JPH1063148A - 湿式画像形成装置 - Google Patents

湿式画像形成装置

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JPH1063148A
JPH1063148A JP8241447A JP24144796A JPH1063148A JP H1063148 A JPH1063148 A JP H1063148A JP 8241447 A JP8241447 A JP 8241447A JP 24144796 A JP24144796 A JP 24144796A JP H1063148 A JPH1063148 A JP H1063148A
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JP
Japan
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filming
image forming
forming apparatus
latent image
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JP8241447A
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Tetsuro Sasamoto
哲朗 笹本
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルミングを検知し、フィルミングに起因
する画像汚れの発生を防止することを可能にする湿式画
像形成装置を提供する。 【解決手段】 反射形センサ41のLED41aから照
射されて感光体ドラム30Y表面で反射した光の光量
を、フォトトランジスタ41bで検出する。この反射光
量の検出値は、感光体ドラム30Yにフィルミングが発
生するとLED41aから照射された光がフィルミング
表面で拡散するため小さくなる。検出値と基準値との比
較によりフィルミングの発生を判断すると、複写機の動
作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンターなどの画像形成装置に係り、詳しくは、
潜像が形成された潜像担持体の表面に、現像装置により
液体現像剤を供給して該潜像を顕像化した後に、転写装
置により該顕像を転写材に転写する湿式画像形成装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置において
は、転写材へのトナー像の転写後に潜像担持体上の未転
写トナーを、弾性ブレードなどのクリーニング手段によ
り除去することが知られている。この除去が十分に行わ
れないと、クリーニング手段によっても除去されなかっ
た残留トナーが潜像担持体表面に膜状に固着する、いわ
ゆるフィルミング現象が発生するおそれがある。
【0003】上記フィルミングを防止する手段として、
例えば、特開平2−282770号公報には、像担持体
上にトナー像を形成し、転写用回転体を転写材に当接さ
せて像担持体のトナー像を転写材に転写する画像形成装
置おいて、上記像担持体と、転写用回転体との間に転写
材が介在するときと、転写材が介在しないときとで上記
転写用回転体の周速を異なるようにしたことを特徴とす
る画像形成装置が提案されている。これによれば、非転
写時は転写用回転体の周速を該転写用回転体が潜像担持
体を摺擦するように変化させることにより、像担持体上
のフィルミングを防止し、良好な画像を得ることができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記フィル
ミングを防止する技術では、フィルミングが発生した状
態で作像が行われ、転写材上にフィルミング幅での帯状
の画像汚れが発生するという問題点があった。
【0005】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、フィルミングを検知
し、フィルミングに起因する画像汚れの発生を防止する
ことを可能にする湿式画像形成装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、潜像が形成された潜像担持体の
表面に、現像装置により液体現像剤を供給して該潜像を
顕像化した後に、転写装置により該顕像を転写材に転写
する湿式画像形成装置において、上記潜像担持体上のフ
ィルミングを検知するフィルミング検知手段を設けたこ
とを特徴とするものである。
【0007】この請求項1の湿式画像形成装置において
は、上記フィルミング検知手段により潜像担持体上にフ
ィルミングが発生しているか否かを検知する。このフィ
ルミング検知により、上記転写装置による転写材への顕
像の転写後に潜像担持体上の未転写トナーがクリーニン
グ手段により十分に除去されているか否か、すなわち、
画像汚れの原因となるフィルミングが発生しているか否
かを判断できる。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記フィルミング検知手段とし
て発光素子と受光素子とから構成される光学センサを設
