JPH106489A - インクジェット方式画像形成装置 - Google Patents

インクジェット方式画像形成装置

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JPH106489A
JPH106489A JP16494596A JP16494596A JPH106489A JP H106489 A JPH106489 A JP H106489A JP 16494596 A JP16494596 A JP 16494596A JP 16494596 A JP16494596 A JP 16494596A JP H106489 A JPH106489 A JP H106489A
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ink
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JP16494596A
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Takeo Sasaki
健雄 佐々木
Yasushi Sawada
康 沢田
Keisuke Yonao
恵輔 世直
Yosuke Tatsumi
陽介 立見
Akito Nagayama
昭人 永山
Tomohiro Ishizu
知宏 石津
Shigehiko Ito
成彦 伊藤
Yasuhiro Kawamoto
康弘 川本
Yutaka Kawamata
裕 川又
Kunitoshi Hayashi
邦俊 林
Fumitaka Aoki
文孝 青木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被記録媒体を汚さずに従来よりも広い面積に画
像を形成できるインクジェット方式画像形成装置を提供
する。 【解決手段】キャリアシート60に記録紙12を載置
し、ピンチローラ38と搬送ローラ36とによってキャ
リアシート60を挟持して、キャリアシート60と共に
記録紙12を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクを吐出して
被記録媒体に画像を形成するプリンタやプロッタなどの
インクジェット方式画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、インクを吐出して被記録媒体(例
えば記録紙など)に画像を形成(印字や作画など)する
インクジェット方式画像形成装置が知られている。この
インクジェット方式画像形成装置は、一般に、インクが
吐出する複数のインク吐出孔が形成され、所定方向に往
復動するインクヘッドと、この所定方向に直交する方向
(記録紙搬送方向)に記録紙を断続的に搬送する搬送装
置とを備えている。記録紙に画像を形成する際は、搬送
装置によって搬送されている記録紙を一時的に停止さ
せ、インクヘッドを上記の所定方向に往復動させなが
ら、インク吐出孔の前方の画像形成領域に位置する記録
紙面に、画像情報に基づいて複数のインク吐出孔のいず
れかからインクを吐出して1バンド分の画像を形成し、
その後、所定長さだけ記録紙を搬送して画像形成領域に
位置する新たな部分に次のバンド分の画像を形成する動
作を繰り返す。
【0003】上記したインクジェット方式画像形成装置
の搬送装置は、一般に、記録紙を挟持する複数のローラ
を備えている。このようなローラの一つとして、画像形
成領域よりも記録紙搬送方向下流側に配置されたピンチ
ローラと、このピンチローラと対をなす搬送ローラとが
知られている。これらピンチローラと搬送ローラ(以
下、排出ローラ群という)は、記録紙の左右両端部を挟
持して記録紙を搬送し排出するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
では、一般に、記録紙を搬送し排出するために、画像形
成領域よりも記録紙搬送方向下流側において被記録媒体
を排出ローラ群で挟持している。このため、被記録媒体
のうち排出ローラ群で挟持される部分(挟持部分)に画
像を形成すると、挟持部分が排出ローラ群に挟持された
ときに、被記録媒体上でインクが滲むおそれがあるとい
う問題がある。
【0005】また、画像の形成された挟持部分が排出ロ
ーラ群に挟持されたときに、排出ローラ群のローラ表面
にインクが付着することがある。この場合、排出ローラ
