JPH1063149A - 画像形成システム - Google Patents

画像形成システム

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JPH1063149A
JPH1063149A JP8222373A JP22237396A JPH1063149A JP H1063149 A JPH1063149 A JP H1063149A JP 8222373 A JP8222373 A JP 8222373A JP 22237396 A JP22237396 A JP 22237396A JP H1063149 A JPH1063149 A JP H1063149A
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JP
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JP8222373A
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English (en)
Inventor
Shinichiro Harada
新一郎 原田
Tomohiro Minamiyama
知広 南山
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 原稿の画像を画像データとして読み取り、該画像データ
に基づいて複写画像を形成しえるマスター機と、該マス
ター機から送信されてくる画像データを受信し、該画像
データに基づいて複写画像を形成しえるスレーブ機とが
連結されている画像形成システムに関して、連結されて
いる各画像形成装置の画像形成能力を生かして画像形成
システムとしての複写画像生産性を向上させたものであ
り、マスター機は単体としての画像形成速度に合わせる
ことなく順次原稿画像を読み取っていき、連結されてい
る複数の画像形成装置に原稿順に交互に送信する。画像
データを受信した画像形成装置ではその都度複写画像を
形成していくので、画像形成装置単体の画像形成速度に
影響されることのない高い生産性を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、他の画像形成装置
との連結機能を備えた複数台の画像形成装置を連結し、
それらを効率的に利用することにより、画像形成システ
ム全体としての画像の生産性を向上させることのできる
システムに関する。
【0002】
【従来技術】他の画像形成装置と連結する機能を備えた
複数台の画像形成装置を連結し、複数台の画像形成装置
により画像を記録する際に、連結された各画像形成装置
のプリントスピード等に応じて処理枚数を割り当てるこ
とにより、画像形成システム全体としての画像生産性を
向上させられる画像形成装置については既に特願平6-32
0319にて提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一般に画
像形成装置は、原稿画像の読み取りから記録紙への画像
記録に至るまで全ての動作の間に同期が取られている。
【0004】つまり例えば、画像形成装置の読取手段に
よる原稿画像の読取時間より、読み取られた画像データ
にデータ処理を施して画像形成手段により画像を形成す
る画像形成時間の方が長い装置を用いて、複数枚の原稿
の画像を連続的に記録紙に記録する場合には、時間のか
かる画像形成時間に合わせて画像の読み取りを行うよう
に制御している。
【0005】そのため従来の画像形成装置では、どんな
に原稿画像の読み取りが早かったとしても、その読み取
りスピードを充分に生かしきれた画像生産性は得られて
いなかった。
【0006】即ち、そのような画像形成装置を複数台連
結して画像形成システムとして用いて、本来の読み取り
スピードを充分に生かした画像生産性を得ることはでき
なかった。
【0007】本願発明は係る点に着眼し、連結手段によ
り連結された複数台の画像形成装置を効率的に利用する
ことにより、システム全体として本来の原稿画像読み取
りスピードを充分に生かした画像生産性が得られる画像
形成システムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成すべく請
求項1に記載の本発明の画像形成システムは、複数枚の
原稿を順次読み取り位置に搬送する自動原稿搬送手段
と、前記自動原稿搬送手段により読み取り位置に搬送さ
れた原稿の画像を画像データとして読み取る読取手段
と、前記読取手段により読み取った画像データに基づき
画像を形成する画像形成手段と、前記読取手段により読
み取った画像データを送信する送信手段と、を有するマ
