JPH1065919A - 画像形成装置および画像処理装置 - Google Patents

画像形成装置および画像処理装置

Info

Publication number
JPH1065919A
JPH1065919A JP8237257A JP23725796A JPH1065919A JP H1065919 A JPH1065919 A JP H1065919A JP 8237257 A JP8237257 A JP 8237257A JP 23725796 A JP23725796 A JP 23725796A JP H1065919 A JPH1065919 A JP H1065919A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel value
pixel
image
density
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8237257A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3832521B2 (ja
Inventor
Masahiro Takamatsu
雅広 高松
Masahiko Kubo
昌彦 久保
Koichiro Shinohara
浩一郎 篠原
Nobuyuki Kato
信之 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP23725796A priority Critical patent/JP3832521B2/ja
Priority to US08/911,400 priority patent/US6044204A/en
Publication of JPH1065919A publication Critical patent/JPH1065919A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3832521B2 publication Critical patent/JP3832521B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置ないし画像出力装置の大型化や
高コスト化をきたすことなく、出力される画像が副走査
方向に低濃度部から高濃度部に変化するときの低濃度部
の濃度低下を防止できるようにする。 【解決手段】 画像処理部では、入力画像データSiに
より出力される画像が、副走査方向に低濃度部から高濃
度部に変化するときの、低濃度部の高濃度部と接するエ
ッジ画素を抽出する。そのエッジ画素の前後の低濃度部
画素値Lおよび高濃度部画素値Hによって、ルックアッ
プテーブルから補正対象画素数aおよび画素値補正量b
を読み出して、入力画像データSiの画素値を補正し、
補正後の出力画像データSoを画像出力部に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル複写
機、コンピュータプリンタまたはネットワークプリンタ
などの画像形成装置、およびそのような画像形成装置の
画像処理部である画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在製品化されている、デジタル複写
機、コンピュータプリンタまたはネットワークプリンタ
などの、多くの画像形成装置では、画像出力部(画像出
力装置)として、高品質の画像を高速で得ることができ
る電子写真方式が広く採用されている。
【0003】電子写真方式では、現像手段として、絶縁
性トナーと磁性粒子を現像器内で混合摩擦させることに
より絶縁性トナーを帯電させ、現像ロール上に磁力によ
り現像剤をブラシ状に形成し、現像ロールの回転により
感光体上に現像剤を供給することによって、感光体上の
静電潜像を現像する、二成分磁気ブラシ現像方式が広く
用いられており、特にカラー画像形成装置では、より広
く採用されている。
【0004】しかし、この電子写真方式の画像出力部、
特に二成分磁気ブラシ現像方式による画像出力部では、
その非線形かつ非対称な出力特性によって、出力される
画像が副走査方向に低濃度部から高濃度部に変化すると
き、低濃度部の高濃度部と接する後方端部の濃度が低下
する。また、出力される画像が主走査方向に低濃度部と
高濃度部との間で変化するとき、低濃度部の高濃度部と
接する端部の濃度が低下する。
【0005】すなわち、一つには、図15(A)に示す
ように、出力される画像が、感光体上における静電潜像
形成用の光ビームの走査方向である主走査方向に対して
直交する、用紙送り方向とは逆の方向である副走査方向
に、低濃度部12Lから高濃度部13Hに変化すると
き、以下に示すような理由によって、低濃度部12Lの
高濃度部13Hと接する後方端部12Wの濃度が低下す
る。
【0006】もう一つには、同図(B)に示すように、
出力される画像が、主走査方向に、低濃度部16Lと高
濃度部15H,17Hとの間で変化するとき、以下に示
すような理由によって、低濃度部16Lの高濃度部15
H,17Hと接する端部16F,16Bの濃度が低下す
る。
【0007】二成分磁気ブラシ現像方式による電子写真
方式では、図16に示すように、感光体ドラム310の
矢印311の方向の回転によって、感光体ドラム310
が静電潜像形成用の帯電器320により帯電され、その
帯電された感光体ドラム310上に、画像信号で変調さ
れたレーザ光Lが照射されることにより、感光体ドラム
310上に静電潜像が形成され、その静電潜像が形成さ
れた感光体ドラム310が、感光体ドラム310の線速
度の2倍程度の線速度で矢印336の方向に回転する現
像スリーブ335の表面の現像剤層337と接すること
により、現像剤層337中のトナーが感光体ドラム31
0上の潜像部分に付着して、感光体ドラム310上の静
電潜像がトナー像に現像される。
【0008】図16(A)は、レーザ光Lの照射により
感光体ドラム310上に低濃度部12Lの潜像部32L
が形成されて、その前方エッジ32fが現像剤層337
と接する瞬間を示し、同図(B)は、潜像部32Lの後
方エッジ32bが現像剤層337と接する瞬間を示し、
同図(C)は、潜像部32Lの後方エッジ32bより幾
分後方側の、高濃度部13Hの潜像部33Hが現像剤層
337と接する瞬間を示す。
【0009】現像スリーブ335には、例えば−500
Vの電位の現像バイアスが与えられる。感光体ドラム3
10は、帯電器320により、現像バイアス電位より絶
対値が大きい、例えば−650Vの電位に帯電され、低
濃度部12Lの潜像部32Lは、現像バイアス電位より
絶対値が小さい、例えば−300Vとされる。また、低
濃度部12Lの後方の高濃度部13Hの潜像部33H
は、低濃度部12Lの潜像部32Lの電位より絶対値が
小さい、例えば−200Vとされる。
【0010】図16(A)のように潜像部32Lの前方
エッジ32fが現像剤層337と接する時、感光体ドラ
ム310と現像剤層337とが接する位置Qに存在する
トナーtaには、順方向の現像電界が印加されて、トナ
ーtaが潜像部32L上に付着される。以後、同図
(B)のように潜像部32Lの後方エッジ32bが現像
剤層337と接する時まで、低濃度部12Lの潜像部3
2Lにはトナーが付着される。トナーtcは、低濃度部
12Lの高濃度部13Hと接する後方端部12Wに相当
する、潜像部32Lの潜像部33Hと接する後方端部に
付着されたトナーである。
【0011】しかし、同図(B)の時点以降において
は、高濃度部13Hの潜像部33Hが現像剤層337と
接するようになる。そして、潜像部33Hの電位は潜像
部32Lの電位より絶対値が小さく、潜像部33Hと現
像剤層337との間には順方向のより大きな現像電界が
印加されるので、潜像部33Hには多量のトナーが付着
される。
【0012】そのため、現像剤層337中の、感光体ド
ラム310と現像剤層337とが接する位置Qの近傍部
分においては、トナーで覆われていた磁性粒子が露呈さ
れて、その磁性粒子の電位によって、同図(B)のよう
に一旦は潜像部32Lの潜像部33Hと接する後方端部
に付着されたトナーtcが、現像剤層337中に引き戻
されてしまう。
【0013】そのため、同図(C)にトナーが存在しな
い部分として示すように(必ずしも全くなくなるわけで
はなく、図は簡略化したものである)、潜像部32Lの
潜像部33Hと接する後方端部のトナー量が減少し、図
15(A)に示したように陸地の高濃度部13Hと接す
る後方端部12Wの濃度が低下する。なお、高濃度部1
3Hの潜像部33Hに付着されるトナーteは、低濃度
部12Lの潜像部32Lに付着されるトナーtaより多
くなるが、図16(C)では便宜上、同量のものとして
示した。
【0014】このように、低濃度部12Lの高濃度部1
3Hと接する後方端部12Wでの濃度低下は、低濃度部
12Lの潜像部32Lと高濃度部13Hの潜像部33H
との間の電位差によって生じる。実際上、低濃度部12
Lと高濃度部13Hとの間の濃度差が、網点面積率で1
0%以上あるときには、上記のようなトナーの引き戻し
によって、低濃度部12Lの高濃度部13Hと接する後
方端部12Wの濃度が低下する。また、その濃度差が大
きいほど、後方端部12Wでの濃度低下が大きくなると
ともに、濃度低下を生じる後方端部12Wの範囲も広く
なる。
【0015】また、この低濃度部12Lの後方端部12
Wでの濃度低下、すなわち潜像部32Lの後方端部での
トナー量の減少は、低濃度部12Lの直後に続く高濃度
部13Hの潜像部33Hの絶対値の小さい電位によっ
て、潜像部32Lの後方端部に付着されたトナーが現像
剤層337中に引き戻されることにより生じるので、出
力される画像が副走査方向に、逆に高濃度部から低濃度
部に変化しても、低濃度部の高濃度部と接する前方端部
の濃度は低下しない。
【0016】もう一つの、図15(B)に示したよう
に、出力される画像が主走査方向に、低濃度部16Lと
高濃度部15H,17Hとの間で変化する場合は、図1
6には示していないが、感光体ドラム310上におい
て、低濃度部16Lの絶対値が相対的に大きい潜像部
と、高濃度部15H,17Hの絶対値が相対的に小さい
潜像部とが、感光体ドラム310の軸方向、すなわち図
16の紙面に垂直な方向に隣接する場合である。
【0017】この場合には、高濃度部15Hから低濃度
部16Lに変化するときにも、逆に低濃度部16Lから
