JPH11160001A - 巻尺の回転ドラム - Google Patents

巻尺の回転ドラム

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JPH11160001A
JPH11160001A JP9340815A JP34081597A JPH11160001A JP H11160001 A JPH11160001 A JP H11160001A JP 9340815 A JP9340815 A JP 9340815A JP 34081597 A JP34081597 A JP 34081597A JP H11160001 A JPH11160001 A JP H11160001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary drum
projection
case
shaft
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP9340815A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hara
毅 原
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Hara Rule Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Hara Rule Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hara Rule Manufacturing Co Ltd filed Critical Hara Rule Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動巻取式巻尺のテープ巻取り時は、ケースに
内装されているテープ巻回用の回転ドラムから極めて不
快に感ずる回転音(摺動音)が発生する。このことか
ら、巻尺の現構造を変えることなく、また、部品を増や
すことなく、ケース内側壁に設けられている軸と回転ド
ラムの軸受孔周壁との摺動音を低減することができ、そ
して、スムースな回転をする巻尺の回転ドラムを提供す
ることを目的とする。 【解決手段】回転ドラム本体3の軸受孔4周壁41にケ
ース内側壁2に設けられる軸6方向に突出する滑らかな
頂部52形状の突起5を設け、さらに、突起5のケース
内側壁2側にその方向に突出する突起51を設ける。こ
れにより、接触や摺動によって発生する音や回転ドラム
の振動を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープ巻取りバネを有
する巻尺の回転ドラムに関し、特にテープ巻取り時のス
ムースな回転と、回転音を低減することができる回転ド
ラムに関するものである。
【0002】
【従来技術と問題点】今日、巻尺の多くは、回転ドラム
に設けられている付勢手段によってテープを常に巻取り
方向に付勢している構造のものが主流であり、この回転
ドラムは、その軸受け孔を、ケース内壁に設けられたデ
ィスク状の軸に嵌め、その軸の上部中央に立設された係
止軸にコイルバネを係止させ、測定時にテープを引き出
すことによって、巻取りエネルギーがコイルバネに蓄積
されるようになっており、引き出したテープを、手を離
すことによりあるいはブレーキ機構を解除することによ
り、自動的にテープがケース内に巻取られるものとなっ
ている。
【0003】このような自動巻取式の巻尺は、テープの
完全なる巻取りを行うために回転ドラムの摺動抵抗にも
打ち勝つ強力なコイルバネを用いており、テープの巻取
りスピードも極めて速いものとなっている。このため、
テープ巻取時の回転ドラムスピードの上昇も速く、ま
た、この極めて速い回転スピードによって、回転ドラム
から発せられる回転音も大きい音となる。
【0004】この回転ドラムが回転するとき、回転ドラ
ムの外側面に設けられているリブとケース内側壁とが接
触し、またケース内側壁に設けられている軸と回転ドラ
ムの軸受孔とが接触するので、接触音が発生する。特に
大きな音を発するのが、ケース内側壁に設けられている
軸と回転ドラムの軸受孔周壁とが摺動するときの摺動音
である。
【0005】この音は、ものが擦れる音であるため、使
用者にとっては極めて不快に感じられると共に、巻尺の
円滑な動作感を損なうため、摺動抵抗の低減について改
善が試みられているが、未だ十分ではないのが現状であ
る。
【0006】
【目的】本発明は上述した問題点に鑑みてなされたもの
で、従来の巻尺の構造を変えることなく、また部品を増
やすことなく、ケース内側壁に設けられている軸と回転
ドラムの軸受孔周壁との不快な摺動音を低減することが
でき、そして、スムースな回転をする巻尺の回転ドラム
を提供することを目的とするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、ケース内側壁に設けた軸にテープ巻取りバネを有
する回転ドラムが回動自在に軸装された巻尺において、
該回転ドラムの軸受孔の周壁部に前記軸に向かって突出
する突起を設けたことを特徴とする巻尺の回転ドラムで
ある。回転ドラムは、樹脂や金属によって形成されてお