け、該光学センサを、該発光素子から照射されて潜像担
持体上で反射した光の光量を該受光素子が検出するよう
に構成し、該検出の結果に基づいてフィルミングの発生
を判断することを特徴とするものである。
【0009】この請求項2の湿式画像形成装置において
は、上記光学センサの発光素子から照射されてフィルミ
ングが発生していない場合は潜像担持体上、フィルミン
グが発生している場合は潜像担持体上のフィルミング表
面で反射した光の光量を、上記光学センサの受光素子で
検出する。この反射光量は、潜像担持体上にフィルミン
グが発生しているか否かで変化する。すなわち、潜像担
持体上にフィルミングが発生すると、発光素子から照射
された光はフィルミング表面で拡散するため、受光素子
で検出される反射光量は少なくなる。よって、反射光量
の検出値に基づいてフィルミングの発生を判断できる。
【0010】また、請求項3の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記フィルミング検知手段とし
て電位センサを設け、該電位センサを、上記潜像担持体
上の表面電位を検出するように構成し、該検出の結果に
基づいてフィルミングの発生を判断することを特徴とす
るものである。
【0011】この請求項3の湿式画像形成装置において
は、上記電位センサによりフィルミングが発生していな
い場合は潜像担持体上、フィルミングが発生している場
合は潜像担持体上のフィルミングの表面電位を検出す
る。この表面電位の検出は、均一に帯電された潜像担持
体表面に常に一定の光量となる光書き込みにより潜像を
形成し、該潜像の電位を検出するものであり、この電位
は、潜像担持体上にフィルミングが発生しているか否か
で変化する。すなわち、潜像担持体上にフィルミングが
発生すると、ポジ・ポジ現像方式を用いた場合、光書き
込みの際にフィルミングにより遮光されて潜像電位が高
く形成されるため、検出される表面電位は高くなる。ま
た、ネガ・ポジ現像方式を用いた場合、潜像担持体上に
フィルミングが発生すると表面電位は低くなる。よっ
て、表面電位の検出値に基づいてフィルミングの発生を
判断できる。
【0012】また、請求項4の発明は、請求項2の湿式
画像形成装置において、上記現像剤としてトナーとキャ
リアからなる二成分現像液を用い、上記潜像担持体上に
フィルミングしたトナー層表面がキャリア液層よりも突
出した状態で、上記光学センサによる検出を行うことを
特徴とするものである。
【0013】この請求項4の湿式画像形成装置において
は、現像剤として二成分現像液を使用する場合、上記光
学センサによるフィルミング検知を、上記潜像担持体上
にフィルミングしたトナー層表面がキャリア液層よりも
突出した状態で行う。これは、一般に、トナーとキャリ
アからなる二成分現像液が潜像担持体表面にフィルミン
グすると、トナー層上面にキャリア液層が形成される傾
向があり、この状態でフィルミングの検知を行うと、キ
ャリア液層表面で発光素子からの光が反射し、受光素子
において正確なフィルミングの影響が反映された反射光
量が検出されないおそれがあるためである。
【0014】また、請求項5の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記フィルミング検知手段によ
るフィルミングの検知を、電源投入時、及び、転写材1
枚単位又はそれ以下の頻度で、少なくとも2回以上行う
ことを特徴とするものである。
【0015】この請求項5の湿式画像形成装置において
は、上記フィルミング検知手段により、少なくとも2回
以上フィルミングの検知を行う。この2回以上のフィル
ミング検知は、電源投入時における作像開始前、及び、
転写材1枚単位又はそれ以下の頻度で作像過程において
行う。
【0016】また、請求項6の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記フィルミング検知手段によ
るフィルミングの検知を、転写材幅の領域内で行うこと
を特徴とするものである。
【0017】この請求項6の湿式画像形成装置において
は、上記フィルミング検知手段により、転写材幅の領域
内でフィルミング検知を行う。この転写材幅の領域外で
は、液垂れやトナー固着などの影響により、正確にフィ
ルミングが検知されないおそれがある。
【0018】また、請求項7の発明は、請求項1の湿式
画像形成装置において、上記フィルミングの発生を判断
する基準値を設け、該基準値を可変に構成したことを特
徴とするものである。
【0019】この請求項7の湿式画像形成装置において
は、フィルミングの発生を判断する基準値を適宜変更す
る。この基準値は、潜像担持体上のフィルミングが発生
していない部位における上記光学センサ又は上記電位セ
ンサによる検出値に設定すればよい。この基準値の設定
は、センサの交換後などに出力の変化に応じて変更を要
するものである。
【0020】また、請求項8の発明は、請求項2又は3
の湿式画像形成装置において、上記センサによる検出の
結果に基づいてフィルミングが検知された場合、該フィ
ルミングの検知部位と該検知部位以外の部位とにおける
該センサによる検出値の差と、予め設定しておいた設定
値とを比較して、最終的にフィルミングの発生を判断す