高濃度部17Hに変化するときにも、一旦、低濃度部1
6Lの潜像部の高濃度部15H,17Hの潜像部と接す
る端部に付着したトナーが、現像剤層337中に引き戻
されることによって、低濃度部16Lの潜像部の高濃度
部15H,17Hの潜像部と接する端部のトナー量が減
少し、図15(B)に示したように、低濃度部16Lの
高濃度部15H,17Hと接する端部16F,16Bの
濃度が低下する。
【0018】このように、二成分磁気ブラシ現像方式に
よる電子写真方式では、感光体ドラム310上に付着さ
れたトナーが現像剤層337中に引き戻されることによ
って、出力される画像が副走査方向に低濃度部12Lか
ら高濃度部13Hに変化するとき、低濃度部12Lの高
濃度部13Hと接する後方端部12Wの濃度が低下し、
また、出力される画像が主走査方向に低濃度部16Lと
高濃度部15H,17Hとの間で変化するとき、低濃度
部16Lの高濃度部15H,17Hと接する端部16
F,16Bの濃度が低下する。この明細書では、この濃
度低下を、starvationと称する。
【0019】特開平5−281790号および特開平6
−87234号には、レーザ光により感光体上に静電潜
像を書き込むレーザ光スキャナを高精度化し、その静電
潜像を現像する現像手段のパラメータを調整することに
よって、現像電界のコントラストを高めて、上記のst
arvationのような濃度低下を防止する考えが示
されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、静電潜
像の書き込み手段であるレーザ光スキャナの高精度化に
よって現像電界のコントラストを高める方法は、画像出
力部の大型化や高コスト化を招くことになる。しかも、
出力画像の高解像度化のために画像出力部でスクリーン
線数を増加させる場合には、現像電界のコントラストが
低下して、starvationのような濃度低下が、
より生じやすくなるため、出力画像の高解像度化を達成
する場合との両立が難しい。
【0021】近年、コンピュータプリンタやネットワー
クプリンタの普及に伴い、パーソナルコンピュータなど
のホストコンピュータ上で作成した図形画像を印刷する
機会が増加する傾向にある。このような図形画像では、
写真などの自然画像と比べて、starvationの
ような濃度低下が目につきやすい。そのため、コンピュ
ータプリンタやネットワークプリンタなどの画像形成装
置では、複写機などの画像形成装置に比べて、star
vationのような濃度低下が、より問題となる。
【0022】MTF特性のような、画像出力部の線形で
対称な出力特性を補正する方法としては、デジタルフィ
ルタ処理により入力画像データを補正する方式が広く用
いられている。しかしながら、デジタルフィルタ処理で
は、上述したように画像出力部の非線形かつ非対称な出
力特性に基づくstarvationのような濃度低下
を軽減ないし防止することは不可能である。
【0023】そこで、この発明は、画像形成装置ないし
画像出力装置の大型化や高コスト化をきたすことなく、
出力される画像が副走査方向に低濃度部から高濃度部に
変化するときの低濃度部の濃度低下、または出力される
画像が主走査方向に低濃度部と高濃度部との間で変化す
るときの低濃度部の濃度低下を、防止することができる
ようにしたものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1または9の発明
は、出力される画像が副走査方向に低濃度部から高濃度
部に変化するときの低濃度部の濃度低下を防止するもの
である。
【0025】請求項1の発明では、記録媒体上に画像を
形成する画像形成装置において、画素ごとに記録媒体上
での位置情報と画素値情報とを有する、多数画素につい
ての入力画像データを取得する画像取得手段と、その入
力画像データの画素値が前記記録媒体上での副走査方向
において低濃度画素値から高濃度画素値に変化するエッ
ジ画素を抽出するエッジ抽出手段と、その抽出されたエ
ッジ画素が有する位置情報および画素値情報に基づい
て、前記入力画像データの低濃度画素値を有する画素の
画素値を補正する補正手段と、を設ける。
【0026】請求項9の発明では、ページ単位で画像を
形成するための画像情報を処理する画像処理装置におい
て、画素ごとにページ上での位置情報と画素値情報とを
有する、多数画素についての入力画像データを取得する
画像取得手段と、その入力画像データの画素値が前記ペ
ージ上での副走査方向において低濃度画素値から高濃度
画素値に変化するエッジ画素を抽出するエッジ抽出手段
と、その抽出されたエッジ画素が有する位置情報および
画素値情報に基づいて、前記入力画像データの低濃度画
素値を有する画素の画素値を補正する補正手段と、を設
ける。
【0027】請求項14または15の発明は、出力され
る画像が主走査方向に低濃度部と高濃度部との間で変化
するときの低濃度部の濃度低下を防止するものである。
【0028】請求項14の発明では、記録媒体上に画像
を形成する画像形成装置において、画素ごとに記録媒体
上での位置情報と画素値情報とを有する、多数画素につ
いての入力画像データを取得する画像取得手段と、その
入力画像データの画素値が前記記録媒体上での主走査方
向において低濃度画素値と高濃度画素値との間で変化す
るエッジ画素を抽出するエッジ抽出手段と、その抽出さ
れたエッジ画素が有する位置情報および画素値情報に基
づいて、前記入力画像データの低濃度画素値を有する画
素の画素値を補正する補正手段と、を設ける。
【0029】請求項15の発明では、ページ単位で画像
を形成するための画像情報を処理する画像処理装置にお
いて、画素ごとにページ上での位置情報と画素値情報と
を有する、多数画素についての入力画像データを取得す
る画像取得手段と、その入力画像データの画素値が前記
ページ上での主走査方向において低濃度画素値と高濃度
画素値との間で変化するエッジ画素を抽出するエッジ抽
出手段と、その抽出されたエッジ画素が有する位置情報
および画素値情報に基づいて、前記入力画像データの低
濃度画素値を有する画素の画素値を補正する補正手段
と、を設ける。
【0030】
【作用】上記のように構成した、請求項1の発明の画像
形成装置、または請求項9の発明の画像処理装置におい
ては、装置の画像取得手段に、画素ごとに記録媒体上ま
たはページ上での位置情報と画素値情報とを有する入力
画像データが入力され、または装置の画像取得手段に画
像情報が入力されて、その画像情報が画像取得手段にお
いて、画素ごとに記録媒体上またはページ上での位置情
報と画素値情報とを有する入力画像データに展開され
る。
【0031】そして、装置のエッジ抽出手段において、
その画像取得手段で取得された入力画像データの画素値
が記録媒体上またはページ上での副走査方向において低
濃度画素値から高濃度画素値に変化するエッジ画素が検
出され、装置の補正手段において、その検出されたエッ
ジ画素が有する位置情報および画素値情報に基づいて、
入力画像データの低濃度画素値を有する画素の画素値が
補正される。
【0032】したがって、出力される画像が副走査方向
に低濃度部から高濃度部に変化するとき、低濃度部にお
いては、その画素の画素値が補正されることなく記録媒
体上に出力されたときに生じる濃度低下が防止されるよ
うに、その画素の画素値が補正されて、その補正後の画
素値が、装置内の画像出力部または装置外の画像出力装
置において記録媒体上に出力されることになる。したが
って、低濃度部の濃度低下が防止される。
【0033】上記のように構成した、請求項14の発明
の画像形成装置、または請求項15の発明の画像処理装
置においては、装置の画像取得手段に、画素ごとに記録
媒体上またはページ上での位置情報と画素値情報とを有
する入力画像データが入力され、または装置の画像取得
手段に画像情報が入力されて、その画像情報が画像取得
手段において、画素ごとに記録媒体上またはページ上で
の位置情報と画素値情報とを有する入力画像データに展
開される。
【0034】そして、装置のエッジ抽出手段において、
その画像取得手段で取得された入力画像データの画素値
が記録媒体上またはページ上での主走査方向において低
濃度画素値と高濃度画素値との間で変化するエッジ画素
が検出され、装置の補正手段において、その検出された
エッジ画素が有する位置情報および画素値情報に基づい
て、入力画像データの低濃度画素値を有する画素の画素
値が補正される。
【0035】したがって、出力される画像が主走査方向
に低濃度部と高濃度部との間で変化するとき、低濃度部
においては、その画素の画素値が補正されることなく記
録媒体上に出力されたときに生じる濃度低下が防止され
るように、その画素の画素値が補正されて、その補正後
の画素値が、装置内の画像出力部または装置外の画像出
力装置において記録媒体上に出力されることになる。し
たがって、低濃度部の濃度低下が防止される。
【0036】
【発明の実施の態様】
〔実施例1…図1〜図10〕図1は、この発明の画像処
理装置の一例を搭載した、この発明の画像形成装置の一
例としての、デジタルカラー複写機の全体構成を示す。
この例の画像形成装置、すなわち複写機は、画像入力部
100、画像処理部200および画像出力部300を備
える。画像入力部100では、原稿上の画像が、CCD
センサなどからなるスキャナにより、例えば16画素/
mm(400画素/インチ)の解像度で読み取られて、
R(赤)、G(緑)、B(青)の各色につき8ビット、
256階調のデジタルデータからなる入力画像信号が得
られる。
【0037】画像処理部200は、この発明の画像処理
装置の一例で、この画像処理部200では、画像入力部
100からの入力画像信号から、画像出力部300での
記録色であるY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)、K(ブラック)の各色につき8ビット、256
階調のデジタルデータからなる画像記録信号が形成され
るとともに、後述するように、その画像記録信号の画素
値が補正される。
【0038】すなわち、図2は画像処理部200の一例
を示し、画像入力部100からのRGB3色の信号R
i,Gi,Biが、透過中性濃度変換手段210によ
り、透過中性濃度の信号Re,Ge,Beに変換され、
その透過中性濃度の信号Re,Ge,Beが、色補正手
段220により、透過中性濃度のYMC3色の信号Y
e,Me,Ceに変換され、その透過中性濃度の信号Y
