JPH1062850A - フィルム巻戻し器及びカメラ - Google Patents

フィルム巻戻し器及びカメラ

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JPH1062850A
JPH1062850A JP9162174A JP16217497A JPH1062850A JP H1062850 A JPH1062850 A JP H1062850A JP 9162174 A JP9162174 A JP 9162174A JP 16217497 A JP16217497 A JP 16217497A JP H1062850 A JPH1062850 A JP H1062850A
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handle
end wall
jaws
film
axis
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JP9162174A
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Dwight J Petruchik
ジェイ.ペトルチック ドワイト
Donald P Mcginn
ピー.マックギン ドナルド
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立てが容易で余分の部材や構造を用いない
で使用中に外れるのが阻止できる改良されたフィルム巻
戻し器を提供する。 【解決手段】 フィルム巻戻し器は本体とハンドルとを
有する。本体はハンドルを本体に対し回動自在に保持す
る一対の対向した顎を有している。少なくとも一方の顎
が端壁を有する。ハンドルは本体に対し端壁に近接した
回動軸線の周りに、ハンドルが顎の間に位置する保管位
置とハンドルが顎から一部変位した使用位置との間で、
回動することができる。ハンドルは使用位置で端壁に当
接する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は写真及び写真装置に
関しまたさらに詳細にはフィルム巻戻し器及びカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】写真が取られる多くのカメラにおいては
写真フィルムがフィルムカートリッジから引出される。
全ロールのフィルムが露出された後は、このフィルムは
カートリッジに巻戻されこのカートリッジは処理のため
に取出される。フィルムの巻戻し器は様々な形式をとっ
ているが、多くは複雑であるとともに高価である。コス
トを減少する努力と容易に利用できる重合体の品質の改
良とにより、カメラ製造業者は重合体成形の形式のフィ
ルム巻戻し器を有するカメラを製造するようになった。
これらの成形物はカートリッジに係合するようになって
いる一端を有し他端はカメラ本体から突出するキャップ
を有している。これらフィルム巻戻し器の多くは止めく
ぎ又は取っ手を含むハンドルを有している。ハンドルは
キャップの溝の内部の第1の位置から動くことができま
たハンドルの第2の位置は外側に延び使用者に巻戻し器
を回転する付加的な挺子作用を与える。これらのフィル
ム巻戻し器の製作において部品の数を減少しまた容易に
成形できる形状を用いることが望まれてきた。
【0003】これらの拘束は多くの欠点を有するフィル
ム巻戻し器を生じるものとなった。例えば、あるフィル
ム巻戻し器は2つの部品、すなわち全幅を横切って延び
る溝を有するキャップを備えた本体とこの溝に配設され
たハンドルとを有している。ハンドルは溝の一端のキャ
ップの半径方向の表面のポケットの中で回動する。フィ
ルム巻戻し器は組立てが容易であるが、ハンドルはカメ
ラ本体から外側に延びるリングのような第2の構造によ
って所定位置に保持されなければならない。フィルムが
巻戻されると、ハンドルは第2の構造に当接する。ある
種の他のフィルム巻戻し器においては、溝がまたキャッ
プを完全に横切って延びているが、ハンドルは溝に隣接
するキャップの底に通じるポケットの中で回動する。本
体はハンドルが所定位置へと上方に飛び出るように僅か
に弾性である。ハンドルはついでタブにより所定位置に
保持される。これらのフィルム巻戻し器は巻戻し中にハ
ンドルに加えられる下向きの力がハンドルを本体からは
じき出すようにする。巻戻し器はハンドルを偶発的に取
外すのに要する力を増大させるように設計することがで
きるが、これはハンドルを組立てるのに要する力を増大
させることになる。これらの問題はある種の他のフィル
ム巻戻し器ではキャップの頂部の溝の一端をふさぎまた
