JPH106898A - 乗員保護装置の廃棄方法 - Google Patents
乗員保護装置の廃棄方法Info
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- JPH106898A JPH106898A JP8163477A JP16347796A JPH106898A JP H106898 A JPH106898 A JP H106898A JP 8163477 A JP8163477 A JP 8163477A JP 16347796 A JP16347796 A JP 16347796A JP H106898 A JPH106898 A JP H106898A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 乗員保護装置に内蔵されているガス発生体の
作動を簡易に行うことができ、しかも作動音を低減させ
ることが可能な乗員保護装置の廃棄方法を提供すること
である。 【解決手段】 車両衝突時に作動するガス発生手段を有
する乗員保護装置10の廃棄方法であって、乗員保護装
置10を車内において吸音部材12で覆う行程と、前記
乗員保護装置10を前記吸音部材12で覆った状態で前
記ガス発生手段を作動させる行程とを備えることを特徴
とする。
作動を簡易に行うことができ、しかも作動音を低減させ
ることが可能な乗員保護装置の廃棄方法を提供すること
である。 【解決手段】 車両衝突時に作動するガス発生手段を有
する乗員保護装置10の廃棄方法であって、乗員保護装
置10を車内において吸音部材12で覆う行程と、前記
乗員保護装置10を前記吸音部材12で覆った状態で前
記ガス発生手段を作動させる行程とを備えることを特徴
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両衝突時の衝
撃から乗員を保護する乗員保護装置の廃棄方法に関する
ものである。
撃から乗員を保護する乗員保護装置の廃棄方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両衝突時の衝撃から乗員を保護するた
めの乗員保護装置として、運転席用エアバッグ装置、助
手席用エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置及びプリ
テンショナー付きシートベルト装置(ガスを発生させる
ことによりシートベルトを巻き取る装置)等が車両に設
置されている。
めの乗員保護装置として、運転席用エアバッグ装置、助
手席用エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置及びプリ
テンショナー付きシートベルト装置(ガスを発生させる
ことによりシートベルトを巻き取る装置)等が車両に設
置されている。
【0003】これらの乗員保護装置は、車両衝突時の減
速度を検知してガス発生体により瞬時に窒素ガス等を発
生させることによりエアバッグを展開し、また、シート
ベルトを巻き取ることにより、乗員が直接ステアリング
ホイールやインストルメントパネルに衝突することを防
止するものである。
速度を検知してガス発生体により瞬時に窒素ガス等を発
生させることによりエアバッグを展開し、また、シート
ベルトを巻き取ることにより、乗員が直接ステアリング
ホイールやインストルメントパネルに衝突することを防
止するものである。
【0004】ガス発生体は、ハウジング内部にNaN3
(アジ化ソーダ)及びCuO(一酸化銅)を主成分とす
るガス発生剤、このガス発生剤を点火する点火剤等を備
えることから、未作動の乗員保護装置を廃棄する際に
は、ガス発生体を作動させこれらの薬剤を燃焼させた後
に廃棄を行う必要がある。
(アジ化ソーダ)及びCuO(一酸化銅)を主成分とす
るガス発生剤、このガス発生剤を点火する点火剤等を備
えることから、未作動の乗員保護装置を廃棄する際に
は、ガス発生体を作動させこれらの薬剤を燃焼させた後
に廃棄を行う必要がある。
【0005】従来、未作動の乗員保護装置を廃棄する場
合に、乗員保護装置が車両に組み付けられた状態のもの
については、ドアを閉め車内を密閉した状態でガス発生
体を作動させ、また、乗員保護装置が車両から取り外さ
れた状態のものについては、複数本のタイヤを組み立て
て形成した空間内においてガス発生体を作動させてい
る。
合に、乗員保護装置が車両に組み付けられた状態のもの
については、ドアを閉め車内を密閉した状態でガス発生
