JPH1067513A - メソ多孔性分子篩の製造方法及び多孔性結晶質物質 - Google Patents

メソ多孔性分子篩の製造方法及び多孔性結晶質物質

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JPH1067513A
JPH1067513A JP7277397A JP7277397A JPH1067513A JP H1067513 A JPH1067513 A JP H1067513A JP 7277397 A JP7277397 A JP 7277397A JP 7277397 A JP7277397 A JP 7277397A JP H1067513 A JPH1067513 A JP H1067513A
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porous crystalline
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JP7277397A
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Jean-Louis Guth
ジヤン−ルイ・グート
Laurent Georges Huve
ロラン・ジヨルジユ・ユーヴ
Anne-Claude Voegtlin
アン−クロード・ヴエグトラン
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メソ多孔性結晶質酸性分子篩の製造方法、該
方法によって製造した分子篩及び該分子篩の触媒又は触
媒支持体としての使用を提供する。 【解決手段】 本発明の製造方法は、a)ケイ素源及び
有機鋳型を含む水性混合物を90℃以下の温度で調製
し、(b)溶液のpHを沈殿物が形成されるような5.
0〜12.5の範囲の値に調節し、(c)沈殿物を回収
し、(d)沈殿物をか焼してメソ多孔性結晶質酸性分子
篩を得る一連のステップからなり、ステップ(a)及び
(b)の一方又は両方で、及び/又はステップ(c)と
(d)との合間に、アルミニウム源を、全アルミニウム
源の添加後にSi/Al原子比が3以上になるような量
で加える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メソ多孔性(中間
細孔多孔性)分子篩の製造方法、及び同じ方法で製造し
得る多孔性結晶質物質に関する。本明細書で使用する
「メソ多孔性(mesoporous)」という用語
は、多孔性物質の細孔の直径が1.5〜20.0nmで
あることを意味する。
【0002】
【従来の技術】結晶質メソ多孔性分子篩は当業者に公知
である。例えば、国際特許出願公開明細書第WO93/
02013号には、か焼後に、1.8nm以上のd間隔
1 に最強ピーク(即ち相対強度100)を有すると共
に、d2 /d1 比が0.87±0.06となるようなd
間隔d2 に少なくとも一つのより弱いピーク(相対強度
49以下)を有するX線回折図を示すメソ多孔性分子篩
が開示されている。この分子篩は、適当な方法として、
有機鋳型形成剤(organic templatin
g agent)を含む溶液に酸化ケイ素源及び任意的
な酸化アルミニウム源を加え、得られた混合物を0〜5
0℃の温度で、pH7〜14で10分〜6時間撹拌し、
最後に該撹拌混合物を50〜200℃、好ましくは95
〜150℃の温度で4〜72時間結晶化させ、回収した
結晶化物質をか焼して、最終的に所期の結晶質メソ多孔
性分子篩を得ることにより製造される。
【0003】国際特許出願公開明細書第WO93/01
884号は、か焼状態で1.8nm以上のd間隔に相対
強度100のピークを少なくとも一つ有するX線回折図
を示すと共に、6.7kPa、25℃でベンゼン15g
/物質100gより大きいベンゼン収着能を有する非層
状メソ多孔性分子篩からなる支持体を含む触媒組成物を
開示している。メソ多孔性物質の製造方法は幾つか開示
されているが、いずれの方法も典型的には、有機鋳型形
成剤及びケイ素酸化物源を含む必要成分を含有し、任意
にアルミニウムも含む出発混合物を調製し、次いで9以
上のpH、及び適当には50℃を超え、実際には(実施
例から明らかなように)95〜150℃の範囲の温度で
材料を結晶化することからなる。結晶化時間は、実施例
19の4時間(温度105℃)から実施例3の192時
