JPH106745A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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Publication number
JPH106745A
JPH106745A JP8163444A JP16344496A JPH106745A JP H106745 A JPH106745 A JP H106745A JP 8163444 A JP8163444 A JP 8163444A JP 16344496 A JP16344496 A JP 16344496A JP H106745 A JPH106745 A JP H106745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
outlet
duct
air conditioner
roof side
Prior art date
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Pending
Application number
JP8163444A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisamoto Tanigawa
久元 谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数や製品コストを増加させることな
く、吹出口5に設けたルーバ付グリル6にて発生する高
周波数騒音を低減することにより騒音を低減することの
できるリヤクーラ装置を提供する。 【解決手段】 ルーフサイドダクトの先端部に設けられ
た吹出口周辺部14の通風路15を、自動車等の車両の
後部座席に着座する乗員に頭部に向けて空気流が吹き出
す吹出口5を囲むように拡大することにより、ルーバ付
グリル6を通過する冷風の風速分布が安定し、ルーバ付
グリル6にて発生する高周波数騒音を低減できるように
なった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吹出口に格子状の
グリルを取り付けた空気調和装置のダクト形状の最適化
に関するもので、特に自動車等の車両に搭載される空気
調和装置のダクトの吹出口周辺形状の最適化に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来より、自動車等の車両に搭載される
空気調和装置として、限られた車両制約を満足するため
に、図5に示したように、内部に通風路が形成されるル
ーフサイドダクト101の先端部に設けられた吹出口1
02が通風路内の空気の流れ方向に対して略直交する方
向で開口しており、その吹出口102にグリル(図示せ
ず)を取り付けたリヤクーラ装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のリヤ
クーラ装置においては、ルーフサイドダクト101等が
限られたスペースの中でレイアウトされ、ルーフサイド
ダクト101がどうしても偏平形状になる。その上、ル
ーフサイドダクト101の吹出口周辺部103内を流れ
る空調空気は、通風路の流れ方向からその方向に対して
略直交する方向に急変せざるを得ない。
【0004】このため、通風路の中心線に沿って流れて
きた流速の大きい空調空気はその慣性のために直進しよ
うとして吹出口周辺部103の内壁寄りに進んだりその
内壁に衝突したりするので、吹出口102を通過する空
調空気の風速分布に片寄りが生じてしまう。したがっ
て、吹出口102に設けたグリルを空調空気が通過する
際に高周波数騒音が発生するという問題が生じている。
【0005】そこで、吹出口周辺部103の内壁にパン
チングメタルや吸音材を配設してグリル付近で発生する
騒音を低減することも考えられるが、この場合には部品
点数が増加することにより組付作業時の作業性が低下す
るので製品コストの増加は避けることはできない。
【0006】
【発明の目的】本発明は、部品点数や製品コストを増加
させることなく、吹出口に設けたグリルにて発生する高
周波数騒音を低減することにより騒音を低減することの
できる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ダクト
内に形成される吹出口周辺の通風路を流れる空気の流れ
が急変しても、通風路の中心線に沿って流れてきた流速
の大きい空気が吹出口付近のダクト内壁に衝突すること
なく、吹出口の中心付近に導かれる。それによって、吹
出口を通過する空気の風速分布に片寄りが生じないの
で、グリルを空気が通過する際に発生する高周波数騒音
を低減できるという効果が得られる。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔実施形態の構成〕図1ないし図4は本発明の空気調和
装置をリヤクーラ装置に適用した実施形態を示したもの
である。図1および図2はルーフサイドダクトの吹出口
