JPH1065842A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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Publication number
JPH1065842A
JPH1065842A JP8217631A JP21763196A JPH1065842A JP H1065842 A JPH1065842 A JP H1065842A JP 8217631 A JP8217631 A JP 8217631A JP 21763196 A JP21763196 A JP 21763196A JP H1065842 A JPH1065842 A JP H1065842A
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JP
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supply tray
communication terminal
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Application number
JP8217631A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Takeuchi
茂樹 竹内
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Optical Systems Of Projection Type Copiers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADF(自動原稿供給装置) とFBS(フラットベッ
ドスキャナ) との双方による原稿読み取りが可能な従来
の通信端末装置では、 FBSで原稿の読み取りを行なった
後に原稿をそのままにして ADFで新たな原稿の読み取り
を行なわせようとすると、エラー表示等が行なわれて動
作停止状態になっていた。 【解決手段】 フラットベッドスキャナまたは自動原稿
供給装置のいずれにセットされた原稿の読み取りも可能
な場合に、読み取りが指示された時点でフラットベッド
スキャナと自動原稿供給装置との双方に原稿がセットさ
れている場合にはフラットベッドスキャナにセットされ
ている原稿は以前に置き忘れられたものと見なして ADF
方式で原稿の読み取りを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透光板上に広げて
載置された一枚のシート状の原稿または書物,ノート等
の静止原稿を読み取るFBS(Flat Bed Scaner:フラットベ
ッドスキャナ) 方式と、複数のシート状の原稿がADF(自
動原稿供給装置)で連続的に供給される移動原稿を読み
取る ADF方式(自動原稿供給方式)との双方の原稿読み
取り方式が可能なファクシミリ装置等の通信端末装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来のファクシミリ装置のような、原稿
を読み取ってなんらかの処理を行なう装置においては、
静止原稿を読み取る FBS方式及び移動原稿を読み取る A
DF方式の双方が可能に構成されている場合が多い。
【0003】ところで、 FBS方式で原稿の読み取りを行
なった場合には、フラットベッドスキャナにはカバーが
あるためユーザには原稿が直接見えず、そのため原稿が
そのまま置き忘れられるという事態がしばしば生じる。
そのような状態においてたとえば他のユーザが新たな原
稿を ADF方式で読み取らせようとした場合、そのユーザ
にはやはりフラットベッドスキャナにセットされている
原稿が見えないため、そのまま ADFに原稿をセットして
読み取り開始の操作を行なってしまうことになる。この
場合、装置にとっては ADF方式と FBS方式とのいずれの
読み取り方式を行なえばよいのか判断不可能になり、結
局はエラー表示が行なわれることになるが、ユーザは咄
嗟にはエラーの原因を理解することが出来ず、混乱が生
じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、 ADF方式
と FBS方式との双方の原稿読み取りが可能な従来の通信
端末装置では、 FBS方式で原稿の読み取りを行なった後