e,Me,Ceが、墨版生成下色除去手段230によ
り、下色除去されたYMC3色の信号Yei,Mei,
Ceiと墨信号Keiに変換され、その信号Yei,M
ei,Cei,Keiが、階調補正手段240により階
調補正されて、YMCK4色の信号Yi,Mi,Ci,
Kiからなる画像信号に変換される。
【0039】この信号Yi,Mi,Ci,Kiが、入力
画像データとして、データ補正部250に供給されて、
後述するように画素値が補正される。また、この例で
は、コンピュータなどの外部機器からの色信号Scが、
外部機器インタフェース260を通じて画像処理部20
0に取り込まれて、データ補正部250に供給され、信
号Yi,Mi,Ci,Kiと同様に画素値が補正され
る。
【0040】そして、データ補正部250からの画素値
が補正されたYMCK4色の信号Yo,Mo,Co,K
oが、画像処理部200からの出力画像データとして、
画像出力部300に供給される。
【0041】透過中性濃度変換手段210および階調補
正手段240としては、例えば1次元のルックアップテ
ーブルを用いる。色補正手段220としては、通常よく
用いられる3×3の行列演算による線形マスキング法を
利用することができるが、3×6,3×9などの非線形
マスキング法を用いてもよい。また、墨版生成下色除去
手段230としては、通常よく用いられるスケルトンU
CR方式を用いることができる。ただし、いずれも、そ
の他の公知の方法を用いてもよい。
【0042】画像出力部300は、電子写真方式の、か
つ二成分磁気ブラシ現像方式によるものである。図1お
よび図2に示すように、画像出力部300はスクリーン
ジェネレータ390を有し、画像処理部200からの出
力画像データは、このスクリーンジェネレータ390に
より、画素値に応じてパルス幅が変調された二値信号、
すなわちスクリーン信号に変換される。
【0043】図1に示すように、画像出力部300で
は、スクリーンジェネレータ390からのスクリーン信
号により、レーザ光スキャナ380のレーザダイオード
381が駆動されて、レーザダイオード381から、す
なわちレーザ光スキャナ380から、レーザ光Lが得ら
れ、そのレーザ光Lが感光体ドラム310上に照射され
る。
【0044】感光体ドラム310は、静電潜像形成用の
帯電器320により帯電され、レーザ光スキャナ380
からのレーザ光Lが照射されることによって、感光体ド
ラム310上に静電潜像が形成される。
【0045】その静電潜像が形成された感光体ドラム3
10に対して、回転現像器330のKYMC4色の現像
器331,332,333,334が当接することによ
って、感光体ドラム310上に形成された各色の静電潜
像がトナー像に現像される。この点は、図16に示して
上述したところである。
【0046】そして、用紙トレイ301上の用紙が、給
紙装置部302により転写ドラム340上に送られ、巻
装されるとともに、転写帯電器341により用紙の背面
からコロナ放電が与えられることによって、感光体ドラ
ム310上の現像されたトナー像が、用紙上に転写され
る。出力画像が多色画像の場合には、用紙が2〜4回繰
り返して感光体ドラム310に当接させられることによ
って、KYMC4色中の複数色の画像が多重転写され
る。
【0047】転写後の用紙は、定着器370に送られ、
トナー像が、加熱溶融されることによって用紙上に定着
される。感光体ドラム310は、トナー像が用紙上に転
写された後、クリーナ350によってクリーニングさ
れ、前露光器360によって再使用の準備がなされる。
【0048】具体的に、この例では、レーザ光スキャナ
380として、レーザ光Lの主走査方向のビーム径およ
び副走査方向のビーム径が、それぞれ64μmとなるも
のを用いた。また、現像剤として、平均粒経が7μmの
絶縁性トナーと平均粒経が50μmの磁性粒子(フェラ
イトキャリア)とを混合したものを用い、トナーの濃度
を7%とした。
【0049】マゼンタトナーとしては、ポリエステル系
のメインバインダ100重量部に、C.I.ピグメント
レッド57:1顔料を4重量部、帯電制御剤4重量部お
よび外添剤を加えたものを用いた。シアントナーとして
は、ポリエステル系のメインバインダ100重量部に、
C.I.ピグメントブルー15:3顔料を4重量部、帯
電制御剤4重量部および外添剤を加えたものを用いた。
イエロートナーとしては、ポリエステル系のメインバイ
ンダ100重量部に、C.I.ピグメントイエロー17
顔料を4重量部、帯電制御剤4重量部および外添剤を加
えたものを用いた。ブラックトナーとしては、ポリエス
テル系のメインバインダ100重量部に、カーボンブラ
ック4重量部、帯電制御剤4重量部および外添剤を加え
たものを用いた。
【0050】上記の例の画像形成装置、すなわち複写機
において、画像処理部200のデータ補正部250で後
述する画素値の補正を行わないで、スクリーンジェネレ
ータ390でのスクリーン線数を400ライン/インチ
として、図10(A)に示すように、副走査方向には低
濃度部12Lで示し、主走査方向には低濃度部16Lで
示す矩形の、入力網点面積率が40%の低濃度領域が、
高濃度部11H,13H,15Hおよび17Hからなる
枠状の、入力網点面積率が100%の高濃度領域で囲ま
れたパッチを、マゼンタ単色で出力させた。
【0051】その結果、副走査方向には、同図(A)に
領域12Wとして示し、同図(B)に破線で示すよう
に、低濃度部12Lの高濃度部13Hと接する後方端部
12Wの濃度が低下し、主走査方向には、同図(A)に
領域16F,16Bとして示し、同図(C)に破線で示
すように、低濃度部16Lの高濃度部15H,17Hと
接する端部16F,16Bの濃度が低下した。ただし、
同図(B)は、同図(A)の縦方向の鎖線矢印の位置で
の濃度を測定し、同図(C)は、同図(A)の横方向の
鎖線矢印の位置での濃度を測定したものである。
【0052】この場合、副走査方向での後方端部12W
の方が、主走査方向での端部16F,16Bよりも、濃
度低下の範囲が広く、濃度低下の程度も大きかった。ま
た、これら濃度低下は、スクリーンジェネレータ390
でのスクリーン線数を多くすると、より顕著になること
が認められた。
【0053】レーザ光スキャナ380をレーザ光Lの主
走査方向のビーム径が20μmとなるものにしたとこ
ろ、副走査方向での後方端部12Wおよび主走査方向で
の端部16F,16Bの濃度低下が減少した。しかし、
レーザ光スキャナ380の大型化および高コスト化をき
たす。また、スクリーン線数を多くした場合には、レー
ザ光Lの主走査方向のビーム径を小さくしても、後方端
部12Wおよび端部16F,16Bの濃度低下を知覚で
きない程度に減少させることはできなかった。
【0054】しかし、この例では、画像処理部200の
データ補正部250において、階調補正手段240から
の入力画像データの画素値が補正される。図3は、その
データ補正部250の具体例を示し、データ補正部25
0は、データ蓄積手段256、エッジ抽出手段251、
補正対象判定手段254、特性記述手段252および画
素値補正手段253によって構成される。
【0055】データ蓄積手段256では、階調補正手段
240からの入力画像データSiが1ページ分蓄積さ
れ、蓄積後、最初に、主走査方向に1画素ずつ1ページ
分の画像データが読み出され、その読み出された画像デ
ータがエッジ抽出手段251および画素値補正手段25
3に供給される。次に、副走査方向に1画素ずつ1ペー
ジ分の画像データが読み出され、その読み出された画像
データがエッジ抽出手段251および画素値補正手段2
53に供給される。ただし、主走査方向および副走査方
向に、1画素ずつ数ライン分の画像データが読み出され
るようにしてもよい。
【0056】エッジ抽出手段251は、データ蓄積手段
256から主走査方向に読み出された画像データの画素
値が、規定の画素数内で規定の画素値以上、変化する点
を、主走査方向のエッジ画素として抽出するとともに、
データ蓄積手段256から副走査方向に読み出された画
像データの画素値が、規定の画素数内で規定の画素値以
上、変化する点を、副走査方向のエッジ画素として抽出
する。
【0057】例えば、主走査方向に読み出された画像デ
ータの画素値が、図4に示すように変化するとき、点E
1〜E8が、主走査方向のエッジ画素として抽出され、
副走査方向に読み出された画像データの画素値が、図5
に示すように変化するとき、点E1〜E8が、副走査方
向のエッジ画素として抽出される。
【0058】この場合、エッジ抽出手段251は、その
変化する点の相対的に低濃度側の画素をエッジ画素とし
て、その画素位置xoを検出するとともに、低濃度側の
画素値(エッジ画素の画素値)Lおよび高濃度側の画素
値Hを検出する。さらに、エッジ抽出手段251は、エ
ッジ画素を含む低濃度部の画素数Dを検出するととも
に、高濃度部の画素値安定部分の画素数Wを検出する。
【0059】そして、エッジ抽出手段251は、エッジ
画素の画素位置xo、低濃度部画素値L、高濃度部画素
値H、低濃度部の画素数D、および高濃度部の画素値安
定部分の画素数Wを、補正対象判定手段254に送出す
る。
【0060】補正対象判定手段254は、エッジ抽出手
段251からの、低濃度部画素値L、高濃度部画素値
H、および高濃度部の画素値安定部分の画素数Wから、
エッジ抽出手段251で抽出されたエッジ画素のうち、
上述したように低濃度部で濃度低下を生じ、したがって
低濃度部の画素値を補正すべきエッジ画素を判定し、検
出する。
【0061】具体的に、主走査方向のエッジ画素につい
ては、(1)低濃度部画素値Lが規定値Ls以上であ
る、(2)高濃度部画素値Hと低濃度部画素値Lとの差
(H−L)が規定値HLs以上である、(3)高濃度部
の画素値安定部分の画素数Wが規定画素数Ws以上であ
る、の3つの条件を満たしている場合に、そのエッジ画
素は、低濃度部の画素値を補正すべきエッジ画素と判定
する。
【0062】また、副走査方向のエッジ画素について
は、(1)低濃度部画素値Lが規定値Ls以上である、
(2)高濃度部画素値Hと低濃度部画素値Lとの差(H
−L)が規定値HLs以上である、(3)高濃度部の画
素値安定部分の画素数Wが規定画素数Ws以上である、
(4)低濃度部から高濃度部に変化する点のエッジ画素
である、の4つの条件を満たしている場合に、そのエッ
ジ画素は、低濃度部の画素値を補正すべきエッジ画素と
判定する。
【0063】電子写真方式の画像形成装置では、一般に
