JPH106406A - コード・ゴム複合体 - Google Patents
コード・ゴム複合体Info
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- JPH106406A JPH106406A JP8160031A JP16003196A JPH106406A JP H106406 A JPH106406 A JP H106406A JP 8160031 A JP8160031 A JP 8160031A JP 16003196 A JP16003196 A JP 16003196A JP H106406 A JPH106406 A JP H106406A
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Abstract
く、さらに繊維コ−ドの撚り工程をも不要とした、極め
て生産性に優れたコ−ド・ゴム複合体を提供すること。 【解決手段】 本発明のコ−ド・ゴム複合体は、ポリエ
ステル、ポリアミド、ポリビニルアルコ−ル、ポリアク
リロニトリル、レ−ヨン、ヘテロ環含有ポリマ−の少な
くとも一種から選ばれる樹脂を芯成分とし、ゴムに熱融
着可能な熱可塑性樹脂を鞘成分とした芯鞘型繊維からな
るコ−ドを未加硫ゴムに埋設し、加硫一体化してなる。
Description
未加硫ゴムに埋設して加硫一体化したコ−ド・ゴム複合
体に関する。
等を構成するコ−ド・ゴム複合体は、数デニ−ル乃至数
十デニ−ルの細いフィラメント多数本からなる有機繊維
を束ねて撚りを付与した後にゴムと繊維との接着剤に浸
漬し、熱処理を加えた後に、未加硫ゴムに埋設し、加硫
により接着一体化して製造しており、加工工程が煩雑で
あった。
テル繊維の場合には、エポキシ樹脂にこの繊維を浸漬
し、乾燥熱処理を施した後、さらにレゾルシン・ホルム
アルデヒド初期縮合物とゴムラテックスとの混合液(以
下、RFLという)に浸漬し、熱処理を施したのちに未
加硫ゴムに埋設し、加硫によって一体化している。ま
た、ゴムとの接着性が比較的良好なポリアミド繊維等も
RFLに浸漬し、乾燥熱処理を施し、未加硫ゴムに埋設
している。
ては、特に難接着性のポリエステル繊維やアラミド繊維
に関しては低温プラズマ処理、フッ素処理等を予め施し
た後にRFL処理を行うといった方法が提案されてい
る。しかし、これらの低温プラズマ処理、フッ素処理等
は難接着性の繊維の表面を活性化するだけの効果しかな
く、また、RFL処理は不可欠であるため、工程の煩雑
さを十分に解消できるものではない。
においてコ−ド・ゴム複合体を形成するに際して上記の
ように不可欠となっていたコ−ドへの接着処理を省略で
きるだけでなく、さらに繊維コ−ドの撚り工程をも不要
とした、極めて生産性に優れたコ−ド・ゴム複合体を提
供することにある。
め、本発明のコ−ド・ゴム複合体は、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリビニルアルコ−ル、ポリアクリロニトリ
ル、レ−ヨン、ヘテロ環含有ポリマ−の少なくとも一種
から選ばれる樹脂を芯成分とし、ゴムに熱融着可能な熱
可塑性樹脂を鞘成分とした芯鞘型繊維からなるコ−ドを
未加硫ゴムに埋設し、加硫一体化してなることを特徴と
する。
各種有機繊維を、接着剤による浸漬、乾燥熱処理を施す
ことなく、未加硫ゴムに加硫により接着させるべく鋭意
検討した結果、本発明をなすに至った。即ち、一部の熱
可塑性樹脂は未加硫ゴムと通常のゴムの加硫温度で直接
接着が可能であるという知見に着目し、このような熱可
塑性樹脂を繊維の表面層に配置し、一方、繊維の内部に
は通常の繊維形成能を有する上記のようなポリエステ
ル、ポリアミド、ポリビニルアルコ−ル、ポリアクリロ
ニトリル、レ−ヨン、ヘテロ環含有ポリマ−の少なくと
も一種から選ばれる樹脂を配置した新規な芯鞘型繊維か
らなるコードを用いることで、従来のように繊維コ−ド