体を作動させ、また、乗員保護装置が車両から取り外さ
れた状態のものについては、複数本のタイヤを組み立て
て形成した空間内においてガス発生体を作動させてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車内に
おいてガス発生体を作動させる方法によれば、ドアを閉
め車内を密閉した状態でガス発生体を作動させたとして
も、大きな作動音が車外に漏れることになる。
おいてガス発生体を作動させる方法によれば、ドアを閉
め車内を密閉した状態でガス発生体を作動させたとして
も、大きな作動音が車外に漏れることになる。
【0007】また、複数本のタイヤを組み立てて形成し
た空間内においてガス発生体を作動させる方法によれ
ば、乗員保護装置の車両からの取り外し及びタイヤの組
立に多大な労力及び時間を要することになる。
た空間内においてガス発生体を作動させる方法によれ
ば、乗員保護装置の車両からの取り外し及びタイヤの組
立に多大な労力及び時間を要することになる。
【0008】この発明の課題は、乗員保護装置に内蔵さ
れているガス発生体の作動を簡易に行うことができ、し
かも作動音を低減させることが可能な乗員保護装置の廃
棄方法を提供することである。
れているガス発生体の作動を簡易に行うことができ、し
かも作動音を低減させることが可能な乗員保護装置の廃
棄方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の乗員保護
装置の廃棄方法は、車両衝突時に作動するガス発生手段
を有する乗員保護装置の廃棄方法であって、乗員保護装
置を車内において吸音部材で覆う行程と、前記乗員保護
装置を前記吸音部材で覆った状態で前記ガス発生手段を
作動させる行程とを備えることを特徴とする。
装置の廃棄方法は、車両衝突時に作動するガス発生手段
を有する乗員保護装置の廃棄方法であって、乗員保護装
置を車内において吸音部材で覆う行程と、前記乗員保護
装置を前記吸音部材で覆った状態で前記ガス発生手段を
作動させる行程とを備えることを特徴とする。
【0010】従って、この請求項1記載の乗員保護装置
の廃棄方法によれば、乗員保護装置を吸音部材で覆った
状態でガス発生手段を作動させるため、ガス発生体の作
動音が吸音部材で吸音され、車両外へ漏れる作動音を低
減することができる。
の廃棄方法によれば、乗員保護装置を吸音部材で覆った
状態でガス発生手段を作動させるため、ガス発生体の作
動音が吸音部材で吸音され、車両外へ漏れる作動音を低
減することができる。
【0011】また、請求項2記載の乗員保護装置の廃棄
方法は、請求項1記載の乗員保護装置の廃棄方法の前記
ガス発生手段により発生するガスにより膨張する前記乗
員保護装置のバッグを袋状部材により外部から覆う行程
を更に備え、前記バッグを前記袋状部材により覆った状
態で前記ガス発生手段を作動させることを特徴とする。
方法は、請求項1記載の乗員保護装置の廃棄方法の前記
ガス発生手段により発生するガスにより膨張する前記乗
員保護装置のバッグを袋状部材により外部から覆う行程
を更に備え、前記バッグを前記袋状部材により覆った状
態で前記ガス発生手段を作動させることを特徴とする。
【0012】従って、この請求項2記載の乗員保護装置
の廃棄方法によれば、ガス発生手段により発生するガス
により膨張する乗員保護装置のバッグを袋状部材により
外部から覆った状態でガス発生手段を作動させるため、
バッグの膨張量を袋状部材の容量により制限することが
できる。従って、車両内の圧力の急激な上昇を抑制する
ことができる。
の廃棄方法によれば、ガス発生手段により発生するガス
により膨張する乗員保護装置のバッグを袋状部材により
外部から覆った状態でガス発生手段を作動させるため、
バッグの膨張量を袋状部材の容量により制限することが
できる。従って、車両内の圧力の急激な上昇を抑制する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して、こ
の発明の実施の形態にかかる運転席用エアバッグ装置の
廃棄方法について説明する。
の発明の実施の形態にかかる運転席用エアバッグ装置の
廃棄方法について説明する。
【0014】図1は、運転席4の状態を示す車両2の垂
直断面図であり、図2は、運転席4及び助手席6の状態
を示す車両2の水平断面図である。図中、符号8で示す
ものは、ステアリングホイールであり、運転席用エアバ
ッグ装置10は、このステアリングホイール8の中央部
分に備え付けられている。