第3の部材を付加することにより、解決される。ハンド
ルは溝の開放端部からキャップの頂部の下側に位置する
溝の中に摺動される。第3の部材が溝に押込まれハンド
ルが溝から出るのを阻止する。欠点はここでは部品が多
くなり組立てがより複雑となることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、フィルム
巻戻し器が組立てが容易で余分の部材や構造を用いない
で使用中の取外しを阻止する2つの部材を有する改良さ
れたフィルム巻戻し器とカメラを提供することが望まれ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は特許請求の範囲
により規定される。本発明はそのより広い形態において
は、フィルム巻戻し器及びカメラを提供する。フィルム
巻戻し器は本体とハンドルとを有する。本体はハンドル
を本体に対して回動可能に弾性的に保持する一対の対向
した顎を有している。少なくとも一方の顎が端壁を有す
る。ハンドルは本体に対し端壁に近接した回動軸線の周
りに、ハンドルが顎の間に位置する保管位置とハンドル
が顎から一部変位された使用位置との間で、回動するこ
とができる。ハンドルは使用位置で端壁に当接する。
【0006】フィルム巻戻し器が、容易に組立てられ余
分の部材や構造を用いることなく使用中外れるのを阻止
する2つの部材を有している改良されたフィルム巻戻し
器とカメラが提供されるのが、本発明の少なくともある
実施態様の有利な効果である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の上記のまた他の特徴と目
的と、これを達成する方法とは、以下にさらに明瞭とな
り、また本発明自体も添付図面と関連する本発明の実施
態様の以下の記載を参照することによりさらに良く理解
されるであろう。
【0008】フィルム巻戻し器10は本体12とハンド
ル14とを有する。本体12は取付け部16とキャップ
18とを有している。取付け部分16は取付け部分16
とキャップ18とを通って延びる主軸線20を区画形成
する。本発明のカメラ22は開口又は受け部23に配置
されたフィルム巻戻し器10を含んでいる。フィルム巻
戻し器10の取付け部分16は巻戻しのためフィルムキ
ャニスター又はフィルムロール25と係合するように配
置されている。主軸線20は巻戻し中のフィルム巻戻し
器10の回転軸線である。ここに用いられる“巻戻し”
なる用語はフィルムの露出後のキャニスター又はロール
への巻戻しと使用時の一時機に露出ごとにキャニスター
又はロールに戻される露出していないフィルムの予備的
な巻取りとの両方を含んでいる。
【0009】フィルム巻戻し器10はカメラ22の他の
特徴を著しく限定するものではない。例えば、カメラは
一回又は多数回使用とすることができる。一回使用の場
合は、カメラはフィルム処理のため開くことにより破壊
することができ又はフィルムを取出した後に再度閉鎖す
ることができる。図8に示されるバッテリー26、ファ
インダー27、フィルムフレーム28、フィルム前進器
29、及びフィルム室30のような構成部品は多種多様
の方法で配置することができる。フィルム巻戻し器10
はまた特定のフィルム型式に限定されないが、しかし取
付け部分16は特定のフィルム型式の周知の要求に合致
するような形状とされまた予想されるように1つのフィ
ルム型式のための形状とされた取付け部分16を有する
フィルム巻戻し器10の使用は他のフィルム型式にとっ
ては問題となると思われる。
【0010】フィルム巻戻し器10は2つの部材のみを
有する。これら2つの部材、本体12とハンドル14は
それぞれ単一重合体の成形物である。本体12とハンド
ル14はそれぞれ実質的に同一の熱可塑性重合体からな
り、すなわち本体12とハンドル14は共に重合体再生
のための共通の原料を形成することがきわめて好まし
い。これはハンドル14を本体12から取外すことなく
フィルム巻戻し器10の再生利用を可能にする。広い実
施に対してはカメラとフィルム巻戻し器10の主な構造
部材24が同様に実質的に同一の熱可塑性重合体からな
り多数のカメラ構成部品の共通の再生利用ができるよう
にするのがまた好ましい。適当な重合体の特定の例はポ
リカーボネートである。
【0011】ハンドル14の取付け部分16は、フィル
ム巻戻し器10が一緒に用いられるキャニスター及び/
又はフィルムの形状に依存して、内部のリールと係合す
る又はフィルムの一部と係合するようになっている。取
付け部分16にとって適当なこのような形状は当業者に
とって周知である。取付け部分16の上端はキャップ1
8に接合される。
【0012】キャップ18が主軸線20に対し半径方向