間+約12時間の補足時間(温度95℃)に及ぶ。しか
しながら大半の実施例では、約100℃の温度で20〜
90時間にわたり結晶化を実施している。
【0004】国際特許出願公開明細書第WO95/30
625号には、前出の第WO93/01884号に記載
のものと類似のメソ多孔性分子篩の製造方法が開示され
ている。この方法では、必要な酸化物源及び有機鋳型形
成剤の他に特定量のフッ化物を含む出発混合物から、p
H3〜8で分子篩を結晶化する。結晶化条件は典型的に
は、温度が60〜250℃、好ましくは90〜200
℃、結晶化時間が2〜336時間、最も適当には24〜
120時間である。メソ多孔性分子篩を製造するための
先行技術の方法は満足な結果をもたらすものであるが、
特に結晶化温度及び結晶化時間に関しては改善の余地も
ある。より低い結晶化温度及びより短い結晶化時間が経
済的観点から有利なことは明らかであろう。即ち、温度
が低ければより廉価な装置を使用することができ、結晶
化時間が短ければ単位時間当たりの生産率が増加する。
また、先行技術の多孔性分子篩の高温耐性及び結晶化度
は許容し得るものではあるが、最適レベルには達してい
ない。特に、触媒の支持材料として使用する場合には、
1000℃までの温度で安定であり且つより大きい結晶
化度を有する多孔性分子篩が望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】従って本発明は、メソ多孔性結晶質酸性分子篩
の製造方法であって、(a)ケイ素源及び有機鋳型を含
む水性混合物を90℃以下の温度で調製し、(b)前記
溶液のpHを、沈殿物が形成されるような5.0〜1
2.5の範囲の値に調節し、(c)沈殿物を回収し、
(d)沈殿物を乾燥し、か焼してメソ多孔性結晶質酸性
分子篩を得る一連のステップからなり、ステップ(a)
及び(b)の一方又は両方で、及び/又はステップ
(c)と(d)との合間に、アルミニウム源を、全アル
ミニウム源の添加後にSi/Al原子比が3以上になる
ような量で加える製造方法を提供する。
【0006】ケイ素源としては、ケイ素源として有用で
あることが当業者に知られているような任意のケイ素含
有化合物を使用し得る。従って、ケイ素の酸化物、アル
コキシド及び/又はハロゲン化物、並びにアンモニウム
化合物及びシリケート塩を使用し得る。特定具体例とし
ては、シリカ粉末又はコロイドシリカ、テトラメチルオ
ルトシリケート(TMOS)、テトラエチルオルトシリ
ケート(TEOS)、テトラメチルアンモニウムシリケ
ート、ケイ酸ナトリウム及びアンモニウムヘキサフルオ
ロシリケートが挙げられる。しかしながら、60℃以下
の温度及び適当なpH条件で合成混合物に溶解するケイ
素源を使用すると特に有利であることが判明した。この
ようなケイ素源を使用すると、ステップ(a)で調製す
る水性混合物が透明な溶液になる。これは好ましい具体
例である。従って好ましいケイ素源は、合成の出発時点
でpHを調節する前に、即ち所望の物質を得るための初
期pH及び温度条件で、透明な溶液を形成させるケイ素
源である。この種の溶解性ケイ素源の具体例としては、
ケイ素化合物TMOS、TEOS、テトラメチルアンモ
ニウムシリケート、ケイ酸ナトリウム及びアンモニウム
ヘキサフルオロシリケートが挙げられる。
【0007】ステップ(a)で調製する混合物は、ケイ
素源の他に有機鋳型(R)も含む。有機鋳型は適当に
は、鋳型対ケイ素の比(R/Si)が0.01〜2.
0、より適当には0.05〜1.0、最も適当には0.
1〜0.5になるような量で使用する。有機鋳型は、最
終的に得られる物質の細孔径決定で大きな役割を果た
す。この有機鋳型は、主要有機鋳型(Rm )及び任意的
な一つ以上の補足鋳型(Ra)を含む。主要有機鋳型
は、分子篩を形成するための鋳型として有用であること
が知られている任意の有機化合物であってよい。一般的
には、このような主要鋳型は、一般式R1 2 3 4
+ で示されることを特徴とするアンモニウム又はホス
ホニウムイオンである。前記式中、Qは窒素又はリンを
表し、R1 、R2、R3 及びR4 のうちの一つ以上且つ
三つ以下は、炭素原子数6〜24の任意に置換されたア
リール又はアルキル基を表し、R1 、R2 、R3 及びR
4 のうちの残りは各々が水素又は炭素原子数1〜5のア
ルキル基を表す。あるいは、主要鋳型は一般式R1 2
3 + で示されるスルホニウムイオンである。前記式
中、R1 、R2 及びR3 は前述の意味を表わし、但しR