ることを特徴とするものである。
【0021】この請求項8の湿式画像形成装置において
は、上記光学センサ又は上記電位センサによる反射光量
又は表面電位の検出結果に基づいてフィルミングが検知
された場合、上記フィルミングの検知部位と該検知部位
以外の部位とにおいて反射光量又は表面電位の検出を行
い、これらの検出値の差と、予め設定しておいた設定値
とを比較して、最終的にフィルミングの発生を判断す
る。これは、長時間使用に伴う潜像担持体表面の劣化の
影響が、上記検出に及ぶことを回避するためである。上
記検出値の差は、潜像担持体が劣化しているか否かで変
化する。すなわち、潜像担持体が劣化した状態でフィル
ミングが発生すると、この検出値の差は大きくなる。よ
って、反射光量又は表面電位の検出値の差に基づいて潜
像担持体表面の劣化の影響を回避したフィルミングの発
生を判断できる。
【0022】また、請求項9の発明は、請求項2の湿式
画像形成装置において、上記発光素子の光色を上記現像
剤のトナー色に応じて可変に構成したことを特徴とする
ものである。
【0023】この請求項9の画像形成装置においては、
上記発光素子の光色を上記現像剤のトナー色に応じて変
更する。この発光素子の光色の変更は、上記受光素子に
おいて検出される反射光量の絶対量を大きくするための
ものであり、この結果、フィルミングが発生している場
合と発生していない場合とで受光素子における検出値の
変化量が大きくなる。
【0024】また、請求項10の発明は、請求項2又は
3の湿式画像形成装置において、上記フィルミングの発
生を判断する基準値と、上記潜像担持体のキズを判断す
るキズ検知手段を設け、該キズ検知手段を、上記センサ
による検出値と上記基準値との差と、予め設定しておい
た設定値とを比較し、該比較の結果に基づいて潜像担持
体表面のキズを判断するように構成したことを特徴とす
る湿式画像形成装置。
【0025】この請求項10の湿式画像形成装置におい
ては、上記キズ検知手段により、上記光学センサ又は上
記電位センサにより検出された検出値と上記基準値との
差と、予め設定しておいた設定値とを比較して潜像担持
体表面のキズを検知する。上記検出値は、潜像担持体に
キズがあるか否かで変化する。一般に、アルミ素管と該
管上に形成された感光層とから構成される潜像担持体表
面にキズができるとアルミ素管があらわれる。このキズ
の部位を上記光学センサで検出検出すると、反射光量は
多くなり、上記電位センサで検出すると、表面電位は低
くなるなる。よって、検出値と基準値との差に基づいて
潜像担持体表面のキズを判断できる。
【0026】また、請求項11の発明は、請求項1又は
10の湿式画像形成装置において、上記フィルミング検
知手段によりフィルミングが検知された場合、又は、上
記キズ検知手段により潜像担持体のキズが検知された場
合に、ユーザーに警告するための表示手段を設けたこと
を特徴とするものである。
【0027】この請求項11の画像形成装置において
は、上記フィルミング検知手段によりフィルミングが検
知された場合、上記表示手段によりユーザーにフィルミ
ングの発生を知らせ、潜像担持体の清掃を促す。また、
上記キズ検知手段により潜像担持体のキズが検知された
場合、上記表示手段によりユーザーに潜像担持体のキズ
の発生、及び、交換の必要性を知らせる。
【0028】また、請求項12の発明は、請求項10の
湿式画像形成装置において、上記キズ検知手段により潜
像担持体のキズが検知された場合、装置の動作を停止す
ることを特徴とするものである。
【0029】この請求項12の画像形成装置において
は、上記キズ検知手段により潜像担持体のキズが検知さ
れた場合、装置の動作を強制的に停止する。これは、キ
ズが発生した潜像担持体を用いて作像を行うと、異常画
像が発生するおそれがあるためである。
【0030】また、請求項13の発明は、請求項1又は
10の湿式画像形成装置において、上記フィルミング検
知手段によりフィルミングが検知された場合、又は、上
記キズ検知手段により潜像担持体のキズが検知された場
合に、ユーザーに警告するための警告音を発する警告手
段を設けたことを特徴とするものである。
【0031】この請求項13の画像形成装置において
は、上記フィルミング検知手段によりフィルミングが検
知された場合、上記警告手段によりいち早くユーザーに
フィルミングの発生を知らせ、潜像担持体の清掃を促
す。また、上記キズ検知手段により潜像担持体のキズが
検知された場合に、上記警告手段によりいち早くユーザ
ーに潜像担持体のキズの発生、及び、交換の必要性を知
らせる。
【0032】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]以下、本発明を画像形成装置である電子
写真複写機(以下、複写機という)に適用した一実施形
態(以下、実施形態1という)について説明する。図1
(a)は本実施形態1に係る複写機の概略構成を示す正
面図である。この装置には、転写ベルト1、転写ベルト
駆動手段としての駆動ローラ2、従動ローラ3等からな
る搬送ユニット4の近傍に、転写ベルト1に静電的に吸
着されて搬送される転写材としての転写紙5に順次トナ
ー像を形成するイエロートナー像形成部Y、マゼンダト