直断面図であり、図2は、運転席4及び助手席6の状態
を示す車両2の水平断面図である。図中、符号8で示す
ものは、ステアリングホイールであり、運転席用エアバ
ッグ装置10は、このステアリングホイール8の中央部
分に備え付けられている。
【0015】図中、符号12で示すものは、運転席用エ
アバッグ装置10に内蔵されているガス発生体の作動音
を吸収するための吸音部材12である。図3に示すよう
に、吸音部材12は、この吸音部材12を車両2内に設
置した場合に、フロントガラスの内面に接する前面部1
2a、天井面に接する中央部12b、運転席4及び助手
席6の背もたれ及び床面に接する後面部12c及びドア
の内面に接する側面部12dにより構成されている。
アバッグ装置10に内蔵されているガス発生体の作動音
を吸収するための吸音部材12である。図3に示すよう
に、吸音部材12は、この吸音部材12を車両2内に設
置した場合に、フロントガラスの内面に接する前面部1
2a、天井面に接する中央部12b、運転席4及び助手
席6の背もたれ及び床面に接する後面部12c及びドア
の内面に接する側面部12dにより構成されている。
【0016】また、この吸音部材12は、所定の厚さを
有するガラスウール系長繊維のシート部材を複数枚積み
重ねた積層構造を有するものであり、柔軟性を有し自由
に変形させることができる。従って、フロントガラスの
内面、運転席4等の形状に沿って自由に変形させて配置
することができる。
有するガラスウール系長繊維のシート部材を複数枚積み
重ねた積層構造を有するものであり、柔軟性を有し自由
に変形させることができる。従って、フロントガラスの
内面、運転席4等の形状に沿って自由に変形させて配置
することができる。
【0017】また、符号14a、14bで示すものは、
フロントドアガラス用の内貼りパネルである。この内貼
りパネル14a、14bは、フロントドアガラスの形状
とほぼ同様な形状を有する板状の部材であり、ベニア板
の表面にガラスウール系長繊維を貼りつけたものであ
る。内貼りパネル14a,14bは、フロントドアガラ
スにひび割れ等が生じている場合に、フロントドアガラ
スに車内側から貼り付けられる。
フロントドアガラス用の内貼りパネルである。この内貼
りパネル14a、14bは、フロントドアガラスの形状
とほぼ同様な形状を有する板状の部材であり、ベニア板
の表面にガラスウール系長繊維を貼りつけたものであ
る。内貼りパネル14a,14bは、フロントドアガラ
スにひび割れ等が生じている場合に、フロントドアガラ
スに車内側から貼り付けられる。
【0018】更に、符号16で示すものは、運転席用エ
アバッグ装置10を備えたステアリングホイール8を外
側から覆うことが可能な袋状部材であり、ステアリング
ホイール8に固定するための固定用ベルト16aが設け
られている。この袋状部材16は、運転席用エアバッグ
装置10のバッグの容量よりも大きな容量を有するもの
である。なお、袋状部材16には、運転席4側からみて
裏面側に、ガス発生体により発生されたガスを袋状部材
16の外部に排出するためのベントホール(図示せず)
が設けられている。
アバッグ装置10を備えたステアリングホイール8を外
側から覆うことが可能な袋状部材であり、ステアリング
ホイール8に固定するための固定用ベルト16aが設け
られている。この袋状部材16は、運転席用エアバッグ
装置10のバッグの容量よりも大きな容量を有するもの
である。なお、袋状部材16には、運転席4側からみて
裏面側に、ガス発生体により発生されたガスを袋状部材
16の外部に排出するためのベントホール(図示せず)
が設けられている。
【0019】次に、乗員用エアバッグ装置10の廃棄に
ついて説明する。まず、フロントドアガラスにひび割れ
等が生じている場合には、内貼りパネル14a、14b
を車内側から接着用テープ等によりフロントドアガラス
に貼り付ける。
ついて説明する。まず、フロントドアガラスにひび割れ
等が生じている場合には、内貼りパネル14a、14b
を車内側から接着用テープ等によりフロントドアガラス
に貼り付ける。
【0020】次に、ステアリングホイール8を袋状部材
16により覆い、固定用ベルト16aにより袋状部材1
6をステアリングコラムに固定する。
16により覆い、固定用ベルト16aにより袋状部材1
6をステアリングコラムに固定する。
【0021】次に、車内に吸音部材12を設置する。即
ち、吸音部材12の前面部12aをフロントガラスの内
面に、中央部12bを天井面に、後面部12cを運転席
4及び助手席6の背もたれ及び床面等に接するように配
