JPH1063742A - 事故対処機能付金融機関システム - Google Patents

事故対処機能付金融機関システム

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JPH1063742A
JPH1063742A JP23978496A JP23978496A JPH1063742A JP H1063742 A JPH1063742 A JP H1063742A JP 23978496 A JP23978496 A JP 23978496A JP 23978496 A JP23978496 A JP 23978496A JP H1063742 A JPH1063742 A JP H1063742A
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JP
Japan
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financial institution
user
password
card
accident
Prior art date
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JP23978496A
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English (en)
Inventor
Tomoko Kazuyasu
一安知子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関システムを正当な利用者以外の者に
よる悪用から防ぐための手段を提供する。 【解決手段】金融機関システムを、利用者用の暗証番号
を複数個登録可能なことを特長とする金融機関システム
とすることにより上記課題の解決をはかる。例えば、金
融機関システムの利用者用暗証番号を複数個記録するた
めの暗証番号記録部を複数設けた金融機関カード1によ
り、金融機関カード1に正当な利用者認識用暗証番号記
録部4の他に事故発生認識用暗証番号記録部6を設ける
ことが可能となるため、事故発生認識用暗証番号記録部
6と同じ暗証番号を受け付けたときには金融機関システ
ムの悪用を防ぐための事故発生処理を起動して悪用を防
ぐものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関システム
に係わり、特に、金融機関システムに登録されている暗
証番号との照合によりその金融機関システムの正当な利
用者かどうかを判定している金融機関システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、金融機関システムには
予め正当な利用者認識用暗証番号として1種類の暗証番
号が登録されており、この暗証番号と、金融機関システ
ムを利用する際に金融機関システムを利用しようとする
者が金融機関システムへ入力した暗証番号とを比較する
ことにより、その金融機関システムを利用しようとする
者が正当な利用者かどうかの確認用に使用されている。
【0003】この暗証番号と金融機関システムを利用す
る際に金融機関システムを利用しようとする者が金融機
関システムへ入力した暗証番号とが同一の場合は、金融
機関システムにおいてはその金融機関システムを利用し
ようとしている者は正当な利用者であると判断して金融
機関の利用を許可し、また、それらが異なる場合は、金
融機関システムにおいてはその金融機関システムを利用
しようとしている者は正当な利用者ではないと判断して
金融機関システムの利用を許可しないようにしている。
【0004】上記システムに於いては、正当な利用者で
ないものが不正に金融機関システムを利用することを防
止するための手段として、正当な利用者認識用暗証番号
を知らないものが何度も番号を入力して、たまたま番号
が一致したときに金融機関システムを不正に利用される
ことから防止するために、正当な利用者認識用暗証番号
と異なった番号を予め設定した回数分を連続して受け付
けたときには、金融機関システムが不正に使用されよう
としていると判断して、以後正当な利用者による申し入
れがあるまで、たとえ正当な利用者認識用暗証番号が金
融機関システムへ入力されても、金融機関システムを許
可しないとする手段が設けられていた。
【0005】従来技術を、金融機関システムで使用され
ている金融機関カードに1種類の金融機関カード利用者
用の暗証番号が登録されている場合、を例にとり、図3
に示す。図3の金融機関カード(1)の金融機関カード
情報記録部(2)では、正当な利用者が使用する暗証番
号を記録した正当な利用者認識用暗証番号部(4)のほ
か、金融機関カード利用者が利用する金融機関の口座番
号が記録されている金融機関カード利用者の金融機関番
号部(3)、暗証番号を知らないものが何度も番号を入
力して不正に利用することを防止するための暗証番号入
力連続失敗回数記録部(5)、金融機関カード利用に対
して各種処理のための情報を記録した金融機関カード処
理情報部(7)、が割り付けられており、それぞれの情
報が記録されている。
