JPH1063882A - 着脱回数検出機能付きicメモリカード搭載装置 - Google Patents

着脱回数検出機能付きicメモリカード搭載装置

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JPH1063882A
JPH1063882A JP24110596A JP24110596A JPH1063882A JP H1063882 A JPH1063882 A JP H1063882A JP 24110596 A JP24110596 A JP 24110596A JP 24110596 A JP24110596 A JP 24110596A JP H1063882 A JPH1063882 A JP H1063882A
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JP
Japan
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memory card
card
removal
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alarm
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Application number
JP24110596A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Idomoto
達矢 井土本
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動券売機等のICメモリカードを搭載した
電子装置のカード挿抜での劣化に起因する接続部でのデ
ータトラブルを未然に回避し、システムの高い信頼性が
得られる機能を付加したICメモリカード搭載装置の構
成を提案する。 【解決手段】 任意のICメモリカードICが装置本体に
挿着される毎に前記本体挿抜回数記憶部23a の記録回数
(SPt) が予め設定された本体許容回数値を越えた場合を
判定して警報信号を出力する判定手段Aと、いずれかの
ICメモリカードICが装置本体に挿着される毎に当該I
CメモリカードICに対応する前記個別カード挿抜回数記
憶部23b の記録挿抜回数(CPt) が予め設定されたカード
許容回数値を越えた場合を判定して警報信号を出力する
判定手段Bと、装置本体側に設けられて前記判定手段A
または判定手段Bの出力に応じて警報を行う警報手段33
A,33B,33Cとを具備した構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道に於ける自動
券売機その他の電子装置であって一般にデータの記憶及
びその転送のためにICメモリカードを記憶媒体として
用いている各種機器に関するもので、こうした電子装置
のICメモリカードに係る部分での信頼性を高く保つた
めの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】電子装置にはデータの記憶及びその転送
のためにICメモリカードを記憶媒体として用いた構成
を持つものがある。例えば、駅務設備自動化の一環とし
て自動券売機や自動精算機等が導入されているが、この
種の機器ではその利用状態の把握や収受した料金が記憶
される。各所に多数配置されたこれら装置の記憶してい
るデータは、集計のため管理装置に転送しなければなら
ないが、伝送回路等が不要で手軽であるため記憶部とし
てICメモリカードを用いたものが広く普及している。
【0003】このようなICメモリカードを搭載可能に
構成された自動券売機等では、所定部位に挿着されたI
Cメモリカードに装置稼働中に変化する利用回数や時
刻、徴収金額等の各種データを記録してゆく。そして、
集計等が必要な場合には操作者が別な同種ICメモリカ
ードを携行して当該装置に挿着されていたICメモリカ
ードと交換する。この様にして回収されたICメモリカ
ードの蓄積データは、適宜データ処理装置に挿着されて
記憶データが転送され、日計や月計管理等が行われる。
【0004】従って、1つのICメモリカードは頻繁に
挿抜が繰り返されることになる。また対応する電子装置
側においてもICメモリカードの挿抜が頻繁に行われ
る。ところで、電子装置側(ソケット)とICメモリカ
ードの接合部は極めて多極のコネクタ構造となっている
から自ずと寿命がある。一般には、本体側ソケット及び
ICメモリカード共に信頼性を保証できる挿抜回数が定
められている。挿抜回数寿命はデータの信頼性に大きく