を接着剤に浸漬して乾燥熱処理した後に未加硫ゴムに埋
設し加硫一体化するとうい煩雑な工程を経ることなく、
コ−ドとゴムが強固に一体化したコ−ド・ゴム複合体を
与えることを見い出したのである。
ステル、ポリアミド、ポリビニルアルコ−ル、ポリアク
リロニトリル、レ−ヨン、ヘテロ環含有ポリマ−の少な
くとも一種から選ばれる樹脂を用いるのである。これら
の樹脂が繊維形成能が高いだけでなく、繊維を形成した
場合にコ−ド・ゴム複合体として必要な高い引張強度、
引張弾性率を与えるものであるからである。
レンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポ
リエチレン2,6ナフタレ−ト、芳香族ポリエステル、
或いはこれらの共重合体等が挙げられる。ポリアミドと
しては、例えば、6ナイロン、66ナイロン、46ナイ
ロン、芳香族ポリアミド等が挙げられる。ヘテロ環含有
ポリマ−は、ポリパラフェニレンベンズビスオキサゾ−
ルを代表とする。
性樹脂を用いるのが、本発明の芯鞘型繊維を製造する上
でより好適であり、その観点から、ポリエチレンテレフ
タレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレン
2,6ナフタレ−ト等のポリエステル樹脂、また、6ナ
イロン、66ナイロン、46ナイロン等の脂肪族ポリア
ミド樹脂を用いるのがより好ましい。
熱可塑性樹脂であれば特に限定されるものではないが、
その汎用性、繊維形成性、さらにゴムとの溶解度パラメ
−タ−が近いものがより好適である。このようなものと
して、例えば、ポリオレフィン樹脂又はポリフェニレン
エ−テル樹脂が挙げられる。ポリオレフィン樹脂は、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、或いはこれらの
変性体、即ち無水マレイン酸変性ポリエチレン、無水マ
レイン酸変性ポリプロピレン、或いはこれらの混合物等
である。これらのポリオレフィン樹脂の分子量は、ゴム
との溶融接着の観点から高いものが好ましく、平均分子
量が10万以上のものがより好適である。また、ポリフ
ェニレンエ−テル樹脂とは、基本的にポリ−(2,6−
ジメチルフェニレンエ−テル−1,4)を主成分とする
ものである。これらに可塑剤等を添加してもよい。
維は、溶融紡糸法等の公知の方法で製造する事が可能で
ある。また、ここで芯成分と鞘成分の界面を強化するた
めに第三成分である相溶化剤を挿入する事も可能であ
る。挿入方法としては、鞘成分に相溶化剤を混合する方
法や、芯成分と鞘成分の間に第三成分層を形成させた複
合繊維を紡糸する方法もある。相溶化剤は、芯成分と鞘
成分との組合わせにより適宜選択されるものであるが、
例えば、芯成分がポリエステル樹脂で鞘成分がポリエチ
レン樹脂の場合には、エチレン・グリシジルメチルメタ
アクリレ−ト共重合体、ポリエチレン−グラフト−グリ
シジルメチルメタアクリレ−ト、無水マレイン酸変性ポ
リエチレン等であり、また、芯成分がポリアミドで鞘成
分がポリプロピレン樹脂の場合には、無水マレイン酸変
性ポリプロピレン等である。
成分に対する重量比(鞘/芯比)が0.1以上、0.5
以下の範囲にあるのが好ましい(0.1〜0.5)。こ
の重量比が0.1未満の場合、鞘成分量が少ないために
芯成分が繊維表面に露出しやすくなりゴムとの接着性が
低下する。一方、0.5を超えると、補強メンバ−であ
る芯成分の量が少なくなるため芯鞘型繊維の引張強度が
低下し、この繊維をコ−ド・ゴム複合体に適用した場合
にその複合体の強度が不足する事になる。
〜10000デニール(d)のモノフィラメントコ−ド
であるのが好ましい。通常の有機繊維は、数デニ−ル乃
至数十デニ−ルの細いフィラメント多数本から構成され
た繊維束として製造される。このような所謂マルチフィ
ラメント繊維をタイヤ、ホ−ス、コンベヤベルト等の補
強層として用いる場合には、繊維に収束性を付与する目