【0006】図3ではこれらの情報の例を表すため模式
的に金融機関カード情報記録部(2)に情報内容を記載
してあるが、実際には金融機関カード(1)上の金融機
関カード情報記録部(2)は磁気メモリやICメモリな
どからなっており、記録されている情報を簡単に認識す
ることは難しく、専用の金融機関カード利用用機械によ
ってのみ読み書きすることが出来るようになっている。
【0007】専用の金融機関カード利用用機械におい
て、図3の金融機関カード(1)の利用者が正当な利用
者か否かを判断するフローチャートを、図4に示し、以
下説明する。
【0008】 専用の金融機関カード利用用機械に金
融機関カード(1)が受け付けられると(401)金融
機関カード処理情報記録部(7)の内容を読み込み、す
でに金融機関カード(1)が利用不可能となっていない
かなど、金融機関カード(1)が利用可能かどうかの確
認を行う(402)。 金融機関カード(1)が利用可
能でないときには金融機関カード(1)の利用は禁止さ
れる(407)が、金融機関カード(1)が利用可能で
あったときは金融機関カード(1)利用者が正当な利用
者かどうかの判定のための暗証番号受付待ちになる。
【0009】 金融機関カード(1)利用者から暗証
番号を受け付ける(403)と、その暗証番号が予め正
当な利用者認識用暗証番号記録部(4)に登録してある
正当な利用者認識用暗証番号と同一かの比較をする(4
04)。
【0010】 受け付けた暗証番号が正当な利用者認
識用暗証番号記録部(4)に記録された正当な利用者認
識用暗証番号と同一の場合は、金融機関カード(1)の
利用者が正当な利用者であると認識され、暗証番号入力
連続失敗回数記録部(5)に記録されている暗証番号入
力連続失敗回数をゼロにクリア(408)し、次の正当
な利用者への処理を起動する(409)。
【0011】一方、受け付けた暗証番号が正当な利用者
認識用暗証番号記録部(4)に記録された正当な利用者
認識用暗証番号と異なる場合には、暗証番号入力連続失
敗回数記録部(5) に記録されている暗証番号入力の
連続失敗回数に1を加えた新たな連続失敗回数を記録す
る(405)。
【0012】この新たな連続失敗回数が予め設定された
設定回数より少ない場合(406)には、再度、金融機
関カード(1)利用者が正当な利用者かどうかの判定の
ための暗証番号受付待ちになり上記 からの処理を行
う。もしも、新たな連続失敗回数が設定された設定回数
以上の場合は以後の金融金融機関カードの利用を禁止と
し、金融機関カード処理情報記録部(7)へ金融機関カ
ード(1)が利用禁止となった情報を記録する(40
7)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術では、
金融機関システムには正当な利用者認識用として1つの
暗証番号しか登録されておらず、その正当な暗証番号以
外の番号では金融機関システムを利用することが出来な
いため、ある番号が正当な利用者とみなされる暗証番号
か否かの判断は、1度その番号を使用して金融機関シス
テムを利用しようとすることにより、だれにでも容易に
判断することが出来る。このため、例えば、正当な利用
者が何かのトラブルに遭遇して悪意の利用者に金融機関
カードと正当な利用者認識用暗証番号を強要された場
合、虚偽の番号を教えても悪意の利用者が金融機関カー
ドを利用しようとしたときにその番号が虚偽の番号であ
ることが判明してしまうため、正当な利用者とみなされ
る暗証番号を教えざるを得なかったと言う問題点があっ
た。本発明の目的は、上記した問題点を解決することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、金融機関システムに複数種類の暗証番号を登録する
手段を設け、従来の金融機関カードの正当な利用者認識
用暗証番号の他に、金融機関の正当な利用者に事故が発
生したとき利用が可能な事故発生を表す暗証番号などを
設定しておき、利用者から事故発生を表す暗証番号を受
け付けたときに金融機関システムにおける事故発生処理
などを起動させることにより、従来技術の問題点を解決
する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明を、金融機関システ
ムで使用されている金融機関カードに暗証番号が登録さ
れている場合を例にとり、下記実施例をあげて説明す
る。
【0016】図1では2種類の暗証番号が登録されてい
る金融機関システムで使用される金融機関カードを示
し、金融機関カードの正当な利用者かどうかを判定する
暗証番号のほかに事故発生を表す暗証番号を登録した場
合を示す。
【0017】図1の金融機関カード(1)の金融機関カ
ード情報記録部(2)には、本特許内容である利用者か
ら受け付けた暗証番号と一致したときに金融システムの
事故対処用システムを起動する暗証番号を記録した事故
発生認識用暗証番号部(6)のほか、金融機関カード利
用者が利用する金融機関の口座番号が記録されている金
融機関カード利用者の金融機関番号部(3)、正当な利
用者が使用する暗証番号を記録した正当な利用者認識用
暗証番号部(4)、暗証番号を知らないものが何度も番