関与しており(挿抜回数寿命を越えて使用するとエラー
の原因となる)高信頼性を確保するためにはこの挿抜回
数寿命を守ることが重要である。
【0005】金額情報等も含むICメモリカード内のデ
ータは非常に貴重なものであり極めて高い信頼性が必要
であるから、挿抜回数の管理は極めて重要であるが一方
で上述したように煩雑に挿抜されしかも、個別には識別
しにくい極めて多数のICメモリカードが使われる大規
模システムでは特にICメモリカード側の挿抜回数管理
には実務上は有効な手段が無く、たまたま使用頻度の多
かったICメモリカードの接続部不良によりデータを失
う等の事故が発生してしまう可能性も否定できない現状
であった。
【0006】勿論、例にあげた自動券売機に限らず、同
様な用い方をするICメモリカードを組み入れた電子装
置(ICメモリカード搭載装置)の信頼性を高く保つた
め必要な挿抜回数管理には有効な手段がなく、早めにI
Cメモリカードを交換するなどの消極的対応しか取られ
ておらず、これは使えるうちに廃棄する結果となるコス
ト的損失となっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は上述した如
きICメモリカードを搭載した電子装置のカード挿抜で
の劣化に起因する接続部でのデータトラブルを未然に回
避し、システムの高い信頼性が得られる機能を付加した
ICメモリカード搭載装置の構成を新規に提案すること
を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、挿抜可能なICメモリカード(IC)を搭載
可能で挿着されたICメモリカード(IC)に装置動作に応
じてデータを記録するようにした着脱回数検出機能付き
ICメモリカード搭載装置を、ICメモリカードが接続
されるカードソケット(31)に対するICメモリカード(I
C)の挿抜を検出する挿抜検知手段(32)と、前記挿抜検知
手段(32)の出力する挿抜信号回数を加算・記憶する本体
挿抜回数記憶部(23a) と、挿着される個々のICメモリ
カード毎に割り当てられて個々のICメモリカード毎の
装置本体への挿抜回数を順次加算・記憶する個別カード
挿抜回数記憶部(23b) と、任意のICメモリカード(IC)
が装置本体に挿着される毎に前記本体挿抜回数記憶部(2
3a) の記録回数(SPt) が予め設定された本体許容回数値
を越えた場合を判定して警報信号を出力する判定手段A
(20A) と、いずれかのICメモリカード(IC)が装置本体
に挿着される毎に当該ICメモリカード(IC)に対応する
前記個別カード挿抜回数記憶部(23b) の記録挿抜回数(C
Pt) が予め設定されたカード許容回数値を越えた場合を
判定して警報信号を出力する判定手段B(20B) と、装置
本体側に設けられて前記判定手段A(20A) または判定手
段B(20B) の出力に応じて警報を行う警報手段(33A,33
B,33C)を具備させた構成とする。
【0009】また、上記構成にてICメモリカード(IC)
がカード毎に個々のID情報を保持して構成され、前記
個別カード挿抜回数記憶部(23b) は装置本体側にICメ
モリカード毎に割当てられて挿抜回数(CPti)を記憶して
おり、カード挿抜毎に装置本体側が読み取ったID情報
に基づき対応する挿抜回数(CPti)を1ずつ加算・記憶し
てゆき、判定手段B(20B) による挿抜回数(CPti)の判定
結果に応じて警報を行うように構成する。
【0010】或いは、個々のICメモリカード側のメモ
リー内に前記個別カード挿抜回数記憶部(23b) が割当て
られ、カード挿抜毎に装置本体側がICメモリカードか
ら読み取った当該カードの挿抜回数(CPti)を1ずつ加算
して該ICメモリカードに書き込むと共に判定手段B(2
0B) による挿抜回数(CPti)の判定結果に応じて警報を行
うように構成する。
【0011】
【発明の実施の形態】
〔実施例〕以下、本発明について実施例を挙げ添附図面
を用いて説明する。図1は、本発明のICメモリカード
搭載装置の一実施例としての自動券売機(以下、単に券
売機と記す)の構成を示す機能ブロック図である。この
券売機(100) の乗車券等の発行機能部分に付いては、特
開平7−244748号公報(特願平6−58145
号)中にて開示されている「継続定期券発行機能付券売
機」と略同等の構成に依っている。なお、図1では特開
平7−244748号公報と対応する部分には同一符号
を付してあり、こうした部分の説明は重複を避けここで
は省略、若しくは極簡単に留める。
【0012】例示券売機では、一般乗車券の他にも継続
