JPH1064694A - X線発生装置 - Google Patents

X線発生装置

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Publication number
JPH1064694A
JPH1064694A JP8218295A JP21829596A JPH1064694A JP H1064694 A JPH1064694 A JP H1064694A JP 8218295 A JP8218295 A JP 8218295A JP 21829596 A JP21829596 A JP 21829596A JP H1064694 A JPH1064694 A JP H1064694A
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JP
Japan
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target
energy beam
excitation energy
ray generator
ray
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JP8218295A
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English (en)
Inventor
Noriaki Kamitaka
典明 神高
Hiroyuki Kondo
洋行 近藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用するX線の波長を短時間にすばやく切り
替えることが可能であり、その結果、X線装置の使用効
率を著しく向上させることができるX線発生装置を提供
すること。 【解決手段】 減圧された真空容器内の標的部材に励起
エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プラ
ズマからX線を取り出すX線発生装置において、前記標
的部材は、基板103と、該基板上の異なる領域にそれ
ぞれ形成されてなる複数の物質層102、104とを備
えており、各物質層は互いに異なる物質の層であり、該
複数の物質層及び該基板の露出面のうち所望の物質層ま
たは基板露出面に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射され
るようにしたことを特徴とするX線発生装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線露光装置、X
線顕微鏡、X線分析装置などのX線装置に用いて好適な
X線発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザー光(励起エネルギービームの一
例)を減圧された真空容器内に置かれた標的部材に集光
して照射すると、標的部材は急速にプラズマ化し、この
プラズマから非常に輝度の高いX線が輻射(放出)され
る(X線を発生する)ことが知られている。
【0003】このようなX線源は、例えばLPX(:Las
er Plasma x-ray source)と呼ばれる。レーザープラズ
マから発生するX線は、電子がイオンなどとのクーロン
相互作用により進行方向を変化させる際に発生する制動
輻射X線と、はぎ取られた電子がイオンと再結合する際
に放射されるX線とに分けられると言われている。
【0004】特に後者のX線は標的部材の材料イオン
(原子)の内部電子構造と密接な関係があるため、レー
ザープラズマが放射するX線のスペクトルは標的部材材
料の種類によって変化する。一般に、原子番号の小さい
元素では電子が占める電子準位の数が少ないために線ス
ペクトルに近くなり、原子番号の大きい元素では、電子
準位の数が多いために様々なエネルギーのX線が放出さ
れ、ブロードなスペクトルになる。
【0005】レーザープラズマX線源の実際の利用にあ
たっては、利用したい波長のX線ができるだけ高い効率
で発生する標的部材を選んだり、また、単色性が重要で
ある場合には、目的とする波長に線スペクトルを持つ標
的部材を選ぶことになる。例えば、生物試料をX線顕微
鏡で観察する場合、標的部材をタンタルとし、フィルタ
ーにチタン箔を用いれば、Water-Window領域と呼ばれる
波長2.4 nm〜4.2 nmの領域のほぼ全域にわたるX線
を取り出すことができる。
【0006】また、標的部材を炭素系の高分子化合物と
し、フィルターにチタンの薄膜を用いると、炭素イオン
から輻射される波長3.7 nmの線スペクトルに近いX線
が取り出される。また、ここで標的部材をホウ素Bと
し、フィルターに炭素の薄膜を用いれば、波長4.8 nm
の線スペクトルに近いX線を取り出すことが可能であ
り、炭素の吸収端の前後で得られる像を比べることもで
きる。
【0007】このように、標的部材の種類(材料)や、
不必要な領域のX線、紫外線、可視光をカットするフィ