群が回転すると、ローラ表面に付着しているインクが被
記録媒体に付着して被記録媒体を汚すという問題があ
る。
【0006】上述したような問題を解決するために、挟
持部分に画像を形成しないようにすると、その分、画像
の形成できる面積が狭くなるという問題がある。
【0007】また、上述した排出ローラ群を備えたイン
クジェット方式画像形成装置では、排出ローラ群によっ
て被記録媒体の先端部を挟持した状態で被記録媒体に画
像を形成し始める。このため、被記録媒体に画像を形成
し始める際に、被記録媒体のうち、排出ローラ群に挟持
された先端部から画像形成領域に位置する部分までの間
には画像を形成できず、その分、画像の形成できる面積
が狭くなるという問題がある。
【0008】さらに、被記録媒体の後端部に画像を形成
する際、後端部に余白を設けずに画像を形成すると、画
像形成領域近傍のプラテンを汚すおそれがあるため、余
白が必要となり、その分、後端部も画像の形成できる面
積が狭くなるという問題がある。
【0009】本発明は、上記事情に鑑み、被記録媒体を
汚さずに従来よりも広い面積に画像を形成できるインク
ジェット方式画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインクジェット方式画像形成装置は、画像が
形成される画像形成領域に被記録媒体を搬送し、上記画
像形成領域に位置する被記録媒体に、画像情報に基づい
てインクを吐出して画像を形成し、画像が形成された被
記録媒体を排出するインクジェット方式画像形成装置に
おいて、左右両端よりも内側に被記録媒体が載置され、
載置された被記録媒体と共に上記画像形成領域に搬送さ
れて排出されるキャリアシートを備えたことを特徴とす
るものである。
【0011】ここで、上記キャリアシートが、このキャ
リアシート上の所定位置に被記録媒体を固定する固定手
段を有するものであることが好ましい。
【0012】さらに、本発明のインクジェット方式画像
形成装置が、上記キャリアシートであるか被記録媒体で
あるかを判別する判別手段を備えることが好ましい。
【0013】さらにまた、上記キャリアシートが、この
キャリアシートの、被記録媒体が載置される部分の少な
くとも周縁部に、インクを吸収する吸収部材を有するも
のであることが好ましい。
【0014】さらにまた、インクジェット方式画像形成
装置が、上記キャリアシートに被記録媒体を載置して被
記録媒体を搬送するキャリアシートモードと、上記キャ
リアシートに被記録媒体を載置せずに被記録媒体を搬送
する通常モードとを有することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】図1は、本発明のインクジェット方式画像
形成装置の実施形態の概略構成を示す斜視図である。図
2は、図1のインクジェット方式画像形成装置を横から
見た模式図である。図4は本発明のインクジェット方式
画像形成装置のキャリアシートに記録紙を載置した状態
を示す上面図である。
【0017】インクジェット方式画像形成装置10は、
搬送ローラ36とピンチローラ38によって矢印A方向
に搬送される記録紙12(本発明にいう被記録媒体の一
例である)やキャリアシート60(図4参照)が載置さ
れるプラテン14を備えている。プラテン14の上方に
は、プラテン14に対して平行に2本のガイドレール1
6が配置されている。このガイドレール16には、プー
リ18に掛け渡されたベルト19と駆動モータ(図示せ
ず)とによって矢印B方向に往復動自在に、キャリッジ
20が固定されている。キャリッジ20には、インクが
吐出する複数のインク吐出孔24が形成されたインクヘ
ッド26が搭載されている。インクヘッド26がプラテ
ン14の上方に位置するとき、インク吐出孔24は、そ
の前方の画像形成領域Cに向き合う。また、キャリッジ
20は、インクヘッド26に供給するインクを貯えるイ
ンクタンク28を備えている。なお、インクジェット方
式画像形成装置10では、キャリッジ20の移動可能な
範囲の片側の、画像形成領域Cから離れた位置に、イン
ク吐出孔24から吐出したインクが衝突するインク受け
部30が配置されている。インク受け部30の隣には、
インク吐出孔24などに詰まったインクを吸引してイン
クヘッド26を正常な元の状態に回復させる回復装置5
0が配置されている。
【0018】また、インクジェット方式画像形成装置1
0では、図2に示すように、プラテン14の下方に吸引
ファン32が配置されている。プラテン14と吸引ファ