ナー像形成部M、シアントナー像形成部C、ブラックト
ナー像形成部Bが設けられている。
【0033】各トナー像形成部Y、M、C、Bの構成は
共通であるので、説明はイエロートナー像形成部Yにつ
いてのみ行い、他のトナー像形成ユニットについては図
中でイエロートナー像形成部Yにおけるものと対応する
部分に、イエロートナー像形成部におけるものに付した
番号の後にM、C、Bを付すに止め、それらの説明は省
略する。イエロートナー像形成部Yの潜像担持体として
の感光体ドラム30Yの周辺には、電子写真プロセスに
より転写紙5表面にイエロートナー像を形成するため
に、帯電装置及び露光装置から構成される書き込みユニ
ット32Y、現像装置33Y、転写装置34Y、図示し
ない除電装置、クリーニング装置36Yが配置されてい
てる。ここで、感光体ドラム30Y上に顕像(トナー
像)を形成する顕像形成手段は、書き込みユニット32
Y及び現像装置33Yにより構成される。また、上記現
像装置34Yは、現像剤としてトナーとキャリアからな
る二成分現像液、又は、トナーからなる一成分現像液を
用いる湿式の現像装置である。また、上記クリーニング
装置36Yは、感光体ドラム30Y上の残留トナーを除
去するクリーニングブレードから構成される。このクリ
ーニング装置36Yによって除去できなかった感光体ド
ラム30Y上のさらなる残留トナーが、図1(b)に示
すように、該ドラム30Y表面に膜状に固着する、すな
わち、フィルミングが発生すると、フィルミング幅での
帯状画像が発生して画像汚れの原因となるおそれがあ
る。この感光体ドラム30Yのフィルミングを検知する
手段については後に詳述する。
【0034】上記構成の複写機における通常の複写時の
動作について説明する。給紙ユニット8から供給された
転写紙5は、レジストローラ12を介して転写ベルト1
の表面へと搬送される。転写ベルト1は、転写装置34
Yにより付与される電荷により、転写紙5をその表面に
吸着させる。ここで、転写ベルト1は駆動ローラ2から
伝達される回転力により矢印b方向に回転し、転写紙5
を各トナー像形成部Y、M、C、Bに設けられた各感光
体ドラム30Y、30M、30C、30Bの周速と同速
度で搬送する。
【0035】この転写ベルト1と同速度で回転する感光
体ドラム30Y表面に、該感光体ドラム30Y周辺に配
置された各装置がイエロートナー像を形成する。すなわ
ち、書き込みユニット32Yの帯電装置が感光体ドラム
30Y表面を均一に帯電し、露光装置が該ドラム30Y
表面に静電潜像を形成し、該静電潜像に現像装置33Y
がイエロートナーを供給して最終的にイエロートナー像
を形成する。そして、このイエロートナー像を、転写装
置34Yが、転写ベルト1と感光体ドラム30Yのなす
ニップ部NYへ転写ベルト1により搬送されてきた転写
紙5表面に転写する。すなわち、転写装置34Yが転写
ベルト1に電荷を付与して、ニップ部NY近傍に電界を
発生させ、感光体ドラム30Y表面の帯電状態にあるイ
エロートナー像を転写紙5方向に静電的に移動させて、
該イエロートナー像を転写紙5に転写する。そして、感
光体ドラム30Y表面の残留電荷は図示しない除電装置
により、該ドラム30Y表面に残留したイエロートナー
はクリーニング装置36Yにより除去される。
【0036】以上の動作により表面にイエロートナー像
が付着した転写紙5を、転写ベルト1が、該ベルト1
と、マゼンダトナー像形成部Mとが形成するニップ部N
M、シアントナー像形成部Cとが形成するニップ部N
C、及び、ブラックトナー像形成部Bとが形成するニッ
プ部NBへ順次搬送する。そして、ニップ部NMにおい
てマゼンダトナー像形成部Mがマゼンダトナー像を、ま
た、ニップ部NCにおいてシアントナー像形成部がシア
ントナー像を、さらにニップ部NBにおいてブラックト
ナー像形成部Bがブラックトナー像を順次転写紙5に転
写させて、転写紙5表面で各トナー像を重ね合わせる。
【0037】そして、分離装置7が転写ベルト1に分布
している転写紙5を静電的に吸着している電荷の一部を
除去することにより転写ベルト1と転写紙5の静電的な
吸着力を弱められ、4色のトナー像が重ね合わされた転
写紙5がその剛性により転写ベルト1表面から分離す
る。そして、この転写紙5は定着装置9へ搬送され、該
定着装置9がトナー像を転写紙5に定着した後に、該転
写紙5は排紙コロ13を介して排紙ユニット10に排紙
される。以上の複写動作が完了したら、除電装置11に
より残留電荷を除電して、転写ベルト1表面に付着した
トナーを除去する。
【0038】次に、感光体ドラム30Yのフィルミング
を検知するフィルミング検知手段について説明する。な
お、各トナー像形成部Y、M、C、Bにおけるフィルミ
ング検知は同様であるので、説明はイエロートナー像形
成部Yについてのみ行う。図2は、本実施形態1に係る
フィルミング検知手段の構成説明図である。本実施形態
1は、フィルミング検知手段として、発光素子としての
LED41a及び受光素子としてのフォトトランジスタ
41bから構成される反射形センサ41を備えている。
この反射形センサ41は、モータ39により駆動される
第1プーリ42aとこれに従動する第2プーリ42bと