置すると共に、側面部をドアの内面に接するように配置
する。この場合に、ガス発生体の作動音の吸収及び遮蔽
を確実に行うために、吸音部材12の前面部12aと側
面部12d、後面部12cと側面部12cを充分に接触
させて配置する。
ち、吸音部材12の前面部12aをフロントガラスの内
面に、中央部12bを天井面に、後面部12cを運転席
4及び助手席6の背もたれ及び床面等に接するように配
置すると共に、側面部をドアの内面に接するように配置
する。この場合に、ガス発生体の作動音の吸収及び遮蔽
を確実に行うために、吸音部材12の前面部12aと側
面部12d、後面部12cと側面部12cを充分に接触
させて配置する。
【0022】その後、運転席用エアバック装置10に備
え付けられているコネクタ(図示せず)に車外に設置さ
れたバッテリー装置のコネクタ(図示せず)を接続し、
電流を供給して運転席用エアバック装置10のガス発生
体を作動させる。これにより運転席用エアバッグ装置1
0のバッグは、発生するガスにより袋状部材16の内部
において膨張する。
え付けられているコネクタ(図示せず)に車外に設置さ
れたバッテリー装置のコネクタ(図示せず)を接続し、
電流を供給して運転席用エアバック装置10のガス発生
体を作動させる。これにより運転席用エアバッグ装置1
0のバッグは、発生するガスにより袋状部材16の内部
において膨張する。
【0023】この場合に、発生する作動音は、まず、袋
状部材16により遮音される。また、吸音部材12によ
って吸収されると共に遮音もなされるため、車外に漏れ
る作動音は著しく低減される。
状部材16により遮音される。また、吸音部材12によ
って吸収されると共に遮音もなされるため、車外に漏れ
る作動音は著しく低減される。
【0024】また、フロントドアガラスにひび割れ等が
生じている場合でも、内貼りパネル14a、14bが車
内側から貼り付けられているため、車外に漏れる作動音
を減少させることができる。
生じている場合でも、内貼りパネル14a、14bが車
内側から貼り付けられているため、車外に漏れる作動音
を減少させることができる。
【0025】更に、この実施の形態にかかる運転席エア
バック装置10の廃棄方法によれば、廃棄のために運転
席用エアバック装置10を車両2から取り外す必要がな
くなり、作業を効率的に行うことができる。また、運転
席用エアバック装置10の廃棄のために特別なスペース
等を確保する必要もなくなる。
バック装置10の廃棄方法によれば、廃棄のために運転
席用エアバック装置10を車両2から取り外す必要がな
くなり、作業を効率的に行うことができる。また、運転
席用エアバック装置10の廃棄のために特別なスペース
等を確保する必要もなくなる。
【0026】また、RV車用、セダン・クーペ用、軽自
動車用等の数種類のサイズの吸音部材12を準備するだ
けであらゆる車種の運転席用エアバック装置10の廃棄
を簡易に、しかも静粛に行うことができる。
動車用等の数種類のサイズの吸音部材12を準備するだ
けであらゆる車種の運転席用エアバック装置10の廃棄
を簡易に、しかも静粛に行うことができる。
【0027】なお、上述の実施の形態においては、遮音
効果を大きくするために、袋状部材16の容量を運転席
用エアバッグ装置10のバッグの容量よりも大きな容量
を有するものとしたが、袋状部材16の容量を運転席用
エアバッグ装置10のバッグの容量よりも小さな容量と
することにより、車内圧の急激な上昇を抑制することが
できる。
効果を大きくするために、袋状部材16の容量を運転席
用エアバッグ装置10のバッグの容量よりも大きな容量
を有するものとしたが、袋状部材16の容量を運転席用
エアバッグ装置10のバッグの容量よりも小さな容量と
することにより、車内圧の急激な上昇を抑制することが
できる。
【0028】即ち、運転席用エアバッグ装置10のバッ
グは、ガス発生体により発生されるガスにより袋状部材
16の内部において膨張するが、この膨張量は、袋状部
材16の容量によって制限されバッグの膨張量を小さく
することができる。この場合には、発生するガスは袋状
部材16に設けられているベントホールから緩やかに車
内に排出されるため、車内圧の急激な上昇を抑制するこ
とができる。
グは、ガス発生体により発生されるガスにより袋状部材
16の内部において膨張するが、この膨張量は、袋状部
材16の容量によって制限されバッグの膨張量を小さく
することができる。この場合には、発生するガスは袋状
部材16に設けられているベントホールから緩やかに車