的で撚りを加えて使用する。このような撚りを付与する
工程は極めて煩雑であり生産性に劣る。これに対し、モ
ノフィラメントの場合には収束性を付与するための撚り
を加える必要がない。また、本発明においては、特に、
モノフィラメントを用いるのが好ましいのは以下の理由
による。
硫温度で溶融する事によって、樹脂分子とゴム分子との
絡み合いによって強固な結合を形成するものであるが、
多数のマルチフィラメントから構成される芯鞘型繊維か
らなるコ−ドを用いた場合に、鞘部が熱溶融した時にフ
ィラメント相互が熱融着しやすくなり、部分的にフィラ
メント同士が拘束されることになる。このようなコ−ド
がタイヤ、ホ−ス、コンベヤベルト等を構成するコ−ド
・ゴム複合体中で繰り返し負荷を受けると、このような
不均一な拘束部で応力集中が起こる結果、コ−ドの疲労
が局部的に促進されるためにコ−ド・ゴム複合体の疲労
寿命を大きく低下させる原因となる。一方、モノフィラ
メントコ−ドを用いればこのような問題は発生しない。
500d〜10000dが好ましい。500d未満の場
合にはコ−ド・ゴム複合体として用いる場合にコ−ド1
本の引張強度が低すぎるために多数本のコ−ドが必要と
なり、生産性を著しく阻害する。一方、10000dを
超えるとコ−ドが太くなり過ぎるために、コ−ド・ゴム
複合体の体積が増加し好ましくない。タイヤ、ホ−ス、
コンベヤベルト等に用いるには1000d〜6000d
がより好適である。
平形状であるのがさらに好ましい。ここで、偏平とは、
実質的にその断面形状(横断面形状)が図1に示すよう
な楕円状或いは図2に示すようなカプセル状の形態をい
う。図1および図2において、モノフィラメントコ−ド
1は、ゴムと溶融接着する鞘成分樹脂2と補強メンバー
となる芯成分樹脂3からなる偏平二重構造となってい
る。この偏平断面における長径aと短径bの比(a/
b)は、1.5〜5の範囲であるのが好ましい。
即ち上記長径/短径の比(a/b)が1として製造され
るが、円形断面形状のモノフィラメントコ−ドをコ−ド
・ゴム複合体に用いた場合に、コ−ド・ゴム複合体が屈
曲変形を受けるとコ−ドの表面歪みが大きくなり耐疲労
性が低下し易くなる。また、例えば、円形断面形状のモ
ノフィラメントコ−ドを用いたコ−ド・ゴム複合体をタ
イヤのカ−カス層とした場合には、コ−ドの曲げ硬さが
硬いためにタイヤビ−ド部でのカ−カス層の折り返し作
業性が悪化するという問題が発生する。一方、モノフィ
ラメントコ−ドを偏平断面形状とした場合には、このコ
−ドが屈曲を受けても偏平故に表面歪みは低減され耐疲
労性が確保可能となる。また、偏平故に曲げ硬さも低減
できるので、上記のようにタイヤのカ−カス層とした場
合でも作業性の悪化は解消可能となる。ここで、長径/
短径の比(a/b)が1.5未満の場合には上述のよう
に曲げ硬さの低減効果や屈曲疲労性に効果が小さく、一
方、その比が5を超えるとコ−ド・ゴム複合体を形成す
るに際してコ−ドの幅(長径)が広いためにコ−ドを引
き揃えてゴムに埋設する本数に大幅な制約を受けること
になる。
に埋設し、常法により加硫一体化することにより、例え
ば、タイヤのカ−カス層、ベルト層、ベルトカバ−層、
タイヤサイド部の補強層、ホ−スの補強層、コンベヤベ
ルト、タイミングベルト等ののようなコ−ド・ゴム複合
体として好適に用いる事が可能である。
チレン樹脂を鞘成分とした長径と短径との比(長径/短
径)が3であり、鞘成分と芯成分の重量比が0.2であ
る偏平(カプセル状)モノフィラメント3600d(図
1に断面形状を示す)のコ−ドを常法に従って作成し、
これを表1に示す未加硫ゴム組成物に埋設し、160℃
で20分加硫した(本発明1)。また、比較として30
00dのポリエチレンテレフタレ−トだけからなる長径
と短径との比(長径/短径)が3である偏平モノフィラ
メントコ−ドを未処理のまま同様に未加硫ゴムに埋設し
加硫した(比較例1)。さらに、従来例として上記ポリ