と軸方向との両方向に取付け部分16から外側に延びて
いる。キャップ18は一対の対向する顎32を有する。
顎32はそれぞれカメラ22の係合受け部23の要求に
合致する形状された周縁34を有している。例えば、顎
32は円形受け部23の内部で用いるための円形周縁部
34を有することができる。キャップ18はまたフィル
ム巻戻し器10の有用性を実質的に低下させない限り他
の第2の目的に合致するよう変更することができる。例
えば、図面に示される実施態様において、各顎32の周
縁34は差込み部35を含み重量を減じるようにしまた
顎32の一方の上面36はそこに成形された矢印37を
含み巻戻し方向を示すようにする。
【0013】顎32はそれぞれ内面38を有する。内面
38は主軸線20に実質的に直角に延びる通路又は溝4
0の長手方向の境界を区画形成する。顎32は複雑な形
状を有することができ又は平坦で相互に対しかつ主軸線
20に平行とすることができる。顎32の一方又は両方
が端壁42を有する。単一の端壁42は弱くまた組立て
るのがより困難となるため、一対の端壁42が好まし
い。(以下の記載は便宜上、もっぱら一対の端壁42に
ついて述べる。)端壁42は顎32の周縁34の延長部
の形状を有している。端壁42は少なくとも部分的に溝
40の一端を閉鎖する。図面に示されるフィルム巻戻し
器においては、端壁42は相互に対し鏡像関係にある。
端壁42における顎32の間の隙間は溝40を横切る内
面38の間の距離より小さくなっている。
【0014】顎32は溝40の一部もしくは全部の下側
に位置する基部44によって相互に接合され又は共に取
付け部分16に直接接合することができる。顎32は端
壁42に近接したハンドル受け部46を有する。
【0015】ハンドル14はハンドル受け部46に嵌ま
る保持部材48を有するハンドル14は回動軸線45の
周りに、ハンドル受け部46の内部で、本体12に対
し、ハンドル14が溝40に沿って延びる保管位置(図
7に示される)とハンドル14が端壁42に当接し顎3
2から外側に延びる使用位置(図1,3及び6に示され
る)との間で、回動することができる。保管位置におい
てはハンドル14の実質的に全てが顎32の間に配置さ
れる。ハンドル受け部46と保持部材48は、ハンドル
14をハンドル受け部の所定位置に保持するが保管位置
と使用位置との間で容易に回転できるような形状に作ら
れる。
【0016】図に示されているフィルム巻戻し器におい
て、保持部材48はハンドル14の主要部分50から横
方向外側に延びる一対の対向するピン47である。ハン
ドル受け部46は顎32の内面38の一対の対向するソ
ケット52である。図1〜8に示される本発明の実施態
様では、ソケット52はそれぞれハンドル14の各ピン
47を保持する端壁42の前方の第1の領域53と第1
の領域53の外側の第2の領域54とを有する。第2の
領域54は各顎32の周縁34を通って延びる各第2の
開口55を通って外部と連通している。この形状は、ソ
ケット52と一致した、本体12を組立てるのに用いら
れる型の比較的大きな構造を、もらたす利点を有してい
る。
【0017】ハンドルの主要部分50は取付け端部56
と自由端部58と対向する第1及び第2の表面60,6
1とを有している。保持部材48は取付け端部56に位
置している。取っ手又は止め釘62がハンドル14の自
由端部58から外側に延びている。図1〜8に示される
本発明の実施態様では、主要部分の第1の表面60は取
付け端部56で保持部材48のピン47を含む外側に延
びる後端63に接合される。取っ手62は自由端部58
で主要部分50の第2の表面61から外側に延びてい
る。取っ手62は円筒形又は僅かに円錐形であり中心取
っ手軸線64を有している。
【0018】ハンドル14は形状を変えることができる
が、しかしハンドル14とキャップ18が次のような特
徴をもたらすような形状とされるのが好ましい。ハンド
ル14は保管位置では顎32の上面36を越えて延びる
ことはなく又はほんの少しだけ越えて延びるようにすべ
きである。これはハンドル14のその近くの目的物上で
の意図されないひっかかりを減少させる。ハンドル受け
部46と保持部材48は通常の使用で予想される衝撃に
耐えるように配置される。実質的に顎32の表面と同一
平面上の端壁42はこの目的を達成するのを助けること
ができる。端壁42はまたフィルム巻戻し中に認識でき
るほどには曲がらないよう十分に堅くすべきである。
【0019】他の非常に好ましい特徴は取っ手の軸線6
4が、ハンドル14が使用位置にある時主軸線20に平
行又は実質的に平行であることである。これは使用者の
手がフィルム巻戻し器10の回転中同一平面上に保持で