網点面積率が5%未満の画素は画像出力部で再現するこ
とが困難である。したがって、低濃度部の画素値が網点
面積率で5%未満のときには、低濃度部の濃度低下を問
題にする必要性に乏しい。そのため、上記(1)の条件
が設定される。したがって、規定値Lsは、画素値の階
調段階で5%とされる。
【0064】また、上述したように、高濃度部と低濃度
部との間の濃度差が、網点面積率で10%以上あるとき
に、感光体ドラム310上から現像剤層337中へのト
ナーの引き戻しを生じ、低濃度部の高濃度部と接する端
部の濃度が低下する。そのため、上記(2)の条件が設
定される。したがって、規定値HLsは、画素値の階調
段階で10%とされる。
【0065】したがって、画素値を補正すべき低濃度部
とは、画素値が階調段階で5〜90%であるものであ
り、高濃度部とは、画素値が階調段階で15〜100%
であるものである。
【0066】上記(3)の条件が設定されるのは、高濃
度部の画素値安定部分の画素数Wが、ある画素数以下で
あるときには、高濃度部の潜像電位の影響が小さく、ト
ナーの引き戻しをほとんど生じず、低濃度部の濃度低下
をほとんど生じないからである。
【0067】上記(4)の条件が設定されるのは、上述
したように、出力される画像が副走査方向に高濃度部か
ら低濃度部に変化するときの、低濃度部の高濃度部と接
する前方端部では、濃度低下を生じないからである。
【0068】図4の場合についてみると、点E1および
点E8はそもそも(1)の条件を、点E2および点E3
は(2)の条件を、点E6および点E7は(3)の条件
を、それぞれ満たさないので、低濃度部の画素値を補正
すべきエッジ画素として判定検出されない。点E4およ
び点E5のみが、(1)〜(3)の条件をすべて満たす
ので、低濃度部の画素値を補正すべきエッジ画素として
判定検出される。
【0069】また、図5の場合についてみると、点E1
および点E8はそもそも(1)の条件を、点E2および
点E3は(2)の条件を、点E6および点E7は(3)
の条件を、そして点E5は(4)の条件を、それぞれ満
たさないので、低濃度部の画素値を補正すべきエッジ画
素として判定検出されない。点E4のみが、(1)〜
(4)の条件をすべて満たすので、低濃度部の画素値を
補正すべきエッジ画素として判定検出される。
【0070】補正対象判定手段254は、このように補
正対象として判定検出したエッジ画素についての、画素
位置xoおよび低濃度部の画素数Dを、画素値補正手段
253に、低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値H
を、特性記述手段252に、それぞれ送出する。
【0071】特性記述手段252は、主走査方向の補正
用および副走査方向の補正用のルックアップテーブル
(以下、LUTと称する)により構成されて、あらかじ
め、主走査方向の補正用のLUTには、出力される画像
が主走査方向に低濃度部と高濃度部との間で変化すると
きに低濃度部で生じる濃度低下の特性が記述され、副走
査方向の補正用のLUTには、出力される画像が副走査
方向に低濃度部から高濃度部に変化するときに低濃度部
で生じる濃度低下の特性が記述される。
【0072】上述したように、主走査方向での低濃度部
の濃度低下と、副走査方向での低濃度部の濃度低下と
は、濃度低下の範囲および量が異なる。また、低濃度部
の濃度低下は、感光体ドラム310上における低濃度部
の潜像電位と高濃度部の潜像電位とに起因し、低濃度部
の画素値または高濃度部の画素値のいずれか一方のみで
は一意的に決まらず、低濃度部の画素値および高濃度部
の画素値の双方に左右される。
【0073】そこで、特性記述手段252には、上記の
ように主走査方向の補正用のLUTと副走査方向の補正
用のLUTが設けられるとともに、それぞれには、エッ
ジ画素の前後の低濃度部画素値(エッジ画素の画素値)
Lおよび高濃度部画素値Hに対する、補正対象画素数a
および画素値補正量bの関係が格納される。
【0074】補正対象画素数aは、低濃度部の濃度低下
を生じる範囲に相当し、画素値補正量bは、低濃度部に
属するエッジ画素での濃度低下量に対応するものであ
る。画素値補正量bは、図16に示した感光体ドラム3
10上から現像スリーブ335の表面の現像剤層337
中に引き戻されるトナー量に基づいて決定される。具体
的には、現像スリーブ335の回転方向における所定回
転角ごとに決まる部分現像剤層ごとに、感光体ドラム3
10上から現像剤層337中に引き戻されるトナー量に
基づいて決定される。
【0075】そして、主走査方向の補正の際には、主走
査方向の補正用のLUTが参照され、副走査方向の補正
の際には、副走査方向の補正用のLUTが参照されると
ともに、補正対象判定手段254からの低濃度部画素値
Lおよび高濃度部画素値Hによって、対応するLUTか
ら、低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値Hに対応す
る補正対象画素数aおよび画素値補正量bが読み出さ
れ、その読み出された補正対象画素数aおよび画素値補
正量bが画素値補正手段253に供給される。
【0076】具体例として、副走査方向の補正用のLU
Tとしては、図6(A)に示すように、低濃度部画素値
L(網点面積率)のそれぞれの値ごとに、高濃度部画素
値H(網点面積率)に対する補正対象画素数aを示した
LUTと、同図(B)に示すように、低濃度部画素値L
(網点面積率)のそれぞれの値ごとに、高濃度部画素値
H(網点面積率)に対する画素数補正量b(網点面積
率)を示したLUTとを設け、主走査方向の補正用のL
UTとしても、同様にする。
【0077】ただし、低濃度部画素値Lのすべての値に
つき、LUTを設ける場合には、データ量が膨大とな
る。そこで、図7に示すように、低濃度部画素値Lの例
えば5%おきごとの値につき、高濃度部画素値Hに対す
る補正対象画素数aまたは画素値補正量bを示したLU
Tを設け、低濃度部画素値LのLUTが存在しない値に
ついては、前後の値についてのLUTから、高濃度部画
素値Hによって読み出した補正対象画素数aおよび画素
値補正量bを補間することによって、補正対象判定手段
254からの低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値H
に対応する補正対象画素数aおよび画素値補正量bを求
めるようにしてもよい。
【0078】また、低濃度部の濃度低下は、隣接する低
濃度部と高濃度部との潜像電位の差、すなわち低濃度部
と高濃度部とに対する露光エネルギーの差に応じたもの
となる。そこで、図8(A)に示すように、画素値と露
光エネルギー(電位)との関係を記述したLUTと、同
図(B)および(C)に示すように、露光エネルギー差
と補正対象画素数aおよび画素値補正量bとの関係を記
述したLUTを用意するようにしてもよい。
【0079】この場合、補正対象判定手段254からの
低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値Hのそれぞれに
つき、同図(A)のLUTから露光エネルギーを求め、
両者の差から、同図(B)および(C)のLUTによ
り、補正対象画素数aおよび画素値補正量bを求める。
このようにすることによって、わずか2組、6面のLU
Tによって、低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値H
に対応する補正対象画素数aおよび画素値補正量bを求
めることができる。
【0080】特性記述手段252で得られた補正対象画
素数aおよび画素値補正量bは、画素値補正手段253
に送出される。
【0081】画素値補正手段253は、データ蓄積部2
56から読み出されて画素値補正手段253に供給され
た画像データの画素値を、補正対象判定手段254から
供給された画素位置xoおよび低濃度部の画素数D、お
よび特性記述手段252から供給された補正対象画素数
aおよび画素値補正量bによって、主走査方向の補正で
あるか、副走査方向の補正であるかに応じ、かつ低濃度
部の画素数Dが補正対象画素数a以上であるか否かに応
じて、以下のように補正する。
【0082】図10(B)に示したように、低濃度部で
の濃度低下量は、濃度低下を生じる範囲で、ほぼ直線的
に変化する傾向にある。そこで、画素値補正手段253
では、以下のように、一次式によって画素値を補正す
る。
【0083】第1に、主走査方向の低濃度部から高濃度
部に変化するエッジ画素についての補正、または副走査
方向のエッジ画素(副走査方向については補正対象は低
濃度部から高濃度部に変化するエッジ画素のみである)
についての補正で、かつ低濃度部の画素数Dが補正対象
画素数a以上である場合には、図4のエッジ画素E4の
位置、または図5のエッジ画素E4の位置に、それぞれ
破線で示すように、主走査方向または副走査方向の画素
位置をx、上記のようにエッジ画素の画素位置をxoと
するとき、一次式、 y=(b/a)×{x−(xo−a)} =(b/a)×{x−xo+a) ………(1) で表される補正量yを算出し、その算出した補正量y
を、xo−a≦x≦xoの範囲の補正対象画素の元の画
素値に加算する。
【0084】したがって、データ蓄積手段256から画
素値補正手段253に供給される画像データが、副走査
方向には、図9の実線の入力画像データSiとして示す
ような値であるとき、画素値補正手段253での画素値
の補正後の画像データは、副走査方向には、同図の出力
画像データSoとして示すように、xo−a≦x≦xo
の範囲では破線で示すような値となる。
【0085】第2に、主走査方向の低濃度部から高濃度
部に変化するエッジ画素についての補正、または副走査
方向のエッジ画素についての補正で、かつ低濃度部の画
素数Dが補正対象画素数aより少ない場合には、一次
式、 y=(b/a)×{x−xo+D) ………(2) で表される補正量yを算出し、その算出した補正量y
を、xo−D≦x≦xoの範囲の補正対象画素の元の画
素値に加算する。すなわち、この場合には、補正対象画
素を低濃度部の画素数Dの範囲に止めるとともに、それ
に応じて補正量yを上記の第1の場合より減じる。
【0086】第3に、主走査方向の高濃度部から低濃度
部に変化するエッジ画素についての補正で、かつ低濃度
部の画素数Dが補正対象画素数a以上である場合には、
図4のエッジ画素E5の位置に破線で示すように、主走