ルターの種類(材料)を組み合わせることにより、目的
に応じてレーザープラズマX線源から様々な波長のX線
を取り出して利用することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】レーザープラズマX線
源を用いることにより、さまざまな波長のX線を利用す
ることができるが、レーザープラズマX線源の場合、そ
れぞれの波長に適した標的部材(ターゲット)材料とフ
ィルター材料がある。現在一般に利用されているレーザ
ープラズマX線源では、利用するX線の波長を変更する
場合には、その波長に適した材料の標的部材及びフィル
ターを使用すべく、一度X線発生部(真空容器内)の真
空を破って標的部材及びフィルターを交換する必要があ
り、X線装置の使用効率が非常に悪いという問題点があ
った。
【0009】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、利用するX線の波長を短時間にすばやく切
り替えることが可能であり、その結果、X線装置の使用
効率を著しく向上させることができるX線発生装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は第一
に「減圧された真空容器内の標的部材に励起エネルギー
ビームを照射してプラズマを形成し、該プラズマからX
線を取り出すX線発生装置において、前記標的部材は、
基板と、該基板上の異なる領域にそれぞれ形成されてな
る複数の物質層とを備えており、各物質層は互いに異な
る物質の層であり、該複数の物質層及び該基板の露出面
のうち所望の物質層または基板露出面に前記励起エネル
ギ−ビ−ムが照射されるようにしたことを特徴とするX
線発生装置(請求項1)」を提供する。
【0011】また、本発明は第二に「減圧された真空容
器内の標的部材に励起エネルギービームを照射してプラ
ズマを形成し、該プラズマからX線を取り出すX線発生
装置において、前記標的部材は、物質層がそれぞれ形成
された基板を複数個備えており、各物質層は互いに異な
る物質の層であり、各物質層のうち所望の物質層に、或
いは各物質層及び各基板の露出面のうち所望の物質層ま
たは基板露出面に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射され
るようにしたことを特徴とするX線発生装置(請求項
2)」を提供する。
【0012】また、本発明は第三に「減圧された真空容
器内の標的部材に励起エネルギービームを照射してプラ
ズマを形成し、該プラズマからX線を取り出すX線発生
装置において、前記標的部材は、標的を複数個備えたも
のであり、各標的の材料は互いに異なり、各標的のうち
所望材料の標的に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射され
るようにしたことを特徴とするX線発生装置(請求項
3)」を提供する。
【0013】また、本発明は第四に「前記標的部材の位
置を調整する部材位置調整機構を設けて、前記所望の物
質層、基板露出面または標的が前記励起エネルギ−ビ−
ムの照射位置にくるように標的部材の位置を設定するこ
とにより、該励起エネルギ−ビ−ムが所望の物質層、基
板露出面または標的に照射されるようにしたことを特徴
とする請求項1〜3記載のX線発生装置(請求項4)」
を提供する。
【0014】また、本発明は第五に「前記励起エネルギ
−ビ−ムの照射位置を調整する照射位置調整機構を設け
て前記照射位置を設定することにより、該励起エネルギ
−ビ−ムが所望の物質層、基板露出面または標的に照射
されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3記載の
X線発生装置(請求項5)」を提供する。また、本発明
は第六に「前記励起エネルギービームを照射する対象物
を示す信号を出力する信号出力部が設けられ、該信号出
力部からの出力信号に基づいて、前記部材位置調整機構
が標的部材の位置を設定するか、或いは前記照射位置調
整機構が照射位置を設定することを特徴とする請求項4
または5記載のX線発生装置(請求項6)」を提供す
る。
【0015】また、本発明は第七に「前記励起エネルギ
−ビ−ムの照射中に、前記所望の物質層、基板露出面ま
たは標的に該励起エネルギ−ビ−ムが照射され、かつ同
一位置に該励起エネルギ−ビ−ムが2回以上照射される
ことがないように、前記標的部材または標的を移動させ
る標的移動機構を設けたことを特徴とする請求項1〜6
記載のX線発生装置(請求項7)」を提供する。
【0016】また、本発明は第八に「前記標的部材にお
ける前記励起エネルギ−ビ−ムの照射済み位置を検出す
る位置検出機構を設けたことを特徴とする請求項1〜7
記載のX線発生装置(請求項8)」を提供する。また、
本発明は第九に「減圧された真空容器内の標的部材に励
起エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プ
ラズマからX線を取り出すX線発生装置において、前記
標的部材は、微粒子状標的を多数個備えたものであり、
