JP3411524B2 - 自動車用サイドエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自車の側面に他車
が衝突したり、電柱など車外の障害物に自車の側面が衝
突する、所謂側面衝突時に、瞬時に膨張して自車の乗員
と車室内側壁との間に入り込むことによって乗員を保護
する自動車用サイドエアバッグ装置に関する。
が衝突したり、電柱など車外の障害物に自車の側面が衝
突する、所謂側面衝突時に、瞬時に膨張して自車の乗員
と車室内側壁との間に入り込むことによって乗員を保護
する自動車用サイドエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のかかる自動車用サイドエアバッグ
装置としては、例えば特開平10−287195号公報
に示すようなものがある。かかる公報に示されている側
突用エアバッグは、通常時はエアバッグ本体がシートバ
ック内に折り畳まれて収納されているが、自車の側面衝
突時に、インフレータから発生したガスを導入してエア
バッグ本体が膨張して、迅速にシートバック外に膨出
し、乗員と車室内側壁との間の空間に展開し、このエア
バッグ本体によって車室内側壁へ乗員が二次衝突する際
の衝撃を吸収するようになっている。このため、エアバ
ッグ本体の容積の割に高出力のインフレータが必要であ
り、発生したガスをエアバッグ本体の膨張後に速やかに
エアバッグ本体外に排出するために、排気孔が頭部保護
部に設けられている。そして、エアバッグ本体の内側に
耐熱合成樹脂コーティングが施されて、気密性を高めて
いる。
装置としては、例えば特開平10−287195号公報
に示すようなものがある。かかる公報に示されている側
突用エアバッグは、通常時はエアバッグ本体がシートバ
ック内に折り畳まれて収納されているが、自車の側面衝
突時に、インフレータから発生したガスを導入してエア
バッグ本体が膨張して、迅速にシートバック外に膨出
し、乗員と車室内側壁との間の空間に展開し、このエア
バッグ本体によって車室内側壁へ乗員が二次衝突する際
の衝撃を吸収するようになっている。このため、エアバ
ッグ本体の容積の割に高出力のインフレータが必要であ
り、発生したガスをエアバッグ本体の膨張後に速やかに
エアバッグ本体外に排出するために、排気孔が頭部保護
部に設けられている。そして、エアバッグ本体の内側に
耐熱合成樹脂コーティングが施されて、気密性を高めて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、エアバ
ッグ本体の内側に施されてなる耐熱合成樹脂コーティン
グは、エアバッグ本体の原価高騰の一原因になるばかり
か、重量の増加を招来する。
ッグ本体の内側に施されてなる耐熱合成樹脂コーティン
グは、エアバッグ本体の原価高騰の一原因になるばかり
か、重量の増加を招来する。
【0004】本発明は、このように従来の問題点を考慮
してなされたものであり、エアバッグ本体のガス排出機
能を維持しつつ、原価が低減され、且つ軽量の自動車用
サイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
してなされたものであり、エアバッグ本体のガス排出機
能を維持しつつ、原価が低減され、且つ軽量の自動車用
サイドエアバッグ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、乗員側に配されてなる外側第
1基布と、車室内側壁側に配されてなる外側第2基布と
より排気可能な布目により袋状に形成され、インフレー
タより噴出されたガスにより膨張可能なると共に常時は
折り畳まれてなるエアバッグ本体を少なくとも有する自
動車用サイドエアバッグ装置であって、前記外側第1基
布及び前記外側第2基布の内面には、内側基布が、該内
面に沿うように配されてなり、該内側基布の外側第1基
布及び外側第2基布に沿った部位に前記インフレータよ
り噴出されたガスを排気可能なる連通孔が形成されてな
ることを特徴とする。
めに、請求項1の発明は、乗員側に配されてなる外側第
1基布と、車室内側壁側に配されてなる外側第2基布と
より排気可能な布目により袋状に形成され、インフレー
タより噴出されたガスにより膨張可能なると共に常時は
折り畳まれてなるエアバッグ本体を少なくとも有する自
動車用サイドエアバッグ装置であって、前記外側第1基
布及び前記外側第2基布の内面には、内側基布が、該内
面に沿うように配されてなり、該内側基布の外側第1基
布及び外側第2基布に沿った部位に前記インフレータよ
り噴出されたガスを排気可能なる連通孔が形成されてな
ることを特徴とする。
【0006】請求項1の発明によれば、外側第1基布と
外側第2基布とが、耐熱合成樹脂コーティングが施され
ていないにもかかわらず、インフレータより噴出される
高熱のガスを、内側基布がまず受けることで、外側第1
基布と外側第2基布とに影響が出ない。しかも、耐熱合
成樹脂コーティングが施されていないから、エアバッグ
本体を構成する外側第1基布と外側第2基布との布目か
らガスは排出可能であるので、ガス排出機能を維持しつ
つ、耐熱合成樹脂コーティングが施されていない分原価
が低減され、且つ軽量である。
外側第2基布とが、耐熱合成樹脂コーティングが施され
ていないにもかかわらず、インフレータより噴出される