定期券を発売できるようになっており、また現金の他に
プリペイドカードを使うことができる。後述するように
装置稼働中の発券及び対応料金額等のデータは日付と共
に、装置に挿抜可能に搭載されるICメモリカード(IC)
に記録されるようになっていて、別所の集中データ管理
装置にて複数の同種券売機からのデータがICメモリカ
ード(IC,IC, …) を介して集められ集計されるシステム
になっている。
【0013】この券売機は券売業務のために、図示のな
い筐体(1) の前面(接客部)に既知のプラズマディスプ
レイ(2),タッチパネル付きディスプレイ(3),券種表示釦
(4),カード挿入・返却口(5),硬貨投入口(6),紙幣挿入口
(7),投入金額表示器(8),発券口(9),釣札返却口(10), 釣
銭放出口(11), 取消し釦(12)及び呼出し釦(13)等が夫々
配置されている。
【0014】一方、装置内部には夫々既知の、カード挿
入・返却口(5) より挿入されたプリペイドカードを読取
り書込み処理してカード挿入・返却口(5) に返却した
り、旧定期券(T1)や定期券用原券(T2)を読取り書込み処
理して旧定期券(T1)を回収し定期券用原券(T2)を継続定
期券としてカード挿入・返却口(5) より発行したりする
カード処理手段であるカード処理ユニット(16)、硬貨投
入口(6) に投入された硬貨を検銭処理して硬貨金庫に収
納すると共に釣銭箱から釣銭を釣銭放出口(11)に放出す
る硬貨処理ユニット(17)、紙幣挿入口(7) に挿入された
紙幣を鑑別処理して紙幣金庫に収納すると共に当該紙幣
金庫から釣札を釣札返却口(10)に返却する紙幣処理ユニ
ット(18)、そしてタッチパネル付ディスプレイ(3) にて
指定された料金釦の料金に対応する乗車券を発券口(9)
より発行する発券手段である発券ユニット(19)が収容さ
れている。
【0015】そして装置内部には上記部分以外に、IC
メモリカード挿着機構を含むICカードユニット(30)が
備えられている。このICカードユニット(30)は、IC
メモリカード(IC)が挿入・固定される挿抜可能なカード
ソケット(31)、ICメモリカード(IC)の挿入及び抜去を
検知する挿抜検出手段(32)としてマイクロスイッチ(3
2)、警報手段としての警告表示器A(33A) 、警告表示器
B(33B) 、警音手段(33C) 及び、発行対象となる乗車券
や継続定期券に印字又は磁気記録される発行日付などを
係員が設定・確認等する係員操作盤(34)が設けられてい
る。
【0016】上述各部は制御部(20)に接続されていてC
PU(21)に依り所定プログラムに従って制御される。制
御部(20)は、CPU(21)の他にROM(22)、RAM(23)
及び明示しない各種I/O回路やタイマ回路等で成り、
CPUバス(24)を介して前述各部と接続されている。C
PU(21)と前述各部間ではCPUバス(24)を介してアド
レス信号、例えば8ビットのデータ及び割り込み信号等
の各種コントロール信号が入出力される。
【0017】上記RAM(23)の所定アドレス部は後述す
る本体挿抜回数記憶部(23a) として確保されている。本
体挿抜回数記憶部(23a) には、バッテリによりバックア
ップ(記憶保持)されたスタティックRAMを用いるの
が好ましい。実施例では、後述する個別カード挿抜回数
記憶部(23b) が、前記ICメモリカード内の所定アドレ
ス部にカード毎に確保されるようになっている。
【0018】実施例装置は、システムとしては1台の集
中データ管理装置に対応して多数の実施例装置(券売
機)が組み合わされ、各券売機は路線に沿った各駅に離
間して設置される。そして、個々の券売機の稼働状態
(利用状況)は、装置に挿着されたICメモリカード(I
C)に順次記録されてゆき、集計のため適宜間隔で別なI
Cメモリカードと交換され、取り外されたICメモリカ
ード(IC)は別所の集中データ管理装置に挿着されて蓄積
データが読み取られる。集中データ管理装置は、全ての
券売機のデータを集計し例えば日計や月計等を算出す
る。利用人員等のデータは運営計画に反映される。
【0019】ここで、実施例装置に用いられるICメモ
リカード(IC)について略記すると、このICメモリカー
ドは、例えば寸法や電気特性等が規格化された汎用規格
の68ピンのものを用いており、ICソケットの細かな
ピッチの細いピンを受容するように、一端面に細かいピ
ッチで極小のプラグが密接配置されている。内部のメモ
リは内蔵するバッテリによりバックアップされていて、
装置から取り外されても記憶内容を保持する。
【0020】上述構成の実施例装置における制御部(20)