1 、R2及びR3 のうちの少なくとも一つは水素又は炭
素原子数1〜5のアルキル基を表す。
【0008】好ましい鋳型はアンモニウム及びホスホニ
ウムイオンであり、その中で最も好ましい有機鋳型は、
1 、R2 、R3 及びR4 のうちの一つ又は二つが前述
の定義に従う長鎖基を表し、残りが短鎖アルキル基、例
えばメチルもしくはエチル又は水素を表すものである。
極めて適当な鋳型の具体例は、デシルトリメチルアンモ
ニウムイオン、ドデシルトリメチルアンモニウムイオ
ン、セチルトリメチルアンモニウムイオン及びN−ドデ
シル−N−メチルエフェドリニウムイオンである。この
後者の鋳型は、細孔径が1.5〜2.5nmの酸性メソ
多孔性分子篩の製造に特に適していることが判明した。
別の適当な鋳型形成剤は、セチルトリメチルホスホニウ
ムイオン、オクタデシルトリメチルアンモニウムイオ
ン、ベンジルトリメチルアンモニウムイオン及びジメチ
ルジドデシルアンモニウムイオンである。前述のアンモ
ニウム、ホスホニウム又はスルホニウムイオンの由来源
である化合物は、水酸化物、ハロゲン化物、シリケート
又はこれらの物質を二つ以上混合したものであり得る。
【0009】上述のように、有機鋳型は主要有機鋳型以
外に一つ以上の補足有機鋳型も含み得る。これらの補足
有機鋳型は、使用する場合には、前記式と同じ式で示さ
れ、但しR1 、R2 、R3 及びR4 (存在する場合に
は)の各々が水素又は炭素原子数1〜5のアルキル基を
表すことを特徴とするアンモニウム、ホスホニウム又は
スルホニウムイオンである。このアンモニウム、ホスホ
ニウム又はスルホニウムの由来源である化合物も、水酸
化物、ハロゲン化物、シリケート又はこれらの物質を二
つ以上混合したものであり得る。好ましい補足有機鋳型
は、アンモニウムイオン、例えばアンモニウム、テトラ
メチルアンモニウム、トリメチルアンモニウム、トリエ
チルアンモニウム及びジエチルジメチルアンモニウムで
ある。これらは総て、対応する水酸化物、塩化物又は臭
化物を由来源とする。補足有機鋳型(Ra )は、使用す
る場合には、Rm /Ra モル比が0.01〜10、好ま
しくは0.1〜2になるような量で使用し得る。
【0010】ステップ(a)で調製する水性混合物はフ
ッ素源も含み得る。フッ化物含有媒質中での分子篩の合
成は、前出の国際特許出願公開明細書第W95/306
25号で知られている。この先行国際特許明細書に記載
のように、フッ化物含有媒質を使用すると、フッ化物を
含まない媒質を使用した場合と比べて反応混合物のpH
の塩基度が低下し(即ち8未満)、そのためアルカリ及
び/又はアルカリ土類金属イオンをAlO2 - の対イオ
ンとして使用する必要がないという利点が得られる。即
ち、このような対イオンを使用すると、形成される分子
篩が酸性度を殆ど示さなくなるため、アンモニウム塩水
溶液とのイオン交換を行って分子篩のイオン交換部位か
らアルカリ及び/又はアルカリ土類金属イオンを除去
し、次いでか焼を実施してイオン交換部位に含まれてい
るアンモニウムイオンNH4 + をH+に変換する必要が生
じる。適当なフッ素源はフッ化物塩、好ましくは水溶性
のフッ化物塩である。従って、適当なフッ化物塩の具体
例としては、フッ化アンモニウム及びフッ化ナトリウム
が挙げられ、その中でも好ましい塩はフッ化アンモニウ
ムである。単一の化合物をケイ素源及びフッ素源の両方
に兼用することも可能である。この種の化合物の具体例
としては、アンモニウムヘキサフルオロシリケートが挙
げられる。本発明では、フッ化物塩をケイ素源及びフッ
素源の両方として機能する化合物と組合わせて使用する
ことも極めて実用的な選択肢である。フッ素源は、フッ
化物イオン対ケイ素(F- /Si)のモル比が0〜6に
なるような量で使用する。フッ素源を使用する場合に
は、その量を、F- /Siモル比が0.05以上になる
ように決定するのが好ましい。
【0011】ステップ(a)で使用する温度は90℃以
下である。しかしながら、ステップ(a)で使用する温
度は好ましくは75℃を超えず、最も好ましくは60℃
以下である。通常は、前記温度は0℃以上であり、有利
には少なくとも冷却手段を必要としない温度、即ち実際
の操作では最低15℃である。合成混合物が液状を維持
すれば、0℃未満の温度も使用し得る。ステップ(a)
で調製する水性混合物は、結晶化が始まる時の温度及び
pHで透明な溶液であるのが最も適当である。これは、