によりワイヤー43を介して感光体ドラム軸と平行に矢
印C方向に移動可能である。複写機の電源投入後の感光
体ドラム回転時において、この反射形センサ41は、C
PU40からのLED・ON信号により検出可能状態に
なり、LED41aから照射されて感光体ドラム30Y
表面で反射した光の光量がフォトトランジスタ41bに
よって検出される。この検出結果は電圧値として、アン
プ(AMP)44を介してコンパレータ(COMP)4
5の第1入力端子45aに入力される。また、コンパレ
ータ45の第2入力端子45bには、予め所定の抵抗の
分圧比により設定された基準電圧が入力される。このコ
ンパレータ45において検出値と基準電圧とが比較さ
れ、比較の結果に基づいて、CPU40は感光体ドラム
30Yにフィルミングが発生しているか否かを判断す
る。そして、フィルミングの発生が判断されると、CP
U40はシステム・OFF信号をシステムコントローラ
46に送信して複写機の動作を停止する。なお、感光体
ドラム30Yにフィルミングが発生すると、LED41
aから照射された光はフィルミング表面で拡散し、フォ
トトランジスタ41bで検出される反射光量は少なくな
るため、検出値は基準電圧よりも小さくなる。
【0039】ここで、前述のように、現像剤としてトナ
ーとキャリアからなる二成分現像液を使用する場合、感
光体ドラム30Yにフィルミングしたトナー層上面に、
キャリア液層が形成される傾向がある。この場合、キャ
リア液層表面で反射した光の光量がフォトトランジスタ
41bによって検出されるため、正確なフィルミング発
生の判断ができないおそれがある。そこで、キャリア液
層の影響を回避するために、本実施形態1は、感光体ド
ラム30Yにフィルミングしたトナー層がキャリア液層
表面よりも浮き出るまでの待ち時間を作り、フィルミン
グの検知を行う。この待ち時間は、複写機の電源投入時
に行われるシステムチェックのためのイニシャライズ動
作において、上記フィルミング検知を感光体ドラム30
Y回転時の最終チェック項目にすることにより確保でき
る。
【0040】また、フィルミング検知手段として、上記
反射形センサ41に代えて、電位センサを用いてもよ
い。この場合、複写機の電源投入時の感光体ドラム30
Y回転時において、上記帯電装置により均一に帯電され
た感光体ドラム30Y表面に、上記露光装置により常に
一定の光量となるに光書き込み(LD)を行って潜像を
形成し、電位センサにより感光体ドラム30Yの表面電
位を検出する。なお、ポジ・ポジ現像方式を用いた場
合、感光体ドラム30Y上にフィルミングが発生する
と、光書き込みの際にフィルミングにより遮光されて潜
像電位が高く形成されるため、検出される表面電位は高
くなる。一方、ネガ・ポジ現像方式を用いた場合は、表
面電位は低くなる。
【0041】また、フィルミング検知手段として、上記
反射形センサ41に代えて、CCDを用いてもよい。こ
の場合、CCDにより検出される電圧値と予め設定され
た基準電圧とを比較して2値データに変換する回路を用
いて、CPU40においてデータ処理を行うことにより
フィルミングを検知できる。
【0042】以上のように、本実施形態1においては、
感光体ドラム30Yのフィルミングを検知し、フィルミ
ングが発生していると判断された場合、複写機の動作を
停止するため、フィルミングに起因する画像汚れの発生
を防止できる。
【0043】また、以上のように、本実施形態1におい
ては、二成分現像液を使用する場合にキャリア液層の影
響を回避するための待ち時間を作ることにより、正確に
感光体ドラム30Yのフィルミングを検知できる。
【0044】また、本実施形態1は、電源投入時にフィ
ルミング検知を行うものであるが、電源投入時に加え、
転写紙間において転写紙1枚単位又はそれ以下の頻度で
フィルミングを検知することにより、作像過程において
発生したフィルミングに起因する画像汚れの発生を防止
できる。
【0045】[実施形態2]次に、本発明の他の実施形
態(以下、実施形態2という)に係る複写機について説
明する。本実施形態2の複写機は、基本的には上記実施
形態1と同様の構成を備えている。異なる点は、フィル
ミングの発生を表示及び音によりユーザーに知らせる手
段を設けた点、フィルミング検知領域を制限した点、上
記基準電圧を可変に構成した点、上記反射形センサ41
の発光素子を現像液のトナー色に応じて可変に構成した
点、感光体ドラム30Y表面のキズ検知手段及びキズの
発生を表示及び音によりユーザーに知らせる手段を設け
た点、及び、感光体ドラム30Yの経時変化の影響を考
慮している点である。以下、この点について説明する。
【0046】図3は、本実施形態2に係るフィルミング
検知手段の構成の説明図である。本実施形態2は、前記
表示手段としての表示装置47、前記警告手段としての
音声発生装置48、及び、上記コンパレータ45の第2
入力端子45bに入力される基準電圧を可変に構成する
ための基準電圧可変装置52を設けている。
【0047】上記表示装置47は、表示によりユーザー
に、フィルミングの検知により停止した複写機の停止理
由及び復帰手段を知らせるためのものであり、ドライバ
ー、デコーダー(DECODER)、レジスタ47a