による券売動作については、先の特開平7−24474
8号公報(特願平6−58145号)に詳述されている
ので説明は省略する。以下では、ICメモリカードに関
連する動作に付いてのみ詳述する。本装置は、ICメモ
リカード(IC)をカードソケット(31)に挿着して使用す
る。そして、券売業務に伴う発券内容や料金等の各種デ
ータがICメモリカード(IC)に記録される。記録データ
は、決められた期間(例えば毎日)装置から別なICメ
モリカード(IC)と交換に取り外されて、別所の集中デー
タ管理装置で記録データが集計等される。
【0021】また、実施例装置では制御部(20)は券売処
理に加えて各ICメモリカード(IC)毎の挿抜回数と、対
応する本体側のカードソケット(31)における挿抜回数と
を管理していて、夫々の挿抜寿命回数に達した場合を検
知して、操作員に警報を出し当該ICメモリカードの交
換或いはカードソケット(31)の交換を促すようになって
いる。即ち、実施例装置は任意のICメモリカード(IC)
が装置本体に挿着される毎に前記本体挿抜回数記憶部(2
3a) の記録回数(SPt) が予め設定された本体許容回数値
を越えた場合を判定して警報信号を出力する判定手段A
(20A) と、いずれかのICメモリカード(IC)が装置本体
に挿着される毎に当該ICメモリカード(IC)に対応する
前記個別カード挿抜回数記憶部(23b) の記録挿抜回数(C
Pt) が予め設定されたカード許容回数値を越えた場合を
判定して警報信号を出力する判定手段B(20B) を備えて
おり、前述したように前記判定手段A(20A) または判定
手段B(20B) の出力に応じて警報を行う警報手段(33A,3
3B,33C) を具備している。上記判定手段は実施例ではプ
ログラム総体として実現されていて分離可能な構成では
無い。なお、この様に装置本体側に挿抜回数管理及び警
報のための部分を有しているのでICメモリカード側で
の特別な構成は不要である。
【0022】図2に、上記挿抜回数管理・警報のための
実施例装置での処理過程を示すフローチャートを示す。
挿抜検知手段(32)としてのマイクロスイッチは、ICメ
モリカード(IC)のカードソケット(31)に対する挿抜に応
じて検知信号(割り込み信号)をCPUに送出する(S
1)。制御部ではこれを受けて本体挿抜回数記憶部(23
a) の挿抜回数に1を加算する(S2)。そして、本体
挿抜回数が決められた本体挿抜回数寿命をこえているか
を判定し(S3)、もし超えていれば券売機側のICカ
ードユニット(30)部の例えばブザー等の警音手段(33C)
で警告音を発生させ同時に例えば発光ダイオードによる
警告表示器A(33A) を駆動して係員(挿抜作業者)に本
体側ソケット交換が必要な旨を知らせる(S11)。
【0023】なお、挿抜寿命を超えた券売機側のカード
ソケット(31)は、後刻、例えば券売業務休止時間等を利
用して極力速やかに交換を行う。交換と同時に本体挿抜
回数記憶部(23a) は初期化(本体挿抜回数=0)される
(S12)。
【0024】上記判定過程(S3)に続いてICメモリ
カード側の挿抜回数が検査される。即ち、挿入されたI
Cメモリカード(IC)の個別カード挿抜回数記憶部の保持
している挿抜回数に1が加算され(S4)た後、挿抜回
数がICメモリカード側コネクタの挿抜回数寿命を超え
ているかが判定される(S5)。挿抜回数寿命以内であ
れば装置規定の券売処理等が行われ、新たなデータが当
該ICメモリカードに記録される(S6)。
【0025】データ収集のためICメモリカード(IC)が
抜去されると(S7)、装置動作は前述の処理過程(S
1)に戻る。なお、取り外されたICメモリカード(IC)
は別装置で所定処理後、業務データのみ消去され挿抜回
数は記憶・保持されたまま再び券売機(前回と同一機と
は限らない)に挿着して再度利用される。
【0026】一方、前記判定過程(S5)にて挿抜回数
がICメモリカード側コネクタの挿抜回数寿命を超えて
いるかが判定され、もし超えていれば券売機側の警音手
段(33C) で警告音を発生させ同時に例えば発光ダイオー
ドによる警告表示器B(33B)を駆動して係員(挿抜作業
者)にICメモリカード自体の交換が必要な旨を知らせ
る(S8)。
【0027】係員は、新たなICメモリカード(IC)が利
用でき交換可能であれば直ちに交換が行われ、新ICメ
モリカード(IC)の挿抜回数には初期値0が記憶される
(S9,S10,S1)。もし、代替ICメモリカード
が無い場合にはそのまま暫定使用することとし装置規定
処理が続けられるが(S6)、今回使用終了後に極力速