該混合物中に存在する成分が、温度及びpHに関する所
与の合成条件で水に溶解するのが最も適当であることを
意味する。
【0012】本発明の方法のステップ(b)のpH調節
は、メソ多孔性固体物質の沈殿を誘発し促進するために
必要とされる。pHは5.0〜12.5、好ましくは
6.5〜12.0の値に調節する必要があり、正確な値
はpH調節前の反応混合物のpH及び該反応混合物中に
存在する成分の種類に応じて決定される。pHは、所望
のpH調節に応じて酸性、塩基性又は緩衝水溶液を反応
混合物に加えることにより調節するのが最も適当であ
る。結晶化を生起させるためにpHを反応混合物のpH
より小さい値に調節しなければならない場合には、酸性
水溶液を加える。これは通常、反応混合物中にフッ素源
が存在しない場合に相当する。適当な酸性溶液は、塩酸
のような無機酸又は酢酸もしくはクエン酸のような有機
酸の水溶液である。反応をフッ化物含有媒質中で生起さ
せる場合には、即ち反応混合物がフッ素源を含む場合に
は、沈殿を起こすために通常はpHを増加させなければ
ならない。このような場合にpHを増加させるための極
めて適当な方法は、反応混合物を、反応混合物のpHよ
り大きいが12.5より小さいpHを有する塩基性緩衝
水溶液と混合することからなる。そのためには多くの緩
衝溶液を使用し得るが、水酸化アンモニウム(NH4
H)及び塩化アンモニウム(NH4 Cl)を含む緩衝溶
液を用いた時に極めて良好な結果が得られた。
【0013】ステップ(c)での沈殿物の回収は、濾過
及び/又はデカンテーションのような公知の方法を任意
に洗浄及び乾燥と組合わせて使用することにより実施し
得る。回収した沈殿物は、ステップ(c)の後で且つか
焼ステップ(d)の前に水熱処理(hydrother
mal treatment)にかけ得る。このような
水熱処理の適用は、ステップ(c)で回収した固体の質
に大きく依存する。ステップ(c)で回収した物質の結
晶化度及び均質性が十分に大きいと思われる場合には、
水熱処理を省略して、直接か焼ステップを実施し得る。
しかしながら、特にフッ素を含まない媒質中で合成を実
施する場合には、ステップ(c)で回収した沈殿物を水
熱処理にかけると有利である。このような水熱処理を行
う場合には、水熱処理の前に沈殿物を乾燥する必要は通
常ない。回収した沈殿物はどのような場合も、水熱処理
にかける前にか焼処理にかけてはならない。水熱処理を
行う場合には、アルミニウム源の少なくとも一部を該処
理の開始時に加え得る。
【0014】本発明の方法で実施するのに適した水熱処
理は、本質的に、処理すべき物質をオートクレーブ内で
水の存在下に、例えば60〜170℃の温度で一定の時
間、適当には1〜48時間、より適当には6〜30時間
加熱することからなる。水は別個に加えてもよく、ある
いは処理すべき試料中に既に存在していてもよい。水熱
処理で使用する正確な条件を決定する上で重要な要因の
一つは、ステップ(a)で調製した反応混合物中にフッ
素源が存在するかしないかという点である。反応をフッ
化物含有媒質中で生起させる場合には、即ち反応混合物
がフッ素源を含む場合には、60〜170℃の範囲のよ
り低い温度を使用するのが好ましい。従って温度は、特
に10〜30時間の加熱時間で、60〜90℃にするの
が好ましい。一方、反応混合物中にフッ素源が存在しな
い場合には、ステップ(c)で回収した沈殿物を125
〜165℃の温度に加熱すると極めて良好な結果が得ら
れる。この場合も、加熱時間は10〜30時間が最適で
ある。
【0015】使用すべきアルミニウム源はステップ
(a)及び(b)のうちの一方又は両方、及び/又はス
テップ(c)とステップ(d)との合間に添加し得る。
後者の場合には、水熱処理を行うのであれば、該処理の
開始時にアルミニウム源を加えるのが適当である。従っ
てアルミニウム源は、反応混合物の調製時、沈殿を生起
させるためのpH調節時、及び/又は水熱処理の開始時
に添加し得る。添加量は、アルミニウム源を全部加えた
後のSi/Al原子比が3以上であり、且つ通常は80
以下となるように決定する。Si/Al原子比は5〜4
0が適当であり、好ましくは10〜35である。本発明
の方法でアルミニウム源を使用するのは、最終的に酸性
物質を得るためである。当業者によく知られているよう
に、分子篩中に(共有結合した)アルミナ部分が存在す
ると、該物質に酸性が与えられる。アルミニウム源とし
