JPH1066240A - ケーブル終端・接続部の防食処理部 - Google Patents

ケーブル終端・接続部の防食処理部

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JPH1066240A
JPH1066240A JP23263896A JP23263896A JPH1066240A JP H1066240 A JPH1066240 A JP H1066240A JP 23263896 A JP23263896 A JP 23263896A JP 23263896 A JP23263896 A JP 23263896A JP H1066240 A JPH1066240 A JP H1066240A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブル接続部または終端部に設けるケーブ
ル接続箱において、接地引き出し部材とケーブルシース
引き留め部材とを保護管の中に収容して設け、ケーブル
接続箱端部での絶縁層の構造を簡素化するとともに、ケ
ーブル接続箱を小型のものとして構成する。 【解決手段】 ケーブル接続部に設けるケーブル接続箱
10において、ケーブルシース5にテープ巻き部20と
シース片21とを一体に設け、ケーブル金属遮蔽層4に
はリング状導電体22を設けて接地線23を接続する。
前記テープ巻き部20に対して接地金具36を配置し
て、保護管15の端部と接地線23とをそれぞれ取付け
て、保護管15により覆うように設け、その外周部に絶
縁層30を設けて先端部保護管31と防食層32とを被
覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル接続
部や終端接続部における接続箱の端部の処理に関し、特
に、防食処理部の構成を簡素化したケーブル終端・接続
部の防食処理部に関する。
【0002】
【従来の技術】CVケーブル等のように、導体断面積が
大きい大容量の電力ケーブルの接続を行うためには、例
えば、特開平8−17540号公報等に示されるような
方式を用いることが知られている。前記従来例のケーブ
ル用接続手段においては、ケーブル導体の先端部に銅製
の導体接続子を固定しておき、接続する2本のケーブル
導体の先端部に取り付けた導体接続子を、銅製の円筒状
導体継手に対向させる状態で挿入して、ケーブルの導通
を得るようにしている。また、前記従来例においては、
前記円筒状導体継手に対して挿入する2つの導体接続子
のそれぞれには、円筒状導体継手との間での係止手段を
設けており、円筒状導体継手に対して導体接続子を挿入
した状態で、円筒状導体継手の内側に形成した段部と、
導体接続子の先端部に形成した段部とを係止させ、導体
接続子が円筒状導体継手から外れないようにする手段を
構成している。
【0003】前記従来例に示されるような電力ケーブル
用接続部は、例えば、図4に示されるように構成される
もので、ケーブル用接続部10は、2本のケーブル1…
…の導体2、2aの先端部に、導体接続子6……をそれ
ぞれ一体に設けている。そして、前記導体接続子6……
を円筒状円筒状導体継手7に挿入して、円筒状円筒状導
体継手を介して導体相互の導通状態を設定する手段を構
成している。前記ケーブル用接続部10においては、円
筒状円筒状導体継手7に対応する位置に高圧シールド電
極11を配置し、その周囲に補強絶縁体12を所定の長
さでコーン形状に一体に形成したものを配置する。前記
補強絶縁体12は、架橋剤を添加した未架橋ポリエチレ
ン樹脂等のゴム・プラスチック材料を用いて一体に成型
したものとして構成される。
【0004】前記ケーブル用接続部では、補強絶縁体1
2の周囲にしゃへい層13を設け、その外周部に防水混
和物14を所定の厚さで形成し、前記防水混和物14の
外周部に金属製の保護管15を配置する。また、前記保
護管15に対して絶縁接続部を形成する場合に、所定の
位置に絶縁筒16を配置するとともに、保護管15に対
して端子座17を配置して、クロスボンド等に接続する
手段を設けている。さらに、前記絶縁筒16の両端部
と、ケーブル外装管との接続部をカバーする状態で防水
層18を配置し、前記防水層18を絶縁テープを巻き付
ける等の手段により構成し、保護管15の内部に湿気等
が入り込むことを防止する手段を構成している。
【0005】前記図4に示されるようなケーブル接続箱