高熱のガスを、内側基布がまず受けることで、外側第1
基布と外側第2基布とに影響が出ない。しかも、耐熱合
成樹脂コーティングが施されていないから、エアバッグ
本体を構成する外側第1基布と外側第2基布との布目か
らガスは排出可能であるので、ガス排出機能を維持しつ
つ、耐熱合成樹脂コーティングが施されていない分原価
が低減され、且つ軽量である。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載の自動
車用サイドエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本
体は、前記インフレータを内蔵した胸部保護部及び該胸
部保護部の下流側に配された頭部保護部が形成され、前
記連通孔が形成されてなる内側基布は、少なくとも胸部
保護部に配されてなることを特徴とする。
車用サイドエアバッグ装置であって、前記エアバッグ本
体は、前記インフレータを内蔵した胸部保護部及び該胸
部保護部の下流側に配された頭部保護部が形成され、前
記連通孔が形成されてなる内側基布は、少なくとも胸部
保護部に配されてなることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明によれば、連通孔が形成さ
れてなる内側基布は、少なくとも胸部保護部に配されて
なるので、インフレータより噴出されたガスの排気性が
高まることになり、胸部保護部が異常に膨張されず、乗
員への反力を少なくすることができる。
れてなる内側基布は、少なくとも胸部保護部に配されて
なるので、インフレータより噴出されたガスの排気性が
高まることになり、胸部保護部が異常に膨張されず、乗
員への反力を少なくすることができる。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の自動車用サイドエアバッグ装置であって、前記
連通孔の形成されてなる部位は、前記頭部保護部に近接
した部位或いは前記インフレータから離れた部位である
ことを特徴とする。
に記載の自動車用サイドエアバッグ装置であって、前記
連通孔の形成されてなる部位は、前記頭部保護部に近接
した部位或いは前記インフレータから離れた部位である
ことを特徴とする。
【0010】請求項3の発明によれば、インフレータか
ら噴出したばかりのガスは高温であるが、離れるに従い
徐々に下がるので、連通孔が胸部保護部を十分膨張させ
た後の位置に設けられていることで、胸部保護部の膨張
機能を維持しつつ、排気されるガス温度が好ましい温度
とすることができる。
ら噴出したばかりのガスは高温であるが、離れるに従い
徐々に下がるので、連通孔が胸部保護部を十分膨張させ
た後の位置に設けられていることで、胸部保護部の膨張
機能を維持しつつ、排気されるガス温度が好ましい温度
とすることができる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の自動車用サイドエアバッグ装置であって、前記
内側基布の内面であり且つ前記連通孔と前記インフレー
タ側との間には、壁状の防炎部材が配されてなることを
特徴とする。
に記載の自動車用サイドエアバッグ装置であって、前記
内側基布の内面であり且つ前記連通孔と前記インフレー
タ側との間には、壁状の防炎部材が配されてなることを
特徴とする。
【0012】請求項4の発明によれば、インフレータか
ら噴出された高温のガスが壁状の防炎部材に干渉される
ので、直接連通孔に流れ込まない分、ガスの温度が下が
ることになる。
ら噴出された高温のガスが壁状の防炎部材に干渉される
ので、直接連通孔に流れ込まない分、ガスの温度が下が
ることになる。
【0013】請求項5の発明は、請求項1〜請求項4の
何れか1項に記載の自動車用サイドエアバッグ装置であ
って、前記連通孔は、複数の孔よりなることを特徴とす
る。
何れか1項に記載の自動車用サイドエアバッグ装置であ
って、前記連通孔は、複数の孔よりなることを特徴とす
る。
【0014】請求項5の発明によれば、高温のガスが複
数の孔より分散して排気されれば、集中した排気に比較
して温度が低くなり、車室内側壁の熱害発生の危険が著
しく低減できることになる。
数の孔より分散して排気されれば、集中した排気に比較
して温度が低くなり、車室内側壁の熱害発生の危険が著
しく低減できることになる。
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明の一実施形態
であり、図1及び図2に示すように、シート1は、シー
トバック2とシートクッション3とよりなり、該シート
バック2の車室内側壁4に対向した位置にサイドエアバ
ッグ装置5が配されてなる。
であり、図1及び図2に示すように、シート1は、シー
トバック2とシートクッション3とよりなり、該シート
バック2の車室内側壁4に対向した位置にサイドエアバ
ッグ装置5が配されてなる。
【0018】前記シートバック2は、図2に示すよう
に、シートバックフレーム6と、該シートバックフレー
ム6の前側FRに配設されてなるメーンクッション7
と、前記シートバックフレーム6の側方SDに配設され
てなるサイドクッション8と、前記メーンクッション7
及びサイドクッション8を覆う表皮9、10と、該表皮
9,10を開裂可能に縫製されてなる開裂部11とより
なる。