ては、アルミニウムの任意の酸化物、アルコキド、ハロ
ゲン化物、硫酸塩及び/又は水酸化物を使用し得、特
に、合成反応開始時に適用される条件(温度、pH)で
透明な溶液を生成させるものを使用し得る。従って、適
当なアルミニウム源の具体例としては、アルミナ粉末、
塩化アルミニウム及びアルミン酸ナトリウムが挙げられ
る。最後に挙げた二つは水に溶解できるため、本発明で
使用するのに好ましいアルミニウム源である。上述のよ
うに、アルミニウム源はステップ(a)及び(b)のい
ずれか一方、及び/又はステップ(c)と(d)との合
間に任意に適用し得る水熱処理の開始時に添加し得る。
しかしながら、好ましくはステップ(a)でアルミニウ
ム源を加える。なぜなら、プロセスの観点ではそれが最
も効果的だからである。
【0016】前述の成分以外に、アルカリ金属又はアル
カリ土類金属成分も含ませ得る。上述のように、アルカ
リ又はアルカリ土類金属イオンの役割は、形成された分
子篩中に存在するAlO2 - イオンの対イオンとして機
能することである。これらのイオンの供給源としては、
アルカリ又はアルカリ土類金属イオンを含む水溶性塩を
使用し得る。アルカリ又はアルカリ土類金属イオン(M
m+)は、イオン(酸化物として表してM2/m O)対ケイ
素のモル比が0〜1.5になるような量で加える。ナト
リウム及びカリウムは最も頻繁に使用されるアルカリ金
属であり、本発明ではナトリウムが好ましい。適当なナ
トリウム源の具体例としては、水酸化ナトリウム、ケイ
酸ナトリウム及びアルミン酸ナトリウムが挙げられる
が、別の塩も使用し得る。水溶性化合物を使用してもよ
い。従って、本発明の好ましい実施例では、ステップ
(a)で調製する出発反応混合物の種々の成分(酸化物
として表される)のモル比に換算したモル組成は、次の
式で示される:(0.005−1)R2 O:(0.00
632−0.165)Al2 3 :1 SiO2 :(0
−6)F- :(0−1.5)M2/m O:(5−100
0)H2 O。前記式中、Rは前述の定義に従う有機鋳型
であり、Mはアルカリ又はアルカリ土類金属であり、m
はアルカリ又はアルカリ土類金属の原子価に対応する整
数である。尚、アルミニウム源を本発明の方法のステッ
プ(b)又は水熱処理の開始時に加える場合には、前記
式中のアルミナ成分はステップ(a)後は存在しない
(即ち、モル数がゼロに等しい)。
【0017】本発明の方法のステップ(d)におけるか
焼は、一般的な方法で実施し得る。適当には、か焼すべ
き物質を400〜950℃、より適当には500〜80
0℃の温度に30分〜150時間かけることによって実
施する。特に、水熱処理を適用しない場合には、か焼
を、より長い時間、即ち150時間までの時間、好まし
くは1〜96時間、より好ましくは4〜85時間にわた
って実施するのが好ましい。水熱処理を適用する場合に
は、通常はより短いか焼時間、即ち30分〜48時間で
十分であり、より適当には1時間〜24時間でよい。水
熱処理は、本発明の方法で製造したメソ多孔性アルミノ
シリケート分子篩の結晶化度に有益な効果を与えること
が判明した。特定の理論に拘束されたくはないが、水熱
処理は結晶の単位格子の構築を促進し、それによって最
終的分子篩の結晶化度、強度及び高温耐性を増加すると
考えられる。
【0018】本発明は、前述の方法で製造し得る特定の
多孔性結晶質物質にも関する。上述のように、前記物質
は国際特許出願公開明細書第WO93/01884号、
第WO93/02013号及び第WO95/30625
号で知られている。しかしながら、Coustelら,
J.Chem.Soc.,Chem.Commun.,
967−968(1994)でも確認されているよう
に、この種の物質は熱安定性が低いという問題を有す
る。これは、該結晶質物質の隣接細孔間の壁の厚さが特
定の部分で不十分であることに起因する。その結果、例
えば合成で使用した有機鋳型形成剤の除去に必要な熱処
理によって、細孔の壁に孔があきやすくなる。隣接細孔
間の壁にできた孔は不安定な状況を発生させ、触媒のよ
うな潜在的用途にとって望ましくない細孔容量減少の原
因ともなる。物質の壁の厚さを増加させるために提案さ
れた方法は、合成混合物中のシリコアルミネート単位の
活性を変えることからなる。空気中55℃でか焼した後
に、細孔の直径が3.6〜3.9nm、細孔の壁の厚さ
が0.4〜1.6nmの物質が得られた。
【0019】やはりCoustelら,J.Chem.