周辺を示した図で、図3はリヤクーラ装置の車両への搭
載位置を示した図で、図4はルーフサイドダクトの車両
への搭載位置を示した図である。
【0009】リヤクーラ装置1は、自動車等の車両2の
車室内の後方側に搭載される車両用空気調和装置であっ
て、空気を冷却するクーラユニット3と、このクーラユ
ニット3より延長された2本のルーフサイドダクト4
と、これらのルーフサイドダクト4の先端部に設けられ
た吹出口5に取り付けられるルーバ付グリル6とを備え
る。
【0010】クーラユニット3は、例えば後部座席の後
方に搭載される。このクーラユニット3は、図示しない
送風機(ブロワ)から供給される空気を冷却して2本の
ルーフサイドダクト4に導くもので、内気吸込口8が形
成されたケーシング9内に、空気浄化手段(図示せ
ず)、冷却手段(図示せず)および吹出口選択手段(図
示せず)等を内蔵しており、連通ダクト10を介して2
本のルーフサイドダクト4と連通している。
【0011】なお、空気浄化手段は、エアフィルタで、
内気吸込口8よりケーシング9内に吸い込んだ車室内空
気(内気)を濾過する。冷却手段は、冷凍サイクルの冷
媒蒸発器(エバポレータ)で、冷凍サイクルの冷媒圧縮
機が作動すると、冷媒蒸発器を通過する空気を冷却す
る。また、吹出口選択手段は、板状のドアで、2本のル
ーフサイドダクト4の両方に冷風を吹き出すか、あるい
はエアピュリファイヤ(図示せず)によって浄化された
空気を拡散口(図示せず)から車室内に戻すかを振り分
ける。
【0012】2本のルーフサイドダクト4は、図3およ
び図4に示したように、車両2の後部座席の後方側から
ルーフパネル11とルーフサイドレール12との間を通
って後部座席に着座する乗員の頭部付近に至る送風ダク
トである。これらのルーフサイドダクト4は、連通ダク
ト10および蛇腹状のピラーダクト13を介してケーシ
ング9に連通している。ルーフサイドダクト4の先端側
には、偏平で略長方形状の吹出口周辺部14が設けられ
ている。この吹出口周辺部14は、車室内側に配される
前側壁(本発明の側壁)、車室外側に配される背側壁、
ルーフ側に配される天側壁およびこの天側壁に対向する
底側壁よりなる。
【0013】吹出口周辺部14のうち通風路15内を流
れる空気の流れ方向に沿って設けられた前側壁には、面
方向に対して略直交する方向に凸状に盛り上がった略長
方形状の吹出ノズル16が形成されており、その吹出ノ
ズル16内に吹出口5が形成されている。この吹出口5
は、通風路15内の空気の流れ方向に対して略直交する
方向に向かって開口している。
【0014】ここで、吹出口周辺部14は、高さ方向の
寸法H(例えば100mm〜150mm)が一定で、奥
行き寸法B(例えば40mm〜70mm)が一定であ
り、吹出口周辺部14の通風路15は、吹出口5を囲む
ように、吹出口5よりも高さ方向にH1 (例えば20m
m〜40mm)およびH2 (例えば20mm〜40m
m)だけ拡大しており、さらに吹出口5より延長方向に
L(例えば40mm〜70mm)だけ拡大している。な
お、吹出口5より拡大する部分は少なくともH1 、H2
またはLのいずれか1つ以上で良い。
【0015】ルーバ付グリル6は、吹出ノズル16内に
嵌め合わされ、略長方形状の枠体17およびこの枠体1
7に回動自在に支持される複数枚のルーバ18等からな
る。複数枚のルーバ18は、吹出口5より後部座席に着
座する乗員の頭部に向かう空気流の風向を変更する。
【0016】〔実施形態の作用〕次に、リヤクーラ装置
1の作用を図1ないし図4に基づいて簡単に説明する。
操作手段(図示せず)としてのスイッチを操作すること
によりリヤクーラ装置1の作動が開始されると、冷媒蒸
発器で冷却された冷風は、ケーシング9より流出して連
通ダクト10およびピラーダクト13を通ってルーフサ
イドダクト4内に流入する。そして、ルーフサイドダク
ト4内に流入した冷風は、吹出口周辺部14の通風路1
5内を通って吹出口5(ルーバ付グリル6の内部)より
後部座席に着座する乗員の頭部に向けて吹き出される。
【0017】このとき、通風路15の中心線に沿って流
れてきた流速の大きい冷風は、その慣性のために直進し
ようとするが、吹出口周辺部14内の通風路15が吹出
口5を囲むように拡大されているので、吹出口周辺部1
4の内壁に衝突することなく、吹出口5にスムーズに導
かれる。これにより、吹出口5、つまりルーバ付グリル
6内を通過する流速の大きい冷風は、片寄りが生じるこ
となく、吹出口5の中心線付近から車室内に吹き出され
ることになる。
【0018】〔実施形態の効果〕以上のように、リヤク
ーラ装置1は、通風路15内を流れてきた冷風の流れ方
向が吹出口周辺部14で略直交方向に急変しても、ルー
バ付グリル6内を通過する冷風の風速分布が安定する。
これにより、ルーバ付グリル6を冷風が通過する際に発
生する高周波数騒音を低減できるので、車室内騒音を低
減できる。
【0019】また、自動車等の車両の制約を満足しなが
ら、パンチングメタルや吸音材を用いることなく、ルー