10において、保護管15の端部とケーブルの端部との
間には、図5に示されるような部材が配置されており、
ケーブル製造時にケーブルシースに残留する応力によ
り、ケーブルシースがケーブル長さ方向に移動すること
を防止するとともに、ケーブル接続箱とケーブルとの接
続関係を良好に設定できるような手段が設けられてい
る。前記図5に示されるケーブル接続箱の端部での接続
構造としては、ケーブルシース5の周囲にテープ等を巻
き付けてテープ巻き部20を配置して、保護管15の端
部内面とケーブルシース5の間に隙間が生じないように
している。また、前記ケーブル1のケーブルシース5の
端部から所定の間隔を介した位置で、ケーブル金属遮蔽
層4にリング状導電体22を固定しておき、前記リング
状導電体22に端部を固定した接地線23を、保護管1
5の先端部に固定して取付けている。
【0006】前記保護管15から所定の間隔だけ離間し
た位置に、ケーブルシース5にシース片21を溶着して
設けており、前記シース片21を用いてシース引き留め
部材24を配置するが、前記シース引き留め部材24は
シース片21の外側(ケーブル長さ方向に対して保護管
の外側の部分)に配置する金属リング25と、保護管1
5の端部15aとの間で両端部を固定している。前記シ
ース引き留め部材24は平編み線を用いているもので、
ケーブルシースが製造時のストレスによりケーブル接続
箱から外れる方向に移動しようとした場合でも、前記シ
ース引き留め部材24が外れない限りは、ケーブル接続
箱の信頼性を維持できるようにしている。また、前記ケ
ーブル接続箱の端部に配置する各構成部材に対しては、
絶縁テープを巻いて構成した絶縁層30を設けており、
その外周部には先端部保護管31を設け、さらに、前記
先端部保護管31の外周部と保護管15の外周部には、
防食層19、32をそれぞれ配置し、前記防食層を収縮
チューブ等を用いて構成している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記図5に
示されるようなケーブル接続箱端部の構造を用いる場合
には、シース引き留め部材24が平編み線で構成されて
いるために、ケーブルシースに沿わせて配置し易いが、
シース引き留め部材の端部をハンダ付する作業が面倒で
あり、各部材の固定部に突部等が形成される。そして、
前記シース引き留め部材の部分や接地線23を含めて、
ケーブル周囲には多くの複雑な形状の凹凸等が生じるこ
とから、絶縁テープ等を巻き付けて絶縁層を形成する際
に、そのケーブルシースの表面に沿わせて隙間なく絶縁
層を形成する作業が非常に面倒になるという問題があ
る。また、シース引き留め部材が保護管の外側に配置さ
れていることから、ケーブル接続箱の全体の処理部の長
さが長くなり、ケーブル接続箱が大型になるという問題
がある。
【0008】前述したような問題に加えて、電力ケーブ
ル接続部を施工する場所は、狭小なマンホール等の作業
環境の良くない場所であることが多く、ケーブル接続箱
の全長が長い場合には、狭い場所で長い期間作業を行う
必要があり、作業員に不便な作業を強いるという問題が
ある。さらに、ケーブル接続箱端部の処理の工程が多く
なることや、使用材料が多くなること等の理由から、ケ
ーブル接続箱の作成コストにも大きな影響が生じる等の
解決を要する問題が多く残っている。
【0009】本発明は、前述したような従来のケーブル
接続箱の構造の問題を解消するもので、ケーブル接続箱
端部の処理構造を簡素化するとともに、各接続部の信頼
性を向上させ、ケーブル接続箱成形作業を容易に行い得
るケーブル終端・接続部の防食処理部を提供することを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブル導体
を補強絶縁体の中央部で接続し、前記補強絶縁体の周囲
とケーブル表面の所定の範囲に亘って絶縁層を被覆し、
その絶縁層の表面部分に保護管と防食層とを施工して構
成するケーブル接続箱に関する。本発明においては、前
記保護管のケーブル挿入側端部に対応させる位置に、所
定の間隔を介して各々ケーブルシースと一体に固定して
取付けるテープ巻き部およびシース片と、前記シース片
の導体接続側の部分でケーブル金属遮蔽層に接地線の端
部を取付けるリング状導電体と、前記テープ巻き部と保
護管の間に配置する接地金具と、前記接地金具とリング