査方向の画素位置をx、エッジ画素の画素位置をxoと
するとき、一次式、 y=b−(b/a)×{x−xo) ………(3) で表される補正量yを算出し、その算出した補正量y
を、xo≦x≦xo+aの範囲の補正対象画素の元の画
素値に加算する。
【0087】第4に、主走査方向の高濃度部から低濃度
部に変化するエッジ画素についての補正で、かつ低濃度
部の画素数Dが補正対象画素数aより少ない場合には、
一次式、 y=(b/a)D−(b/a)×{x−xo) ………(4) で表される補正量yを算出し、その算出した補正量y
を、xo≦x≦xo+Dの範囲の補正対象画素の元の画
素値に加算する。すなわち、この場合には、補正対象画
素を低濃度部の画素数Dの範囲に止めるとともに、それ
に応じて補正量yを上記の第3の場合より減じる。
【0088】画素値補正手段253では、最初に、デー
タ蓄積手段256から主走査方向に読み出された1ペー
ジ分の画像データの画素値が補正されて、その画素値補
正後の画像データがデータ蓄積手段256に再び蓄積さ
れる。その後、データ蓄積手段256から副走査方向に
読み出された、主走査方向の補正後の1ページ分の画像
データの画素値が補正されて、その画素値補正後の画像
データがデータ蓄積手段256に転送され、さらに出力
画像データSoとしてデータ蓄積手段256からスクリ
ーンジェネレータ390に供給される。
【0089】そして、このように主走査方向の補正後、
副走査方向の補正を行うことによって、図10(A)に
示すように主走査方向の画像エッジと副走査方向の画像
エッジが交差する部位で、過分の補正がなされるのを回
避することができる。
【0090】上記の例の画像形成装置、すなわち複写機
において、画像処理部200のデータ補正部250で上
述した画素値の補正を行って、スクリーンジェネレータ
390でのスクリーン線数を400ライン/インチとし
て、図10(A)に示したパッチを、マゼンタ単色で出
力させた。その結果、同図(B)および(C)に実線で
示すように、低濃度部12Lおよび16Lにおいて濃度
低下を生じなかった。
【0091】上記の例は、補正量yを式(1)〜(4)
で表される一次式により算出する場合であるが、低濃度
部での濃度低下の特性に応じて、補正量yを他の関数式
により算出するようにしてもよい。
【0092】また、上記の例は、特性記述手段252に
YMCKの各色につき共通の補正対象画素数aおよび画
素値補正量bを記述する場合であるが、各色ごとの補正
対象画素数aおよび画素値補正量bをストアしたLUT
を用意するようにしてもよい。また、画像出力部300
でのスクリーン線数ごとに異なる補正対象画素数aおよ
び画素値補正量bを記述するようにしてもよい。
【0093】さらに、特性記述手段252にLUTを用
いずに、図6に示したような低濃度部画素値Lおよび高
濃度部画素値Hに対する補正対象画素数aおよび画素値
補正量bの関係を関数式で表現したときの、関数式の係
数を特性記述手段252に保持しておいて、その係数を
用いて補正対象画素数aおよび画素値補正量bを算出す
るようにしてもよい。
【0094】なお、エッジ抽出手段251は、上記のよ
うにエッジ画素を抽出できるものであれば、デジタルフ
ィルタ処理によりグラディエントなどの画像の1次微分
値を得るものや、パターンマッチングによるものなど
の、他の方法によるものでもよい。
【0095】この例によれば、入力画像データを処理す
る画像処理装置において、またはそのような画像処理装
置を画像処理部として備える画像形成装置において、画
像出力装置または画像出力部の大型化や高コスト化をき
たすことなく、出力される画像が副走査方向に低濃度部
から高濃度部に変化するときの低濃度部での濃度低下、
および出力される画像が主走査方向に低濃度部と高濃度
部との間で変化するときの低濃度部での濃度低下を、防
止することができる。また、出力画像の高解像度化のた
めにスクリーン線数を増加させる場合でも、上記の濃度
低下を防止することができるので、出力画像の高解像度
化を容易に達成することができる。
【0096】なお、一般的には、出力される画像が主走
査方向に低濃度部と高濃度部との間で変化するときの低
濃度部での濃度低下は、その範囲および量が小さい。し
たがって、場合によっては、出力される画像が副走査方
向に低濃度部から高濃度部に変化するときの低濃度部で
の濃度低下のみを防止するように画素値を補正してもよ
い。
【0097】なお、この例は、電子写真方式の画像形成
方式を採る場合に限らず、出力される画像が副走査方向
に低濃度部から高濃度部に変化するときに低濃度部にお
いて濃度低下を生じ、または出力される画像が主走査方
向に低濃度部と高濃度部との間で変化するときに低濃度
部において濃度低下を生じる場合であれば、インクジェ
ット方式、熱転写方式、または銀塩写真方式などの他の
画像形成方式を採る場合にも、同様に適用することがで
きる。
【0098】〔実施例2…図11〜図14〕図11は、
この発明の画像処理装置の一例を用い、この発明の画像
形成装置の一例を用いたネットワークプリンタシステム
の全体構成を示す。このネットワークプリンタシステム
では、ネットワーク400上に、クライアント装置50
0、印刷装置600および他の装置900が接続され
る。
【0099】ネットワーク400は、例えばイーサネッ
ト(Ethernet:米国Xerox社商標)で、ク
ライアント装置500、印刷装置600および他の装置
900のアプリケーションに応じて、複数のプロトコル
が動作するものとされる。
【0100】クライアント装置500は、複数のクライ
アント装置501,502…からなるもので、それぞれ
のクライアント装置501,502…は、コンピュータ
やワークステーションなどからなり、それぞれ印刷装置
600や他の装置900に対して、ページ記述言語(P
age Discription Language:
以下、PDLと称する)で記述された印刷情報を送出す
る。
【0101】このネットワークプリンタシステムは、O
PI(Open PrePressInterfac
e:米国Aldus社商標)システムに対応するもの
で、クライアント装置500からのPDLで記述された
印刷情報、すなわちPDLコマンド/データには、OP
Iシステムに対応したOPIコマンドが含まれることが
ある。
【0102】OPIシステムは、ネットワークを介して
クライアント装置および複数の印刷装置が接続され、そ
の複数の印刷装置の少なくとも1台は記憶装置部に高解
像度のイメージデータを保持し、クライアント装置は上
記の高解像度イメージデータに対応する低解像度情報に
より編集処理を行い、高解像度イメージデータを保持す
る印刷装置はクライアント装置からのページレイアウト
プログラムの印刷情報に基づいて高解像度イメージデー
タを出力するシステムで、ネットワーク上のトラフィッ
クを増大させることなく、かつクライアント装置の負荷
を増大させることなく、イメージデータのページレイア
ウト処理をすることができるものである。
【0103】印刷装置600は、この発明の画像形成装
置の一例で、この例では、上記のOPIシステムに対応
したものである。印刷装置600は、画像処理部700
と花子からなり、画像処理部700は、この発明の画像
処理装置の一例である。画像出力部800は、実施例1
の画像出力部300と同様に、電子写真方式の、かつ二
成分磁気ブラシ現像方式によるものである。画像処理部
700と画像出力部800は、物理的に別個の装置とさ
れてもよいし、画像処理部700が画像出力部800内
に組み込まれて物理的には1個の装置とされてもよい。
【0104】他の装置900は、印刷装置600以外の
印刷装置や、プリントサーバ、ディスクサーバ、メイル
サーバなどのサーバ装置などである。これら印刷装置や
サーバ装置なども、それぞれ複数のものからなる。
【0105】印刷装置600の画像処理部700は、通
信制御部710、主制御部720、磁気ディスク装置部
730、バッファメモリ740および出力部制御部75
0を備える。
【0106】通信制御部710は、画像処理部700を
ネットワーク400を介してクライアント装置500お
よび他の装置900に接続し、例えばイーサネットの制
御方式として用いられるCSMA/CD(Carrie
r Sense Multiple Access/C
ollision Detect)によって通信を制御
する。
【0107】通信制御部710によりクライアント装置
500や他の装置900から画像処理部700に入力さ
れた情報は、通信制御部710から主制御部720に渡
され、主制御部720において、通信プロトコルの解析
およびPDLの解釈・実行がなされて、画像出力部80
0で出力する画像データが展開されるとともに、後述す
るように、その画像データの画素値が補正され、その補
正後の画像データがバッファメモリ740に書き込まれ
る。
【0108】磁気ディスク装置部730には、通信制御
部710、主制御部720、バッファメモリ740およ
び出力部制御部750を含む画像処理部700全体、お
よび画像出力部800を制御する、オペレーションシス
テム、デバイスドライバおよびアプリケーションソフト
ウエアがインストールされ、これらオペレーションシス
テムなどは、磁気ディスク装置部730から図では省略
した主記憶装置部に随時、ロードされて実行される。
【0109】また、磁気ディスク装置部730には、O
PIシステムに対応した上記の高解像度イメージデータ
がストアされ、その高解像度イメージデータは、上記の
OPIコマンドにより磁気ディスク装置部730から主
制御部720に随時、読み出される。なお、磁気ディス
ク装置部730は、上記の主記憶装置部やバッファメモ
リ740の容量が不足した場合には、データの一時待避
場所として利用される。
【0110】上記のように、バッファメモリ740には
主制御部720で得られた出力画像データが一時保存さ
れる。そして、出力部制御部750が画像出力部800
と通信しながらバッファメモリ740を制御することに
よって、その出力画像データがバッファメモリ740か
ら読み出されて画像出力部800に送出され、画像出力
部800において出力画像が得られる。
【0111】図12に示すように、主制御部720は、
通信プロトコル解析制御部721、PDLコマンド/デ
ータ解析部722、イメージ展開部770、文字展開部
724、色判定部725、情報結合部726および補正
描画部790を有し、通信プロトコル解析制御部721