該微粒子状標的には複数種類の材料があり、該微粒子状
標的のうち所望材料の標的を前記励起エネルギービーム
の照射位置に供給する標的供給機構と、供給された標的
の位置を検出する標的位置検出機構と、標的が前記励起
エネルギービームの照射位置に到達するのに合わせて該
励起エネルギービームを照射するビ−ム照射機構が設け
られたことを特徴とするX線発生装置(請求項9)」を
提供する。
【0017】また、本発明は第十に「前記標的供給機構
は複数の標的供給部を備えており、各標的供給部は単一
材料の微粒子状標的を複数個有し、各標的供給部が有す
る標的は材料が互いに異なり、該標的供給機構は所望材
料の標的を有する標的供給部から標的を前記励起エネル
ギービームの照射位置に供給することを特徴とする請求
項9記載のX線発生装置(請求項10)」を提供する。
【0018】また、本発明は第十一に「複数種類のフィ
ルターを備えており、所望のフィルタ−を前記X線の光
路上に配置するフィルター設置機構を設けたことを特徴
とする請求項1〜10記載のX線発生装置(請求項1
1)」を提供する。また、本発明は第十二に「前記フィ
ルタ−設置機構は、前記励起エネルギービームの照射対
象物に応じて、前記複数種類のフィルターのうち所望の
フィルタ−を選択して前記X線の光路上に設置すること
を特徴とする請求項11記載のX線発生装置(請求項1
2)」を提供する。
【0019】また、本発明は第十三に「前記フィルタ−
設置機構は、前記励起エネルギービームを照射する対象
物を示す信号に基づいて、前記複数種類のフィルターの
うち所望のフィルタ−を選択して前記X線の光路上に設
置することを特徴とする請求項12記載のX線発生装置
(請求項13)」を提供する。
【0020】
【発明の実施の形態】減圧された真空容器内の標的部材
に励起エネルギービームを照射してプラズマを形成し、
該プラズマからX線を取り出す本発明にかかるX線発生
装置においては、標的部材は、基板露出面、複数種類の
物質層または標的を備えており、所望の物質層、基板露
出面または標的に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射され
るようにしてある(請求項1〜3)。
【0021】そのため、本発明(請求項1〜3)のX線
発生装置によれば、X線発生部(真空容器内)の真空を
破らなくても標的部材の照射対象材料を交換することが
可能であり、利用するX線の波長を短時間にすばやく切
り替えることができる。従って、本発明(請求項1〜
3)のX線発生装置によれば、X線装置の使用効率を著
しく向上させることができる。
【0022】所望の物質層、基板露出面または標的に前
記励起エネルギ−ビ−ムが照射されるようにするには、
例えば、標的部材の位置を調整する部材位置調整機構を
設けて、所望の物質層、基板露出面または標的が励起エ
ネルギ−ビ−ムの照射位置にくるように標的部材の位置
を設定すればよい(請求項4)。また、所望の物質層、
基板露出面または標的に前記励起エネルギ−ビ−ムが照
射されるようにするには、例えば、励起エネルギ−ビ−
ムの照射位置を調整する照射位置調整機構を設けて照射
位置を設定することにより、該励起エネルギ−ビ−ムが
所望の物質層、基板露出面または標的に照射されるよう
にすればよい(請求項5)。
【0023】本発明においては、励起エネルギ−ビ−ム
が所望の物質層、基板露出面または標的に確実に照射さ
れるように、励起エネルギービームを照射する対象物を
示す信号を出力する信号出力部を設けて、該信号出力部
からの出力信号に基づいて、前記部材位置調整機構が標
的部材の位置を設定するか、或いは前記照射位置調整機
構が照射位置を設定するようにすることが好ましい(請
求項6)。
【0024】本発明においては、励起エネルギ−ビ−ム
の照射中に、所望の物質層、基板露出面または標的に励
起エネルギ−ビ−ムが照射され、かつ同一位置に該励起
エネルギ−ビ−ムが2回以上照射されることがないよう
に、前記標的部材または標的を移動させる標的移動機構
を設けることが好ましい(請求項7)。また、同一位置
に励起エネルギ−ビ−ムが2回以上照射されることがな
いように、標的部材における励起エネルギ−ビ−ムの照
射済み位置を検出する位置検出機構を設けることが好ま
しい(請求項8)。
【0025】次に、減圧された真空容器内の標的部材に
励起エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該
プラズマからX線を取り出す本発明にかかるX線発生装
置においては、標的部材は、微粒子状標的を多数個備え
たものであり、該微粒子状標的には複数種類の材料があ
り、該微粒子状標的のうち所望材料の標的を前記励起エ
ネルギービームの照射位置に供給する標的供給機構と、
供給された標的の位置を検出する標的位置検出機構と、
標的が前記励起エネルギービームの照射位置に到達する
のに合わせて該励起エネルギービームを照射するビ−ム
照射機構が設けられている(請求項9)。
【0026】そのため、本発明(請求項9)のX線発生