Soc.,Chem.Commun.,967−968
(1994)に記述されているように、細孔の壁の厚さ
t(nm)は式(I):t=a−dを用いて計算し得
る。前記式中、aは下記の式(II): a=(2/√3)* d100 (II) [式中、d100 はX線回折図に基づいて決定されるd
100 間隔(nm)を表す]に従って計算される単位格子
定数(nm)であり、dは窒素吸着によって測定される
細孔直径(nm)である。尚、式(I)及び(II)に
よって算出される壁の厚さtは、多孔性結晶質物質の結
晶格子全体を代表する平均値である。
【0020】本発明は、類似の多孔性結晶質物質である
が、細孔の壁の厚さがより厚く、従って熱安定性がより
大きく、そのため炭化水素変換プロセスで触媒として使
用するのにより適している物質を提供することを目的と
する。従って本発明は、か焼後に、2.7nm以上のd
100 間隔に相対強度100の最強ピークを有し且つ1.
0nm未満のd間隔に最強ピークの20%を超える相対
強度のピークを有さないX線回折図を示し、Si/Al
原子比が3以上であり、細孔直径が1.5〜10.0n
mであり、細孔の壁の厚さが1.6nmを超える多孔性
結晶質物質にも関する。細孔径、即ち細孔直径は、主要
有機鋳型の種類を変えることによって、また主要有機鋳
型形成剤Rm 以外に任意に補足的有機鋳型Ta も使用す
ることによって変えることができる。好ましくは、細孔
直径は1.5〜5.0nmである。好ましい物質は更
に、Si/Al原子比が3〜80、より好ましくは5〜
40、最も好ましくは10〜35である。X線回折図の
最強ピークは好ましくは11.0nm以下のd100 間隔
にあり、3.0〜7.0nm、特に3.0〜5.0nm
のd100 間隔が特に有利であることが判明した。通常
は、細孔の壁の厚さは2.5nm以下である。しかしな
がら、好ましいのは細孔の壁の厚さが1.6〜2.2n
mの物質である。
【0021】本発明の多孔性結晶質物質は、やはり本発
明の範囲に包含される上述の方法で製造し得、また該方
法で製造するのが適当である。最終的にステップ(d)
後に得られるメソ多孔性アルミノシリケート分子篩の化
学組成は次のように表すことができる:(0.0063
−0.165)Al2 3 :1 SiO2 :(0−6)
- :(0−1.5)M2/m O:(0−6)H2 O。但
し、M及びmは前述の意味を表す。好ましい分子篩は次
の式で示される:(0.0125−0.1)Al
2 3 :1 SiO2 :(0−6)F- :(0−6)H
2 O。
【0022】本発明の多孔性結晶質分子篩は格子中のア
ルミニウムの存在に起因して種々のレベルの酸性度を有
し得るため、触媒又は触媒支持体として使用するのに極
めて適している。従って本発明は、触媒又は触媒支持体
としての前記多孔性結晶質分子篩の使用、並びに前記多
孔性結晶質分子篩を含む触媒及び触媒支持体にも関す
る。このような用途で使用するための分子篩は、アルミ
ナ、シリカ又はシリカ−アルミナのようなマトリクス材
料との複合体にし得る。また、水素化−脱水素化機能
を、1種類以上の触媒活性金属の形態、例えば元素周期
表のVIB族又はVIII族の金属の形態で存在させ得
る。好ましい具体例では、本発明の分子篩を水素化/脱
水素化機能と組合わせて、鉱油又は合成油原料を水素処
理するための水素処理触媒として使用する。この場合の
「水素処理(hydroprocessing)」とい
う用語は、水素化、水素化脱硫及び水素化脱窒化を含む
水素処理、水素化分解並びに水素異性化を意味する。本
発明の分子篩の触媒用途のうちで特に有利なものは、フ
ラッシュ蒸留物及び/又は蝋質原料、例えばスラックワ
ックス(slack wax)から潤滑ベース油を製造
するための水素化分解及び水素異性化処理である。本発
明の分子篩の別の用途としては、吸着剤又は洗剤組成物
の成分としての使用が挙げられる。また、流体化触媒分
解処理の触媒に使用することも考えられ得る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を説
明する。但し、本発明の範囲はこれらの特定実施例に限
定されない。
【0024】実施例1 1070mlの脱イオン水と8.24gの水酸化ナトリ
ウムとを含む溶液に39.18gのセチルトリメチルア
ンモニウムブロミド(CTMABr)を溶解した。得ら
れた混合物を撹拌下で5分間、40〜50℃に加熱し
た。該混合物を102.70gのケイ酸ナトリウム溶液