ン32との間には、密閉された空間34が形成されてい
る。プラテン14には、後述するキャリアシート60が
接触する面に多数の吸引孔14a(図3参照)が形成さ
れている。キャリアシート60にも多数の吸引孔62
(図4参照)が形成されている。吸引ファン32で空間
34の空気を吸引すると、吸引孔14a,62を通して
空気が吸引され、記録紙12がキャリアシート60に吸
引されることとなる。ここでは、吸引孔62が、本発明
にいう固定手段の一例であり、このため、画像形成中に
生ずる紙浮きやコックリング等の問題も、キャリアシー
トを使用しない場合と同様に解決可能である。
【0019】上述したインクジェット方式画像形成装置
10は、後述するキャリアシート60(図4参照)に記
録紙12を載置して、この記録紙12とキャリアシート
60を共に画像形成領域に搬送し画像を形成して排出す
るキャリアシートモードと、記録紙12をキャリアシー
ト60に載置せずに単独で画像形成領域に搬送し画像を
形成して排出する記録紙モードをもっている。
【0020】先ず、記録紙モードで画像を形成する場合
について説明する。
【0021】記録紙モードで記録紙12に画像を形成す
るに当たっては、プラテン14に記録紙12を載置し、
この記録紙12を搬送ローラ36とピンチローラ38と
によって挾持し、モータ(図示せず)によって搬送ロー
ラ36を回転させて記録紙12を矢印A方向に搬送す
る。記録紙12の上方でキャリッジ20を矢印B方向に
往復動させ、制御装置(図示せず)からインクヘッド2
6に送信された、画像情報を担持する印字信号に基づい
てインク吐出孔24からインクを吐出し、記録紙12に
画像を形成する。なお、画像形成動作中や画像形成開始
前などに、複数のインク吐出孔24の全てからインクが
吐出しているか否かを検知するために、キャリッジ20
に搭載されたインクヘッド26をインク受け部30の上
方に向けて移動させて、インクの吐出を調べる。
【0022】次に、キャリアシートモードで画像を形成
する場合について説明する。なお、記録紙モード(通常
モード)とキャリアシートモードの切換方法は後述す
る。
【0023】このキャリアシートモードで画像を形成す
るに当たっては、先ず、キャリアシート60に記録紙1
2を載置する。この本発明のキャリアシートの形状にに
ついて、図4を参照して説明する。
【0024】キャリアシート60の先端60a、右端6
0b、及び左端60cよりも内側に記録紙12が載置さ
れる。キャリアシート60の先端60aから記録紙12
の先端12aまでの距離がL1、キャリアシート60の
右端60bから記録紙12の右端12bまでの距離がL
2、キャリアシート60の左端60cから記録紙12の
左端12cまでの距離がL3となるように、キャリアシ
ート60に記録紙12を載置する。なお、載置位置に
は、基準となる印X3を印刷しておく。ここで、ピンチ
ローラ38と搬送ローラ36とによってキャリアシート
60が挟持される位置からインクヘッド26のインク吐
出孔24までの距離をL4とする(図2参照)。このと
き、距離L1が、L1≧L4となるように、記録紙12
をキャリアシート60に載置する。一方、距離L2,L
3が、ピンチローラ38の幅L5(図3参照)以上の値
になるようにする。すなわち、L2≧L5,L3≧L5
となるようにする。
【0025】このように、距離L1を設定することによ
り、インクジェット方式画像形成装置10の画像形成領
域Cに記録紙先端12aを載置でき、記録紙先端12a
に画像を形成できる。また、距離L2,L3を上記の値
にすることにより、ピンチローラ38と搬送ローラ36
とに挟持されるのは、常に、キャリアシート60とな
り、記録紙12はこれらのローラ36,38に挟持され
ない。したがって、記録紙12に形成された画像はピン
チローラ38と搬送ローラ36とに接触しない。この結
果、インクの滲みが防止され、記録紙12が汚れること
が無い。また、搬送性はキャリアシートによって決定さ
れる。したがって、ピンチローラ38と搬送ローラ36
とによって直接に挟持すると、左右のピンチローラの僅
かな圧の差でしわが起こり易い薄紙や、外形の形状が一
定でないため斜行し易い縁取りのある図面用紙などにも
画像を形成できる。
【0026】次に、図2と図3を再び参照して、上述し
たキャリアシートモードと記録紙モードとを互いに切り
換えるための構成を説明する。
【0027】キャリアシートモードと記録紙モードとを