装置によれば、X線発生部(真空容器内)の真空を破ら
なくても標的部材の照射対象材料を交換することが可能
であり、利用するX線の波長を短時間にすばやく切り替
えることができる。従って、本発明(請求項9)のX線
発生装置によれば、X線装置の使用効率を著しく向上さ
せることができる。
【0027】本発明にかかる前記標的供給機構は、共通
の標的供給部から所望材料の微粒子状標的を励起エネル
ギービームの照射位置に供給するか、或いは複数の標的
供給部を設けて、所望材料の標的を有する標的供給部か
ら標的を励起エネルギービームの照射位置に供給すれば
よい(請求項10)。また、本発明においては、複数種
類のフィルターを備えており、所望のフィルタ−を前記
X線の光路上に配置するフィルター設置機構を設けるこ
とが好ましい(請求項11)。
【0028】前記フィルタ−設置機構は例えば、励起エ
ネルギービームの照射対象物に応じて、前記複数種類の
フィルターのうち所望のフィルタ−を選択してX線の光
路上に設置することが好ましい(請求項12)。また、
前記フィルタ−設置機構は例えば、励起エネルギービー
ムを照射する対象物を示す信号に基づいて、前記複数種
類のフィルターのうち所望のフィルタ−を選択して前記
X線の光路上に設置することが好ましい(請求項1
3)。
【0029】かかる構成にすることにより、X線発生部
(真空容器内)の真空を破らなくてもフィルター材料を
交換することが可能であり、利用するX線の波長を短時
間にすばやく切り替えることができる。従って、本発明
(請求項11〜13)のX線発生装置によれば、X線装
置の使用効率を著しく向上させることができる。
【0030】図1は本発明のX線発生装置(一例)のう
ちの励起エネルギービームの照射部(プラズマ発生部)
付近の構成を示す概略図である。厚さ50μmのテープ
状PETフィルム(基板の一例)の上にタンタルの膜
(物質層の一例)102とホウ素の膜(物質層の他の
例)104が帯状に形成されているものが標的部材10
1となっており、この標的部材表面にはパルスYAGレ
ーザー光がレンズにより集光照射されるようになってい
る。
【0031】テープ状の標的部材全体は、ターゲット台
110を介してステージ111に載っており、ステージ
はテープ101の幅方向に対して標的部材を移動させる
駆動部(部材位置調整機構の一例)113を備えてい
る。駆動部113は、YAGレーザー光の高さに対する
テープ状標的部材101の高さを検知する機能も備えて
おり、それによってYAGレーザー光がタンタル膜上、
ホウ素膜上、下地のPETフィルム上(基板露出面)の
どこに集光されるかを選ぶことができる。
【0032】プラズマ発生位置の付近では、テープ状の
標的部材101はテープの厚さ方向に動かないようにテ
ープ位置固定部材121により保持されている。これは
テープの位置が変化することにより、発生するプラズマ
の位置が変化して光源位置が動いてしまうことを防ぐた
めである。テープ位置固定部材121の左右には孔検出
器(照射済み位置を検出する位置検出機構の一例)12
0が取り付けられている。
【0033】テープ状の標的部材は、一度プラズマを生
成すると貫通孔があき、同じ位置は再度プラズマの生成
に使用することはできない。プラズマの生成により生じ
た貫通孔を検出することにより、テープ状標的部材の駆
動部(標的移動機構の一例)112と連動して長さ方向
のどの位置までプラズマ生成済みであるかを検出し、そ
の位置に続けてプラズマを生成させることができるよう
になっている。
【0034】図2はX線を取り出す部分を示す概略構成
図である。テープ状標的部材201の適当な部分がYA
Gレーザー光(励起エネルギービームの一例)231の
集光位置にくるようにテープ状標的部材の駆動部により
移動させ、YAGレーザー光231を照射すると、プラ
ズマ233が生成され、X線が放射される。
【0035】取り出し方向のX線232の光路上には、
材質や厚さの違ったフィルター241を複数備えたフィ
ルターホルダー(フィルター設置機構の構成要素例)2
40があり、フィルターホルダーの駆動部(フィルター
設置機構の構成要素例)214によりフィルターが切り
替えられるようになっている。テープの使用済み部分と
未使用部分の境界を検出する検出器(照射済み位置を検
出する位置検出機構の一例)120,220と、テープ
状の標的部材101,201を動かす駆動部(標的移動
機構の一例)112と、YAGレーザー光に対するテー
プの高さを検知し、かつステージ111を駆動するステ
ージ駆動部(部材位置調整機構の一例)と、現在どのフ
ィルターが光路上にあるかを検知し、かつフィルターホ
ルダーを動かす駆動部(フィルター設置機構の構成要素
例)とは、制御機構につながっている。
【0036】使用したいX線波長が選択されてこれを制
御機構に指示すると、制御機構はそれに応じた標的材料
の位置にYAGレーザーが照射されるように、ステージ
駆動部を制御することにより標的部材の位置を調整し、
またそれに応じたフィルターがX線の取り出し光路上に