きるようにする。(巻戻し中、フィルム巻戻し器10の
回転は主軸線20の周りである。)取っ手62は使用者
の2つの指の間に弛く保持され円運動で動かされる。取
っ手62はハンドル14の残部に対し固定されしたがっ
てハンドル14と共にこの運動中回転するが、しかしハ
ンドル14の回転が取っ手の軸線64と主軸線20に実
質的に直角の平面上にあるため、取っ手62は余分の圧
力又は指の位置変えなしに保持することが容易となる。
【0020】図に示されるフィルム巻戻し器10におい
ては、ハンドル14の後端63は比較的短く、またハン
ドルの主要部分50は主軸線20と取っ手軸線64とに
対し傾斜した長手方向のハンドル軸線66を区画形成す
る(ハンドル14が使用位置にある時)。後端はハンド
ル軸線66にほぼ直角である。この実施態様では保管位
置において、ハンドル軸線66はまた主軸線20に対し
傾斜している(図示しない)。ハンドル14の取付け端
部はキャップ18の表面の下側の凹所に置かれる。この
形態は使用者にとって非常に目立つものであり使用者が
ハンドル14を保管位置から使用位置へと回動するのに
ハンドル14のどちらの部分に接近するかを迅速に確か
めるのを助ける。
【0021】ハンドル14の長さはハンドルの第2の表
面61の小さな部分だけがハンドル14がその保管位置
にある時に顎32の表面36から外側に延びるように選
択することができる。図1〜8に示される実施態様で
は、第2の表面61の終端部65は逃げ面が形成され第
2の表面61全体が、ハンドル14が保管位置にある時
顎32の上面36の高さに又はそれより下に配置され
る。これはハンドル14に対する衝撃による損傷の危険
を減少しまた審美的に好ましい外観をもたらす。
【0022】顎32はハンドル14をハンドル受け部4
6の内部に弾性により保持する。図1〜8に示されるフ
ィルム巻戻し器10において、顎32の内面38は主と
して基部44の偏向手段により相互に近づきまた離れる
よう弾性的に動くことができ、また限られた範囲で、基
部44に隣接する顎32の一部が動くことができる。基
部44の厚さ(最小の寸法)は顎32の残部の厚さ(最
小の寸法)より小さくまた片寄りは主として基部44に
対し制限される。基部44は周縁34に隣接する一端又
は両端に間隙を有する。各端部で、基部44は溝40よ
り狭い溝又は間隙67を除き周縁34に連続し、又は基
部44は溝40の全幅にわたる間隙によって周縁34か
ら分離されている。顎32の片寄りの度合は基部の厚さ
を変えまた間隙67の寸法を変えることによりフィルム
巻戻し本体のために用いられる重合体の剛性の変化のよ
うな特定の要求を満たすように変えることができる。精
密な寸法は試行錯誤により容易に決定することができ
る。基部44は省略することができまた弾性は取付け部
分16に隣接する顎32の一部によって得ることができ
るが、しかし弾性は調節するのが困難である。
【0023】図9と10を参照すると、顎の弾性はこの
ほかにほぼU字形の切欠き70により顎32の内面38
の残部から分離されている1つ又はそれ以上のタブ68
により得ることができる。ここでは弾性は主としてタブ
の形状と重合体の剛性の作用である。図9と10に示さ
れるフィルム巻戻し器10においては一対のタブ68が
用いられ切欠き70の脚72が溝に平行に延び脚72に
直角に延びる切欠きの基部73の長さの数倍となってい
る。切欠き70はキャップ18の形状とキャップ18を
作るのに用いられる型とに余分の複雑さを加える欠点を
有している。端壁42はこのフィルム巻戻し器10の顎
32の残部より短くなっている。
【0024】フィルム巻戻し器10の弾性は広範囲にわ
たって変えることができるが、しかし弾性が使用中のハ
ンドル14と巻戻し器本体12の偶然の分解の危険を少
なくしまた組立て中は容易に組立てができるようにする
のが好ましい。好ましい弾性の範囲においては、ハンド
ル14は、ハンドル軸線66と取っ手軸線64(図5に
符号“X”で示される)に実質的に直角の方向に取っ手
62に加えられる約2オンスの力(約0.5ニュート
ン)から約20ポンドの力(約90ニュートン)の力
(図5で矢印74によって示される)により、顎32の
中に組立てる(すなわち、ハンドル受け部46の直ぐ近
くの位置からハンドル受け部46に偏倚されて)ことが
できる。この“組立て力”はハンドル14をハンドル受
け部46から離すのに必要な同じ方向に向けられた“分
解力”(図6に矢印76で示される)と実質的に同じか
又は大きい。この組立て力の範囲は容易な組立てと偶然
の分解の危険の少なさとをもたらす。この範囲で得られ
るよりも大きな弾性は組立て中ハンドル14がハンドル
受け部46に位置した時を確かめるのをより困難にす