互いに切り換えるために、被記録媒体であるかキャリア
シートであるかを判別する判別装置(本発明にいう判別
手段の一例である)70が、搬送ローラ36と画像形成
領域Cとの間であって、かつ、プラテン14の下方に配
置されている。一方、キャリッジ20には、被記録媒体
のサイズを検知するサイズ検知装置72が搭載されてい
る。判別装置70、サイズ検知装置72は、フォトダイ
オードなどを利用した周知の発光素子と受光素子で構成
されていて、被検出部材に発光し、被検出部材からの反
射光の光量を受光素子で読み取り、被検出部材を判断す
る。ここでは、キャリアシートとして、透明又は被記録
媒体と判別できる色のものを用いており、判別装置70
によって、キャリアシート60か被記録媒体かが判別さ
れる。
【0028】インクジェット方式画像形成装置10で
は、キャリアシート60を使用すると、判別装置70が
キャリアシートであると判別し、自動的にキャリアシー
トモードに切り換わるように構成されている。さらに、
この装置10では、サイズ検知装置72が被記録媒体を
セット後、被記録媒体の先端位置と両端部位置を読み取
り、被記録媒体のサイズを検知して、被記録媒体のサイ
ズに応じた大きさの画像が形成されるように構成されて
いる。
【0029】ところで、記録紙モードでは、画像形成さ
れる面の基準点は、図3のX1で示す位置となる。一
方、キャリアシートモードでは、画像形成される面の基
準点は、図3のX2で示す位置となる。判別装置70に
よってキャリアシート60であると判別されると、基準
点X1が基準点X2に自動的に切り換わる。なお、判別
装置70とサイズ検知装置72が配置される位置は、上
記の位置に限定されず、キャリアシートか被記録媒体か
を判別できる位置であれば、どこにでもよい。また、基
準点X1,X2の位置も上記の位置に限定されず、被記
録媒体のどこに基準をおいてもかまわない。
【0030】上述したように、キャリアシート60に記
録紙12を載置し、キャリアシート60を記録紙12と
共に搬送して画像を形成する。これにより、キャリアシ
ート60がピンチローラ38と搬送ローラ36とに挟持
されるので、記録紙12に形成された画像がピンチロー
ラ38と搬送ローラ36とに接触せず、インクの滲みが
防止されて記録紙12が汚れることが無い。また、画像
が形成される記録紙面を従来よりも広くできる。
【0031】ここで、キャリアシートの、記録紙の周縁
部分の載置面に高分子吸水材などのインク吸収性が良い
部材を添付しておけば、記録紙の端部まで画像形成した
際に、はみ出たインクで次に使用する記録紙が汚れるこ
とを防ぐことができる。
【0032】次に、図5を参照して、キャリアシートに
被記録媒体を載置して固定する他の方法の例を説明す
る。
【0033】図5は、キャリアシートに被記録媒体を載
置して固定する方法を示す模式図であり、図4の構成要
素と同じ構成要素には同じ符号が付されている。
【0034】この例では、キャリアシート80として、
帯電しやすい材質、例えばフィルム状のプラスチックで
あり、プラスチックは、一般に、電気絶縁性が非常に優
れているので帯電し易く本発明のキャリアシートに適し
ている。また、キャリアシート80には、固定される被
記録媒体の位置を表す印X3があらかじめ2つ以上印刷
されている。
【0035】キャリアシート80に記録紙12を載置し
て固定するに当たっては、キャリアシート80を摩擦し
たり、重ね合わせて剥離したりして帯電させ、記録紙1
2を印X3にあわせてキャリアシート80に静電吸着さ
せる。キャリアシート80の印X3を基準として、各種
サイズ用の印をあらかじめ印刷しておくと、1枚のキャ
リアシートで様々なサイズ(たとえば、インクジェット
方式画像形成装置10の仕様内のサイズの被記録媒体
や、サイズが小さいためキャリアシートを使用しないと
画像形成出来ない葉書、名刺サイズ等の仕様外のサイ
ズ)の被記録媒体に画像を形成できる。ここでは、印X
3と帯電し易い材質が、本発明にいう固定手段である。
【0036】キャリアシート80には、被記録媒体を上
方から固定する手段を設けていないので、被記録媒体の
全域に画像を形成できる。被記録媒体の全域に画像を形
成した場合、インクヘッド26(図2参照)から吐出さ
れたインクが被記録媒体から外れた位置(プラテン)に
付着する場合がある。しかし、キャリアシートモードで
はインクがキャリアシートに付着することとなる。この
ため、インクジェット方式画像形成装置10の他の部品