配置されるように、フィルターホルダーの駆動部を制御
する。
【0037】即ち、制御機構内には、励起エネルギービ
ームを照射する対象物を示す信号を出力する信号出力部
が設けられ、該信号出力部からの出力信号に基づいて、
ステージ駆動部が標的部材の位置を設定する。また、フ
ィルタ−設置機構は、前記信号出力部からの励起エネル
ギービームを照射する対象物を示す信号に基づいて、前
記複数種類のフィルターのうち所望のフィルタ−を選択
して前記X線の光路上に設置する本発明の一例である図
1、2のX線発生装置においては、複数の違う標的材質
に励起エネルギービームを照射できるようにして発生す
るX線のスペクトルを変化させ、それに併せてフィルタ
ーも交換することで、波長の違うX線をすばやく取り出
すことができるようになっている。
【0038】即ち、複数の標的材質(材料)から利用し
たいX線の波長に適した標的材質を選び、それに応じた
フィルターを選ぶことで、取り出すX線の波長やスペク
トルをすばやく変化させることができる。以下、本発明
を実施例により詳細に説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。
【0039】
【実施例】図3に、図1のテープ状標的部材101と同
様なテープ状の標的部材を用いた本実施例のX線発生装
置(X線顕微鏡用)の概略構成図を示す。YAGレーザ
ー光331が、集光レンズ351により集光されながら
入射窓352を透過して、真空容器350内に入射し、
テープ状の標的材(標的部材)301の表面に集光され
る。
【0040】標的材301は幅5mm、厚さ50μmの
テープ形状のPET膜(基板の一例)であり、その表面
には厚さ1μmのタンタル膜(物質層の一例)と厚さ1
μmのホウ素膜(物質層の一例)が幅1mmの帯状に形
成されている。テープ301上の同じ位置にレーザー光
331が繰り返し集光されることのないように、プラズ
マ発生時には駆動部(標的移動機構の一例、例えば、モ
ーター)によりリール322を回転させてテープ状標的
材を巻き取っている。
【0041】標的材テープ全体は上下方向(テープの幅
方向)に動くステージに載っており、ステージ駆動部に
よって上下に動くと同時に、検出器によって高さが検出
されている(部材位置調整機構の一例)。テープ状標的
材301上にYAGレーザー331は45度の入射角で
入射、集光され、生成したプラズマ333から発生した
X線332は、YAGレーザー331とは反対側の45
度の方向からX線光学系へと導かれる。
【0042】X線の取り出し方向には、フィルターホル
ダー340に取り付けられたフィルター341が配置さ
れている。フィルターホルダー340は、円盤状の板に
複数の孔があいた形状をしており、それぞれの孔部分に
はフィルターとしてチタン薄膜、炭素薄膜、可視光用N
Dフィルターが配置されている。
【0043】フィルターホルダー340は、現在どのフ
ィルターが光路上にあるかを検知する機能を持ち、か
つ、円盤の軸を中心に回転するような駆動部314を備
えている(フィルター設置機構の一例)。以下に、実際
のX線を発生させる場合に、このX線発生装置の各部分
がどの様に動作するかを示す。
【0044】まず、Water-Window領域(λ=2.4 〜4.2
nm)全体にわたるX線で観察をおこなう場合、この波
長で観察をおこなうことを制御機構に指示すると、検出
器が標的材の高さを検出し、タンタル膜が帯状に形成さ
れた部分にYAGレーザー光331が集光されるように
ステージ駆動部によって標的材の高さを変化させる。同
時にフィルターホルダー340を駆動部314によって
回転させてチタンフィルターがX線の光路上に置かれる
ようにする。
【0045】テープ状標的材駆動部と孔検出器320と
が、タンタル膜形成部分のうちどこまでがプラズマ生成
に既に使用されているかを検出し、使用済み部分に続け
てプラズマを発生させることができる未使用位置までテ
ープを巻送ったり巻戻したりする。この後、YAGレー
ザー331を照射すれば、ほぼWater-Window領域全体に
わたるX線が取り出される。
【0046】前記制御機構内には、前記指示に従って励
起エネルギービームを照射する対象物を示す信号を出力
する信号出力部が設けられ、該信号出力部からの出力信
号に基づいて、検出器が標的材の高さを検出し、ステー
ジ駆動部が標的部材の位置を設定する。また、フィルタ
−設置機構は、前記信号出力部からの励起エネルギービ
ームを照射する対象物を示す信号に基づいて、前記複数
種類のフィルターのうち所望の(発生させたいX線の波
長に対応する)フィルタ−を選択して前記X線の光路上
に設置する(後述する例でも同様)。
【0047】なお、テープ状標的材駆動部と孔検出器3
20の動作も制御機構により制御されている(後述する
例でも同様)。また、線スペクトルを用いてWater-Wind
ow領域の内外で観察をおこなう場合には以下のように動
作させる。Water-Window領域より長波長の線スペクトル
でX線で観察をおこなう場合、この波長で観察をおこな