と、表示手段47bとから構成されている。なお、上記
表示手段47bを新たに設けることなく、既存の複写機
の操作部にフィルミング発生に関する表示機能を設けて
もよい。
【0048】また、上記音声発生装置48は、フィルミ
ングの発生を、上記表示手段48による表示にユーザー
が気付かない場合にも、音声又はブザー音などの音によ
りユーザーにいち早く知らせるためのものである。
【0049】以上のように、本実施形態2においては、
上記表示装置47又は上記音声発生装置48により、フ
ィルミングの発生をユーザーに知らせて感光体ドラム3
0Yの清掃を促すことにより、フィルミングの発生によ
る複写機の停止に伴うダウンタイムを低減することがで
きる。なお、上記表示装置47又は上記音声発生装置4
8を設けることにより、フィルミングが検知された場合
に複写機の動作を停止することなく、ユーザーに画像汚
れが発生するおそれがあることを警告してもよい。
【0050】また、上記基準電圧可変装置52は、レジ
スタ・デコーダ49、デジタル・アナログ変換回路(D
/A)50、及び、アンプ51により構成されている。
複写機の電源投入後の感光体ドラム30Y回転時におい
て、CPU40のデータ及びアドレスと、レジスタ・デ
コーダ49とからなるレジスタ回路により、CPU40
は狙いとする基準電圧を発生させるためのデータをレジ
スタに書き込む。このデータに基づいて、デジタル・ア
ナログ変換回路(D/A)50とアンプ51とからなる
基準電圧発生回路により基準電圧を発生させ、コンパレ
ータ45の第2入力端子45bに入力する。
【0051】以上のように、本実施形態2においては、
上記基準電圧可変装置52により、例えば、現像液のト
ナー色に応じて基準電圧を変更したい場合や、上記反射
形センサ41の交換後などの調整作業時において該セン
サの出力に応じて基準値を変更したい場合などに、実施
形態1に比して簡易に基準電圧を変更できる。
【0052】また、上記反射形センサ41を駆動するた
めのモータ41は、CPU40により、該センサ41の
移動範囲が転写紙幅の領域内になるように制限されてい
る。これによれば、転写紙幅の領域外における液垂れや
トナー固着などの影響により、フィルミングの発生を誤
って判断することを回避できる。
【0053】また、上記反射形センサ41の発光素子と
してのLED41aの光色は、現像液のトナー色に応じ
て変更可能である。LED41aの光色が固定されてい
ると、トナー色によっては上記フォトトランジスタ41
bにおいて検出される反射光量が少なくなり、フィルミ
ングが発生している場合と発生していない場合とでの変
化量が小さくなり、CPU40におけるフィルミングの
判断が困難になる。したがって、LED41aの光色
を、表1に示す現像液のトナー色とLED41aの光色
との対応表に基づいて変更することが望ましい。 (以下、余白)
【0054】
【表1】
【0055】また、本実施形態2は、上述のようなフィ
ルミング検知手段に加え、感光体ドラム30Y表面のキ
ズを検知するキズ検知手段を設けている。前述のよう
に、感光体ドラム30Yは、アルミ素管と該管上に形成
された感光層とから構成されており、該ドラム30Y表
面にキズができるとアルミ素管があらわれる。このアル
ミ素管があらわれた部分を反射形センサ41で検出する
と、フォトトランジスタ41bにおいて検出される反射
光量が多くなる。したがって、フォトトランジスタ41
bによる検出値と上記基準電位との差を、予めROMに
記憶された設定値と比較し、比較の結果に基づいて感光
体ドラム30Y表面のキズを判断する。すなわち、上記
検出値と基準電位との差が設定値よりも大きい場合、感
光体ドラム30Y表面にキズがあると判断する。なお、
上記反射形センサ41に代えて、電位センサを使用した
場合、同様に感光体ドラム30Y表面にキズがあると、
検出される表面電位は低くなり、検出値と基準電位との
差が設定値よりも大きくなる。
【0056】さらに、上記キズ検知手段により感光体ド
ラム30Yのキズが検知された場合、異常画像の発生を
防止するために、複写機の動作を強制的に停止すること
が望ましい。この複写機の停止は、上記フィルミング検
知の場合と同様にシステムコントローラ46へのシステ
ム・OFF信号の送信により実現できる。また、感光体
ドラム30Yの交換をユーザーに促して、複写機の停止
に伴うダウンタイムを低減するために、ユーザーに複写
機の停止理由及び復帰手段を知らせることが望ましい。
これは、上記フィルミング検知の場合と同様に、上記表
示装置47及び上記音声発生装置48により実現でき
る。
【0057】また、感光体ドラム30Yは長時間使用す
ると表面が劣化して感光体特性が変化するため、これに
伴い上記反射形センサ41のフォトトランジスタ41b
で検出される反射光量も変化する。よって、感光体ドラ
ム30Yの劣化の影響により、フィルミングの発生を誤
って判断するおそれがある。この影響を回避するために
は、フィルミングが検知された場合に、このフィルミン
グの検知部位と検知部位以外の部位とにおいてフォトト
ランジスタ41bにより反射光量を検出し、これらの検
出値の差を、予めROMに記憶されている設定値と比較
して、フィルミングの度合いを常に確認することが望ま