号を入力して不正に利用することを防止するための暗証
番号入力連続失敗回数記録部(5)、金融機関カード利
用に対して各種処理のための情報を記録した金融機関カ
ード処理情報部(7)が割り付けられており、それぞれ
の情報が記録されている。
【0018】図1ではこれらの情報の例を表すため模式
的に金融機関カード情報記録部(2)に情報内容を記載
してあるが、実際には金融機関カード(1)上の金融機
関カード情報記録部(2)は磁気メモリやICメモリな
どからなっており、記録されている情報を簡単に認識す
ることは難しく、専用の金融機関カード利用用機械によ
ってのみ読み書きすることが出来るようになっている。
【0019】専用の金融機関カード利用用機械におい
て、図1の金融機関カード(1)の利用者が正当な利用
者か否かを判断するフローチャートを、図2に示し、以
下説明する。
【0020】 専用の金融機関カード利用用機械に金
融機関カード(1)が受け付けられると(201)、金
融機関カード処理情報記録部(7)の内容をを読み込
み、金融機関カード(1)が利用可能かどうかの確認を
行う(202)。 金融機関カード(1)が利用可能で
ないときには金融機関カード(1)の利用は禁止される
(208)が、金融機関カード(1)が利用可能であっ
たときは金融機関カード(1)の利用者が、正当な利用
者かどうかを判定するための暗証番号受付待ちになる。
【0021】 金融機関カード(1)利用者から暗証
番号を受け付ける(203)と、本特許内容である、そ
の番号が予め事故発生認識用暗証番号記録部(6)に登
録されている事故発生認識用暗証番号と同一かの比較を
し(204)、受け付けた暗証番号が事故発生認識用暗
証番号記録部(6)の番号と同一であったときは金融機
関カード(1)利用に対して事故が発生したと認識して
金融機関の事故対処用システム処理を起動する(21
1)。
【0022】しかし、受け付けた暗証番号が事故発生認
識用暗証番号記録部(6)の番号と同一でない場合には
金融機関カード(1)利用に対して事故は発生していな
いと認識して、次に、正当な利用者認識用暗証番号記録
部(4)に登録してある正当な利用者認識用暗証番号と
比較をする(205)。
【0023】 受け付けた暗証番号が正当な利用者認
識用暗証番号記録部(4)に記録された正当な利用者認
識用暗証番号と同一の場合は金融機関カード(1)の利
用者が正当な利用者であると認識され、暗証番号入力連
続失敗回数記録部(5)に記録されている暗証番号入力
連続失敗回数をゼロにクリア(209)し、次の正当な
利用者への処理を起動する(210)。
【0024】一方、受け付けた暗証番号が正当な利用者
認識用暗証番号記録部(4)に記録された正当な利用者
認識用暗証番号と異なる場合には、暗証番号入力連続失
敗回数記録部(5) に記録されている暗証番号入力の
連続失敗回数に1を加えた新たな連続失敗回数を記録す
る(206)。
【0025】この新たな連続失敗回数が予め設定された
設定回数より少ない場合(207)には、再度、金融機
関カード(1)利用者が正当な利用者かどうかの判定の
ための暗証番号受付待ちになり上記 からの処理を行
う。もしも、新たな連続失敗回数が設定された設定回数
以上の場合は以後の金融金融機関カードの利用を禁止と
し、金融機関カード処理情報記録部(7)へ金融機関カ
ード(1)が利用禁止となった情報を記録する(20
8)。
【0026】
【発明の効果】以上、本発明によれば、金融機関システ
ムに複数種類の暗証番号を登録することが出来るので、
金融機関システムの正当な利用者かどうかを判定する正
当な利用者認識用暗証番号の他に、例えば、事故発生を
表す事故発生認識用暗証番号を設定しておくことが可能
となる。この設定により下記の効果がある。 (1)事故発生を表す暗証番号をを受け付けたとき、金
融機関へ事故発生を報知する手段を設けることにより金
融機関へ事故発生を報知することが可能となる。 (2)事故発生を表す暗証番号を受け付けたとき、金融
機関システムを利用しようとしているものへは受け付け
られた番号があたかも正当な利用者が使用する番号であ
るかのような処理をする手段を設けることにより、正当
な利用者が何かのトラブルに遭遇して悪意の利用者に正
当な利用者認識用暗証番号を強要された場合には事故発
生認識用暗証番号を教えることにで、悪意の利用者に知
られることなく金融機関へ事故発生を報知することが可
能となる。 (3)事故発生を表す暗証番号を受け付けたときに、金
融機関システムを利用しようとしているものから受け付
けた取引可能残高や取引額の要求には、実際の金額では
なく予め登録した金額で処理をする手段を設けることに
より、事故発生時の被害金額を予め登録した金額内にく
い止めることが出来る。 (4) 金融機関システムには事故発生を表す暗証番号
などが上記の効果のために登録されていることが広く知
られることにより、金融機関システムを利用するために
正当な利用者認識用暗証番号を強要するなどの悪意の利
用者の発生を防止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である2種類の暗証番号が登
録されている金融機関システムで使用されている金融機