うことを制御機構に指示すると、検出器が標的材の高さ
を検出し、ホウ素膜が帯状に形成された部分にYAGレ
ーザー光331が集光されるようにステージ駆動部によ
って標的材の高さを変化させる。
【0048】同時にフィルターホルダー340を駆動部
314によって回転させて炭素薄膜フィルターがX線の
光路上に置かれる。テープ状標的材駆動部と孔検出器3
20とが、ホウ素膜形成部分のうちどこまでがプラズマ
生成に既に使用されているかを検出し、使用済み部分に
続けてプラズマを発生させることができる未使用位置ま
でテープを巻送ったり巻戻したりする。
【0049】この後、YAGレーザー331を照射すれ
ば、λ=4.8 nmの線スペクトル(水素様ホウ素イオン
のLyman−α線)が取り出される。また、Water-Wi
ndow領域内の線スペクトルのX線で観察をおこなう場
合、この波長で観察をおこなうことを制御機構に指示す
ると、検出器が標的材の高さを検出し、PET膜が露出
した部分にYAGレーザー光331が集光されるように
ステージ駆動部によって標的材の高さを変化させる。
【0050】同時にフィルターホルダー340を駆動部
314によって回転させてチタンフィルターがX線の光
路上に置かれる。テープ状標的材駆動部と孔検出器32
0とが、PET膜が露出した部分のうちどこまでがプラ
ズマ生成に既に使用されているかを検出し、使用済み部
分に続けてプラズマを発生させることができる未使用位
置までテープを巻送ったり巻戻したりする。
【0051】この後、YAGレーザー331を照射すれ
ば、λ=3.7 nmの線スペクトル(水素様炭素イオンの
Lyman−α線)が取り出される。また、可視光で観
察をおこなう場合、この波長で観察をおこなうことを制
御機構に指示すると、テープ状標的材駆動部と孔検出器
320とが、タンタル膜形成部分、ホウ素膜形成部分、
PET膜が露出した部分のうち最も未使用部分の多い部
分を検出し、この部分にYAGレーザー光が集光される
ようにステージ駆動部によって標的材の高さを変化さ
せ、使用済み部分に続けてプラズマを発生させることが
できる未使用位置までテープをテープ状標的材駆動部に
より巻送ったり巻戻したりする。
【0052】同時にフィルターホルダーを駆動部によっ
て回転させて可視光用NDフィルターが光路上に置かれ
るようにする。この後、YAGレーザー331をテープの
未使用位置に照射することにより、適度に減光された可
視光が取り出される。本実施例では、標的部材表面への
YAGレーザーの入射角と、X線の取り出し角をいずれ
も45度としたが、これはこの角度に限定されるもので
はない。
【0053】本実施例では、標的部材は一つのテープ状
基板の上に何種類かの標的材料の膜が形成されている形
状であるが、一つのテープ状標的部材に1種類ずつの標
的材料の膜を形成して、複数のテープ状標的部材を備え
ることにしてもよい。その場合、X線の波長を選択する
ことによって、それぞれの波長のX線の発生に適した標
的部材をYAGレーザー光の集光位置に移動させる機構
を設ける。
【0054】本実施例では、標的部材の形状を図1のテ
ープ状標的材の様なものとしたが、これに限定されるも
のではなく、板状、微粒子状でもよい。板状の場合は、
1枚の板の表面に複数の物質の膜が形成されているもの
でも、違う物質の板を複数枚備えていてもよく、波長を
選択した際に、YAGレーザーが集光される位置に所望
のX線発生に適した標的材質が配置されるように制御す
ればよい。
【0055】図4は3種類(材料)のテープ状標的材4
01をターンテーブル442上に備え、真空容器450
の真空を破ることなく標的材を交換可能とした場合のX
線発生装置の概略構成図である。標的材を載せたターン
テーブルは一つに限定するものではなく、複数組み合わ
せてさらに様々な種類の標的材を使用できるようにして
もよい。
【0056】その他に、単一材料からなるテープ状の標
的材が収納されたカセットケース状のホルダーを複数
(各材料はそれぞれ異なる)スタックしておき、必要と
される材料の標的材が選択されたとき、このスタック
(stack )の中から必要材料の標的材が収納されたホル
ダーを取り出してYAGレーザーの集光位置に設置するよ
うにしてもよい。
【0057】また、図5に微粒子状(φ10μm〜1m
m)の標的材とした場合のX線発生装置の概略構成図を
示す。微粒子を供給する標的供給部(標的供給機構の一
例)561と、そこから飛び出した微粒子570の位置
を検出する位置検出部(標的位置検出機構の一例)56
2を備え、微粒子570がYAGレーザーの集光位置に
あるときにビーム照射機構によりレーザー光が照射され
るように、制御機構により標的供給部、位置検出部、ビ
ーム照射機構がそれぞれ制御されている。
【0058】制御機構内には、励起エネルギービームを
照射する対象物を示す信号を出力する信号出力部が設け
られ、該信号出力部からの出力信号に基づいて、標的供
給部が発生させたいX線の波長に対応する材料の標的を
供給する。また、フィルタ−設置機構は、前記信号出力