る。約30オンス(約8.5ニュートン)の組立て力
は、容易な組立てと分解に対する良好な抵抗とハンドル
14のハンドル受け部46における非常に容易な確認さ
れた位置との組合せをもたらすように決定された。
【0025】フィルム巻戻し器10は力、すなわち主軸
20に平行にかつハンドル14又はキャップ18の方に
向けられる大きなベクトルの分力を有する力が、巻戻し
中に加えられる方向に分解し又は変形するのに抵抗す
る。ハンドルに加えられた時のこのような力はハンドル
14を端壁42に押しつける。本発明の好適な実施態様
では顎32とハンドル14の端壁42と他の部分はこの
ような力による変形(部品のゆがみ又は分解)に対し高
度に抵抗する。顎32は、取っ手62に取っ手軸線64
に沿いハンドル軸線66に向う方向に加えられる少なく
とも約10ポンドの力(約45ニュートン)又は好まし
くは少なくとも30ポンドの力(約135ニュートン)
に対し、ハンドル14をハンドル受け部46の内部に実
質的に変形なしに保持することができる。
【0026】フィルム巻戻し器10はさらに様々な考え
を満たすような形状とすることができる。例えば、本体
12とハンドル14の縁部78は面取りされ又は切取ら
れあるいは逃げ面が形成され、鋭い縁をなくし、重量を
減少し、組立てをさらに容易にし、ハンドル14とキャ
ップ18を使用者にとって又は審美上の理由から操作す
るのを容易にする。対向する舌片80をハンドル14に
設けハンドル14が保管位置にある時顎32の内面38
に係合できるようにする。
【0027】本発明の特定の実施態様が例示のためここ
に図示され記載されてきたが、本出願に対して発布され
る特許によって与えられる保護は開示された実施態様に
厳密に限定されず、むしろ特許請求の範囲に明らかに含
まれる全ての変形を変更に及ぶものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本体に組み込まれたハンドルを示す改良された
フィルム巻戻し器の頂部斜面図である。
【図2】ハンドルと本体とを組立てる前の図1のフィル
ム巻戻し器の頂部斜面図である。
【図3】本体に組み込まれたハンドルを示す図1のフィ
ルム巻戻し器の底部斜面図である。
【図4】ハンドルと本体とを組立てる前の図1のフィル
ム巻戻し器の底部斜面図である。
【図5】ハンドル受け器の直ぐ近くの位置にあるハンド
ルと、ハンドルと本体を組立てるのに加えられる力の方
向とを示す図1のフィルム巻戻し器の頂面図である。
【図6】ハンドルが本体に組み込まれハンドルが使用位
置にあるところを示す図1のフィルム巻戻し器の頂面図
である。
【図7】ハンドルが本体に組み込まれたハンドルが保管
位置にあるところを示す図1のフィルム巻戻し器の頂面
図である。
【図8】図1のフィルム巻戻し器を含む本発明のカメラ
の実施態様の半概略断面図である。
【図9】改良されたフィルム巻戻し器の他の実施態様
の、ハンドルの内端の位置が破線で示されている簡略化
された部分側面図である。
【図10】ハンドルピンとタブの中心を実質的に切断し
た簡略化した部分断面図である。
【符号の説明】
10…フィルム巻戻し器 12…本体 14…ハンドル 16…取付け部分 18…キャップ 20…主軸線 22…カメラ 23…開口 24…構造部材 25…フィルムキャニスター又はフィルムロール 26…バッテリー 27…ファインダー 28…フィルムフレーム 29…フィルム前進器 30…フィルム室 32…顎 34…周縁部 35…差込み部 36…顎上面 37…成形された矢印 38…内面 40…通路又は溝 42…端壁 44…基部 46…ハンドル受け部 47…ピン 48…保持部材 50…主要部分 52…ソケット 53…第1領域 54…第2領域 55…第2開口 56…取付け端部 58…自由端部 60,61…第1及び第2の表面 62…取っ手又は止めくぎ 63…後端 64…取っ手軸線 65…終端 66…ハンドル軸線 67…間隙 68…タブ 70…切欠き 72…脚 73…切欠き基部 74,76…矢印 78…縁部 80…舌片

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム巻戻し器であって、本体とハン
    ドルとを具備し、前記本体が前記ハンドルを前記本体に
    対し回動自在に弾性で保持する一対の対向する顎を有
    し、前記顎の少なくとも一方が端壁を有し、前記ハンド
    ルが、前記本体に対し前記端壁に近接した回動軸線の周
    りに、前記ハンドルが前記顎の間に位置する保管位置と
    前記ハンドルが前記顎から一部変位した使用位置との間
    で、回動することができ、前記使用位置のハンドルが前
    記端壁に当接する、フィルム巻戻し器。