エチレンテレフタレ−トからなる3000dの偏平モノ
フィラメントコ−ドを表2に示す接着剤に浸漬付着させ
乾燥熱処理を行った接着処理済コ−ドも同様に未加硫ゴ
ムに埋設し加硫した(従来例1)。
のTテスト法に準拠し引き抜き接着試験を実施し、ゴム
とコ−ドの接着力を測定した。接着力の測定結果を表3
に示す。
ド初期縮合物、固形分75%。 *2 日本ゼオン(株)製ビニルピリジン・スチレン・ブ
タジエンタ−ポリマ−ラテクス、固形分40%。 *3 ナガセ化成工業(株)製P−クロルフェノ−ル・レ
ゾルシン・ホルムアルデヒド縮合物のアンモニア水溶
液、固形分20%。
モノフィラメントコ−ド(本発明1)は、未処理のポリ
エチレンテレフタレ−トだけからなるモノフィラメント
コ−ド(比較例1)に対して大幅な接着の向上が得ら
れ、従来の接着処理を施した処理コ−ド(従来例1)と
同等の接着水準を与える事が分かる。
分を有する3600dの偏平モノフィラメントコ−ド
と、同様の3600dのPET/PEの芯鞘成分を有す
るモノフィラメントコ−ドであるがその断面形状が円形
であるコ−ド、さらに単糸デニ−ルが18dでPET/
PEの芯鞘構造(鞘/芯重量比は0.2で同一)を有す
る円形断面のフィラメント200本からなる所謂マルチ
フィラメント繊維3600dに10回/10cmの撚り
を付与した芯鞘型繊維コ−ドのそれぞれを、未加硫ゴム
中に埋設し加硫接着させた後、屈曲疲労試験を実施し
た。屈曲疲労試験はJIS L1017に記載のタイヤ
コ−ドの圧縮・曲げ疲労強さを試験するテマチア型疲労
試験に準拠し実施した。コ−ドを埋設したゴムブロック
を10万回屈曲疲労を行い、疲労前後のコ−ドの引張強
度を測定し、強度保持率を求めた。
は、98%であるのに対して円形の断面を有するモノフ
ィラメントコ−ドの強度保持率は67%であり、さらに
マルチフィラメントコ−ドの強度保持率は54%であ
り、明らかに偏平モノフィラメントコ−ドが良好な疲労
性を示す事が分かる。この理由はすでに述べた通り、円
形断面のモノフィラメントコ−ドは曲げ疲労に於いて表
面歪みが大きくなり疲労性が低下しやすくなるためであ
り、またマルチフィラメントの場合には、単糸フィラメ
ント同士がゴムに埋設加硫時に鞘成分の溶融により相互
に融着してコ−ドとして不均一となり、屈曲時に応力集
中し強度が低下したためである。このように本発明にお
いては、モノフィラメントコ−ドを用い、その形状が偏
平であるのがより好ましい事が分かる。
る3600dのモノフィラメントコ−ドに於いて、芯鞘
成分比を変化させて引き抜き接着試験を行うと共に引張
強度を測定した。結果を表4に示す。
一方、0.5を超えても接着力はさらには向上せず、引
張強度のみが低下してくる。従って、鞘/芯成分比が
0.1〜0.5がより好ましい事が分かる。
レン樹脂を用いた芯鞘型円形断面のモノフィラメントコ
−ドを作成した。鞘/芯重量比は0.20であり360
0dのモノフィラメントである。このコ−ドを接着剤等
で処理する事なく表5に示す未加硫ゴム組成物に埋設
し、180℃で10分加硫した(本発明2)。
樹脂からなる円形断面のモノフィラメントコ−ドを未処
理のまま同様に未加硫ゴムに埋設し加硫した(比較例
2)。さらに従来例として、表6に示す接着剤に浸漬付
着させ乾燥熱処理を行った接着処理済コ−ドも同様に未
加硫ゴムに埋設し加硫した(従来例2)。これらについ
て実施例1と同様の方法で引き抜き接着力を測定した。
結果を表7に示す。
モノフィラメントコ−ドは、未処理の6ナイロンだけか
らなるモノフィラメントコ−ドに対して大幅な接着の向
上が得られる。また、従来の接着処理を施した処理コ−
ドよりも良好な接着水準を与える事が分かる。
ニレンエ−テル樹脂(ヒュルス社製VESTORAN商
標)からなる芯鞘型円形断面モノフィラメントコ−ドを
作成した。鞘/芯重量比は0.20であり、3600d
のモノフィラメントである。このコ−ドを接着剤等で処