部からの励起エネルギービームを照射する対象物を示す
信号に基づいて、複数種類のフィルターのうち所望の
(発生させたいX線の波長に対応する)フィルタ−を選
択して前記X線の光路上に設置する。
【0059】即ち、発生させたいX線の波長領域によっ
て供給する微粒子571の材質が変わり、それに応じて
フィルターホルダー540が駆動部514によって駆動
され、適切なフィルター541が取り出すX線532の
光路上に配置される。微粒子は固体でも液体でもよく、
常温では気体や液体であるものを冷却することによって
固体としたものでもよい。また、微粒子の各種類に対し
てそれぞれ微粒子の標的供給部を備えていてもよく、或
いは一つの標的供給部により複数種類の微粒子を選択し
て供給してもよい。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のX線発
生装置によれば、X線発生部(真空容器内)の真空を破
らなくても標的部材の照射対象材料を交換することが可
能であり、利用するX線の波長を短時間にすばやく切り
替えることができる。従って、本発明のX線発生装置に
よれば、X線装置の使用効率を著しく向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、本発明のX線発生装置(一例)のうちの励
起エネルギービームの照射部(プラズマ発生部)付近の
構成を示す概略図である。。
【図2】は、本発明の実施の形態の一例を示す図であ
り、X線を取り出す部分を示す概略構成図である。
【図3】は、実施例のX線発生装置(X線顕微鏡用)の
概略構成図である。
【図4】は、実施例(変形例)のX線発生装置の概略構
成図である。
【図5】は、実施例(変形例)のX線発生装置の概略構
成図である。
【符号の説明】
101,201,301,401 テープ状標的部材 102 タンタル膜形成部分 103 PET下地(基板面)露出部分 104 窒化ホウ素膜形成部分 110 ターゲット台 111 (ターゲット台の)ステージ 112 ターゲット駆動部(標的移動機構の一例) 113 ステージ駆動部及び高さ検出器(部材位置調整
機構の一例) 214,314,414,514 フィルターホルダー
駆動部(フィルター 設置機構の構成要素例) 120,220,320,420 孔検出器(照射済み
位置の位置検出機構の一例) 121,221,321,421 テープ押え 122,222,322,422 リール 231,331,431,531 YAGレーザー光
(励起エネルギービームの一例) 232,332,432,532 取り出すX線 233,333,433,533 プラズマ 240,340,440,540 フィルターホルダー
(フィルター 設置機構の構成要素例) 241,341,441,541 フィルター 442 ターンテーブル 350,450,550 真空容器 351,451,551 集光レンズ 352,452,552 YAGレーザー光入射窓 561 微粒子状標的供給部 562 供給微粒子の位置検出器 以上

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧された真空容器内の標的部材に励起
    エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プラ
    ズマからX線を取り出すX線発生装置において、 前記標的部材は、基板と、該基板上の異なる領域にそれ
    ぞれ形成されてなる複数の物質層とを備えており、各物
    質層は互いに異なる物質の層であり、該複数の物質層及
    び該基板の露出面のうち所望の物質層または基板露出面
    に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射されるようにしたこ
    とを特徴とするX線発生装置。
  2. 【請求項2】 減圧された真空容器内の標的部材に励起
    エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プラ
    ズマからX線を取り出すX線発生装置において、 前記標的部材は、物質層がそれぞれ形成された基板を複
    数個備えており、各物質層は互いに異なる物質の層であ
    り、各物質層のうち所望の物質層に、或いは各物質層及
    び各基板の露出面のうち所望の物質層または基板露出面
    に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射されるようにしたこ
    とを特徴とするX線発生装置。
  3. 【請求項3】 減圧された真空容器内の標的部材に励起
    エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プラ
    ズマからX線を取り出すX線発生装置において、 前記標的部材は、標的を複数個備えたものであり、各標
    的の材料は互いに異なり、各標的のうち所望材料の標的
    に前記励起エネルギ−ビ−ムが照射されるようにしたこ