やかに新たなICメモリカード(IC)へ交換する。
【0028】前述構成と上述各過程とを付加することに
よって実施例の券売機(ICメモリカード搭載装置)
は、本体側ICメモリカード挿着部の接続コネクタそし
て挿着された個々のICメモリカード毎の着脱回数を記
憶して夫々決まった挿抜寿命回数を超えた場合を確実に
検出し、係員に表示や音で報知することで適切な時に本
体側カードソケット(コネクタ)或いはICメモリカー
ドの交換を促すことができる。この指示に従って各部品
を交換することにより、ICメモリカードを含み構成さ
れたシステムの信頼性を格段に向上させることができ
る。
【0029】このシステムのようにICメモリカードと
装置が定まって対応付けられることなく多数のカードと
装置が入り乱れて運用される大規模システムに於いて
は、特に実施例の如くに個々のICメモリカード側のメ
モリー内に前記個別カード挿抜回数記憶部が割当てら
れ、カード挿抜毎に装置本体側がICメモリカードから
読み取った当該カードの挿抜回数を1ずつ加算して該I
Cメモリカードに書き込む構成とすることでICメモリ
カードの接続部管理を確実に行うことができる。
【0030】実施例ではカード挿抜の検知をハードウェ
ア主体に行っているが、ソフトウェアのみでカード挿抜
を知る構成とすることもできる。例えば、各ICメモリ
カードが異なるID情報を記憶・保持するようにして、
読出たID情報が違った場合に抜去と挿入が有ったと判
定することができるし、或いは特定メモリエリアに一定
周期で現在日時を書き込むことにして、書き込む前に記
憶日時を現在日時と比較し日付の差や大きな時刻差が検
出された場合にカードの挿抜有りとする等ソフトウェア
処理をカード挿抜検知手段としても良い。
【0031】以上、券売機を実施例に本発明の装置を説
明したが、システムとしては複数の券売機に対応付けて
組み合わせられた集中データ管理装置にも勿論同様の着
脱回数検出機能を付加させる。なお、ICメモリカード
(IC)は、券売機及び集中データ管理装置の双方に交互に
挿着されることから、集中データ管理装置側では個別カ
ード挿抜回数については管理せず、本体挿抜回数記憶部
のみ管理(判定や警報)を行う構成としてもシステム総
体としての信頼性は保たれる。
【0032】これと逆に、集中データ管理装置側で本体
挿抜回数管理は当然行うとして、個別カード挿抜回数を
集中的に管理するように構成し、対応して多数の券売機
側では本体挿抜回数管理のみ行うようにしても良く、こ
の方がシステムとしてはより簡略になる。
【0033】その他、実施例装置では個別カード挿抜回
数記憶部をICメモリカード側に設けたが、ICメモリ
カードとその挿着装置の組み合わせが定まっている場合
なら個別カード挿抜回数記憶部も本体側に設けるような
構成としても良い。この場合には、各ICメモリカード
に個々に異なるID情報を付与し本体側でこれを識別可
能に構成し、カード挿抜時に本体側の個別カード挿抜回
数記憶部に各カード毎のID情報に対応づけて区分して
当該カードの挿抜回数を積算・記憶してゆきこれに基づ
いて任意のカードが挿抜回数寿命に達したことを判定
し、警報を出すようにすれば良い。
【0034】本発明は実施例に挙げた券売機システム以
外にも勿論適用することができる。要は、ICメモリカ
ードを使用していて該ICメモリカードがデータ伝達媒
体として頻繁に挿抜を繰り返される運用がされる電子装
置や関連システム一般において、ICメモリカードに関
連するデータトラブルを未然に防ぎ、装置やシステムの
信頼性を高く保つために本発明の技術は極めて有用であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明では挿抜可能
なICメモリカードを搭載可能で挿着されたICメモリ
カードに装置動作に応じてデータを記録するようにした
装置において、ICメモリカードが接続されるカードソ
ケットに対するICメモリカードの挿抜を検出する挿抜
検知手段と、前記挿抜検知手段の出力する挿抜信号回数
を加算・記憶する本体挿抜回数記憶部と、挿着される個
々のICメモリカード毎に割り当てられて個々のICメ
モリカード毎の装置本体への挿抜回数を順次加算・記憶
する個別カード挿抜回数記憶部と、任意のICメモリカ
ードが装置本体に挿着される毎に前記本体挿抜回数記憶
部の記録回数が予め設定された本体許容回数値を越えた
場合を判定して警報信号を出力する判定手段Aと、いず
れかのICメモリカードが装置本体に挿着される毎に当
該ICメモリカードに対応する前記個別カード挿抜回数
記憶部の記録挿抜回数が予め設定されたカード許容回数