スター機と、前記マスター機の送信手段から送信される
画像データを受信する受信手段と、前記受信手段により
受信した画像データに基づき画像を形成する画像形成手
段と、を有するスレーブ機とが連結された画像形成シス
テムであって、前記マスター機の自動原稿搬送手段によ
って順次読み取り位置に搬送された複数枚の原稿の画像
は前記読取手段にて読み取られた後、前記送信手段、前
記受信手段、および、前記各画像形成手段の作動によ
り、原稿順に交互に前記マスター機または前記スレーブ
機の何れかで画像が形成されることを特徴とするもので
ある。
【0009】また請求項2に記載の本発明の画像システ
ムにおける前記マスター機は、前記読取手段による原稿
画像の読取時間が、読み取られた画像データにデータ処
理を施し前記画像形成手段により画像を形成する画像形
成時間よりも短いことを特徴とするものである。
【0010】さらに請求項3に記載の本発明の画像シス
テムは、前記自動原稿搬送手段により順次読み取り位置
に搬送されてくる複数枚の原稿に対して画像を形成する
際の前記マスター機は、順次搬送されてくる複数枚の原
稿の画像に対する前記読取手段による読み取りを、前記
マスター機の画像形成手段による画像形成動作に同期さ
せることなく行わせることを特徴とするものである。
【0011】そして請求項4に記載の本発明の画像シス
テムにおける前記マスター機は、前記読取手段により読
み取られた画像データを一旦記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されている画像データを読み出して該画
像データに処理を施すデータ処理手段と、前記データ処
理手段により処理された画像データに基づき画像を形成
する前記画像形成手段と、前記データ処理手段により処
理された画像データを前記スレーブ機に送信する前記送
信手段と、原稿を1枚毎に検知する原稿頁検知手段と、
前記原稿頁検知手段により検知された検知信号に基づき
原稿順に交互に、処理された画像データを基に前記マス
ター機の画像形成手段に画像を形成させるか、または、
処理された画像データを前記送信手段により前記スレー
ブ機に送信させるか、を切り換え制御する制御手段とを
有することを特徴とするものである。
【0012】さらにまた請求項5に記載の本発明の画像
システムにおいては、前記マスター機が、前記読取手段
により読み取られた画像データを一旦記憶する記憶手段
と、前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出
して該画像データに処理を施すデータ処理手段と、前記
記憶手段に記憶されている画像データを読み出して該画
像データを前記スレーブ機に送信する前記送信手段と、
原稿を1枚毎に検知する原稿頁検知手段と、前記原稿頁
検知手段により検知された検知信号に基づき原稿順に交
互に、前記データ処理手段に画像データを処理させる
か、または、前記送信手段により前記スレーブ機に画像
データを送信させるか、を切り換え制御する制御手段と
を有し、前記スレーブ機が、前記マスター機の送信手段
から送信される画像データを受信する前記受信手段と、
前記受信手段により受信した画像データに処理を施すデ
ータ処理手段と、前記データ処理手段により処理された
画像データに基づき画像を形成する前記画像形成手段と
を有することを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成システム
の一実施例について説明する。
【0014】図1は本発明を実施するための画像形成装
置としての一例である複写機の断面図、図2は本発明を
実施する複写機における電子回路のブロック図、図3は
本発明を実施する一例として、2台の複写機を連結した
状態の画像形成システムとしての概念図、図4は図2の
電子回路構成の複写機における制御フローチャート、図
5は本発明を実施する複写機における他の電子回路のブ
ロック図、図6は図5の電子回路構成の複写機における
制御フローチャートである。そしてこれらの図において
共通部材には同一の記号を付記してある。
【0015】まず第1図に従い、本実施例における複写
機について簡単に説明する。
【0016】本実施例の複写機には自動原稿搬送手段と
しての自動原稿搬送装置100 が装置上面に設けられてお
り、積載トレイ110 上に載置された複数枚の原稿は搬送
手段120 により1枚ずつ複写機のプラテンガラス200 上
に搬送され、所定の画像読み取り位置にセットされる。
その後、画像の読み取りが終了すると、搬送手段120に
より原稿を排紙部130 に排紙する。また自動原稿搬送装
置100 には、プラテンガラス200 よりも原稿搬送方向上