状導電体とを接続する接地線と、を設け、前記接地金具
と保護管とをはんだ付手段により固定し、その表面部分
を保護管および防食層により被覆して構成するものであ
る。また、本発明において、前記テープ巻き部と保護管
の間に配置する接地金具は、円筒状の部材に長さ方向の
スリットを設けた導電体により構成し、前記接地金具の
導体接続部側の端部に小径のリング状端部部材を設け、
前記リング状端部部材をテープ巻き部とシース片の間に
位置決めしてケーブルケーブルシースと一体に固定する
とともに、前記接地金具を保護管の端部に固定するよう
にしている。
【0011】前述したように、本発明のケーブル接続箱
に対応する接地・引き留め兼用部材の処理部において
は、保護管の内部に入る部分で接地線の接続とシース引
き留め部材の配置とを行うことができるのであり、ま
た、テープ巻き部やシース片、およびリング状導電体の
固定部を保護管の外側に突出させずに配置するので、ケ
ーブル接続箱を形成する際に保護管の端部とケーブルに
対する絶縁層の形成の作業を容易に行うことができる。
また、ケーブルシースを保護管に対して固定する部材と
して接地金具を用いており、前記接地金具を介してケー
ブルシースと保護管とを一体化して、ケーブルシースの
収縮に対応する移動が生じることを阻止する作用を行わ
せるとともに、接地線を用いてケーブルシースの移動に
対向する作用と、導通とを設定することが可能であり、
接地・引き留め兼用部材の構成を簡素化することができ
る。そして、前記接地・引き留め兼用部材を構成する部
材を、全て保護管の内部に収容するので、保護管の端部
の絶縁層の処理部を簡素化でき、絶縁層の長さを短くし
ても、ケーブル接続箱の性能を良好に維持することが可
能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】図示される例にしたがって、本発
明のケーブル終端・接続部の防食処理部を説明する。図
1に示す例は、前記図5に示されるケーブル接続箱10
の端部での接続構造を改良したものとして示しているも
ので、ケーブルシース5の周囲にテープ等を巻き付けて
構成したテープ巻き部20を配置して、保護管15の端
部内面とケーブルシース5の間に隙間が生じないように
している。また、前記ケーブル1のケーブルシース5の
端部から所定の間隔を介した導体接続部側に、ケーブル
金属遮蔽層4にリング状導電体22を固定しておき、前
記リング状導電体22に端部を固定した接地線23を、
保護管15の先端部15aの内側にまで延長し、接地・
引き留め兼用部材35の接地金具36の端部を固定して
いる。前記接地・引き留め兼用部材35においては、テ
ープ巻き部20の内側の部分にシース片21を配置して
おり、テープ巻き部20と保護管15の内面との間に、
図1、2に示すような円筒状の接地金具36を配置し、
前記保護管15の端部15aと接地金具36とを、はん
だ付部36aを用いて固定している。
【0013】前記接地金具36は、図3に示すように、
円筒状の部材の一部に長さ方向のスリットを設けて、略
C字状の断面の部材として構成することができるもの
で、厚さが1mm程度の軟質の銅合金により構成される。
そして、その略円筒状部材として構成される本体部37
の一方の端部(導体接続部側の端部)には、略U字状の
断面を有するリング状端部部材38を一体に設け、前記
リング状端部部材38の内面の径をケーブルシース5よ
りも若干大きく設定し、テープ巻き部20とシース片2
1の間に入り込む大きさに形成している。また、前記リ
ング状端部部材38の溝部には、接地線23の端部を溶
接等の固定部39を介して取り付け、前記接地線23を
介してケーブル金属遮蔽層4に設けたリング状導電体2
2と、接地金具36とを接続し、さらに、前記接地金具
36と保護管15とを直接接触させることにより、導通
させる状態に設けている。
【0014】前記接地・引き留め兼用部材35を構成す
る各構成部材において、テープ巻き部20は絶縁テープ
部材をケーブルシース5の表面に所定の厚さで巻き付け
て構成するものであり、前記テープ巻き部20とケーブ
ルシース5とは一体のものとして構成される。また、リ
ング状導電体22は銅合金等の導電性を有する材料によ
り構成されるもので、ケーブル導体を補強絶縁体を介し
て接続する前に、リング状導電体22を固定して取付け
ておくものであり、シース片21はケーブルシース5と