バ付グリル6を冷風が通過する際に発生する騒音を低減
できる。これにより、部品点数の増加や組付作業時の作
業性の低下を防止できるので、リヤクーラ装置1の製品
コストを低減できる。
【0020】ここで、従来より、ルーフサイドダクト4
の吹出口周辺部14とルーフパネル11とルーフサイド
レール12との間の空間には、取り付け作業のための隙
間がルーフサイドダクト4の周囲に設けられており、そ
のルーフパネル11とルーフサイドレール12との間の
空間を拡大することなく、その空間を利用して吹出口周
辺部14を拡大することは可能である。
【0021】〔他の実施形態〕本実施形態では、本発明
を車両に搭載されるリヤクーラ装置1に適用したが、本
発明を車両に搭載されるフロントクーラ装置に適用して
も良い。また、本発明を、自動車等の車両だけでなく、
鉄道車両、航空機や船舶等に用いても良く、車両以外の
建築構造物の室内を空調するものに用いても良い。
【0022】本実施形態では、本発明をケーシング9内
に冷却手段を配置したリヤクーラ装置1に適用したが、
ケーシング9内に加熱手段を配置したヒータ装置や、冷
却手段と加熱手段とを配置したエアコン装置に適用して
も良い。また、本発明を車両に搭載されるフロントエア
コン装置のフェイス吹出口に連通するダクト、サイドフ
ェイス吹出口に連通するダクト、デフロスタ吹出口に連
通するダクトまたはフット吹出口に連通するダクトのい
ずれかに適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ルーフサイドダクトの吹出口周辺形状を示した
斜視図である(実施形態)。
【図2】図1のA−A断面図である(実施形態)。
【図3】リヤクーラ装置の車両への搭載位置を示した透
視図である(実施形態)。
【図4】図3のB−B断面図である(実施形態)。
【図5】リヤクーラ装置のダクトの吹出口周辺形状を示
した斜視図である(従来の技術)。
【符号の説明】 1 リヤクーラ装置(空気調和装置) 2 自動車等の車両 3 クーラユニット 4 ルーフサイドダクト 5 吹出口 6 ルーバ付グリル 8 内気吸込口 9 ケーシング 10 連通ダクト 11 ルーフパネル 12 ルーフサイドレール 13 ピラーダクト 14 吹出口周辺部 15 通風路 16 吹出ノズル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気の流れ方向に沿って配された側壁に、
    空気の流れ方向に対して略直交する方向に向けて開口し
    た吹出口を有するダクトと、このダクトの吹出口に設け
    た格子状のグリルとを備えた空気調和装置であって、 前記ダクトの内部には、前記吹出口周辺に、前記側壁の
    面方向と略平行な高さ方向の寸法が略一定で、且つ前記
    側壁の面方向に対して略直交する奥行き寸法が略一定の
    通風路が形成され、 前記通風路は、前記吹出口周辺を囲むように、前記吹出
    口よりも高さ方向に拡大しているか、あるいは前記吹出
    口よりも空気の流れ方向に拡大していることを特徴とす
    る空気調和装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の空気調和装置において、 前記吹出口は、前記ダクトの先端部の1箇所のみに設け
    られていることを特徴とする空気調和装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の空気調和
    装置において、 前記ダクトの吹出口周辺は、高さ方向の寸法に対して奥
    行き寸法が非常に小さく、偏平で略方形筒体形状を成し
    ていることを特徴とする空気調和装置。
JP8163444A 1996-06-24 1996-06-24 空気調和装置 Pending JPH106745A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4781079A (en) * 1985-07-19 1988-11-01 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Differential case
WO2019175294A1 (de) * 2018-03-16 2019-09-19 Volkswagen Ag Belüftungsvorrichtung für einen innenbereich eines kraftfahrzeugs

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CN111770846A (zh) * 2018-03-16 2020-10-13 大众汽车股份公司 用于机动车的内部区域的通风设备
CN111770846B (zh) * 2018-03-16 2023-11-07 大众汽车股份公司 用于机动车的内部区域的通风设备
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