流側の搬送経路中に、1枚毎に原稿の先端を検知する原
稿頁検知手段としての原稿頁センサ140 が設けられてい
る。該原稿頁センサ140 により検知された原稿検知信号
は、後述するCPU900 に送出されてカウントされ、次
に読み取る原稿が何枚目の原稿であるのかが検知され
る。さらに積載トレイ110 にはトレイ上に原稿が載置さ
れていることを検知する原稿載置センサ150 が設けられ
ている。
【0017】プラテンガラス200 上の所定の画像読み取
り位置にセットされた原稿の画像は、速度Vで原稿と平
行に走査する光源および第1ミラーからなる第1走査部
310、第1ミラーからの光を反射する第2ミラーおよび
第3ミラーからなり、(1/2)Vの速度で走査するV
ミラー320 、Vミラーからの光をイメージセンサ340の
受光部に結像させる結像レンズ330 、等から構成される
読取手段としてのスキャナー部300 の作動により画像デ
ータとして読み取られる。尚、本実施例では原稿をプラ
テンガラス上の所定の読み取り位置に停止し、光学系を
移動走査させて原稿の画像を読み取る光学系移動型の複
写機を用いているが、本発明はこれに限られるものでは
なく、光学系を固定して、原稿をプラテンガラス上で移
動させることにより画像を読み取る原稿移動型の複写機
を含むことは言うまでもない。
【0018】スキャナー部300 の作動により読み取られ
た画像データはメモリ部600 (図2参照)に記憶された
後、該メモリ部600 から読み出されてデータ処理部700
(図2参照)で画像記録に適したデータに加工処理され
る。データの加工処理とは、例えば、シェーディング補
正、ダーク補正、EE処理、輝度濃度変換処理、枠消し
処理、変倍処理、画像合成処理、光学ミラーの振動やス
キャン速度の変動の影響に対する補正、等である。
【0019】その後、加工処理が施された原稿画像の処
理データに基づき、画像形成手段としてのプリンタ部50
0 にて画像形成が行われる。プリンタ部500 は、書き込
み装置510 、該書き込み装置510 により潜像が書き込ま
れる像担持体520 、その周囲に配置された帯電装置、現
像装置、転写・分離装置、クリーニング装置、また、給
紙カセット530 〜533 、手差し給紙部534 、定着装置54
0 、記録紙反転装置560 、排紙トレイ550 、等から構成
されている。そして従来周知の電子写真方式により、給
紙カセット530 〜533 、または手差し給紙部534 から給
送されてくる記録紙の片面もしくは両面に画像を転写
し、定着させた後に排紙トレイ550 上に排出する。尚、
本実施例は電子写真方式を採用する複写機についてのみ
言及するが、本発明はこれに限定されるものではなく、
例えばインクジェット方式や磁気記録方式等により画像
を記録するものを含むことは言うまでもない。
【0020】次に図2を用いて、本発明に用いる複写機
の電子回路について簡単に説明する。本複写機には、ス
キャナー部300 、メモリ部600 、データ処理部700 、プ
リンタ部500 、切換部800 、CPU900 、そして連結手
段としてのインターフェース部400 、等が設けられてい
る。
【0021】そしてCPU900 には、タッチパネル(操
作部)に設けられている表示ボタンの押圧検知信号が入
力される他、給紙カセット530 〜533 、および手差し給
紙部534 上の記録紙をを検知する記録紙検知センサによ
る記録紙検知信号や、定着装置540 より記録紙搬送方向
下流側に設けられ、記録紙後端を検知する排紙センサか
らの排紙検知信号や、基準クロック発生回路から種々の
制御の基準となるクロック、また、原稿頁センサ140 か
らの原稿検知信号、原稿載置センサ150 からの原稿載置
信号等が入力される。そして原稿頁センサ140 からの原
稿検知信号はCPU900 でカウントされ、その結果はデ
ータ処理部700 でそれぞれの画像データに頁番号を示す
データとして付加される。また、原稿載置センサ150 に
より得られた原稿載置信号を基に、最終原稿であること
が判明した原稿画像データには、データ処理部700 にて
最終原稿の画像データである旨を示すデータが付加され
る。
【0022】またCPU900 には、原稿画像を読み取る
とともに連結されている他の複写機に画像データを送信
するマスター機としての制御プログラムや、マスター機
から送信されてくる画像データを受信して該画像データ
に基づき画像記録を行うスレーブ機としての制御プログ
ラム、また、スレーブ機としての動作中にその旨を表示
部のタッチパネルに表示し、該タッチパネル上の操作ボ
タンからの入力信号をマスクするための制御プログラム
や、タッチパネル上の割り込みボタンの押圧により連結
動作中でも至急の複写を受け付けられる制御プログラム