が通信制御部710と接続され、補正描画部790がバ
ッファメモリ740と接続される。なお、図12では図
11に示した磁気ディスク装置部730を省略してい
る。
【0112】上記のようにクライアント装置500や他
の装置900から通信制御部710に入力された情報
は、通信制御部710から通信プロトコル解析制御部7
21に入力される。この通信プロトコル解析制御部72
1に入力される情報には、読み取り画像情報やコード情
報が混在するPDLで記述された印刷情報、すなわちP
DLコマンド/データが含まれる。また、そのPDLコ
マンド/データには、OPIコマンドが含まれることが
ある。
【0113】通信プロトコル解析制御部721では、そ
の入力された情報のプロトコルを解析して、入力された
情報のうち、PDLコマンド/データは、PDLコマン
ド/データ解析部722に転送する。通信プロトコル解
析制御部721は、上記の複数のプロトコルに対応する
ものとされ、例えばTCP/IP,AppleTalk
(米国Apple社商標)、IPX/SPXをサポート
するものとされる。
【0114】画像処理部700からクライアント装置5
00や他の装置900に対して情報を送る場合には、通
信プロトコル解析制御部721は、クライアント装置5
00や他の装置900に合わせた通信プロトコルの制御
をして、その情報を通信制御部710に出力する。
【0115】通信制御部710および通信プロトコル解
析制御部721を介してPDLコマンド/データ解析部
722に入力されたPDLコマンド/データは、PDL
コマンド/データ解析部722で解析される。PDLコ
マンド/データ解析部722では、ポストスクリプト
(PostScript:米国AdobeSystem
s社商標)やインタプレス(InterPress:米
国Xerox社商標)などを含む複数のPDLを解析し
て、中間的なコードデータに変換する。
【0116】PDLコマンド/データ解析部722で得
られた、画像出力部800の解像度の情報や、輪郭、位
置、回転角などの画像形状情報は、PDLコマンド/デ
ータ解析部722からイメージ展開部770に渡され、
イメージ展開部770は、これら情報により、画像出力
部800で出力する画像データを展開する。
【0117】この場合、PDLコマンド/データ解析部
722からのコードデータが文字情報を含んでいるとき
には、イメージ展開部770は、文字展開部724から
アウトライン情報を取り入れて、文字についての画像デ
ータを展開する。また、イメージ展開部770は、PD
Lコマンド/データ解析部722からのコードデータに
基づいて、データの圧縮・伸長、画像の拡大・縮小、回
転・鏡像化、解像度変換などの処理をする。
【0118】色判定部725では、PDLコマンド/デ
ータ解析部722で解析されたPDLコマンド/データ
の色情報に基づいて、イメージ展開部770で展開され
た画像データをYMCKの各色ごとの画像データに変換
ためのパラメータを生成し、そのパラメータを情報結合
部726に送出する。情報結合部726では、色判定部
725からのパラメータによって、イメージ展開部77
0で展開された画像データがYMCKの各色ごとの画像
データに変換される。
【0119】この情報結合部726からのYMCKの各
色ごとの画像データが、入力画像データとして補正描画
部790に供給されて、補正描画部790において、後
述するように入力画像データの画素値が補正され、その
補正後のYMCKの各色ごとの画像データが、出力画像
データとしてバッファメモリ740に書き込まれる。バ
ッファメモリ740からは、YMCKの各色ごとに画像
データが読み出され、その読み出された画像データが、
画像出力部800に供給される。
【0120】図13に示すように、画像出力部800
は、画像信号制御部810、レーザ駆動部820および
画像露光部830を備え、画像処理部700のバッファ
メモリ740から読み出された画像データが、画像信号
制御部810によりレーザ変調信号に変換され、そのレ
ーザ変調信号がレーザ駆動部820に供給されて、レー
ザ駆動部820により、画像露光部830のレーザダイ
オード831が駆動される。
【0121】図13では省略しているが、画像出力部8
00では、このように画像信号制御部810からのレー
ザ変調信号により変調された、レーザダイオード831
からのレーザ光が、感光体ドラム上を走査することによ
って、感光体ドラム上に静電潜像が形成され、その静電
潜像が現像器によりトナー像に現像され、そのトナー像
が転写器により用紙上に転写されることによって、用紙
上に画像が出力される。
【0122】図14は、主制御部720中のイメージ展
開部770および補正描画部790などの要部の具体的
構成を示す。イメージ展開部770は、PDLコマンド
/データ解析部722からのコードデータを、文字、線
/図形および読み取り画像の3つの画像オブジェクトご
とに画像データに展開して、描画を行う。
【0123】すなわち、文字情報は、文字展開部724
に送られてフォント展開されることにより、文字のビッ
トマップデータが生成され、情報結合部726に渡され
る。読み取り画像情報は、読み取り画像変換部771に
おいて解像度変換などの画像変換処理がなされた上で、
情報結合部726に渡される。
【0124】線/図形の情報は、座標変換部773によ
り座標変換されて、細線、線/面画および矩形ごとに、
PDLに記述された画像として描画される。すなわち、
細線部は、細線描画部774により描画されて、情報結
合部726に渡され、線/面画の部分は、線/面画描画
部775により描画されて、情報結合部726に渡さ
れ、矩形部は、矩形描画部776により描画されて、情
報結合部726に渡される。
【0125】また、線/面画描画部775の出力は、エ
ッジ検出部777に供給されて、エッジ検出部777に
おいて、線/面画の画像のエッジ画素が検出されるとと
もに、矩形描画部776の出力は、エッジ検出部778
に供給されて、エッジ検出部778において、矩形の画
像のエッジ画素が検出される。
【0126】情報結合部726では、各画像オブジェク
トごとの画像を重ね合わせて、1ページの画像イメージ
を構成するとともに、オブジェクトごとに色判定部72
5から得られた情報をもとに色変換などの処理をする。
【0127】補正描画部790は、エッジ蓄積部79
1、ページイメージ部792、特性記述部793、濃度
低下判定部794およびエッジ再描画部795によって
構成される。
【0128】エッジ蓄積部791では、イメージ展開部
770のエッジ検出部777および778からのエッジ
情報をエッジリストとして蓄積する。ページイメージ部
792では、情報結合部726から合成されたページイ
メージを得て、濃度低下判定部794およびエッジ再描
画部795に転送する。
【0129】特性記述部793には、線/面画および矩
形の画像につき、実施例1の特性記述手段252と同様
に、図6(A)(B)に示したような、低濃度部画素値
Lおよび高濃度部画素値Hに対応した補正対象画素数a
および画素値補正量bが、あらかじめ記述される。ま
た、線/面画および矩形の画像の低濃度部の濃度低下を
生じる条件が、あらかじめ記述される。
【0130】特性記述部793は、濃度低下判定部79
4からの要求によって、その濃度低下を生じる条件を、
濃度低下判定部794に送出するとともに、濃度低下判
定部794から低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値
Hが供給されたとき、その低濃度部画素値Lおよび高濃
度部画素値Hに対応した補正対象画素数aおよび画素値
補正量bを、エッジ再描画部795に送出する。
【0131】濃度低下判定部794は、ページイメージ
部792からページイメージが転送されたとき、エッジ
蓄積部791に蓄積されたエッジリストと、自身の要求
により特性記述部793から得た上記の条件とに基づい
て、低濃度部において濃度低下を生じると予想される画
像のエッジ画素を判定し、その判定結果をエッジ再描画
部795に送出する。
【0132】エッジ再描画部795は、濃度低下判定部
794からの判定結果と、特性記述部793からの補正
対象画素数aおよび画素値補正量bとによって、ページ
イメージ部792から転送されたページイメージの、線
/面画および矩形の画像の濃度低下を生じると予想され
る低濃度部を再描画し、その再描画後のページイメージ
をバッファメモリ740に転送する。その再描画は、実
施例1と同様に、式(1)〜(4)で表される一次式に
より補正量yを算出して、その算出した補正量yを元の
画素値に加算することによって行う。
【0133】したがって、この例においても、線/面画
および矩形の画像が、副走査方向に低濃度部から高濃度
部に変化するときの低濃度部の濃度低下、および主走査
方向に低濃度部と高濃度部との間で変化するときの低濃
度部の濃度低下が防止される。
【0134】なお、この例においても、特性記述部79
3として、図7に示したように、低濃度部画素値Lの例
えば5%おきごとの値につき、高濃度部画素値Hに対す
る補正対象画素数aまたは画素値補正量bを示したLU
Tを設け、低濃度部画素値LのLUTが存在しない値に
ついては、前後の値についてのLUTから、高濃度部画
素値Hによって読み出した補正対象画素数aおよび画素
値補正量bを補間することによって、濃度低下判定部7
94からの低濃度部画素値Lおよび高濃度部画素値Hに
対応する補正対象画素数aおよび画素値補正量bを求め
るようにしてもよい。
【0135】また、図8(A)に示したように、画素値
と露光エネルギー(電位)との関係を記述したLUT
と、同図(B)および(C)に示したように、露光エネ
ルギー差と補正対象画素数aおよび画素値補正量bとの
関係を記述したLUTによって、特性記述部793を構
成することもできる。
【0136】また、上記の例は、補正描画部790の各
機能をソフトウエアにより実現する場合であるが、高速
化のために同等の機能を有するハードウエアにより補正
描画部790を構成してもよい。
【0137】この例によれば、PDLから画像データを
展開する画像処理装置において、またはそのような画像
処理装置を画像処理部として備える画像形成装置におい
て、画像出力装置または画像出力部の大型化や高コスト
化をきたすことなく、出力される画像が副走査方向に低
濃度部から高濃度部に変化するときの低濃度部の濃度低