同一の材料を用いたリング状のものとして構成し、溶着
等の手段を用いてシース片21とケーブルシース5とを
一体のものとして設けている。したがって、前記テープ
巻き部20とシース片21との2つの部材は、ケーブル
ケーブルシース5と一体化したものとして構成されてお
り、ケーブルシース5がケーブル導体の長さ方向に移動
しようとする力が作用した場合でも、ケーブルシースと
テープ巻き部およびシース片等を一体にして移動させる
ことができるようにする。
【0015】さらに、接地線23としては、平編み線を
用いて構成することができるもので、前記平編み線を用
いる場合には、接地線23の配線を容易に行い得るよう
にするとともに、接地線に対してケーブルシースの移動
による張力が付与された場合でも、容易に追従して伸縮
させ得るようにする。そして、テープ巻きの内部に接地
線を含むようにして絶縁層としての防水混和物14(以
下絶縁層14として説明する)を形成する際に、そのテ
ープ巻き作業を容易に行い得るようにすることができ
る。
【0016】前述したような構成の各部材を用いて、図
1に示すようなケーブル接続箱の端部の処理を行う場合
には、まず、前記図4に示したケーブル接続箱10と同
様にして、補強絶縁体12の内部に配置した高圧シール
ド電極11を介してケーブル導体2、2aを接続する作
業を行う。そして、その導体の接続に際して、ケーブル
のケーブル接続箱に対応する部分には、テープ巻き部2
0とシース片21、およびリング状導電体22と、前記
リング状導電体22に一端部を取付ける接地線23をあ
らかじめ取付ける処理とを行って、接地・引き留め兼用
部材35を形成する準備を行っておく。前述したように
して、ケーブルのケーブル接続箱に対応する固定部材を
各々取付けてから、図3に示す接地・引き留め兼用部材
36をテープ巻き部20に対して取付け、前記接地・引
き留め兼用部材36のリング状端部部材38を図2に示
すようにテープ巻き部20とシース片21の間に挿入し
て固定し、さらに、接地線23の端部を設置線固定部3
9を介してリング状端部部材38に接続する。なお、前
記接地線23は、例えば、4本の線を所定の間隔を介し
て取付けるようにするもので、ケーブルの円周方向に9
0°ずつの間隔を介して取り付けることができる。
【0017】前述したようなケーブル端部に対する処理
と導体の接続を行ってから、補強絶縁体とケーブルの周
囲に、防水混和物による絶縁層14を形成する作業を行
い、前記絶縁層14の中に接地線23を一体に保持させ
るような処理を行って、接地・引き留め兼用部材35を
形成する。次いで、保護管15をケーブル接続箱の配置
位置に対応させて移動し、接地金具37の先端部に対し
て保護管15の端部15aを溶接部36aを介して固定
し、接地線23と接地金具36とを介して保護管15と
ケーブル金属遮蔽層4とを電気的に接続する。その後
に、保護管15の端部とケーブルの端部とに亘って絶縁
テープを巻き付けて絶縁層30を形成し、前記絶縁層3
0の表面部を覆うようにして先端部保護管31を配置
し、さらに、前記先端部保護管31と保護管15の表面
を覆うように防食層19、32を施工して、ケーブル接
続箱の表面部に対する防食処理を終了する。
【0018】なお、本発明の実施例は、ケーブル接続箱
における防食層の端部の処理を行う場合で説明したが、
本発明の接地・引き留め兼用部材の構造は、ケーブル接
続箱以外の終端部の接続処理にも適用が可能であり、ケ
ーブル終端部の処理を行う際にも、ケーブルの端末部に
対して、本発明の接地・引き留め兼用部材を適用するこ
とが可能である。そして、前記ケーブル終端部に対して
も、保護管の端部に対応させて、ケーブル終端部に配置
する各構成部材を各々固定し、接地線を用いて導通を設
定することと、ケーブルシースの移動を阻止する固定手
段を配置すること、および、絶縁層と防食層の構成を行
うことができる。
【0019】
【発明の効果】前述したように、本発明のケーブル接続
箱に対応する接地・引き留め兼用部材の処理部において
は、保護管の内部に入る部分で接地線の接続とシース引
き留め部材の配置とを行うことができるのであり、ま
た、テープ巻き部やシース片、およびリング状導電体の
固定部を保護管の外側に突出させずに配置するので、ケ
ーブル接続箱を形成する際に保護管の端部とケーブルに
対する絶縁層の形成の作業を容易に行うことができる。