しい。なお、本実施形態2においては、上記フィルミン
グが発生していない部位を、転写紙の幅と画像印字有効
幅との間に設定している。これによれば、感光体ドラム
30Yの長時間使用に伴う劣化の影響を回避し、正確に
フィルミングの発生を判断できる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、上記フィルミ
ング検知手段により実質的な潜像担持体上のフィルミン
グを検知し、フィルミングが検知された場合に、例え
ば、装置の動作を強制的に停止することにより、フィル
ミングに起因する画像汚れの発生を防止できるという優
れた効果がある。
【0059】また、請求項2の発明によれば、上記光学
センサを用いることにより、簡略な構成で上記フィルミ
ング検知手段を実現できるという優れた効果がある。
【0060】また、請求項3の発明によれば、上記電位
センサを用いることにより、簡略な構成で上記フィルミ
ング検知手段を実現できるという優れた効果がある。
【0061】また、請求項4の発明によれば、現像剤と
してトナーとキャリアからなる二成分現像液を用いる場
合、上記光学センサによるフィルミング検知を上記潜像
担持体上にフィルミングしたトナー層表面がキャリア液
層よりも突出した状態で行うことにより、正確にフィル
ミングが判断できるという優れた効果がある。
【0062】また、請求項5の発明によれば、上記フィ
ルミング検知手段によるフィルミングの検知を作像開始
前、及び、作像過程において頻繁に行うことにより、常
にフィルミングに起因する画像汚れの発生を防止できる
という優れた効果がある。
【0063】また、請求項6の発明によれば、上記フィ
ルミング検知手段によるフィルミングの検知を転写材幅
の領域内で行うことにより、液垂れやトナー固着の影響
を回避し、正確にフィルミングが判断できるという優れ
た効果がある。
【0064】また、請求項7の発明によれば、上記フィ
ルミング検知手段におけるフィルミングの発生を判断す
る基準値を可変に構成することにより、例えば、現像剤
のトナー色に応じて基準値を変更したい場合や、上記光
学センサ又は上記電位センサの交換後などの調整作業時
においてこれらのセンサの出力に応じて基準値を変更し
たい場合などに適宜対応できるという優れた効果があ
る。
【0065】また、請求項8の発明によれば、上記潜像
担持体上のフィルミングの検知部位と該検知部位以外の
部位とにおける検出値の差から最終的にフィルミングの
発生を判断することにより、経時変化に伴う潜像担持体
の表面の劣化の影響を回避し、正確にフィルミングが判
断できるという優れた効果がある。
【0066】また、請求項9の発明によれば、上記発光
素子の光色を上記現像剤のトナー色に応じて変更するこ
とにより、フィルミングが発生している場合と発生して
いない場合とで検出値の変化量を大きくして、正確にフ
ィルミングが判断できるという優れた効果がある。
【0067】また、請求項10の発明によれば、上記キ
ズ検知手段により潜像担持体表面のキズを検知すること
により、異常画像の発生を防止できるという優れた効果
がある。
【0068】また、請求項11の発明によれば、上記表
示手段によりユーザーに潜像担持体におけるフィルミン
グの発生又はキズの発生を知らせることにより、該フィ
ルミングに起因する画像汚れ又は該キズに起因する異常
画像の発生を防止することを可能にするという優れた効
果がある。
【0069】また、請求項12の発明によれば、上記キ
ズ検知手段により潜像担持体のキズが検知された場合、
装置の動作を強制的に停止することにより異常画像の発
生を防止できるという優れた効果がある。
【0070】また、請求項13の発明によれば、上記警
告手段によりユーザーに潜像担持体におけるフィルミン
グの発生又はキズの発生をいち早く知らせることによ
り、該フィルミングに起因する画像汚れ又は該キズに起
因する異常画像の発生を防止することを可能にするとい
う優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の実施形態1に係る複写機の
概略構成を示す正面図。(b)は、感光体ドラムのフィ
ルミングの説明図。
【図2】本発明の実施形態1に係るフィルミング検知手
段の構成説明図。
【図3】本発明の実施形態2に係るフィルミング検知手
段の構成説明図。
【符号の説明】
1 転写ベルト 2 駆動ローラ 3 従動ローラ 4 搬送ユニット 5 転写紙 7 分離装置 8 給紙ユニット 9 定着装置 10 排紙ユニット 11 除電装置 12 レジストローラ 13 排紙コロ 30 感光体ドラム 32 書き込みユニット 33 現像装置 34 転写装置 36 クリーニング装置 40 CPU 41 反射形センサ 42a 第1プーリ 42b 第2プーリ 43 ワイヤー 44、51 アンプ 45 コンパレータ 46 システムコントローラ 47 表示装置 48 音声発生装置 49 レジスタ・デコーダ 50 デジタル・アナログ変換回路 52 基準電圧可変装置 Y イエロートナー像形成部 M マゼンダトナー像形成部 C シアントナー像形成部 B ブラックトナー像形成部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潜像が形成された潜像担持体の表面に、現