に原稿をそのままにしてADF方式で新たな原稿の読み取
りを行なわせようとすると、エラー表示等が行なわれて
動作停止状態になる。しかし、このような事態は ADF方
式に原稿をセットしたユーザがフラットベッドスキャナ
にセットされている原稿を直接目視することが出来ない
ことが理由である。換言すれば、そのような場合にはユ
ーザは ADF方式による原稿の読み取りを望んでいるので
あり、もしもユーザが FBS方式による原稿の読み取りを
望んでいるのであれば、フラットベッドスキャナに置き
忘れられている原稿を見つけてそれを撤去した上で自身
の原稿を新たにセットするという行動をとることは自明
である。
【0005】本発明は以上のような事情に鑑みてなされ
たものであり、 ADFとフラットベッドスキャナとの双方
に原稿がセットされている場合には、フラットベッドス
キャナにセットされている原稿は以前に置き忘れられた
ものと見なして ADF方式で原稿の読み取りを実行するこ
とにより、上述のような問題点の解決を図った通信端末
装置の提供を目的とする。
【0006】また、フラットベッドスキャナにのみ原稿
がセットされている場合には、フラットベッドスキャナ
にセットされている原稿がその時点でユーザが読み取り
を望んでいる原稿であると見なして FBS方式で原稿の読
み取りを実行することにより、上述のような問題点の解
決を図った通信端末装置の提供を目的とする。
【0007】また更に、 ADFに備えられた検出手段で A
DF上の原稿の存否のみを検出することにより上述のよう
な制御を行なうようにして、メカニズム及び制御の単純
化を図った通信端末装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る通信端末装
置は、透光板または自動原稿供給装置のいずれにセット
された原稿の読み取りも可能な通信端末装置において、
読み取りが指示された時点で透光板と自動原稿供給装置
との双方に原稿がセットされている場合には自動原稿供
給装置にセットされている原稿の読み取りを行なうべく
なしてあることを特徴とする。
【0009】また本発明に係る通信端末装置は、上述の
構成に加えて、読み取りが指示された時点で透光板にの
み原稿がセットされている場合には透光板にセットされ
ている原稿の読み取りを行なうべくなしてあることを特
徴とする。
【0010】更に本発明に係る通信端末装置は、上述の
それぞれの構成に加えて、自動原稿供給装置は原稿の存
否を検出する検出手段を備え、この検出手段が原稿の存
在を検出した場合に自動原稿供給装置にセットされた原
稿の読み取りを行ない、原稿の存在を検出しない場合に
透光板にセットされた原稿の読み取りを行なうべくなし
てあることを特徴とする。
【0011】このような本発明に係る通信端末装置で
は、読み取りが指示された時点で自動原稿供給装置に原
稿がセットされている場合には、透光板に原稿がセット
されているか否かには拘らずに、自動原稿供給装置にセ
ットされている原稿が必ず読み取られる。
【0012】また本発明に係る通信端末装置では、読み
取りが指示された時点で透光板にのみ原稿がセットされ
ている場合には透光板にセットされている原稿が必ず読
み取られる。
【0013】更に本発明に係る通信端末装置では、自動
原稿供給装置は原稿の存否を検出する検出手段のみで上
述のような制御が実現される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。図1は本発明に係る通信端末装
置の実施の形態の一例としての複写機兼用のファクシミ
リ装置の外観を示す模式的外観図であり、図2はその要
部の構成例を示す縦断面図である。
【0015】図1において、参照符号1は本発明の通信
端末装置としてのファクシミリ装置の本体を示してお
り、上部には原稿を後述する二種類の方式(ADF方式及び
FBS方式) で読み取るための読み取り部12が、手前側に
は液晶パネル等の表示部6及び数字キー,文字キー, 種
々のファンクションキー等を備えた操作部5がそれぞれ
備えられている。なお、操作部5に配置されているキー
の内の参照符号KSは読み取りの開始を指示するためのス
タートキーである。
【0016】読み取り部12は主要には、本体1の右寄り
の位置に配置されたブックプラテンカバー31と左寄りの
位置に配置された原稿のガイド機構34とで構成されてい
る。ブックプラテンカバー31は、本体1の奥寄りの位置
を支点としてヒンジ状に取り付けられていて、白矢符に
て示されているように、本体1に対して手前の部分が開