(29.25重量%SiO2 、8.86重量%Na
2 O、61.88重量%H2 O)に加えると沈殿物が形
成された。混合物を55℃に加熱し、この温度に撹拌下
で5分間維持することによって、前記沈殿物を溶解し
た。その結果、下記のモル組成を有する透明溶液が得ら
れた:1.0 SiO2:0.5 Na2 O:0.21
5 CTMABr:126 H2 O。250mlのアル
ミン酸ナトリウム水溶液(NaAlO2 、0.1mol
/L)及び325mlの塩酸(1.0mol/L)を同
時に加えて、Si/Al原子比20、pH11.0の溶
液を得た。白色沈殿物が形成された。該混合物の量をデ
カンテーション及び濾過によって750mlに減らし
た。次いで前記混合物を、オートクレーブで、自生圧力
下、150℃で24時間加熱することにより水熱処理し
た。その後、オートクレーブを室温に冷却し、生成物を
濾過し、水で4回洗浄した。得られた白色粉末を、空気
中700℃で6時間か焼した。得られたメソ多孔性アル
ミノシリケート分子篩は、表面積が950m2 /g、総
細孔容量が1.1ml/g、窒素吸着によって測定した
細孔径(d)が3.0nmであった。か焼した物質のX
線回折(XRD)図の、種々のhk0投影でのdhk0
隔及びその相対強度Irel を表Iに示す:
【0025】
【表1】
【0026】表Iは、d100 間隔に対応する極めて強い
ピークが一つ存在することを明らかにしている。これ
は、水熱処理後に得られたメソ多孔性固体物質が極めて
大きい結晶化度、即ち極めて規則的な構造を有すること
を意味する。700℃のような高温でか焼した後の細孔
容量が極めて大きいという事実によって、該物質が優れ
た耐熱性を有することは既に明白であるが、これは更
に、下記の式(I)及び(II): t=a−d=〔(2/√3)* 4.28〕−3.0=
1.9nm に従って計算できる細孔の壁の厚さtによっても確認さ
れた。このように厚い細孔の壁も、物質の優れた熱安定
性を示す。
【0027】実施例2 ヘキサフルオロケイ酸アンモニウム水溶液((NH4)2
SiF6)及びCTMABr水溶液を混合して、下記の組
成を有するpH4の透明溶液を得た:1.0(NH4)2
SiF6 :0.215 CTMABr:125 H
2 O。前記混合物に、Si/Al原子比が20となるよ
うな量の三塩化アンモニウム水和物(AlCl3.6H2
O)と、pH9.7の水酸化アンモニウム/塩化アンモ
ニウム0.5N緩衝溶液150mlとを加えた。得られ
た混合物は白色の沈殿物を形成した。この混合物を撹拌
下、室温(約25℃)で1時間エージングにかけた。沈
殿物を濾過によって除去し、水で洗浄し、次いでオート
クレーブ内に水の存在下、70℃で24時間維持するこ
とにより水熱処理した。次にこの物質を洗浄し、乾燥
し、600℃で4時間か焼した。得られたメソ多孔性ア
ルミノシリケート分子篩は、表面積が960m2 /g、
総細孔容量が0.51ml/g、窒素吸着によって測定
した細孔径(d)が2.5nmであった。これは、3.
85nmのd100 間隔に強いピークを示すXRD図を有
する結晶化度の大きい物質であった。600℃のような
高温でか焼した後でも細孔容量が大きいという事実は、
該物質の耐熱性が大きいことを意味する。これは、下記
の式(I)及び(II): t=a−d=〔(2/√3)* 3.85〕−2.5=
1.9nm に従って計算できる細孔の壁の厚さtによっても確認さ
れる。
【0028】実施例3 この実施例は、N−ドデシル−N−メチルエフェドリニ
ウムイオンを鋳型形成剤として使用すると、細孔径が極
めて小さい結晶質分子篩が形成されることを示すもので
ある。N−ドデシル−N−メチルエフェドリニウムブロ
ミド(NDMEBr)の水溶液(溶解に50〜60℃の
加熱を要した)をケイ酸ナトリウム水溶液に加えて、下
記のモル組成を有する混合物を得た:1.0 Si
2 :0.5 Na2 O:0.215 NDMEBr:
250 H2 O。前記混合物に、Si/Al原子比が約
30となるような量のアルミン酸ナトリウム溶液を加え
た。得られた混合物を、透明粘稠溶液が得られるまで6
0℃まで加熱した。該溶液のpHは12であった。次い
で該溶液を25℃に冷却した。次いで、0.1mol/
Lの塩酸溶液でpHを8.5に調節すると、白色沈殿物
が形成された。この沈殿物を濾過し、脱イオン水で洗浄
し、乾燥した。得られた乾燥白色粉末を、空気中700
℃で6時間か焼した。得られた酸性メソ多孔性固体物質
は、窒素吸着によって測定した細孔径(d)が僅か1.