に、シートバックフレーム6と、該シートバックフレー
ム6の前側FRに配設されてなるメーンクッション7
と、前記シートバックフレーム6の側方SDに配設され
てなるサイドクッション8と、前記メーンクッション7
及びサイドクッション8を覆う表皮9、10と、該表皮
9,10を開裂可能に縫製されてなる開裂部11とより
なる。
【0019】前記サイドエアバッグ装置5は、図示しな
いセンサーなどよりの信号により点火可能なるインフレ
ータ12が内部に収納された筒状のホルダ13と、該ホ
ルダ13の噴出し口14に導入部15を臨むように配さ
れ且つ常時は折り畳まれると共に前記インフレータ12
より噴出されたガスにより膨張可能なるエアバッグ本体
16と、前記ホルダ13及びエアバッグ本体16を覆う
と共に前記エアバッグ本体16の膨張により開裂可能な
る開口部17を開裂部11に対向した位置に有するケー
ス18とよりなる。
いセンサーなどよりの信号により点火可能なるインフレ
ータ12が内部に収納された筒状のホルダ13と、該ホ
ルダ13の噴出し口14に導入部15を臨むように配さ
れ且つ常時は折り畳まれると共に前記インフレータ12
より噴出されたガスにより膨張可能なるエアバッグ本体
16と、前記ホルダ13及びエアバッグ本体16を覆う
と共に前記エアバッグ本体16の膨張により開裂可能な
る開口部17を開裂部11に対向した位置に有するケー
ス18とよりなる。
【0020】前記ホルダ13は、シートバックフレーム
6に、エアバッグ本体16の導入部15の折り返した端
部と共に挿入されたスタッドボルト19に螺合したナッ
ト20により配設されてなる。この時、該ホルダ13の
噴出し口14は、前側FRを向いて配設されてなる。
6に、エアバッグ本体16の導入部15の折り返した端
部と共に挿入されたスタッドボルト19に螺合したナッ
ト20により配設されてなる。この時、該ホルダ13の
噴出し口14は、前側FRを向いて配設されてなる。
【0021】前記エアバッグ本体16は、乗員側、つま
り室内側に配されてなる外側第1基布21と、車室内側
壁4側に配されてなる外側第2基布22とより縫製Hに
より袋状に形成され且つ内部に収納された前記インフレ
ータ12より噴出されたガスにより膨張可能なると共に
常時は折り畳まれてなる。
り室内側に配されてなる外側第1基布21と、車室内側
壁4側に配されてなる外側第2基布22とより縫製Hに
より袋状に形成され且つ内部に収納された前記インフレ
ータ12より噴出されたガスにより膨張可能なると共に
常時は折り畳まれてなる。
【0022】前記外側第1基布21及び前記外側第2基
布22の内面それぞれには、内側第1基布23及び内側
第2基布24が、該外側第1基布21及び前記外側第2
基布22の内面に沿うように配されてなり、該内側第1
基布23及び内側第2基布24には、インフレータ12
よりのガスを効率的に排出させる連通孔25,26が形
成されてなる。前記外側第1基布21及び前記外側第2
基布22は、互いに同じ形状の略L字状をなしている。
符号34,35は、前記外側第1基布21及び前記外側
第2基布22、前記内側第1基布23及び内側第2基布
24そして後述する第2防炎布31にそれぞれ形成され
てなるスタットボルト19の取り付け孔である。
布22の内面それぞれには、内側第1基布23及び内側
第2基布24が、該外側第1基布21及び前記外側第2
基布22の内面に沿うように配されてなり、該内側第1
基布23及び内側第2基布24には、インフレータ12
よりのガスを効率的に排出させる連通孔25,26が形
成されてなる。前記外側第1基布21及び前記外側第2
基布22は、互いに同じ形状の略L字状をなしている。
符号34,35は、前記外側第1基布21及び前記外側
第2基布22、前記内側第1基布23及び内側第2基布
24そして後述する第2防炎布31にそれぞれ形成され
てなるスタットボルト19の取り付け孔である。
【0023】前記エアバッグ本体16は、前記インフレ
ータ12を内蔵した胸部保護部27及び該胸部保護部2
7の下流側に配された頭部保護部28が形成され、前記
連通孔25,26が形成されてなる内側第1基布23及
び内側第2基布24は、少なくとも胸部保護部27に配
されてなる。
ータ12を内蔵した胸部保護部27及び該胸部保護部2
7の下流側に配された頭部保護部28が形成され、前記
連通孔25,26が形成されてなる内側第1基布23及
び内側第2基布24は、少なくとも胸部保護部27に配
されてなる。
【0024】前記内側第1基布23及び内側第2基布2
4における連通孔25,26の形成されてなる部位は、
前記頭部保護部28に近接した部位或いは前記インフレ
ータ12から離れた部位である。また、前記連通孔2
5,26は、複数の孔(この実施形態では4箇所)より
なり、一つの連通孔25,26の直径が、約30ミリで
あるが、連通孔25,26の形状、大きさ、個数は、エ
アバッグ本体16の容積やインフレータ12の性能によ
って適宜設定するものである。
4における連通孔25,26の形成されてなる部位は、
前記頭部保護部28に近接した部位或いは前記インフレ
ータ12から離れた部位である。また、前記連通孔2
5,26は、複数の孔(この実施形態では4箇所)より
なり、一つの連通孔25,26の直径が、約30ミリで
あるが、連通孔25,26の形状、大きさ、個数は、エ
アバッグ本体16の容積やインフレータ12の性能によ