り、また、テープ巻取りバネの収納部に蓋体が設けられ
ている回転ドラムもある。軸受孔の周壁部とは、軸受孔
の周囲の壁に限定されるものではなく軸受孔周縁付近を
も含むものである。
【0008】回転ドラムをさらに詳しく説明すると、回
転ドラムは、測定メモリが印刷されたテープが巻取る巻
胴部を有し、その内部にはコイルバネが設けられてお
り、このコイルバネは、内端をケース内側壁に設けられ
ている軸のほぼ中央に立設されたバネの係止軸、あるい
は回転ドラムにアッセンブリされた係止軸に係止されそ
の係止軸に巻取られており、また、コイルバネの外端
は、回転ドラムのテープ巻胴部に臨みテープ端部に連結
されている。また、回転ドラムはケース内側壁に設けら
れている軸に回動自在に軸装されて、テープを引き出す
ことによってコイルバネに巻取りエネルギーが蓄積さ
れ、収納時にテープを自動的にケース内に巻取るように
なっている。
【0009】そして、回転ドラムの軸受孔の周壁部に
は、ケース内側壁に設けられている軸に向かって突起を
設けられていおり、望ましくは、回転ドラムを軸装した
ときに突起の頂部が軸の周面と最近接あるいはほぼ接触
状態となるようにするのがよいが、特に音の発生に支障
がなければ、頂部から多少離れた突起周側を最近接ある
いはほぼ接触状態となるようにしてもよい。また、突起
の頂部は球状の一部のような滑らかな曲面形状とした
り、また、ほぼ平滑な平面形状、さらには、曲面形状と
平面形状を組み合わせたりすればよいが、特にその形状
は限定するものではなく、音の発生や摺動抵抗等を考慮
して好適な頂部形状とすればよい。
【0010】さらに、突起の形状・長さ・大きさ・出張
り寸法・数・素材(樹脂/金属)も特に限定するもので
はなく好適なものとすればよい。さらには、突起に、ケ
ース内側壁方向に向かって突出する別の突起を設けるの
が望ましく、この突起においても回転ドラムを軸装した
とき、突起の頂部がケース内側壁面と最近接、あるい
は、ほぼ接触状態となるようにするのがよい。また、突
起の頂部は球の一部のような滑らかな曲面形状とした
り、また、ほぼ平滑な平面形状とすればよいが、特にそ
の形状は限定するものではなく、音の発生や摺動抵抗等
を考慮して好適な頂部形状とすればよい。
【0011】さらに、突起の形状・大きさ・出張り寸法
・素材も特に限定するものではなく好適なものとすれば
よい。そして、回転ドラムのテープ巻取りバネの収納部
に蓋体が設けられている場合には、上述の回転ドラムの
軸受孔の周壁部に設けられる突起またその突起に設けら
れるケース内側壁方向に向かい突出する突起を、この蓋
体の軸受孔の周壁部にも設けるようにするのがよい。突
起の頂部とケース内側壁に設けられている軸との位置関
係、また、突起の形状さらには頂部の形状も上述に準じ
たものとすればよい。
【0012】
【作用】本発明の巻尺の回転ドラムは以上のような構造
のため、引き出されたテープの巻取りに際しては、テー
プの引き出しにより収縮状態になったコイルバネが、元
の状態に復帰しようと戻り始めると共に回転ドラムも回
転し始め、テープを巻回していく。その回転は一挙に上
昇し、回転ドラムはケース内側壁に設けられている軸を
中心に高速回転する。そして、回転ドラムは、回転中、
その軸受孔に設けた突起が点接触状態で軸の周面と接触
また摺動し始める。
【0013】また、前記突起にケース内側壁方向に向か
う突出する突起が付加されている場合には、軸受部の強
度が向上すると共に接触や摺動により発生する振動を減
少させることができ、また突起の頂部が滑らかであると
共に摺動の際の接触面積が少ないため、ケース内側壁と
の摺動により発生する摺動音も減少させることができ
る。また、回転ドラムに蓋体を設けている場合も、蓋体
の軸受孔周壁に設けられる突起、また、その突起に設け
られるケース内側壁方向に向かい突出する突起が上述と
同様に作用する。
【0014】
【実施例】本発明の巻尺の回転ドラムを図面に従って説
明すると、図1は、本発明に係わる回転ドラムの軸装状
態を示す軸装図である。1は巻尺のハーフケース、2は
ハーフケース1のケース内側壁、3は本発明に係わる回
転ドラムの回転ドラム本体、4は回転ドラム本体3の軸
受孔、5は軸受孔4の周壁41に設けられた突起であ
り、本図では示されていないがこの突起5にはケース内
側壁2の方向に向かう突起51(図2)も設けられてい
る。6はハーフケース1のケース内側壁2に設けられ回
転ドラムを軸装する軸で、また、軸6のほぼ中央にはテ
ープ巻取用のコイルバネ10の内端を係止する係止軸6
2が立設されている。
【0015】図2は、回転ドラムの軸受部を示す拡大断
面図であり、回転ドラム本体3の軸受孔4周壁41から
ハーフケース1のケース内側壁2に設けられた軸6方向
に向かう突起5を設けている。また、突起5にはケース
内側壁2方向に向かう突起51も設けられている。突起
5/突起51の頂部52は、球状の一部のような滑らか
な曲面形状となっている。
【0016】また、本図の回転ドラム本体3は、突起5
のコイルバネ10収納部方向側の周壁41にひさし体4
2が設けられているものである。図3は、回転ドラムの
蓋体を示す平面図であり、蓋体31にも回転ドラム本体
3と同様に、蓋体31の軸受孔7の周壁71に突起8、
