JPH1062286A - 静電容量型圧力センサ - Google Patents

静電容量型圧力センサ

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Publication number
JPH1062286A
JPH1062286A JP24131596A JP24131596A JPH1062286A JP H1062286 A JPH1062286 A JP H1062286A JP 24131596 A JP24131596 A JP 24131596A JP 24131596 A JP24131596 A JP 24131596A JP H1062286 A JPH1062286 A JP H1062286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
gap
electrode
diaphragm
pressure sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP24131596A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Publication of JPH1062286A publication Critical patent/JPH1062286A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ特性の安定した静電容量型圧力センサ
の提供。 【解決手段】 ガラス基板20上に形成された電極引き
出し部22のガラス基板20とシリコン基板10とで形
成されるギャップ60部に突起部14を設け、電極引き
出し部22とシリコン基板10とのギャップ61をその
周辺のギャップ60より小さい構造とし、ギャップ61
を樹脂系封止剤で封止した静電容量型圧力センサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相対向した電極面
の静電容量の変化を検出する静電容量型圧力センサに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の静電容量型圧力センサと
して、一般に図3に示す圧力センサが知られている。
【0003】図3の圧力センサは、静電容量型圧力セン
サであって、シリコン基板10には、圧力に応じて変形
するダイアフラム11が形成され、ガラス基板20上に
は固定電極21が形成されている。又、図示のように、
シリコン基板10とガラス基板20とは、その一部にお
いて接合されており、これによって、ダイアフラム11
の下側には、キャビティー12が形成されることにな
る。
【0004】シリコン基板10及びガラス基板20によ
って構成されたセンサチップ30は、ガラス基板20に
よって下部封止筐体41上に接着されている。又、セン
サチップ30を構成するガラス基板20、及びセンサチ
ップ30が配置された下部封止筐体41には、大気圧導
入用、または被測定圧力と比較する圧力を導入するため
の貫通孔42が形成されている。更に、下部封止筐体4
1と被測定圧力導入のための圧力導入穴44を設けた上
部封止筐体43とは、超音波溶着によってシールされ
る。
【0005】この静電容量型圧力センサにおいては、ダ
イアフラム11に圧力が加わると、圧力の大きさに応じ
てダイアフラム11が変形する。ダイアフラム11の変
形によって、ダイヤフラム11に設けられた可動電極1
3と固定電極21との間のギャップが変化することにな
る。ここで、可動電極13と固定電極21との間には、
c=ξ(A/d)の関係がある。なお、c:静電容量、
ξ:空気の誘電率、A:電極面積、d:電極間ギャップ
である。
【0006】従って、電極間ギャップの変化によって静
電容量が変化することになり、更に、圧力と電極間ギャ
ップとの間には、一定の相関関係があるから、静電容量
を検出することによって圧力を知ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
静電容量形圧力センサでは、図4にセンサチップ30の
断面図を示すように、ガラス基板20上の固定電極21
をキャビティー12内から外部に引き出して電極端子2
3と接続するために、電極引き出し部22は、ガラス基
板20とシリコン基板10との間にギャップ60を設け
る必要がある。そこで、前記電極引き出し部22の気密
性を確保するために、シリコーン樹脂等の絶縁体70に
て封止する構造となっている。
【0008】この場合、封止に使用する樹脂をポッティ
ングする際に、樹脂の粘度や作業条件によって、樹脂の
浸入量が異なり、ダイアフラム11への応力や、前記電
極引き出し部22に発生する浮遊容量が異なり、センサ
特性に影響を与える欠点を有していた。
【0009】従って、本発明の技術的課題は、センサ特
性の安定した静電容量型圧力センサを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、電極が形成さ
れた第1の基板と、圧力に応じて変形するダイアフラム
が形成された第2の基板からなり、前記ダイアフラムと
前記電極とがギャップをおいて互いに対向する関係とな
るように前記第1の基板及び第2の基板とが接合された
センサチップを備え、前記ダイアフラムに加わる圧力に
応じて変化するギャップ幅により前記ダイアフラムに形
成された電極と前記第1の基板に形成された電極との間
の静電容量の変化によって圧力を検出する静電容量型圧
力センサにおいて、前記第1の基板上の電極引き出し部
と前記第2の基板のいずれかに突起部を設け、電極引き
出し部近傍のギャップ幅をその周辺部分のギャップ幅よ
りも狭い構造とし、樹脂系封止剤で封止してなることを
特徴とする静電容量型圧力センサである。
【0011】本発明によれば、電極引き出し部分の第1
の基板と第2の基板で形成されるギャップを樹脂系封止
剤で封止する際に、その周辺部分のギャップよりも小さ
い構造のため、樹脂系封止剤の表面張力で、キャビティ
ー内部への封止剤の浸入量を制限することが可能であ