口するように開閉可能に設けられている。このブックプ
ラテンカバー31は、 ADF方式による読み取り前の原稿が
載置される原稿供給トレイ32をその上部に、読み取り後
の原稿が排出される原稿排出トレイ33を原稿供給トレイ
32の下側にそれぞれ備えている。
【0017】また、原稿供給トレイ32には手前寄りに左
規制板30L が、奥寄りに右規制板30R がそれぞれ備えら
れている。これらの規制板30R, 30Lは原稿供給トレイ32
上でその中心線から常に等距離に位置するように連動す
る構成となっており、ユーザが両規制板30R, 30L間に原
稿を載置していずれか一方の規制板30R または30L を原
稿供給トレイ32の中心線側へ両規制板30R, 30Lが原稿の
両側に接するまで移動させれば、原稿が原稿供給トレイ
32の中央に自動的にセットされる。
【0018】ガイド機構34は、詳細は後述するが、上述
のようにして規制板30R, 30Lにより原稿供給トレイ32の
中央にセットされたシート状の原稿を一枚ずつ分離しつ
つ取り込み、後述するように原稿排出トレイ33へ排出す
る。これらの原稿供給トレイ32, ガイド機構34及び原稿
排出トレイ33によりADF(自動原稿供給装置)が構成され
ている。
【0019】図2は、読み取り部12の要部構成を示すた
めの本体1の正面から見た模式的縦断面図である。この
読み取り部12は、読み取りが可能な原稿の幅以上の幅
(図2上では奥行き方向)を有する透光板22,23を備え
ている。透光板22は FBS方式による静止原稿の読み取り
用であり、その読み取りが可能な最大サイズの原稿より
若干大きい長さ(図2上では左右方向)を有している。
また、透光板23は ADF方式による移動原稿の読み取り用
であり、上述の透光板22の一端の近くに設けられてお
り、数十mm程度の長さを有している。
【0020】透光板22,23の下方には、原稿へ照射され
るべき光の光源と、原稿面から直交方向の反射光の光路
を原稿面と平行方向に変更するミラーとで構成される光
源装置24と、光源装置24のミラーからの反射光の光路を
変更して集光レンズ26へ入射させる複数の反射ミラー25
と、集光レンズ26が集光した反射ミラー25からの反射光
により原稿上の画像情報を光学的に読み取る撮像装置27
とが備えられている。なお、光源装置24, 反射ミラー2
5, 集光レンズ26及び撮像装置27は、それぞれ、透光板2
2,23の幅よりやや大きい幅 (図2上で奥行き方向の長
さ) を有している。
【0021】光源装置24及び反射ミラー25で構成される
光学系は、図示されていない光学系駆動制御部によりそ
のいくつかの定位置での停止制御及びそれらの間の移動
が制御される。但しこの場合、反射ミラー25の移動量は
光源装置24の移動量の 1/2に制御される。光源装置24の
定位置としてはたとえば、移動原稿用の透光板23の直下
の位置である ADF方式の読み取り位置Aと、 FBS方式用
の透光板22のガイド機構34から遠い側の端部 (透光板22
の上辺直下) の FBS方式の開始位置Bと、 FBS方式用の
透光板22のガイド機構34に近い側の端部 (透光板22の下
辺直下) 付近のFBS方式の終了位置Cと、原稿の読み取
りを行なわない状態において待機するためのホームポジ
ションH等である。なお、ホームポジションHは、 FBS
方式の開始位置Bよりやや位置A側、即ちガイド機構34
側に寄った位置に定められている。
【0022】従って、参照符号24(A) にて示されている
ように光源装置24が位置Aにある場合には、反射ミラー
25は参照符号25(A) にて示されているように光源装置24
にごく近い位置にあり、参照符号24(B) にて示されてい
るように光源装置24が位置Bにある場合には、反射ミラ
ー25は参照符号25(B) にて示されているように位置Aと
位置Bとのほぼ中央の位置にあり、参照符号24(H) にて
示されているように光源装置24が位置Hにある場合に
は、反射ミラー25は参照符号25(H) にて示されているよ
うに、参照符号25(B) にて示されている位置より若干位
置A側に移動した位置にある。そして、 FBS方式の読み
取りを行う場合には、光源装置24は FBS方式用の透光板
22の一端部付近の開始位置Bと他端部付近の終了位置C
との間を往復移動する。
【0023】FBS方式用の透光板22の上方には、透光板2
2を覆うように、ブックプラテンカバー31が開閉可能に
設けられている。ブックプラテンカバー31は、その上部
に、ADF方式による読み取り前のシート状の原稿をセッ
トしておく原稿供給トレイ32と、原稿供給トレイ32の下
方に、 ADF方式による読み取り後の原稿が排出される原
稿排出トレイ33とをそれぞれ備えている。また、原稿供
給トレイ32の原稿出口(図2上で左端部) と原稿排出ト
レイ33の原稿入口 (図2上で左端部) とは上下に並列に
配置されておりそれらと近接し且つ ADF方式用の透光板
23上の位置にはガイド機構34が備えられている。なお、
これらの原稿供給トレイ32, ガイド機構34及び原稿排出
トレイ33によりADF(自動原稿供給装置)が構成されてい
る。
【0024】なお、参照符号S1は原稿供給トレイ32上に
セットされた原稿のサイズ (幅) を検出するためのセン
サである。このセンサS1は、原稿供給トレイ32上の原稿
の出口近辺の、たとえばA3, B4, A4サイズそれぞれに対
応した位置に複数の素子が配置されている。
【0025】図3はセンサS1の具体的な配置状態を示す
ための原稿供給トレイ32の模式的平面図である。図3に
おいて、参照符号30RGは規制板30R の案内溝を、同30LG
は規制板30L の案内溝をそれぞれ示している。両規制板
30R, 30Lはそれぞれ案内溝30RG, 30LGに案内されて移動
するが、原稿供給トレイ32の下面に備えられている図示
されてない調整機構により原稿供給トレイ32の中心線CL
32から常に等距離に位置する。従って、センサS1は原稿
供給トレイ32のガイド機構34に近い部分の片側のみのた
とえばA3, B4, A4サイズそれぞれに対応した位置に素子
S1A3, S1B4, S1A4を並列に配置して構成してある。
【0026】ユーザが原稿供給トレイ32上に原稿を載置
し、両規制板30R, 30Lを原稿の両側に接する位置まで移
動させると、原稿がA4サイズである場合にはセンサS1の
素子S1A4のみが原稿の存在を検出し、原稿がB4サイズで
ある場合にはセンサS1の素子S1A4及びSAB4の双方が原稿
の存在を検出し、原稿がA3サイズである場合にはセンサ
S1の素子S1A4, S1B3及びSAA3の全てが原稿の存在を検出
する。これらのセンサS1の各素子による原稿の検出結果
は後述するCPU 16に送られる。
【0027】ガイド機構34内には、原稿供給トレイ32の
原稿の出口に近接した位置に、原稿を1枚ずつ分離する
ための分離ローラ35,36が設けられている。また、 ADF
方式用の透光板23上にはこれと密着する状態で比較的大
径の移送ローラ37が配置されており、この移送ローラ37
を取り巻くように、複数の従動ローラ38が配置されてい
る。そして、分離ローラ35から複数の従動ローラ38を経
て透光板23へ、更に透光板23から原稿排出トレイ33の方
向へ案内板が設けられており、また分離ローラ36から移
送ローラ37を経て原稿排出トレイ33の方向へも案内板が
設けられており、二点鎖線にて示されているように、原
稿供給トレイ32の原稿の出口から分離ローラ35,36及び
圧着移送ローラ38の周囲を経て原稿排出トレイ33の原稿
の入口側に近接する位置まで、原稿の移送経路が形成さ
れている。
【0028】従って、 ADF方式による場合は、原稿はシ
ート状の原稿の端部が分離ローラ35,36に押し付けら
れ、且つ規制板30R, 30Lで原稿供給トレイ32上の中央に
位置決めされた状態でセットされる。そして、原稿供給
トレイ32にセットされた原稿の最上部の一枚が分離ロー
ラ35,36によって分離されて移送力を付与され、更に移
送ローラ37及び複数の従動ローラ38により原稿排出トレ
イ33の原稿の入口へ向けて移送される。そして、その間
に、原稿はその表面 (読み取られるべき画像が形成され
ている面) が透光板23に押し付けられつつ一定速度で移
送されることにより、光源装置24から光が照射されて光
学的な原稿読み取りが行なわれる。
【0029】なお、参照符号S2は原稿供給トレイ32に原
稿がセットされているか否かを検出するための検出手段
としてのセンサである。このセンサS2は、原稿供給トレ
イ32にセットされた原稿の先端が分離ローラ35,36に押
し付けられるため、分離ローラ35,36の原稿供給トレイ
32側の位置に配置されている。このセンサS2による原稿
の検出結果は後述するCPU 16に送られる。
【0030】また、参照符号S3は ADF方式によりガイド
機構34内に供給された原稿のサイズ(幅) を検出するた
めのセンサであり、分離ローラ35,36から透光板23まで
の原稿移送経路中の適宜の部分の、たとえばA3, B4, A4
サイズそれぞれに対応した位置に複数の素子が配置され
ている。
【0031】図4はセンサS3のガイド機構34内部での具
体的な配置状態を示すための模式図であり、図1の左側
から見た状態が示されている。センサS3はたとえば二つ
の従動ローラ38間に設けられた案内板38G にその検出面
を原稿の移動経路に向けて、その中心線に対して一方の
側にたとえばA3, B4, A4サイズそれぞれに対応した位置
に素子S3A3, S3B4, S3A4を並列に配置して構成してあ
る。
【0032】従って、原稿が分離ローラ35,36からガイ
ド機構34内へ取り込まれると、原稿がA4サイズである場
合にはセンサS3の素子S3A4のみが原稿の存在を検出し、
原稿がB4サイズである場合にはセンサS3の素子S3A4及び
SAB4の双方が原稿の存在を検出し、原稿がA3サイズであ
る場合にはセンサS3の素子S3A4, S3B3及びSAA3の全てが
原稿の存在を検出する。これらのセンサS3の各素子によ
る原稿の検出結果は後述するCPU 16に送られる。
【0033】図5は本発明の通信端末装置で ADF方式に
より原稿を移送する場合の経路に対する前述の各センサ
S1, S2, S3及び ADF方式用の透光板23の位置関係を本体
1の手前側から見た状態を示す模式図である。実線は原
稿の移送経路を示しており、図上で左半部がガイド機構
34内を、右半部はブックプラテンカバー31内をそれぞれ
示しており、更に右半部の上半部が原稿供給トレイ32内
を、右半部の下半部が原稿排出トレイ33内をそれぞれ示
している。
【0034】位置P1は原稿供給トレイ32内のセンサS1の
配置位置であり、このセンサS1の配置位置P1において、
原稿供給トレイ32上にセットされている原稿の内の最大
のサイズをセンサS1が検出する。位置P2はガイド機構34
内のセンサS2の配置位置であり、このセンサS2の配置位
置P2において、原稿供給トレイ32上の原稿の存否をセン
サS2が検出する。P3はガイド機構34内の分離ローラ35,
36の配置位置であり、原稿供給トレイ32のセットされて
いる原稿の先端はこの位置P3になる。位置P4はガイド機
構34内のセンサS3の配置位置であり、このセンサS3の配
置位置P4において、原稿供給トレイ32からガイド機構34
内へ供給された個々の原稿のサイズをセンサS3が検出す
る。位置P5はガイド機構34内の透光板23の配置位置であ
り、この透光板23の配置位置P5において、原稿供給トレ
イ32からガイド機構34内へ供給された個々の原稿が読み
取られる。
【0035】なお、ブックプラテンカバー31, 原稿供給
トレイ32, 原稿排出トレイ33, ガイド機構34, 分離ロー
ラ35,36及び移送ローラ37, 従動ローラ38はそれぞれ、
透光板22,23の幅よりやや大きい幅 (図2上で奥行き方
向の長さ) を有している。
【0036】図6は、本発明の通信端末装置としてのフ
ァクシミリ装置の機能構成例を示すブロック図である。
なお、本発明の通信端末装置は、以下に説明するファク
シミリ装置としてのみならず、ファクシミリ通信機能を
有するパーソナルコンピュータ,コピー機と複合された
装置等、種々の通信端末装置として構成することも可能
である。
【0037】参照符号16は制御装置として機能するCPU
であり、バス7を介してたとえばLCD(液晶表示デバイ
ス) を利用した表示部6 (図1参照) と、数字キー,文
字キー及び種々のファンクションキー等で構成される操
作部5 (図1参照) と、このファクシミリ装置の動作手
順のプログラム等が格納されているROM 9と、種々のデ
ータを一時記憶する記憶手段として機能するRAM 10と、
2値画像信号の符号化/復号化を行なうコーデック(COD
EC) 4等のディジタル信号処理を司る部分と接続されて
いる。
【0038】また、CPU 16はバス7を介して、CCD(電荷
結合素子) を撮像素子として使用した撮像装置27を有す
る原稿の読み取り部12と、撮像装置27により読み取られ
たアナログ信号を2値化してディジタル画像信号に変換
する画像処理回路120 と、ディジタル画像信号を用紙に
印写するプリンタ11等の画像の読み取り及び印写を行な
う部分と接続されている。更に、CPU 16はバス7を介し
て、この装置を通信回線網40に接続する網制御装置(NC
U) 2及びモデム3等の通信機能を司る部分とも接続さ
れている。
【0039】なお、前述のセンサS1, S2, S3はいずれも
この図6のブロック図においては読み取り部12に接続さ
れており、これらのセンサS1, S2, S3からの検出信号は
バス7を介してCPU 16に送られる。
【0040】次に、上述のような構成の本発明の通信端
末装置の原稿読み取り時の動作について、CPU 16による
制御手順を示す図7のフローチャートを参照して説明す
る。まず、ユーザが原稿を ADF方式で読み取らせたい場
合には原稿供給トレイ32に一枚または複数のシート状の
原稿を載置した上で規制板30R, 30Lを移動させて原稿供
給トレイ32の中央にセットする。一方、ユーザが原稿を
FBS方式で読み取らせたい場合にはブックプラテンカバ
ー31を開いて FBS方式用の透光板22上に一枚のシート状
の、または広げた書物等の原稿をその上辺を透光板22の
上辺に、左辺を透光板22の左辺にそれぞれ合致させてセ
ットする。
【0041】いずれの方式による場合にも、ユーザが原
稿をセットした後に操作部5に配置されているスタート
キーKSを操作すると (ステップS11, S12) 、CPU 16はガ
イド機構34内のセンサS2からの検出信号を判断する (ス
テップS13)。この結果、センサS2が原稿の存在を検出し
ている場合には、換言すれば原稿供給トレイ32上に原稿
が存在する場合には (ステップS14)、CPU 16は ADF方式
による原稿読み取り、即ち原稿供給トレイ32上の原稿を
ガイド機構34内に取り込んで ADF方式用の透光板23から
の読み取りを実行する (ステップS15)。
【0042】一方、ステップS14 においてセンサS2が原
稿の存在を検出しない場合には、換言すれば原稿供給ト
レイ32上に原稿が存在しない場合には、CPU 16は FBS方
式による原稿読み取り、即ち FBS方式用の透光板22から
の読み取りを実行する (ステップS16)。
【0043】なお、ステップS12 においてスタートキー
KS以外のキーが操作された場合には、操作されたキーに
対応する処理がCPU 16により実行される (ステップS1
7)。
【0044】以上のCPU 16による制御状態を、 ADF方式
と FBS方式との双方の原稿のセット状態に則して具体的
に説明する。いまたとえば、あるユーザが FBS方式用の
透光板22上に原稿をセットして FBS方式による原稿の読
み取りを行なわせた後、その原稿をそのまま置き忘れて
しまったとする。そして、そのままの状態で他のユーザ
が ADF方式による原稿の読み取りを行なわせようとして
原稿を原稿供給トレイ32にセットし、スタートキーKSを
操作したとする。この場合、原稿供給トレイ32上にもま
た FBS方式用の透光板22上にも共に原稿がセットされて
いることになるが、センサS2が原稿供給トレイ32上の原
稿の存在を検出するため、CPU 16は ADF方式による原稿
読み取りを実行する。結果としては、ユーザが意図した
原稿読み取りが実現する。
【0045】また、 FBS方式用の透光板22上に原稿が置
き忘れられている状態で他のユーザが FBS方式による原
稿の読み取りを行なわせようとした場合には、そのユー
ザはFBS方式用の透光板22上に新たな原稿をセットする
必要があるため、置き忘れられている原稿に気付いてそ
れを撤去した後に新たな原稿をセットする。そして、ユ
ーザがスタートキーKSを操作すれば、センサS2が原稿供
給トレイ32上の原稿の存在を検出しないため、CPU 16は
FBS方式による原稿読み取りを実行する。従って、結果
的にはユーザが意図した原稿読み取りが実現する。
【0046】一方、原稿供給トレイ32上にもまた FBS方
式用の透光板22上にも共に原稿がセットされていない場
合に、ユーザが ADF方式による原稿の読み取りを行なわ
せようとして原稿を原稿供給トレイ32にセットし、スタ
ートキーKSを操作したとする。この場合、原稿供給トレ
イ32上にのみ原稿がセットされているため、センサS2が
原稿供給トレイ32上の原稿の存在を検出し、CPU 16は A
DF方式による原稿読み取りを実行する。結果としては、
ユーザが意図した原稿読み取りが実現する。
【0047】更に、原稿供給トレイ32上にもまた FBS方
式用の透光板22上にも共に原稿がセットされていない場
合に、ユーザが FBS方式による原稿の読み取りを行なわ
せようとした場合には、そのユーザは FBS方式用の透光