等が書き込まれたROMが内蔵されている。
【0023】さらにCPU900 には、インターフェース
部400 を介して受信したスレーブ機のエラー情報や処理
情報等が入力される。
【0024】切換部800 はCPU900 からの指令によ
り、本機がマスター機としての作動中は、データ処理が
施された画像データを基に本機のプリンタ部500 で画像
を記録するために、データ処理部700 とプリンタ部500
との間を接続するか、または、連結されているスレーブ
機に画像データを送信してスレーブ機に画像記録を行わ
せるために、データ処理部700 とインターフェース部40
0 との間を接続するように切り換わる。また、本機がス
レーブ機として作動している時は、インターフェース部
400 で受信した画像データに基づきプリンタ部500 が画
像を記録するように、切換部800 はCPU900 からの指
令によりインターフェース部400 とプリンタ部500 との
間を接続するように切り換わる。
【0025】インターフェース部400 は加工処理された
画像データ、および、マスター/スレーブ情報、エラー
情報、処理情報、原稿載置センサ検知信号等のコントロ
ール信号を、連結された他の複写機との間で送受信する
ためのものであり、スキャナ・インターフェース、プリ
ンタ・インターフェース、コントロール信号インターフ
ェースとを有している。
【0026】さて、本発明では上記のような複写機を複
数台連結して用いるが、それらの中で原稿画像の読み取
りを行わせる複写機をマスター機、該マスター機から画
像データを受信して画像を形成する複写機をスレーブ機
とする。因みにこのマスター機は連結されている複写機
の中で予め決められているものではなく、何れの複写機
もなりえるものである。そしてこのマスター機は、スキ
ャナー部による原稿画像の読み取り時間が、プリンター
部による画像形成時間よりも短い関係にあるものであ
る。ここで原稿画像の読み取り時間とは、プラテンガラ
ス200 上にセットされた原稿の画像を読み取るために、
第1操作部310 等の光学系が走査を開始してから、イメ
ージセンサ340 で原稿からの反射光を受光し、光電変換
した画像データをメモリ部600 に記憶するまでの時間を
言い、画像形成時間とは、メモリ部600 に記憶された画
像データの読み出しを開始してから、該画像データに処
理を施してプリンタ部500 で記録紙に画像を記録し、該
記録紙を排紙トレイ550 上に排紙するまでの時間を言
う。
【0027】図3は本発明の一実施例として、前述の複
写機2台を連結した状態を示した概念図であり、複写機
1は原稿画像の読み取りを行い画像記録を行い、かつ、
複写機2に画像データの送信を行うマスター機であり、
複写機2は複写機1から受信した画像データに基づき画
像記録を行うスレーブ機である。そしてこれら2台の複
写機は、複写機1のインターフェース部400 におけるス
キャナ・インターフェース(S)と、複写機2のインタ
ーフェース部400 におけるプリンタ・インターフェース
(P)とが接続ケーブルによって連結されている。尚、
本実施例では2台の複写機を連結して使用する場合につ
いてのみ説明するが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、1台のマスター機に2台以上のスレーブ機が連
結されているものや、スキャナー部が設けられていない
所謂プリンターがスレーブ機として連結されているもの
も含む。
【0028】このように2台の複写機が連結された画像
形成システムにおいて、マスター機である複写機1のス
キャナー部にて読み取った複数枚分の原稿の画像データ
は、原稿順に交互に、スキャナ・インターフェース
(S)を介してスレーブ機の複写機2に送信されるもの
と、送信されずにそのまま複写機1のプリンター部に送
られるものとがある。そして例えば、奇数枚目の原稿の
画像は複写機1のプリンター部で画像が形成され、偶数
枚目の原稿の画像は複写機2のプリンター部で画像が形
成される。このような制御により、マスター機にて画像
を形成している最中に、次原稿の画像を該マスター機の
スキャナー部で読み取り、マスター機による先行の画像
形成の終了を待つことなく、スレーブ機にて次原稿に対
する画像形成を開始できるため、システム全体としての
画像生産性を高めることが可能になる。さらに、1枚目
の原稿に対する画像形成はマスター機で行うように制御
することにより、1枚目の画像形成にあたってデータの
転送時間を必要としないため、1枚目の画像出力が早ま
り、しいては複数枚の画像を形成する場合の画像生産性
を高めることができる。
【0029】また仮に3台の複写機が連結されている場
