時間(分) 温度(℃) 現像液 2.00 41.1 停止浴 0.30 41.1 水洗 0.30 41.1 漂白 3.00 41.1 水洗 1.00 41.1 定着液 2.00 41.1 水洗 2.00 41.1
【0070】上記処理に用いた処理溶液は以下の組成を
有していた(溶液1リットル当たりの量):
【0071】 現像液 炭酸ナトリウム 30.00g 炭酸水素ナトリウム 2.75g 亜硫酸ナトリウム 2.00g 臭化ナトリウム 1.20g アミノトリス(メチレンホスホン酸)、五ナトリウム塩1.13g 3,5−ジニトロ安息香酸 0.22g 現像主薬 Dev−2 4.00g 硫酸 0.17ml 26.7℃でpHを10.02に調節した。
【0072】 停止浴 硫酸 10.00g 漂白 フェリシアン化カリウム 50.00g 臭化ナトリウム 17.00g 23.9℃でpHを6.5〜7.0に調節した。
【0073】 定着液 チオ硫酸アンモニウム 104.53g 亜硫酸アンモニウム 7.40g 亜硫酸ナトリム 10.00g メタ重亜硫酸ナトリウム 8.40g 26.7℃でpHを6.50に調節した。
【0074】
【化19】
【0075】生成した色素のスペクトルを測定して、
1.00の最大吸収に正規化した。最大吸収での波長
(nm)を表IIIに示す。
【0076】
【表3】
【0077】表IIIのデータは、本発明のカプラーは
マゼンタ色素を示すが、比較カプラーは、当該技術分野
で公知の典型的なナフトールカプラーであるので、シア
ン色素を示すことを表す。本発明の他の好ましい態様を
請求項との関連において、次に記載する。 (態様1)乳剤層と組合わさる次式(I):
【0078】
【化20】
【0079】(式中、R1 は、水素原子もしくはアルキ
ル基であり;R2 は、アルキル基であり;Arは、フェ
ニルもしくはナフチル基であり;Xは、置換基であり、
nは1〜5の整数であり;そしてZは、水素原子もしく
は酸化された発色現像主薬と当該カプラーとの反応によ
って分離されることができる基である)で表されるマゼ
ンタカプラーを有する感光性ハロゲン銀乳剤層を含んで
なる写真要素。
【0080】(態様2)R2 が直鎖アルキル基である態
様1に記載の要素。 (態様3)R2 が最大16の炭素原子を有する態様1に
記載の要素。 (態様4)R2 がシクロアルキル基である態様1に記載
の要素。 (態様5)R2 が置換されたアルキル基である態様1に
記載の要素。 (態様6)R1 が水素である態様1に記載の要素。
【0081】(態様7)R1 がアルキル基である態様1
に記載の要素。 (態様8)ハロゲン、シアノ基、ヒドロキシル基、アル
キル、アルコキシ基、アシルオキシ基、スルホンアミド
基、スルファモイル基、カルボンアミド基、カルバモイ
ル基、スルホニル基、及びカルボキシル基からなる群よ
り選ばれる少なくとも一つのXが存在する態様1に記載
の要素。
【0082】(態様9)アルキルである少なくとも一つ
のXが存在する態様8に記載の要素。 (態様10)前記マゼンタカプラーが、緑光に対して感
度を有するハロゲン化銀乳剤層と組合わさった態様1に
記載の要素。 (態様11)次の構造式:
【0083】
【化21】
【0084】のいずれかを有するp−フェニレンジアミ
ン現像主薬とのカップリング時に生成される色素が、5
95nmより短い最大吸収波長を有するような構造式を
前記カプラーが有する態様1に記載の要素。 (態様12)直接見るためのカラー画像を生成すること
を特徴とする態様11に記載の要素。
【0085】(態様13)前記要素が、露光される像
の、直接見るための所望の像を生成するカラーネガを生
成するものであることを特徴とする態様11に記載の要
素。 (態様14)Arがフェニル基である態様1に記載の要
素。 (態様15)酸素結合に対してメタもしくはパラの位置
で、少なくとも一つのX置換基がフェニル環上に存在す
る態様14に記載の要素。
【0086】(態様16)Zが水素である態様1に記載
の要素。 (態様17)Zが水素であるか、又は酸素、イオウもし
くは窒素の原子によって前記カプラーに結合された基で
ある態様1に記載の要素。 (態様18)Zが、ハロゲン、フェノキシ、フェニルチ
オ、アルコキシ、アルキルチオ、及びメルカプトテトラ
ゾールからなる群より選ばれる態様1に記載の要素。
【0087】(態様19)マゼンタ色素生成カプラーと
組合わさる緑光感性ハロゲン化銀乳剤層;イエロー色素
生成カプラーと組合わさる青光感性ハロゲン化銀乳剤
層;及びシアン色素生成カプラーと組合わさる赤光感性
ハロゲン化銀乳剤層を有してなる支持体を含んでなる多
色写真要素であって、前記マゼンタ色素生成カプラーが
態様1に記載の構造式を有することを特徴とする多色写
真要素。
【0088】(態様20)前記要素を像様露光した後、
当該要素を発色現像主薬と接触させることを含んでな
る、態様1記載の写真要素中の画像を生成する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スタンレー レイ コワン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14612, ロチェスター,シーファーラース レーン 77

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳剤層と組合わさる次式(I): 【化1】 (式中、R1 は、水素原子もしくはアルキル基であり;
    2 は、アルキル基であり;Arは、フェニルもしくは
    ナフチル基であり;Xは、置換基であり、nは1〜5の
    整数であり;そしてZは、水素原子もしくは酸化された
    発色現像主薬と当該カプラーとの反応によって分離され
    ることができる基である)で表されるマゼンタカプラー
    を有する感光性ハロゲン銀乳剤層を含んでなる写真要
    素。
  2. 【請求項2】 マゼンタ色素生成カプラーと組合わさる
    緑光感性ハロゲン化銀乳剤層;イエロー色素生成カプラ
    ーと組合わさる青光感性ハロゲン化銀乳剤層;及びシア
    ン色素生成カプラーと組合わさる赤光感性ハロゲン化銀
    乳剤層を有してなる支持体を含んでなる多色写真要素で
    あって、 前記マゼンタ色素生成カプラーが請求項1に記載の構造
    式を有することを特徴とする多色写真要素。
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