関カードを示した図である。
【図2】本発明の1実施例である図1の金融機関カード
を専用の金融機関カード利用用機械において、金融機関
の正当な利用者か否かを判断するフローチャートを示し
た図である。
【図3】従来技術例である1種類の暗証番号が登録され
ている金融機関システムで使用されている金融機関カー
ドを示した図である。
【図4】従来技術例である図3の金融機関カードを専用
の金融機関カード利用用機械において、金融機関の正当
な利用者か否かを判断するフローチャートを示した図で
ある。
【符号の説明】
1 : 金融機関カード 2 : 金融機関カード情報記録部 3 : 金融機関カード利用者の金融機関番号記録部 4 : 正当な利用者認識用暗証番号記録部 5 : 暗証番号入力連続失敗回数記録部 6 : 事故発生認識用暗証番号記録部 7 : 金融機関カード処理情報記録部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融機関システムに予め登録されている
    暗証番号との照合により金融機関システムの正当な利用
    者かどうかを判定している金融機関システムにおいて、
    複数種類の暗証番号を登録することを可能とした金融機
    関システム。
  2. 【請求項2】 金融機関システムに予め登録されている
    暗証番号との照合により金融機関システムの正当な利用
    者かどうかを判定している金融機関システムにおいて、
    予め事故発生を報知する暗証番号として登録された暗証
    番号を受け付けたときに金融機関の事故対処用システム
    を起動させることが可能な金融機関システム。
  3. 【請求項3】 金融機関カードに予め記録されている暗
    証番号との照合により金融機関カードの正当な利用者か
    どうかを判定している金融機関システムにおいて、複数
    種類の暗証番号を登録することを可能とした金融機関シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 金融機関カードに予め記録されている暗
    証番号との照合により金融機関カードの正当な利用者か
    どうかを判定している金融機関システムにおいて、予め
    事故発生を報知する暗証番号として登録された暗証番号
    を受け付けたときに、金融機関の事故対処用システムを
    起動させることが可能な金融機関システム。
JP23978496A 1996-08-21 1996-08-21 事故対処機能付金融機関システム Pending JPH1063742A (ja)

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JP23978496A JPH1063742A (ja) 1996-08-21 1996-08-21 事故対処機能付金融機関システム

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JP23978496A JPH1063742A (ja) 1996-08-21 1996-08-21 事故対処機能付金融機関システム

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JPH1063742A true JPH1063742A (ja) 1998-03-06

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ID=17049839

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JP23978496A Pending JPH1063742A (ja) 1996-08-21 1996-08-21 事故対処機能付金融機関システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006018672A (ja) * 2004-07-02 2006-01-19 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引システムおよび自動取引装置
JP2006518518A (ja) * 2003-02-21 2006-08-10 ルシコフ,ロナルド,ケイ. Atm取引のためのコンピュータ化されたパスワード検証システムおよび方法
JP2009545897A (ja) * 2006-07-18 2009-12-24 ケーティーフリーテル・カンパニー・リミテッド 移動端末器のパスワードを使用する安全保障サービス提供方法及びその移動端末器

Cited By (4)

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JP2009545897A (ja) * 2006-07-18 2009-12-24 ケーティーフリーテル・カンパニー・リミテッド 移動端末器のパスワードを使用する安全保障サービス提供方法及びその移動端末器
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