内に排出されるため、車内圧の急激な上昇を抑制するこ
とができる。
【0029】また、上述の実施の形態においては、運転
席用エアバッグ装置10に内蔵されたガス発生体の作動
音を吸収及び遮蔽することについて説明したが、この実
施の形態の乗員保護装置の廃棄方法によれば、助手席用
エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置及びプリテンシ
ョナー付きシートベルト装置のガス発生体の作動音も運
転席用エアバッグ装置の作動音と同様に、吸収及び遮蔽
することができる。
席用エアバッグ装置10に内蔵されたガス発生体の作動
音を吸収及び遮蔽することについて説明したが、この実
施の形態の乗員保護装置の廃棄方法によれば、助手席用
エアバッグ装置、サイドエアバッグ装置及びプリテンシ
ョナー付きシートベルト装置のガス発生体の作動音も運
転席用エアバッグ装置の作動音と同様に、吸収及び遮蔽
することができる。
【0030】また、上述の実施の形態においては、吸音
部材12が1つの部材により構成されていたが、これに
限らず、前面部、中央部及び後面部からなる部材と側面
部の部材とに分割して構成することも可能である。この
場合には、各部材を小さくすることができるため、吸音
部材を車両内に設置することが容易になる。また、未使
用時の収納等を容易に行うことができる。
部材12が1つの部材により構成されていたが、これに
限らず、前面部、中央部及び後面部からなる部材と側面
部の部材とに分割して構成することも可能である。この
場合には、各部材を小さくすることができるため、吸音
部材を車両内に設置することが容易になる。また、未使
用時の収納等を容易に行うことができる。
【0031】また、上述の実施の形態においては、吸音
部材12を所定の厚さを有する繊維系のシート部材を複
数枚積み重ねた積層構造を有するものとしたが、これに
限らず、上述の実施の形態における吸音部材と同様な形
状を有する袋体に、綿、ウレタン等を詰めたものとする
ことも可能である。
部材12を所定の厚さを有する繊維系のシート部材を複
数枚積み重ねた積層構造を有するものとしたが、これに
限らず、上述の実施の形態における吸音部材と同様な形
状を有する袋体に、綿、ウレタン等を詰めたものとする
ことも可能である。
【0032】また、上述の実施の形態においては、吸音
部材12、内貼りネル14a,14b及び袋状部材16
の全てを用いた乗員保護装置の廃棄方法について説明し
たが、内貼りネル14a,14b等は必要に応じて用い
ればよい。この場合においても、吸音部材12及び袋状
部材16は、吸音及び遮音効果をあげるため併用するこ
とが好ましい。
部材12、内貼りネル14a,14b及び袋状部材16
の全てを用いた乗員保護装置の廃棄方法について説明し
たが、内貼りネル14a,14b等は必要に応じて用い
ればよい。この場合においても、吸音部材12及び袋状
部材16は、吸音及び遮音効果をあげるため併用するこ
とが好ましい。
【0033】また、上述の実施の形態においては、内貼
りパネルとして、フロントドアガラス用のものを用いて
説明したが、更にフロントガラス用の内貼りパネルを用
いることも可能である。
りパネルとして、フロントドアガラス用のものを用いて
説明したが、更にフロントガラス用の内貼りパネルを用
いることも可能である。
【0034】
【発明の効果】この発明によれば、乗員保護装置を吸音
部材で覆った状態でガス発生手段を作動させるため、ガ
ス発生体の作動音が吸音部材で吸音され、車両外へ漏れ
る作動音を低減することができる。
部材で覆った状態でガス発生手段を作動させるため、ガ
ス発生体の作動音が吸音部材で吸音され、車両外へ漏れ
る作動音を低減することができる。
【0035】また、ガス発生手段により発生するガスに
より膨張する乗員保護装置のバッグを袋状部材により外
部から覆った状態でガス発生手段を作動させる場合に
は、バッグの膨張量を袋状部材の容量により制限するこ
とができる。従って、車両内の圧力の急激な上昇を抑制
することができる。
より膨張する乗員保護装置のバッグを袋状部材により外
部から覆った状態でガス発生手段を作動させる場合に
は、バッグの膨張量を袋状部材の容量により制限するこ
とができる。従って、車両内の圧力の急激な上昇を抑制
することができる。
【図1】この発明の実施の形態にかかる運転席用エアバ
ッグ装置の廃棄方法を説明するための運転席の状態を示
す車両の垂直断面図である。
ッグ装置の廃棄方法を説明するための運転席の状態を示