って適宜設定するものである。
【0025】前記外側第1基布21及び前記外側第2基
布22の内面のそれぞれの端部には、吊り紐29を備え
てなる。また、前記内側第1基布23及び内側第2基布
24の内面であり、前記連通孔25、26と、後述する
ホルダ13の挿入部36側との間には、壁状の「防炎部
材」である第1防炎布30が配されている。また、前記
内側第2基布24の内面には、第2防炎布31が配され
ている。前記第1防炎布30及び第2防炎布31の一面
には、耐熱合成樹脂、例えばシリコンコートを設けて耐
熱性を高めてあるが、インフレータ12の性能によって
は、コーテイングを施していないノンコートの織布でも
良い。尚、前記外側第1基布21及び前記外側第2基布
22は、コーテイングを施していないノンコートの織布
である。
布22の内面のそれぞれの端部には、吊り紐29を備え
てなる。また、前記内側第1基布23及び内側第2基布
24の内面であり、前記連通孔25、26と、後述する
ホルダ13の挿入部36側との間には、壁状の「防炎部
材」である第1防炎布30が配されている。また、前記
内側第2基布24の内面には、第2防炎布31が配され
ている。前記第1防炎布30及び第2防炎布31の一面
には、耐熱合成樹脂、例えばシリコンコートを設けて耐
熱性を高めてあるが、インフレータ12の性能によって
は、コーテイングを施していないノンコートの織布でも
良い。尚、前記外側第1基布21及び前記外側第2基布
22は、コーテイングを施していないノンコートの織布
である。
【0026】前記エアバッグ本体16の前記外側第1基
布21及び前記外側第2基布22の内面の中間部付近に
は、隔壁32が配されていて、該隔壁32の下部に胸部
保護部27が形成され、該隔壁32の上部には頭部保護
部28が形成されていて、該保護部27,28を仕切っ
ている。該隔壁32には、胸部保護部27及び頭部保護
部28を連通する単数又は複数の連通孔33が形成され
ている。該隔壁32は、耐熱合成樹脂、例えばシリコン
コートを設けたものでも、コーテイングを施していない
ノンコートの織布でも良い。
布21及び前記外側第2基布22の内面の中間部付近に
は、隔壁32が配されていて、該隔壁32の下部に胸部
保護部27が形成され、該隔壁32の上部には頭部保護
部28が形成されていて、該保護部27,28を仕切っ
ている。該隔壁32には、胸部保護部27及び頭部保護
部28を連通する単数又は複数の連通孔33が形成され
ている。該隔壁32は、耐熱合成樹脂、例えばシリコン
コートを設けたものでも、コーテイングを施していない
ノンコートの織布でも良い。
【0027】前記連通孔25,26は、内側第1基布2
3及び内側第2基布24に形成されてなるが、内側第2
基布24のみに形成されているものでも良い。また、連
通孔26の総面積が、内側第1基布23に形成される連
通孔25よりも大きく設けるようにしても良い。
3及び内側第2基布24に形成されてなるが、内側第2
基布24のみに形成されているものでも良い。また、連
通孔26の総面積が、内側第1基布23に形成される連
通孔25よりも大きく設けるようにしても良い。
【0028】次に、エアバッグ本体16の製造方法につ
いて説明する。まず、裁断した外側第1基布21に、ス
タッドボルト19の取り付け孔34を形成する。次に、
外側第1基布21の胸部保護部27と同じ形状に裁断し
た内側第1基布23に、スタッドボルト19の取り付け
孔34を形成する。エアバッグ本体16完成時に内側と
なる外側第1基布21の基布面に、前記内側第1基布2
3を重ねて配置し、エアバッグ本体16縫製完成時にホ
ルダ13の挿入部36側の端部で縫製H1する。
いて説明する。まず、裁断した外側第1基布21に、ス
タッドボルト19の取り付け孔34を形成する。次に、
外側第1基布21の胸部保護部27と同じ形状に裁断し
た内側第1基布23に、スタッドボルト19の取り付け
孔34を形成する。エアバッグ本体16完成時に内側と
なる外側第1基布21の基布面に、前記内側第1基布2
3を重ねて配置し、エアバッグ本体16縫製完成時にホ
ルダ13の挿入部36側の端部で縫製H1する。
【0029】同じように、裁断した外側第2基布22
に、スタッドボルト19の取り付け孔35を形成する。
次に、外側第2基布22の胸部保護部27と同じ形状に
裁断した内側第2基布24に、スタッドボルト19の取
り付け孔35を形成する。エアバッグ本体16完成時に
内側となる外側第2基布22の基布面に、前記内側第2
基布24及び第2防炎布31の上に重ねて配置し、エア
バッグ本体16縫製完成時にホルダ13の挿入部36側
の端部で縫製H1する。
に、スタッドボルト19の取り付け孔35を形成する。
次に、外側第2基布22の胸部保護部27と同じ形状に
裁断した内側第2基布24に、スタッドボルト19の取
り付け孔35を形成する。エアバッグ本体16完成時に
内側となる外側第2基布22の基布面に、前記内側第2
基布24及び第2防炎布31の上に重ねて配置し、エア
バッグ本体16縫製完成時にホルダ13の挿入部36側
の端部で縫製H1する。
【0030】こうして形成された外側第1基布21及び
外側第2基布22の内側同士を重ね合わせて、隔壁32
は、胸部保護部27及び頭部保護部28の間に配置し、
隔壁32を外側第1基布21及び外側第2基布22に縫
製H2,H3する。
外側第2基布22の内側同士を重ね合わせて、隔壁32
は、胸部保護部27及び頭部保護部28の間に配置し、
隔壁32を外側第1基布21及び外側第2基布22に縫
製H2,H3する。
【0031】予め外側第1基布21及び外側第2基布2
2の形状を保持するための吊り紐29と、前記インフレ
ータ12からの高温ガスから吊り紐29を保護するため
の第1防炎布30とを、外側第1基布21及び外側第2
基布22の内側同士に縫製H4,H5,H6する。最後
に、外側第1基布21及び外側第2基布22の縁部を縫
製H7する。
2の形状を保持するための吊り紐29と、前記インフレ
ータ12からの高温ガスから吊り紐29を保護するため
の第1防炎布30とを、外側第1基布21及び外側第2
基布22の内側同士に縫製H4,H5,H6する。最後
に、外側第1基布21及び外側第2基布22の縁部を縫
製H7する。
【0032】前記外側第1基布21及び外側第2基布2
2、内側第1基布23及び内側第2基布24、吊り紐2
9、第1防炎布30及び隔壁32は、ナイロン66の4
20デニールで、目付けが210g/m2のノンコート
織布を使用している。そして、フラジール法による通気
度は、0.7cc/cm2/秒である。また、内側第1基布2
3及び内側第2基布24、吊り紐29、第1防炎布30
は、前記したようなコーテイングに限らず、織布にゴム
や合成樹脂などを積層塗布して、不通気性加工を施した
ものを使用しても良い。
2、内側第1基布23及び内側第2基布24、吊り紐2
9、第1防炎布30及び隔壁32は、ナイロン66の4
20デニールで、目付けが210g/m2のノンコート
織布を使用している。そして、フラジール法による通気
度は、0.7cc/cm2/秒である。また、内側第1基布2
3及び内側第2基布24、吊り紐29、第1防炎布30
は、前記したようなコーテイングに限らず、織布にゴム
や合成樹脂などを積層塗布して、不通気性加工を施した
ものを使用しても良い。
【0033】以上説明したように、本発明の実施態様は
構成されてなるので、インフレータ12が、自動車の衝
突など何らかの信号により、点火して、ホルダ13の噴
出し口14よりガスが噴出する。該ガスの噴出により、
エアバッグ本体16が膨張してケース18の前側FRを
開く方向に変形させると、該ケース18の開口17が開
き、エアバッグ本体16が更に膨張する。該膨張力で、
シートバック2の開裂部11に応力が集中する。こうし
て、開裂部11は断裂して、図1に示すように、エアバ
ッグ本体16は外部に膨出する。
構成されてなるので、インフレータ12が、自動車の衝
突など何らかの信号により、点火して、ホルダ13の噴
出し口14よりガスが噴出する。該ガスの噴出により、
エアバッグ本体16が膨張してケース18の前側FRを
開く方向に変形させると、該ケース18の開口17が開
き、エアバッグ本体16が更に膨張する。該膨張力で、
シートバック2の開裂部11に応力が集中する。こうし
て、開裂部11は断裂して、図1に示すように、エアバ
ッグ本体16は外部に膨出する。
【0034】前記エアバッグ本体16は、外側第1基布
21と外側第2基布22とに、耐熱合成樹脂コーティン
グが施されていないにもかかわらず、インフレータ12
より噴出される高温のガスを、内側第1基布23及び内
側第2基布24がまず受けることで、外側第1基布21
と外側第2基布22とに影響が出ない。しかも、前記外
側第1基布21と外側第2基布22とに、耐熱合成樹脂
コーティングが施されていないから、エアバッグ本体1
6を構成する外側第1基布21と外側第2基布22との
布目からガスは排出可能であるので、ガス排出機能を維
持しつつ、耐熱合成樹脂コーティングが施されていない
分原価が低減され、且つ軽量である。
21と外側第2基布22とに、耐熱合成樹脂コーティン
グが施されていないにもかかわらず、インフレータ12
より噴出される高温のガスを、内側第1基布23及び内
側第2基布24がまず受けることで、外側第1基布21
と外側第2基布22とに影響が出ない。しかも、前記外
側第1基布21と外側第2基布22とに、耐熱合成樹脂
コーティングが施されていないから、エアバッグ本体1
6を構成する外側第1基布21と外側第2基布22との
布目からガスは排出可能であるので、ガス排出機能を維
持しつつ、耐熱合成樹脂コーティングが施されていない
分原価が低減され、且つ軽量である。
【0035】前記連通孔25,26が形成されてなる内
側第1基布23及び内側第2基布24は、少なくとも胸
部保護部27に配されてなるので、インフレータ12よ
り噴出されたガスにより球に近い膨張形状などの異常な
膨張が行われず、排気性が高まることになり、胸部保護
部27が乗員への反力を少なくすることができる。
側第1基布23及び内側第2基布24は、少なくとも胸
部保護部27に配されてなるので、インフレータ12よ
り噴出されたガスにより球に近い膨張形状などの異常な
膨張が行われず、排気性が高まることになり、胸部保護
部27が乗員への反力を少なくすることができる。
【0036】インフレータ12から噴出したばかりのガ
スは高温であるが、噴出された高温のガスが壁状の第1
防炎布30に干渉されるので、直接連通孔25、26に
流れ込まない分、ガスの温度が下がることになる。ま
た、連通孔25、26の位置が前記インフレータ12か