合は、1枚目の画像はマスター機で形成し、2枚目の画
像はスレーブ機1で形成し、3枚目の画像はスレーブ機
2で形成し、その後もこの順に沿って各原稿の画像デー
タを各複写機に交互に振り分け、各複写機で交互に画像
形成が行われるように制御する。さらに4台以上の複写
機が連結された場合も同様に、マスター機を含む全ての
複写機に交互に画像データを振り分けて各画像形成装置
にて画像形成が交互に行われるように制御する。このよ
うな制御により、画像形成のスピードに比して画像読み
取りスピードが飛躍的に早い複写機をマスター機として
用いた場合も、そのスピードを充分に生かした画像生産
性を得ることが可能となる。
【0030】次に図4を用いて、2台の複写機が連結さ
れている本実施例の画像形成システムにおける制御フロ
ーを具体的に説明する。
【0031】まずステップ1にて複写機のメインスイッ
チがONされると複写機の起動が始まる。そしてステッ
プ2にて、例えばタッチパネル上に設けられた、マスタ
ー/スレーブ切換指定ボタンの押圧を検知することによ
り、本機がマスター機であるか否かが判断される。
【0032】ステップ2にて本機がマスター機であると
判断された後、ステップA3にてコピーボタンがONさ
れるとステップA4に進み、スキャナー部300 の作動に
よりプラテンガラス200 上の原稿画像の読み取りが行わ
れ、読み取られた画像データは一旦メモリ部600 に書き
込まれる(ステップA5)。メモリ部600 に一旦書き込
まれた画像データはステップA6にて再度読み出され、
データ処理部700 で画像記録に必要な前述のような加工
処理が施される(ステップA7)。
【0033】次にステップC8およびD8に進むのだ
が、まずステップC8ではステップA7にていましがた
加工処理した画像データが、奇数枚目の原稿のデータで
あるのか否かが判断される。
【0034】またこれと同時にステップD8では、ステ
ップA7にていましがたデータ処理を行なった画像デー
タが最終原稿の画像データであるのかが判断され、最終
原稿の画像データではないと判断した場合は、ステップ
A3の後に戻り全ての原稿の画像読み取りが終了するま
で何度も繰り返される。また、最終原稿の画像データで
あると判断した場合は、原稿画像の読み取りを終了する
(ステップD9)。
【0035】ステップC8にて画像データが奇数枚目の
原稿の画像データであると判断した場合は、該画像デー
タを基に本機のプリンタ部500 で画像記録を行うため
に、切換部800 によりデータ処理部700 とプリンタ部50
0 との間が接続されて(ステップC9)、該画像データ
に基づきプリンタ部500 の制御がなされて(ステップC
10)画像記録が行われ(ステップC11)た後、画像が記
録された記録紙は排紙トレイ550 上に排出される。
【0036】一方、ステップC8にて画像データが奇数
枚目の原稿の画像データではない、即ち、偶数枚目の原
稿の画像データであると判断された場合は、切換部800
によりデータ処理部700 とインターフェース部400 との
間が接続されて(ステップE9)、該画像データはイン
ターフェース部400 のスキャナ・インターフェース
(S)を介してスレーブ機に送信され(ステップE1
0)、該画像データをプリンタ・インターフェース
(P)で受信したスレーブ機が該画像データに基づく画
像記録を行う。
【0037】そしてステップC11にて本機のプリンタ部
500 による画像記録が終了、または、ステップE10にて
インターフェース部400 を介して画像データをスレーブ
機に送信し終えると、ステップC12またはステップE11
にて、自動原稿搬送装置100の載置トレイ110 上に載置
された全ての原稿に対する複写が終了したのかが判断さ
れ、未終了と判断された場合はともにステップA7の後
に戻り、全ての原稿に対する複写が終了するまで繰り返
し画像記録が行われる。
【0038】本制御フローに従い制御を行えば、1,
3,5,・・の奇数枚目の原稿に対する複写はマスター
機で行い、2,4,6,・・の偶数枚目の原稿に対する
複写はスレーブ機で行わせるというように、原稿順に交
互に各複写機間で画像記録が行われるため、マスター機
における画像データの読み取りを、画像記録に合わせて
待機させる必要がなくなるため、システム全体として高
い画像生産性を得ることができる。
【0039】また本実施例では、タッチパネル上に設け
られたマスター/スレーブ切換指定ボタンの押圧を検知
して、何れかのモードに設定されるようになっている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、自動原稿
搬送装置100 に原稿をセットして、コピーボタンがON