下、および出力される画像が主走査方向に低濃度部と高
濃度部との間で変化するときの低濃度部の濃度低下を防
止することができる。また、出力画像の高解像度化のた
めにスクリーン線数を増加させる場合でも、上記の濃度
低下を防止することができるので、出力画像の高解像度
化を容易に達成することができる。
【0138】特に、この例によれば、クライアント装置
で作成された、濃度低下を生じやすい図形画像などのグ
ラフィックス画像の濃度低下を確実に防止することがで
きる利点がある。
【0139】なお、この例においても、電子写真方式の
画像形成方式を採る場合に限らず、出力される画像が、
副走査方向に低濃度部から高濃度部に変化するときに低
濃度部の濃度が低下し、または出力される画像が主走査
方向に低濃度部と高濃度部との間で変化するときに低濃
度部の濃度が低下する場合であれば、インクジェット方
式、熱転写方式、または銀塩写真方式などの他の画像形
成方式を採る場合にも、同様に適用することができる。
【0140】
【発明の効果】この発明によれば、画像形成装置ないし
画像出力装置の大型化や高コスト化をきたすことなく、
出力される画像が副走査方向に低濃度部から高濃度部に
変化するときに低濃度部の濃度が低下し、または出力さ
れる画像が主走査方向に低濃度部と高濃度部との間で変
化するときに低濃度部の濃度が低下するのを、防止する
ことができる。
【0141】また、出力画像の高解像度化のためにスク
リーン線数を増加させる場合でも、上記の濃度低下を防
止することができるので、出力画像の高解像度化を容易
に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の画像形成装置の一例としてのデジタ
ルカラー複写機の全体構成を示す図である。
【図2】図1の複写機の画像処理部の一例を示す図であ
る。
【図3】図2の画像処理部のデータ補正部の一例を示す
図である。
【図4】図3のデータ補正部のエッジ抽出手段で抽出さ
れるエッジ画素の説明に供する図である。
【図5】図3のデータ補正部のエッジ抽出手段で抽出さ
れるエッジ画素の説明に供する図である。
【図6】図3のデータ補正部の特性記述手段に記述され
る内容の一例を示す図である。
【図7】図3のデータ補正部の特性記述手段に記述され
る内容の一例を示す図である。
【図8】図3のデータ補正部の特性記述手段に記述され
る内容の一例を示す図である。
【図9】図3のデータ補正部の画素値補正手段で画素値
が補正される態様の一例を示す図である。
【図10】この発明で問題とする濃度低下の態様と、そ
れがこの発明で防止されることを示す図である。
【図11】この発明の画像処理装置の一例を用いたネッ
トワークプリンタシステムの全体構成を示す図である。
【図12】図11のシステムの画像処理部の一例を示す
図である。
【図13】図11のシステムの画像出力部の一例を示す
図である。
【図14】図12の画像処理部の主制御部の要部の一例
を示す図である。
【図15】この発明で問題とする濃度低下の態様を示す
図である。
【図16】この発明で問題とする濃度低下が生じる理由
を示すための図である。
【符号の説明】
12L,16L 低濃度部 13H,15H,17H 高濃度部 12W 後方端部 16F,16B 端部 100 画像入力部 200 画像処理部 250 データ補正部 251 エッジ抽出手段 252 特性記述手段 253 画素値補正手段 254 補正対象判定手段 256 データ蓄積手段 300 画像出力部 310 感光体ドラム 320 帯電器 330 回転現像器 335 現像スリーブ 337 現像剤層 700 画像処理部 720 主制御部 722 PDLコマンド/データ解析部 770 イメージ展開部 790 補正描画部 791 エッジ蓄積部 792 ページイメージ部 793 特性記述部 794 濃度低下判定部 795 エッジ再描画部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 信之 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなか い 富士ゼロックス株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体上に画像を形成する画像形成装置
    において、 画素ごとに記録媒体上での位置情報と画素値情報とを有
    する、多数画素についての入力画像データを取得する画
    像取得手段と、 その入力画像データの画素値が前記記録媒体上での副走
    査方向において低濃度画素値から高濃度画素値に変化す
    るエッジ画素を抽出するエッジ抽出手段と、 その抽出されたエッジ画素が有する位置情報および画素
    値情報に基づいて、前記入力画像データの低濃度画素値
    を有する画素の画素値を補正する補正手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1の画像形成装置において、 前記補正手段は、前記エッジ画素が有する位置情報か
    ら、画素値を補正すべき補正対象画素を決定する補正対
    象画素決定部と、前記エッジ画素が有する画素値情報か
    ら、前記補正対象画素決定部で決定された補正対象画素
    に対する画素値補正量を決定する補正量決定部とを有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の画像形成装置において、 前記補正手段は、前記エッジ画素が有する画素値情報に
    応じた補正対象画素数および画素値補正量を保持した情
    報記憶部を備え、この情報記憶部に保持された情報に基
    づいて、補正対象画素およびそれぞれの補正対象画素に
    対する画素値補正量を決定することを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】請求項1の画像形成装置において、 前記低濃度画素値は、当該画像形成装置で再現可能な最
    低濃度値以上であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1の画像形成装置において、 前記低濃度画素値は、画素値の階調段階で5〜90%で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1の画像形成装置において、 前記高濃度画素値は、画素値の階調段階で15〜100
    %であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1の画像形成装置において、 当該画像形成装置は、光ビームの照射によって静電潜像
    が形成される感光体と、表面に現像剤層を保持する回転
    現像スリーブ形式の二成分磁気ブラシ現像器を備え、 前記補正手段での画素値補正量は、前記感光体上から前
    記現像剤層中に引き戻されるトナー量に基づいて決定さ
    れている、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項7の画像形成装置において、 前記補正手段での画素値補正量は、前記回転現像スリー
    ブの回転方向における所定回転角ごとに決まる部分現像
    剤層ごとに、前記感光体上から前記現像剤層中に引き戻
    されるトナー量に基づいて決定されていることを特徴と
    する画像形成装置。
  9. 【請求項9】ページ単位で画像を形成するための画像情
    報を処理する画像処理装置において、 画素ごとにページ上での位置情報と画素値情報とを有す
    る、多数画素についての入力画像データを取得する画像
    取得手段と、 その入力画像データの画素値が前記ページ上での副走査
    方向において低濃度画素値から高濃度画素値に変化する
    エッジ画素を抽出するエッジ抽出手段と、 その抽出されたエッジ画素が有する位置情報および画素
    値情報に基づいて、前記入力画像データの低濃度画素値
    を有する画素の画素値を補正する補正手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】請求項9の画像処理装置において、 前記補正手段は、前記エッジ画素が有する位置情報か
    ら、画素値を補正すべき補正対象画素を決定する補正対
    象画素決定部と、前記エッジ画素が有する画素値情報か
    ら、前記補正対象画素決定部で決定された補正対象画素
    に対する画素値補正量を決定する補正量決定部とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】請求項9の画像処理装置において、 前記補正手段は、前記エッジ画素が有する画素値情報に
    応じた補正対象画素数および画素値補正量を保持した情
    報記憶部を備え、この情報記憶部に保持された情報に基
    づいて、補正対象画素およびそれぞれの補正対象画素に
    対する画素値補正量を決定することを特徴とする画像処
    理装置。
  12. 【請求項12】請求項9の画像処理装置において、 前記低濃度画素値は、画素値の階調段階で5〜90%で
    あることを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】請求項9の画像処理装置において、 前記高濃度画素値は、画素値の階調段階で15〜100
    %であることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】記録媒体上に画像を形成する画像形成装
    置において、 画素ごとに記録媒体上での位置情報と画素値情報とを有
    する、多数画素についての入力画像データを取得する画
    像取得手段と、 その入力画像データの画素値が前記記録媒体上での主走
    査方向において低濃度画素値と高濃度画素値との間で変
    化するエッジ画素を抽出するエッジ抽出手段と、 その抽出されたエッジ画素が有する位置情報および画素
    値情報に基づいて、前記入力画像データの低濃度画素値
    を有する画素の画素値を補正する補正手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】ページ単位で画像を形成するための画像
    情報を処理する画像処理装置において、 画素ごとにページ上での位置情報と画素値情報とを有す
    る、多数画素についての入力画像データを取得する画像