ら離れるに従い徐々に温度が下がるので、連通孔25,
26が胸部保護部27を十分膨張させた後の位置に設け
られていることで、胸部保護部27の膨張機能を維持し
つつ、排気されるガス温度が好ましい温度とすることが
できる。
スは高温であるが、噴出された高温のガスが壁状の第1
防炎布30に干渉されるので、直接連通孔25、26に
流れ込まない分、ガスの温度が下がることになる。ま
た、連通孔25、26の位置が前記インフレータ12か
ら離れるに従い徐々に温度が下がるので、連通孔25,
26が胸部保護部27を十分膨張させた後の位置に設け
られていることで、胸部保護部27の膨張機能を維持し
つつ、排気されるガス温度が好ましい温度とすることが
できる。
【0037】高温のガスが連通孔25,26が複数の孔
より分散して排気されれば、集中した排気に比較して温
度が低くなり、車室内側壁4の熱害発生の危険が著しく
低減できることになる。
より分散して排気されれば、集中した排気に比較して温
度が低くなり、車室内側壁4の熱害発生の危険が著しく
低減できることになる。
【0038】前記実施形態に限定されず、前記内側第1
基布23には連通孔25が形成されずに、内側第2基布
24のみに連通孔26が形成されているものでもよく、
この場合には、熱風は、前記外側第2基布22側からの
み排気されることになるので、インフレータ12より噴
出されたガスによる熱風が乗員側に曝されずに済むこと
になる。
基布23には連通孔25が形成されずに、内側第2基布
24のみに連通孔26が形成されているものでもよく、
この場合には、熱風は、前記外側第2基布22側からの
み排気されることになるので、インフレータ12より噴
出されたガスによる熱風が乗員側に曝されずに済むこと
になる。
【0039】また、頭部保護部28にも内側第1基布2
3及び内側第2基布24を延在させて、頭部保護部28
の頂部近傍に連通孔を設けても良い。この場合は、排気
される位置が、乗員の頭部位置よりも上側であること
と、サイドウインドパネルなので、車室内側壁4の熱害
発生の危険が著しく低減できることになる。また、外側
第1基布21と外側第2基布22とが、略L字状ではな
く、単に胸部(胴部)を保護するものでも良い。
3及び内側第2基布24を延在させて、頭部保護部28
の頂部近傍に連通孔を設けても良い。この場合は、排気
される位置が、乗員の頭部位置よりも上側であること
と、サイドウインドパネルなので、車室内側壁4の熱害
発生の危険が著しく低減できることになる。また、外側
第1基布21と外側第2基布22とが、略L字状ではな
く、単に胸部(胴部)を保護するものでも良い。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、外側第1基布
と外側第2基布とが、耐熱合成樹脂コーティングが施さ
れていないにもかかわらず、インフレータより噴出され
る高熱のガスを、内側基布がまず受けることで、外側第
1基布と外側第2基布とに影響が出ない。しかも、耐熱
合成樹脂コーティングが施されていないから、エアバッ
グ本体を構成する外側第1基布と外側第2基布との布目
からガスは排出可能であるので、ガス排出機能を維持し
つつ、耐熱合成樹脂コーティングが施されていない分原
価が低減され、且つ軽量である。
と外側第2基布とが、耐熱合成樹脂コーティングが施さ
れていないにもかかわらず、インフレータより噴出され
る高熱のガスを、内側基布がまず受けることで、外側第
1基布と外側第2基布とに影響が出ない。しかも、耐熱
合成樹脂コーティングが施されていないから、エアバッ
グ本体を構成する外側第1基布と外側第2基布との布目
からガスは排出可能であるので、ガス排出機能を維持し
つつ、耐熱合成樹脂コーティングが施されていない分原
価が低減され、且つ軽量である。
【0041】請求項2の発明によれば、連通孔が形成さ
れてなる内側基布は、少なくとも胸部保護部に配されて
なるので、インフレータより噴出されたガスの排気性が
高まることになり、胸部保護部が異常に膨張されず、乗
員への反力を少なくすることができる。
れてなる内側基布は、少なくとも胸部保護部に配されて
なるので、インフレータより噴出されたガスの排気性が
高まることになり、胸部保護部が異常に膨張されず、乗
員への反力を少なくすることができる。
【0042】請求項3の発明によれば、インフレータか
ら噴出したばかりのガスは高温であるが、離れるに従い
徐々に下がるので、連通孔が胸部保護部を十分膨張させ
た後の位置に設けられていることで、胸部保護部の膨張
機能を維持しつつ、排気されるガス温度が好ましい温度
とすることができる。
ら噴出したばかりのガスは高温であるが、離れるに従い
徐々に下がるので、連通孔が胸部保護部を十分膨張させ
た後の位置に設けられていることで、胸部保護部の膨張
機能を維持しつつ、排気されるガス温度が好ましい温度
とすることができる。
【0043】請求項4の発明によれば、インフレータか
ら噴出された高温のガスが壁状の防炎部材に干渉される
ので、直接連通孔に流れ込まない分、ガスの温度が下が
ることになる。
ら噴出された高温のガスが壁状の防炎部材に干渉される
ので、直接連通孔に流れ込まない分、ガスの温度が下が
ることになる。
【0044】請求項5の発明によれば、高温のガスが複
数の孔より分散して排気されれば、集中した排気に比較
して温度が低くなり、車室内側壁の熱害発生の危険が著