にインクが付着せず、装置本体が汚れないという効果が
ある。この効果を達成するために、ここでは、キャリア
シート80の右端80bから記録紙12の右端12bま
での距離をL2とし、キャリアシート80の左端80c
から記録紙12の左端12cまでの距離をL3とし、ピ
ンチローラ38(図3参照)の幅をL5とし、記録紙1
2よりも外側にインクが付着する距離をyとすると、L
2≧L5+y,L3≧L5+yとなるようにする。
【0037】図6は、キャリアシートに被記録媒体を載
置して固定する他の方法を示す模式図であり、図4の構
成要素と同じ構成要素には同じ符号が付されている。
【0038】キャリアシート90には、載置される記録
紙12が差し込まれたり挟み込まれたりされる複数の切
れ込み(本発明にいう固定手段の一例である)92が形
成されている。この複数の切れ込み92によって記録紙
12を固定する。このようにした場合、記録紙12の全
域に画像を形成できないが、記録紙12を一度キャリア
シート90にセットすると、記録紙とキャリアシートの
位置合せが不要なため作業性が良い。記録紙12を上か
ら押さえている切込み長さfを、インクジェット方式画
像形成装置10の仕様上の余白よりも短くすることによ
り、この画像形成装置10の仕様を満足する画像形成を
行える。
【0039】図7は、キャリアシートに被記録媒体を載
置して固定する他の方法を示す模式図であり、図4の構
成要素と同じ構成要素には同じ符号が付されている。
【0040】キャリアシート110として、帯電しやす
い材質のものが使用されている。また、キャリアシート
110では、図4に示すキャリアシート60と同様に、
被記録媒体が固定される範囲内に多数の吸引孔112が
形成されている。さらに、図6に示すキャリアシート8
0と同様に、載置される記録紙12が差し込まれたり挟
み込まれたりされる複数の切れ込み114(本発明にい
う固定手段の一例である)が形成されている。
【0041】このように、キャリアシート110に吸引
孔112を形成し、さらに、複数の切れ込み114を形
成しておくことにより、キャリアシート100と記録紙
12との静電吸着が十分でない場合であっても、紙浮き
やコックリングなどをいっそう防止でき、一つのキャリ
アシートで様々なサイズの被記録媒体に対応出来る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインクジ
ェット方式画像形成装置では、載置された被記録媒体と
共にキャリアシートを画像形成領域に搬送して排出す
る。したがって、キャリアシートの左端から被記録媒体
の左端までの間と、キャリアシートの右端から被記録媒
体の右端までの間とを、例えばローラなどで挟持して被
記録媒体を搬送することにより、画像が形成された部分
にはローラなどが接触しない。このため、インクの滲み
が防止され、被記録媒体が汚れない。また、被記録媒体
の左右両端にまで画像を形成でき、従来よりも広い面積
に画像を形成できる。
【0043】ここで、上記キャリアシートが、このキャ
リアシート上の所定位置に被記録媒体を固定する固定手
段を有するものである場合は、被記録媒体を所定位置に
確実に固定して搬送できるので、被記録媒体の汚れをい
っそう確実に防止できる。
【0044】また、本発明のインクジェット方式画像形
成装置が、キャリアシートであるか被記録媒体であるか
を判別する判別手段を備えた場合は、キャリアシートを
用いているか否かが容易に判別でき、キャリアシートを
用いて画像形成するモードに容易に変更できる。
【0045】また、キャリアシートが、キャリアシート
の、被記録媒体が載置される部分の少なくとも周縁部
に、インクを吸収する吸収部材を有すものである場合
は、前回の印字のとき、端部まで印字してキャリアシー
トが汚れても、今回の印字では被記録媒体が汚れない。
【0046】さらにまた、インクジェット方式画像形成
装置が、キャリアシートに被記録媒体を載置して被記録
媒体を搬送するキャリアシートモードと、キャリアシー
トに被記録媒体を載置せずに被記録媒体を搬送する通常
モードとを有する場合は、使い勝手の良いインクジェッ
ト方式画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット方式画像形成装置の実
施形態の概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のインクジェット方式画像形成装置を横か
ら見てその一部を示す模式図である。
【図3】キャリアシートに記録紙を載置する例を示す模
式図である。
【図4】キャリアシートに被記録媒体を載置して固定す
る方法を示す模式図である。
【図5】キャリアシートに被記録媒体を載置して固定す
る他の方法を示す模式図である。
【図6】キャリアシートに被記録媒体を載置して固定す
るさらに他の方法を示す模式図である。
【図7】キャリアシートに被記録媒体を載置して固定す
るさらに他の方法を示す模式図である。
【符号の説明】
10 インクジェット方式画像形成装置 12 記録紙 32 吸引ファン 36 搬送ローラ 38 ピンチローラ 60,80,90,100,110 キャリアシート 70 判別装置 72 サイズ検知装置 14a,62,102,112 吸引孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 立見 陽介 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 永山 昭人 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 石津 知宏 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 伊藤 成彦 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 川本 康弘 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 川又 裕 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 林 邦俊 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内 (72)発明者 青木 文孝 東京都三鷹市下連雀6丁目3番3号 コピ ア株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が形成される画像形成領域に被記録
    媒体を搬送し、前記画像形成領域に位置する被記録媒体
    に、画像情報に基づいてインクを吐出して画像を形成
    し、画像が形成された被記録媒体を排出するインクジェ
    ット方式画像形成装置において、 載置された被記録媒体と共に前記画像形成領域に搬送さ
    れて排出されるキャリアシートを備えたことを特徴とす
    るインクジェット方式画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記キャリアシートが、該キャリアシー
    ト上の所定位置に被記録媒体を固定する固定手段を有す
    るものであることを特徴とする請求項1記載のインクジ
    ェット方式画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記キャリアシートであるか被記録媒体
    であるかを判別する判別手段を備えたことを特徴とする
    請求項1又は2記載のインクジェット方式画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記キャリアシートが、該キャリアシー
    トの、被記録媒体が載置される部分の少なくとも周縁部
    に、インクを吸収する吸収部材を有するものであること
    を特徴とする請求項1,2,又は3記載のインクジェッ
    ト方式画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記キャリアシートに被記録媒体を載置
    して被記録媒体を搬送するキャリアシートモードと、前
    記キャリアシートに被記録媒体を載置せずに被記録媒体
    を搬送する通常モードとを有することを特徴とする請求
    項1から4までのうちのいずれか一項に記載のインクジ
    ェット方式画像形成装置。
JP16494596A 1996-06-25 1996-06-25 インクジェット方式画像形成装置 Withdrawn JPH106489A (ja)

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Cited By (2)

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