    取得手段と、 その入力画像データの画素値が前記ページ上での主走査
    方向において低濃度画素値と高濃度画素値との間で変化
    するエッジ画素を抽出するエッジ抽出手段と、 その抽出されたエッジ画素が有する位置情報および画素
    値情報に基づいて、前記入力画像データの低濃度画素値
    を有する画素の画素値を補正する補正手段と、 を備えることを特徴とする画像処理装置。
JP23725796A 1996-08-19 1996-08-19 画像形成装置および画像処理装置 Expired - Fee Related JP3832521B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23725796A JP3832521B2 (ja) 1996-08-19 1996-08-19 画像形成装置および画像処理装置
US08/911,400 US6044204A (en) 1996-08-19 1997-08-14 Image forming apparatus and image processor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23725796A JP3832521B2 (ja) 1996-08-19 1996-08-19 画像形成装置および画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1065919A true JPH1065919A (ja) 1998-03-06
JP3832521B2 JP3832521B2 (ja) 2006-10-11

Family

ID=17012733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23725796A Expired - Fee Related JP3832521B2 (ja) 1996-08-19 1996-08-19 画像形成装置および画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3832521B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459502B1 (en) 1998-10-16 2002-10-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation device and image processing device
US6903828B1 (en) 1999-08-31 2005-06-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2005212456A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成支援装置
JP2009171439A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、そのプログラムおよび記憶媒体
JP2012124874A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Canon Inc 画像形成装置及びその画像形成方法
JP2018072561A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成方法および画像形成装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4996563B2 (ja) * 2008-08-21 2012-08-08 株式会社リコー 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、プログラムおよび記録媒体
JP6183254B2 (ja) 2014-03-14 2017-08-23 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成システムおよび画像形成装置
JP6176160B2 (ja) 2014-03-14 2017-08-09 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置、画像形成システムおよび画像形成装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6459502B1 (en) 1998-10-16 2002-10-01 Fuji Xerox Co., Ltd. Image formation device and image processing device
US6903828B1 (en) 1999-08-31 2005-06-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus
JP2005212456A (ja) * 2004-02-02 2005-08-11 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び画像形成支援装置
JP4590875B2 (ja) * 2004-02-02 2010-12-01 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及び画像形成支援装置
JP2009171439A (ja) * 2008-01-18 2009-07-30 Canon Inc 画像処理装置、画像処理方法、そのプログラムおよび記憶媒体
JP2012124874A (ja) * 2010-12-10 2012-06-28 Canon Inc 画像形成装置及びその画像形成方法
US9247105B2 (en) 2010-12-10 2016-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming method therefor
JP2018072561A (ja) * 2016-10-28 2018-05-10 富士ゼロックス株式会社 画像形成方法および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3832521B2 (ja) 2006-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5078480B2 (ja) 画像処理装置及びその方法、並びに、コンピュータプログラムおよび記録媒体
US6044204A (en) Image forming apparatus and image processor
US20080273212A1 (en) Image Processing Apparatus and Its Method
EP1359537A2 (en) Preparation of print bitmap from colour and monochrome data
JP3159239B2 (ja) 画像処理装置および画像形成装置
US7193744B2 (en) Image forming system and its control method
US20080144059A1 (en) Image processing apparatus and method thereof
JP3832521B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
JP3797407B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
JP5471659B2 (ja) 情報処理装置、画像処理システム、及びプログラム
CN103809410A (zh) 图像形成装置和方法、主机装置和图像形成控制方法
JP3832520B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
JP3832519B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
US20040190030A1 (en) Post rip image rendering in an electrographic printer for controlling toe, shoulder and dmax of the tone reproduction curve
JP3906874B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
KR20190098069A (ko) 화상 형성 장치
JP2005349755A (ja) カラープリンタ
JP2004177884A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び画像処理システム
JP4317997B2 (ja) 画像形成装置および画像処理装置
JP5454258B2 (ja) 情報処理装置、画像処理システム、及びプログラム
US20040252344A1 (en) Post RIP image rendering in an electrographic printer
JP5419608B2 (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP2006106473A (ja) 画像処理装置
JP5454259B2 (ja) 情報処理装置、画像処理システム、及びプログラム
JP2002354257A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記録媒体およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060125

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060327

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060628

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060711

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees