JPH1065689A - Atm伝送網の時刻管理方法 - Google Patents

Atm伝送網の時刻管理方法

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JPH1065689A
JPH1065689A JP22015596A JP22015596A JPH1065689A JP H1065689 A JPH1065689 A JP H1065689A JP 22015596 A JP22015596 A JP 22015596A JP 22015596 A JP22015596 A JP 22015596A JP H1065689 A JPH1065689 A JP H1065689A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0478Provisions for broadband connections
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5678Traffic aspects, e.g. arbitration, load balancing, smoothing, buffer management
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路規模を削減して処理速度の高速化を図る
ことができるATM伝送網の時刻管理方法を実現する。 【解決手段】 入力されるセル間隔に基づいてセルの到
着時刻を発生するタイマカウンタ2がタイマ周期の最大
値を超えたか否かを表わすフラグを設け、このフラグ状
態に応じてセルの到着時刻を相対時刻で管理してシェー
ピングを施すから、絶対時刻で時刻管理する場合に比べ
てタイマカウンタのビット長を削減して回路規模を縮小
でき、さらにタイマカウンタのビット長を削減すること
により、加算器や減算器等を削減し得るから、演算時間
が短縮して処理速度の高速化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ISDN
等の高速広帯域ネットワークに用いて好適なATM伝送
網の時刻管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディアサービスを実現す
る技術としてATM(非同期転送モード)伝送網が開発
されている。ATM伝送網では、セルの揺らぎ幅(CD
V)が大きくなることによりピークセルレートが増大
し、バースト性の高いトラフィックが含まれていること
があり、これにより伝送網の利用効率が低下する為、各
コネクションのセル毎に最適な遅延を付加してセル流を
平均化する必要がある。
【0003】この平均化を行うアルゴリズム演算は、前
セルの到着時刻をもとに到着セルの理想的送出時刻を算
出するものであり、タイマ値を参照してアルゴリズム演
算に必要な時刻パラメータの大小関係を判断する時刻管
理が必要となる。従来、この種の技術としては、例え
ば、特開平4−329733号に開示されており、同公
報によれば、ATM伝送網の各ノードにおいて、計測監
視後に初めて到着したセルの時刻をメモリに保存してお
き、この時刻から同じ識別子の次のセルが到着するまで
に所定の計測許容時間が経過した時は異常であると見做
して計測をやり直すように構成している。
【0004】そして、このような構成としたことで、V
PIやVCIと呼ばれる識別子毎にレジスタを設ける必
要がなくなる為、回路規模を縮小し得ると同時にメモリ
の物理的な到着時間間隔の保存限界を超えるようなセル
の到着に対しても、誤ったセル流量の結果を出すことが
なく、正確なセル流量を与えることができるようにして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の時刻管理方法では、絶対時刻に基づく管理を行って
おり、電源投入時からの最大の運用時間を想定したタイ
マ長を持つ必要があるため、タイマカウンタのビット長
が長大となり、回路規模の増大を招致するという問題が
ある。また、回路規模の増大により処理速度が低下する
という弊害もある。
【0006】そこで本発明は、このような事情に鑑みて
なされたもので、回路規模を削減して処理速度の高速化
を図ることができるATM伝送網の時刻管理方法を提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、入力されるセル間隔に
基づいてセルの到着時刻を発生し、この到着時刻に最適
な遅延を付加してセル流を平均化するシェーピングを施
して理想的送出時刻t0を得るATM伝送網の時刻管理
方法において、入力されるセル間隔に基づいてセルの到
着時刻を発生するタイマカウンタ(2)がタイマ周期の
最大値を超えたか否かを表わすフラグを設け、このフラ
グ状態に応じてセルの到着時刻を相対時刻で管理して前
記シェーピングを施すことを特徴とする。
【0008】請求項2に記載の発明によれば、前記フラ
グは、理論的送出時刻TETに最少セル間隔Tsを加算
した次のTET値がタイマ最大値を超えて次のタイマ周
期に入っているか否かを表わす第1のフラグと、セル到
着時刻Taが最少セル間隔Tsより長い周期で到着し、
かつ、タイマの最大値を超えたか否かを表わす第2のフ
ラグとからなることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に記載の発明によれば、前
記第1および第2のフラグは、それぞれ入力されるセル
のVPI/VCI番号毎に設けられることを特徴とす
る。
【0010】さらに、請求項4に記載の発明では、前記
第1のフラグは、理論的送出時刻TETに最少セル間隔
Tsを加算した次のTET値がタイマ最大値を超えて次
のタイマ周期に入っている場合に「0」、そうでない場
合に「1」となり、前記第2のフラグは、セル到着時刻
Taが最少セル間隔Tsより長い周期で到着し、かつ、
タイマの最大値を超える場合に「1」、そうでない場合
に「0」となり、第1および第2のフラグが共に「0」
の場合には、通常のシェーピングを施し、第1のフラグ
が「1」で第2のフラグが「0」の場合には、理論的送
出時刻TETとセル到着時刻taとを同一とし、かつ、
理想的送出時刻t0とセル到着時刻taとを同一にし、
第1のフラグが「0」で第2のフラグが「1」の場合に
は、TET=TET+タイマ最大値tとして理論的送出
時刻TETの値を補正してシェーピングを施し、第1お
よび第2のフラグが共に「1」の場合には、異常状態と
見做した処理を行うことを特徴としている。
【0011】また、請求項5に記載の発明によれば、前
記フラグの更新タイミングを、VPI/VCI番号毎に
ずらすことを特徴とする。
【0012】本発明では、入力されるセル間隔に基づい
てセルの到着時刻を発生するタイマカウンタ(2)がタ
イマ周期の最大値を超えたか否かを表わすフラグを設
け、このフラグ状態に応じてセルの到着時刻を相対時刻
で管理してシェーピングを施すから、絶対時刻で時刻管
理する場合に比べてタイマカウンタのビット長を削減し
て回路規模を縮小し、さらにタイマカウンタのビット長
を削減することにより、加算器や減算器等を削減し得る
から、演算時間が短縮して処理速度の高速化を図ること
が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によるATM伝送網の時刻
管理方法は、B−ISDN等の高速広帯域ネットワーク
等に適用され得る。以下では、本発明の実施の形態であ
る時刻管理方法を実施例とし、図面を参照して説明す
る。
【0014】A.発明の原理 実施例の説明に進む前に、本発明が使用するシェーピン
グ機能について概説しておく。ATM伝送網では、AT
Mセル(以下、セルと略称する)が離散時間で送られる
ことから、セルの揺らぎCDV(Cell Delay Variatio
n)が発生する。CDVが大きくなることにより、伝送
網にバースト性の高いセルが含まれ、結果的に伝送網の
利用効率が低下する。伝送網におけるセルのバースト性
を低下させて伝送網の利用効率を高めるためには、セル
に一定量の遅延を付加してセル流を平均化させる。この
遅延付加に応じてセル流を平均化させることをシェーピ
ングと言う。
【0015】B.実施例の構成 次に、図1を参照して実施例の構成について説明する。
ATMセル制御部1では、入力されるセルを検出し、検
出したセル間隔に同期したセル周期でカウントアップす
るタイマカウンタ2により入力セルの到着時刻を管理す
る。また、ATMセル制御部1では、入力されるセルの
VPI/VCI番号を検出し、メモリ制御部4により、
パラメータ用メモリ5と演算用メモリ6とから到着セル
のVPI/VCI番号を記憶する領域に格納された各種
パラメータ(Ts,τs,t0,TET,Ca,Ft)
を読み出す。なお、上記パラメータ用メモリ5には装置
立上げ時に設定される固定データが、演算用メモリ6に
はスケジュール部3での演算結果がそれぞれVPI/V
CI単位に格納される。但し、演算用メモリ6にあって
は、装置立上げ時の初期化により初期値”0”が格納さ
れる。
【0016】タイマカウンタ2から出力されるセルの到
着時刻taと、パラメータ用メモリ5と演算用メモリ6
から読み出された各種パラメータとを用いて、スケジュ
ール部3では、シェーピングアルゴリズムに基づき演算
を行い、その演算結果(TET,t0,Ca,Ft)を
メモリ制御部4を介して演算用メモリ6のVPI/VC
I番号を記憶する領域にストアする。同時に、理想送出
時刻t0はATM制御部1で、セルの出力時刻として出
力される。スケジュール部3で行うアルゴリズム演算結
果の時刻に従ってセルを出力することによりシェーピン
グ動作が行われる。
【0017】C.実施例の動作 (1)シェーピングアルゴリズムの概要 次に、図2を参照してスケジュール部3(図1参照)に
て行われるシェーピングアルゴリズムの概要について説
明する。ATM伝送網では、セルが非同期で転送されて
くるため、ネットワークに流入するセルの流量を無制限
にすると、輻輳等によりネットワークに負荷がかかるこ
とになる。この為、ATMセル流の最大値を規定する必
要があり、セル流量を管理するパラメータとしてはPC
R(Peak Cell Rate)を用いる。
【0018】シェーピングアルゴリズムでは、理論的送
出時刻TETがPCRの逆数である最少セル間隔Tsで
決定されている。そして、セル送出時刻を最少セル間隔
Tsで平均化するため、理論的送出時刻TETを基準に
して残留可能なCDV許容値τsの範囲内で理論送出時
刻t0を決定してシェーピングを行う。セルの到着時刻
taが、そのセルに対応する理論的送出時刻TETに対
し、残留可能なCDV許容値τsを超えた場合、すなわ
ち、図2(a)に示すケースではPCRを満足していな
いと判断してシェーピングを行う。一方、図2(b)に
示すように、セルの到着時刻taが理論的送出時刻TE
Tに対してCDV許容値τsの範囲内であれば、規定さ
れたCDVの変動内である為、到着セルをそのまま出力
する。
【0019】この他、セルの到着時刻taが理論的送出
時刻TETより遅い場合、つまり、図2(c)に示すケ
ースでは、PCRを下回っていることになる為、到着時
刻taを新たな基準として理論的送出時刻TETを到着
時刻taとし、到着セルをそのまま出力する。アルゴリ
ズム演算を行うためにはセルの到着時刻を管理する必要
があるが、その場合、装置電源投入時からの最大の運用
時間分のタイマカウンタを持つのではなく、最小限のタ
イマカウンタにより管理を行い、最大計測間隔を超えた
か否かの判断を2種類のフラグ(Ca,Ft)で判断す
る。
【0020】最小限のタイマカウンタtの算出方法は、
図2(d)に示すように、セルの到着時刻taを「0」
とし、t=CDV許容範囲+τs(max)+Ts(m
ax)で表わすことができる。なお、ここで、τs(m
ax)およびTs(max)はそれぞれのパラメータの
最大値を示している。CDVの許容範囲を超えて早く到
着した場合は、伝送網で規定されている契約トラフィッ
ク量を違反していると判断され、違反セルとして廃棄さ
れるか、あるいは優先度が下げられてシェーピング対象
外となるため、最小限のタイマカウンタtを備えれば、
到着時刻taから次到着セルの理論的送出時刻TETが
タイマ2周期以内で管理することが可能になる。
【0021】(2)シェーピング処理の概要 次に、図3を参照してシェーピング処理の概要について
説明する。まず、装置電源が投入されてシステムイニシ
ャライズされると、スケジュール部3では、ステップS
1に進み、各種パラメータをリセットあるいは初期値セ
ットして処理を開始してステップS2に進む。ステップ
S2では、セルの到着時刻taを検出し、続くステップ
S3では到着セルに該当するVPI/VCIのパラメー
タ(Ts,τs,TET,t0)を読み出す。
【0022】そして、ステップS10に進み、到着セル
が違反セルかどうか、つまり、理論的送出時刻TETが
「ta+τs+CDV許容範囲」より大きいか否かを判
断する。ここで、違反セルであると見做された場合に
は、判断結果が「YES」となり、ステップS11に処
理を進めて該当セルの優先度を下げるか、もしくはその
セルを廃棄し、続くステップS12において、理論送出
時刻t0および理論的送出時刻TETの更新を中止して
上述のステップS2に処理を戻す。
【0023】一方、ステップS10の判断結果が「N
O」の場合、すなわち、違反セルでない時にはステップ
S4に処理を進め、理論的送出時刻TETがta+τs
より大きいか否かを判断する。ここで、理論的送出時刻
TETがta+τsより大きい場合、つまり、図2
(a)に図示したケースでは、判断結果が「YES」と
なり、ステップS5に処理を進めてシェーピングを行
い、理想的送出時刻t0を決定する(t0=TET−τ
s)。そして、この後、ステップS9に進み、理論的送
出時刻TETを更新する。
【0024】これに対し、上記ステップS4の判断結果
が「NO」の場合には、ステップS6に処理を進める。
ステップS6では、到着時刻taが理論的送出時刻TE
Tより大であるか否かを判断する。ここで、到着時刻t
aが理論的送出時刻TETより遅いと、つまり、図2
(c)に図示したケースでは判断結果が「YES」とな
り、ステップS7に進み、到着セルtaをそのまま出力
する。一方、到着時刻taが理論的送出時刻TETに対
してτsの範囲内であると、つまり、図2(b)に示す
ケースでは、PCRを下回っていることになる為、到着
時刻taを新たな基準として理論的送出時刻TETを到
着時刻taとし、到着セルをそのまま出力するようにな
っている。
【0025】(3)シェーピング処理の動作 次に、図4〜図8を参照して2つのフラグCa,Ftを
使用した最小限のタイマカウンタに基づくシェーピング
処理について説明して行く。 フラグ更新処理 フラグCaとフラグFtとは、VPI/VCI番号毎に
各々フラグ値を持っている。フラグCaは理論的送出時
刻TETに最少セル間隔Tsを加算した次のTET値が
タイマ最大値を超えて次のタイマ周期に入っているか否
かを表わす。一方、フラグFtはセル到着時刻Taが最
少セル間隔Tsより長い周期で到着し、かつ、タイマの
最大値を超えたか否かを表わすものである。
【0026】このような属性のフラグCa,Ftを更新
する処理について図4及び図5を参照して説明する。フ
ラグ更新は、タイマ値が”0時”(タイマカウンタ値が
オーバーフローして次のタイマ周期を示す場合も含む)
と、アルゴリズム演算時とに行う。タイマ値が”0時”
の時になされるフラグ更新(ステップS102)は、全
VPI/VCIに対して行い、アルゴリズム演算時のフ
ラグ更新(ステップS103)は、到着したVPI/V
CI番号のセルに対してのみ行う。
【0027】タイマ値が”0時”のフラグ更新は、図5
に示すフローに従ってなされる。すなわち、ステップS
102を介してステップS201が起動されてフラグ更
新が開始し、ステップS202では先ずタイマ値が
「0」であるか否を判断する。ここで、タイマ値が
「0」でなければ、判断結果が「NO」となり、フラグ
更新を行わずに完了する。
【0028】一方、タイマ値が「0」となると、判断結
果が「YES」となり、次のステップS203に処理を
進める。ステップS203では、フラグCaおよびふら
ぐFtの両者が共に「0」であるか否かを判断する。こ
こで、両フラグが「0」であれば、判断結果が「YE
S」となって次のステップS204に進み、フラグCa
の値を「0」、フラグFtの値を「1」にセットしてス
テップS205へ進むが、そうでない時には上記ステッ
プS203の判断結果は「NO」となり、ステップS2
05に進む。ステップS205では、フラグCaの値が
「1」で、フラグFtの値が「0」であるか否かを判断
し、その条件に合致すれば、次のステップS206に進
み、フラグCaの値を「0」、フラグFtの値を「0」
にセットしてステップS207へ進むが、そうでない時
には上記ステップS205の判断結果が「NO」とな
り、ステップS207に進む。
【0029】シェーピング処理 上記フラグ更新を含むシェーピング処理のフローチャー
トを図6に示し、フラグ更新のタイミングチャートを図
7に、図5および図6の動作をまとめた表を図8に示
す。図7に図示したように、タイマは、0〜t−1の周
期でカウントしており、例えば、図中のTET2に着目
すると、TET2に最少セル間隔Tsを加算したTET
3が次のタイマ周期に入る期間で、フラグCaが「1」
となる。すなわち、図6に示すフローチャートにおい
て、ステップS324の判断結果が「YES」となっ
て、ステップS325に進む過程である。
【0030】一旦、フラグCaが「1」になると、その
タイマ周期内に到着するVPI/VCI番号のセルの理
論的送出時刻TETの値は、必ず次のタイマ周期になる
ため、フラグCaは「1」を保持し続ける。そして、タ
イマ時刻が「0」となった時点で、フラグCaがゼロリ
セットされる(図5のステップS206参照)。セルが
到着した時、フラグCaが「1」であると、TET=T
ET+タイマ最大値tとしてTET値を補正する。例え
ば、図7のta3に対してTET3をそのままの値で使
用すると、ta3>TET3となり、正しいアルゴリズ
ム演算を行うことができない。
【0031】そこで、TET3=TET3+タイマ最大
値tと補正することによって、ta3とTET3との大
小関係が適正なものとなり、正常なアルゴリズム演算が
可能になる(図6のステップS314の判断が「YE