板22上に新たな原稿をセットする。そして、ユーザがス
タートキーKSを操作すれば、センサS2が原稿供給トレイ
32上の原稿の存在を検出しないため、CPU 16は FBS方式
による原稿読み取りを実行する。従って、結果的にはユ
ーザが意図した原稿読み取りが実現する。
【0048】以上のように、 FBS方式用の透光板22に以
前にセットされた原稿が置き忘れられている場合にも、
本発明の通信端末装置では、ユーザが望む方式での原稿
の読み取りが自動的に実行される。
【0049】
【発明の効果】以上に詳述したように、本発明の通信端
末装置によれば、 ADFに原稿がセットされている場合に
はその原稿の読み取りを優先して実行するように構成し
たため、 FBSに以前にセットされた原稿が置き忘れられ
ている場合にも、 ADFに原稿を新たにセットすればその
ADFにセットされた原稿が ADF方式により読み取られ
る。また、 FBSにのみ原稿がセットされている場合には
FBS方式による原稿読み取りが実行されるため、 FBSに
のみ新たに原稿をセットすれば FBS方式による原稿読み
取りが実行される。
【0050】またそのような制御を ADFに原稿がセット
されているか否かを検出するセンサの検出信号のみに従
って実行しているため、メカニズム及び制御の単純化が
図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信端末装置の実施の形態の一例
としての複写機兼用のファクシミリ装置の外観を示す模
式的外観図である。
【図2】本発明に係る通信端末装置の要部の構成例を示
す縦断面図である。
【図3】原稿供給トレイ上にセットされた原稿のサイズ
を検出するためのセンサの具体的な配置状態を示すため
の模式的平面図である。
【図4】ガイド機構内に供給された原稿のサイズを検出
するためのセンサの具体的な配置状態を示すための模式
図である。
【図5】本発明の通信端末装置で ADF方式により原稿を
移送する場合の経路に対する各センサ及び ADF方式用の
透光板の位置関係を示す模式図である。
【図6】本発明の通信端末装置としてのファクシミリ装
置の機能構成例を示すブロック図である。
【図7】本発明の通信端末装置の原稿読み取り時の動作
説明のための制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
12 読み取り部 16 CPU 22 FBS方式用の透光板 23 ADF方式用の透光板 27 撮像装置 32 原稿供給トレイ 33 原稿排出トレイ 34 ガイド機構 S2 原稿供給トレイ上の原稿の存否を検出するセンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光板または自動原稿供給装置のいずれ
    にセットされた原稿の読み取りも可能な通信端末装置に
    おいて、読み取りが指示された時点で前記透光板と前記
    自動原稿供給装置との双方に原稿がセットされている場
    合には前記自動原稿供給装置にセットされている原稿の
    読み取りを行なうべくなしてあることを特徴とする通信
    端末装置。
  2. 【請求項2】 読み取りが指示された時点で前記透光板
    にのみ原稿がセットされている場合には前記透光板にセ
    ットされている原稿の読み取りを行なうべくなしてある
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記自動原稿供給装置は原稿の存否を検
    出する検出手段を備え、該検出手段が原稿の存在を検出
    した場合に前記自動原稿供給装置にセットされた原稿の
    読み取りを行ない、原稿の存在を検出しない場合に前記
    透光板にセットされた原稿の読み取りを行なうべくなし
    てあることを特徴とする請求項1または2に記載の通信
    端末装置。
JP8217631A 1996-08-19 1996-08-19 通信端末装置 Pending JPH1065842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8941893B2 (en) 2012-10-25 2015-01-27 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading apparatus

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