また、ケーブルシースを保護管に対して固定する部材と
して接地金具を用いており、前記接地金具を介してケー
ブルシースと保護管とを一体化して、ケーブルシースの
収縮に対応する移動が生じることを阻止する作用を行わ
せるとともに、接地線を用いてケーブルシースの移動に
対向する作用と、導通とを設定することが可能であり、
接地・引き留め兼用部材の構成を簡素化することができ
る。そして、前記接地・引き留め兼用部材を構成する部
材を、全て保護管の内部に収容するので、保護管の端部
の絶縁層の処理部に突起物が生じることがなく、テープ
巻き処理の作業を容易に行うことができ、テープ巻き量
が少なくなるために、ケーブル接続箱作成能率を向上さ
せることが可能になる。
【0020】さらに、本発明においては、ケーブル接続
箱の端部に設ける絶縁層を短くできるので、ケーブル接
続箱を小形化することが可能になるとともにケーブル接
続箱を短く形成できるために、狭小なマンホールでも、
ケーブル接続箱を構成することができる。また、本発明
の接地・引き留め兼用部材に使用する接地金具は、薄い
金属部材であるから、接地線をはんだ付けする作業を容
易に行うことが可能であり、接地線として平編み線を用
いる場合でも、その接続作業を容易に確実に行うことが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の接続部端部の構成を示す説明図であ
る。
【図2】 図1の要部の拡大説明図である。
【図3】 本発明に使用する接地金具の構成を示す説明
図である。
【図4】 一般的なケーブル接続箱の構成を示す説明図
である。
【図5】 従来の接続部端部の構成を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ケーブル、 2 導体、 4 ケーブル金属
遮蔽層、5 ケーブルシース、 6 補強絶縁体、
10 ケーブル接続箱、15 保護管、 19
防食層、20 テープ巻き部、 21 シース
片、 22 リング状導電体、23 接地線、 2
4 シース引き留め部材、 25 金属リング、3
0 絶縁層、 31 先端部保護管、 32 防
食層、35 接地・引き留め兼用部材、 36 接
地金具、38 リング状端部部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル導体を補強絶縁体の中央部で接
    続し、前記補強絶縁体の周囲とケーブル表面の所定の範
    囲に亘って絶縁層を被覆し、その絶縁層の表面部分に保
    護管と防食層とを施工して構成するケーブル接続箱にお
    いて、 前記保護管のケーブル挿入側端部に対応させる位置に、
    所定の間隔を介して各々ケーブルシースと一体に固定し
    て取付けるテープ巻き部およびシース片と、 前記シース片の導体接続側の部分でケーブル金属遮蔽層
    に接地線の端部を取付けるリング状導電体と、 前記テープ巻き部と保護管の間に配置する接地金具と、 前記接地金具とリング状導電体とを接続する接地線と、
    を設け、 前記接地金具と保護管とをはんだ付手段により固定し、
    その表面部分を保護管および防食層により被覆して構成
    することを特徴とするケーブル終端・接続部の防食処理
    部。
  2. 【請求項2】 前記テープ巻き部と保護管の間に配置す
    る接地金具は、円筒状の部材に長さ方向のスリットを設
    けた導電体により構成し、 前記接地金具の導体接続部側の端部に小径のリング状端
    部部材を設け、前記リング状端部部材をテープ巻き部と
    シース片の間に位置決めしてケーブルケーブルシースと
    一体に固定するとともに、 前記接地金具を保護管の端部に固定することを特徴とす
    る請求項1に記載のケーブル終端・接続部の防食処理
    部。
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CN107317295A (zh) * 2017-08-29 2017-11-03 徐州海伦哲专用车辆股份有限公司 一种电源车主馈出电缆终端接头护套
CN107317295B (zh) * 2017-08-29 2022-10-04 徐州海伦哲专用车辆股份有限公司 一种电源车主馈出电缆终端接头护套

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