理する事なく前記表1に示す未加硫ゴム組成物に埋設
し、180℃で10分加硫した(本発明3)。また、比
較として3000dの66ナイロン樹脂からなる円形断
面のモノフィラメントコ−ドを未処理のまま同様に未加
硫ゴムに埋設し加硫した(比較例3)。さらに、従来例
として、表8に示す接着剤に浸漬付着させ乾燥熱処理を
行った接着処理済コ−ドも同様に未加硫ゴムに埋設し加
硫した(従来例3)。これらについて、実施例1と同様
の方法で引き抜き接着力を測定した。結果を表9に示
す。
ントコ−ドは未処理の66ナイロンだけからなるモノフ
ィラメントコ−ドに対して大幅な接着の向上が得られ、
従来の接着処理を施した処理コ−ドと同等の接着水準を
与える事が分かる。
ムと熱融着可能な樹脂を鞘部に有する芯鞘型繊維を用い
るためにゴムとの接着処理が不要となるばかりでなく、
この芯鞘型繊維をモノフィラメントコ−ドとする事によ
って撚り工程も除去可能となり、大幅にプロセスが低減
できる結果、著しく生産性が高まり、安価で高品質なコ
−ド・ゴム複合体を提供する事が可能となる。
面形状の一例を示す説明図である。
面形状の他例を示す説明図である。
芯成分樹脂
Claims (8)
- 【請求項1】 ポリエステル、ポリアミド、ポリビニル
アルコ−ル、ポリアクリロニトリル、レ−ヨン、ヘテロ
環含有ポリマ−の少なくとも一種から選ばれる樹脂を芯
成分とし、ゴムに熱融着可能な熱可塑性樹脂を鞘成分と
した芯鞘型繊維からなるコ−ドを未加硫ゴムに埋設し、
加硫一体化してなるコ−ド・ゴム複合体。 - 【請求項2】 前記ポリエステルが、ポリエチレンテレ
フタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、又はポリエ
チレン2,6ナフタレ−トである請求項1記載のコ−ド
・ゴム複合体。 - 【請求項3】 前記ポリアミドが、6ナイロン、66ナ
イロン、又は46ナイロンである請求項1記載のコ−ド
・ゴム複合体。 - 【請求項4】 前記ゴムに熱融着可能な熱可塑性樹脂
が、ポリオレフィン樹脂又はポリフェニレンエ−テル樹
脂である請求項1、2、又は3記載のコ−ド・ゴム複合
体。 - 【請求項5】 前記芯鞘型繊維の鞘成分の芯成分に対す
る重量比(鞘/芯比)が0.1〜0.5の範囲である請
求項1、2、3、又は4記載のコ−ド・ゴム複合体。 - 【請求項6】 前記芯鞘型繊維からなるコ−ドが500
〜10000デニールのモノフィラメントコ−ドである
請求項1、2、3、4、又は5記載のコ−ド・ゴム複合
体。 - 【請求項7】 前記モノフィラメントコ−ドが偏平断面
を有する請求項6記載のコ−ド・ゴム複合体。 - 【請求項8】 前記偏平断面の長径と短径の比(長径/
短径)が1.5〜5の範囲である請求項7記載のコ−ド
・ゴム複合体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16003196A JP3591988B2 (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | コード・ゴム複合体 |
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Publications (2)
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JPH106406A true JPH106406A (ja) | 1998-01-13 |
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-
1996
- 1996-06-20 JP JP16003196A patent/JP3591988B2/ja not_active Expired - Fee Related
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