  2. 【請求項2】 前記ハンドルが取っ手を有し、前記取っ
    手が、前記ハンドルが前記使用位置にある時前記本体の
    主軸線に対し実質的に平行に配置された取っ手軸線を区
    画形成し、前記本体が取付け部分とキャップとを有し、
    前記取付け部分が前記主軸線を区画形成し、前記キャッ
    プが前記取付け部分から外側に延び、前記キャップが前
    記対の対向する顎を有し、前記顎がそれぞれ内面を有
    し、前記内面が前記主軸線に実質的に直角に延びる溝を
    長手方向に区画し、前記端壁が前記溝の一端を少なくと
    も一部閉塞し、前記顎が前記端壁に近接したハンドル受
    け部を有し、前記顎が前記ハンドルを前記ハンドル受け
    部の内部に弾性で保持し、前記ハンドルが前記ハンドル
    受け部の内部で前記本体に対し、前記ハンドルが前記溝
    に沿って延びる保管位置と前記ハンドルが前記端壁に当
    接し前記顎から外側に延出する使用位置との間で、回動
    することができる、請求項1に記載のフィルム巻戻し
    器。
  3. 【請求項3】 フィルム巻戻し器であって、本体とハン
    ドルとを具備し、前記本体が前記ハンドルを前記本体に
    対し回動自在に弾性で保持する一対の対向する顎を有
    し、前記顎の少なくとも一方が端壁を有し、前記ハンド
    ルが前記本体に対し前記端壁に近接した回動軸線の周り
    に、前記ハンドルが前記顎の間に位置する保管位置と前
    記ハンドルが前記顎から一部変位した使用位置との間
    で、回動することができ、前記ハンドルが前記使用位置
    で前記端壁に当接し、前記ハンドルがハンドル軸線を区
    画形成し前記顎が前記ハンドルを前記本体の中に、前記
    ハンドル軸線と前記取っ手軸線とにより区画形成された
    平面に実質的に直角の方向に前記取っ手に加えられた少
    なくとも約2オンスの力(約0.5ニュートン)又は好
    ましくは少なくとも約10ポンドの力(約45ニュート
    ン)から約20ポンドの力(約90ニュートン)に抗し
    て保持することができ、前記ハンドルが前記本体と共に
    前記顎の直ぐ近くの位置から、前記ハンドル軸線と前記
    取っ手軸線とにより区画形成された平面に実質的に直角
    の方向に前記取っ手に加えられた約30オンスの力(約
    8.5ニュートン)によって、組立てられるようにして
    いるフィルム巻戻し器。
  4. 【請求項4】 カメラであって、本体とハンドルとを含
    むフィルム巻戻し器と、前記フィルム巻戻し器に連結さ
    れた少なくとも1つの構造部材とを具備し、前記本体が
    前記ハンドルを前記本体に対し回動自在に弾性により保
    持する一対の対向した顎を有し、前記顎の少なくとも一
    方が端壁を有し、前記ハンドルが前記本体に対し前記端
    壁に近接した回動軸線の周りに、前記ハンドルが前記顎
    の間に位置する保管位置と前記ハンドルが前記顎から一
    部変位した使用位置との間で、回動することができ、前
    記ハンドルが前記使用位置で前記端壁に当接し、前記本
    体と前記ハンドルと前記構造部材とがそれぞれ実質的に
    同一の熱可塑性重合体からなっている、カメラ。
JP9162174A 1996-06-24 1997-06-19 フィルム巻戻し器及びカメラ Pending JPH1062850A (ja)

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US66902196A 1996-06-24 1996-06-24
US08/669021 1996-06-24

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JP9162174A Pending JPH1062850A (ja) 1996-06-24 1997-06-19 フィルム巻戻し器及びカメラ

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KR200476464Y1 (ko) * 2013-12-10 2015-03-03 대우조선해양 주식회사 접철식 밸브 핸들

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EP0816909A2 (en) 1998-01-07
KR980003765A (ko) 1998-03-30

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