    とを特徴とするX線発生装置。
  4. 【請求項4】 前記標的部材の位置を調整する部材位置
    調整機構を設けて、前記所望の物質層、基板露出面また
    は標的が前記励起エネルギ−ビ−ムの照射位置にくるよ
    うに標的部材の位置を設定することにより、該励起エネ
    ルギ−ビ−ムが所望の物質層、基板露出面または標的に
    照射されるようにしたことを特徴とする請求項1〜3記
    載のX線発生装置。
  5. 【請求項5】 前記励起エネルギ−ビ−ムの照射位置を
    調整する照射位置調整機構を設けて前記照射位置を設定
    することにより、該励起エネルギ−ビ−ムが所望の物質
    層、基板露出面または標的に照射されるようにしたこと
    を特徴とする請求項1〜3記載のX線発生装置。
  6. 【請求項6】 前記励起エネルギービームを照射する対
    象物を示す信号を出力する信号出力部が設けられ、該信
    号出力部からの出力信号に基づいて、前記部材位置調整
    機構が標的部材の位置を設定するか、或いは前記照射位
    置調整機構が照射位置を設定することを特徴とする請求
    項4または5記載のX線発生装置。
  7. 【請求項7】 前記励起エネルギ−ビ−ムの照射中に、
    前記所望の物質層、基板露出面または標的に該励起エネ
    ルギ−ビ−ムが照射され、かつ同一位置に該励起エネル
    ギ−ビ−ムが2回以上照射されることがないように、前
    記標的部材または標的を移動させる標的移動機構を設け
    たことを特徴とする請求項1〜6記載のX線発生装置。
  8. 【請求項8】 前記標的部材における前記励起エネルギ
    −ビ−ムの照射済み位置を検出する位置検出機構を設け
    たことを特徴とする請求項1〜7記載のX線発生装置。
  9. 【請求項9】 減圧された真空容器内の標的部材に、励
    起エネルギービームを照射してプラズマを形成し、該プ
    ラズマからX線を取り出すX線発生装置において、 前記標的部材は、微粒子状標的を多数個備えたものであ
    り、該微粒子状標的には複数種類の材料があり、該微粒
    子状標的のうち所望材料の標的を前記励起エネルギービ
    ームの照射位置に供給する標的供給機構と、供給された
    標的の位置を検出する標的位置検出機構と、標的が前記
    励起エネルギービームの照射位置に到達するのに合わせ
    て該励起エネルギービームを照射するビ−ム照射機構が
    設けられたことを特徴とするX線発生装置。
  10. 【請求項10】 前記標的供給機構は複数の標的供給部
    を備えており、各標的供給部は単一材料の微粒子状標的
    を複数個有し、各標的供給部が有する標的は材料が互い
    に異なり、該標的供給機構は所望材料の標的を有する標
    的供給部から標的を前記励起エネルギービームの照射位
    置に供給することを特徴とする請求項9記載のX線発生
    装置。
  11. 【請求項11】 複数種類のフィルターを備えており、
    所望のフィルタ−を前記X線の光路上に配置するフィル
    ター設置機構を設けたことを特徴とする請求項1〜10
    記載のX線発生装置。
  12. 【請求項12】 前記フィルタ−設置機構は、前記励起
    エネルギービームの照射対象物に応じて、前記複数種類
    のフィルターのうち所望のフィルタ−を選択して前記X
    線の光路上に設置することを特徴とする請求項11記載
    のX線発生装置。
  13. 【請求項13】 前記フィルタ−設置機構は、前記励起
    エネルギービームを照射する対象物を示す信号に基づい
    て、前記複数種類のフィルターのうち所望のフィルタ−
    を選択して前記X線の光路上に設置することを特徴とす
    る請求項12記載のX線発生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006332552A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Osaka Univ 極端紫外光源用ターゲット
FR3089748A1 (fr) * 2018-12-11 2020-06-12 Centre Technologique Alphanov Source de rayons X par interaction entre un faisceau laser et un matériau cible
CN113218972A (zh) * 2021-05-06 2021-08-06 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 紧凑型微电爆炸动态x射线成像装置
CN113218973A (zh) * 2021-05-31 2021-08-06 中国工程物理研究院激光聚变研究中心 微电爆炸相变状态检测装置

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