しく低減できることになる。
数の孔より分散して排気されれば、集中した排気に比較
して温度が低くなり、車室内側壁の熱害発生の危険が著
しく低減できることになる。
【0045】
【図1】本発明の一実施形態の自動車用サイドエアバッ
グ装置のエアバッグ本体が膨張した状態のシートの全体
斜視図である。
グ装置のエアバッグ本体が膨張した状態のシートの全体
斜視図である。
【図2】図1の自動車用サイドエアバッグ装置のエアバ
ッグ本体が膨張前のSA−SA線に沿った断面図であ
る。
ッグ本体が膨張前のSA−SA線に沿った断面図であ
る。
【図3】図1のエアバッグ本体の側面図である。
【図4】図3のSB−SB線に沿った断面図である。
【図5】図3のエアバッグ本体の分解斜視図である。
1 シート
4 車室内側壁
5 サイドエアバッグ装置
9,10 表皮
11 開裂部
12 インフレータ
16 エアバッグ本体
21 外側第1基布
22 外側第2基布
23 内側第1基布(内側基布)
24 内側第2基布(内側基布)
25,26 連通孔
27 胸部保護部
28 頭部保護部
29 吊り紐
30 第1防炎布(防炎部材)
31 第2防炎布
32 隔壁
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60R 21/16 - 21/32
Claims (5)
- 【請求項1】 乗員側に配されてなる外側第1基布と、
車室内側壁側に配されてなる外側第2基布とより排気可
能な布目により袋状に形成され、インフレータより噴出
されたガスにより膨張可能なると共に常時は折り畳まれ
てなるエアバッグ本体を少なくとも有する自動車用サイ
ドエアバッグ装置であって、 前記外側第1基布及び前記外側第2基布の内面には、内
側基布が、該内面に沿うように配されてなり、該内側基
布の外側第1基布及び外側第2基布に沿った部位に前記
インフレータより噴出されたガスを排気可能なる連通孔
が形成されてなることを特徴とする自動車用サイドエア
バッグ装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用サイドエアバ
ッグ装置であって、 前記エアバッグ本体は、前記インフレータを内蔵した胸
部保護部及び該胸部保護部の下流側に配された頭部保護
部が形成され、前記連通孔が形成されてなる内側基布
は、少なくとも胸部保護部に配されてなることを特徴と
する自動車用サイドエアバッグ装置。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
サイドエアバッグ装置であって、 前記連通孔の形成されてなる部位は、前記頭部保護部に
近接した部位或いは前記インフレータから離れた部位で
あることを特徴とする自動車用サイドエアバッグ装置。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
サイドエアバッグ装置であって、 前記内側基布の内面であり且つ前記連通孔と前記インフ
レータ側との間には、壁状の防炎部材が配されてなるこ
とを特徴とする自動車用サイドエアバッグ装置。 - 【請求項5】 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載
の自動車用サイドエアバッグ装置であって、 前記連通孔は、複数の孔よりなることを特徴とする自動
車用サイドエアバッグ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14692399A JP3411524B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 自動車用サイドエアバッグ装置 |
GB0012697A GB2350334B (en) | 1999-05-26 | 2000-05-24 | Side airbag apparatus for a passenger seated in a seat of a vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14692399A JP3411524B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 自動車用サイドエアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000335350A JP2000335350A (ja) | 2000-12-05 |
JP3411524B2 true JP3411524B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=15418636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14692399A Expired - Fee Related JP3411524B2 (ja) | 1999-05-26 | 1999-05-26 | 自動車用サイドエアバッグ装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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GB (1) | GB2350334B (ja) |