そして、突起81が設けられている。図4は、本発明に
係わる回転ドラムを内装している巻尺の中心上部断面図
である。
【0017】
【効果】本発明の巻尺の回転ドラムは以上のように、軸
受孔の周壁部に軸に向かう突起を設けただけであるか
ら、従来の巻尺の基本構造を変えることなく、また部品
を増やすことないとともに、従来に比して圧倒的に接触
面積が小さいのでケース内側壁の軸と回転ドラムの軸受
孔周壁との摺動音、さらには、回転ドラムの振動をも低
減することができる。また前記突起にケース内側壁方向
に突出する別の突起を設ける場合には、ケース内壁への
接触も点接触となるので、接触音の発生を可及的に低減
できる。
【0018】このように、巻尺の使用に際し回転ドラム
から発せられる回転音に不快に感ずることなくスムース
な使用感を得て、快適な測定作業を実施することができ
る。また、不快音によって気が散り測定ミスをする等の
二次的不良の防止にも効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる回転ドラムの軸装状態を示す
軸装図
【図2】 回転ドラムの軸受部を示す拡大断面図
【図3】 回転ドラムの蓋体を示す平面図
【図4】 本発明に係わる回転ドラムを内装している巻
尺の中心上部断面図
【符号の説明】
1−ハーフケース,11−ハーフケース,2−ケース内
側壁,21−ケース内側壁,3−回転ドラム本体,31
−蓋体,4−軸受孔,41−周壁,42−ひさし体,5
−突起,51−突起,52−頂部,6−軸,61−軸,
62−係止軸,7−軸受孔,71−周壁,8−突起,8
1−突起,82−頂部,9−テープ,91−フック,1
0−コイルバネ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース内側壁に設けた軸にテープ巻取りバ
    ネを有する回転ドラムが回動自在に軸装された巻尺にお
    いて、該回転ドラムの軸受孔の周壁部に前記軸に向かっ
    て突出する突起を設けたことを特徴とする巻尺の回転ド
    ラム
  2. 【請求項2】前記突起にケース内側壁方向に突出する突
    起を設けたことを特徴とする請求項1の巻尺の回転ドラ
  3. 【請求項3】前記回転ドラムの蓋体の軸受孔の周壁部に
    前記軸に向かって突出する突起を設けたことを特徴とす
    る請求項1の巻尺の回転ドラム
  4. 【請求項4】前記突起にケース内側壁方向に突出する突
    起を設けたことを特徴とする請求項3の巻尺の回転ドラ
JP9340815A 1997-11-27 1997-11-27 巻尺の回転ドラム Pending JPH11160001A (ja)

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JP9340815A JPH11160001A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 巻尺の回転ドラム

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JP9340815A JPH11160001A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 巻尺の回転ドラム

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Publication Number Publication Date
JPH11160001A true JPH11160001A (ja) 1999-06-18

Family

ID=18340555

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9340815A Pending JPH11160001A (ja) 1997-11-27 1997-11-27 巻尺の回転ドラム

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JP (1) JPH11160001A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098801A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Hara Doki Kk 巻尺
JP2007147660A (ja) * 2007-03-16 2007-06-14 Hara Doki Kk 巻尺
JP2007187679A (ja) * 2007-03-16 2007-07-26 Hara Doki Kk 巻尺

Cited By (4)

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JP2005098801A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Hara Doki Kk 巻尺
JP4578082B2 (ja) * 2003-09-24 2010-11-10 原度器株式会社 巻尺
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