    像装置により液体現像剤を供給して該潜像を顕像化した
    後に、転写装置により該顕像を転写材に転写する湿式画
    像形成装置において、 上記潜像担持体上のフィルミングを検知するフィルミン
    グ検知手段を設けたことを特徴とする湿式画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記フィルミング検知手段として発光素子と受光素子と
    から構成される光学センサを設け、該光学センサを、該
    発光素子から照射されて潜像担持体上で反射した光の光
    量を該受光素子が検出するように構成し、該検出の結果
    に基づいてフィルミングの発生を判断することを特徴と
    する湿式画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記フィルミング検知手段として電位センサを設け、該
    電位センサを、上記潜像担持体上の表面電位を検出する
    ように構成し、該検出の結果に基づいてフィルミングの
    発生を判断することを特徴とする湿式画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項2の湿式画像形成装置において、 上記現像剤としてトナーとキャリアからなる二成分現像
    液を用い、上記潜像担持体上にフィルミングしたトナー
    層表面がキャリア液層よりも突出した状態で、上記光学
    センサによる検出を行うことを特徴とする湿式画像形成
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記フィルミング検知手段によるフィルミングの検知
    を、電源投入時、及び、転写材1枚単位又はそれ以下の
    頻度で、少なくとも2回以上行うことを特徴とする湿式
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記フィルミング検知手段によるフィルミングの検知
    を、転写材幅の領域内で行うことを特徴とする湿式画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1の湿式画像形成装置において、 上記フィルミングの発生を判断する基準値を設け、該基
    準値を可変に構成したことを特徴とする湿式画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】請求項2又は3の湿式画像形成装置におい
    て、 上記センサによる検出の結果に基づいてフィルミングが
    検知された場合、該フィルミングの検知部位と該検知部
    位以外の部位とにおける該センサによる検出値の差と、
    予め設定しておいた設定値とを比較して、最終的にフィ
    ルミングの発生を判断することを特徴とする湿式画像形
    成装置。
  9. 【請求項9】請求項2の湿式画像形成装置において、 上記発光素子の光色を上記現像剤のトナー色に応じて可
    変に構成したことを特徴とする湿式画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項2又は3の湿式画像形成装置にお
    いて、 上記フィルミングの発生を判断する基準値と、上記潜像
    担持体のキズを判断するキズ検知手段を設け、該キズ検
    知手段を、上記センサによる検出値と上記基準値との差
    と、予め設定しておいた設定値とを比較し、該比較の結
    果に基づいて潜像担持体表面のキズを判断するように構
    成したことを特徴とする湿式画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項1又は10の湿式画像形成装置に
    おいて、 上記フィルミング検知手段によりフィルミングが検知さ
    れた場合、又は、上記キズ検知手段により潜像担持体の
    キズが検知された場合に、ユーザーに警告するための表
    示手段を設けたことを特徴とする湿式画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項10の湿式画像形成装置におい
    て、 上記キズ検知手段により潜像担持体のキズが検知された
    場合、装置の動作を停止することを特徴とする湿式画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】請求項1又は10の湿式画像形成装置に
    おいて、 上記フィルミング検知手段によりフィルミングが検知さ
    れた場合、又は、上記キズ検知手段により潜像担持体の
    キズが検知された場合に、ユーザーに警告するための警
    告音を発する警告手段を設けたことを特徴とする湿式画
    像形成装置。
JP8241447A 1996-08-23 1996-08-23 湿式画像形成装置 Withdrawn JPH1063148A (ja)

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