された時点で自動的に本機がマスター機であることを検
知するものであっても構わない。
【0040】一方、これまではステップ2にて本機がマ
スター機であると判断された場合の制御フローについて
述べてきたが、ステップ2にて本機がマスター機ではな
い、即ち、スレーブ機であると判断された場合は、ステ
ップ2の次にステップB4に進み、切換部800 はインタ
ーフェース部400 とプリンタ部500 との間を接続し、マ
スター機から送信されてくる画像データの受信待機状態
に入る。
【0041】その後、既に加工処理が施された画像デー
タをマスター機からインターフェース部400 のプリンタ
・インターフェース(P)を介して受信すると(ステッ
プB5)、受信した画像データに基づきプリンタ部500
を制御して画像記録を行わせる(ステップB6)。
【0042】画像記録が終了すると、ステップB7に進
み、いましがた画像記録を行った画像データが最終原稿
の画像データであったのかが判断され、最終原稿の画像
データではなかったと判断した場合はステップB4の後
に戻って再び受信待機状態に入り、次原稿の画像データ
を受信した時点で該画像データに基づく画像記録が再開
される。そしてこれは最終原稿に対する複写が終了する
まで繰り返される。
【0043】次に本発明の他の実施例として、スレーブ
機にて画像を形成する分の画像データに対してはマスタ
ー機ではデータ処理を行わずにそのままスレーブ機に送
信し、スレーブ機にて処理を行う方式の画像形成システ
ムについて説明する。
【0044】図5はそのような画像形成システムに用い
られる複写機の電子回路を簡略化したブロック図であ
る。各制御部において行われる制御は、前述の図2の電
子回路のブロック図中の各制御部の制御と基本的に同様
である。図2の電子回路との相違点は、切換部800 とデ
ータ処理部700 との位置関係にあり、本回路構成の複写
機を図3の如く2台連結して使用する場合に、マスター
機である複写機1からスレーブ機である複写機2に送信
される画像データは未加工処理のデータである。このよ
うな回路構成の複写機における制御フローを図6に従い
説明する。
【0045】まずステップ1にて複写機のメインスイッ
チがONされると複写機の起動が始まる。そしてステッ
プ2にて、例えばタッチパネル上に設けられた、マスタ
ー/スレーブ切換指定ボタンの押圧を検知することによ
り、本機がマスター機であるか否かが判断される。
【0046】ステップ2にて本機がマスター機であると
判断された後、ステップA3にてコピーボタンがONさ
れるとステップA4に進み、スキャナー部300 の作動に
よりプラテンガラス200 上の原稿画像の読み取りが行わ
れる。
【0047】読み取られた画像データは一旦メモリ部60
0 に書き込まれ(ステップA5)た後、再度ステップA
6にて読み出される。ステップA6にて読み出された画
像データは、ステップC7にて奇数枚目の原稿の画像デ
ータに相当するものであるか否かが判断される。
【0048】またこれと同時にメモリ部600 からいまし
がた読み出した画像データが最終原稿の画像データであ
るのかが判断され、最終原稿の画像データではないと判
断した場合は、ステップA3の後に戻り、自動原稿搬送
装置100 にセットされた全ての原稿の画像読み取りが終
了するまで繰り返される。また、最終原稿であると判断
した場合は、原稿画像の読み取りを終了する(ステップ
D8)。
【0049】ステップC7にて画像データが奇数枚目の
原稿のものであると判断されたデータに基づく画像の形
成は本機にて行うため、本機のデータ処理部700 で画像
記録に必要なデータに加工処理するために、切換部800
によりメモリ部600 とデータ処理部700 との間が接続さ
れ(ステップC8)、ステップC9にて画像データの加
工処理が施される。その後加工処理された画像データに
基づきプリンタ部500の制御が行われて(ステップC1
0)画像が記録され(ステップC11)た後、記録済みの
記録紙が排紙トレイ550 上に排出される。
【0050】一方、ステップC7にて画像データが奇数
枚目の原稿の画像データではない、即ち、偶数枚目の原
稿の画像データであると判断された場合は、切換部800
によりメモリ部600 とインターフェース部400 との間が
接続されて(ステップE8)、該画像データは未加工処
理のままインターフェース部400 のスキャナ・インター
フェース(S)を介してスレーブ機に送信される(ステ
ップE9)。そして該画像データはプリンタ・インター
フェース(P)を介してスレーブ機で受信され、スレー
ブ機のデータ処理部700 で加工処理が施された後スレー
ブ機で画像記録が行われる。
【0051】そしてステップC11にて本機のプリンタ部
500 による画像記録が終了、または、ステップE9にて
インターフェース部400 を介して画像データをスレーブ
機に送信し終えると、ステップC12またはE10にて、自
動原稿搬送装置100 の載置トレイ110 上に載置された全
ての原稿に対する複写が終了したのかが判断され、未終
了と判断された場合はともにステップA6の後に戻り、
全ての原稿に対する複写が終了するまで繰り返し画像記
録が行われる。
【0052】本制御フローに従えば、1,2,3・・・
の奇数枚目の原稿に対する複写はマスター機で行い、
2,4,6・・・の偶数枚目の原稿に対する複写はスレ
ーブ機で行われるように制御される。また本制御フロー
に従う画像形成システムにおいても、3台以上の複写機
を連結することは可能であり、3台以上の複数の複写機
間で交互に順番に画像を形成させることが可能である。
このような制御に従えば、画像の読み取りに比して、画
像データの加工処理と画像形成とに時間を要する複写機
を用いる場合でも、画像の読み取りスピードを生かした
画像生産性を得ることが可能となる。
【0053】またさらに、マスター機とスレーブ機との
種類が異なり、各々での画像形成に必要となる処理済デ
ータが異なる場合には、先に説明した図4の制御フロー
に従う複写機よりも、本制御フローに従う複写機の方
が、より簡易に効率良く画像生産を行うことが可能とな
る。なぜなら、仮に図2の回路構成の複写機により図4
の制御フローに従って制御を行うとすると、マスター機
でのデータの加工処理の際に、マスター機で画像形成を
行う画像データとスレーブ機で画像形成を行う画像デー
タとで、各々データ処理内容を異ならしめる必要が生じ
るため、データの加工処理が複雑になってしまう。また
別の方法としては、マスター機にて一度加工処理された
データをスレーブ機に送信し、スレーブ機側で該データ
に対して再度加工処理を施すという方法も考えられる
が、そのような方法では不必要な画像処理時間を要する
ことになり、画像生産性を落とすことになってしまう。
従って、そのような場合には図5の回路構成の複写機を
用いて本制御フローに従った方が、より簡易に効率良く
画像生産を行うことが可能となるのである。
【0054】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明の画像形成シス
テムによれば、連結されたマスター機とスレーブ機との
効率的な利用により、マスター機の画像読取手段におけ
る画像読み取りのスピードを充分に生かした画像生産性
を得ることができる。
【0055】請求項2に記載の本発明の画像形成システ
ムにおけるマスター機は、読取手段による原稿画像の読
取時間が、読み取られた画像データにデータ処理を施し
画像形成手段により画像を形成する画像形成時間よりも
短い装置であるため、スレーブ機の効率的利用によりさ
らに画像生産性を向上させることが可能である。
【0056】請求項3に記載のマスター機を本発明の画
像形成システムに使用することにより、システム全体と
しての画像生産性をさらに向上させることができる。
【0057】請求項4に記載のマスター機を本発明の画
像形成システムに使用することにより、スレーブ機に送
信される画像データは、既にマスター機でデータ処理が
施されているため、スレーブ機では受信した画像データ
に処理を加える必要がないため、スレーブ機にかかる負
担を軽減することが可能となる。
【0058】請求項5に記載の本発明の画像形成システ
ムによれば、スレーブ機にて画像を形成するための画像
データに対するデータの処理は、スレーブ機のデータ処
理手段で行われるため、マスター機とスレーブ機とで装
置の種類が異なり、各々の装置での画像形成に必要とな
る処理済データの種類が異なる場合に、余計なデータ処
理を行うことがなくなり、しいてはシステム全体として
の画像生産性を上げることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成システムを構成するための複
写機の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施態様を示す複写機における
電子回路のブロック図である。
【図3】本発明の一実施例を示す2台の複写機が連結さ
れた画像形成システムの概念図である。
【図4】本発明の第1の実施態様を示す複写機における
制御フローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施態様を示す複写機における
電子回路のブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施態様を示す複写機における