る。つまり、ダイアフラムへの応力の影響や、電極引き
出し部に発生する浮遊容量のばらつきが小さい、安定し
たセンサ特性を得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面に基づき説明する。
【0013】図1は、本発明の第1の実施の形態の静電
容量型圧力センサの断面図である。図1において、シリ
コン基板10には、圧力に応じて変形するダイアフラム
11が形成され、該ダイアフラム11上に、可動電極1
3が形成されている。ガラス基板20上には、固定電極
21が形成されており、シリコン基板10とガラス基板
20とは、その一部において接合されている。これによ
って、ダイアフラム11の下側には、キャビティー12
が形成されることになる。
【0014】また、ガラス基板20上の固定電極21を
電極引き出し部22を介して外部に引き出すために、ガ
ラス基板20とシリコン基板10との間にギャップ60
を設ける必要がある。そこで、前記電極引き出し部22
の気密性を確保するために、シリコーン樹脂等の絶縁体
70にて封止する構造となっている。ここで、前記シリ
コン基板10の前記電極引き出し部22に対向する部分
のシリコン基板10に突起部14を形成し、前記ギャッ
プ60よりも小さいギャップ61を設けてあり、前記絶
縁体70は、その表面張力により前記ギャップ61の部
分に留まり硬化する。
【0015】図2は、本発明の第2の実施の形態の静電
容量型圧力センサの断面図である。図2において、ガラ
ス基板20の電極引き出し部22上の一部に、絶縁層8
0を形成し、ガラス基板20とシリコン基板10とのギ
ャップ60よりも小さいギャップ61を設けてあり、前
記絶縁体70は、その表面張力により前記ギャップ61
の部分に留まり硬化する。なお、ギャップ幅を狭める突
起部は、第1または第2の基板のいずれか一方、または
両方に設けてもよく、また、前記第1または第2の基板
と一体になるように設けても、他の部材を設けて形成し
てもよい。
【0016】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、樹脂系封止剤の表面張力で、封止剤のキャビティー
への浸入量を制限することが可能であり、ダイアフラム
への応力の影響や、電極引き出し部分に発生する浮遊容
量のばらつきが小さい、安定したセンサ特性を持つ静電
容量型圧力センサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の静電容量型圧力セ
ンサのセンサ部の断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の静電容量型圧力セ
ンサのセンサ部の断面図。
【図3】従来の静電容量型圧力センサの断面図。
【図4】従来の静電容量型圧力センサのセンサ部の断面
図。
【符号の説明】
4 通路 10 シリコン基板 11 ダイアフラム 12 キャビティー 13 可動電極 14 突起部 20 ガラス基板 21 固定電極 22 電極引き出し部 23 電極端子 30 センサチップ 41 下部封止筐体 42 貫通孔 43 上部封止筐体 44 圧力導入穴 60,61 ギャップ 70 絶縁体 80 絶縁層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極が形成された第1の基板と、圧力に
    応じて変形するダイアフラムが形成された第2の基板か
    らなり、前記ダイアフラムと前記電極とがギャップをお
    いて互いに対向する関係となるように前記第1の基板及
    び第2の基板とが接合されたセンサチップを備え、前記
    ダイアフラムに加わる圧力に応じて変化するギャップ幅
    により前記ダイアフラムに形成された電極と前記第1の
    基板に形成された電極との間の静電容量の変化によって
    圧力を検出する静電容量型圧力センサにおいて、前記第
    1の基板上の電極引き出し部と前記第2の基板のいずれ
    かに突起部を設け、電極引き出し部近傍のギャップ幅を
    その周辺部分のギャップ幅よりも狭い構造とし、樹脂系
    封止剤で封止してなることを特徴とする静電容量型圧力
    センサ。
JP24131596A 1996-08-23 1996-08-23 静電容量型圧力センサ Pending JPH1062286A (ja)

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JP24131596A JPH1062286A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 静電容量型圧力センサ

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JPH1062286A true JPH1062286A (ja) 1998-03-06

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JP24131596A Pending JPH1062286A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 静電容量型圧力センサ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008533950A (ja) * 2006-05-09 2008-08-21 ビーエスイー カンパニー リミテッド 付加的なバックチェンバを有し、基板に音響ホールが形成されたシリコンコンデンサマイクロホン

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JP2008533950A (ja) * 2006-05-09 2008-08-21 ビーエスイー カンパニー リミテッド 付加的なバックチェンバを有し、基板に音響ホールが形成されたシリコンコンデンサマイクロホン

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