値を越えた場合を判定して警報信号を出力する判定手段
Bと、装置本体側に設けられて前記判定手段Aまたは判
定手段Bの出力に応じて警報を行う警報手段とを含み構
成されているので、ICメモリカード挿抜に起因する接
続部でのデータトラブルを未然に回避し、装置・システ
ムを高い信頼性に維持することが容易にできる。
【0036】特に、個々のICメモリカード側のメモリ
ー内に前記個別カード挿抜回数記憶部が割当てられ、カ
ード挿抜毎に装置本体側がICメモリカードから読み取
った当該カードの挿抜回数を1ずつ加算して該ICメモ
リカードに書き込むと共に判定手段Bによる挿抜回数の
判定結果に応じて警報を行うように構成した構成を採れ
ば、ICメモリカードと装置が定まって対応付けられる
ことなく多数のカードと装置が入り乱れて運用される大
規模システムに於いても、ICメモリカードの接続部管
理を適切に行うことが可能でありその効果は極めて高
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置一実施例としての自動券売機の構成
を示すブロック図である。
【図2】実施例装置に於ける本発明に係る処理を説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
(20A) …判定手段A、(20B) …判定手段B、(23a) …本
体挿抜回数記憶部、(23b) …個別カード挿抜回数記憶
部、(31)…カードソケット、(32)…挿抜検知手段、(33
A,33B,33C) …警報手段、(100) …自動券売機、(IC)…
ICメモリカード。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿抜可能なICメモリカードを搭載可能
    で挿着されたICメモリカード(IC)に装置動作に応じて
    データを記録するようにした装置において、 ICメモリカードが接続されるカードソケット(31)に対
    するICメモリカード(IC)の挿抜を検出する挿抜検知手
    段(32)と、 前記挿抜検知手段(32)の出力する挿抜信号回数を加算・
    記憶する本体挿抜回数記憶部(23a) と、 挿着される個々のICメモリカード毎に割り当てられて
    個々のICメモリカード毎の装置本体への挿抜回数を順
    次加算・記憶する個別カード挿抜回数記憶部(23b) と、 任意のICメモリカード(IC)が装置本体に挿着される毎
    に前記本体挿抜回数記憶部(23a) の記録回数(SPt) が予
    め設定された本体許容回数値を越えた場合を判定して警
    報信号を出力する判定手段A(20A) と、 いずれかのICメモリカード(IC)が装置本体に挿着され
    る毎に当該ICメモリカード(IC)に対応する前記個別カ
    ード挿抜回数記憶部(23b) の記録挿抜回数(CPt) が予め
    設定されたカード許容回数値を越えた場合を判定して警
    報信号を出力する判定手段B(20B) と、 装置本体側に設けられて前記判定手段A(20A) または判
    定手段B(20B) の出力に応じて警報を行う警報手段(33
    A,33B,33C) とを含み構成されたことを特徴とする着脱
    回数検出機能付きICメモリカード搭載装置。
  2. 【請求項2】 ICメモリカード(IC)がカード毎に個々
    のID情報を保持して構成され、前記個別カード挿抜回
    数記憶部(23b) は装置本体側にICメモリカード毎に割
    当てられて挿抜回数(CPti)を記憶しており、カード挿抜
    毎に装置本体側が読み取ったID情報に基づき対応する
    挿抜回数(CPti)を1ずつ加算・記憶してゆき、判定手段
    B(20B) による挿抜回数(CPti)の判定結果に応じて警報
    を行うように構成したことを特徴とする請求項1に記載
    の着脱回数検出機能付きICメモリカード搭載装置。
  3. 【請求項3】 個々のICメモリカード側のメモリー内
    に前記個別カード挿抜回数記憶部(23b) が割当てられ、
    カード挿抜毎に装置本体側がICメモリカードから読み
    取った当該カードの挿抜回数(CPti)を1ずつ加算して該
    ICメモリカードに書き込むと共に判定手段B(20B) に
    よる挿抜回数(CPti)の判定結果に応じて警報を行うよう
    に構成したことを特徴とする請求項1に記載の着脱回数
    検出機能付きICメモリカード搭載装置。
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