制御フローチャートである。
【符合の説明】 100 自動原稿搬送装置 200 プラテンガラス 300 スキャナー部 400 インターフェース部 500 プリンタ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の原稿を順次読み取り位置に搬送
    する自動原稿搬送手段と、 前記自動原稿搬送手段により読み取り位置に搬送された
    原稿の画像を画像データとして読み取る読取手段と、 前記読取手段により読み取った画像データに基づき画像
    を形成する画像形成手段と、 前記読取手段により読み取った画像データを送信する送
    信手段と、を有するマスター機と、 前記マスター機の送信手段から送信される画像データを
    受信する受信手段と、 前記受信手段により受信した画像データに基づき画像を
    形成する画像形成手段と、を有するスレーブ機とが連結
    された画像形成システムであって、 前記マスター機の自動原稿搬送手段によって順次読み取
    り位置に搬送された複数枚の原稿の画像は前記読取手段
    にて読み取られた後、前記送信手段、前記受信手段、お
    よび、前記各画像形成手段の作動により、原稿順に交互
    に前記マスター機または前記スレーブ機の何れかで画像
    が形成されることを特徴とする画像形成システム。
  2. 【請求項2】 前記マスター機は、前記読取手段による
    原稿画像の読取時間が、読み取られた画像データにデー
    タ処理を施し前記画像形成手段により画像を形成する画
    像形成時間よりも短いことを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成システム。
  3. 【請求項3】 前記自動原稿搬送手段により順次読み取
    り位置に搬送されてくる複数枚の原稿に対して画像を形
    成する際の前記マスター機は、 順次搬送されてくる複数枚の原稿の画像に対する前記読
    取手段による読み取りを、前記マスター機の画像形成手
    段による画像形成動作に同期させることなく行わせるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記マスター機が、 前記読取手段により読み取られた画像データを一旦記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して
    該画像データに処理を施すデータ処理手段と、 前記データ処理手段により処理された画像データに基づ
    き画像を形成する前記画像形成手段と、 前記データ処理手段により処理された画像データを前記
    スレーブ機に送信する前記送信手段と、 原稿を1枚毎に検知する原稿頁検知手段と、 前記原稿頁検知手段により検知された検知信号に基づき
    原稿順に交互に、処理された画像データを基に前記マス
    ター機の画像形成手段に画像を形成させるか、または、
    処理された画像データを前記送信手段により前記スレー
    ブ機に送信させるか、を切り換え制御する制御手段とを
    有することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の
    画像形成システム。
  5. 【請求項5】 前記マスター機が、 前記読取手段により読み取られた画像データを一旦記憶
    する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して
    該画像データに処理を施すデータ処理手段と、 前記記憶手段に記憶されている画像データを読み出して
    該画像データを前記スレーブ機に送信する前記送信手段
    と、 原稿を1枚毎に検知する原稿頁検知手段と、 前記原稿頁検知手段により検知された検知信号に基づき
    原稿順に交互に、前記データ処理手段に画像データを処
    理させるか、または、前記送信手段により前記スレーブ
    機に画像データを送信させるか、を切り換え制御する制
    御手段とを有し、 前記スレーブ機が、 前記マスター機の送信手段から送信される画像データを
    受信する前記受信手段と、 前記受信手段により受信した画像データに処理を施すデ
    ータ処理手段と、 前記データ処理手段により処理された画像データに基づ
    き画像を形成する前記画像形成手段とを有することを特
    徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像形成システ
    ム。
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