S」となる過程)。なお、演算用メモリ6に演算結果を
ストアする際には、タイマカウンタ内の値に戻して格納
する為、タイマ最大値tを加算したものはアルゴリズム
演算後に差し引いておく必要がある。これは、図6のス
テップS319,S321,S323およびS326の
各処理にて行われている。
【0032】一方、フラグFtはセル到着時刻Taが最
少セル間隔Tsより長い周期で到着し、かつ、タイマの
最大値を超えたか否かを表わすものであり、例えば、図
7のTET5に着目すると、ta5の到着がTET5を
超えて次のタイマ周期に到着したため次のタイマ周期の
時刻0時に、フラグFtの値が「1」になる。その後、
Ta5が到着すると、アルゴリズム演算処理後、当該フ
ラグFtをゼロリセットする(図6のステップS313
の判断結果が「YES」となる過程)。
【0033】このように、2つのフラグCa,Ftを使
用した最小限のタイマカウンタに基づくシェーピング処
理では、図8に示す通り、(イ)フラグCa=0,フラグ
Ft=0の場合には、タイマ周期内で時刻管理可能であ
るため、通常のアルゴリズム演算でシェーピング処理を
行う。(ロ)フラグCa=1,フラグFt=0の場合に
は、TET=ta,t0=taとする。(ハ)フラグCa=
0,フラグFt=1の場合には、TET=TET+タイ
マ最大値tとしてTET値を補正してからアルゴリズム
演算でシェーピング処理を行う。(ニ)フラグCa=0,
フラグFt=0の場合には、通常状態では起こり得ない
ので、異常状態と見做した処理を行うようにしている。
【0034】この結果、セル流を平均化するためのシェ
ーピング処理が、絶対時刻に基づく管理ではなく、相対
時刻による管理となるので、アルゴリズム演算用のタイ
マカウンタ値のビット数を削減でき、これ故、回路規模
を削減して処理高速を図ることが可能になっている。因
みに、従来の絶対時刻に基づく時刻管理では48ビット
長のタイマカウンタにより実現していたが、本発明によ
る相対時刻による管理では21ビット長のタイマカウン
タで実現でき、カウンタビット長を半減以下にすること
が可能である。
【0035】D.変形例 上述した実施例では、フラグCa,Ftを用いてタイマ
カウンタのビット長を削減する態様について説明した
が、変形例ではVPI/VCI番号毎に時刻”0”の位
置をずらす態様とした。以下、これについて図9〜図1
1を参照して説明する。上述の実施例においては、図5
に示したように、タイマ値が”0”の時に全VPI/V
CIに対してフラグ更新する必要があり、この際、VP
I/VCI番号の使用数が少ない場合には、1セル時間
内に演算用メモリ6へのアクセスは可能であるが、VP
I/VCI番号の使用数が増加した場合、例えば、10
00単位のVPI/VCI番号を扱う時には1セル時間
内での演算用メモリ6へのアクセスは不可能となる。
【0036】そこで、VPI/VCI番号毎にフラグ更
新タイミングをずらしてこれに対処する訳である。ここ
で、図9を参照して相対時刻0の考え方について説明す
る。VPI/VCI番号の値を相対時刻0としてアルゴ
リズム演算を行うもので、図7のタイマ値2に到着した
セルは、VPI/VCI番号が0では相対時刻2、VP
I/VCI番号が1では相対時刻1、VPI/VCI番
号が2では相対時刻0、VPI/VCI番号が3では相
対時刻2−3+タイマカウンタ値tとなる。
【0037】これにより、図5に示したフラグ変更処理
は、図10に示すフローに変更され、一方、図6に示し
たシェーピング処理が図11に示すフローに変更され
る。つまり、図5のフラグ変更処理におけるステップS
202の処理が、図10のステップ402のタイマ値が
VPI/VCI番号か否かを判断する処理に置き換えら
れている。また、図11では、図6のフローに対して、
ステップS529,S530を追加しており、ステップ
S529では、絶対時刻で得たt0,TET,taを相
対時刻に変換し、ステップS530では、アルゴリズム
演算結果を演算用メモリ6に格納するTET,t0を相
対時刻から絶対時刻に変換するようにしている。このよ
うにすることで、VPI/VCI番号の使用数が増加し
た場合でも対処することが可能になっている。
【0038】以上説明したように、本発明によれば、タ
イマ周期の最大値を超えたか否かを表わす複数のフラグ
を用いることで、相対時刻に基づく時刻管理によりシェ
ーピングするので、この結果、タイマカウンタのビット
長を削減して回路規模を縮小し、さらにタイマカウンタ
のビット長を削減することにより、加算器や減算器等を
削減し得るから、演算時間が短縮して処理速度の高速化