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---|---|---|---|---|
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GB2404634B (en) * | 2003-08-06 | 2006-07-19 | Autoliv Development Ab | Improvements in or relating to an air-bag |
JP4566629B2 (ja) * | 2004-06-28 | 2010-10-20 | マツダ株式会社 | エアバッグ装置 |
WO2006021281A1 (de) * | 2004-08-19 | 2006-03-02 | Autoliv Development Ab | Gassack zum schutz eines fahrzeuginsassen |
US7441837B2 (en) | 2005-04-25 | 2008-10-28 | Lear Corporation | Inflatable airbag system for vehicle seat assembly |
JP5131480B2 (ja) * | 2008-12-22 | 2013-01-30 | 豊田合成株式会社 | サイドエアバッグ装置 |
DE102010004405A1 (de) * | 2010-01-13 | 2011-07-14 | Autoliv Development Ab | Beifahrerkopfairbaganordnung |
JP2015127168A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-09 | タカタ株式会社 | サイドエアバッグ及びエアバッグ装置、並びにサイドエアバッグの製造方法 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US3799575A (en) * | 1972-02-29 | 1974-03-26 | Allied Chem | Protective device for vehicular passengers incorporating silencing apparatus |
US5149130A (en) * | 1991-05-28 | 1992-09-22 | General Motors Corporation | Liner for inflatable occupant restraint cushion |
JP3245934B2 (ja) * | 1992-03-18 | 2002-01-15 | タカタ株式会社 | 助手席用エアバッグ装置 |
DE19538657A1 (de) * | 1995-10-17 | 1997-04-24 | Trw Repa Gmbh | Gassack-Seitenaufprall-Schutzeinrichtung |
US5848804A (en) * | 1996-05-29 | 1998-12-15 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Side impact air bag module |
US5845935A (en) * | 1997-03-07 | 1998-12-08 | Morton International, Inc. | Side airbag module |
KR100355158B1 (ko) * | 1997-09-19 | 2002-10-11 | 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 | 에어백 장치 |
US5944342A (en) * | 1997-10-21 | 1999-08-31 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Air bag with inflator shield |
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1999
- 1999-05-26 JP JP14692399A patent/JP3411524B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2000
- 2000-05-24 GB GB0012697A patent/GB2350334B/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2350334B (en) | 2002-01-16 |
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GB0012697D0 (en) | 2000-07-19 |
GB2350334A (en) | 2000-11-29 |
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---|---|---|---|
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