5nmの結晶質物質であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロラン・ジヨルジユ・ユーヴ フランス国 76530 グラン・クロンヌ、 ルート・ド・カエン(番地なし) (72)発明者 アン−クロード・ヴエグトラン フランス国 76530 グラン・クロンヌ、 ルート・ド・カエン(番地なし)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メソ多孔性結晶質酸性分子篩の製造方法
    であって、(a)ケイ素源及び有機鋳型を含む水性混合
    物を90℃以下の温度で調製し、(b)前記溶液のpH
    を、沈殿物が形成されるような5.0〜12.5の範囲
    の値に調節し、(c)沈殿物を回収し、(d)沈殿物を
    か焼してメソ多孔性結晶質酸性分子篩を得る一連のステ
    ップからなり、ステップ(a)及び(b)の一方又は両
    方で、及び/又はステップ(c)と(d)との合間に、
    アルミニウム源を、全アルミニウム源の添加後にSi/
    Al原子比が3以上になるような量で加える前記メソ多
    孔性結晶質酸性分子篩の製造方法。
  2. 【請求項2】 ステップ(a)で調製する混合物がフッ
    素源も含む請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 ステップ(c)で回収した沈殿物をか焼
    の前に水熱処理にかける請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルミニウム源の少なくとも一部を水熱
    処理の開始時に加える請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 水熱処理を60〜170℃の温度で実施
    する請求項3又は4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 有機鋳型が、一般式R1 2 3 4
    + [式中、Qは窒素又はリンを表し、R1 、R2 、R3
    及びR4 のうちの一つ以上且つ三つ以下は炭素原子数6
    〜36の任意に置換されたアリール又はアルキル基を表
    し、R1 、R2 、R3 及びR4 のうちの残りは各々が水
    素又は炭素原子数1〜5のアルキル基を表す]、又は一
    般式R1 2 3 + [式中、R1 、R2 及びR3 は前
    述の意味を表わし、但しR1 、R2 及びR3 のうちの少
    なくとも一つは水素又は炭素原子数1〜5のアルキル基
    を表す]で示されることを特徴とする主要有機鋳型(R
    m )を含む請求項1から5のいずれか一項に記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 Rm をドデシルトリメチルアンモニウム
    イオン、セチルトリメチルアンモニウムイオン及びN−
    ドデシル−N−メチルエフェドリニウムイオンの中から
    選択する請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 ステップ(b)でpHを8.0〜12.
    0の値に調節する請求項1から7のいずれか一項に記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 アルミニウム源を、全アルミニウム源の
    添加後にSi/Al原子比が5〜40となるような量で
    加える請求項1から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 か焼後に2.7nm以上のd100 間隔
    に相対強度100の最強ピークを有し且つ1.0nm未
    満のd間隔に最強ピークの20%を超える相対強度のピ
    ークを有さないX線回折図を示す多孔性結晶質物質であ
    って、該物質はSi/Al原子比が3以上であり、細孔
    が1.5〜10.0nmの直径を有し、細孔の壁の厚さ
    が1.6nmを超える前記多孔性結晶質物質。
  11. 【請求項11】 細孔直径が1.5〜5.0nmである
    請求項10に記載の多孔性結晶質物質。
  12. 【請求項12】 細孔の壁の厚さが2.5nm以下であ
    る請求項10又は11に記載の多孔性結晶質物質。
  13. 【請求項13】 触媒又は触媒支持体としての請求項1
    0から12のいずれか一項に記載の多孔性結晶質物質の
    使用。
  14. 【請求項14】 請求項10から12のいずれか一項に
    記載の多孔性結晶質物質を含む触媒又は触媒支持体。
JP7277397A 1996-03-13 1997-03-11 メソ多孔性分子篩の製造方法及び多孔性結晶質物質 Pending JPH1067513A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009143737A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Yoshihiro Sugi メソポーラスアルミノシリケートおよびその合成方法

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JP2009143737A (ja) * 2007-12-11 2009-07-02 Yoshihiro Sugi メソポーラスアルミノシリケートおよびその合成方法

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