す車両の垂直断面図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかる運転席用エアバ
ッグ装置の廃棄方法を説明するための運転席及び助手席
の状態を示す車両の水平断面図である。
ッグ装置の廃棄方法を説明するための運転席及び助手席
の状態を示す車両の水平断面図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかる運転席用エアバ
ッグ装置の廃棄方法に用いられる吸音部材の概略図であ
る。
ッグ装置の廃棄方法に用いられる吸音部材の概略図であ
る。
2…車両、4…運転席、6…助手席、8…ステアリング
ホイール、10…運転席用エアバッグ、12…吸音部
材、12a…前面部、12b…中央部、12c…後面
部、12d…側面部、14a,14b…内貼りパネル、
16…袋状部材。
ホイール、10…運転席用エアバッグ、12…吸音部
材、12a…前面部、12b…中央部、12c…後面
部、12d…側面部、14a,14b…内貼りパネル、
16…袋状部材。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両衝突時に作動するガス発生手段を有
する乗員保護装置の廃棄方法であって、 乗員保護装置を車内において吸音部材で覆う行程と、 前記乗員保護装置を前記吸音部材で覆った状態で前記ガ
ス発生手段を作動させる行程とを備えることを特徴とす
る乗員保護装置の廃棄方法。 - 【請求項2】 前記ガス発生手段により発生するガスに
より膨張する前記乗員保護装置のバッグを袋状部材によ
り外部から覆う行程を更に備え、 前記バッグを前記袋状部材により覆った状態で前記ガス
発生手段を作動させることを特徴とする請求項1記載の
乗員保護装置の廃棄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08163477A JP3143893B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 乗員保護装置の廃棄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08163477A JP3143893B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 乗員保護装置の廃棄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106898A true JPH106898A (ja) | 1998-01-13 |
JP3143893B2 JP3143893B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=15774627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08163477A Expired - Fee Related JP3143893B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 乗員保護装置の廃棄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3143893B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6070902A (en) * | 1998-02-12 | 2000-06-06 | Lear Corporation | Vehicle interior headliner system |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP08163477A patent/JP3143893B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6070902A (en) * | 1998-02-12 | 2000-06-06 | Lear Corporation | Vehicle interior headliner system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3143893B2 (ja) | 2001-03-07 |
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