を図ることが可能になっている。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、入力されるセル間隔に
基づいてセルの到着時刻を発生するタイマカウンタ
(2)がタイマ周期の最大値を超えたか否かを表わすフ
ラグを設け、このフラグ状態に応じてセルの到着時刻を
相対時刻で管理してシェーピングを施すから、絶対時刻
で時刻管理する場合に比べてタイマカウンタのビット長
を削減して回路規模を縮小でき、さらにタイマカウンタ
のビット長を削減することにより、加算器や減算器等を
削減し得るから、演算時間が短縮して処理速度の高速化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】シェーピングアルゴリズムを説明するための図
である。
【図3】シェーピング処理の動作を示すフローチャート
である。
【図4】フラグ更新方法を示すフローチャートである。
【図5】タイマ値=0の時のフラグ更新処理を示すフロ
ーチャートである。
【図6】フラグ更新を含むシェーピング処理の動作を示
すフローチャートである。
【図7】フラグ更新を含むシェーピング処理を説明する
ための図である。
【図8】フラグ更新方法を説明するための図である。
【図9】変形例における相対時刻0の考え方を説明する
ための図である。
【図10】変形例によるフラグ更新処理の動作を示すフ
ローチャートである。
【図11】変形例によるシェーピング処理の動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ATMセル制御部 2 タイマカウンタ 3 スケジュール部 4 メモリ制御部 5 パラメータ用メモリ 6 演算用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 聡 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるセル間隔に基づいてセルの到
    着時刻を発生し、この到着時刻に最適な遅延を付加して
    セル流を平均化するシェーピングを施して理想的送出時
    刻t0を得るATM伝送網の時刻管理方法において、 入力されるセル間隔に基づいてセルの到着時刻を発生す
    るタイマカウンタ(2)がタイマ周期の最大値を超えた
    か否かを表わすフラグを設け、このフラグ状態に応じて
    セルの到着時刻を相対時刻で管理して前記シェーピング
    を施すことを特徴とするATM伝送網の時刻管理方法。
  2. 【請求項2】 前記フラグは、理論的送出時刻TETに
    最少セル間隔Tsを加算した次のTET値がタイマ最大
    値を超えて次のタイマ周期に入っているか否かを表わす
    第1のフラグと、 セル到着時刻Taが最少セル間隔Tsより長い周期で到
    着し、かつ、タイマの最大値を超えたか否かを表わす第
    2のフラグとからなることを特徴とする請求項1記載の
    ATM伝送網の時刻管理方法。
  3. 【請求項3】 前記第1および第2のフラグは、それぞ
    れ入力されるセルのVPI/VCI番号毎に設けられる
    ことを特徴とする請求項2記載のATM伝送網の時刻管
    理方法。
  4. 【請求項4】 前記第1のフラグは、理論的送出時刻T
    ETに最少セル間隔Tsを加算した次のTET値がタイ
    マ最大値を超えて次のタイマ周期に入っている場合に
    「0」、そうでない場合に「1」となり、 前記第2のフラグは、セル到着時刻Taが最少セル間隔
    Tsより長い周期で到着し、かつ、タイマの最大値を超
    える場合に「1」、そうでない場合に「0」となり、 第1および第2のフラグが共に「0」の場合には、通常
    のシェーピングを施し、 第1のフラグが「1」で第2のフラグが「0」の場合に
    は、理論的送出時刻TETとセル到着時刻taとを同一
    とし、かつ、理想的送出時刻t0とセル到着時刻taと
    を同一にし、 第1のフラグが「0」で第2のフラグが「1」の場合に
    は、TET=TET+タイマ最大値tとして理論的送出
    時刻TETの値を補正してシェーピングを施し、 第1および第2のフラグが共に「1」の場合には、異常
    状態と見做した処理を行うことを特徴とする請求項2記
    載のATM伝送網の時刻管理方法。
  5. 【請求項5】 前記フラグの更新タイミングを、VPI
    /VCI番号毎にずらすことを特徴とする請求項1記載
    のATM伝送網の時刻管理方法。
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